JP3005189B2 - ストリームデータ転送方法および装置 - Google Patents

ストリームデータ転送方法および装置

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JP3005189B2
JP3005189B2 JP8083579A JP8357996A JP3005189B2 JP 3005189 B2 JP3005189 B2 JP 3005189B2 JP 8083579 A JP8083579 A JP 8083579A JP 8357996 A JP8357996 A JP 8357996A JP 3005189 B2 JP3005189 B2 JP 3005189B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストリームデータ
転送方法および装置に係り、特に、時間情報を含むスト
リームデータ転送方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像・通信・放送・コンピュータ
等の統合化であるマルチメディア分野の技術が発展して
いる。この中で、オーディオ・ビジュアル情報のディジ
タル統一フォーマットである情報圧縮の国際標準である
MPEG(Moving Picture Experts Group)が中心技術
としての役割を担っている。特に放送メディアも考慮さ
れたMPEG2の標準化作業はその牽引役を果たしてき
た。すなわち、それまでに標準化されたテレビ電話やテ
レビ会議等を対象とした動画像通信のための符号化方式
とは異なり、膨大な情報量を圧縮し、ディジタル蓄積メ
ディアに蓄積された情報に対して対話的操作や特殊な操
作をともなうアプリケーションにも対応する符号化方式
を提供するのである。最近、当初の検討対象であった符
号化方式のMPEG2の標準化作業が一段落し、次の技
術検討要求としてMPEG2の応用サービスへと関心が
移行しつつある。その応用サービスとして、例えばMP
EG2とコンピュータ・ネットワークを融合することに
より、ユーザの要求に応じて欲しいときに、欲しい番組
を見ることのできるビデオ・オン・デマンド(以下、V
ODと呼ぶ)・サービス等の双方向マルチメディア・サ
ービスの商用化実験が開始されている。VODサービス
には、映像情報の生産者であるコンテンツ・プロバイ
ダ、情報提供者であるインフォメーション・プロバイ
ダ、その情報の消費者であるエンド・ユーザ、その間の
情報配信を行うネットワーク・プロバイダが存在する。
また、特に、VODサービスのシステムの主要素とし
て、アプリケーション・サーバ、広帯域ネットワーク、
セット・トップ・ユニット(STU)がある。アプリケ
ーション・サーバは、映像情報とこれを制御するアプリ
ケーション・ソフトウェアを一括して蓄積保持し、エン
ド・ユーザの要求に応じて選択的にエンド・ユーザ機器
へと送信する。ディジタル映像情報蓄積媒体の低価格化
と大量の同時アクセスに対する耐久性が重要となる。ま
た、広帯域ネットワークは、本格的な映像情報配信アプ
リケーションのために数Mbps単位の情報伝達が可能
なものが必要となる。その中で、アクセス・ネットワー
クでは、光ファイバ、同軸、ツィストペア・ケーブル
(電話線)、衛星など多様な伝達媒体が考えられ、技術
開発が試みられている。また、セット・トップ・ユニッ
トとは、エンド・ユーザ宅内に置かれ、広帯域伝送路を
終端するとともに、アプリケーション・サーバからのデ
ィジタル情報を解読して、種々のアプリケーションを実
行し、またエンド・ユーザからの要求をアプリケーショ
ン・サーバに伝える役割をする。セット・トップ・ユニ
ットでは、目的のアプリケーションや映像情報に的確に
到達できるようにするナビゲーション技術が重要とな
る。
【0003】また、このVODを中心として、ムービー
・オン・デマンド、テレショッピング、ネットワーク・
ゲーム、ニュース・オン・デマンド、遠隔教育など、ア
プリケーションの開発も行われてきている。ここで、こ
のような対話的操作や特殊な操作をともなうアプリケー
ションを現実のものとするためには、データベース化の
技術、特殊再生を指示するコマンドとそれに対する制御
およびデータを送受するための通信プロトコル等のMP
EG符号化ビット・ストリームを制御する仕組みの体系
化が必要となっていた。このため、ディジタル蓄積メデ
ィア・コマンド・アンド・コントロール(Digital Stor
age Media-Command and Control、以下DSM−CCと
呼ぶ)の標準化が開始された。DSM−CCとは、ディ
ジタル蓄積メディアに蓄積されたオーディオ・ビジュア
ル情報のビット・ストリームに対する基本的な制御機能
や操作方法を与える、トランスポート層とアプリケーシ
ョン層との間に位置するプロトコルである。
【0004】また、急速な技術革新に対して、早期にタ
イムリーな双方向マルチメディア・サービス関連技術標
準の世界的合意を得るために、民間の標準化団体として
DAVIC(Digital Audio-Visual Council)が設立さ
れた。そして、ネットワークで接続され、広域に分散し
たクライアントとサーバ間を1対1、1対多、多対多の
接続を可能とするMPEGストリームやその他のデータ
を利用するためのコマンドと制御方式の必要性について
の議論が開始され、DSM−CCはMPEG2システム
の拡張として位置づけられた。
【0005】VODの実現のためには、クライアント内
のサービス要求処理プログラムとサーバ内のサービス応
答処理プログラム間のリンクの設立を制御するセッショ
ンの管理、セッションにおいてクライアントとサーバ間
で直接送受するMPEG2システムのストリームを取り
出すためのコマンドの準備およびそのコマンドに応じて
符号化したオーディオ・ビデオメディア情報を送受する
ために圧縮符号化するしくみが必要となる。この中で、
オーディオ・ビデオメディア情報を送受するしくみに関
してはMPEG2で既に規定されており、DSM−CC
は残りのセッションの管理およびコマンドの準備に関し
てMPEG2の拡張として規定している。 図12はV
ODにおけるサーバとクライアントの接続を示す図であ
る。サーバ111は単数のクライアント112または複
数のクライアント113に接続されている。また、サー
バ111と単数のクライアント112または複数のクラ
イアント113はMPEGストリームおよび要求応答コ
マンドの送受信が可能である。DSM−CCはこの接続
とコマンドの送受信を規定している。
【0006】DSM−CCは、まず使用するディジタル
蓄積メディア(Digital Storage Media、以下DSMと
呼ぶ)が動作する種々のオペレーティング・システム
(Operating System)と無関係である。また、DSM−
CCは、DSMと独立である。また、DSM−CCは、
DSMの存在位置がローカルであってもリモートであっ
ても独立である。さらに、DSM−CCは、インターフ
ェースが下位の通信プロトコルと独立である。したがっ
て、このような特徴により、エンド・ユーザはDSMに
固有の操作手順に無関係にMPEGビット・ストリーム
を取り扱うことができるため、DSM−CCは非常に使
いやすいプロトコルである。
【0007】図13はDSM−CCの機能参照モデルを
示しており、ネットワーク155を介したシグナリン
グ、制御、ユーザとユーザ間のメッセージングの概要を
表している。メッセージングの機能を、SRM(Sessio
n and Resource Manager;セッション&資源管理プログ
ラム)が有するセッション、コネクション、コンフィギ
ュレーション、およびユーザとユーザとの間(以下、ユ
ーザ−ユーザと呼ぶ)の4種類の機能エンティティの種
別で分類している。
【0008】セッション、コネクション、コンフィギュ
レーションの機能エンティティは、クライアント15
1、サーバ152、ネットワーク155に実装される。
クライアント151、またはサーバ152内のセッショ
ン、コネクション、コンフィギュレーションの機能エン
ティティと、ネットワーク155内に存在してそれらに
相対する機能エンティティとの間の相互動作を規定する
プロトコルをユーザ・ネットワーク・プリミティブ15
3という。ただし、ネットワーク155内に存在する機
能エンティティは、クライアント及びサーバ内にあるU
−Nの機能エンティと独立して存在しているだけであ
り、その存在する実際の位置は問わない。
【0009】また、ユーザ−ユーザの機能エンティティ
は、ユーザつまりクライアント151とサーバ152に
のみ実装される。クライアント151とサーバ152に
ある機能エンティティ間の直接の相互動作を規定するプ
ロトコルをDSM−CCプロトコルのうちユーザ・ユー
ザ・プリミティブ154という。ここで、プリミティブ
とは、機能要素という意味で、ユーザ(クライアント1
51またはサーバ152)やネットワーク間でやりとり
される基本的なプロトコル・メッセージ群やコマンド群
等を意味する。概略的に説明すると、ユーザ・ネットワ
ーク・プリミティブ(以下、U−Nプリミティブと呼
ぶ)によってネットワークとの接続および切断の手段を
提供し、ユーザ・ユーザ・プリミティブ(以下、U−U
プリミティブと呼ぶ)によってネットワーク155で接
続されたクライアント151とサーバ152間で直接デ
ータ通信する手段を提供する。
【0010】次に、U−Uプリミティブの説明をする。
U−Uプリミティブは、主にOSI(Open System Inte
rconnection;開放型システム間相互接続)参照モデル
の第7層(アプリケーション層)とアプリケーションと
のインタフェースを定義している。U−Uプリミティブ
は、MPEGストリームの転送システムを用いて、広範
囲のマルチメディア・アプリケーションを実行可能とす
るものである。
【0011】ところで、U−Uプリミティブは、コア・
インタフェースと拡張インタフェースに分類される。コ
ア・インタフェースとは、サーバ・システムが実現する
最小限のプリミティブ群をいい、拡張インタフェースは
その他の有用なプリミティブ群をいう。図14は、コア
・インタフェースに含まれるプリミティブ群(ベース、
アクセス、ネーミングコンテキスト等)および各プリミ
ティブのインタフェース(クローズ、デストロイ等)を
示している。
【0012】抽象インタフェースは、複数のオブジェク
トに対して利用されるように定義されており、派生イン
タフェースは、ある特定のオブジェクトを利用するため
に定義されている。例えば、ベース・プリミティブにあ
るクローズは、ストリーム・オブジェクト、ファイル・
オブジェクトの操作を終了する際のインタフェースであ
るが、他のオブジェクトに対しても同じ操作を行うこと
ができるよう共通のインタフェース定義をおこなってい
る。このことをインタフェースの継承と呼んでいる。図
15はこのコア・インタフェースの継承を示している。
ストリーム・オブジェクトおよびファイル・オブジェク
トには、ベース・プリミティブおよびアクセス・プリミ
ティブからの継承によるインタフェース定義があり、デ
ィレクトリ・オブジェクトにはアクセス・プリミティブ
およびネーミングコンテキスト・プリミティブからの継
承によるインタフェース定義がある。また、サービスゲ
ートウェイ・オブジェクトは、ディレクトリ・プリミテ
ィブを通し、アクセス・プリミティブおよびネーミング
コンテキスト・プリミティブからの継承によるインタフ
ェース定義がある。なお、オブジェクトとは、サーバ内
にあってサービスを提供する実体に対応しており、クラ
イアントからのリクエストに対して対応するデータを用
いて処理を施し、その結果をクライアントに提示する動
作をおこなうものである。
【0013】次に各プリミティブの簡単な説明をおこな
う。コア・インタフェースに含まれるプリミティブに
は、ベース・プリミティブ、アクセス・プリミティブ、
ネーミング・プリミティブ、イベント・プリミティブ、
ストリーム・プリミティブ、ディレクトリ・プリミティ
ブおよびサービス・ゲートウェイ・プリミティブがあ
る。
【0014】ベース・プリミティブは、すべてのオブジ
ェクトに共通の操作に使用され、プリミティブはオブジ
ェクトへのアクセス終了やオブジェクトの消去プリミテ
ィブを特定するプリミティブである。アクセス・プリミ
ティブは、アクセス制御のための共通のインタフェース
