JP3003907B2 - サーバ・クライアント型システム - Google Patents

サーバ・クライアント型システム

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JP3003907B2
JP3003907B2 JP6095999A JP9599994A JP3003907B2 JP 3003907 B2 JP3003907 B2 JP 3003907B2 JP 6095999 A JP6095999 A JP 6095999A JP 9599994 A JP9599994 A JP 9599994A JP 3003907 B2 JP3003907 B2 JP 3003907B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ネットワーク上のサ
ーバ・クライアント型システムに関するもので、DBM
S(Data Base Managiment Sy
stem)等に適応されるものである。
【0002】
【従来の技術】図12はサーバクライアント型システム
の構成を示す図である。1はサーバマシン、2−1〜2
−4はクライアントマシン、5はローカルエリアネット
ワーク(LAN)でサーバマシン1とクライアントマシ
ン2−1〜2−4を接続している。クライアントマシン
2−1〜2−4からの要求に応じて、サーバマシン1は
データベース9にアクセスしてデータの処理を行う。シ
ステムが重要で信頼性のあるシステムを構築する場合
は、通常2重系のローカルエリアネットワークを用い
る。
【0003】図13は2重化したLAN上のサーバ・ク
ライアント型DBMS(DataBase Manag
iment System)の構成図で、サーバマシン
1とクライアントマシン2とが1対1で対応している例
を示す。図において、1はサーバマシン、2はクライア
ントマシン、3はサーバマシン1に常駐するDBMSサ
ーバプロセス、4はクライアントマシン2上のクライア
ントプロセスである。5、6はLAN、9はDBMSサ
ーバプロセス3のアクセスするデータベースである。
【0004】クライアントプロセス4からDBMSサー
バプロセス3に対して発行されるサービス要求(リクエ
スト)と、このリクエストに対するDBMSサーバプロ
セス3からの応答(リプライ)は、この物理的ネットワ
ークLAN5、LAN6を介して行われる。図ではそれ
ぞれ経路を経路7、経路8とする。
【0005】サーバマシン1内のハードウエア構成を図
14に示し、クライアントマシン2のハードウエア構成
を図15に示す。図において、入出力回路内のインター
フェイスカード1a,1bおよび2a,2bは2重化さ
れ、それぞれLAN5,LAN6に接続されている。メ
モリにはDBMSサーバプロセス、クライアントプロセ
ス等の所定のプログラムが格納されている。
【0006】図16は従来の、2重化LAN上に構築し
たサーバ・クライアント型DBMSのソフトウエア構成
図である。3はDBMSサーバプロセス、4はクライア
ントプロセス、9はDBMSサーバプロセス3のアクセ
スするデータベースである。12は図9のLAN5、L
AN6に対応するネットワークである。クライアントプ
ロセス4は3つの部分、13、14、15から構成され
ている。13はアプリケーションプログラム、14はD
BMSサーバプロセス3に対するリクエストを発行しア
プリケーションプログラム13とのプログラムインター
フェイスを持つ、DBMSライブラリである。15は図
13における経路7と経路8の何れかを選択する経路選
択ロジックである。
【0007】次に動作について説明する。図16におい
て、クライアントプロセス4内のアプリケーションプロ
グラム13は、DBMSライブラリ14を使ってDBM
Sサーバプロセスへ、データのリクエスト(inser
t,delete,update‥‥)を行う。LAN
の2重化に対応した、従来の実現方法は経路選択ロッジ
ク15をクライアントプロセス4内に組み込み、DBM
Sライブラリ14に対してサーバプロセスの所在地を疑
似的に変更することにより、片側LAN障害時の経路の
変更を実現していた。この経路選択ロジック15の一例
