JP3004912B2 - 乳風味付与剤及びその製造方法 - Google Patents
乳風味付与剤及びその製造方法Info
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Description
の乳風味付与剤の製造方法及び乳風味付与剤に関する。
脂粉乳や脱脂粉乳が使用されているが、これらを添加す
るだけでは、食品に十分な乳風味を付与することができ
ない。しかも、これらは、少量添加するだけでは食品に
乳風味を付与することができないので、原料の一部とし
て大量に使用することが一般的である。食品に乳風味を
付与するための風味改良剤として、特開平7−2364
51号公報に、乳脂肪球皮膜成分からなる風味改良剤に
関する記載がある。しかし、乳風味付与剤やその製造方
法についての記載はない。
ーミルクは、脱脂乳とほぼ同様の成分を有していること
から、現状では、一部が脱脂乳の代用品として利用され
ているに過ぎず、残渣は廃棄処分されている。資源の有
効利用及び排水処理の面からもバターミルクの有効利用
が望まれている。バターミルクの利用方法としては、バ
ターミルクから乳脂肪球皮膜を得たり、複合脂質を高度
に含有する粉末を得て、これらを利用することが行われ
ている。バターミルクから乳脂肪球皮膜を得る方法とし
ては、アメリカ酪農科学会のタンパク質命名委員会によ
る脂肪球皮膜の調製方法が一般に知られている。また、
特開平3−251143号公報には、バターミルクを限
外濾過し、乾燥することにより、無味、無臭の粉末であ
る乳化活性を示す牛乳脂肪球皮膜を製造する方法が記載
されている。また、バターミルクから複合脂質を得る方
法としては、特開平5−292880号公報に、バター
ミルクまたはバターミルク還元乳を等電点でタンパク質
を沈殿させ、上澄み液を限外濾過して、乳由来の複合脂
質を高度に含有するリパーゼ阻害剤を得る方法が記載さ
れている。このようにバターミルクから特定の機能成分
を得るために、タンパク質の等電点を利用したり、膜処
理法を利用したりと様々な分画手段が用いられている。
溶液は成分の分子量の大きさから、脂肪球を含む粗大分
散系;乳糖、塩類、ビタミン等を含む分子分散系;血清
アルブミン、β−ラクトグロブリン等のホエータンパク
質、コロイド性リン酸カルシウム、脂肪球皮膜成分及び
カゼイン等のタンパク質を含むコロイド分散系;及びそ
の他の低分子物質に分類される。このうち、乳由来のコ
ロイド分散系成分は、バターミルク中に多く含まれてい
ることが一般に知られている。乳のコロイド分散系成分
であるカゼインタンパク質、ホエータンパク質及びコロ
イド性リン酸カルシウムを分画するために、乳を超遠心
分離にかける方法がある(New Food Industry Vol.33
(7), 56,1991)。しかしながら、乳由来の成分を分画す
るために用いられている超遠心分離による沈降法では、
連続分離が困難であり、また、膜分離法は目詰まりを起
こしやすく工業的生産には問題があった。
記のような従来技術の課題を解決し、バターミルクの有
効利用を図るべく、バターミルクを原料として、食品に
極く少量添加するだけで、乳風味を付与することができ
る糖質が豊富な分子分散成分を含有する乳風味付与剤を
容易にかつ工業的に製造する方法を提供することを目的
とする。
的を達成するために鋭意検討した結果、バターミルク中
の粗大分子分散系である乳脂肪球を遠心分離により除去
した後、2段階の限外濾過を行うことにより、コロイド
分散系成分を除去し、分子分散系成分中の低分子成分を
減少させて得られる濃縮液、及びそれを乾燥処理して得
られる粉末が、糖質豊富な分子分散系成分を含有するこ
と、また、その濃縮液及びその粉末を、各種の食品に極
く少量添加するだけで、食品に十分かつ良好な乳風味を
付与することができることを見出し、本発明を完成させ
た。
して乳脂肪球を除去し、次いで、分画分子量48,00
0及び18,000の限外濾過膜を使用する2段階の限
外濾過を行い、濃縮液を得ることを特徴とする乳風味付
与剤の製造方法である。本発明はまた、バターミルクを
遠心分離して乳脂肪球を除去し、次いで、分画分子量4
8,000及び18,000の限外濾過膜を使用する2段
階の限外濾過を行い、得られる濃縮液を乾燥処理して粉
末を得ることを特徴とする乳風味付与剤の製造方法であ
る。本発明はまた、上記乾燥粉末が、タンパク質5重量
%以下、糖質80重量%以上、脂質1重量%以下を含有
することを特徴とする前記乳風味付与剤の製造方法であ