を提供するプリミティブである。
【0015】ネーミング・プリミティブは、DSM−C
Cでのオブジェクトに対する名前空間を扱うプリミティ
ブである。ストリーム・プリミティブは、MPEGビッ
ト・ストリームに対するコマンドと制御に関するプリミ
ティブである。いわば、MPEGフォーマットの連続的
なオーディオ・ビジュアル情報を扱うときにVCR(Vi
deo Cassette Recoder)で行うような操作を実現するの
である。例えば、ストリームの開始点からの時間軸上の
絶対位置を示し秒単位または小数点以下の秒単位で指定
できるノーマル・プレイ・タイムによって、ストリーム
の再生および停止等の指定ができ、また再生モードを実
行するどのプリミティブも順方向および逆方向操作を制
御できるスケールパラメータを指定できる。なお、ノー
マル・プレイ・タイムは、ストリームの開始点を0で表
し、正の値のみ存在するとともに転送しなければ増加し
ないものである。このストリーム・プリミティブは、ス
トリームに対するコマンドと制御に関するものである。
【0016】ディレクトリ・プリミティブは、サービス
やデータなどのオブジェクトと意味のある名前を割り付
けるための名前空間を提供するプリミティブである。こ
のようなDSM−CCの技術は、「Extension for Digi
tal Storage MediaCommand & Control :ISO/IEC 13818
part 6 (DIS: Draft International Standard)」に規
定されている。
【0017】ところで、ストリームデータの転送状態を
ある状態から所定の状態へ遷移させることをあらかじめ
決定している機械をストリーム・ステート・マシンと呼
んでいる。このストリーム・ステート・マシンにおい
て、状態遷移を起こさせるコマンドとして、ポーズ、リ
ジューム、プレイ、ジャンプおよびリセットの命令が定
義されている。このストリーム・ステート・マシンの状
態遷移はできるだけ短時間に起こさせる必要があるが、
ストリームの状態に対して前記の各命令が入力されると
複雑な状態遷移を行う。したがって、完全なストリーム
・ステート・マシンの状態遷移をそのまま規定すると、
ストリーム・ステート・マシンが非常に複雑で膨大なも
のとなってしまう。
【0018】そこで、プレイおよびジャンプは他のコマ
ンドで表すことができることからポーズ、リジュームお
よびリセット、さらに転送開始点および転送終了点への
到達の5つが、ストリーム・ステート・マシンに対して
状態遷移を起こさせる要因、すなわちイベントとなるこ
とを利用して、図16のようなコマンドを制限したスト
リーム・ステート・マシンが”ISO/IEC 13818 part 6
(DIS)”に示されている。これにより、ストリーム・ス
テート・マシンの簡略化がなされている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のストリーム・ステート・マシンにおいて
も、まだ各ストリームデータの状態に対する状態遷移を
行う処理量が膨大になるという問題があった。すなわ
ち、図16には図が複雑になるため便宜上省略されてい
るが、ポーズ、トランスポート、トランスポート・ポー
ズ、サーチ・トランスポート、サーチ・トランスポート
・ポーズおよびポーズ・サーチ・トランスポートの6つ
の各ストリームモード毎に5種類のイベントが入力され
た場合の可能性、すなわち合計30種類もの状態遷移の
可能性を考慮しなければならない。そして、考慮しなけ
ればならないイベントが1つ加わる毎に6種類の状態遷
移の可能性を追加する必要が生じる。また、従来のスト
リーム・ステート・マシンでは、ストリームデータの最
後尾まで転送されて休止している状態であるエンド・オ
ブ・ストリームと、ストリームデータの先頭または途中
で休止している状態であるポーズと、を明確に区別する
ことができない。さらに、ストリーム・ステート・マシ
ンそのものが肥大化してしまうという問題があった。し
たがって、ストリーム・ステート・マシンのストリーム
モード状態遷移動作の効率化およびストリーム・ステー
ト・マシンの簡素化が十分に図れないという問題があっ
た。
【0020】さらに、従来のストリーム・ステート・マ
シンは、例えばトランスポート、サーチ・トランスポー
トおよびポーズ・サーチ・トランスポートは、現在の転
送状態のみを考慮すれば同じ動作状態にあるが、転送開
始点および転送終了点がそれぞれ有意か否かの差異のみ
によりそれぞれ別々のストリーム・ステート・マシンの
状態としている。このため、ストリーム・ステート・マ
シンの管理が非効率的となり、またストリーム・ステー
ト・マシンのストリームモードの遷移処理が複雑になっ
てしまうという問題があった。したがって、ストリーム
・ステート・マシンを簡素化するとともに効果的に管理
することができなかった。
【0021】そこで、本発明は、現在のストリームデー
タの動作を表す状態間で判断した後にストリームデータ
の転送開始点および転送終了点に基づきストリームモー
ドを判断するように構成することにより、ストリームモ
ード毎に状態遷移する場合より遷移の可能性を減少さ
せ、また、ストリームデータの遷移を判断する処理量を
削減することにより、ストリームデータの状態の制御の
簡素化および効率化を図ることができるストリームデー
タ転送方法および装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、伝達情報および転送位置情報
に関するストリームデータを蓄積する蓄積手段と、複数
のうちいづれかである前記ストリームデータの転送状態
を選択するとともに前記ストリームデータを要求する転
送状態選択要求手段と、前記転送状態選択要求手段から
の要求に基づいて前記ストリームデータの転送状態を制
御する制御手段と、前記制御手段の制御に基づいて前記
ストリームデータを蓄積手段から前記転送状態選択要求
手段に転送する転送手段と、を備えたストリームデータ
転送装置において、前記制御手段は前記ストリームデー
タの転送開始点および転送終了点を検出する転送位置検
出手段と、前記転送開始点および前記転送終了点に基づ
き前記ストリームデータの転送状態を判断する転送状態
判断手段と、を有することを特徴とする。
【0023】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載の発明において、前記転送位置検
出手段が前記転送開始点および前記転送終了点のそれぞ
れが前記選択されたストリームデータの転送状態に対し
て必要な値かを表す2値で検出し、前記転送状態判断手
段が前記転送開始点および前記転送終了点それぞれの前
記2値の組合せから前記転送状態を判断することを特徴
とする。
【0024】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載の発明において、前記転送状態判
断手段が前記ストリームデータの転送状態を、前記スト
リームデータが現在休止中であることを表す第1のスト
リームモード系と、前記ストリームデータが現在検索中
であることを表す第2のストリームモード系と、前記ス
トリームデータが現在転送中であることを表す第3のス
トリームモード系と、の3つのストリームモード系に基
づいて判断することを特徴とする。
【0025】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載の発明において、前記転送手段が
前記転送状態選択要求手段からの要求に基づいて前記ス
トリームデータの転送状態を前記制御手段に応答する転
送状態応答手段、を有することを特徴とする。請求項5
記載の発明は、上記課題を解決するため、請求項1記載
の発明において、前記転送位置情報が、前記ストリーム
データの先頭を0とし、先頭からの転送経過に基づいて
前記ストリームデータ中に割当てられることを特徴とす
る。
【0026】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載の発明において、前記転送状態選
択要求手段からの要求が前記転送終了点を設定し、前記
転送位置情報が前記転送終了点の値に等しくなるとき前
記ストリームデータの転送を終了することを表すポーズ
命令と、前記転送開始点を設定し、前記転送位置情報が
前記転送開始点の値に等しくなるとき前記ストリームデ
ータの転送を開始することを表すリジューム命令と、前
記転送開始点および前記転送終了点を設定し、前記転送
位置情報が前記転送開始点の値に等しくなるとき前記ス
トリームデータの転送を開始し、また前記転送位置情報
が前記転送終了点の値に等しくなるとき前記ストリーム
データの転送を終了することを表すプレイ命令と、前記
転送開始点および前記転送終了点を設定し、前記転送位
置情報が前記転送終了点の値に等しくなるとき前記スト
リームデータの転送を終了し、また前記転送位置情報が
前記転送開始点の値に等しくなるとき前記ストリームデ
ータの転送を開始することを表すジャンプ命令と、前記
ストリームデータの転送状態の応答を要求することを表
すステータス命令と、前記各命令をキャンセルすること
を表すリセット命令と、からなることを特徴とする。
【0027】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載の発明において、前記転送手段
が、前記制御手段からの、前記ストリームデータの転送
開始点を設定することを表すセットスタート命令、既に
設定されている前記ストリームデータの転送開始点を検
索し、前記転送位置情報が前記転送開始点の値と等しく
なるとき転送開始を指示することを表すサーチアンドス
タート命令、前記ストリームデータの前記転送終了点を
設定することを表すセットストップ命令、現在の検索の
終了または前記ストリームデータの転送を終了するとと
もに前記ストリームデータの転送開始点として現在の転
送位置情報を設定するように指示することを表すストッ
プナウ命令、のうちいづれか一つまたは複数の入力に基
づいて、前記ストリームデータの転送を制御することを
特徴とする。
【0028】請求項8記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項3記載の発明において、前記第1のスト
リームモード系は、前記ストリームデータの先頭または
途中で休止していることを表すポーズと、前記ストリー
ムデータが最後尾まで転送されて休止していることを表
すエンド・オブ・ストリームと、からなり、前記第2の
ストリームモード系は、現在設定された転送開始点を検
索中であり、前記ストリームデータの転送位置情報が前
記転送開始点の値と等しくなるとき前記ストリームデー
タの転送が開始されることを表すサーチ・トランスポー
トと、現在設定された転送開始点を検索中であり、前記
ストリームデータの転送位置情報が前記転送開始点の値
と等しくなるとき前記ストリームデータの転送が開始さ
れ、さらに前記ストリームデータの転送位置情報が前記
転送終了点の値と等しくなるとき前記ストリームデータ
の転送が終了することを表すサーチ・トランスポート・
ポーズと、からなり、前記第3のストリームモード系
は、前記ストリームデータが転送中であることを表すト
ランスポートと、前記ストリームデータが転送中であ
り、前記ストリームデータの転送位置情報が設定された
転送終了点の値と等しくなるとき前記ストリームデータ
の転送が終了することを表すトランスポート・ポーズ
と、前記ストリームデータが転送中であり、前記ストリ
ームデータの転送位置情報が設定された転送終了点の値
と等しくなるとき前記ストリームデータの転送が終了
し、また設定された転送開始点を検索し、さらに前記ス
トリームデータの転送位置情報が前記転送開始点の値と
等しくなるとき前記ストリームデータの転送が開始する
ことを表すポーズ・サーチ・トランスポートと、からな
ることを特徴とする。
【0029】請求項9記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項4記載の発明において、前記転送状態選
択要求手段からの要求に基づいて、前記転送状態応答手
段が前記制御手段に、前記ストリームデータの転送を開
始したことを表す第1の応答と、前記ストリームデータ
の転送を休止したことを表す第2の応答と、前記ストリ
ームデータの転送を停止したことを表す第3の応答と、
