JP3001595B2 - タービンエンジン用燃料噴射器 - Google Patents

タービンエンジン用燃料噴射器

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JP3001595B2
JP3001595B2 JP1-500897A JP50089789A JP3001595B2 JP 3001595 B2 JP3001595 B2 JP 3001595B2 JP 50089789 A JP50089789 A JP 50089789A JP 3001595 B2 JP3001595 B2 JP 3001595B2
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constriction
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シェクルトン、ジャック・アール
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サンドストランド・コーポレーション
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【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はタービンエンジンに関し、特に、タービンエ
ンジン用の改良型燃料噴射器、及び該燃料噴射器を用い
たタービンエンジンに関するものである。
発明の背景 本願発明に最も適合する公知技術は米国特許第3,613,
360号を含んでいる。
空気吸入タービンに用いられる従来一般の環状燃焼器
は、多数の燃料噴射器を有しているが、これは、小さな
ガスタービンにおいては、多くの問題を生じ、実施不可
能なものとしている。例えば、タービンの寸法が減少す
るにしたがって、燃料消費量も低減するが、所望の霧状
化が求められる場合、各燃料噴射器の燃料流路の寸法も
小さくする必要がある。しかしながら、燃料流路の寸法
が減じられると、目詰まりという問題が相当に増加す
る。これは、望ましくない過熱点の発生や、燃料効率の
低下を生ずる場合がある。
更に、小さなタービンエンジンの場合、低速運転は、
空気速度が低く、そのために燃料の霧状化が悪くなるの
で、困難であり、従って、信頼性の低い効率の悪い燃焼
を生じる。
本発明は上記問題点を解決することを目的としてい
る。
発明の概要 新規で改良されたタービンエンジンを提供すること
が、本発明の主目的である。より詳細には、本発明の主
目的は、小さなタービンエンジン用に理想的に適合する
新規な改良型燃料噴射器を備えたタービンエンジンを提
供することにある。また、新規な改良型燃料噴射器を提
供することも本発明の主目的である。
本発明の一面によれば、回転可能なタービン羽根車
と、該タービン羽根車に結合された回転圧縮機と、前記
圧縮機からの圧縮空気及び燃料供給源からの燃料を受け
入れると共に、燃焼ガスを発生して前記タービン羽根車
を駆動させるべく前記燃料を燃焼するための環状燃焼器
を備えるタービンエンジンにおいて、前記目的は達成さ
れる。燃焼器は半径方向内側の環状の燃焼ゾーンを備え
ており、該ゾーンは、互いに離隔された内側壁体と外側
壁体とにより画成された半径方向外側の環状の圧縮空気
マニホールドによって囲まれている。内側壁体は燃焼ゾ
ーンの外縁を画成する。角度的に互いに離隔された複数
の噴射装置が、外側壁体に取り付けられ、内側壁体を通
って燃焼ゾーン内に延びている。各噴射装置は、中空の
内部を有する細長い本体を備え、前記中空内部は、燃焼
ゾーンに対してほぼ接線方向となるよう該ゾーンに開口
するポートを一端に有している。ベンチュリ面が、ポー
トのすぐ内側の中空内部に配置されており、本体は、更
に、中空内部への入口を少なくとも1つ有しており、そ
の入口は、本体の側面であって、前記内側壁体と前記外
側壁体との間の位置に配置されている。燃料噴射管が中
空内部内に配置されており、その開放端部は、ポートに
隣接する中空内部内で、該ポートと整列状態で且つ燃焼
ゾーンに対してほぼ接線方向となるように、終端してい
る。管の開放端部は、該管が中空内部からポートを通る
