JP3004936U - 鋼製書架 - Google Patents

鋼製書架

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JP3004936U
JP3004936U JP1994007553U JP755394U JP3004936U JP 3004936 U JP3004936 U JP 3004936U JP 1994007553 U JP1994007553 U JP 1994007553U JP 755394 U JP755394 U JP 755394U JP 3004936 U JP3004936 U JP 3004936U
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JP1994007553U
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Inventor
伯一 谷
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日本ファイリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単柱構造の鋼製書架における図書群の区切り
目を袖板によって明確に識別できるようにする。 【構成】 両端に袖板4を立設した複数の棚板3を、左
右方向に一列に立設した支柱2にそれぞれ片持ち状に取
付け、左右方向に連続的にかつ上下数段に配設した単柱
構造の鋼製書架1において、袖板4の前記棚板側の板面
に膨出部9を設ける。支柱2には一列の係合孔8が設け
られ、左右の棚板の袖板は同じ係合孔に係合させる。膨
出部9は袖板4を絞り加工することにより形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば図書館において開架書架として使用される鋼製書架に関する。
【0002】
【従来技術】
図書館の、書架への図書の出し入れを閲覧者自身が行う開架室に設置される開 架書架には、大別してパネル構造のものと、複柱構造のものと、単柱構造のもの とがある。
【0003】 パネル構造の書架は、通常木製で、図9(a)に示すように、左右の側板01, 01と上下の棚板02,02により区画された棚小間03を左右、上下に多数配列して構 成されている。
【0004】 これに対し複柱構造の書架においては、図9(b)に示すように、各棚板02が その左右両端部において、前後方向に列設された各1対の支柱04a,04bによっ て支持されており、各部材は鋼材からなっている。
【0005】 単柱構造の書架も同様に鋼製であるが、上記複柱構造のように前後2列の支柱 を設けず、前記支柱04bに相当する唯1列の支柱を設け、この支柱列に棚板を片 持ち状に張り出させて取付けたものである(図1参照)。各棚板の両端には薄い 鋼板からなる袖板が立設されており、この袖板により各棚段が左右の棚小間に仕 切られている。
【0006】 パネル構造および複柱構造の書架においては、側板01もしくは支柱04aがかな りの巾を持っているので、その分格納される図書の冊数が少なくなるが、単柱構 造においては間口面にこのような側板もしくは支柱が存在しないので、比較的多 くの図書を格納できる。
【0007】
【解決しようとする課題】
ところで、図書館において上記各構造の開架書架に図書を格納する場合、同一 分類に属する図書は、前記側板、支柱もしくは袖板によって区切られた部分毎に 上段から下段へ向って配列されるのが普通である。すなわち、例えば図9(a) の書架において、或る分類の図書を棚小間03aに側板01a側から矢印a方向に順 次並べて行き、分類半ばで側板01bに達した時、後続の図書は1段下の棚小間03 bに再び側板01a側から側板01bへ向って配列されて行く。従って棚小間03aに 側板01bを挟んで隣接する棚小間03cには他の分類に属する図書が格納されるこ ととなる。
【0008】 このような配列で格納されている図書から閲覧者が所望のものを探し出す時、 前記パネル構造および複柱構造の書架においては、閲覧者は巾広の側板もしくは 支柱によって分類の区切り目を明確に視認できるので、直ちに下の段に目を転じ て図書の検索を続行できるが、単柱構造の書架においては、分類の区切り目を示 すはずの袖板が薄くて目立たず、また場合によっては図書と図書の間に隠れて見 えなくなるので、そのまま隣りの分類を異にする図書の方に目を移して行くこと となり易く、所望の図書を効率良く探し出す上で不便である。