を応答することを特徴とする。請求項10記載の発明
は、上記課題を解決するため、請求項6記載の発明にお
いて、前記制御手段が前記転送状態選択要求手段からの
要求が前記ジャンプ命令のとき、該ジャンプ命令を前記
ポーズ命令と前記リジューム命令とに分解し、また前記
転送状態選択要求手段からの要求が前記プレイ命令のと
き、該プレイ命令を前記リジューム命令と前記ポーズ命
令とに分解する命令分解手段、を有することを特徴とす
る。
【0030】請求項11記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項6記載の発明において、前記転送状態
選択要求手段からの要求が、直ちに前記ストリームデー
タの転送を休止することを表すポーズ・ナウ命令と、現
在設定されている転送開始点より先に設定された転送終
了点で転送を休止することを表すポーズ・ストップアー
リー命令と、を含むことを特徴とする。
【0031】請求項12記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項6記載の発明において、前記転送位置
情報は前記ストリームデータの先頭を0とし先頭からの
経過時間に基づいて前記ストリームデータ中に割当てら
れ、前記転送状態選択要求手段からの要求が前記ステー
タス命令のとき、現在の前記ストリームデータの転送状
態および現在の転送位置情報を前記転送状態選択要求手
段に応答することを特徴とする。
【0032】請求項13記載の発明は、上記課題を解決
するため、伝達情報および転送位置情報に関するストリ
ームデータについて複数のうちいづれかである該ストリ
ームデータの転送状態を選択するとともに前記ストリー
ムデータを要求する転送状態選択要求工程と、該転送状
態選択要求工程の要求に基づいて前記ストリームデータ
の転送開始点および転送終了点を検出する転送時刻検出
工程と、該転送開始点および前記転送終了点に基づき前
記ストリームデータの転送状態を判断する転送状態判断
工程と、該転送状態判断工程の判断に基づき前記ストリ
ームデータを転送する転送工程と、を有することを特徴
とする。
【0033】請求項14記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項13記載の発明において、前記転送時
刻検出工程が、前記転送開始点および前記転送終了点の
それぞれが前記選択されたストリームデータの転送状態
に対して必要な値かを表す2値で検出し、前記転送状態
判断工程が、前記転送開始点および前記転送終了点それ
ぞれの前記2値の組合せから前記転送状態を判断するこ
とを特徴とする。
【0034】請求項15記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項13記載の発明において、前記転送状
態判断工程が前記ストリームデータの転送状態を、前記
ストリームデータが現在休止中であることを表す第1の
ストリームモード系と、前記ストリームデータが現在検
索中であることを表す第2のストリームモード系と、前
記ストリームデータが現在転送中であることを表す第3
のストリームモード系と、の3つのストリームモード系
に基づいて判断することを特徴とする。
【0035】請求項16記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項13記載の発明において、前記転送状
態選択要求工程の要求に基づいて前記ストリームデータ
の転送状態を応答する転送状態応答工程、を有すること
を特徴とする。請求項17記載の発明は、上記課題を解
決するため、請求項13記載の発明において、前記転送
位置情報が前記ストリームデータの先頭を0とし、先頭
からの転送経過に基づいて前記ストリームデータ中に割
当てられることを特徴とする。
【0036】請求項18記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項13記載の発明において、前記転送状
態選択要求工程の要求が前記転送終了点を設定し、前記
転送位置情報が前記転送終了点の値に等しくなるとき前
記ストリームデータの転送を終了することを表すポーズ
命令と、前記転送開始点を設定し、前記転送位置情報が
前記転送開始点の値に等しくなるとき前記ストリームデ
ータの転送を開始することを表すリジューム命令と、前
記転送開始点および前記転送終了点を設定し、前記転送
位置情報が前記転送開始点の値に等しくなるとき前記ス
トリームデータの転送を開始し、また前記転送位置情報
が前記転送終了点の値に等しくなるとき前記ストリーム
データの転送を終了することを表すプレイ命令と、前記
転送開始点および前記転送終了点を設定し、前記転送位
置情報が前記転送終了点の値に等しくなるとき前記スト
リームデータの転送を終了し、また前記転送位置情報が
前記転送開始点の値に等しくなるとき前記ストリームデ
ータの転送を開始することを表すジャンプ命令と、前記
ストリームデータの転送状態の応答を要求することを表
すステータス命令と、前記各命令をキャンセルすること
を表すリセット命令と、からなることを特徴とする。
【0037】請求項19記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項13記載の発明において、前記転送工
程が、前記ストリームデータの転送開始点を設定するこ
とを表すセットスタート命令、既に設定されている前記
ストリームデータの転送開始点を検索し、前記転送位置
情報が前記転送開始点の値と等しくなるとき転送開始を
指示することを表すサーチアンドスタート命令、前記ス
トリームデータの前記転送終了点を設定することを表す
セットストップ命令、現在の検索の終了または前記スト
リームデータの転送を終了するとともに前記ストリーム
データの転送開始点として現在の転送位置情報を設定す
るように指示することを表すストップナウ命令、のうち
いづれか一つまたは複数の命令に基づいて転送を制御す
る転送制御工程、を有することを特徴とする。
【0038】請求項20記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項15記載の発明において、前記第1の
ストリームモード系は、前記ストリームデータの先頭ま
たは途中で休止していることを表すポーズと、前記スト
リームデータが最後尾まで転送されて休止していること
を表すエンド・オブ・ストリームと、からなり、前記第
2のストリームモード系は、現在設定された転送開始点
を検索中であり、前記ストリームデータの転送位置情報
が前記転送開始点の値と等しくなるとき前記ストリーム
データの転送が開始されることを表すサーチ・トランス
ポートと、現在設定された転送開始点を検索中であり、
前記ストリームデータの転送位置情報が前記転送開始点
の値と等しくなるとき前記ストリームデータの転送が開
始され、さらに前記ストリームデータの転送位置情報が
前記転送終了点の値と等しくなるとき前記ストリームデ
ータの転送が終了することを表すサーチ・トランスポー
ト・ポーズと、からなり、前記第3のストリームモード
系は、前記ストリームデータが転送中であることを表す
トランスポートと、前記ストリームデータが転送中であ
り、前記ストリームデータの転送位置情報が設定された
転送終了点の値と等しくなるとき前記ストリームデータ
の転送が終了することを表すトランスポート・ポーズ
と、前記ストリームデータが転送中であり、前記ストリ
ームデータの転送位置情報が設定された転送終了点の値
と等しくなるとき前記ストリームデータの転送が終了
し、また設定された転送開始点を検索し、さらに前記ス
トリームデータの転送位置情報が前記転送開始点の値と
等しくなるとき前記ストリームデータの転送が開始する
ことを表すポーズ・サーチ・トランスポートと、からな
ることを特徴とする。
【0039】請求項21記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項16記載の発明において、前記転送状
態応答工程が、前記転送状態選択要求工程の要求に基づ
いて、前記ストリームデータの転送を開始したことを表
す第1の応答と、前記ストリームデータの転送を休止し
たことを表す第2の応答と、前記ストリームデータの転
送を停止したことを表す第3の応答と、を応答すること
を特徴とする。
【0040】請求項22記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項18記載の発明において、前記転送状
態選択要求工程の要求が前記ジャンプ命令のとき、該ジ
ャンプ命令を前記ポーズ命令と前記リジューム命令とに
分解し、また前記転送状態選択要求工程の要求が前記プ
レイ命令のとき、該プレイ命令を前記リジューム命令と
前記ポーズ命令とに分解する命令分解工程、を有するこ
とを特徴とする。
【0041】請求項23記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項18記載の発明において、前記転送状
態選択要求工程の要求が、現在の転送位置情報に基づい
てストリームデータの転送を終了することを表すポーズ
・ナウ命令と、現在設定されている転送開始点より先に
設定された転送終了点で転送を終了することを表すポー
ズ・ストップアーリー命令と、を含むことを特徴とす
る。
【0042】請求項24記載の発明は、上記課題を解決
するため、請求項18記載の発明において、前記転送位
置情報は前記ストリームデータの先頭を0とし先頭から
の経過時間に基づいて前記ストリームデータ中に割当て
られ、前記転送状態選択要求工程の要求が前記ステータ
ス命令のとき、現在の前記ストリームデータの転送状態
および現在の転送位置情報を応答することを特徴とす
る。
【0043】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のストリームデー
タ転送装置の概要を説明するための図である。クライア
ント10がサーバ11に対してストリームデータの転送
制御命令を送信すると、その転送制御命令は第1の通信
路P1を介してサーバ11に送信される。また、サーバ
11は、クライアント10からのストリームデータの転
送制御命令に対する応答を第2の通信路P2を介してク
ライアント10に送信するとともにDSM12から対象
となるストリームデータを取り出し、第3の通信路P3
を介してストリームデータをクライアント10に送信す
る。そして、デコーダ13がクライアント10からスト
リームデータを受信し復号器によりストリームデータを
復号化して所望のビデオ映像等を得ることができる。な
お、通信路P1、P2およびP3はISDN(Integrat
ed Services Digital Network;サービス総合ディジタ
ル網)やATM(Asynchronous Transfer Mode;非同期
転送モード)ネットワーク等の大規模ネットワークから
小規模なLAN(Local Area Network)まで様々な形態
が適用できる。また、通信路P1、P2およびP3はネ
ットワークを介在しなくてもよく、例えばSCSI(Sm
all Computer System Interface)バス等のバスであっ
てもよいし、あるいは衛星通信のような電波を使ったも
のでもよい。
【0044】図2は、本発明のストリームデータ転送装
置、つまりサーバ11を構成するコンピュータ・システ
ムを示している。本発明のストリームデータ転送装置の
システムは、CPU(Central Processing Unit)21
と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Rand
om Access Memory)23と、通信制御部24と、VSE
(ビデオ・サーバ・エンジン)25と、バス26とから
構成されている。通信制御部24は、クライアント10
からのストリームデータの転送制御命令、サーバ11か
らのクライアント10への転送制御命令に対する応答お
よびストリームデータに係わる通信制御をおこなう。ま
た、対象となるストリームデータをDSM12からアク
セスして取り出し、クライアント10に転送する際の転
送状態の制御をVSE25がおこなう。
【0045】図3は、サーバ11内の主な機能モジュー
ル、クライアント10およびDSM12の関係を示して
いる。図に示す通りサーバ11は、BOA(Basic Obje
