JP3005059U - 低温空気発生装置 - Google Patents

低温空気発生装置

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JP3005059U
JP3005059U JP1994007821U JP782194U JP3005059U JP 3005059 U JP3005059 U JP 3005059U JP 1994007821 U JP1994007821 U JP 1994007821U JP 782194 U JP782194 U JP 782194U JP 3005059 U JP3005059 U JP 3005059U
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岡 伸 治 田
塚 達 也 大
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エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気の消費量が少なくかつエネルギーを節約
でき、しかもコンパクトな冷却空気発生装置を提供す
る。 【構成】 膜モジュール17利用の空気除湿器14と渦
流形空気冷却器15とをカバー11,12間に並設し、
上記除湿器14で除湿した空気を冷却器15の渦流発生
部35に供給して渦流を発生させ、渦流内側の冷却され
た空気を調節体32で反転させて低温空気ケース34か
ら取出すとともに、渦流外側の高温の空気を冷却器15
のケース26と27の間に設けたパージ空気流路29か
ら空気除湿器14に供給して、該除湿器のパージ空気と
する。 【効果】 渦流形空気冷却器から無駄に排出される高温
の空気を除湿器のパージ空気として利用するので、空気
消費量が少なくかつエネルギーを節約でき、しかもコン
パクトである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、低温低湿の空気を供給する低温空気発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ワーク等を冷却するためには冷却空気を供給する必要があり、この空気冷却器 として、渦流発生部において空気に渦流を発生させることにより、この空気を冷 却する渦流形空気冷却器が知られている。 図5は公知の渦流形空気冷却器の一例を示し、この空気冷却器1は、ボディ2 の両側面に、高温空気ケース3と低温空気ケース4がほぼ同一軸線上に対向して 取付けられており、高温空気ケース3の先端は、外周に排気孔6,・・を有する 閉鎖体5によって閉鎖されている。上記ボディ2は上記空気ケース3の接線方向 に圧縮空気の供給管7を有し、内部に高温空気ケース3側に渦流を発生させる渦 流発生部8を備えている。また、これらの空気ケース3と4はボディ2側にそれ ぞれノズルを有し、空気ケース3と4は渦流発生部8の中心孔8aによって連通 している。
【0003】 上記空気冷却器1は、供給管7から供給された圧縮空気が、渦流発生部8にお いて高速の渦流となって高温空気ケース3内を流れ、該渦流外側の気流は圧縮さ れて温度が上昇し、中心部分の気流は遠心力により膨張して温度が低下する。そ して、渦流外側の高温の空気は高温空気ケース3先端の閉鎖体5の周縁部分に開 設した排気孔6,・・から外部に排出され、内側の冷却された空気は閉鎖体5に より反転して中心孔8aから低温空気ケース4に流出するので、冷却された空気 を得ることができる。 この空気冷却器1は、冷媒を使用しないで空気を冷却できるという利点を有す るが、高温の空気を外部に排出させるために空気の消費量が多くなり、また省エ ネルギーの観点からも問題がある。
