JP3003755U - 栓 - Google Patents

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JP3003755U
JP3003755U JP1994005906U JP590694U JP3003755U JP 3003755 U JP3003755 U JP 3003755U JP 1994005906 U JP1994005906 U JP 1994005906U JP 590694 U JP590694 U JP 590694U JP 3003755 U JP3003755 U JP 3003755U
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rubber tube
retaining ring
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Application number
JP1994005906U
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Inventor
一彦 吉村
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Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプライン、排水孔などの液体流路への装
着が容易であり、且つ液体流路内壁が粗面である場合に
も側周部と液体流路内壁との間の液密性を保持する栓を
提供する。 【構成】 中心から立ち上がる支持杆2が設けられた底
面部31及び側周部32を有して上方が開放する枠体3
と、上記枠体3の側周部32の外径より僅かに大きな内
径の抑え環4を有する操作杆5と、上記枠体3の側周部
32に装着させるラバー管6と、からなり、前記枠体3
の底面部31にはラバー管6の下端を支持する脱離防止
片33を延設し、前記操作杆5の下端を枠体3の支持杆
2の上端に螺合させて回転することにより抑え環4を上
下動可能にし、所望の液体流路Bに挿入させた状態で、
操作杆5を回転させて抑え環4でラバー管6を圧縮し、
変形させることにより側周部32と液体流路B壁面Aと
の間の液密性を保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パイプライン、排水孔などの液体流路への装着が容易であり、且つ 液体流路内壁が粗面である場合にも側周部と液体流路内壁との間の液密性を保持 する栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
排水孔等に挿着する栓としては、次第に拡径する側周面を有するゴム栓が広く 知られている。このゴム栓は、排水孔の内径より小さい径を有する挿入先端側を 排水孔の内部に位置させ、摩擦力と弾性力に抗して強く押圧することにより挿着 するものである。また、比較的大径の液体流路では、流路内に臨ませたゴム風船 状の閉塞具に空気等を送入し、閉塞具を膨張させて液体の漏洩を防ぐことも行わ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ゴム栓を用いる場合には、挿着方法は極めて簡易ではある が極めて強い押圧力が必要であり、また、排水孔内壁が粗面であったり孔自体が 変形しているとゴム栓との間に空隙を生じ、該空隙より液体を漏出させてしまう という問題を生ずるものであった。
【0004】 また、前記ゴム風船状の閉塞具を用いる場合には、閉塞具を萎ませた状態で流 路内に位置させるために挿着は極めて容易であるが、空気等の圧入装置を必要と するため面倒である。
【0005】 したがって、排水孔への挿着が容易であり、排水孔内壁が粗面である場合にも 適用することができ、しかも空気の圧入装置等を必要としないような栓構造が求 められていた。
【0006】 他方、船舶、艀、海洋構造物等の瀑露甲板上には、機械、装置類が多数設置さ れ、これらから漏出される各種の油が雨水、蒸気ドレン、漏洩水等とともに排出 孔から排出されると海洋汚染を引き起こすため、前記のような閉塞性等は勿論で あるが、適宜に油水分離機能を持たせることができる栓も求められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記に鑑み提案されたもので、中心から立ち上がる支持杆が設けられ た底面部及び側周部を有して上方が開放する枠体と、上記枠体の側周部の外径よ り僅かに大きな内径の抑え環を有する操作杆と、上記枠体の側周部に装着させる ラバー管と、からなり、前記枠体の底面部にはラバー管の下端を支持する脱離防 止片を延設し、前記操作杆の下端を枠体の支持杆の上端に螺合させて回転するこ とにより抑え環を上下動可能にし、所望の液体流路に挿入させた状態で、操作杆 を回転させて抑え環でラバー管を圧縮し、変形させることにより側周部と液体流 路壁面との間の液密性を保持することを特徴とする栓に関するものである。
【0008】
【作用】
本考案は上記構成であるから、排水孔等の各種液体流路に容易に挿入させるこ とができ、その状態で操作杆を回転させるだけで、液体流路壁面が粗面であって も変形していても、側周部と液体流路壁面との間の液密性を保持することができ る。したがって、例えば枠体の底面部若しくは抑え環の何れか一方を不透液性と することにより、閉塞性に優れた栓とすることができる。また、底面部及び抑え 環の両方をフィルター等の透液性とすることにより濾過機能を有する栓とするこ とも可能である。さらに、内部に油分の吸着剤等を収容させることにより油水分 離機能を有する栓とすることもできる。
【0009】
【実施例】
以下に本考案を図面の実施例に基づいて説明する。
【0010】 本考案の栓1は、中心から垂直に立ち上がる支持杆2が設けられた底面部31 及び側周部32を有して上方が開放する枠体3と、上記枠体3の側周部32の外 径より僅かに大きな内径の抑え環4を有する操作杆5と、上記枠体3の側周部3 2に装着させるラバー管6とからなる。尚、図中、Aは壁面であり、Bは液体流 路である。
【0011】 図1に示す第1実施例では、枠体3は水や油を透過させない素材からなり、例 えば鋼管等を用いることができる。また、枠体3の底面部31には外方へ突出す る脱離防止片33が延設され、中心に設けられた孔にボルト状の支持杆2が固定 されている。この支持杆2の上方先端部には雄螺子部21が螺設されている。尚 、上記枠体の側周部32にはラバー管6が装着されるが、該ラバー管6は、その 外径が液体流路Bの径より小さく、水や油を透過させない素材からなるものであ れば特に形状や材質を限定するものではない。
