JP3004190U - 組立式の多目的スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 傘立て、植木鉢台、ゴルフクラブスタンド、
ゴミ袋スタンド、その他各種の用途を有し、多目的に使
用できるというスタンドであって、しかも高さ調節もで
き組立式であり、かつ収納物や載置物が安定に保持でき
るという組立式の多目的スタンドを開発すること。 【構成】 底部台に設けた３個の挿入穴に嵌合させて３
本の支柱を着脱自在に立て、この３本の支柱の上端と嵌
合する被せ穴を有する環状部材を前記支柱に着脱自在に
取付け、環状部材の上縁を凹凸状に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、傘立て、植木鉢台、ゴルフクラブスタンド、或はゴミ袋スタンドな ど各種の用途に使用することができるという組立式の多目的スタンドに関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、傘立てを植木鉢台として使用することはできなかったし、またゴルフク ラブスタンドを植木鉢台やゴミ袋スタンドにすることも不都合であったし、これ ら種々なる用途に利用できる多目的スタンドというものは存在しなかった。

【０００３】 また従来の傘立てやゴルフクラブスタンド等は、高さが一定であり目的により 高さを変えることができる組立式にはなっておらず不便であると共に、収納され た傘やクラブが上縁に安定して保たれず滑り易く不都合なものとなっていた。 同様に従来の植木鉢台にも滑り止めはなく不安定なものであった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上述したような諸問題を解決することを目的としてなされたものであ り、傘立て、植木鉢台、ゴルフクラブスタンド、ゴミ袋スタンドなど各種の用途 に使用でき、しかも組立式であって支柱を交換することにより、高さを調節する ことが可能で、かつ上縁が滑りにくい形状になっているという新規な組立式の多 目的スタンドを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために種々検討した結果、底部台と３本の支柱と、上縁 が凹凸状に形成された環状部材とを組立式に構成することにより、非常に便利な 多目的スタンドになることを見い出したのである。

【０００６】 すなわち本考案は、底部台の周辺にほぼ均等な間隔で３個の挿入穴を設け、前 記各々挿入穴に着脱自在に嵌合して立設される支柱を設け、前記３本の支柱のそ れぞれの上端部に着脱自在に嵌合する被せ穴を有する環状部材を取付け、かつ前 記環状部材の上縁が凹凸状に形成されていることを特徴とする組立式の多目的ス タンド、を要旨とするものである。

【０００７】 本考案を図面を参照して詳細に説明する。 図１は本考案スタンドの１実施例の斜視図である。 図２は図１の実施例の支柱を交換して高さを変えたときの斜視図である。

【０００８】 これらの図の様に本考案スタンドは、底部台（１）と３本の支柱（２）と環状 部材（３）の３種の部品から構成され、この支柱（２）を交換することにより、 スタンドの高さを変えることができる様になっている。

【０００９】 つまり、本考案スタンドは組立式になっており、このスタンドは底部台（１） と３本の支柱（２）と環状部材（３）とに分解することが可能になっている。 したがって一組の底部台（１）と環状部材（３）に対して、長さの異なる複数 組の支柱（２）をセットにすることによりスタンドの高さを支柱（２）の種類の 数だけ変化させることができるのである。

【００１０】 例えば、ゴルフクラブスタンドとして使用する場合は高さが７０cm位になる支 柱（２）、傘立てとして利用する場合は高さが５０cm位になる支柱（２）、また ゴミ袋スタンドとして使用する場合は高さが４０cm位になる支柱（２）を、それ ぞれ選んでやれば好適に使用できるのである。 なお、高さを例えば６０cm位の一定にして、傘立て、植木鉢台、ゴルフクラブ スタンド、ゴミ袋スタンドにそれぞれ使用しても良いことは勿論である。

【００１１】 図３は本考案における支柱がその上下において着脱できる点を示した部分断面 図である。 この図の様に底部台（１）には挿入穴（４）が設けられており、この中へ支柱 （２）の下端部が着脱自在に嵌合され支柱（２）を立設できるのである。 一方、環状部材（３）には被せ穴（５）があって、この中へ支柱（２）の上端 部が着脱自在に嵌合できるよう構成されている。

【００１２】 つまり、支柱（２）は３本とも上記のようにその上下が着脱自在に嵌合できる ようになっているため、本考案スタンドは組立式であると共に、底部台（１）と 支柱（２）と環状部材（３）とに分解することができるのである。 なお、支柱（２）を３本としたのは、２本や１本では不安定であり、４本以上 であっても材料が無駄となるからであり、したがって前記の挿入穴（４）や被せ 穴（５）も３個づつで良いことは言うまでもなく、これらの穴は周辺部にほぼ均 等な間隔で設けられていることが望ましい。

【００１３】 図１や図２のように本考案における環状部材（３）の上縁には凸部（６）と凹 部（７）が交互に設けられており、凹凸状の形状となっている。 この様にすることによって、この凹部（７）のところへ傘の柄やクラブの握り 部を安定してもたれさせることができ、また植木鉢を載せてもこの凹凸が滑り止 めになるし、さらにゴミ袋の場合は凸部（６）に袋の入口部を掛けることができ る様になる。 つまり、この環状部材（３）の上縁は収納物や載置物の安定性や滑り止めに大 へん役に立つ凹凸形状になっているのである。

【００１４】 本考案スタンドは、前述した様な傘立て、ゴルフクラブスタンド、植木鉢台、 ゴミ袋スタンドだけに限定されるものではなく、洗面器台、証明具台などその他 いろいろな目的に利用しても良いことは勿論であり、いずれの場合も用途に応じ た高さ調節が出来るし、収納物や載置物の安定性向上が得られるものである。

【００１５】

【考案の効果】

本考案の効果は、前述の説明において詳細に述べたが、これらを箇条書にして 簡単にまとめると下記の通りである。 （イ）傘立て、植木鉢台、ゴルフクラブスタンド、ゴミ袋スタンド、その他各種 の用途に使用できる非常に便利な多目的スタンドである。

【００１６】 （ロ）目的や用途に応じて適当な長さの支柱に交換して高さの調節ができる。 （ハ）組立式であるため分解した状態で、保管、運搬できるのでスペース上大変 有効である。 （ニ）収納物や載置物が滑らないように保持でき、安定性にすぐれている。 以上の様に本考案は種々なるすぐれた効果を奏し、多目的スタンドとして高い 有用性を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案スタンドの１実施例の斜視図である。

【図２】図１の実施例の支柱を交換して高さを変えたと
きの斜視図である。

【図３】本考案における支柱が、その上下において着脱
できる点を示した部分断面図である。

【符号の説明】

（１） 底部台 （２） 支柱 （３） 環状部材 （４） 挿入穴 （５） 被せ穴 （６） 凸部 （７） 凹部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底部台の周辺にほぼ均等な間隔で３個の
   挿入穴を設け、前記各々挿入穴に着脱自在に嵌合して立
   設される支柱を設け、前記３本の支柱のそれぞれの上端
   部に着脱自在に嵌合する被せ穴を有する環状部材を取付
   け、かつ前記環状部材の上縁が凹凸状に形成されている
   ことを特徴とする組立式の多目的スタンド。