JP3003896B2 - 投影露光装置および投影露光方法 - Google Patents

投影露光装置および投影露光方法

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JP3003896B2
JP3003896B2 JP4324195A JP32419592A JP3003896B2 JP 3003896 B2 JP3003896 B2 JP 3003896B2 JP 4324195 A JP4324195 A JP 4324195A JP 32419592 A JP32419592 A JP 32419592A JP 3003896 B2 JP3003896 B2 JP 3003896B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路の製
造に用いられる投影露光装置および投影露光方法に関
し、特に、回路パターンの重ね合わせ時の重ね合わせず
れを最小にする投影露光装置および投影露光方法を提供
することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路は、たとえば図5
〜図13に示す工程を経て、種々なパターンを積層する
ことにより製造されている。
【0003】まず、図5を参照して、半導体基板100
の上に、感光性物質101が所定厚さ形成される。その
後、図6を参照して、感光性物質101の所定の箇所
に、露光光102を照射し、露光を行なう。
【0004】次に、図7を参照して、前記感光性物質1
01の現像を行ない、所定のパターンを有する感光性物
質101を形成する。
【0005】その後、図8を参照して、この感光性物質
101をマスクとして、エッチングを行ない、半導体基
板100に所定のパターンを形成し、その後この感光性
物質101を除去する。
【0006】次に、図9を参照して、半導体基板100
の上に、新たな層間膜103を形成する。その後、図1
0を参照して、この層間膜103の上に、感光性物質1
05を塗布する。
【0007】次に、図11を参照して、感光性物質10
5の所定の箇所に、露光光106を露光し、感光性物質
105の露光を行なう。
【0008】その後、感光性物質105の現像を行な
い、所定のパターンを有する感光性物質105を形成す
る。その後、図13を参照して、所定のパターンを有す
る感光性物質105をマスクとして、層間絶縁膜103
のエッチングを行なうことにより、所定のパターンを有
する層間膜103が完成する。その後、感光性物質10
5を除去する。
【0009】以上の工程を経ることにより、半導体基板
100の凹部100aからなるパターンの間に、層間絶
縁膜103の溝部103aを有するパターンを形成する
ことが可能となる。
【0010】次に、図14を参照して、上記製造工程に
用いられる投影露光装置について説明する。
【0011】まず、所定の露光光を発する光源1と、所
定のパターンが形成されたフォトマスク3とを有してい
る。光源1とフォトマスク3との間には、フォトマスク
3への露光光の光強度を均一化するための光強度均一化
光学系2が設けられている。
【0012】フォトマスク3は、フォトマスク3のX,
,Θ方向の位置決めを行なうためのマスクステージ4
の上に載置されている。このマスクステージ4は、マス
クステージコントローラ5により位置が制御されてい
る。
【0013】所定の感光性物質7が塗布された半導体基
板8は、この半導体基板8のX,Y方向の位置決めを行
なうための基板ステージ10の上に載置されている。基
ステージ10は、基ステージコントローラ11によ
り制御されている。
【0014】フォトマスク3と半導体基板8との間に
は、レンズまたはミラーなどにより構成された投影光学
手段6が設けられている。投影光学手段6内には、気体
を密閉することができる気体室14が設けられている。
【0015】上記構成よりなる投影露光装置の動作は、
まず、光源1から発せられた露光光は、光強度均一化光
学系2により空間的に光強度が均一化される。この均一
化された露光光は、フォトマスク3を照射する。フォト
マスク3は、マスクステージ4およびマスクステージコ
ントローラ5により所定の位置に保持されている。フォ
トマスク3上のパターンは、投影光学手段6により、半
導体基板8上の感光性物質7上において結像し、感光性
物質7を露光し、潜像を形成する。
【0016】半導体基板8は、基板ステージコントロー