【0009】 従って、本考案は、図書群の区切り目を袖板によって明確に識別できるように した単柱構造の鋼製書架を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】
このため、本考案においては、両端に袖板を立設した複数の棚板を、左右方向 に一列に立設した支柱にそれぞれ片持ち状に取付け、左右方向に連続的にかつ上 下数段に配設した鋼製書架において、前記袖板の前記棚板側の板面に該袖板を部 分的に絞り加工して形成した膨出部を設け、かつ前記支柱に上下一列の係合孔を 設けて左右の棚板の袖板を同じ係合孔に係合させる。
【0011】 このような単柱構造の鋼製書架においては、隣接する左右の棚板の対向端部に 立設された各袖板どうしが互いに重なり合って一つの仕切りを形成するが、重な り合った左右の袖板にそれぞれ前記膨出部が設けられているので、これらの袖板 を挟んで両側に配置された図書の間には適当な隙間が生じ、かつ袖板が図書によ って隠されることがなく、従ってこれらの袖板を前方から明瞭に視認できるので 、両側に格納された各図書群どうしの境界を明確に識別でき、図書の探索を効率 良く行うことができる。
【0012】 前記膨出部は各袖板の対応する棚板側の板面に設けられているので、該袖板に 接している図書とこの袖板との間には膨出部以外の部分において隙間が生じ、こ の部分に指を差し入れることができるので、上記図書の出し入れが容易になる。 また、この膨出部は、袖板とこれに近接して格納されている図書との間に他の図 書を割込ませて挿入する時に、この図書を案内して挿入を容易にする。
【0013】 膨出部は袖板を絞り加工することにより容易に形成することができ、また左右 の棚板の袖板は支柱の同じ係合孔に係合するので、膨出部によって生ずる図書間 の隙間は、前記パネル構造における側板もしくは複柱構造における支柱の巾に比 して充分小さくすることができ、これによって格納可能な図書の冊数が実質的に 少なくなることもない。
【0014】 図書館の閉架室に設置される閉架書架は、図書の出し入れを熟練した館員が行 うので、前記のような図書探索上の問題を考慮する必要はない。本考案の書架を かかる閉架書架として使用する場合には、袖板だけを平板状のものに取替えるこ とにより図書の格納数をさらに増すことができ、棚板は開架、閉架両書架に共用 することができる。
【0015】
【実施例】
図1は本考案の一実施例に係る鋼製書架1の部分的斜視図である。この鋼製書 架1は、前述した単柱構造のものであり、左右方向に1列に立設した支柱2,2 …を有し、これらの支柱2に複数の棚板3が片持ち状に取付けられて前方に突出 した棚段が形成されている。棚板3は左右方向に連続的に配設されるとともに、 上下数段に配設されている。各棚板3の左右両端にはそれぞれ袖板4が立設され ている。このような棚段が支柱2の前後両側にそれぞれ設けられている。
【0016】 図2は隣接する左右の棚板3の衝合部分を前方からすなわち図1の矢印A方向 に見た正面図、図3は図2のIII −III 線に沿う断面図、図4は図3のIV−IV線 に沿う断面図である。
【0017】 これらの図から分るように、棚板3は、図書5を載置する上板3aと、該上板 3aの前後の辺に沿って垂下した側板部3b,3bと、上板3aの左右の両辺に 沿って垂下した側板部3c,3cとからなる扁平な箱形をなしている。袖板4は 、その下縁部を上方へ屈曲して形成された折返し部4aにより棚板3の前記側板 部3cを下方から挟み付けて、棚板3の両端にそれぞれ固着され、上方へ突出し ている。
【0018】 袖板4の支柱2に沿う縁部4bには、上方にかぎ形の突起6が設けられるとと もに、下方にも突起7が設けられており、支柱2に一列に列設された係合孔8の 1つに突起6を差し込んで引掛け、突起7を対応する他の係合孔8に差し込むこ とにより、袖板4が支柱2に、縁部4bを該支柱に沿わせて取付けられ、かつこ の袖板4を介して棚板3が支柱2に取付けられる。左右の棚板3は同一の係合孔 8に係合する。
【0019】 このようにして左右の棚板3を支柱2に取付けた時、各棚板3の袖板4どうし は面と面を重ね合わせた状態となり、1つの仕切り壁を形成するが、これらの袖 板4にはそれぞれ対応する棚板3側へ膨出した膨出部9が設けられている。この 膨出部9は1枚の鋼板からなる袖板4を絞り加工することにより形成され、袖板 4の基面から立上がった四周の斜面部9aと、これらの斜面部9aに連なる中央 の平面部9bとからなっている。斜面部9aは図示のように直線状の斜面に形成 するのが好ましいが、丸味を有する弯曲面に形成してもよい。