空気の流れの抵抗を実質的に増加させることなく、可能
な限りベンチュリ面に近接して配置される。
好適な実施態様において、管はややJ字状の管であ
り、更に、その内部には、開放端部の上流側に渦流形成
手段が設けられる。
より好適に実施態様において、各噴射装置は、燃焼ゾ
ーンのほぼ一定半径距離に配置される。
本発明は、タービンエンジン用燃料噴射器を提供する
ことも目的としており、この燃料噴射器は、細長いほぼ
円筒形の金属製鋳造体を備え、該鋳造体は、切頭円錐面
を有する端部で終端している円筒面を有している。切頭
円錐面に直角な軸線を有する穴が鋳造体を貫通して延び
ており、円筒面に空気入口を形成し、切頭円錐面に燃料
・空気出口を形成している。穴は出口で狭められ、そこ
に狭窄部を形成しており、穴よりも相当な小さな直径の
湾曲された管が、燃料噴射管として機能するよう、穴内
に少なくとも部分的に配置される。管は穴の軸線状に該
軸線に直角な開放端部を有している。また、管は、前記
狭窄部を通る空気の流れに対する抵抗を増加させること
なく、狭窄部の近傍に配置されている。
好適な実施態様において、狭窄部は、トーラスの内側
形状と同様な内側部分を有し、これにより入口に方に向
く凸面を形成しており、また、前記内部部分から出口に
かけて延びる円筒形部分を有している。
更に、本発明は、鋳造体、より詳細には鋳造体の円筒
面に切欠きを設けることも考慮している。切欠きは、管
の直径よりも大きな幅と深さを有しており、入口から、
切頭円錐面の反対側の鋳造体の端部まで延びている。切
欠きは管の一部を受け入れ、管が全体的に鋳造体の円筒
形包囲体の中に位置するようにしており、これにより、
管と鋳造体とを燃料噴射器として組み立てるのを容易に
し、更に、燃料噴射器をタービンエンジンの燃焼器に取
り付けるのを容易にする。
他の目的と利点は、添付図面に関連しての以下の説明
から明らかとなろう。
図面の説明 第1図は本発明に従った燃料噴射器を備えたタービン
エンジンの概略断面図、 第2図は燃料噴射器を示す第1図の2−2線に沿って
の拡大断面図、 第3図は燃料噴射器のハウジングの一部を構成する鋳
造体の正面図、そして、 第4図は燃料噴射器の先端を示す拡大断面図である。
好適な実施例の説明 本発明に従ったガスタービンの一実施例が、半径流空
気吸入ガスタービンの形で、図面に示されている。しか
し、本発明は、半径流タービンに限られず、環状燃焼器
を有するいかなる形態の空気吸入タービンにも適用可能
である。
タービンは、軸受(図示しない)によりジャーナル支
持された回転シャフト10を有している。シャフト10の一
端の隣接部は入口領域12である。シャフト10は、総括的
に符号14が付けられた公知構造のロータを有している。
従って、シャフト10は入口12に隣接して複数の圧縮機羽
根16を備えている。圧縮機羽根用囲い板18が圧縮機羽根
16の近傍に設けられており、圧縮機羽根16の半径方向外
端部の半径方向外方には、公知のディフューザ20があ
る。
圧縮機羽根16の反対側において、ロータ14は複数のタ
ービン羽根22を有している。タービン羽根22のすぐ半径
方向外方には、環状のノズル24があり、このノズル24
は、符号26で総括的に示された環状燃焼器からの高温の
燃焼ガスを受けるようになっている。圧縮機羽根16と、
囲い板18と、ディフューザ20とを備える圧縮機系統は、
高温の空気を混合用空気流路27を経て環状燃焼器26に送
り、燃焼ガスと共にノズル24に供給する。即ち、燃焼器
26からの高温の燃焼ガスは、ノズル24を通してタービン
羽根22に吹き付けられ、ロータ、即ちシャフト10を回転
させる。勿論、シャフト10は何等かの装置に接続され、
有用な仕事を果たす。
タービン羽根用囲い板28が燃焼器26に組み込まれてお
り、ノズル24からの流旅を仕切り、タービン羽根22の領
域だけに膨張ガスを流す。
燃焼器26は、ほぼ円筒形の内側壁体32と、ほぼ円筒形
の外側壁体34とを有している。これらは同軸であり、首
状領域36で融合しており、この領域36は燃焼器26の内部
環状部38からノズル24への出口として機能する。壁体3
2、34と同軸の第3の壁体39は半径方向に延び、壁体3