を図3の2重化LAN対応経路選択アルゴリズムの例に
示す。
【0008】図3のアルゴリズムは、DBMSサーバに
対するクライアントからのリクエストが経路7経由で拒
否された場合は、経路8経由に切り替えて再びリクエス
トを行い、更にこのリクエストが拒否された場合は、ク
ライアントマシンからサーバマシンへの正常な通信経路
は確立されないという判断をして、通信エラーで終了す
る。
【0009】図17は上記実施例の動作の説明図であ
る。host−Cのクライアントマシン2のクライアン
トプロセス4は通信ポート2Sを通じてLANに接続さ
れている。host−Sのサーバマシン1のDBMSサ
ーバプロセス3は、通信ポート1Sを通じてLANに接
続されている。通信ポート1S,2Sにはそれぞれ10
19,1020,1021,・・・、2014,201
5,・・・等の各ポートから構成されている。
【0010】UNIXベースの通信ラインでは、ネット
ワークアドレスが規定されていて、このネットワークア
ドレスは、例えば、「133,139,0.2」とあ
り、上の3桁は企業や大学等に割当られたコードであ
り、次の3桁は通信経路を表わすもので「139」であ
れば、LAN5の経路、「140」であれば、LAN6
の経路を表わす、最後の2桁はその企業内の各営業所や
工場毎のコードを表わし、この場合「0.1」サーバマ
シン1を、「0.2」はクライアントマシン2を表わ
す。
【0011】次に動作について説明する。クライアント
マシンからアプリケーションプログラムで、ネットワー
クアドレス「133,139,0.1」を指定すると、
通信ポート2014からLAN5の経路でhost−S
の通信ポート1Sの1019(port1とする)につ
ながり、クライアントプロセス4とDBMSサーバプロ
セス3との間で所定のプログラムに応じた処理を実行す
ることができる。
【0012】ここでLAN5に異常があると、クライア
ントプロセス4は、この異常を検知して、ネットワーク
アドレスを「133,140,0.1」とし、通信ポー
ト2Sの2015からLAN6を通じてサーバマシン1
の通信ポート1Sの1020(port−2)に接続し
処理を続行する。
【0013】この通信経路の指示や異常時の選択など
は、クライアントプロセス4内のアプリケーションプロ
グラムに記述され実行される。即ち、クライアントマシ
ン2は、クライアントプロセス4のアプリケーションプ
ログラムで相手のサーバマシン(host−S)と通信
ポート(port1)と処理プロセス(プログラム)と
を指定し実行し、経路の異常の場合は、異なるport
を指示して経路を切り換えるようにする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のソフトウエア構
成(図16)は、以上のようにクライアントプロセス内
に、経路選択ロジックを入れるため、アプリケーション
プログラムは経路選択ロジック専用のインターフェイス
を持つ必要がある。つまり、通常1重LANを用いた経
路選択ロジックのないアプリケーションプログラムが持
っていたDBMSライブラリとのインターフェイスを変
更する必要がある。
【0015】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、アプリケーションプログラ
ムが、通常の1重LAN上のプログラムを全く変更する
ことなく、マシン間の通信形態を変化(通信経路の変
更、通信プロトコルの変更)に対応できるサーバ・クラ
イアント型システムを構築することを目的とする。
【0016】なお、この種の先行技術文献としては次の
ようなものがある。特開平5−219076号公報に
は、通信経路をその状況に応じて選択するものが記載さ
れ、特開昭62−269437号公報および特開平3−
88054号公報には、異なるプロトコル間での通信を
行う手段が記載されている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
【0018】この発明の請求項1に係るサーバ・クライ
アント型システムは、データベースを有するサーバマシ
ンと、このサーバマシンにアクセスして上記データベー
