JP3003782U - 紙片の送り出し装置 - Google Patents

紙片の送り出し装置

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JP3003782U
JP3003782U JP1994001405U JP140594U JP3003782U JP 3003782 U JP3003782 U JP 3003782U JP 1994001405 U JP1994001405 U JP 1994001405U JP 140594 U JP140594 U JP 140594U JP 3003782 U JP3003782 U JP 3003782U
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Japan
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piece
paper piece
engaging claw
tag
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JP1994001405U
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English (en)
Inventor
基治 北野
Original Assignee
オリジン工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙片収容部に積重状に収容された紙片に反り
癖などがあっても、紙片の送り出し動作を確実かつスム
ースに行なえるようにする。 【構成】 紙片収容部1に積重状に収容された紙片Mの
幅方向に並設されるとともに、直線往復運動機構15に
前進および後退駆動される紙片かき出し用の係合爪部材
6を、上記直線往復運動機構15に連結される取付片部
61と、この取付片部61から後方へ向かって送出待機
位置の紙片Mの後端Ma側へ近づくように延設された弾
性変形可能な腕片部62と、この腕片部62の先端に段
状に形成されて上記紙片Mの後端Maに係合する爪部6
3とから構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、タグなどの紙片に印字する印字装置などに適用される紙片の送り出 し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばタグの印字装置に用いられる紙片の送り出し装置では、図5に示 すように、多数のタグMを積重状に収容したタグ収容部101内の送出待機位置 のタグMに対応して、その幅方向に並設された複数のタグかき出し用の係合爪部 材102と、この係合爪部材102を所定の送り出し方向へ沿って前進および後 退させる直線往復運動機構103とを備えており、上記係合爪部材102はタグ Mの後端に係合する剛性の鉤形片で構成されていた。
【0003】 そして、上記直線往復運動機構103により、複数の係合爪部材102を前進 させると、この係合爪部材102の先端爪部材102aに係合された上記送出待 機位置のタグMがタグ収容部101からかき出されて前方の印字部104側に送 り出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記したような構成の従来の紙片送り装置は、係合爪部材102が剛性の鉤形 片により構成されているので、タグMが、例えば図6のように、反り癖などがつ いて変形していると、上記送出待機位置に変位したタグMの後端に上記係合爪部 材102の先端部102aが十分に係合しないままで送り動作が行なわれ、空送 り状態となり、2枚のタグMが係合されて共づれするなどの送り出しミスを発生 しやすいものであった。
【0005】 本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、積重状に収容された紙片に反り癖 などがあっても、紙片を1枚ごと確実に送り出すことができる信頼性の高い紙片 の送り出し装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る紙片の送り出し装置は、紙片収容部 に積重状に収容された多数の紙片の幅方向に並設されて、上記紙片収容部の送出 待機位置に変位した紙片を所定の送り出し方向へ沿って送出する複数の紙片かき 出し用係合爪部材と、この係合爪部材を上記送り出し方向へ沿って前進および後 退させる直線往復運動機構とを備え、上記係合爪部材は、上記直線往復運動機構 側に連結される取付片部と、上記取付片部から後方へ向って上記送出待機位置の 紙片の後端側まで漸次近づく状態に延設されて、紙片の厚さ方向へ弾性変形可能 な腕片部と、この腕片部の先端に段状に形成されて、上記送出待機位置の紙片の 後端に係合する爪部とから構成されたものである。
【0007】
【作用】
本考案によれば、紙片収容部の紙片が送出待機位置に変位すると、紙片かき出 し用係合爪部材の先端の爪部が上記紙片の後端に係合し、直線往復運動機構によ り上記係合爪部材を前進させると、上記紙片が係合爪部材によってかき出されて 所定方向へ送り出される。ここで、上記紙片の送り出し時には、係合爪部材にお ける弾性腕片の先端側が紙片に厚さ方向から弾性的に当接するので、上記紙片に 反り癖などがあっても、上記爪部が紙片の後端に確実に係合し、順調な紙片の送 り出し動作が行なわれる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。 図1は本考案の一実施例による紙片の送り出し装置を、タグの印字装置に適用 した状態で示す縦断側面図である。
【0009】 図1において、1は紙片としてのタグMを多数枚積重状に収容したタグ収容部 (収容カセット)、2はタグ収容部1の前方側に配置されて、該収容部1内から 送り出されたタグMに所定の印字を行なう印字部であり、該印字部2は、プラテ ンローラ3、印字ヘッド4およびインクリボン5などから構成されている。