2、34と相互結合しており、環状部38を画成している。
出口36の反対側、即ち壁体39の隣接部分において、燃
焼器26の内部環状部38は主燃焼ゾーン40を有しており、
その中で主として燃料の燃焼が生ずる。或る場合、他の
燃料が、出口36の方向において、主燃焼ゾーン40からの
下流側で生ずる。先に延べたように、主燃焼ゾーン40の
下流側で、混合用空気を燃焼器26内に流路27を介して注
入でき、ノズル24を経てタービン羽根22に適用するのに
適した温度に燃焼ガスを冷却するようになっている。
主燃焼ゾーン40は、半径方向内側の壁体32と、半径方
向外側の壁体34と、壁体39とにより画成されたアニュラ
ス、即ち環状空間であることは分かるであろう。
更に別の壁体44が、マニホールドを構成するよう壁体
32、34の半径外方に配置されており、壁体32、34とほぼ
同軸となっている。壁体44はディフューザ20の出口まで
延びており、圧縮機系統から燃焼器26まで圧縮空気を収
容し導くよう機能する。壁体44には、符号46で総括的に
示された燃料噴射器が設けられており、壁体34を貫通し
て延びている。
典型的な場合、燃料噴射器46は6つあり、シャフト10
の回転軸線の回りに角度的に等間隔に配置される。燃料
噴射器46は、壁体34、44にそれぞれ整列して設けられた
穴50、52(第2図参照)により、主燃焼ゾーン40内に延
びている。
補強シール54が、壁体34の内面であって各穴50の回り
に配置されており、外側の壁体44の外面には、取付ブロ
ック56が配置されている。取付けブロック56は、内部開
口部58と、ねじ穴60を有しており、開口部58は穴52と整
列している。
燃料の供給源(図示しない)まで延びている管64の一
端の連結器62は縮径部分66を有しており、この縮径部分
66は穴付き保持フランジ68を受ける。保持フランジ68
は、ねじ付き締結具71(図では1つのみ示す)を受ける
ねじ穴60と整列可能な穴70を有しており、これにより、
連結器62は取付ブロック56にしっかりと固定される。
実際上、連結器62は噴射器46の一部を形成し、ほぼ円
形の凹部72を有している。この凹部72の中央には比較的
に浅い円錐面74が形成されている。噴射器本体76は、細
長い円筒形外面78と、円筒形凹部82が形成された上端部
80とを有する鋳造体として形成されるのが好ましい。上
端部80は連結器60の凹部72に収容され、円錐面74は上端
部80内に延びている。ろう付け等の適当な形の接合手段
が、構造要素を互いに固着するために用いられると良
い。
噴射器本体76の反対側の端部84は切頭円錐面86を有し
ている。噴射器本体76は、切頭円錐面86に直角な図示の
軸線89に沿って、貫通穴88が穿設されている。切頭円錐
面86を形成する場合、及び、軸線89を選定する場合に関
係される角度は、軸線89が主燃焼ゾーン40に対してほぼ
接線方向となるように選定されている(第1図参照)。
穴88は大径部分90と、中間径部分92と、小径部分94と
を有している。大径部分90は本体76の側面、即ち第2、
3図に示すように、円筒形外面78に開口している。第2
図に明示するように、この開口は、前述したように圧縮
機からの圧縮空気のためのマニホールドを画成する壁体
34、44の間の空間と流体的に連通しており、これによ
り、穴88の内部に対する空気入口を画成している。
第2図及び第4図に示すように、小径部分94は、端部
84にて切頭円錐面86の一部を貫通して開口しており、噴
射器46の燃料・空気出口として機能し、燃料と空気が主
燃焼ゾーン40にそのほぼ接線方向に沿って流入する。
第2図を再度参照すると、各燃料噴射器64は、略J字
状、即ち僅かに屈曲もしくは湾曲された管96を有してい
る。管96の一方の端部98は、管64の内部と流体的に連通
するよう連結器62内に取付けられており、管64からの燃
料を受けるようになっている。管の他方の端部100は開
放端部であり、穴88内に配置されている。第2、4図に
示すように、単部100は穴88の軸線89に対して直角で、
該軸線89上に配置されている。
第3図に明示するように、噴射器本体76はその上端部
80に切欠き102が設けられている。この切欠き102は穴88