ct Adaptor:ベーシック・オブジェクト・アダプタ)3
0、ストリームオブジェクト40、VSE(Video Serv
er Engine)50からなる。ここで、BOA30および
ストリームオブジェクト40は通常ソフトウェアとして
実現されるもので、ROM22または図2には示されな
い二次記憶装置から必要に応じてRAM23上に読み込
まれて生成される。そして、動作リクエストに応じてR
AM23からCPU21にロードされて動作する。
【0046】BOA30は、クライアント10からのリ
クエストによる転送要求を受信し、対応するストリーム
・オブジェクト40に受け渡すものである。ストリーム
・オブジェクト40は、BOA30からのストリーム転
送要求を受けとり、ストリームデータの転送状態を管理
しVSE50に要求指示を与えるストリーム・ステート
・マシン42を保持するものである。このストリーム・
オブジェクト40は所望のストリームデータ毎に生成さ
れ、その内部にある図5に示すストリーム・プリミティ
ブ・インターフェース41およびストリーム・ステート
・マシン42も同時に生成される。
【0047】VSE50は、ストリーム・オブジェクト
40からの転送要求指示に基づいて、DSM12からの
ストリームデータをクライアント10に転送するもので
ある。図4は、DSM−CCで定義しているストリーム
モードと転送状態を説明するための図である。図4の中
の転送開始点(rStart)、転送終了点(rStop)および
スケール(Scale)は、それぞれストリームデータの転
送を開始および終了する位置および転送中の速度を示す
係数を表す。これらは、いずれもクライアント10が指
定し、時間指定の指標としてノーマル・プレイ・タイム
が使われる。なお、時間は左から右に流れるものとす
る。
【0048】以下、図4の各ストリームモードを説明す
る。ポーズ(Pause、記号表示Pで表す。)は、モード
検査時点でストリームデータの転送は休止中であること
を意味する。現在のノーマル・プレイ・タイムであるN
PTcの値はモード検査時点以降変化しない。なお、転
送開始点および転送終了点は本ストリームモードの動作
に対して不必要な情報なので、無意な値である。
【0049】トランスポート(Transport、記号表示T
で表す。)は、モード検査時点でストリームデータを転
送中であることを意味する。スケールの値によりストリ
ームデータの転送速度を指定することができる。なお、
転送開始点および転送終了点は本ストリームモードの動
作に対して不必要な情報なので、無意な値である。トラ
ンスポート・ポーズ(Transport Pause、記号表示TP
で表す。)は、モード検査時点でストリームデータを転
送中であり、ノーマル・プレイ・タイムが転送終了点の
値になるとき転送を終了することを意味する。また、転
送終了以後は、ノーマル・プレイ・タイムは変化しな
い。トランスポート・ポーズとトランスポートとの違い
は、前者が転送終了点が分かっているのに対し、後者は
転送終了点が分かっていないことである。なお、この場
合、転送開始点は本ストリームモードの動作に対して不
必要な情報なので、無意な値である。
【0050】サーチ・トランスポート(Search Transpo
rt、記号表示STで表す。)は、モード検査時点でスト
リームデータを検索中であり、ノーマル・プレイ・タイ
ムが転送開始点の値になるとき転送開始することを意味
する。後述のサーチ・トランスポート・ポーズとサーチ
・トランスポートとの違いは、前者が転送終了点が既知
であるのに対し、後者は転送終了点が既知でない点であ
る。つまり、転送終了点は本ストリームモードの動作に
対して不必要な情報なので、無意な値である。
【0051】サーチ・トランスポート・ポーズ(Search
Transport Pause、記号表示STPで表す。)は、モー
ド検査時点でストリームデータを検索中であり、ノーマ
ル・プレイ・タイムが転送開始点の値になるとき転送開
始し、ノーマル・プレイ・タイムが転送終了点の値にな
るとき転送を終了することを意味する。なお、この場
合、転送開始点および転送終了点は本ストリームモード
の動作に対して必要な情報なので、有意な値である。
【0052】ポーズ・サーチ・トランスポート(Pause
Search Transport、記号表示PSTで表す。)は、モー
ド検査時点でストリームを転送中であるが、ノーマル・
プレイ・タイムが転送終了点の値になるとき転送終了
し、その後転送開始点の値と等しいノーマル・プレイ・
タイムを検索し、ノーマル・プレイ・タイムが転送開始
点の値になるとき転送を再開することを意味する。な
お、転送開始点および転送終了点は、本ストリームモー
ドの動作に対して必要な情報なので、有意な値である。
【0053】エンド・オブ・ストリーム(End of Strea
m、記号表示EoSで表す。)は、ストリームデータの
最後尾まで転送され、休止中であることを意味する。ポ
ーズとの相違点は、エンド・オブ・ストリームが既にス
トリームデータの最後尾まで転送されているのに対し、
ポーズはストリームデータの先頭または途中で休止して
いる点である。なお、転送開始点および転送終了点は、
本ストリームモードの動作に対して不必要な情報なの
で、無意な値である。
【0054】また、図4には示していないが、エラー等
を起こしているためストリームモードの判定が不明なと
き、アンノオン(Unknown、記号表示Uで表す。)によ
り表示される。このように、DSM−CCでのストリー
ムモードは、動作状態(休止中、検索中および転送中の
いずれか)、および転送開始点、転送終了点が意味があ
るか否かの組合せにより表現することができる。
【0055】次にDSM−CC ストリーム・プリミテ
ィブで定義されているコマンドを説明する。ストリーム
・プリミティブには、オープン、ポーズ、リジューム、
プレイ、ジャンプ、リセットおよびステータスの各コマ
ンドがある。オープンは、ストリーム・オブジェクトを
準備中の状態を表し、準備完了後直ちにポーズ状態に遷
移するプリミティブである。ただし、このオープン・プ
リミティブはストリーム・オブジェクトの外部でディレ
クトリ・プリミティブの1つとして準備されている。
【0056】ポーズは、クライアント10が、転送終了
点を設定すると、対象のストリームがノーマル・プレイ
・タイムの指定位置に到達するとき、ストリームデータ
の転送を停止するプリミティブである。また、終了点を
−∞と指定すると直ちに停止することができる。リジュ
ームは、クライアント10が、転送開始点を設定する
と、指定位置からストリームデータの転送を開始するプ
リミティブである。また、スケールによって通常速度に
対する速度比を設定することができる。
【0057】プレイは、クライアント10が転送開始点
と転送終了点を設定してコマンドを発行すると、転送開
始点からストリームデータを転送開始し、転送終了点で
ストリームデータを転送停止するプリミティブである。
スケールによって通常速度に対する速度比を設定するこ
とができる。なお、プレイは、転送開始点と転送終了点
を設定してストリームデータの転送をおこなうことか
ら、リジュームとポーズの組合せと同等なものとして規
定されている。
【0058】ジャンプは、クライアント10が転送開始
点と転送終了点を設定してコマンドを発行すると、スト
リームデータのノーマル・プレイ・タイムが転送終了点
に到達した時点で、転送開始点までストリームデータを
検索し、転送開始点から転送を開始するプリミティブで
ある。スケールによって通常速度に対する速度比を設定
することができる。なお、ジャンプは、転送終了点を設
定してストリームデータの停止を行い、検索後設定され
た転送開始点から転送を開始することから、ポーズとリ
ジュームの組合せと同等なものとして規定されている。
【0059】リセットは、ストリーム・ステート・マシ
ンを初期化できるプリミティブである。このプリミティ
ブにより、不適当なコマンドが発行された後まだ実行さ
れていない場合、先行してコマンドキューに蓄えられた
ストリームデータのコマンドをリセットして再度別のコ
マンドを発行できるプリミティブである。ステータス
は、現在のストリームデータの状態、すなわちストリー
ムのノーマル・プレイ・タイムの位置、スケール値およ
びストリームモードをクライアント10に提示すること
ができるプリミティブである。
【0060】クライアント10がストリームモードを状
態遷移させるコマンドとして、ポーズ、リジューム、プ
レイ、ジャンプ、リセットおよびステータスがストリー
ム・ステート・マシンに入力される。しかし、前述のよ
うにプレイ、ジャンプはポーズ、リジュームの組合せで
表せるので、実際ストリームモードの状態遷移を起こさ
せる要因、すなわちイベントは、ポーズ、リジューム、
リセットのみである。したがって、ポーズ、リジュー
ム、リセットのみをイベントとしてストリーム・ステー
ト・マシンを構成することができることが分かる。
【0061】図5は、本発明のストリームデータ転送装
置のモジュール間のイベント・フローの関係を説明する
ための図である。本発明のストリームデータ転送装置の
イベント・フローは、BOA(Basic Object Adaptor;
ベーシック・オブジェクト・アダプタ)30、ストリー
ム・プリミティブインタフェース41およびストリーム
・ステート・マシン42からなるストリーム・オブジェ
クト40、VSE(Video Server Engine;ビデオ・サ
ーバ・エンジン)50でやり取りされる。ここで、BO
A30は、クライアント10から入力されたコマンドを
ストリーム・オブジェクト40に入力するモジュールで
ある。ストリーム・オブジェクト40はクライアント1
0からのオープンのコマンドにより生成されるモジュー
ルである。ストリーム・プリミティブインタフェース4
1は、BOA30が入力したコマンドを解釈してパラメ
ータをチェック後、コマンドを分解するモジュールであ
る。VSE50は、対象となるストリームデータをDS
Mからアクセスして取り出し、クライアント10に転送
する際の転送状態の制御をおこなう。
【0062】以下、各モジュールにおけるイベントの入
出力について説明する。BOA30は、クライアント1
0から入力された前述のジャンプC1、プレイC2、ポ
ーズC3、リジュームC4、リセットC5のコマンドを
ストリーム・オブジェクト40に入力する。ストリーム
・プリミティブインタフェース41は、BOA30から
入力されたジャンプC1、プレイC2、ポーズC3、リ
ジュームC4、リセットC5のコマンドを解釈してパラ
メータをチェック後、コマンドを分解する。具体的に
は、ジャンプC1をポーズC3およびリジュームC4
に、プレイC2をポーズC3およびリジュームC4に分
解する。このため、ポーズC3、リジュームC4および
リセットC5の3つの命令のみをクライアント10から
ストリーム・ステート・マシン42に入力されるイベン
トとする。
【0063】ストリーム・ステート・マシン42は、ス
トリーム・プリミティブインタフェース41から入力さ
れたポーズM1、リジュームM2、リセットM3のコマ
ンドを、セットスタートS1、サーチアンドスタートS
2、セットストップS3、ストップナウS4のコマンド
に変換してVSE50に受け渡す。セットスタートS1
は、ストリームデータの転送開始点を設定するコマンド
である。サーチアンドスタートS2は、既設定の転送開
始点を検索し、その点からストリームデータの転送を開
始するよう指示するコマンドである。セットストップS
3は、ストリームデータの転送終了点を設定するコマン
ドである。ストップナウS4は、現在の検索またはスト
リームデータの転送動作を直ちに終了し、現在のノーマ
ル・プレイ・タイムを転送開始点の値に設定するよう指
示するコマンドである。
【0064】VSE50は、セットスタートS1、サー
チアンドスタートS2、セットストップS3、ストップ
ナウS4のイベントがストリーム・ステート・マシン4
2から入力される。これらのイベントおよび転送開始
点、転送終了点の組合せによりストリームデータの状態
遷移の動作を表すことができる。VSE50は、これら
のイベントに基づき、実際にストリームデータの転送を
制御する。
【0065】さらに、VSE50が制御の対象となった
ストリームデータの転送状態に係わる応答をストリーム
・ステート・マシン42に送信する。このように構成す