スのデータにリクエストを行うクライアントマシンとを
有し、このサーバマシンとクライアントマシン間で通信
を行うサーバ・クライアント型システムにおいて、上記
サーバマシンは、1通信経路の通信機能を有し上記デー
タベースのデータの処理を行うサーバプロセスと、上記
クライアントマシンは1通信経路の通信機能を有し上記
データベースへのデータリクエストを行うクライアント
プロセスとを設けると共に、複数の通信経路に対しその
通信経路の条件に応じて1つの通信路を確立し通信を行
う疑似サーバプロセスと疑似クライアントプロセスとを
それぞれ上記サーバマシンおよび上記クライアントマシ
ンに設け、上記クライアントプロセスは自己の上記1通
信経路を介してデータリクエストすると、上記疑似クラ
イアントプロセスは上記疑似サーバプロセスと共に上記
複数の通信経路に対しその通信経路の条件に応じた1つ
の通信路を確立して、上記データリクエストを送信し、
上記疑似サーバプロセスは受信した上記データリクエス
トを上記サーバプロセスの1通信経路を介して上記サー
バプロセスに伝達し、上記サーバプロセスは上記データ
リクエストに対応したデータの処理を実行し、その処理
結果等のデータを上記クライアントプロセスに送信する
場合は、上記データリクエスト送信経路と同一経路を用
いて送信するようにしたものである。
【0019】この発明の請求項2に係るサーバ・クライ
アント型システムは、データベースを有するサーバマシ
ンと、このサーバマシンにアクセスして上記データベー
スのデータにリクエストを行うクライアントマシンとを
有し、このサーバマシンとクライアントマシン間で通信
を行うサーバ・クライアント型システムにおいて、上記
サーバマシンは、任意の1つの通信プロコトルによる1
通信経路の通信機能を有し上記データベースのデータの
処理を行うサーバプロセスと、上記クライアントマシン
は上記1つの通信プロコトルによる1通信経路の通信機
能を有し上記データベースへのデータリクエストを行う
クライアントプロセスとを設けると共に、通信プロコト
ルの異なる通信経路に対し所望の通信プロコトルを選択
して通信路を確立する疑似サーバプロセスと疑似クライ
アントプロセスとをそれぞれ上記サーバマシンおよび上
記クライアントマシンに設け、上記クライアントプロセ
スは自己の上記1通信経路を介してデータリクエストす
ると、上記疑似クライアントプロセスは上記疑似サーバ
プロセスと共に上記通信プロコトルの異なる通信経路に
対し所望の通信プロコトルを選択して通信路を確立し
て、上記データリクエストを送信し、上記疑似サーバプ
ロセスは受信した上記データリクエストを上記サーバプ
ロセスの1通信経路を介して上記サーバプロセスに伝達
し、上記サーバプロセスは上記データリクエストに対応
したデータの処理を実行し、その処理結果等のデータを
上記クライアントプロセスに送信する場合は、上記デー
タリクエスト送信経路と同一経路を用いて送信するよう
にしたものである。
【0020】
【作用】この発明の請求項1に係るサーバ・クライアン
ト型システムは、クライアントプロセスからデータリク
エストをすると、疑似クライアントプロセスと疑似サー
バプロセスにより通信経路の条件に応じた通信路を確立
して、サーバプロセスによりデータリクエストに対応し
たデータの処理を実行する。
【0021】この発明の請求項2に係るサーバ・クライ
アント型システムは、疑似クライアントプロセスおよび
疑似サーバプロセスは、通信プロコトルの異なる通信経
路に対し所望の通信プロコトルを選択して通信経路を確
立する。
【0022】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例1を図に基づいて説明する。図
1において、1はサーバマシン、2はクライアントマシ
ン、3はサーバマシン1に常駐するDBMSサーバプロ
セス、4はクライアントマシン2上のクライアントプロ
セスである。5、6はLAN、7、8は通信経路、9は
DBMSサーバプロセス3のアクセスするデータベース
である。10は疑似サーバプロセス、11は疑似クライ
アントプロセスで、ネットワークを介したマシン間の通