の大径部分90から上端部80まで完全に延び、十分な幅
(第3図参照)と深さ(第2図参照)とを有している。
これにより、管96は、噴射器本体76の円筒形包囲体(即
ち、穴88の大径部分90により画成される入口がないと仮
定した場合に、円筒形外面78により画成されると考えら
れる円筒)内に完全に位置した状態で、切欠き102を通
って連結器62に延びることができる。このように、切欠
き102は管96の本体76への組付けを容易化する働きを有
している。また、管96が本体76の円筒形包囲体に完全に
位置するので、本体76は管96の干渉を受けることなく穴
50、52に容易に挿入でき、従って各噴射器46の燃焼器26
への組付けは簡単にできる。
好適な実施例において、管96の内部であって端部100
の上流側には、符号104で総括的に示された燃料渦流形
成器が設けられている(第2、4図参照)。この渦流形
成器104は、1つ以上の螺旋状の溝108が設けられたプラ
グ106の形態をとる。溝108は、燃料が管98を通って端部
100の方向に流された場合に燃料に、渦巻運動を与える
働きがある。渦流形成器104の完成体は、管96の端部100
におけるオリフィス109を含んでおり、トーラスの内側
部分のような形状とされている。
第4図に示すように、小径部分94は円筒形となってお
り、この部分94は凸状回転面110により中間径部分92か
ら分離されている。回転面110は、大径部分90により設
けられた空気入口に面している。回転面110の境界は、
第4図に示すように、線112、114によりそれぞれ定めら
れており、回転面110は、噴射器本体76からの空気・燃
料出口の直上にベンチュリ面を画成する。回転面110
は、実際には、穴88の軸線89を中心とするトーラスの内
側部分の形状であり、第4図の矢印116により示された
半径を有している。
本発明の重要な特徴は、狭窄部ないしはベンチュリ面
に対する管96の端部100の関係にある。正確な位置決め
は、特定の形状や、特定の噴射器について選択される構
成要素の寸法に応じて変わるが、その位置決めの原理は
以下の通りである。管96の端部100は、ノズルののど
部、即ち狭窄部ないしはベンチュリ面の方向に延ばさ
れ、或る点で終端される。その点とは、穴88内において
前記のど部の近傍に管96が存在することにより、空気・
燃料出口を通る空気の流れに対する抵抗が増大し始める
点をいう。言い換えると、管96の端部100は、噴射器46
の空気・燃料出口を通る空気の流れに大きな抵抗が加わ
らない範囲において、可能な限り狭窄部の近傍に配置さ
れる。
一般に、渦流形成手段104は、燃料の霧状化に優れて
おり、効果的な燃焼を可能とすると共に、煙りの発生を
抑制するので、本発明で用いられるのが好ましい。しか
しながら、極めて能率的な霧状化が必要ない場合には、
渦流形成手段104はなくとも良い。
渦流形成手段104が省かれた場合、管96は毛細管部分
を有するのが好ましい。このような毛細管部分は、低燃
料流の場合に高い高度でタービンエンジンに生ずるいわ
ゆる「マニホールドヘッド」という問題を、最小化ない
しは解決するように機能する。このようなマニホールド
ヘッドの問題が制限されていない場合、低圧のために、
燃料の水柱に作用する重力の結果として、エンジンにお
ける物理的に高い位置の噴射器よりも、低い位置の噴射
器から多量の燃料が流出することになり、不十分で信頼
性のない燃焼が生ずる。
或る場合、特に渦流形成器104が用いられている場合
において、本発明に従った噴射器で得られる燃料の優れ
た霧状化によって、その噴射器は始動用噴射器としても
利用できる。このような場合、本発明の噴射器は、始動
のための燃料噴射機能と、通常運転状態のための燃料噴
射機能の2つの機能を果たし、始動用噴射器を完全に除
去するための手段を提供することになる。
最後に、本発明を含む第2図〜第4図は拡大図であ
り、通常、この噴射器が最も有効に適用される小さなタ
ービンエンジンについての管96の全長は約20〜22mmであ