ることにより、応答信号に基づいてストリームデータの
転送状態遷移をおこさせることができる。この応答信号
には、ストリームデータの転送を開始したことを表すト
ランスファースタートR1と、ストリームデータの途中
まで転送して転送終了点で休止したことを表すパスドス
トップR2と、ストリームデータの最後尾まで転送して
停止したことを表すカムトゥーエンドR3と、が含まれ
ている。
【0066】また、クライアント10がストリームデー
タの転送状態の応答を要求するコマンドであるステータ
スC6を発行できる。さらに、このステータスC6は、
現在のストリームモードをストリーム・ステート・マシ
ン42から所得するコマンドであるカレントモードM
6、およびストリームデータの現在のノーマル・プレイ
・タイムをVSE50から所得するコマンドであるゲッ
トカレントポスS6が含まれている。このように構成す
ることにより、クライアント10はいつでも瞬時に現在
のストリームモードおよびストリームデータのノーマル
・プレイ・タイムを確実に得ることができる。また、現
在のストリームデータの転送位置を瞬時に検知すること
ができる。
【0067】さらに、ストリーム・プリミティブインタ
フェース41からストリーム・ステート・マシン42に
入力されるポーズ命令として、直ちにストリームデータ
の転送を休止するコマンドであるポーズ・ナウM5と、
現在設定されている転送開始点より時間的に早く生じる
転送終了点で転送を休止するコマンドであるポーズ・ス
トップアーリーM4と、が含まれる。
【0068】図6は、以上の考察をもとに再設計した本
発明のストリームデータ転送装置に係わるストリーム・
ステート・マシンによる状態遷移を示す。図6のストリ
ーム・ステート・マシンは、従来のストリーム・ステー
ト・マシンと異なり、DSM−CCで定義する上記のス
トリームモードとストリーム・ステート・マシン上のス
トリームデータの状態(ステータス)を明確に区別して
いる。すなわち、従来のストリーム・ステート・マシン
においては、ストリームモードとストリームデータの状
態の区別はほとんどなく、エンド・オブ・ストリームを
除くストリームモードをストリーム・ステート・マシン
上のストリームデータの状態としていた。このため、6
つのストリームの状態が存在しており、状態遷移が複雑
になりストリーム・ステート・マシンの管理の効率化が
図れなかった。
【0069】ところが、本発明のストリームデータ転送
装置に係わるストリーム・ステート・マシン(以下、本
ストリーム・ステート・マシンと略す)においては、図
6のようにストリームの転送状態を3つに限定し、それ
ぞれの状態で転送開始点および転送終了点がストリーム
モードに対して有効か無意かを判断して7つのストリー
ムモードを判断するように構成されている。以下、この
3つに限定されたストリームの転送状態をストリーム・
モード系と呼ぶとする。
【0070】この3つのストリーム・モード系は、スト
リームデータを現在休止中であることを表すポーズ・ス
トリームモード系1と、ストリームデータを現在検索中
であることを表すシーク・ストリームモード系2と、ス
トリームデータを現在転送中であることを表すトランス
ファー・ストリームモード系3と、からなる。したがっ
て、ストリーム・ステート・マシン42を構成するスト
リームの状態を従来の6つから3つと大幅に削減するこ
とができる。さらに、ポーズおよびポーズ・ストリーム
モード系1が表す休止状態を除くと、従来5つのストリ
ームの動作状態が存在していたものが、本ストリーム・
ステート・マシンによれば、2つの動作状態のみが存在
することになり、本ストリーム・ステート・マシンの簡
略化および管理の効率化の効果が顕著であることが分か
る。
【0071】なお、シーク・ストリームモード系2およ
びトランスファー・ストリームモード系3は、それぞれ
従来のストリーム・ステート・マシンのストリームの状
態に使われるサーチおよびトランスポートと、混同を防
止するために便宜上別の名前を付けているだけであり、
シークとサーチ、トランスファーとトランスポートそれ
ぞれの用語自体に意味上の差異はなく、ストリームデー
タの転送に対する同じ動作状態を表すものとしている。
【0072】ポーズ・ストリームモード系1は、想定さ
れ得るストリームモードとして、ストリームデータの先
頭または途中で休止中であるポーズと、ストリームデー
タが最後尾まで転送されて休止中であるエンド・オブ・
ストリームと、を有し、どちらの場合も転送開始点およ
び転送終了点とも当該ストリームモードに対して不必要
な情報である。
【0073】また、シーク・ストリームモード系2は、
想定され得るストリームモードとして、ストリームデー
タが現在検索中であり、かつ転送開始点のみが当該スト
リームモードに対して必要な情報であるサーチ・トラン
スポートと、ストリームデータが現在検索中であり、か
つ転送開始点および転送終了点とも当該ストリームモー
ドに対して必要な情報であるサーチ・トランスポート・
ポーズと、を有している。
【0074】トランスファー・ストリームモード系3
は、想定され得るストリームモードとして、ストリーム
データが現在転送中であり、かつ転送開始点および転送
終了点とも当該ストリームモードに対して不必要な情報
であるトランスポートと、ストリームデータが現在転送
中であり、かつ転送終了点のみが当該ストリームモード
に対して必要な情報であるトランスポート・ポーズと、
ストリームデータが現在転送中であり、かつ転送開始点
および転送終了点とも当該ストリームモードに対して必
要な情報であるポーズ・サーチ・トランスポートと、を
有している。
【0075】前述のように、本ストリーム・ステート・
マシンは、ストリームデータの転送状態として転送開始
点および転送終了点とは独立に遷移させるストリームモ
ード系を規定し、各ストリームモード系において、まず
ストリームデータの転送開始点および転送終了点を検出
し、次に検出した転送開始点および転送終了点に基づき
ストリームモードを判断することにより、ストリームモ
ードの管理をするので、ストリームデータの転送状態の
状態遷移の制御の複雑さをなくすことができる。また、
ストリームデータを転送開始点および転送終了点とは無
関係の現在の動作状態、すなわちストリームモード系に
より状態遷移を表すことができる。したがって、現在の
ストリームデータの動作状態であるストリームモード系
をストリーム・ステート・マシンの状態として遷移させ
ることができるので、各ストリームモード間を略状態遷
移する場合より遷移の可能性を減少させることができ
る。
【0076】なお、まず転送開始点および転送終了点の
それぞれが命令選択されたストリームモードに対して必
要な情報かを表す2値のディジタル信号による”0”ま
たは”1”のフラグ値で検出し、次に、転送開始点およ
び転送終了点それぞれの2値のディジタル信号による”
0”または”1”のフラグ値の組合せからストリームモ
ードを判断するのが好ましい。このフラグ値はこのよう
に1bitで表すことができる。したがって、さらにス
トリームデータの遷移を判断する処理量を削減すること
ができる。なお、このフラグによる判断処理は、一般に
ソフトウェアにより実現されるが、ハードウェアでおこ
なってもよい。
【0077】以下、本ストリーム・ステート・マシン
は、転送開始点および転送終了点のそれぞれを命令選択
されたストリームモードに対して、必要な情報であると
き有効とし、不必要な情報であるとき無効とするものと
して説明する。次に図6の本ストリーム・ステート・マ
シンの状態遷移の説明をおこなう。図6中の矢印A〜U
は、コマンドまたはイベントによりあるストリームモー
ド系から別のストリームモード系への遷移することを示
している。また、図6には、本ストリーム・ステート・
マシンが状態遷移する可能性がほとんどすべて示されて
おり、DSM−CCに規定されている前述の7つのすべ
てのストリームモードを簡略して管理することができる
ことが分かる。
【0078】以下、状態遷移A〜Uに関して順次説明す
る。状態遷移Aは、ストリーム・オブジェクト40がま
だ準備されていない状態4において、ストリーム・オブ
ジェクト40を準備するコマンドであるディレクトリ・
オープンにより、ストリーム・オブジェクト40が準備
され次第ストリームデータはポーズ・ストリームモード
系1に状態遷移することを示す。このときの本ストリー
ム・ステート・マシンの動作として、現在設定されてい
る転送開始点および転送終了点をともに無効とする。
【0079】状態遷移Bは、ポーズ・ストリームモード
系1にあるストリームデータに対して、ポーズM1、ポ
ーズストップアーリーM4、ポーズナウM5、リセット
M3、トランスファースタートR1、パスドストップR
2またはカムトゥーエンドR3のイベントが発生すると
き、ストリームデータはポーズ・ストリームモード系1
に戻ることを示す。この場合、ストリーム・ステート・
マシン42は動作を起こさない。
【0080】状態遷移Cは、シーク・ストリームモード
系2にあるストリームデータに対して、リセットM3の
イベントが発生するとき、ストリームはポーズ・ストリ
ームモード系1に状態遷移することを示す。このときの
本ストリーム・ステート・マシンの動作として、ストッ
プ・ナウS4のコマンドをVSE50に発行し、さらに
現在設定されている転送開始点および転送終了点をとも
に無効とする。
【0081】状態遷移Dは、シーク・ストリームモード
系2にあるストリームデータに対して、ポーズナウM5
のイベントが発生するとき、ストリームデータはポーズ
・ストリームモード系1に状態遷移することを示す。こ
のときの本ストリーム・ステート・マシンの動作とし
て、VSE50に対してストップナウS4のコマンドを
発行し、さらに現在設定されている転送開始点および転
送終了点をともに無効とする。
【0082】状態遷移Eは、ポーズ・ストリームモード
系1にあるストリームデータに対して、リジュームM2
のコマンドが発行されると、ストリームデータはシーク
・ストリームモード系2に状態遷移することを示す。こ
のときの本ストリーム・ステート・マシンの動作とし
て、VSE50に対してセットスタートS1およびサー
チアンドスタートS2のコマンドを発行し、さらに現在
設定されている転送開始点を有効とする。
【0083】状態遷移Fは、シーク・ストリームモード
系2にあるストリームデータに対して、カムトゥーエン
ドR3のイベントが発生するとき、ストリームデータは
ポーズ・ストリームモード系1に状態遷移することを示
す。このときの本ストリーム・ステート・マシンの動作
として、現在設定されている転送開始点および転送終了
点をともに無効とする。ただし、このシーク・ストリー
ムモード系2にあるときVSE50に設定した転送開始
点が正しい場合には、通常カムトゥーエンドR3のイベ
ントは発生しない。
【0084】状態遷移Gは、シーク・ストリームモード
系2にあるストリームデータに対して、ポーズストップ
アーリーM4またはパスドストップR2のイベントが発
生するとき、ストリームデータはシーク・ストリームモ
ード系2に戻ることを示す。このときの本ストリーム・
ステート・マシンの動作として、この時に指定されたイ
ベントは不当であるとしてイベント発生モジュールにエ
ラーを返す。
【0085】状態遷移Hは、シーク・ストリームモード
系2にあるストリームデータに対して、ポーズM1のイ
ベントが発生するとき、ストリームデータはシーク・ス
トリームモード系2に戻ることを示す。このときの本ス
トリーム・ステート・マシンの動作として、VSE50
に対してセットストップS3のコマンドを発行し、さら
に現在設定されている転送終了点を有効とする。
【0086】状態遷移Iは、シーク・ストリームモード
系2にあるストリームデータに対して、リジュームM2
のイベントが発生するとき、ストリームデータはシーク
・ストリームモード系2に戻ることを示す。このときの
本ストリーム・ステート・マシンの動作として、VSE
50に対してセットスタートS1およびサーチアンドス
タートS2のコマンドを発行し、現在設定されている転
送開始点を有効とし、さらに現在設定されている転送終
了点を無効とする。
【0087】状態遷移Jは、シーク・ストリームモード
系2にあるストリームデータに対して、VSE50から
トランスファースタートR1のイベントを受信すると
