JP3003551B2 - 重量センサ - Google Patents

重量センサ

Info

Publication number
JP3003551B2
JP3003551B2 JP7201098A JP20109895A JP3003551B2 JP 3003551 B2 JP3003551 B2 JP 3003551B2 JP 7201098 A JP7201098 A JP 7201098A JP 20109895 A JP20109895 A JP 20109895A JP 3003551 B2 JP3003551 B2 JP 3003551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
coil spring
sensor
measured
elevating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7201098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0949751A (ja
Inventor
伸康 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Corp
Original Assignee
Tiger Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Corp filed Critical Tiger Corp
Priority to JP7201098A priority Critical patent/JP3003551B2/ja
Publication of JPH0949751A publication Critical patent/JPH0949751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3003551B2 publication Critical patent/JP3003551B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Ovens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、重量測定物の重量を
自動検出する重量センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば電子レンジなどのマイクロコンピ
ュータを備えた調理器具では、ターンテーブル上に載せ
られた調理物の重量を自動的に検出測定するための重量
センサが設けられている。
【0003】従来、この種重量センサには、例えば差動
トランス式のものや歪ゲージ式、静電容量式のものが使
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記差動トラ
ンス式のものは、一定周波数、一定電圧で励磁される1
次コイルと、測定物の下降動作に追随して動く可動鉄
心、および2次コイルなどから構成され、重量に応じた
上記可動鉄心の位置により、上記2次コイルに誘導され
る起電力が変化し、これを逆極性で接続して出力として
取出すようになっているために、構造も複雑でコストも
高い。
【0005】また、歪ゲージ式のものも、歪ゲージによ
りブリッジを組んで構成されており、歪量の変化を電気
量の変化として検出するようになっている。従って、上
記差動トランス式のものに比べると、比較的低コストで
はあるが、上記電気量出力をデジタル信号に変換してマ
イクロコンピュータに取り込むようにした時、最初にタ
ーンテーブル上に測定物を載せた時の慣性荷重信号がパ
ルスとなって取り込まれ、誤測定を招く恐れがある。
【0006】また、静電容量式のものでは、熱に弱い欠
点があり、熱の影響による温度変化によって静電容量の
変化を招き、誤判定を招く恐れがある。従って、電子レ
ンジのようなヒータ熱の影響を受け易い装置への適用は
不向きである。
【0007】本願発明は、以上のような従来の重量セン
サのもつ問題を解決し、簡単かつ低コストで正確な重量
の検出判定が可能な重量センサを提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記目的を
達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成
されている。
【0009】すなわち、本願発明は、測定物の重量に応
じて伸縮するコイルバネと、該コイルバネをインダクタ
ンス要素として構成されたLC共振回路と、該LC共振
回路の共振周波数の変化に基いて測定物の重量を判定す
る重量判定手段とを備えて構成されている。
【0010】また、本願発明は、該構成において、上記
測定物の重量を支持するとともに測定物の重量に応じて
昇降する昇降部材を有し、該昇降部材がコイルバネによ
って吊持されて構成される。
【0011】さらに、本願発明は、上記構成において、