【0020】 重なり合った左右の袖板4にそれぞれ膨出部9が設けられていることにより、 これらの袖板4を挟んで両側に配置された図書5の間には適当な隙間(図2)が 生じ、かつ袖板4が図書5によって隠されることなく、これらを前方から明瞭に 視認できるので、袖板4の両側に格納された各図書群どうしの境界を明確に識別 でき、図書の探索を効率良く行うことができる。 袖板4に膨出部9を設けることにより、袖板4が図書の小口から頁と頁との間 に入り込み一冊の図書が薄い袖板を挟み込んで該袖板の両側にまたがって格納さ れるようなこともなくなり、また袖板4に接している図書5と袖板4との間には 膨出部9以外の部分において隙間11(図2)が生じ、この部分に指を差し入れる ことができるので、上記図書5の出し入れが容易になる。
【0021】 また、膨出部9は、袖板4とこれに近接して格納されている図書との間に他の 図書を割込ませて挿入する時に、該図書を斜面部9aで案内して挿入を容易にす る。このためには、少なくとも棚間口面側の斜面部9aは前記のように直線状の 斜面すなわち平坦なテーパー面に形成するのが好ましい。
【0022】 膨出部9によって生ずる図書5間の隙間は、前記パネル構造における側板もし くは複柱構造における支柱の巾に比して充分小さくすることができるので、これ によって格納可能な図書の冊数が実質的に少なくなることもない。
【0023】 袖板4の板面内における膨出部9の位置、形状、数等は適宜変更可能である。 例えば、上記実施例においては、膨出部9はその上縁および前縁をそれぞれ袖板 4の上縁および前縁に一致させて形成されているが、図5に示すように膨出部9 を袖板4の板面内方に設け、膨出部9の周囲に袖板4の板状部分41 を残すよう にしてもよく、また図6に示すように膨出部を2つの膨出部分91 ,92 に分け て形成してもよい。さらに図7に示すように袖板4の前縁から後縁まで延びる角 形の溝状に形成してもよい。
【0024】 また、前記実施例においては棚段が支柱2の前後両側にそれぞれ設けられてい るが、支柱の一方側のみに棚段を設けた書架、例えば図8に示すように支柱2を 部屋の壁パネル12に一体に組み込み、壁面に沿わせて棚段を形成した書架等に本 考案を適用することも可能である。
【0025】
【考案の効果】
本考案によれば、単柱構造の鋼製書架における図書群の区切り目を袖板によっ て明確に識別できるようにし、図書探索の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る鋼製書架の部分的斜視
図である。
【図2】前記鋼製書架における袖板部分の正面図であ
る。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】袖板の一変形例を示す図3と同様な図である。
【図6】袖板のさらに他の変形例を示す図3と同様な図
である。
【図7】袖板のその他の変形例を示す斜視図である。
【図8】本考案の他の実施例を示す鋼製書架の部分的斜
視図である。
【図9】従来のパネル構造および複柱構造の書架を示す
部分的斜視図である。
【符号の説明】
1…書架、2…支柱、3…棚板、4…袖板、5…図書、
6,7…突起、8…係合孔、9…膨出部、11…隙間、12
…壁パネル。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に袖板を立設した複数の棚板を、左
    右方向に一列に立設した支柱にそれぞれ片持ち状に取付
    け、左右方向に連続的にかつ上下数段に配設した鋼製書
    架において、前記袖板の前記棚板側の板面に該袖板を部
    分的に絞り加工して形成した膨出部を設け、かつ前記支
    柱に上下一列の係合孔を設けて左右の棚板の袖板を同じ
    係合孔に係合させたことを特徴とする鋼製書架。
  2. 【請求項2】 前記膨出部の少なくとも棚間口面側を平
    坦なテーパー面に形成した請求項1の鋼製書架。
JP1994007553U 1994-06-03 1994-06-03 鋼製書架 Expired - Lifetime JP3004936U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016130437A (ja) * 2015-01-15 2016-07-21 実 水野

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