信はこの疑似サーバプロセス、疑似クライアントプロセ
スが担当する。
【0023】図2は実施例1のソフトウエア構成図であ
る。なお、図1と同じ符号は同一機能を表す。図におい
て、12はマシン間の通信経路となるネットワーク、ク
ライアントプロセス4はアプリケーションプログラム1
3とDBMSライブラリ14から構成されている。疑似
サーバプロセス10および疑似クライアントプロセス1
1内にある15は、ネットワーク経路選択ロジックであ
る。16は、クライアントマシン2の通信ポートの一つ
のポートであり、17,18はサーバマシン1の通信ポ
ートのそれぞれ一つのポートである。
【0024】次に動作について説明する。アプリケーシ
ョンプログラム13からサーバマシン3に対してのリク
エストを順にたどると次のようになる。クライアントプ
ロセス4からのデータベース9へのリクエストはプロセ
ス間の通信用ポート16に対して送信され、この通信ポ
ート16で受信データを待ちの状態である疑似クライア
ントプロセス11によって受信される。次に、疑似クラ
イアントプロセス11はサーバーマシン3のポート17
に対してデータを送信し、このポート17で受信データ
待ちの状態である疑似サーバプロセス10によって受信
される。最後に、疑似サーバプロセス10はサーバーマ
シン3の他のポート18に対してデータを送信し、この
ポート18で受信データ待ちの状態であるDBMSサー
バプロセス3によって受信される。
【0025】マシン間の通信を担当する疑似サーバプロ
セス10内および疑似クライアントプロセス11内の経
路選択ロジック15により、図1における経路7、経路
8を動的に切り替えてデータの受送信を実現する。この
経路選択ロジックの一例を図3に示す。図3に示された
機能に加えてデータの再送機能等、通信の信頼性を保証
する機能を付け加えることも可能である。このロジック
の変更は既存の(1重LAN用の標準的な)クライアン
トプロセス4、および、DBMSサーバプロセス3には
影響を与えない。
【0026】このように、クライアントプロセス4、お
よび、DBMSサーバプロセス3のアプリケーションプ
ログラムは1重LAN用の標準的なプログラムが利用で
き、このアプリケーションプログラムの実行は、そのデ
ータを自己のクライアントマシン2の疑似クライアント
プロセス11に送信するのみで、後の通信経路の確保お
よび異常時の切り換え等は全て疑似クライアントプロセ
ス11が受け持ち、また、サーバマシン1のDBMSサ
ーバプロセス3は、自己のマシン内の疑似サーバプロセ
スからのデータを受け取り処理するのみでよく、通信に
係る処理は全て疑似サーバプロセス10が実行する。
【0027】この動作の詳細を図4で説明する。クライ
アントプロセス4から「クライアントマシン2の通信ポ
ート1(2014)」を指定しデータを送信すると、ポ
ート1(2014)でデータ受信待ちの疑似クライアン
トプロセス11はクライアントプロセス4からのデータ
を受け両プロセス4と11間の通信が確立する。その
後、疑似クライアントプロセス11は「サーバマシン
1、サーバマシン1の通信ポート(1030)」を指定
しデータを送信する。同ポート(1030)でデータ受
信待ちの疑似サーバプロセス10は、疑似クライアント
プロセス4からのデータを受けた時点で両プロセス1
1、10間の通信が確立する。
【0028】疑似サーバプロセス10は受信したデータ
を通信ポート1Sのport−1(1019)を経由し
てDBMSサーバプロセス3へ送信し、DBMSサーバ
プロセス3はデータベース9にアクセスして所定の処理
を行い、また、その結果等をクライアントマシン2に送
信する。LAN5の回線に異常があれば、疑似クライア
ントプロセス11は、図示しないが、別のポートからL
AN6、相手のポートを選択し、疑似サーバプロセス1
0との経路を確立する。疑似サーバプロセス10とDB
MSサーバプロセス3間の接続は異常時でも変更せずポ
ート1(1019)を介して信号が送られ、所定の処理
が実行される。
【0029】このようにして、疑似サーバプロセス・疑
似クライアントプロセスは通常の1重LANで動作する
サーバ・クライアント型システムの正規のサーバプロセ