測定物の重量を支持するとともに測定物の重量に応じて
昇降する昇降部材を有し、該昇降部材が上記コイルバネ
によって支承されて構成されている。
【0012】さらに、また本願発明は、上記各構成にお
ける重量センサが電子レンジ用のものとして構成されて
いる。
【0013】
【作用】本願発明は、上記構成に対応して、それぞれ次
のような作用を奏する。
【0014】先ず本願発明は、上記のように、測定物の
重量に応じて伸縮するコイルバネと、該コイルバネをイ
ンダクタンス要素として構成されたLC共振回路と、該
LC共振回路の共振周波数の変化に基いて測定物の重量
を判定する重量判定手段とを備えている。
【0015】したがって、コイルバネに測定物の重量が
荷されると、コイルバネは当該重量に応じて伸張又は収
縮し、その伸張又は収縮量に応じてコイル部のインダク
タンスが変化する。
【0016】その結果、該コイルバネをインダクタンス
要素として構成されているLC共振回路の共振周波数も
変化し、該変化に応じた周波数信号を基にして重量判定
手段により測定物の重量が判定される。
【0017】そして、この場合、上記測定物の重量を支
持するとともに測定物の重量に応じて昇降する例えばタ
ーンテーブルなどの昇降部材を設け、該昇降部材をコイ
ルバネによって吊持して構成すると、測定物を昇降部材
の上に載せると、該昇降部材の上に載せた測定物の重量
に応じて、昇降部材が下降し、その下降量に応じて上記
LC共振回路のインダクタンス要素としてのコイルバネ
が伸張してLC共振回路の共振周波数が高くなる。
【0018】そして、それに対応して重量判定手段が重
量を判定する。
【0019】また、上記昇降部材を設けた構成におい
て、上記昇降部材を下方から上記同様のインダクタンス
要素としてのコイルバネによって支承するようにした場
合には、測定物を昇降部材の上に載せると、該昇降部材
の上に載せた測定物の重量に応じて、昇降部材が下降
し、その加工量に応じて上記LC共振回路のインダクタ
ンス要素としてのコイルバネが収縮してLC共振回路の
共振周波数が低くなる。
【0020】そして、それに対応して重量判定手段が重
量を判定する。
【0021】また、上記各構成のものが、特に電子レン
ジ用の重量センサとして構成されている場合、ターンテ
ーブル回転軸の昇降動作を利用して比較的容易に上記イ
ンダクタンス量を変化させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の重量センサによ
ると、測定物の重量に応じてコイルバネを伸張又は収縮
させ、その長さの変化に対応した共振周波数の変化を検
出するだけで、簡単かつ低コストに測定物の重量を検出
判定することができる。
【0023】しかも、センシング手段であるコイルバネ
自体は温度による影響がなく、温度によるインダクタン
スの変化はないので、例えば電子レンジの重量センサと
して使用した時にも何ら問題なく適用することができ
る。特に電子レンジの場合、ターンテーブル回転軸の昇
降動作を利用して共振周波数を変化させることができる
ので好都合である。
【0024】
【実施例】 (実施例1)図1〜図3は、本願発明の実施例1に係る
電子レンジ等高周波加熱器の重量センサ部の構成を示し
ている。
【0025】先ず図1は、同センサ部の全体的な構成を
示すもので、図中符号1は例えば電子レンジ加熱室2の
庫内壁底部を形成する底壁である。該底壁1の略中央部
にはターンテーブル3の回転支軸4を貫通させるための
支軸挿通穴5が形成されており、該支軸挿通穴5を介し
て同ターンテーブル3の回転支軸4が下方側より挿通さ
れ図示の如く上方側加熱室2内に所定の高さだけ突出せ
しめられている。
【0026】上記ターンテーブル3の回転支軸4は、電
子レンジ本体の筺体部に固定して設けられているセンサ
ボックス11内に水平に支持されたバネ剛性の高い所定
厚さ、かつ所定幅の板バネ12の上部に弾性的かつ回転
可能に支持されており、その途中(略中央部)には、従動
ギヤ7が図1に示すようにキー溝7aおよび支軸側のキ
ー4aを介してスラスト方向に相対摺動可能にスプライ
ン嵌合されている。そして、該従動ギヤ7は、上記セン
サボックス11の天井面に固定されたターンテーブル駆
動モータ9の駆動ギヤ9aに噛合されている。
【0027】また符号13は上記従動ギヤ7を所定の位
置に固定し、かつ回転可能に支持する軸受部を有した支
持部材であり、上記従動ギヤ7の下方側ボス部に対しボ
ールベアリング10を介して支持している。これによ
り、上記回転支軸4が上下に摺動可能でありながら、タ
ーンテーブル駆動用モータ9による安定した回転駆動も
可能となっている。
【0028】上記回転支軸4を支持している板バネ12
の先端12a側下方には上記センサボックス11の底部
14側縦壁部14aに固定して制御基板15が設けられ
ている。そして、該制御基板15と当該板バネ12の先
端部12aとの間には、図2に詳細に示すように左右両
側にコイル部la,lbを有するコイルバネL1が伸縮
自由に張架されている。