【0004】 一方、空気圧縮機から供給される空気をそのまま冷却すると、空気冷却器で冷 却されるときに空気中の水分が結露や結氷してトラブルが発生する恐れがあるの で、これを防止するために空気除湿器によって予め除湿する必要があり、この空 気除湿器としては、高分子膜利用の除湿器または吸湿剤利用の除湿器が多用され ている。 しかしながら、高分子膜利用の除湿器は高分子膜内を流れる被除湿空気の除湿 のために、吸湿剤利用の除湿器は吸湿剤を再生するために、いずれもパージ空気 が必要である。 したがって、これらの空気除湿器は、図6に示すように、空気除湿器9におい て除湿された空気の一部を、パージ空気(一点鎖線)として空気除湿器9に還流 している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、渦流形空気冷却器から排出される高温の空気に着目したもので、考 案が解決しようとする課題は、渦流形空気冷却器から排出される高温の空気を利 用して空気の消費量が少なくかつエネルギーを節約することができ、しかもコン パクトな低温空気発生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案における低温空気発生装置は、中空糸膜内を 流れる被除湿空気と該中空糸膜間を流れるパージ空気との水蒸気モル分率差によ って被除湿空気を除湿する膜モジュール利用の空気除湿器と、渦流発生部で発生 させる渦流によって該渦流中心部分の空気が冷却され、渦流外側の空気が高温の 空気となる渦流形空気冷却器とを備え、上記空気除湿器に、除湿された空気を上 記渦流発生部に供給する流路と、中空糸膜間にパージ空気を供給するパージ空気 供給孔、及び上記パージ空気を排出するパージ空気排出孔とを設け、上記空気除 湿器と渦流形空気冷却器の間に、空気除湿器で除湿された空気を上記渦流発生部 に供給する流路と、渦流形空気冷却器の高温空気をパージ空気供給孔に供給する パージ空気流路とを設け、空気除湿器において除湿された空気に渦流を発生させ て、これにより冷却された空気を上記空気冷却器の低温空気ケースから流出させ るとともに、加熱された空気を上記空気除湿器のパージ空気とすることを特徴と している。
【0007】 また、同様の課題を解決するため、上記低温空気発生装置において、入口カバ ーと出口カバーの間に、空気除湿器と空気冷却器とをほぼ平行に設置し、上記入 口カバーに被除湿空気の供給開口を、出口カバーに空気除湿器で除湿された空気 を渦流形空気冷却器の渦流発生部に供給する流路をそれぞれ設け、上記渦流形空 気冷却器が、ほぼ同心に配設された外側ケース及び内側ケースと、これらのケー スの反対側にほぼ同心に設けた低温空気ケースとを備え、外側ケースと内側ケー ス間の空間を、該内側ケースの内周面近くとパージ空気供給孔とを連通させるパ ージ空気流路としたこと; 並びに、この低温空気発生装置において、空気除湿器が、パージ空気供給孔を 有する内側ケースと、これとほぼ同心に配設したパージ空気排出孔を有する外側 ケースとを備え、渦流形空気冷却器が、上記内側ケース内にほぼ同心に配設した 高温空気ケースと、該高温空気ケースの反対側にこれとほぼ同心に配設した低温 空気ケースとを備え、高温空気ケースと除湿器の内側ケース間の空間を、高温空 気ケースの内周面近くと上記パージ空気供給孔とを連通させるパージ空気流路と したことを特徴としている。
【0008】 さらに、同様の課題を解決するため、これらの低温空気発生装置において、入 口カバーに、渦流中心部分の冷却された空気を低温空気ケースに向けて反転させ るとともに渦流外側の高温のパージ空気の量を調整する調節体を、空気冷却器の 内側ケースまたは高温空気ケースに対して進退可能に設けたことを特徴としてい る。
【0009】 また、同様の課題を解決するため、本考案における低温空気発生装置は、複数 個の除湿部を有し、これらの除湿部に設けた吸湿剤によって被除湿空気を除湿す るとともに、パージ空気によって該吸湿剤を再生させる吸湿剤利用の空気除湿器 と、渦流発生部で発生させる渦流によって該渦流中心部分の空気が冷却され、渦 流外側の空気が高温の空気となる渦流形空気冷却器と、被除湿空気を上記各除湿 部に切り換えて供給する流路と、これらの除湿部で除湿された空気を上記渦流形 空気冷却器の渦流発生部に切り換えて供給する流路と、該空気冷却器から排出さ れる高温の空気を各除湿部に切り換えて供給するパージ空気流路と、これらの流 路に設けられ各流路の空気の流れを切り換える切換弁とを備えていることを特徴 としている。