ることに注意されたい。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−76423(JP,A) 特公 昭61−32576(JP,B2) 米国特許3613360(US,A) 米国特許4549402(US,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能なタービン羽根車と、 前記タービン羽根車に結合された回転圧縮機と、 前記圧縮機からの圧縮空気及び燃料供給源からの燃料を
    受け入れると共に、燃焼ガスを発生して前記タービン羽
    根車を駆動させるべく前記燃料を燃焼するための環状の
    燃焼器であって、互いに離隔された内側壁体と外側壁体
    とにより画成された半径方向外側の環状の圧縮空気マニ
    ホールドによって囲まれている半径方向内側の環状の燃
    焼ゾーンを有している前記燃焼器と、 前記外側壁体に取り付けられると共に、前記内側壁体を
    通って前記燃焼ゾーンに延びている、角度的に互いに離
    隔された複数の噴射装置と、 を具備し、前記内側壁体は前記燃焼ゾーンの外縁を画成
    しており、前記各噴射装置は前記燃焼ゾーンのほぼ一定
    半径距離に配設される細長い本体を備え、前記本体は中
    空の内部を有し、前記中空内部は前記燃焼ゾーンに対し
    てほぼ接線方向となるよう該燃焼ゾーンに開口するポー
    トを一端に有しており、前記本体は更に、前記中空内部
    への入口を少なくとも1つ有し、該入口は前記本体の側
    面であって前記内側壁体と前記外側壁体との間に配置さ
    れ、燃料噴射用の略J字状の管が前記中空内部内に配置
    されており、前記管の開放端部が前記ポートに隣接する
    前記中空内部内で、該ポートと整列状態で且つ前記燃焼
    ゾーンに対してほぼ接線方向となるように終端し、 更に、前記本体は前記ポートの直ぐ内側のベンチュリ面
    を有し、前記ポートを通る前記中空内部からの空気流れ
    に対する抵抗を前記管が増大しないで該管の前記開放端
    部が前記ベンチュリ面に対しできるだけ近接して位置し
    ているタービンエンジン。
  2. 【請求項2】回転可能なタービン羽根車と、 前記タービン羽根車に結合された回転圧縮機と、 前記圧縮機からの圧縮空気及び燃料供給源からの燃料を
    受け入れると共に、燃焼ガスを発生して前記タービン羽
    根車を駆動させるべく前記燃料を燃焼するための環状の
    燃焼器であって、互いに離隔された内側壁体と外側壁体
    とにより画成された半径方向外側の環状の圧縮空気マニ
    ホールドによって囲まれている半径方向内側の環状の燃
    焼ゾーンを有している前記燃焼器と、 前記外側壁体に取り付けられると共に、前記内側壁体を
    通って前記燃焼ゾーンに延びている、角度的に互いに離
    隔された複数の噴射装置と、 を具備し、前記内側壁体は前記燃焼ゾーンの外縁を画成
    しており、前記各噴射装置は中空内部を有する細長い本
    体を備え、前記中空内部は前記燃焼ゾーンに対してほぼ
    接線方向となるような該燃焼ゾーンに開口するポートを
    一端に有すると共に前記ポートの直ぐ内側にベンチュリ
    面を有しており、前記本体は更に、前記中空内部への入
    口を少なくとも1つ有し、該入口は前記本体の側面であ
    って前記内側壁体と前記外側壁体との間に配置され、燃
    料噴射用の管が前記中空内部に配置されており、前記管
    の開放端部が前記ポートに隣接する前記中空内部内で、
    該ポートと整列状態で且つ前記燃焼ゾーンに対してほぼ
    接線方向となるように終端しており、前記管の前記開放
    端部は、該管が前記中空内部から前記ポートを通る空気
    の流れに対する抵抗を増加させることなく、可能な限り
    前記ベンチュリ面に近接して配置されているタービンエ
    ンジン。
  3. 【請求項3】回転可能なタービン羽根車と、 前記タービン羽根車に結合された回転圧縮機と、 前記圧縮機からの圧縮空気及び燃料供給源からの燃料を
    受け入れると共に、燃料ガスを発生して前記タービン羽
    根車を駆動させるべく前記燃料を燃焼するための環状の
    燃焼器であって、互いに離隔された内側壁体と外側壁体