き、ストリームデータはトランスファー・ストリームモ
ード系3に状態遷移する場合を示す。このときの本スト
リーム・ステート・マシンの動作として、現在設定され
ている転送開始点を無効とする。
【0088】状態遷移Kは、トランスファー・ストリー
ムモード系3にあるストリームデータに対して、VSE
50からパスドストップR2のイベントを受信すること
を示す。このときの本ストリーム・ステート・マシンの
動作として、現在設定されている転送終了点を無効とす
る。そして、転送開始点の有効または無効を判断して直
ちに状態遷移LまたはMを起こさせる。
【0089】状態遷移Lは、状態遷移Kからさらに、現
在設定されている転送開始点が有効であるとき、シーク
・ストリームモード系2に遷移することを示す。このと
きの本ストリーム・ステート・マシンの動作として、V
SE50に対してサーチスタートアンドスタートS2の
コマンドを発行する。状態遷移Mは、状態遷移Kからさ
らに、現在設定されている転送開始点が無効であると
き、ポーズ・ストリームモード系1に遷移することを示
す。
【0090】状態遷移Nは、トランスファー・ストリー
ムモード系3にあるストリームデータに対して、ポーズ
ナウM5のイベントを受信するとき、ストリームデータ
はポーズ・ストリームモード系1に状態遷移することを
示す。このときの本ストリーム・ステート・マシンの動
作として、VSE50に対してストップナウS4のコマ
ンドを発行し、さらに現在設定されている転送開始点お
よび転送終了点をともに無効とする。
【0091】状態遷移Oは、トランスファー・ストリー
ムモード系3にあるストリームデータに対して、カムト
ゥーエンドR3のイベントが発生するとき、ストリーム
データはポーズ・ストリームモード系1に状態遷移する
ことを示す。このときの本ストリーム・ステート・マシ
ンの動作として、現在設定されている転送終了点を無効
とする。
【0092】状態遷移Pは、トランスファー・ストリー
ムモード系3にあるストリームデータに対して、リセッ
トM3のイベントが発生するとき、ストリームはポーズ
・ストリームモード系1に状態遷移することを示す。こ
のときの本ストリーム・ステート・マシンの動作とし
て、ストップナウS4のコマンドをVSE50に発行
し、さらに現在設定されている転送開始点および転送終
了点をともに無効とする。
【0093】状態遷移Qは、トランスファー・ストリー
ムモード系3にあるストリームデータに対して、リジュ
ームM2のコマンドが発行されるときを示す。このとき
の本ストリーム・ステート・マシンの動作として、VS
E50に対してセットスタートS1のコマンドを発行
し、さらに現在設定されている転送開始点を有効とす
る。そして、転送終了点の有効または無効を判断して直
ちに状態遷移RまたはSを起こさせる。状態遷移Rは、
状態遷移Qからさらに、このとき設定された転送終了点
が無効であるとき、ストリームデータはシーク・ストリ
ームモード系2に遷移することを示す。このときの本ス
トリーム・ステート・マシンの動作として、VSE50
に対してサーチアンドスタートS2のコマンドを発行す
る。
【0094】状態遷移Sは、状態遷移Qからさらに、こ
のとき設定された転送終了点が有効であるとき、ストリ
ームデータはトランスファー・ストリームモード系3に
戻る。状態遷移Tは、トランスファー・ストリームモー
ド系3にあるストリームデータに対して、ポーズストッ
プアーリーM4のイベントが発生するとき、ストリーム
データはトランスファー・ストリームモード系3に戻る
ことを示す。このときの本ストリーム・ステート・マシ
ンの動作として、VSE50に対してセットストップS
3のコマンドを発行し、現在設定されている転送終了点
を有効とし、さらに現在設定されている転送開始点を無
効とする。
【0095】状態遷移Uは、トランスファー・ストリー
ムモード系3にあるストリームデータに対して、ポーズ
M1のイベントが発生するとき、ストリームデータはト
ランスファー・ストリームモード系3に戻ることを示
す。このときの本ストリーム・ステート・マシンの動作
として、VSE50に対してセットストップS3のコマ
ンドを発行し、さらに現在設定されている転送終了点を
有効とし、さらに現在設定されている転送開始点を無効
とする。
【0096】このように、ポーズ・ストリームモード系
1、シーク・ストリームモード系2、トランスファー・
ストリームモード系3の3つのストリームモード系のう
ち現在どのストリームモード系か、および転送開始点、
転送終了点が現在のストリームモード系において必要な
情報であるかを表す2値の組合わせにより、ストリーム
データの状態遷移をおこなわせることができる。つま
り、従来は6種類の状態を表すために0〜7の8つの値
を区別できる4bitの変数を直接調べて行う必要があ
った状態判断を、3種類の状態を表すために0〜3の4
つの値を区別できる2bitの変数とそれとは独立する
2つの1bitの変数で済ませることができ、ビット演
算による処理の簡易化を図りハード処理化を容易にする
ことが可能となる。
【0097】また今回の実施の形態における8つのイベ
ント入力すべてに対する管理すべき状態遷移の可能性に
関して、従来では、6種類の状態での8つのイベントに
対する状態遷移、つまり6×8=48種類の状態遷移を
管理する必要があったが、本方式によると3状態での8
つのイベントに対する状態遷移および2つの分岐処理の
3×8+2×2=28種類の状態遷移の管理にとどめる
ことができる。
【0098】図7〜11は、転送開始点および転送終了
点のそれぞれが選択されたストリームモード系に対して
必要な情報かを表す2値の組合せからストリームモード
を判断するフローチャートの例を示す。図7は、本スト
リーム・ステート・マシンに係わる全体の処理を示して
いる。開始後、まずコマンド・オープンが入力されてい
るかが判断される(ステップS100)。
【0099】このコマンド・オープンが入力されると、
ストリーム・オブジェクト40が準備されストリーム・
ステート・マシン42が生成される(ステップS20
0)。次に、ストリーム・オブジェクト40(またはス
トリーム・ステート・マシン42)に対してイベントが
発生しているかどうかの判断がなされる(ステップS3
00)。
【0100】ステップS300でイベントが発生したと
判断されると、そのイベントがBOA30からのイベン
トかどうか、つまりクライアント10からのストリーム
モード選択処理に基づくイベントかどうかを調べる(ス
テップS500)。BOA30からのイベントであれば
ステップS600に進み、そうでなければステップS1
100に進む。
【0101】ステップS600では、BOA30からの
コマンドがステータスC6かどうかを判断し、ステータ
スC6の場合はステップS700に進み、そうでなけれ
ばステップS1000へ進む。ステップS700は、ス
トリームモード判定処理であり、図8に示す処理を実行
する。ステップS700では、まずストリーム・ステー
ト・マシン42の動作状態つまりストリームモード系が
判断される。ポーズ・ストリームモード系1、シーク・
ストリームモード系2、トランスファー・ストリームモ
ード系3毎のストリームモード判断処理はそれぞれステ
ップS410、ステップS420およびステップS43
0のサブルーチンでおこなわれる。
【0102】ステップS700に引続き、VSE50の
ストリーム転送位置検出を行い(ステップS800)、
ステップS700で得たストリームモードと併せてステ
ータスC6の返り値を準備する(ステップS900)。
ステップS600から分岐したステップS1000で
は、BOA30からのコマンドがストリーム・オブジェ
クト40のクローズ・コマンドかどうかを確認し、クロ
ーズ・コマンドであればストリーム・オブジェクト40
をストリーム・ステート・マシン42とともに消滅させ
る。
【0103】ステップS500およびステップS100
0から分岐したステップS1100では、ストリーム・
ステート・マシン42に到着したイベントの種類に対応
して、図6を用いて説明した方法に従ってストリーム・
ステート・マシン42の状態遷移を起こさせる。ここ
で、エラーなどが発生したかどうかを調べ応答データを
生成し、コマンド発行者に戻す(ステップS900)。
【0104】次に、サブルーチンS410〜S430の
説明をおこなう。図9は、ストリームデータがポーズ・
ストリームモード系1に該当する場合のサブルーチンを
示している。まず、VSE50内での現在のストリーム
データの転送点を表すNPTcの値を調べる。このNP
Tcの値は、ゲットカレントポスS6のコマンドをVS
E50に発行して取得したり、VSE50からストリー
ム・ステート・マシン42へのイベントを発生させると
きのパラメータとして送り、その値を保持することで知
ることができる。このNPTcの値がストリームデータ
の最終点を示す値より小さいときポーズ(P)と判断さ
れ、小さくなければエンド・オブ・ストリーム(Eo
S)と判断される。
【0105】図10は、ストリームデータがシーク・ス
トリームモード系2に該当する場合のサブルーチンS4
10を示している。まず、転送開始点(rStart)が、選
択されたシーク・ストリームモード系2において意味を
もつ(有効)かどうかが判断される(ステップS42
1)。意味をもたない(無効)とき、アンノウン(U)
と判断される。意味をもつ(有効)とき、次のステップ
S422に進む。
【0106】次に、転送終了点(rStop)が、選択され
たシーク・ストリームモード系2において意味をもつ
(有効)かどうかが判断される(ステップS422)。
意味をもたない(無効)とき、サーチ・トランスポート
(ST)と判断される。意味をもつ(有効)とき、サー
チ・トランスポート・ポーズ(STP)と判断される。
図11は、ストリームデータがトランスファー・ストリ
ームモード系3に該当する場合のサブルーチンを示して
いる。
【0107】まず、転送終了点(rStop)が、選択され
たトランスファー・ストリームモード系3において意味
をもつ(有効)かどうかが判断される(ステップS43
1)。意味をもたない(無効)とき、トランスポート
(T)と判断される。意味をもつ(有効)とき、次のス
テップS432に進む。次に、転送開始点(rStart)が
選択されたトランスファー・ストリームモード系3にお
いて意味をもつかどうかが判断される(ステップS43
2)。意味をもたない(無効)とき、トランスポート・
ポーズ(TP)と判断される。意味をもつ(有効)と
き、ポーズ・サーチ・トランスポート(PST)と判断
される。
【0108】
【発明の効果】請求項1および13記載の発明によれ
ば、ストリームデータの転送状態を転送開始点および転
送終了点とは独立に遷移させ、その後にストリームデー
タの転送開始点および転送終了点に基づきストリームデ
ータの転送状態を判断することにより、転送開始点およ
び転送終了点とは無関係の現在の動作を表す状態により
ストリームデータの状態遷移を表すことができる。ま
た、ストリームデータの転送状態の状態遷移の制御の複
雑さをなくすことができる。また、現在のストリームデ
ータの動作を表す状態をストリームデータの転送状態と
して状態遷移させることができるので、状態遷移の可能
性を減少させることができる。さらに、ストリームデー
タの遷移を判断する処理量を削減することができる。し
たがって、ストリームデータの転送状態の制御の簡素化
および効率化を図ることができる。
【0109】請求項2および14記載の発明によれば、
請求項1および13記載の発明において、各ストリーム
の転送状態に対して転送開始点および転送終了点のそれ
ぞれが選択されたストリームデータの転送状態に対して
必要な情報かを表す2値、例えばディジタル信号によ
る”0”または”1”のフラグ値、の組合せからストリ
ームデータの転送状態の状態遷移の判断処理を行うた
め、転送開始点および転送終了点に基づいて各ストリー
ムデータの転送状態を判断する処理量を削減することが
できる。
【0110】請求項3および15記載の発明によれば、
請求項1および13記載の発明において、ストリームデ
ータの転送状態を、ストリームデータが現在休止中であ
ることを表す第1のストリームモード系と、ストリーム
データが現在検索中であることを表す第2のストリーム
モード系と、ストリームデータが現在転送中であること
を表す第3のストリームモード系と、の3つのストリー