ス・クライアントプロセス間の通信データを横取りする
ように取り込んで、マシン間の通信の一切を制御するた
め、通常1重LANで動作するサーバ・クライアント型
システムのプログラムを変更する必要はない。このため
アプリケーションプログラム開発者はマシン間の通信形
態を全く意識する必要はなく、また、データを処理する
プロセスと疑似プロセスは独立しているためプロセス開
発、試験が全く独立して行える。更に、この疑似サーバ
プロセス・疑似クライアントプロセスは1形態のアプリ
ケーションだけでなく、同じ通信プロトコルを使った不
特定のサーバ・クライアント型システムに対して適用が
可能となる。
【0030】従って、クライアントプロセスとサーバプ
ロセスは、実行するアプリケーションプログラムを変更
することなく、通信経路の確立、経路異常時の処理等の
通信に係わる処理を疑似クライアントプロセスと疑似サ
ーバプロセスにまかせて行うことができる。
【0031】実施例2. 上記実施例1では、LAN1重化対応のサーバ・クライ
アント型DBMSに、LAN2重化の経路選択機能を持
つ疑似クライアントプロセス・疑似サーバプロセスを各
マシンに配置することにより、既存のサーバ・クライア
ント型DBMSシステムを変更することなく、LAN2
重化対応のサーバ・クライアント型DBMSを構築する
場合について述べたが、図5に示すように疑似クライア
ントプロセス・疑似サーバプロセスにネットワークの通
信プロトコルの種類に対応する機能を持たせることがで
きる。
【0032】図5(a)に示すように、通信プロトコル
TCP−IPを使ったサーバ・クライアント型DBMS
システムがある場合、図5(b)のように、このシステ
ムを変更せず、疑似クライアントプロセスと疑似サーバ
プロセスとをマシン間通信に介在させることにより、U
DP、LLC、AppleTalk、更に、公衆電話回
線を使ったISDN等、WAN(Wide Aea Nerwork)を
含めた各種通信形態対応のサーバ・クライアント型DB
MSを構築することができる。
【0033】実施例3. また、上記実施例1では、LAN1重化対応のサーバ・
クライアント型DBMSに、LAN2重化の経路選択機
能を持つ疑似クライアント・サーバプロセスを各マシン
に配置することにより、既存のサーバ・クライアント型
DBMSシステムを変更することなく、LAN2重化対
応のサーバ・クライアント型DBMSを構築する場合に
ついて述べたが、図6ではLAN1重化対応のサーバ・
クライアント型ウインドウシステムであるXウインドウ
システムに、疑似クライアントプロセス・疑似サーバプ
ロセスを介在させた実施例を示す。
【0034】図6(a)は1重のLAN5を介し、通信
プロトコルTCP−IPを使ったXウインドウシステム
で、Xクライアントプロセス31とXサーバプロセス3
0とが通信プロトコルTCP−IPを用いて送受信され
る。このシステムに図6(b)に示すような、疑似クラ
イアントプロセス11と疑似サーバプロセス10とを設
けて、ネットワーク12に接続し、この疑似クライアン
トプロセス11と疑似サーバプロセス10によりネット
ワーク12内の経路を選択し確立するようにする。
【0035】疑似クライアントプロセス11および疑似
サーバプロセス10に実施例1にあげたLAN2重化対
応機能や、実施例2にあげた各種通信プロトコル対応機
能を付けることにより、ネットワーク多重化対応ウイン
ドウシステムを構築できる。
【0036】図7はその一例で、サーバマシン1には、
Xサーバプロセス30と自己のサーバマシン1内にXク
ライアントプロセスC1,C2,C3のそれぞれ異なる
処理を行うプロセスを備えていて、これらのクライアン
トプロセスC1,C2,C3からもXサーバプロセス3
0にアクセスして所定の処理を行うことができる。この
XクライアントプロセスC1は、日時を計数し表示する
プロセス、XクライアントプロセスC2は天候状況(晴
雨、気圧、気温、湿度等)を実測或いは予測し表示する
プロセスを備えている。
【0037】クライアントマシン2内には、クライアン
トプロセスC4を備え、例えば、電力系統の監視・制御
に関連し、これらの電力系統を表示しその状況を監視者