ラ11により位置制御された基板ステージ10により、
随時移動しながら露光される。これにより、半導体基板
8上に、複数個のパターンが露光される。このとき、気
圧や温度の変化による投影倍率の変動は、投影倍率コン
トローラ9により、気圧室14内の気体の圧力を調整す
ることにより制御される。
【0017】その後、感光性物質7を現像し、エッチン
グ等の処理を施すことにより、半導体基板8に所定のパ
ターンが形成される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記投
影露光装置における投影光学系6には、いわゆるディス
トーションが存在する。このディストーションについて
図15〜図17を参照して説明する。
【0019】まず、図15は、たとえばフォトマスク上
で理想格子状に配列されたドットパターン200を示し
ている。このドットパターン200を、ディストーショ
ンのない理想的な投影光学系を用いて露光した場合のパ
ターンは、図16に示すように、図15と同じパターン
となる。しかし、投影光学系にディストーションが含ま
れる場合、パターンは図17に示すように、図15に示
理想格子パターン200の位置からXi ,Yi (i=
1,2,3,…,n)ずれた位置にドットパターン20
0が形成されることになる。
【0020】このために、パターンが形成されてはなら
ない領域に、上層パターンが形成されてしまうという問
題が生じている。
【0021】また、半導体集積回路は、種々のパターン
を積層することにより形成されている。このために、パ
ターンの積層時に、パターンの重ね合わせずれが発生す
る。この重ね合わせずれの発生原因として、 (1) 上述した投影光学系によるディストーションの
差 (2) フォトマスクの露光光の光軸に垂直な面内での
回転 (3) パターンの中心位置の層間でのずれ がある。
【0022】近年、半導体集積回路の集積度の向上に伴
うパターンの微細化により、上述した(1)〜(3)の
重ね合わせずれ量が、パターン寸法と比較して大きくな
るために、所定のパターンが得られないという問題があ
った。また、(1)の問題は、特に大きな問題となって
きている。
【0023】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、従来よりも重ね合わせずれが少ない重
ね合わせ露光が行なえる投影露光装置および投影露光方
法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた投影
露光装置の1つの局面においては、所定の露光光を発す
る光源と、所定のパターンが形成されたフォトマスク
と、このフォトマスクを載置し、このフォトマスクの位
置決めを行なうためのマスクステージと、このマスクス
テージの位置の制御を行なうマスクステージ制御手段
と、前記フォトマスクを透過した前記露光光を半導体基
板に投影するための投影光学手段と、この投影光学手段
の投影倍率を制御するための投影倍率手段と、前記半導
体基板を載置し、この半導体基板のX,Y方向の位置決
めを行なうための基板ステージと、この基板ステージの
位置の制御を行なう基板ステージ制御手段と、前記半導
体基板の所定の露光領域における前記投影光学手段のデ
ィストーション量を記憶する記憶手段と、前記記憶手段
に保存された前記投影光学手段のディストーション情報
に基づき、露光工程間でのパターンの重ね合わせずれ量
が最小となるような、前記マスクステージのX,Y,θ
の3軸方向の移動量、前記投影倍率および前記基盤ステ
ージのX,Yの2軸方向の移動量を演算する演算手段と
を備える、投影露光装置であって、 露光時に前記算出結
果に基づき前記基板ステージ制御手段、前記投影倍率手
段および基板ステージ制御手段の各々を行なうことを特
徴としている。
【0025】次に、この発明に基づいた投影露光方法に
おいては、投影光学手段を用いて、基準となる層の露光
を行なった基準投影露光装置の露光領域内の所定の位置
のディストーション量と重ね合わせ露光を行なう投影露
光装置の露光領域内の所定の位置のディストーション量
とから、重ね合わせずれ量を計算し、記露光領域内の
所定の位置の上記重ね合わせずれ量が、上記重ね合わせ
ずれ量を代表する1つの数値指標を用いて、評価され
る。その後、重ね合わせ露光を行なうマスクに、露光光
の光軸に垂直な面内でマスクを所定角度回転させたとき
記重ね合わせずれ量が前記数値指標を用いて再評価