    とにより画成された半径方向外側の環状の圧縮空気マニ
    ホールドによって囲まれている半径方向内側の環状の燃
    焼ゾーンを有している前記燃焼器と、 前記外側壁体に取り付けられると共に、前記内側壁体を
    通って前記燃焼ゾーンに延びている、角度的に互いに離
    隔された複数の噴射装置と、 を具備し、前記内側壁体は前記燃焼ゾーンの外縁を画成
    しており、前記各噴射装置は中空内部を有する細長い本
    体を備え、前記中空内部は前記燃焼ゾーンに対してほぼ
    接線方向となるような該燃焼ゾーンに開口するポートを
    一端に有すると共に前記ポートの内側に狭窄部を有して
    おり、前記本体は更に、前記中空内部への入口を少なく
    とも1つ有し、該入口は前記本体の側面であって前記内
    部壁体と前記外側壁体との間に配置され、燃料噴射用の
    管が前記中空内部内に配置されており、前記管の開放端
    部が前記狭窄部に隣接する前記中空内部内で、該狭窄部
    と整列状態で且つ前記燃焼ゾーンに対してほぼ接線方向
    となるように終端しており、前記管の前記開放端部は、
    前記中空内部から前記狭窄部を通る空気の流れに対する
    抵抗を増加させることなく、前記狭窄部に近接して配置
    されているタービンエンジン。
  4. 【請求項4】前記管の内部には、前記開放端部の上流側
    に、渦流形手段が設けられている請求項3記載のタービ
    ンエンジン。
  5. 【請求項5】截頭円錐面を有する一方の端部で終端して
    いる円筒面を有する細長いほぼ円筒形の金属鋳物と、 前記円筒面に空気入口を形成すると共に前記截頭円錐面
    に燃料・空気出口を形成するように、前記鋳物を貫通し
    て延び前記截頭円錐面に直角な軸線を有している穴であ
    って、前記燃料・空気出口に狭窄部を形成するよう該燃
    料・空気出口で狭められている前記穴と、 燃料噴射管として機能するように、前記穴内に少なくと
    も部分的に配置されている、前記穴よりも相当に小さな
    直径を備え、前記軸線に直角な開放端部を有する湾曲さ
    れた管と、 前記狭窄部を通る空気の流れに対する抵抗を増加させる
    ことなく前記狭窄部に近接して前記開放端部を位置する
    ように前記管を支持する手段と、 を具備しているタービンエンジン用燃料噴射器。
  6. 【請求項6】前記狭窄部は、前記空気入口に面している
    凸面を形成するトーラスの内側形状と同様な内側部分
    と、前記内側部分から前記燃料・空気出口にかけて延び
    る円筒形部分とを有している請求項5記載のタービンエ
    ンジン用燃料噴射器。
  7. 【請求項7】前記鋳物の前記円筒面には、前記管の直径
    よりも大きな幅と深さを有すると共に前記空気入口から
    前記截頭円筒面の反対側の該鋳物の端部にまで延びてい
    る切欠きが設けられており、該切欠きは前記管の一部を
    受け入れ、該管が全体的に前記鋳物の円筒形包囲体の中
    に位置するようにした請求項5記載のタービンエンジン
    用燃料噴射器。
  8. 【請求項8】前記開放端部に流れる燃料に渦運動を与え
    るための手段を前記管内に備えている請求項5記載のタ
    ービンエンジン用燃料噴射器。
  9. 【請求項9】回転可能なタービン羽根車と、 前記タービン羽根車に結合された回転圧縮機と、 前記圧縮機からの圧縮空気及び燃料供給源からの燃料を
    受け入れると共に、燃料ガスを発生して前記タービン羽
    根車を駆動させるべく前記燃料を燃焼するための環状の
    燃焼器であって、互いに離隔された内側壁体と外側壁体
    とにより画成された半径方向外側の環状の圧縮空気マニ
    ホールドによって囲まれている半径方向内側の環状の燃
    焼ゾーンを有している前記燃焼器と、 前記外側壁体に取り付けられると共に、前記内側壁体を
    通って前記燃焼ゾーンに延びている、角度的に互いに離
    隔された複数の噴射装置と、 を具備し、前記内側壁体は前記燃焼ゾーンの外縁を画成
    しており、前記各噴射装置は、截頭円錐面を有する一方