【0010】 上記タグ収容部1内のタグMのうちの送出待機位置(最下段位置)にあるタグ Mの幅方向には、図2に示すように、上記タグMの後端に係合して該タグMをタ グ収容部1から所定の送り出し方向へ沿ってかき出すための複数、たとえば3つ の係合爪部材6…が配設されている。これら係合爪部材6は、後述する可動台に 連結される取付片部61と、この取付片部61から後方へ向かって送出待機位置 のタグMの後端側へ漸次近づく状態に延設されて、タグMの厚さ方向へ弾性変形 可能な腕片部62と、腕片部62の先端を上面側に折返して段状に形成されて、 上記タグMの後端Ma(図2)に係合する爪部63とからなり、全体は板ばね材 料から成形されている。なお、上記腕片部62を2又状にしているのは、弾性変 形を容易にさせるためである。
【0011】 7は上記タグ収容部1の下方側に位置して、上記タグMの送り出し方向に沿っ て前後移動可能に配設された可動台であり、その前側面には、ねじ8などにより 上記係合爪部材6の取付片部61が固定されている。9,9は上記可動台7の移 動をガイドするガイド部材である。10は上記可動台7の下面に垂設された被駆 動杆であり、この被駆動杆10には、後述する駆動ピンの回転運動を直線運動に 変換するために上下方向に沿った長孔11が形成されている。12はモータ13 で回転駆動される原動円板であり、その偏心位置に上記長孔11内に遊嵌する駆 動ピン14が固設されている。これら可動台7、被駆動杆10および原動円板1 2などにより、上記係合爪部材6に対する直線往復運動機構15が構成されてい る。
【0012】 つぎに、上記構成の装置の動作について説明する。 いま、直線往復運動機構15により係合爪部材6が後退位置にあると、この係 合爪部材6の先端の爪部63が上記タグ収容部1内における送出待機位置に変位 したタグMの後端Maに係合している。
【0013】 モータ13を介して原動円板12を図1の状態から半回転させると、駆動ピン 14が旋回し、その半回転分の円運動が長孔11を介して直線運動に変換されて 被駆動杆10に伝達されて、上記可動台7が上記半回転分に相当する距離だけ前 進する。この可動台7の前進によって、上記係合爪部材6も一体に前進するので 、上記タグMは係合爪部材6により上記タグ収容部1から前方へかき出されて印 字部2に送出される。
【0014】 上記係合爪部材6がタグMをかき出す際には、図3に示すように、その腕片部 62の先端側が該タグMの後部下面側に弾性的に当接するので、上記タグMが図 6のように、反り癖などで変形したりしても、係合爪部材6の先端の爪部63は タグMの後端に確実に係合し、このため、タグMを空送りすることなく、確実に スムースに送り出すことができる。
【0015】 上記タグMがタグ収容部1から印字部2側へ送り出された後、再び、上記モー タ13により原動円板12を半回転させると、駆動ピン14が旋回して上記被駆 動杆10を後方へ駆動させるので、上記可動台7と共に係合爪部材6が後退し、 この係合爪部材6の爪部63がタグ収容部1の送出待機位置に変位した次のタグ Mの後端Maに係合することになる。
【0016】 なお、上記タグMの幅方向に並設される複数の係合爪部材6…は、図4に示す ように、取付片部61を介して一体に連成して1つのブロック41として構成し てもよく、この場合は、組付性を向上することができる。
【0017】 また、上記の実施例では、タグMを送り出すもので説明したが、タグ以外の各 種の紙片の送出用として適用できることは勿論である。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、紙片かき出し用の係合爪部材を、直線往復運 動機構に連結される取付片部と、この取付片部から紙片の後端へ向かって延びる 弾性変形可能な腕片と、この腕片の先端に段状に形成されて紙片の後端に係合す る爪部とで構成したことにより、紙片収容部に積重状に収容された紙片に反り癖 などがついている場合でも、上記腕片部の弾性力で爪部を紙片の後端に確実に係 合させて、1枚ごとの紙片の送り出しをミスなく確実に、かつ円滑に行なわせる ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による紙片の送り出し装置
を、タグの印字装置に適用した状態で示す縦断側面図で
ある。
【図2】同上実施例における紙片の送り出し装置におけ
る係合爪部材を示す拡大斜視図である。
【図3】同上係合爪部材の動作説明用の側面図である。
【図4】複数の係合爪部材を一体に連成してなるブロッ
クの斜視図である。
【図5】従来の紙片の送り出し装置を示す縦断側面図で
ある。
【図6】紙片の空送り状態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 紙片収容部 6 係合爪部材 15 直線往復運動機構 61 取付片部 62 腕片部 63 爪部 M 紙片 Ma 紙片の後端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙片収容部に積重状に収容された多数の
    紙片の幅方向に並設されて、上記紙片収容部の送出待機
    位置に変位した紙片を所定の送り出し方向へ沿って送出
    する複数の紙片かき出し用係合爪部材と、この係合爪部
    材を上記送り出し方向へ沿って前進および後退させる直
    線往復運動機構とを備え、上記係合爪部材は、上記直線
    往復運動機構側に連結される取付片部と、この取付片部
    から後方へ向って上記送出待機位置の紙片の後端側まで
    漸次近づく状態に延設されて、紙片の厚さ方向へ弾性変
    形可能な腕片部と、この腕片部の先端に段状に形成され
    て、上記送出待機位置の紙片の後端に係合する爪部とか
    ら構成されたことを特徴とする紙片の送り出し装置。
JP1994001405U 1994-01-18 1994-01-18 紙片の送り出し装置 Expired - Lifetime JP3003782U (ja)

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