に把握させることができる。
【0038】図8は図7のCRT上に表示された画面の
一例で、画面上方には、XクライアントプロセスC1に
より日時が表示され、画面下方には、Xクライアントプ
ロセスC2により、天候状況が表示される。画面中央に
は、電力系統の系統図とその制御状況等が表示される。
このような表示システムにおいても、ネットワーク12
での通信経路の選択・確保を疑似クライアントプロセス
と疑似サーバプロセスで行うことができる。例えば、こ
のシステムは遠隔地の客先へのデモンストレーションと
して公衆回線網を介して、開発したソフトの画面表示を
遠隔のディスプレイサーバに表示することが、アプリケ
ーションソフトを作り変えることなく実現できる。
【0039】実施例4. 実施例1ではサーバ・クライアント間の経路は2経路で
あったが、図9に示すように3経路、4経路となっても
よい。図に示す21はネットワーク管理プロセス、22
は疑似サーバプロセス10の所在(マシン名、PORT
番号)の情報を持つネットワーク管理デーブル、23は
ネットワーク状態データテーブルで、ネットワークの使
用可能状態を管理するデータである。
【0040】クライアントプロセス4からのリクエスト
は疑似クライアントプロセス11によって受信され、疑
似クライアントプロセス11はサーバマシンにある疑似
サーバプロセス10へのリクエストをネットワーク12
内のどのLAN経由で送信すべきかをネットワーク状態
データテーブル23を管理するネットワーク管理プロセ
ス21に問い合わせて、最適なLAN経由で送信され
る。
【0041】実施例5. 実施例1では、クライアントプロセスは1つであった
が、図10は複数のクライアントマシンからのリクエス
トがサーバマシンに対して発行された場合の実現方法の
例を示す。これは一つのクライアントプロセスにつき1
対の疑似クライアントプロセス・疑似サーバプロセスの
組がフォークされてサーバマシンとのコネクションを確
立する方法である。このフォーク(fork)はUNI
Xマシン上のコマンドで、フォークのように枝分かれす
る、即ち、一つの親プログラムから同じプログラムをコ
ピーして子のプログラムを生成していくもので、この発
明は、このコマンドを利用して疑似プロセスを生成する
ものである。
【0042】図において、24はリクエスト待ちの疑似
サーバプロセス、25はリクエスト待ちの疑似クライア
ントプロセスである。PC1、PC2、PC3は親の疑
似クライアントプロセス25から生まれた子の疑似クラ
イアントプロセスである。PS1、PS2、PS3、P
S4は親の疑似サーバプロセス24から生まれた子の疑
似サーバプロセスである。
【0043】クライアントプロセスC1からのリクエス
トを受信したリクエスト待ちの疑似クライアントプロセ
ス25は、子の疑似クライアントプロセスPC1を生成
し、この疑似クライアントプロセスPC1は、経路を選
択し、疑似サーバプロセス24へ送信する。このクライ
アントからのリクエストを受信したリクエスト待ちの疑
似サーバプロセス24は、クライアントとのコネクショ
ンを確立した状態の子プロセスを生成し、親プロセスは
再びリクエスト待ちの疑似サーバプロセス24となる。
【0044】クライアントプロセスC2,C3,C4か
らのリクエストに対しては、PC2,PC3,PC4の
疑似クライアントプロセス11を生成していき、これに
対応して、疑似サーバプロセス24はPS2,PS3,
PS4の子の疑似サーバプロセスを生成し、DBMSサ
ーバプロセス3にアクセスする。
【0045】実施例6. この実施例は、実施例5と同じく複数クライアントマシ
ンからのリクエストがサーバマシンに対して発行された
場合の実現方法の例を示す。これは一つのクライアント
プロセスにつき疑似クライアントプロセスと疑似サーバ
プロセスがそれぞれ1対の通信ソケットを生成し、これ
によりサーバマシンとのコネクションを確立する方法で
ある。このソケットは、UNIXマシン上のコマンド
で、一つのプロセスで異なるリクエスト毎に通信用のソ
ケットを生成するもので、この発明はこのコマンドを疑
似プロセスに利用したものである。
【0046】図11において、24はリクエスト待ちの