    の端部で終端している円筒面を有する細長い円筒形金属
    鋳物を有しており、前記截頭円錐面に直角で前記燃焼ゾ
    ーンに対してほぼ接線方向となる軸線を有する穴が、前
    記円筒面に空気入口を形成すると共に前記截頭円錐面に
    燃料・空気出口を形成するように、前記鋳物を貫通して
    延びており、前記穴は、前記燃料・空気出口に狭窄部を
    形成するような該燃料・空気出口で狭められており、前
    記狭窄部は、前記空気入口に面している凸面を有するト
    ーラスの内側形成と同様な内側部分と、前記内側部分か
    ら前記燃料・空気出口にかけて延びる円筒形部分とを有
    しており、前記穴よりも相当に小さな直径の湾曲された
    管が、燃料噴射管として機能するように、前記穴内に少
    なくとも部分的に配置されており、前記管は前記狭窄部
    を通る空気の流れに対する抵抗を増加させることなく前
    記狭窄部に可能な限り近接して前記軸に直角に配置され
    た開放端部を有しており、前記円筒面には、前記管の直
    径よりも大きな幅と深さを有すると共に前記空気入口か
    ら前記截頭円錐面の反対側の前記鋳物の端部まで延びて
    いる切欠きが設けられており、該切欠きは前記管の一部
    を受け入れ、該管が全体的に前記鋳物の円筒形包囲体の
    中に位置するようにし、前記開放端部を流れる燃料に渦
    運動を与えるための手段が前記管内に設けられておりタ
    ービンエンジン。
  10. 【請求項10】截頭円錐面を有する一方の端部で終端し
    ている円筒面を有する細長いほぼ円筒形の金属鋳物を有
    しており、前記截頭円錐面に直角な軸線を有する穴が、
    前記円筒面に空気入口を形成すると共に前記截頭円錐面
    に燃料・空気出口を形成するように、前記鋳物を貫通し
    て延びており、前記穴は狭窄部を形成するよう該燃料・
    空気出口で狭められており、前記狭窄部は、前記空気入
    口に面している凸面を形成するトーラスの内側形状と同
    様な内側部分と、前記内側部分から前記燃料・空気出口
    にかけて延びる円筒形部分とを有しており、前記穴より
    も相当に小さい直径の湾曲された管が、燃料噴射管とし
    て機能するように、前記穴に少なくとも部分的に配置さ
    れており、前記管は、前記狭窄部を通る空気の流れに対
    する抵抗を増加させることなく、前記狭窄部に可能な限
    り近接して前記軸に直角に配置された開放端部を有して
    おり、前記円筒面には、前記管の直径よりも大きな幅と
    深さを有すると共に前記空気入口から前記截頭円錐面の
    反対側の前記鋳物の端部まで延びている切欠きが設けら
    れており、該切欠きは前記管の一部を受け入れ、該管が
    全体的に前記鋳物の円筒形包囲体の中に位置するように
    し、前記開放端部を流れる燃料に渦運動を与えるための
    手段が前記管内に設けられているタービンエンジン用燃
    料噴射器。
JP1-500897A 1987-12-14 1988-12-09 タービンエンジン用燃料噴射器 Expired - Lifetime JP3001595B2 (ja)

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US07/133,491 US4955201A (en) 1987-12-14 1987-12-14 Fuel injectors for turbine engines
US133,491 1987-12-14
PCT/US1988/004423 WO1989005903A1 (en) 1987-12-14 1988-12-09 Fuel injectors for turbine engines

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JPH02502472A JPH02502472A (ja) 1990-08-09
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