る。本発明はまた、前記の製造方法により得られる乳風
味付与剤である。
する。本発明において原料として使用するバターミルク
は、クリームからバターを製造する際に副産物として産
出されるバターミルクを使用することができ、酸性バタ
ーミルクであっても甘性バターミルクであってもよい。
このバターミルクの原料乳は、哺乳動物の乳であれば特
に限定されず、例えば、牛乳、山羊乳、羊乳、水牛乳、
豚乳、人乳等を挙げることができる。また、バターミル
クは、バターミルクそのものであっても、バターミルク
粉であってもよく、バターミルクの場合はそのまま用い
ることができ、バターミルク粉の場合は、約10重量%
濃度となるように水に溶解してバターミルク還元乳とし
て用いることができる。
遠心分離して、原料乳中に0.4〜0.5重量%混入して
いる粗大分散系成分である乳脂肪球を除去する。遠心分
離装置としては、特に限定されないが、例えば、デラバ
ル型の連続液々遠心分離機等の公知のものを使用するこ
とができる。遠心分離は、12,000xG以上の条件で
分離することが好ましい。遠心分離により得られる重液
には、塩類、乳糖、ビタミン等を含む分子分散系成分;
血清アルブミン、β−ラクトグロブリン等のホエータン
パク質、カゼイン、脂肪球皮膜成分及びコロイド性リン
酸カルシウム等を含むコロイド分散系成分;及びその他
の低分子成分が存在する。
術を利用して、目的とする乳風味を含有する画分を濃縮
する。限外濾過は、2段階で行うが、第1段階は、分画
分子量48,000の限外濾過膜を使用して、ミセル状
を呈するカゼインをはじめとして分子量サイズが大きい
成分からなるコロイド分散系成分を除去する。また、第
2段階は、分画分子量18,000の限外濾過膜を使用
して、イオン性の塩類、水溶性ビタミン等の低分子成分
を減少させる。尚、第1段階と第2段階は、順番が逆で
あってもよいが、操作上では、まず第1段階で高分子成
分からなるコロイド分散系成分を除去しておくと、第2
段階で使用する限外濾過膜にかかる負荷(目詰まり)を
軽減させることができるので、第1段階で分画分子量4
8,000の膜を使用し、第2段階で18,000の膜を
使用することが好ましい。第1段階の分画分子量48,
000の膜を使用する限外濾過による膜処理は、処理さ
れる重液と同量の純水を供給しながら、透析濾過を行
い、重液の約4分の1量を濃縮液として除去し、透過液
を得ることが好ましい。処理の条件は、特に限定されな
いが、例えば、圧力0.5MPa、温度50℃、膜面流速6
m/secとすることが好ましい。また、第2段階の分画分
子量18,000の膜を使用する限外濾過による膜処理
は、第1段階で得られた透過液を、第1段階と同様の条
件により行い、透過液の約4分の1量の濃縮液を得るこ
とが好ましい。尚、この限外濾過による膜処理は、遠心
分離により得られた重液を、第1段階及び第2段階の限
外濾過膜に連続的に供給して行うこともできる。また、
限外濾過に使用する膜としては、特に限定されず、UF
平膜、0.1μm以下のMF膜、セラミック膜等を適宜使
用することができる。この2段階の限外濾過により、本
発明の目的成分である糖質が豊富な分子分散系を含有す
る濃縮液を得ることができる。この濃縮液は、糖質80
重量%以上、タンパク質5重量%以下、脂質1重量%以
下を含有する。本発明では、このようにして得られた濃
縮液を、食品の乳風味付与剤として使用することができ
る。
乾燥処理して粉末を得ることができる。乾燥処理の方法
は特に限定されず、例えば、噴霧乾燥、凍結乾燥、熱風
乾燥、真空乾燥等の方法を挙げることができる。本発明
においては、このようにして得られた粉末を、上記の濃
縮液と同様に、食品の乳風味付与剤として用いることが
できる。
来の糖質豊富な分子分散系成分を含有する濃縮液または
粉末は、各種食品に添加することにより、食品に十分か
つ良好な乳風味を付与することができる。本発明により
得られる濃縮液または粉末は、これまで食品業界で使用
されてきた全脂粉乳、脱脂粉乳、ホエー等の乳製品粉末
等の乳風味付与剤と比較して、極く少量の添加量で、よ
り良好な乳風味を食品に付与することができる。また、
本発明により得られる乳風味付与剤は、ミネラル、塩類
の低分子成分が除去されているため、上記の全脂粉乳、
脱脂粉乳、ホエー等の従来の乳風味付与剤よりも、バラ
ンスの良い乳風味を食品に付与することができる。
て、各種の食品に直接、あるいは予め香料等の食品添加
物と併用したものを添加することができるが、このよう
な食品の例としては、牛乳、製パン、洋菓子類、マーガ