疑似サーバプロセス、25はリクエスト待ちの疑似クラ
イアントプロセスである。クライアントプロセスC1か
らのリクエストを受け取った疑似クライアントプロセス
25はソケットを生成し、この生成されたソケットから
LANを経由して疑似サーバプロセス24はリクエスト
を受け取り、一つのソケットを生成してコネクションを
行い、所定のデータ処理を実行する。そしてC2.C3
からのリクエストがあれば、このリクエストに応じたソ
ケットを生成していき、通信経路を確立していく。そし
て、再びリクエスト待ちのソケットで新たなクライアン
トからのリクエストを待つ。
【0047】実施例5では、1対のクライアント・サー
バコネクションに対し、1対の疑似サーバ・疑似クライ
アントプロセスが生まれ、プロセスが増大するが、この
実施例6では、このプロセス増大を回避できるので、メ
モリの使用量を少なくすることができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1のサ
ーバ・クライアント型システムによれば、データを処理
するプロセスとは別に通信経路に応じた通信路を確立す
る疑似サーバプロセスと疑似クライアントプロセスを設
けたので、データ処理のプロセスは通信経路・通信形態
等の通信条件による制約を受けず独立したものを製作で
き使用できる。また、疑似サーバプロセスと疑似クライ
アントプロセスはデータ処理プロセスと関係なく製作で
き使用できる効果がある。
【0049】この発明の請求項2のサーバ・クライアン
ト型システムによれば、疑似クライアントプロセスおよ
び疑似サーバプロセスは、それぞれ通信プロコトルの異
なる通信経路に対し所望の通信プロコトルを選択して通
信経路を確立するようにしたので、種々の通信プロコト
ルに対応することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるサーバ・クライア
ント型システムの構成図である。
【図2】 図1のソフトウェア構成図である。
【図3】 図1のLAN2重化対応の経路選択アルゴリ
ズムのフローチャートである。
【図4】 図1のサーバ・クライアント型システムの動
作説明図である。
【図5】 この発明の実施例2によるサーバ・クライア
ント型システムの構成図である。
【図6】 この発明の実施例3によるサーバ・クライア
ント型システムの構成図である。
【図7】 図6の動作説明図である。
【図8】 図7のCRTの画面を表示した図である。
【図9】 この発明の実施例4によるサーバ・クライア
ント型システムの構成図である。
【図10】 この発明の実施例5によるサーバ・クライ
アント型システムの構成図である。
【図11】 この発明の実施例6によるサーバ・クライ
アント型システムの構成図である。
【図12】 サーバクライアント型システムの構成図で
ある。
【図13】 従来の2重化LAN上に構築したサーバ・
クライアント型システムの構成図である。
【図14】 従来のサーバマシンの構成図である。
【図15】 従来のクライアントマシンの構成図であ
る。
【図16】 従来のサーバ・クライアント型システムの
ソフトウエア構成図である。
【図17】 従来のサーバ・クライアント型システムの
動作説明図である。
【符号の説明】 1 サーバマシン、 1a,1b インターフェイスカ
ード、 1S 通信ポート、 2,2−1,2−2 クライアン
トマシン、 2a,2b インターフェイスカード、2S 通信ポー
ト、 3 DBMSサーバプロセス、4 クライアントプロセ
ス、 5,6 LAN、 7,8 経路、 9 データベー
ス、 10 疑似サーバプロセス、11 疑似クライアントプ
ロセス、 12 ネットワーク、13 アプリケーションプログラ
ム、 14 DBMSライブラリ、15 ネットワーク経路選
択ロジック、 16,17,18 通信ポート、21 ネットワーク管
理プロセス、 22 ネットワーク管理デーブル、23 ネットワーク
状態データテーブル、 24 疑似サーバプロセス、25 疑似クライアントプ
ロセス、 30 Xサーバプロセス、31 Xクライアントプロセ