され、回転角に変化を与える前の評価結果と、与えた後
の評価結果が比較される。
【0026】次に、上記比較を、所定回数繰返し演算し
て、上記数値指標が最小となるマスク回転角が求められ
る。
【0027】次に、上記求められたマスク回転角を与え
た状態において、重ね合わせを行なう投影露光装置に、
所定の投影倍率の変化を与えて上記重ね合わせずれ量を
上記数値指標を用いて再評価を行ない、投影倍率に変化
を与える前の重ね合わせずれ量の上記数値指標による評
価結果との比較を、所定回数繰返し演算して、上記数値
指標が最小となる投影倍率が算出される。その後、上記
算出されたマスク回転角および投影倍率を与えた状態
で、重ね合わせずれ量の水平方向および垂直方向の各々
についての平均値を求め、半導体基板に対する露光光の
光軸に垂直な面内での平行移動量が求められる。また、
この発明に基づいた投影露光装置の他の局面において
は、投影光学手段を用いて、基準となる層の露光を行な
った基準投影露光装置の露光領域内の所定の位置のディ
ストーション量と重ね合わせ露光を行なう投影露光装置
の露光領域内の所定の位置のディストーション量とか
ら、重ね合わせずれ量を計算し、上記露光領域内の所定
の位置の上記重ね合わせずれ量を、上記重ね合わせずれ
量を代表する1つの数値指標を用いて評価する第1評価
手段と、重ね合わせ露光を行なうマスクに、露光光の光
軸に垂直な面内でマスクを所定角度回転させ、上記重ね
合わせずれ量を上記数値指標を用いて再評価する第2評
価手段と、上記第1評価手段によって得られた評価結果
と、上記第2評価手段によって得られた評価結果とを比
較する工程とを、所定回数繰返し演算して、上記数値指
標が最小となるマスク回転角を求めるマスク回転角演算
手段と、求められた上記マスク回転角を与えた状態にお
いて、重ね合わせを行なう投影露光装置に、所定の投影
倍率の変化を与えて上記重ね合わせずれ量を上記数値指
標を用いて再評価を行なう第3評価手段と、投影倍率に
変化を与える前の重ね合わせずれ量の上記数値指標によ
る評価結果と、上記第3評価手段によって得られた評価
結果とを比較する工程とを、所定回数繰返し演算して、
上記数値指標が最小となる投影倍率を求める投影倍率演
算手段と、算出された上記マスク回転角および投影倍率
を与えた状態で、重ね合わせずれ量の水平方向および垂
直方向の各々についての平均値を求め、半導体基板に対
する露光光の光軸に垂直な面内での平行移動量を求める
平行移動量演算手段とを備えている。
【0028】
【作用】この発明に基づいた投影露光装置および投影露
光方法によれば、投影光学手段のディストーション量を
記憶する記憶手段と、この記憶手段からの情報に基づ
き、マスクステージ制御手段、投影倍率手段および基板
ステージ制御手段を制御する演算手段とを備えている。
【0029】これにより、基準となる層の露光に用いた
投影露光装置の投影光学系のディストーションを基準と
して、基準となる層以降の層の露光工程で使用する露光
装置の投影倍率と、フォトマスク光軸に垂直な面内で
の回転量と、半導体基板の光軸に垂直な面内での平行移
動量の各々の調整により重ね合わせずれが最小になるよ
うに重ね合わせ露光が行なわれる。よって、各層間での
重ね合わせずれが最小となり、露光不良の発生を未然に
防止することが可能となる。
【0030】
【実施例】以下、この発明に基づいた実施例について説
明する。まず、図1を参照して、この実施例における投
影露光装置の全体構成について説明する。
【0031】所定の露光光を発する光源1と、所定のパ
ターンが形成されたフォトマスク3とを有している。光
源1とフォトマスク3との間には、フォトマスク3への
露光光の光強度が均一となるための光強度均一化光学系
2が設けられている。
【0032】フォトマスク3は、フォトマスク3のX,
,Θ方向の位置決めを行なうためのマスクステージ4
の上に載置されている。マスクステージ4は、マスクス
テージコントローラ5により制御されている。
【0033】また、所定の感光性物質7が塗布された半
導体基板8は、この半導体基板8のX,Y方向の位置決
めを行なうための基板ステージ10の上に載置されてい
る。基板ステージ10は、基板ステージコントローラ1
1により制御されている。
【0034】フォトマスク3と、半導体基板8との間に
は、レンズまたはミラーなどにより構成された投影光学
手段6が設けられている。投影光学手段6内には、気体
を密閉することができる気体室14が設けられている。