【0029】該コイルバネL1の相互に連続する両端
は、上記制御基板15の図3に示す重量検出回路中に、
そのセンサ部を形成する第1のインダクタンス要素とし
て組込まれるようにビス止めにより接続固定されてい
る。従って、該構成では、上記ターンテーブル3上に何
らかの被加熱物が載せられると、該被加熱物の重量Wに
応じて上記回転支軸4が上記板バネ12の支持剛性に反
して所定量下方に下降させられる。そして、その下降量
に応じて上記コイルバネL1のコイル部la,lbの長
さが短くなり、同コイル部la,lbの線輪間ピッチが
縮小し、インダクタンス値が高くなる。
【0030】そして、該インダクタンス値の上昇に対応
して図3に示す重量検出回路の共振周波数foが変化
(低下)し、該変化値に基いてマイクロコンピュータ2
0により被加熱物の重量Wが検出される。
【0031】すなわち、図3の重量検出回路は、まず上
記コイルバネL1のコイル部la,lbの合成インダク
タンス成分(la+lb)を第1のインダクタンス要素
とし、それに対してキャパシタンス要素としてのコンデ
ンサC1を介して第2のインダクタンス要素L2を直列に
接続して高周波直列共振回路(ハートレー形LC発振回
路)を形成している{fo=1/(2π√L1+L2+C
1)}。
【0032】そして、該L1,C1,L2の直列共振回路
の出力側にR1,C2のバイアス回路を介してエミッタ接
地型の増幅トランジスタQを設け、該増幅トランジスタ
QのON,OFFによる発振周波数出力の交流成分のみ
をカップリングコンデンサC 3を介して取り出し、波形
成形回路16を介して波形成形した後に、順次周波数信
号/電圧信号変換回路17、A/D変換回路18を通し
てデジタル信号に変換して最終的にマイクロコンピュー
タユニット20に入力し、重量値として判定する。な
お、図中R2は上記増幅トランジスタQの帰還抵抗、C4
は交流バイパスダイオードである。
【0033】以上のように、本願発明実施例の重量セン
サによると、測定物の重量Wに応じてターンテーブル
3、回転支軸4、板バネ12を介してコイルバネL1
伸張させ、その伸張長さの変化に対応した重量検出回路
の共振回路の共振周波数foの変化を検出するだけで、
きわめて簡単かつ低コストに被加熱物の重量Wを正確に
検出判定することができる。
【0034】しかも、センシング手段であるコイルバネ
1自体は温度による影響がなく、静電容量方式のよう
な温度によるインダクタンス値の変化はないので、上述
のように電子レンジの重量センサとして使用した時にも
何ら問題なく使用することができる。
【0035】(実施例2)なお、上記実施例ではコイル
バネL1を被加熱物の重量に応じて収縮させることによ
り、インダクタンス値を高くして共振周波数foを変化
させるようにしたが、例えば実施例2として図4に示す
ように、上記ターンテーブル3の回転支軸4を支持する
支持板19の一端19bを、センサボックス11の左右
両側壁間に架け渡して固定した軸21に上下回動可能に
連結枢支するとともに、他端19aを従動ギヤ7の支持
板13との間で上記同様のインダクタンス要素としての
コイルバネL1で吊持支持させるようにして、被加熱物
の重量Wに応じてコイルバネL1を伸張させることによ
って、そのインダクタンス値を小さくするように構成す
ることもできる(この場合、上記foは高くなる)。
【0036】この場合、上記コイルバネL1は、上記タ
ーンテーブル3の回転支軸4の支持バネと共用化しても
良いし、また別に並設してもよい。
【0037】(実施例3)また、上記実施例1における
図3の重量検出回路において、例えば図5のようにセン
サ部のコイルバネL1に対して合成インダクタンス調整
用のコイルL1′を直列に挿入するようにしても良い。
このようにすると、インダクタンス変化のスパンを拡大
することができる。
【0038】(実施例4)さらに、また上記図3の重量
検出回路において、例えば図6に示すように、コイルL
2側を逆にセンサ部として構成しても良いことは言うま
でもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施例1に係る高周波加熱
器の重量センサ部の構造を示す断面図である。
【図2】図2は、同重量センサの要部の構成を示す分解
斜視図である。
【図3】図3は、同重量センサの重量検出回路の構成を
示す回路図である。
【図4】図4は、本願発明の実施例2に係る高周波加熱
器の重量センサ部の構造を示す断面図である。
【図5】図5は、本願発明の実施例3に係る高周波加熱
器の重量センサの重量検出回路の構成を示す回路図であ
る。
【図6】図6は、本願発明の実施例4に係る高周波加熱
器の重量センサの重量検出回路の構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
2は加熱室、3はターンテーブル、4は回転支軸、7は
従動ギヤ、9はターンテーブルモータ、9aは駆動ギ
ヤ、12は板バネ、19は支持板、L1はコイルバネ、