ス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−261756(JP,A) 特開 平4−130556(JP,A) 特開 平6−12349(JP,A) 特開 平5−2543(JP,A) 特開 平4−84248(JP,A) 特開 平6−152603(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/00 H04L 12/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースを有するサーバマシンと、
    このサーバマシンにアクセスして上記データベースのデ
    ータにリクエストを行うクライアントマシンとを有し、
    このサーバマシンとクライアントマシン間で通信を行う
    サーバ・クライアント型システムにおいて、 上記サーバマシンは、1通信経路の通信機能を有し上記
    データベースのデータの処理を行うサーバプロセスと、
    上記クライアントマシンは1通信経路の通信機能を有し
    上記データベースへのデータリクエストを行うクライア
    ントプロセスとを設けると共に、複数の通信経路に対しその 通信経路の条件に応じて1つ
    通信路を確立し通信を行う疑似サーバプロセスと疑似
    クライアントプロセスとをそれぞれ上記サーバマシンお
    よび上記クライアントマシンに設け、上記クライアントプロセスは自己の上記1通信経路を介
    してデータリクエストすると、上記疑似クライアントプ
    ロセスは上記疑似サーバプロセスと共に上記複数の通信
    経路に対しその通信経路の条件に応じた1つの通信路を
    確立して、上記データリクエストを送信し、上記疑似サ
    ーバプロセスは受信した上記データリクエストを上記サ
    ーバプロセスの1通信経路を介して上記サーバプロセス
    に伝達し、 上記サーバプロセスは上記データリクエスト
    に対応したデータの処理を実行し、その処理結果等のデ
    ータを上記クライアントプロセスに送信する場合は、上
    記データリクエスト送信経路と同一経路を用いて送信す
    ようにしたことを特徴とするサーバ・クライアント型
    システム。
  2. 【請求項2】 データベースを有するサーバマシンと、
    このサーバマシンにアクセスして上記データベースのデ
    ータにリクエストを行うクライアントマシンとを有し、
    このサーバマシンとクライアントマシン間で通信を行う
    サーバ・クライアント型システムにおいて、 上記サーバマシンは、任意の1つの通信プロコトルによ
    る1通信経路の通信機能を有し上記データベースのデー
    タの処理を行うサーバプロセスと、上記クライア ントマ
    シンは上記1つの通信プロコトルによる1通信経路の通
    信機能を有し上記データベースへのデータリクエストを
    行うクライアントプロセスとを設けると共に、 通信プロコトルの異なる通信経路に対し所望の通信プロ
    コトルを選択して通信路を確立する疑似サーバプロセス
    と疑似クライアントプロセスとをそれぞれ上記サーバマ
    シンおよび上記クライアントマシンに設け、 上記クライアントプロセスは自己の上記1通信経路を介
    してデータリクエストすると、上記疑似クライアントプ
    ロセスは上記疑似サーバプロセスと共に上記通信プロコ
    トルの異なる通信経路に対し所望の通信プロコトルを選
    択して通信路を確立して、上記データリクエストを送信
    し、上記疑似サーバプロセスは受信した上記データリク
    エストを上記サーバプロセスの1通信経路を介して上記
    サーバプロセスに伝達し、上記サーバプロセスは上記デ
    ータリクエストに対応したデータの処理を実行し、その
    処理結果等のデータを上記クライアントプロセスに送信
    する場合は、上記データリクエスト送信経路と同一経路
    を用いて送信する ようにしたことを特徴とするサーバ・
    クライアント型システム。
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