ムモード系に基づいて判断処理するため、ストリームデ
ータが現在休止中、検索中または転送中のいづれかの動
作状態に基づいて転送開始点および転送終了点とは独立
に遷移させることができる。また、ストリームデータの
転送状態の遷移判断の処理量を削減することができる。
したがって、ストリームデータの転送状態の制御の簡素
化および効率化を図ることができる。
【0111】請求項4および16記載の発明によれば、
請求項1および13記載の発明において、ストリームデ
ータの要求に対する応答を可能とするため、応答に基づ
いてストリームデータの状態遷移の制御をおこなうこと
ができる。したがって、ストリームデータの状態遷移の
制御の効率化が図れ、信頼性の高いストリームデータ転
送装置および方法を提供することができる。
【0112】請求項5および17記載の発明によれば、
請求項1および13記載の発明において、ストリームデ
ータの転送順序と同じ基準の転送位置情報を有すること
ができるので、ストリームデータの順方向再生、逆方向
再生、停止および転送速度の変化等のストリームデータ
の時間軸上の位置の指定および制御を容易におこなうこ
とができる。したがって、要求側のニーズに対応し得る
ストリームデータ転送装置および方法を提供することが
できる。
【0113】請求項6および18記載の発明によれば、
請求項1および13記載の発明において、要求するスト
リームデータの転送状態を瞬時にコマンド選択すること
ができる。したがって、要求側のニーズを容易にかつ瞬
時に対応し得るストリームデータ転送装置および方法を
提供することができる。請求項7および19記載の発明
によれば、請求項1および13記載の発明において、セ
ットスタート命令、サーチアンドスタート命令、セット
ストップ命令、およびストップナウ命令に基づいて、実
際にストリームデータの転送の制御をおこなうことがで
きる。また、前記命令および転送開始点、転送終了点の
組合せにより実際にストリームデータの状態遷移の動作
を表すことができる。このため、ポーズ命令、リジュー
ム命令、リセット命令には起因していないが転送開始点
または転送終了点のみをその要因とするストリームデー
タの状態遷移が存在することによる制御の非効率さをな
くすことができる。また、ストリームデータの転送状態
の状態遷移の制御の複雑さをなくすことができるととも
にストリームデータの転送状態の状態遷移を判断する処
理量を削減することができる。したがって、ストリーム
データの転送状態の制御の簡素化および効率化を図るこ
とができる。
【0114】請求項8および20記載の発明によれば、
請求項3および15記載の発明において、ストリームデ
ータの現在の動作状態に基づいて転送開始点および転送
終了点とは独立に状態遷移させた後、転送開始点および
転送終了点に基づいてストリームデータの転送状態をす
べて判断処理できるため、各ストリームデータの転送状
態を現在の動作状態が共通なものどうしで管理すること
ができる。また、ストリームデータの転送状態を判断す
る処理量を削減することができる。したがって、ストリ
ームデータの転送状態の制御の簡素化および効率化を図
ることができる。
【0115】請求項9および21記載の発明によれば、
請求項4および16記載の発明において、ストリームデ
ータの要求に対する応答を可能とするため、ストリーム
データの転送の動作状態に係わる応答に基づいてストリ
ームデータの状態遷移の制御をおこなうことができる。
請求項10および22記載の発明によれば、請求項6お
よび18記載の発明において、要求がジャンプ命令また
はプレイ命令のとき、ポーズ命令とリジューム命令とに
分解するため、ポーズ命令、リジューム命令およびリセ
ット命令の3つの命令をストリームデータの転送状態を
起こさせる要因とすることができる。
【0116】請求項11および23記載の発明によれ
ば、請求項6および18記載の発明において、要求側が
エラーや緊急事態によりストリームデータを今すぐ停止
したい場合、または転送開始点より以前に設定していた
転送終了点で転送を停止したい場合においても、瞬時に
対応し得るコマンドを選択することができる。したがっ
て、要求側のニーズを容易にかつ瞬時に対応し得るスト
リームデータ転送装置および方法を提供することができ
る。
【0117】請求項12および24記載の発明によれ
ば、請求項6および18記載の発明において、要求に対
してストリームデータの転送状態および現在の転送位置
情報を応答することができるので、要求側はいつでも瞬
時にストリームデータの転送状態および現在の転送位置
情報を確実に得ることができる。また、現在のストリー
ムデータの転送位置を瞬時に検知することができる。し
たがって、要求側のニーズを容易にかつ瞬時に対応し得
るとともに信頼性の高いストリームデータ転送装置およ
び方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストリームデータ転送装置の概要を説
明するための図である。
【図2】本発明のストリームデータ転送装置に係わるコ
ンピュータ・システムを示す図である。
【図3】本発明のサーバ内のブロック図を示すための図
である。
【図4】ストリームモードとストリーム転送状況を説明
するための図である。
【図5】本発明のストリームデータ転送装置のモジュー
ル間のイベントフローの関係を説明するための図であ
る。
【図6】本発明に係わるストリーム・ステート・マシン
の状態遷移を示す図である。
【図7】本発明に係わるストリーム・ステート・マシン
のストリームモードの状態遷移の判断処理のフローチャ
ートである。
【図8】本発明に係わるストリーム・ステート・マシン
のストリームモードの状態遷移の判断処理のフローチャ
ートである。
【図9】本発明に係わるストリーム・ステート・マシン
のストリームモードの状態遷移の判断処理のフローチャ
ートである。
【図10】本発明に係わるストリーム・ステート・マシ
ンのストリームモードの状態遷移の判断処理のフローチ
ャートである。
【図11】本発明に係わるストリーム・ステート・マシ
ンのストリームモードの状態遷移の判断処理のフローチ
ャートである。
【図12】ビデオ・オン・デマンドのサーバとクライア
ントの関係を示す図である。
【図13】従来のユーザ・ネットワーク・プリミティブ
およびユーザ・ユーザ・プリミティブを示す図である。
【図14】U−Uコア・インタフェースを示す図であ
る。
【図15】コア・インタフェースの継承を示す図であ
る。
【図16】従来の簡略化したストリーム・ステート・マ
シンの状態遷移を示す図である。
【符号の説明】
1 ポーズ・ストリームモード系 2 シーク・ストリームモード系 3 トランスファー・ストリームモード系 4 オープン 10 クライアント 11 サーバ 12 DSM 13 デコーダ 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 通信制御部 25 ビデオ・サーバ・エンジン(VSE) 30 ベーシック・オブジェクト・アダプタ(BOA) 40 ストリーム・オブジェクト 41 ストリーム・プリミテシィブインタフェース 42 ストリーム・ステート・マシン 50 ビデオ・サーバ・エンジン(VSE) 111 サーバ 112 クライアント 113 クライアント 151 クライアント 152 サーバ 153 U−Nプロミティブ 154 U−Uプロミティブ 155 ネットワーク 201 ポーズ 202 サーチ・トランスポート 203 サーチ・トランスポート・ポーズ 204 トランスポート 205 ポーズ・サーチ・トランスポート 206 トランスポート・ポーズ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/173 H04N 7/20 - 7/22

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝達情報および転送位置情報に関するスト
    リームデータを蓄積する蓄積手段と、 複数のうちいづれかである前記ストリームデータの転送
    状態を選択するとともに前記ストリームデータを要求す
    る転送状態選択要求手段と、 前記転送状態選択要求手段からの要求に基づいて前記ス
    トリームデータの転送状態を制御する制御手段と、 前記制御手段の制御に基づいて前記ストリームデータを
    蓄積手段から前記転送状態選択要求手段に転送する転送
    手段と、を備えたストリームデータ転送装置において、 前記制御手段は、 前記ストリームデータの転送開始点および転送終了点を
    検出する転送位置検出手段と、 前記転送開始点および前記転送終了点に基づき前記スト
    リームデータの転送状態を判断する転送状態判断手段
    と、を有することを特徴とするストリームデータ転送装
    置。
  2. 【請求項2】前記転送位置検出手段が、前記転送開始点
    および前記転送終了点のそれぞれが前記選択されたスト
    リームデータの転送状態に対して必要な値かを表す2値
    で検出し、 前記転送状態判断手段が、前記転送開始点および前記転
    送終了点それぞれの前記2値の組合せから前記転送状態
    を判断することを特徴とする請求項1記載のストリーム
    データ転送装置。
  3. 【請求項3】前記転送状態判断手段が、 前記ストリームデータの転送状態を、 前記ストリームデータが現在休止中であることを表す第
    1のストリームモード系と、 前記ストリームデータが現在検索中であることを表す第
    2のストリームモード系と、 前記ストリームデータが現在転送中であることを表す第
    3のストリームモード系と、の3つのストリームモード
    系に基づいて判断することを特徴とする請求項1記載の
    ストリームデータ転送装置。
  4. 【請求項4】前記転送手段が、前記転送状態選択要求手
    段からの要求に基づいて前記ストリームデータの転送状
    態を前記制御手段に応答する転送状態応答手段、を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のストリームデータ転
    送装置。
  5. 【請求項5】前記転送位置情報が、前記ストリームデー
    タの先頭を0とし、先頭からの転送経過に基づいて前記
    ストリームデータ中に割当てられることを特徴とする請
    求項1記載のストリームデータ転送装置。
  6. 【請求項6】前記転送状態選択要求手段からの要求が、 前記転送終了点を設定し、前記転送位置情報が前記転送
    終了点の値に等しくなるとき前記ストリームデータの転
    送を終了することを表すポーズ命令と、 前記転送開始点を設定し、前記転送位置情報が前記転送
    開始点の値に等しくなるとき前記ストリームデータの転
    送を開始することを表すリジューム命令と、 前記転送開始点および前記転送終了点を設定し、前記転
    送位置情報が前記転送開始点の値に等しくなるとき前記
    ストリームデータの転送を開始し、また前記転送位置情
    報が前記転送終了点の値に等しくなるとき前記ストリー
    ムデータの転送を終了することを表すプレイ命令と、 前記転送開始点および前記転送終了点を設定し、前記転
    送位置情報が前記転送終了点の値に等しくなるとき前記
    ストリームデータの転送を終了し、また前記転送位置情
    報が前記転送開始点の値に等しくなるとき前記ストリー
    ムデータの転送を開始することを表すジャンプ命令と、 前記ストリームデータの転送状態の応答を要求すること
    を表すステータス命令と、 前記各命令をキャンセルすることを表すリセット命令
    と、からなることを特徴とする請求項1記載のストリー
    ムデータ転送装置。
  7. 【請求項7】前記転送手段が、前記制御手段からの、 前記ストリームデータの転送開始点を設定することを表
    すセットスタート命令、 既に設定されている前記ストリームデータの転送開始点
    を検索し、前記転送位置情報が前記転送開始点の値と等
    しくなるとき転送開始を指示することを表すサーチアン
    ドスタート命令、 前記ストリームデータの前記転送終了点を設定すること
    を表すセットストップ命令、 現在の検索の終了または前記ストリームデータの転送を
    終了するとともに前記ストリームデータの転送開始点と