【0010】
【作用】
入口カバーの供給開口から供給された高圧高湿の被除湿空気は、膜モジュール 利用の空気除湿器において除湿され、除湿された空気は、出口カバーに設けた流 路から渦流形空気冷却器の渦流発生部に流入して渦流を発生し、渦流中心部分の 冷却された空気は、調節体で反転されて低温空気ケースから流出する。また、渦 流外側の高温の空気は、パージ空気流路を通ってパージ空気として空気除湿器に 供給され、該除湿器内を流れる被除湿空気を除湿した後外部に排出される。 この場合、空気冷却器または空気除湿器のケースを二重にして、空気冷却器の 二重のケース間または除湿器の内側ケースと冷却器の高温空気ケース間をパージ 空気流路としたので、配管によってパージ空気流路を接続する必要がない。 また、入口カバーに進退可能設けた調節体でパージ空気の量を調節することに よって、空気の冷却温度と湿度とを調整することができる。
【0011】 渦形空気冷却器は、より低温の空気を得るためにはより多くの高温空気を排出 しなければならないが、膜モジュール利用の空気除湿器は、パージ空気が多くな るほど除湿性能が高くなって低湿度の空気が得易くなるので、高温の空気をパー ジ空気とすることにより、空気を効率よく冷却することができる。 また、被除湿空気を吸着剤利用の空気除湿器に供給し、これにより除湿された 空気の一部を渦流形空気冷却器により冷却するとともに、高温の残部の空気を吸 着剤再生のパージ空気として利用することができ、空気除湿器における2個の除 湿部に給排する空気は、これらの流路中に設けた切換弁によって切り換えること ができる。
【0012】
【実施例】
図1及び図2は本考案の第1実施例を示し、この低温空気発生装置10は、入 口カバー11と出口カバー12を備え、これらのカバー間に、膜モジュール利用 の空気除湿器14と渦流形空気冷却器15が、ほぼ平行に設置されている。 上記空気除湿器14は、カバー11と12の間に気密に取付けられた円筒状の ケース16と、該ケース16内に挿入された膜モジュール17とを備え、ケース 16の入口側は、入口カバー11に設けた圧縮空気の供給口18に、出口側は、 出口カバー12に設けた流路19にそれぞれ連通している。 上記膜モジュール17は、水蒸気の透過性に優れた除湿用の中空糸膜20の多 数本を束ねて、長手方向の両端近くをポッティング21,21したものとして構 成され、ポッティング21,21によってケース16内に気密に取付けられてお り、ケース16は、ポッティング21,21より軸方向内方に、パージ空気供給 孔22,・・とパージ空気排出孔23,・・とが、それぞれ円周方向に複数開設 されている。
【0013】 上記膜モジュール17は、中空糸膜20,・・内を流れる高圧高湿の被除湿空 気と、中空糸膜20,・・の間を流れる低圧低湿のパージ空気との水蒸気モル分 率差により、被除湿空気の水分が中空糸膜20,・・の細孔によって凝縮し、凝 縮した水が中空糸膜20,・・間を流れるパージ空気で蒸発することによって、 空気を除湿するものである。 したがって、供給口18から中空糸膜20,・・内に供給された被除湿空気は 、パージ空気供給孔22,・・から中空糸膜20,・・間に供給されたパージ空 気で除湿されて流路19に流出し、被除湿空気を除湿したパージ空気は、パージ 空気排出孔23,・・から外部に排出される。
【0014】 上記空気冷却器15は、両端がカバー11と12に気密に取付けられた筒状の 外側ケース26と、一端が出口カバー12に螺着され、先端が入口カバー11と の間に間隙28を有する内側ケース27とを備え、同心に配設されたこれらのケ ース26と27の間に環状のパージ空気流路29が形成されており、パージ空気 流路29の入口側は間隙28を介して内側ケース27の内周面付近に連通し、出 口側は出口カバー12に設けた流路30と環状の分配流路31によって空気除湿 器14のパージ空気供給孔22,・・に連通している。また、入口カバー11に は、上記間隙28を調整する調節体32が内側ケース27に対して進退可能に螺 着されている。