【0035】この投影光学手段6の気圧や温度の変化に
よる投影倍率の変動は、投影倍率コントローラ9により
制御されている。
【0036】さらに、本実施例においては、半導体基板
8の所定の露光領域における投影光学手段6のディスト
ーション量を記憶する記憶手段12と、この記憶手段1
2からの情報に基づき、上記マスクステージ制御手段
5,投影倍率手段9,基板ステージ制御手段11をそれ
ぞれ制御する演算手段13とが備えられている。
【0037】次に、上述した投影露光装置を用いた場合
の露光方法について説明する。まず、記憶手段12は、
各露光工程で用いる投影露光装置の露光領域内の所定の
位置のディストーション領域を記憶するためのものであ
る。演算手段13は、重ね合わせずれが最小になる投影
倍率と、フォトマスク3の光軸に垂直な面内での回転量
と、半導体基板8の光軸に垂直な面内での平行移動量と
を算出するためのものである。
【0038】次に、図2を参照して、上記記憶手段12
および演算手段13における計算について、フローチャ
ートを参照して説明する。まず、演算が開始され、ステ
ップ10(以下S10と称す)において、基準となる層
の露光を行なった基準投影露光装置の露光領域内の所定
の位置のディストーション量と、重ね合わせ露光を行な
う投影露光装置の露光領域内の所定の位置のディストー
ション量とを記憶部12より読出して、それぞれのディ
ストーション量の差を求める。このディストーション量
の差がいわゆる重ね合わせずれ量となる。
【0039】次に、露光領域内の所定の位置の前記重ね
合わせずれ量標準偏差を求める。
【0040】次に、S20により、重ね合わせ露光を行
なうフォトマスクに、露光光の光軸に垂直な面内で回転
を与えたときの上記重ね合わせずれ量を再び求める。そ
の後S40により、露光領域内の所定の位置の上記ずれ
標準偏差を求める。
【0041】その後、S50により、上記S20〜S4
0のフローを適宜繰返すことにより、標準偏差が最小に
なるマスク回転角を演算により算出する。
【0042】次に、上記算出されたマスク回転角を与え
た状態において、S60により、重ね合わせを行なう投
影露光装置にある一定の投影倍率の変化を与える。その
後、S70により、上記投影倍率の変化を与えたときの
上記ずれ量を再び求める。
【0043】次に、S80において、露光領域内の所定
の位置の前記ずれ量標準偏差を求める。
【0044】次に、S90において、上述したS60〜
S80のフローを適宜繰返し、上記標準偏差が最小にな
る投影倍率を算出する。
【0045】次に、上記算出されたマスク回転角と上記
投影倍率を与えた状態において、重ね合わせずれ量の水
平,垂直方向の各々についての平均値を求め、半導体基
板の光軸に垂直な面内での平行移動量を計算する。
【0046】以上のフローにより算出されたマスク回転
角、投影倍率および半導体基板平行移動量を基に、マス
クステージコントローラ5によりフォトマスクの位置決
めを行ない、投影倍率コントローラ9により投影倍率を
設定し、基板ステージコントローラ11により、基板ス
テージ10の位置決めをそれぞれ調整し重ね合わせ露光
を行なう。
【0047】以上により、基準となる層の露光に用いた
投影露光装置の投影光学系のディストーションを基準と
して、基準となる層以降の層の露光工程で使用する露光
装置の投影倍率と、フォトマスクの露光光の光軸に垂直
な面内での回転量と、半導体基板の露光光の光軸に垂直
な面内での平行移動量の各々の調整により重ね合わせず
が最小になるように重ね合わせ露光を行なうことによ
り、各層間での重ね合わせずれが最小にでき、露光不良
の発生を防止することが可能となる。
【0048】なお、上記実施例において、ディストーシ
ョン量を取得する位置として特に指定は行なわなかった
が、図3に示すように、必要とされる露光領域の最外周
の四隅と、少なくとも各辺それぞれ1点以上の合計8点
以上を用いることにより、ディストーション量を計測す
ることが可能となる。
【0049】また、上記最適な投影倍率、回転角の算出
基準として、ずれ量の標準偏差が最小になる場合とした
が、これに限られず、図4に示すフロー図のS45,S
55,S85およびS95に示すように、算出基準とし
てずれ量の最大値と最小値の差が最小になる場合として
も上記実施例と同様の作用および効果を得ることが可能
である。
【0050】
【発明の効果】この発明に基づいた投影露光装置および