1はコンデンサ、20はマイクロコンピュータユニッ
トである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 3/00 - 3/12 G01G 19/52 G01L 1/14 F24C 7/02 315

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定物の重量に応じて伸縮するコイルバ
    ネと、該コイルバネをインダクタンス要素として構成さ
    れたLC共振回路と、該LC共振回路の共振周波数の変
    化に基いて測定物の重量を判定する重量判定手段とを備
    えてなる重量センサ。
  2. 【請求項2】 測定物の重量を支持するとともに測定物
    の重量に応じて昇降する昇降部材を有し、該昇降部材が
    コイルバネによって吊持されていることを特徴とする請
    求項1記載の重量センサ。
  3. 【請求項3】 測定物の重量を支持するとともに測定物
    の重量に応じて昇降する昇降部材を有し、該昇降部材が
    コイルバネによって支承されていることを特徴とする請
    求項1記載の重量センサ。
  4. 【請求項4】 電子レンジ用の重量センサとして構成さ
    れていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の重
    量センサ。
JP7201098A 1995-08-07 1995-08-07 重量センサ Expired - Fee Related JP3003551B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7201098A JP3003551B2 (ja) 1995-08-07 1995-08-07 重量センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7201098A JP3003551B2 (ja) 1995-08-07 1995-08-07 重量センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0949751A JPH0949751A (ja) 1997-02-18
JP3003551B2 true JP3003551B2 (ja) 2000-01-31

Family

ID=16435370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7201098A Expired - Fee Related JP3003551B2 (ja) 1995-08-07 1995-08-07 重量センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3003551B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0949751A (ja) 1997-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4970374A (en) Automatic heating appliance with weight sensor
US4703151A (en) Heating cooking appliance having weight detecting function
JP3003551B2 (ja) 重量センサ
US5349138A (en) Food weight sensing device for microwave oven
JPS6217530A (ja) 重量検出機能付加熱調理器
KR930004895B1 (ko) 중량 센서장치
CN212871558U (zh) 一种基于平面线圈的检测组件及电器
JP4456903B2 (ja) 重量センサ及び該重量センサを搭載した加熱調理器
JPH0247364Y2 (ja)
KR920003587Y1 (ko) 전자레인지의 중량감지장치
JPH011916A (ja) 重量センサ−装置
JPH0248727Y2 (ja)
JPH0247365Y2 (ja)
JP2563919Y2 (ja) 加熱調理器
JP2853001B2 (ja) 電子レンジ等の重量検出装置
JPH0444168B2 (ja)
KR960004386Y1 (ko) 전자레인지의 중량센서
KR920003129Y1 (ko) 전자레인지의 중량 감지 장치
JP2561522Y2 (ja) 高周波加熱装置
JP2532787B2 (ja) 加熱調理器
JPH0158420B2 (ja)
KR950001209Y1 (ko) 가열 조리기의 중량검출 장치
JPH02264826A (ja) 油タンク残油量検知装置
JPS6316012B2 (ja)
JPS63317727A (ja) 重量センサ−装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees