JP3002916U - 米研ぎ器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】各炊飯の前に行う米研ぎにおいて、手を濡らし
たり腕力を要することなく効率よく糠や汚れを落とすこ
とのできる手軽で使いやすい器具を提供する。 【構成】線材をループ状に湾曲形成して少なくともその
ループ部において無数の凹凸もしくは屈曲状を呈するよ
うにし、その複数の端を柄で束ねて略泡立て器具状に形
作り、米研ぎ器具とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は米の糠や汚れ等を洗い流すための米研ぎ器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

各家庭等で米を研ぐ場合は、通常、水を加えて手で撹拌したり、適当に身近な 補助具を用いて間に合わせている程度であり、業務用でも手道具的なものについ ては特別に工夫を施したものは見られないのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

米を冷水と共に手で研ぐのは楽な作業でないと同時に非能率的で、なかなか除 去すべきものが取れないばかりか、肌荒れ等の原因にもなり、在来の補助具等も 徒に米を撹乱させるのみで、有害物の除去効率は甚だ不満足なものであった。 本考案はかかる問題点を解決することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ステンレス等の線材（１）をループ状に湾曲形成して、少なくともそのループ 部において無数の凹凸（２）もしくは屈曲（３）状を呈するようにし、その複数 のループの端を柄（４）で束ねて略泡立て器具状に形成し、米研ぎ器具（ａ）と する。

【０００５】 ここにおける線材（１）は広義に解釈するものとし、断面が円状であるものに 限らず、帯状のものも含まれる。又、凹凸（２）の例として荒いヤスリ目等が考 えられ、屈曲（３）の例としてはジグザグ状、コイル状等が挙げられる。又、通 常の線材（１）にコイル等、別の材料を取り付けたりして凹凸状に形成してもよ い。

【０００６】

【作用】 本考案の米研ぎ器具（ａ）を用いて米を研ぐと、各ループ間には十分な隙間（ ５）があるから、米や水が大きく撹乱したり手が疲れたりすることなく掻き回す ことができ、その際に無数の凹凸（２）や屈曲（３）の角が米粒に勢いよく当た り、甚だ効率よく除去したい糠や汚れを落とすことになる。

【０００７】

【実施例】

長さ約４００ｍｍ、直径３ｍｍのステンレス製線材（１）を中央部においてル ープ状に湾曲させてその湾曲部をジグザグ状に形成し、これを５本、図面のよう に長さ１２０ｍｍ余りの柄（４）で束ねて略泡立て器具状に形作る。この米研ぎ 器具（ａ）を用いて米を研いだところ、手が疲れることなく簡単に汚れや糠が落 ちて米が真白に仕上がり甚だ美味しく炊けることが判明し、外米のブレンド米に ついても同様であった。

【０００８】

【考案の効果】

このように本考案によれば、手を濡らしたり腕力を要することなく、効率よく 米を研ぐことができ、外米も含めて手軽に美味しく炊飯するのに大いに役立つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案一例の正面図

【図２】本考案一例の底面図

【符号の説明】

１………線材 ２………凹凸 ３………屈曲 ４………柄 ５………隙間 ａ………米研ぎ
器具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】線材をループ状に湾曲させて少なくともそ
   のループ部において無数の凹凸もしくは屈曲状を呈する
   ようにし、複数のその端を柄で束ね、略泡立て器具状に
   形成したことを特徴とする米研ぎ器具。