投影露光方法においては、投影光学手段のディストーシ
ョン量を記憶する記憶手段と、この記憶手段からの情報
に基づきマスクステージ制御手段、投影倍率手段および
基板ステージ制御手段を制御する演算手段とを備えてい
る。これにより、基準となる層の露光に用いた投影露光
装置の投影光学系のディストーションを基準として、基
準となる層以降の層の露光工程で使用する露光装置の投
影倍率と、マスクの光に垂直な面内での回転量と、基
板の光軸に垂直な面内での平行移動量の各々の調整によ
り重ね合わせずれが最小になるように重ね合わせ露光を
行なうことが可能となり、各層間での重ね合わせずれが
最小となる。よって、露光不良の発生を未然に防止する
ことができ、半導体装置の製造工程における歩留りの向
上を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づいた投影露光装置の構造を示す
全体構成図である。
【図2】この発明に基づいた投影露光方法の演算アルゴ
リズムを示すフロー図である。
【図3】この発明に基づいたディストーション情報の取
得位置を示す図である。
【図4】この発明に基づいた投影露光方法の他の演算ア
ルゴリズムを示すフロー図である。
【図5】半導体集積回路の第1製造工程を示す断面図で
ある。
【図6】半導体集積回路の第2製造工程を示す断面図で
ある。
【図7】半導体集積回路の第3製造工程を示す断面図で
ある。
【図8】半導体集積回路の第4製造工程を示す断面図で
ある。
【図9】半導体集積回路の第5製造工程を示す断面図で
ある。
【図10】半導体集積回路の第6製造工程を示す断面図
である。
【図11】半導体集積回路の第7製造工程を示す断面図
である。
【図12】半導体集積回路の第8製造工程を示す断面図
である。
【図13】半導体集積回路の第9製造工程を示す断面図
である。
【図14】従来技術における投影露光装置の構造を示す
全体模式図である。
【図15】格子状に形成されたドットパターンを示す図
である。
【図16】図15に示すドットパターンが理想的に露光
された場合の状態を示す図である。
【図17】図15に示すドットパターンが投影光学系の
ディストーションによりずれた位置に露光された場合の
状態を示す図である。
【符号の説明】
1 光源 2 光強度均一化光学系 3 フォトマスク 4 マスクステージ 5 マスクステージコントローラ 6 投影光学手段 7 感光性物質 8 半導体基板 9 投影倍率コントローラ 10 基板ステージ 11 基板ステージコントローラ 12 記憶手段 13 演算手段14 気圧室 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−24624(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の露光光を発する光源と、 所定のパターンが形成されたフォトマスクと、 このフォトマスクを載置し、このフォトマスクの位置決
    めを行なうためのマスクステージと、 このマスクステージの位置の制御を行なうマスクステー
    ジ制御手段と、 前記フォトマスクを透過した前記露光光を半導体基板に
    投影するための投影光学手段と、 この投影光学手段の投影倍率を制御するための投影倍率
    手段と、 前記半導体基板を載置し、この半導体基板のX,Y方向
    の位置決めを行なうための基板ステージと、 この基板ステージの位置の制御を行なう基板ステージ制
    御手段と、 前記半導体基板の所定の露光領域における前記投影光学
    手段のディストーション量を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に保存された前記投影光学手段のディスト
    ーション情報に基づき、露光工程間でのパターンの重ね
    合わせずれ量が最小となるような、前記マスクステージ
    のX,Y,θの3軸方向の移動量、前記投影倍率および
    前記基盤ステージのX,Yの2軸方向の移動量を演算す
    る演算手段とを備える、投影露光装置であって、 露光時に前記算出結果に基づき前記基板ステージ制御手
    段、前記投影倍率手段および基板ステージ制御手段の各
    々を行なうことを特徴とする、投影露光装置。
  2. 【請求項2】 投影光学手段を用いて、基準となる層の
    露光を行なった基準投影露光装置の露光領域内の所定の
    位置のディストーション量と重ね合わせ露光を行なう投