リン、ハム、ソーセージ、チーズ、アイスクリーム等を
挙げることができる。中でも、乳を原料とする乳製品
は、その乳風味を強調してさらに良好なものとすること
ができるため、好ましい。例えば、植物脂主体のマーガ
リン等に添加した場合には、バター様の繊細な風味が強
調され、その風味は非常に良好なものとなる。また、ア
イスクリーム等のデザート食品に添加した場合には、コ
ク味が付与される。尚、本発明の乳風味付与剤の添加量
は、食品の種類やその目的によって異なるが、通常0.
01〜20重量%でその特徴を発揮することができる。
特に、本発明の乳風味付与剤が濃縮液の場合には、1.
0〜5.0重量%、粉末の場合には、0.1〜0.5重量
%添加することが好ましい。
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
量%濃度の還元バターミルク約2.5Lを得た。これを
デラバル型の連続液々遠心分離機(デラバルMS−10
0型:国産遠心機(株)製、調節板38)にかけ、重液
を回収した。この重液を限外濾過装置(フィルトライザ
ーBK−2.1P:東レ(株)製、分画分子量48,00
0)を用い、0.5MPaの圧力を与え、重液温度50℃、
膜面流速6m/secで濾過して、透過液を得た。この透過
液をさらに、限外濾過装置(フィルトライザーB1−
1.1:東レ(株)製、分画分子量18,000)で濃縮
した後、濃縮液を凍結乾燥することにより、糖質豊富な
分子分散系成分を含有する粉末約9.1gを得た。また
この粉末を常法により分析したところ、タンパク質4.
2重量%、糖質83.5重量%、脂質0.0重量%を含有
するものであった。
高速液体クロマト分析を行った。即ち、ゲル濾過カラム
(TSK gel、G2000SW、φ7.8mm×60cm:東ソー(株)
製)を取り付けたHPLCシステム(PU-980、UV-970
(日本分光(株)製)に、本発明のコロイド分散系成分
を含有する粉末を0.1M塩化ナトリウムを含む50mMリ
ン酸緩衝液(pH7.0)のHPLC溶出溶液で20%に溶
解した試料を3μL注入し、流速1.0ml/minの同緩衝
液で溶出した。尚、検出器 UV波長280nmで測定
し、本発明の乳風味付与剤を構成する成分のゲル濾過H
PLCパターンを得た。結果を図1に示す。図1に示さ
れるように、本発明の乳風味付与剤には、2つのピーク
が検出された。この2つのピークは、それぞれ23分に
おいて85%溶出する画分と24分において11%溶出
する画分であった。
において0.01重量%添加し、常法に従ってマーガリ
ンを製造した。また、実施例1で得られた粉末に代え
て、全脂粉乳を2重量%添加し、常法に従ってマーガリ
ンを製造し、これを比較例1とした。
た。官能検査は、訓練された官能検査パネル30名によ
って、乳風味、後味について2点嗜好法を用いて行っ
た。評価は、市販の8枚切り食パンを1/4に切り、こ
れにマーガリンを塗ったものを食することにより行っ
た。比較例1のマーガリンについても同様に評価を行っ
た。結果を表1に示す。
加したマーガリン(実施例2)は、添加しないマーガリ
ン(比較例1)に比べて、乳風味、後味ともに、優れた
結果が得られた。
量%濃度の還元バターミルク約2.5Lを得て、実施例
1で使用した限外濾過装置(フィルトライザーB1−
1.0:東レ(株)製、分画分子量18,000)を用い
て分画した。得られた透過液を凍結乾燥することにより
粉末16.3gを得た。
本発明の粉末と置き換えて、実施例2に従いマーガリン
を得た。このマーガリンを試験例2と同様の方法により
官能試験を行った。結果を表2に示す。
加したマーガリンは、比較例2のマーガリンに比べて、
乳風味、後味ともに、優れた結果が得られた。この結果
より、限外濾過処理は、分画分子量48,000と18,
000の2段階で行うことにより(実施例2)、分画分
子量18,000のみで行う場合(比較例2)に比べ
て、優れた乳風味付与剤を得ることができることが判明
した。
飴50g、乳化剤2g、水270gを原料として、さら
に、実施例1で得られた粉末0.6gを、アイスクリー
ムの混合・攪拌工程において添加して、常法に従ってア
イスクリームを製造した。また、実施例1で得られた粉
末を添加しないこと以外は、実施例3と同様にしてアイ
スクリームを製造し、これを比較例3とした。
価した。官能検査は、試験例2と同様に、訓練された官
能検査パネル30名によって、乳風味、後味について2
点嗜好法を用いて行った。比較例3のアイスクリームに