【0015】 出口カバー12における内側ケース27と反対側には、低温空気ケース34が 内側ケース27の延長線上にほぼ同軸に螺着され、これらのケース間に空気に渦 流を発生させる渦流発生部35が設けられており、ケース27と34間の渦流発 生部34側に形成したノズルは、渦流発生部35の中心孔35aによって互いに 連通し、流路19は渦流発生部35の接線方向に開口している。
【0016】 上記低温空気発生装置10は、入口カバー11の供給口18から空気除湿器1 4の中空糸膜20,・・内に高圧高湿の被除湿空気(図の実線参照)を、パージ 空気供給孔22,・・から中空糸膜20,・・の間にパージ空気をそれぞれ供給 すると、中空糸膜20,・・内を流れる被除湿空気が中空糸膜20,・・の間を 流れるパージ空気によって除湿され、低湿の空気となって出口カバー12の流路 19に流出する。 空気除湿器14において除湿された空気は、流路19から空気冷却器15の渦 流発生部35に接線方向から流入して渦流となり、内側ケース27に流出した渦 流外側の高温の空気は、間隙28、パージ空気流路29、流路30及び分配流路 31を通って、パージ空気供給孔22,・・からパージ空気として空気除湿器1 4に供給される(図の一点鎖線参照)。また、内側ケース27における渦流内側 の低温の空気は、調節体32により反転されて低温空気ケース34から流出する (図の点線参照)。 したがって、空気冷却器15から無駄に排出されていた高温の空気をパージ空 気として利用することにより、空気の消費量が少なくなり、しかもその熱を有効 に利用するのでエネルギーを節約することができる。 この場合、調節体32を内側ケース27に対して進退させて間隙28を調整す ることにより、空気除湿器14に供給するパージ空気の量を調整することができ る。
【0017】 上記第1実施例は、空気冷却器15を外側ケース26と内側ケース27とで構 成して、これらのケース間の空間をパージ空気流路29としたので、カバー11 と12間に空気除湿器14と冷却器15とを組み付けるとパージ空気流路29が 構成されるので、パージ空気流路29の形成が容易で、しかも装置をコンパクト にすることができる。 膜モジュール利用の空気除湿器14は、パージ空気の温度が高いと除湿効率が 向上するが、空気除湿器自体から排出される空気の一部をそのままパージ空気と する公知の空気除湿器と異なり、空気冷却器15において発生した高温の空気を パージ空気とするので、空気除湿器14における除湿効率が向上する。
【0018】 図3は本考案の第2実施例を示し、この低温空気発生装置40は、入口カバー 41と出口カバー42との間に、気密にかつほぼ同心に取付けられた外側ケース 46及び内側ケース47を有する環状の空気除湿器44と、内側ケース47内に これとほぼ同心に設置された空気冷却器45とを備え、上記内側ケース47と空 気冷却器45の高温空気ケース48との間にパージ空気流路49が形成され、内 側ケース47にパージ空気供給孔51,・・が、外側ケース46にパージ空気排 出孔52,・・が、それぞれ開設されている。
【0019】 上記空気冷却器45の高温空気ケース48は、入口カバー41との間に間隙2 8,・・を設けて出口カバー42に気密に取付けられ、入口カバー41に、間隙 28,・・を調節する調節体32が気密に螺着されている。 第2実施例における空気除湿器44と空気冷却器45の他の構成は第1実施例 と同じであるから、図の主要な同一の箇所に同一の符号を付して、詳細な説明は 省略する。
【0020】 上記第2実施例は、空気除湿器44と空気冷却器45をほぼ同心に配設して、 これらのケース47と48の間にパージ空気流路49を形成したので、パージ空 気流路の形成が容易で、しかもコンパクトなものにすることができる。また、環 状の空気除湿器44は空気の流通面積が大きいので、中空糸膜20,・・の数を 多くすることができる。