    影露光装置の露光領域内の所定の位置のディストーショ
    ン量とから、重ね合わせずれ量を計算し、前記露光領域
    内の所定の位置の前記重ね合わせずれ量を、前記重ね合
    わせずれ量を代表する1つの数値指標を用いて評価す
    る、第1の工程と、 重ね合わせ露光を行なうマスクに、露光光の光軸に垂直
    な面内でマスクを所定角度回転させ、前記重ね合わせず
    れ量を前記数値指標を用いて再評価する第2の工程と、 前記第1の工程の評価結果と、前記第2の工程の評価結
    果とを比較する工程とを、所定回数繰返し演算して、前
    記数値指標が最小となるマスク回転角を求める第3の工
    程と、 求められた前記マスク回転角を与えた状態において、重
    ね合わせを行なう投影露光装置に、所定の投影倍率の変
    化を与えて前記重ね合わせずれ量を前記数値指標を用い
    て再評価を行なう第4の工程と、 投影倍率に変化を与える前の重ね合わせずれ量の前記数
    値指標による評価結果と、前記第4の工程の評価結果を
    比較する工程とを、所定回数繰返し演算して、前記数値
    指標が最小となる投影倍率を求める第5の工程と、 算出された前記マスク回転角および投影倍率を与えた状
    態で、重ね合わせずれ量の水平方向および垂直方向の各
    々についての平均値を求め、半導体基板に対する露光光
    の光軸に垂直な面内での平行移動量を求める第6の工程
    と、 を備えた投影露光方法。
  3. 【請求項3】 投影光学手段を用いて、基準となる層の
    露光を行なった基準投影露光装置の露光領域内の所定の
    位置のディストーション量と重ね合わせ露光を行なう投
    影露光装置の露光領域内の所定の位置のディストーショ
    ン量とから、重ね合わせずれ量を計算し、前記露光領域
    内の所定の位置の前記重ね合わせずれ量を、前記重ね合
    わせずれ量を代表する1つの数値指標を用いて評価す
    る、第1評価手段と、 重ね合わせ露光を行なうマスクに、露光光の光軸に垂直
    な面内でマスクを所定角度回転させ、前記重ね合わせず
    れ量を前記数値指標を用いて再評価する第2評価手段
    と、 前記第1評価手段によって得られた評価結果と、前記第
    2評価手段によって得られた評価結果とを比較する工程
    とを、所定回数繰返し演算して、前記数値指標が最小と
    なるマスク回転角を求めるマスク回転角演算手段と、 求められた前記マスク回転角を与えた状態において、重
    ね合わせを行なう投影露光装置に、所定の投影倍率の変
    化を与えて前記重ね合わせずれ量を前記数値指標を用い
    て再評価を行なう第3評価手段と、 投影倍率に変化を与える前の重ね合わせずれ量の前記数
    値指標による評価結果と、前記第3評価手段によって得
    られた評価結果とを比較する工程とを、所定回数繰返し
    演算して、前記数値指標が最小となる投影倍率を求める
    投影倍率演算手段と、 算出された前記マスク回転角および投影倍率を与えた状
    態で、重ね合わせずれ量の水平方向および垂直方向の各
    々についての平均値を求め、半導体基板に対する露光光
    の光軸に垂直な面内での平行移動量を求める平行移動量
    演算手段と、 を備えた投影露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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USD765339S1 (en) 2014-09-17 2016-08-30 Actuant Corporation Base member of a portable lift system
US9568029B2 (en) 2010-12-22 2017-02-14 Actuant Corporation Hydraulic cylinder position sensing and locking system and corresponding method
US10173872B2 (en) 2014-09-17 2019-01-08 Actuant Corporation Portable self-locking lift system

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