    して現在の転送位置情報を設定するように指示すること
    を表すストップナウ命令、のうちいづれか一つまたは複
    数の入力に基づいて、前記ストリームデータの転送を制
    御することを特徴とする請求項1記載のストリームデー
    タ転送装置。
  8. 【請求項8】前記第1のストリームモード系は、 前記ストリームデータの先頭または途中で休止している
    ことを表すポーズと、 前記ストリームデータが最後尾まで転送されて休止して
    いることを表すエンド・オブ・ストリームと、からな
    り、 前記第2のストリームモード系は、 現在設定された転送開始点を検索中であり、前記ストリ
    ームデータの転送位置情報が前記転送開始点の値と等し
    くなるとき前記ストリームデータの転送が開始されるこ
    とを表すサーチ・トランスポートと、 現在設定された転送開始点を検索中であり、前記ストリ
    ームデータの転送位置情報が前記転送開始点の値と等し
    くなるとき前記ストリームデータの転送が開始され、さ
    らに前記ストリームデータの転送位置情報が前記転送終
    了点の値と等しくなるとき前記ストリームデータの転送
    が終了することを表すサーチ・トランスポート・ポーズ
    と、からなり、 前記第3のストリームモード系は、 前記ストリームデータが転送中であることを表すトラン
    スポートと、 前記ストリームデータが転送中であり、前記ストリーム
    データの転送位置情報が設定された転送終了点の値と等
    しくなるとき前記ストリームデータの転送が終了するこ
    とを表すトランスポート・ポーズと、 前記ストリームデータが転送中であり、前記ストリーム
    データの転送位置情報が設定された転送終了点の値と等
    しくなるとき前記ストリームデータの転送が終了し、ま
    た設定された転送開始点を検索し、さらに前記ストリー
    ムデータの転送位置情報が前記転送開始点の値と等しく
    なるとき前記ストリームデータの転送が開始することを
    表すポーズ・サーチ・トランスポートと、からなること
    を特徴とする請求項3記載のストリームデータ転送装
    置。
  9. 【請求項9】前記転送状態選択要求手段からの要求に基
    づいて、 前記転送状態応答手段が前記制御手段に、 前記ストリームデータの転送を開始したことを表す第1
    の応答と、 前記ストリームデータの転送を休止したことを表す第2
    の応答と、 前記ストリームデータの転送を停止したことを表す第3
    の応答と、を応答することを特徴とする請求項4記載の
    ストリームデータ転送装置。
  10. 【請求項10】前記制御手段が、 前記転送状態選択要求手段からの要求が前記ジャンプ命
    令のとき、該ジャンプ命令を前記ポーズ命令と前記リジ
    ューム命令とに分解し、 また前記転送状態選択要求手段からの要求が前記プレイ
    命令のとき、該プレイ命令を前記リジューム命令と前記
    ポーズ命令とに分解する命令分解手段、を有することを
    特徴とする請求項6記載のストリームデータ転送装置。
  11. 【請求項11】前記転送状態選択要求手段からの要求
    が、 直ちに前記ストリームデータの転送を休止することを表
    すポーズ・ナウ命令と、 現在設定されている転送開始点より先に設定された転送
    終了点で転送を休止することを表すポーズ・ストップア
    ーリー命令と、を含むことを特徴とする請求項6記載の
    ストリームデータ転送装置。
  12. 【請求項12】前記転送位置情報は、前記ストリームデ
    ータの先頭を0とし先頭からの経過時間に基づいて前記
    ストリームデータ中に割当てられ、 前記転送状態選択要求手段からの要求が前記ステータス
    命令のとき、現在の前記ストリームデータの転送状態お
    よび現在の転送位置情報を前記転送状態選択要求手段に
    応答することを特徴とする請求項6記載のストリームデ
    ータ転送装置。
  13. 【請求項13】伝達情報および転送位置情報に関するス
    トリームデータについて複数のうちいづれかである該ス
    トリームデータの転送状態を選択するとともに前記スト
    リームデータを要求する転送状態選択要求工程と、 該転送状態選択要求工程の要求に基づいて前記ストリー
    ムデータの転送開始点および転送終了点を検出する転送
    時刻検出工程と、 該転送開始点および前記転送終了点に基づき前記ストリ
    ームデータの転送状態を判断する転送状態判断工程と、 該転送状態判断工程の判断に基づき前記ストリームデー
    タを転送する転送工程と、を有することを特徴とするス
    トリームデータ転送方法。
  14. 【請求項14】前記転送時刻検出工程が、前記転送開始
    点および前記転送終了点のそれぞれが前記選択されたス
    トリームデータの転送状態に対して必要な値かを表す2
    値で検出し、 前記転送状態判断工程が、前記転送開始点および前記転
    送終了点それぞれの前記2値の組合せから前記転送状態
    を判断することを特徴とする請求項13記載のストリー
    ムデータ転送方法。
  15. 【請求項15】前記転送状態判断工程が、 前記ストリームデータの転送状態を、 前記ストリームデータが現在休止中であることを表す第
    1のストリームモード系と、 前記ストリームデータが現在検索中であることを表す第
    2のストリームモード系と、 前記ストリームデータが現在転送中であることを表す第
    3のストリームモード系と、の3つのストリームモード
    系に基づいて判断することを特徴とする請求項13記載
    のストリームデータ転送方法。
  16. 【請求項16】前記転送状態選択要求工程の要求に基づ
    いて前記ストリームデータの転送状態を応答する転送状
    態応答工程、を有することを特徴とする請求項13記載
    のストリームデータ転送方法。
  17. 【請求項17】前記転送位置情報が、前記ストリームデ
    ータの先頭を0とし、先頭からの転送経過に基づいて前
    記ストリームデータ中に割当てられることを特徴とする
    請求項13記載のストリームデータ転送方法。
  18. 【請求項18】前記転送状態選択要求工程の要求が、 前記転送終了点を設定し、前記転送位置情報が前記転送
    終了点の値に等しくなるとき前記ストリームデータの転
    送を終了することを表すポーズ命令と、 前記転送開始点を設定し、前記転送位置情報が前記転送
    開始点の値に等しくなるとき前記ストリームデータの転
    送を開始することを表すリジューム命令と、 前記転送開始点および前記転送終了点を設定し、前記転
    送位置情報が前記転送開始点の値に等しくなるとき前記
    ストリームデータの転送を開始し、また前記転送位置情
    報が前記転送終了点の値に等しくなるとき前記ストリー
    ムデータの転送を終了することを表すプレイ命令と、 前記転送開始点および前記転送終了点を設定し、前記転
    送位置情報が前記転送終了点の値に等しくなるとき前記
    ストリームデータの転送を終了し、また前記転送位置情
    報が前記転送開始点の値に等しくなるとき前記ストリー
    ムデータの転送を開始することを表すジャンプ命令と、 前記ストリームデータの転送状態の応答を要求すること
    を表すステータス命令と、 前記各命令をキャンセルすることを表すリセット命令
    と、からなることを特徴とする請求項13記載のストリ
    ームデータ転送方法。
  19. 【請求項19】前記転送工程が、 前記ストリームデータの転送開始点を設定することを表
    すセットスタート命令、 既に設定されている前記ストリームデータの転送開始点
    を検索し、前記転送位置情報が前記転送開始点の値と等
    しくなるとき転送開始を指示することを表すサーチアン
    ドスタート命令、 前記ストリームデータの前記転送終了点を設定すること
    を表すセットストップ命令、 現在の検索の終了または前記ストリームデータの転送を
    終了するとともに前記ストリームデータの転送開始点と
    して現在の転送位置情報を設定するように指示すること
    を表すストップナウ命令、のうちいづれか一つまたは複
    数の命令に基づいて転送を制御する転送制御工程、を有
    することを特徴とする請求項13記載のストリームデー
    タ転送方法。
  20. 【請求項20】前記第1のストリームモード系は、 前記ストリームデータの先頭または途中で休止している
    ことを表すポーズと、 前記ストリームデータが最後尾まで転送されて休止して
    いることを表すエンド・オブ・ストリームと、からな
    り、 前記第2のストリームモード系は、 現在設定された転送開始点を検索中であり、前記ストリ
    ームデータの転送位置情報が前記転送開始点の値と等し
    くなるとき前記ストリームデータの転送が開始されるこ
    とを表すサーチ・トランスポートと、 現在設定された転送開始点を検索中であり、前記ストリ
    ームデータの転送位置情報が前記転送開始点の値と等し
    くなるとき前記ストリームデータの転送が開始され、さ
    らに前記ストリームデータの転送位置情報が前記転送終
    了点の値と等しくなるとき前記ストリームデータの転送
    が終了することを表すサーチ・トランスポート・ポーズ
    と、からなり、 前記第3のストリームモード系は、 前記ストリームデータが転送中であることを表すトラン
    スポートと、 前記ストリームデータが転送中であり、前記ストリーム
    データの転送位置情報が設定された転送終了点の値と等
    しくなるとき前記ストリームデータの転送が終了するこ
    とを表すトランスポート・ポーズと、 前記ストリームデータが転送中であり、前記ストリーム
    データの転送位置情報が設定された転送終了点の値と等
    しくなるとき前記ストリームデータの転送が終了し、ま
    た設定された転送開始点を検索し、さらに前記ストリー
    ムデータの転送位置情報が前記転送開始点の値と等しく
    なるとき前記ストリームデータの転送が開始することを
    表すポーズ・サーチ・トランスポートと、からなること
    を特徴とする請求項15記載のストリームデータ転送方
    法。
  21. 【請求項21】前記転送状態応答工程が、前記転送状態
    選択要求工程の要求に基づいて、 前記ストリームデータの転送を開始したことを表す第1
    の応答と、 前記ストリームデータの転送を休止したことを表す第2
    の応答と、 前記ストリームデータの転送を停止したことを表す第3
    の応答と、を応答することを特徴とする請求項16記載
    のストリームデータ転送方法。
  22. 【請求項22】前記転送状態選択要求工程の要求が前記
    ジャンプ命令のとき、該ジャンプ命令を前記ポーズ命令
    と前記リジューム命令とに分解し、 また前記転送状態選択要求工程の要求が前記プレイ命令
    のとき、該プレイ命令を前記リジューム命令と前記ポー
    ズ命令とに分解する命令分解工程、を有することを特徴
    とする請求項18記載のストリームデータ転送方法。
  23. 【請求項23】前記転送状態選択要求工程の要求が、 直ちに前記ストリームデータの転送を休止することを表
    すポーズ・ナウ命令と、 現在設定されている転送開始点より先に設定された転送
    終了点で転送を休止することを表すポーズ・ストップア
    ーリー命令と、を含むことを特徴とする請求項18記載
    のストリームデータ転送方法。
  24. 【請求項24】前記転送位置情報は、前記ストリームデ
    ータの先頭を0とし先頭からの経過時間に基づいて前記
    ストリームデータ中に割当てられ、 前記転送状態選択要求工程の要求が前記ステータス命令
    のとき、現在の前記ストリームデータの転送状態および
    現在の転送位置情報を応答することを特徴とする請求項
    18記載のストリームデータ転送方法。
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