JP3001563U - カーマット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】緊急時に直ちに利用可能な緊急警報機能を有す
るカーマットを提供する。 【構成】カーマットの裏面に、緊急警報表示用の赤色三
角マークを備える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車用カーマットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、自動車が道路上で故障した場合に使用する赤色三角マークを備えた緊急 警報表示装置として、折り畳み式の物が広く利用されている。 しかし、その装置は自動車のトランクに置かれ、トランク内に多数の荷物が有 る場合には緊急時に探し出すのに手間取り、他車に警報するタイミングが遅れて 事故を誘発するおそれがあった。 さらに、従来装置においては重く、高価であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、緊急時に直ぐに取り出せ 、また軽量で安価な緊急警報機能を備えたカーマットを提供することを技術的課 題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために本考案は、カーマットの裏面に緊急警報表示用赤 色三角マークを備えた。

【０００５】 本考案は、上記の必須の構成要素からなるが、以下の構成を付加しても成立す る。 〔第１の付加的構成要素〕 カーマットの表面に磁石を備える。 〔第２の付加的構成要素〕 路面上にカーマットを立てるスタンドを備える。

【０００６】

【作用】

＜本考案の必須の構成要素による作用＞ 車両故障等の緊急時に運転者の足元にあるカーマットを直ちに取り出し、赤色 三角マークが後方より見えるように車体後部に置くことができる。 ＜第１の付加的構成要素を付加した場合の作用＞ カーマットを、磁石により確実に車体後部に固定することができる。 ＜第２の付加的構成要素を付加した場合の作用＞ カーマットを、スタンドにより車両後方の離れた位置に立てて置くことができ る。

【０００７】

【実施例】

以下に本考案の実施例を図面を用いて説明する。 ＜実施例１＞ 本考案の第１実施例を図１、図２に基づき説明する。 本実施例のカーマット１の裏面には赤色三角マーク２を備えている。三角マー ク２は、蛍光塗料を塗るか、もしくは蛍光又は反射テープでもよい。その表面の 上端に、シート状の磁石３が固定されている。

【０００８】 車両故障等の緊急時に運転者の足元にあるカーマット１を直ちに取り出し、赤 色三角マーク２が後方より見えるように適当な車体後部に置くことにより、追突 事故を防止することができる。なお、磁石３により確実にカーマット１を車体の 鉄部に固定できる。

【０００９】 ＜実施例２＞ 本考案の第２実施例を図３、図４に基づき説明する。 カーマット１の裏面に赤色三角マークがあるのは、実施例１と同様である。 その左右両端には、金属又はプラスチック等の丈夫な棒４、５が埋め込まれ、 上端には、ヒンジ６、７により回動自在に取り付けられた金属又はプラスチック 等のコの字状のスタンド８が設けられている。

【００１０】 図４に示すごとく、必要時にはスタンド８によりカーマット１を車両の後方に 離して立てることができる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案のカーマットによれば、緊急時に直ちに運転者の足元にあるカーマット の裏面の赤色三角マークを後続車両に表示することができ、事故を未然に防止で きる。 また、従来の装置に比べ軽量かつ安価に製作できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例におけるカーマットの裏面
を示す図

【図２】第１実施例におけるカーマットの表面を示す図

【図３】本考案の第２実施例におけるカーマットの表面
を示す図

【図４】第２実施例におけるカーマットを路面に立てた
状態を示す図

【符号の説明】

１・・・カーマット ２・・・赤色三角マーク ３・・・磁石 ４、５・・・棒 ６、７・・・ヒンジ ８・・・スタンド

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 裏面に緊急警報表示用赤色三角マークを
   備えたカーマット。
2. 【請求項２】 表面に磁石を備えた請求項１記載のカー
   マット。
3. 【請求項３】 路面上にカーマットを立てるスタンドを
   備えた請求項１記載のカーマット。