【0021】 図4は本考案の第3実施例の概略構成図を示し、この低温空気発生装置60に おける空気除湿器61は、一体に構成した複数個(図示の例では2個)の除湿部 61aと61bを備え、これらの除湿部61a,61bは、吸湿剤によって被除 湿空気の水分を吸湿する吸湿剤利用の除湿部として構成されており、空気冷却器 62は、空気冷却器45と同一の構成を備えている。 また、上記空気除湿器61と圧縮空気源(図示省略)間の空気流路63に、被 除湿空気を除湿部61aと61bとに切り換えて供給する切換弁63aが、空気 除湿器61と空気冷却器62の渦流発生部間の流路64に、除湿部61aと61 bで除湿された空気を切り換えて渦流発生部に供給する切換弁64aが、空気冷 却器62と空気除湿器61間のパージ空気流路65に、空気冷却器62から排出 される高温の空気を除湿部61aと61bとに切り換えて供給する切換弁65a が、それぞれ設けられている。
【0022】 上記第3実施例は、切換弁63aによって除湿部61aに被除湿空気を供給す ると、この空気が除湿部61aにおいて除湿された後、流路64の切換弁64a を通って空気冷却器62で冷却され、低温低湿となった空気は、空気冷却器62 から所望の場所に供給される。一方、空気冷却器62から排出される高温の空気 は、パージ空気流路65の切換弁65aを通って除湿部61bに供給され、該除 湿部の吸湿剤を再生した後外部に排出される。これらの流路中の切換弁63a, 64a及び65aをそれぞれ切り換えると、被除湿空気が除湿部61bで除湿さ れて空気冷却器62に供給され、空気冷却器62から排出される高温の空気は、 パージ空気として除湿部61aに供給されて該除湿部の吸湿剤を再生する。 この場合も、高温の空気によって吸湿剤を再生させるので、速やかに吸湿剤を 再生することができ、空気の消費量が少なく、しかもエネルギーを節約すること ができる。 なお、図示の例においては、切換弁63a,64a,65aを電磁弁としてい るが、これらの切換弁は電磁駆動の弁に限定されるものではない。
【0023】
【考案の効果】
本考案の低温空気発生装置は、渦流形空気冷却器から無駄に排出される高温の 空気を、空気除湿器におけるパージ空気として利用するために、空気の消費量が 少なくなり、しかも高温の空気の熱を有効に利用できるので、エネルギーを節約 することができる。 また、渦流形空気冷却器の内外ケース間、または空気除湿器及び渦流形空気冷 却器のケース間をパージ空気流路としたことにより、空気除湿器と渦流形空気冷 却器とを入口カバーと出口カバーに組み付けるとパージ空気流路を構成できるの で、パージ空気流路を簡単に形成することができ、しかも装置をコンパクトなも のにすることができる。
【0024】 さらに、被除湿空気を上記2個の除湿部に供給する流路と、これらの吸湿部と 渦流形空気冷却器の渦流発生部と、該空気冷却器の高温空気排出部と2個の吸湿 部とを連通させる流路とに、これらの流路を切り換える切換弁をそれぞれ設けた ので、吸湿剤利用の空気除湿器を使用した低温空気発生装置を連続して作動させ ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の縦断面図である。
【図2】同じく構成図である。
【図3】第2実施例の縦断面図である。
【図4】第3実施例の構成図である。
【図5】公知の渦流形空気冷却器の縦断面図である。
【図6】公知の空気除湿器の構成図である。
【符号の説明】
10,40,60 低温空気発生装置 11,41 入口カバー 12,42 出口カバー 14,44,61 空気除湿器 15,45,62 空気冷却器 17 膜モジュール 18 供給開口 19,63,64 流路 20 中空糸膜 22,51 パージ空気供給孔 23,52 パージ空気排出孔 26,27,46,47 ケース 29,49,65 パージ空気流路 34 低温空気ケース 35 渦流発生部 48 高温空気ケース 61a,61b 除湿部 63a,64a,65a 切換弁

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空糸膜内を流れる被除湿空気と該中空
    糸膜間を流れるパージ空気との水蒸気モル分率差によっ
    て被除湿空気を除湿する膜モジュール利用の空気除湿器
    と、渦流発生部で発生させる渦流によって該渦流中心部
    分の空気が冷却され、渦流外側の空気が高温の空気とな