ついても同様に評価を行った。結果を表3に示す。
加したアイスクリーム(実施例3)は、添加しないアイ
スクリーム(比較例3)に比べて、乳風味、後味とも
に、優れた結果が得られた。
バターミルク由来の糖質が豊富な分子分散系成分を含有
する乳風味付与剤を容易に製造することができる。本発
明の乳風味付与剤は、ミネラル、塩類等の含量が少ない
ため、食品に良好な乳風味を付与することができる。ま
た、本発明の方法によれば、膜の目詰まりといった問題
もなく、工業的に乳風味付与剤を製造することができ
る。本発明の方法により得られる乳風味付与剤は、従来
の乳風味付与剤である全脂粉乳、脱脂粉乳、ホエー等を
添加する場合と比べて、極く少量の添加量で、乳味感及
び後味ともに優れた乳風味を付与することができる。即
ち、本発明の乳風味付与剤は、従来の乳風味付与剤に代
って、今後幅広く食品加工分野において利用され得るも
のである。
ゲル濾過HPLCパターンを示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 バターミルクを遠心分離して乳脂肪球を
除去し、次いで、分画分子量48,000及び18,00
0の限外濾過膜を使用する2段階の限外濾過を行い、濃
縮液を得ることを特徴とする乳風味付与剤の製造方法。 - 【請求項2】 バターミルクを遠心分離して乳脂肪球を
除去し、次いで、分画分子量48,000及び18,00
0の限外濾過膜を使用する2段階の限外濾過を行い、得
られた濃縮液を乾燥処理して粉末を得ることを特徴とす
る乳風味付与剤の製造方法。 - 【請求項3】 粉末が、タンパク質5重量%以下、糖質
80重量%以上、脂質1重量%以下を含有することを特
徴とする請求項2記載の乳風味付与剤の製造方法。 - 【請求項4】 バターミルクを遠心分離して乳脂肪球を
除去し、次いで、分画分子量48,000及び18,00
0の限外濾過膜を使用する2段階の限外濾過を行い、得
られる濃縮液からなることを特徴とする乳風味付与剤。 - 【請求項5】 バターミルクを遠心分離して乳脂肪球を
除去し、次いで、分画分子量48,000及び18,00
0の限外濾過膜を使用する2段階の限外濾過を行い、得
られた濃縮液を乾燥処理して得られる粉末からなること
を特徴とする乳風味付与剤。 - 【請求項6】 粉末が、タンパク質5重量%以下、糖質
80重量%以上、脂質1重量%以下を含有することを特
徴とする請求項5記載の乳風味付与剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8104388A JP3004912B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 乳風味付与剤及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP8104388A JP3004912B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 乳風味付与剤及びその製造方法 |
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JPH09266757A JPH09266757A (ja) | 1997-10-14 |
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ID=14379371
Family Applications (1)
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Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4314025B2 (ja) * | 2002-12-10 | 2009-08-12 | 明治乳業株式会社 | 風味の良いバターミルク関連乳製品、乳加工品の製造法 |
JP5306440B2 (ja) * | 2011-11-18 | 2013-10-02 | 味の素ゼネラルフーヅ株式会社 | 植物油脂を乳脂肪代替成分として含有する飲料 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8104388A patent/JP3004912B2/ja not_active Expired - Fee Related
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