【0012】 また、操作杆5は内径が前記支持杆2の外径よりも大きなパイプ材からなり、 その上端には略水平状の把持部51が一体に延設されている。上記操作杆5の下 端には前記支持杆2の雄螺子部21と螺合するナット52が一体に固定され、さ らに該ナット52の下端には前記支持杆2を遊挿させる孔41が設けられた抑え 環4が一体に固定されている。尚、抑え環4は、略円板状の面板部42と、該面 板部41の周縁が下方へ垂直に折下げた押圧部43とからなり、面板部42も押 圧部43も水や油を透過させない素材からなるものとした。このように把持部5 1、ナット52、及び抑え環4は、一体に固定されているので、把持部51をも って操作杆5を回転させることにより、前記支持杆2に沿って一連にナット52 及び抑え環4が回転しながら上昇或いは下降する。
【0013】 本考案の栓1は上記構成であるから、抑え環4の押圧部43の下端がラバー管 6の上端に当接するか僅かに離反する状態で所望の液体流路Bの閉塞に用いるこ とができる。その際、栓1において最大の外径を有するラバー管6でも液体流路 Bの径より小さいので、極めて容易に液体流路B中、若しくは液体流路Bの端部 に挿入させることができる。
【0014】 また、把持部51を持って操作杆5を回転させると、抑え環4が下降して押圧 部43がラバー管6を押圧するのであるが、ラバー管6は下端が脱離防止片33 に係止されているので圧縮され、図面の点線で示すように外方へ膨れるように変 形する。したがって、側周部32と液体流路壁面Aとの間の液密性を保持するこ とができる。尚、この第1実施例では前記のように底面部31及び面板部42を 水や油を透過させない素材からなるようにしたので、栓1は液体流路Bを閉塞さ せることができる。
【0015】 一方、図2,3に示す第2実施例の栓1’は、枠体3’の底面部31’及び抑 え環4’の面板部42’が開口部を有して該開口部にゴーズワイヤー34’,4 4’張りをして油水を透過させるようにした以外は、前記第1実施例と同様の構 成であるから図面に同一符号を付して説明を省略する(尚、便宜的に符号に『’ 』を付記した)。また、操作杆5’の外周には螺子溝53’が螺設され、該螺子 溝53’には第二ナット7’が螺合している。この第二ナット7’の下面には、 中心に操作管5’を遊挿させる孔が設けられた塞止板8’が一体に固定され、操 作管5’自体の回転とは別に回転しながら上昇或いは下降させることができる。 尚、上記塞止板8’の下面の一部には凹部を周設し、該凹部に短円環状のシール 材81’を嵌合、接着させている。また、枠体3’の内部には油分の吸着剤9’ を収容する。
【0016】 上記構成の栓1’は、船舶、艀、海洋構造物等の瀑露甲板上の隅部に形成され る排出孔、或いは油取扱い事業所等の排水孔等の液体流路Bに挿着されるもので あり、把持部51’を持って操作杆5’を回転させると、前記第1実施例の栓1 と同様に抑え環4’によりラバー管6’が圧縮、変形され、側周部32’と液体 流路壁面Aとの間の液密性を保持することができる。この状態では、油水は抑え 環6’と塞止板8’との間から侵入し、枠体3’の内部に収容された吸着剤9’ に接触する。そして、吸着剤9’に油分のみが吸着され、水分は底面部31’か ら排出される。
【0017】 さらに、この第2実施例の栓1’は、第二ナット7’若しくは塞止板8’自体 を回転させて下降させることができ、図3に示すように塞止板8’の下面に設け たシール材81’を抑え環4の押圧部43’の上端に押圧させると、閉塞栓とし て用いることもできる。このような態様は簡便な操作により緊急時などに採られ る。
【0018】 以上本考案を実施例に基づいて説明したが、本考案は前記した実施例に限定さ れるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど のようにでも実施することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上本考案によれば、パイプライン、排水孔等の各種液体流路に容易に挿入さ せることができ、その状態で操作杆を回転させるだけで、液体流路壁面が粗面で あっても変形していても、側周部と液体流路壁面との間の液密性を保持すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例である栓を縦孔である液体流路に挿入
した状態を示す一部を欠截した側面図である。
【図2】他の実施例である栓を縦孔である液体流路に挿
入した状態を示す一部を欠截した側面図である。
【図3】図2の栓を閉塞栓として用いた場合の状態を示
す一部を欠截した側面図である。
【符号の説明】
1 栓 2 支持杆 3 枠体 31 底面部 32 側周部 33 脱離防止片 4 抑え環 5 操作杆 6 ラバー管 A 壁面 B 液体流路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心から立ち上がる支持杆が設けられた
    底面部及び側周部を有して上方が開放する枠体と、上記
    枠体の側周部の外径より僅かに大きな内径の抑え環を有
    する操作杆と、上記枠体の側周部に装着させるラバー管
    と、からなり、 前記枠体の底面部にはラバー管の下端を支持する脱離防
    止片を延設し、 前記操作杆の下端を枠体の支持杆の上端に螺合させて回
    転することにより抑え環を上下動可能にし、 所望の液体流路に挿入させた状態で、操作杆を回転させ
    て抑え環でラバー管を圧縮し、変形させることにより側
    周部と液体流路壁面との間の液密性を保持することを特
    徴とする栓。
JP1994005906U 1994-05-02 1994-05-02 Expired - Lifetime JP3003755U (ja)

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JP1994005906U JP3003755U (ja) 1994-05-02 1994-05-02

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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