    る渦流形空気冷却器とを備え、 上記空気除湿器に、中空糸膜間にパージ空気を供給する
    パージ空気供給孔と、上記パージ空気を排出するパージ
    空気排出孔とを設け、 上記空気除湿器と渦流形空気冷却器の間に、空気除湿器
    で除湿された空気を上記渦流発生部に供給する流路と、
    渦流形空気冷却器の高温空気をパージ空気供給孔に供給
    するパージ空気流路とを設け、 空気除湿器において除湿された空気に渦流を発生させ
    て、これにより冷却された空気を上記空気冷却器の低温
    空気ケースから流出させるとともに、加熱された空気を
    上記空気除湿器のパージ空気とする、 ことを特徴とする低温空気発生装置。
  2. 【請求項2】 入口カバーと出口カバーの間に、空気除
    湿器と空気冷却器とをほぼ平行に設置し、 上記入口カバーに被除湿空気の供給開口を、出口カバー
    に空気除湿器で除湿された空気を渦流形空気冷却器の渦
    流発生部に供給する流路をそれぞれ設け、 上記渦流形空気冷却器が、ほぼ同心に配設された外側ケ
    ース及び内側ケースと、これらのケースの反対側にほぼ
    同心に設けた低温空気ケースとを備え、外側ケースと内
    側ケース間の空間を、該内側ケースの内周面近くとパー
    ジ空気供給孔とを連通させるパージ空気流路とした、 ことを特徴とする請求項1に記載した低温空気発生装
    置。
  3. 【請求項3】 空気除湿器が、パージ空気供給孔を有す
    る内側ケースと、これとほぼ同心に配設したパージ空気
    排出孔を有する外側ケースとを備え、 渦流形空気冷却器が、上記内側ケース内にほぼ同心に配
    設した高温空気ケースと、該高温空気ケースの反対側に
    これとほぼ同心に配設した低温空気ケースとを備え、高
    温空気ケースと除湿器の内側ケース間の空間を、高温空
    気ケースの内周面近くと上記パージ空気供給孔とを連通
    させるパージ空気流路とした、 ことを特徴とする請求項2に記載した低温空気発生装
    置。
  4. 【請求項4】 入口カバーに、渦流中心部分の冷却され
    た空気を低温空気ケースに向けて反転させるとともに渦
    流外側の高温のパージ空気の量を調整する調節体を、空
    気冷却器の内側ケースまたは高温空気ケースに対して進
    退可能に設けた、 ことを特徴とする請求項2または3に記載した低温空気
    発生装置。
  5. 【請求項5】 複数個の除湿部を有し、これらの除湿部
    に設けた吸湿剤によって被除湿空気を除湿するととも
    に、パージ空気によって該吸湿剤を再生させる吸湿剤利
    用の空気除湿器と、渦流発生部で発生させる渦流によっ
    て該渦流中心部分の空気が冷却され、渦流外側の空気が
    高温の空気となる渦流形空気冷却器と、被除湿空気を上
    記各除湿部に切り換えて供給する流路と、これらの除湿
    部で除湿された空気を上記渦流形空気冷却器の渦流発生
    部に切り換えて供給する流路と、該空気冷却器から排出
    される高温の空気を各除湿部に切り換えて供給するパー
    ジ空気流路と、これらの流路に設けられ各流路の空気の
    流れを切り換える切換弁とを備えている、 ことを特徴とする低温空気発生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2713118A3 (en) * 2012-09-26 2014-11-12 Kyungdo Co., Ltd. Vortex tube
JP2017064949A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 旭化成株式会社 押出機及びそれを用いた熱可塑性樹脂組成物の製造方法
JP2020111067A (ja) * 2020-04-28 2020-07-27 旭化成株式会社 押出機及びそれを用いた熱可塑性樹脂組成物の製造方法

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