JP3003803U - すりおろし器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案によるすりおろし器は、家庭や調理場で
野菜や果物をすりおろす際に、実や汁が容器内に溜まり
やすいように考案したものである。 【構成】［請求項１］においては、円筒の上に円錐形を
下向きにしたおろし金と蓋を付け、容器を下部にはめ込
んで構成される。［請求項２］においては、蓋を利用し
て、おろし金に斜度を与える構成のすりおろし器であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案になるすりおろし器は家庭や調理場等で使用される。

【０００２】

【従来の技術】

従来の容器付すりおろし器は、おろし金が平板であるため、すりおろした野菜 や果物が容器内に落ちにくく、おろし金の上に溜まり能率的でない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のすりおろし器においては、すりおろした野菜や果物を容器内に溜める工 夫が不充分である。ワサビや生姜のような辛みのあるものは、すりおろしたら直 ぐ蓋をできるものが望ましいが、適当なものは見当たらない。大根、人参、林檎 等のように、多量にすりおろす場合は、おろし金に溜まらず、容器内に落ちると 能率的である。しかし、従来の容器付きすりおろし器では、すりおろし金が平板 のため、どうしてもすりおろし金の上に溜まりやすい。

【０００４】

【課題を解決する手段】

このように、従来の製品には欠点が多いため、本考案では、請求項１に記載の すりおろし器のように、ワサビや生姜をすりおろすのに適したすりおろし器とし て、円筒の上部におろし金を付ける。おろし金は円錐形を逆さにし先端を切って 穴を開け、側面に凹凸を付けておろし金にしたものである。更に、おろし金を覆 う蓋を付ける。円筒の下部に、すりおろした実や汁を受ける容器をはめ込み、お ろし金と蓋を含めた円筒全体がこの容器の蓋になる。

【０００５】 請求項２に記載のすりおろし器では、すりおろした実や汁が容器に入りやすい ようにおろし金に斜度をつけるため、蓋とおろし金の枠に工夫を凝らしたもので ある。蓋を開けて２つ折りに折り畳み、おろし金の一方を立ち上げて使用する。 使用後は、蓋を、おろし金の上にかぶせて収納する。

【０００６】

【作用】

いずれの場合も、容器の蓋を充分に活用している。請求項１に記載のすりおろ し器においては、おろし金が下側に向いた円錐形をしているので、すりおろした 実と汁は円錐形の中央に向かう。しかし、中央に大きい穴が開けてあるので、穴 から落ちた実と汁は下の容器に入る。

【０００７】 請求項２に記載のすりおろし器においては、従来、無意識にすりおろし器を使 用する際に傾けていたのを、実用化したものである。このため、おろし金を傾け てすりおろした実や汁を低いほうに落とすという合理的方法となっている。

【０００８】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。［図１］は請求項１に記載のすりお ろし器の斜視図である。［図２］は請求項１に記載のすりおろし器の組み立て部 品を表す斜視図である。筒１の上部におろし金２を付け、更に蓋３をはめる。筒 １の下部には容器４をはめて完成する。各部品ははめ込み式なので、取り外しが でき、洗うことも容易である。

【０００９】 ［図３］は請求項２に記載のすりおろし器の斜視図である。［図４］は請求項 ２に記載のすりおろし器の組み立て部品を表す斜視図である。蓋５を外側に２つ 折りに折り曲げて開けると、容器７とおろし金６に固定する。このため、おろし 金６は容器７に対し斜度をもつ。おろし金６の先端は穴が開いていてすりおろし た実や汁が容器７に落ちる。容器７の先端は湾曲しているのでおろし金６から落 ち込んだ実や汁は容器の中央に集められる。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によるすりおろし器を使用すると、すりおろした 実や汁の回収が容易である。また、洗浄も楽で、蓋が付いているので清潔に保管 できる。

【００１１】

【図面の簡単な説明】

【図１】は請求項１に記載のすりおろし器の斜視図

【図２】は請求項１に記載のすりおろし器の組み立て部
品を表す斜視図

【図３】は請求項２に記載のすりおろし器の斜視図

【図４】は請求項２に記載のすりおろし器の組み立て部
品を表す斜視図

【符号の説明】

１・・・・・・・・・筒 ２、６・・・・・・・おろし金 ３、５・・・・・・・蓋 ４、７・・・・・・・容器

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】円筒１の上部におろし金２と蓋３を付け、
   容器４を下部にはめ込んで構成されるすりおろし器
2. 【請求項２】蓋５を折り曲げて支え板とし、容器７に止
   めて、おろし金６に斜度を与える構成のすりおろし器