JP3000555U - 移動壁用吊車のストッパーブロック及び交差部装置 - Google Patents

移動壁用吊車のストッパーブロック及び交差部装置

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JP3000555U
JP3000555U JP1994001111U JP111194U JP3000555U JP 3000555 U JP3000555 U JP 3000555U JP 1994001111 U JP1994001111 U JP 1994001111U JP 111194 U JP111194 U JP 111194U JP 3000555 U JP3000555 U JP 3000555U
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stopper block
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JP1994001111U
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正彦 竹本
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Comany Inc
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Comany Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 吊車や交差レールに大きな負担を与えること
なく、又金属音を発生することなしに吊車を停止するこ
とが出来る天井レールの交差部装置。 【構成】 第1当接部1と第2当接部2を有した逆L型
のストッパーブロックであり、このストッパーブロック
は交差レールの上板6と下板7間にセットされ、上板と
下板にわたって設けたボルト8で固定し、吊車を上記第
1当接部と第2当接部に当てて2段階方式で停止させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はストッパーブロック及び該ストッパーブロックを備えた移動壁の天井 レール交差部装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
移動壁の天井レールの所々には天井レールが交わる交差部を有していて、該移 動壁を吊設している吊車が任意の方向へ移動することが出来る構造となっている 。この場合、十字型交差部であれば吊車は直進することも、屈曲することもある ために、進行方向を規制することは出来ないが、L型交差部では進入した吊車は 必ず方向変換しなければならない。そこで、該交差部では吊車の直進を阻止する ためにストッパーブロックを配置していて、交差部に進入した吊車は該ストッパ ーブロックに当たって停止するようになる。
【0003】 図5は従来のL型交差部装置を表わしている。同図から明らかなように、スト ッパーブロック(イ) は当接側に2個のゴム盤(ロ) 、(ロ) を取着したもので、天井 レールの走行面(ハ) 上に固定されている。この交差部装置は十字型交差レールの 走行面(ハ) 、(ハ) にストッパーブロック(イ) 、(イ) を固定して吊車の直進移動を 規制している。そこで、該交差部へ進入した吊車がストッパーブロック(イ) に当 接するならば、吊車は停止するが、当接に際して衝撃力が車輪に直接作用するた め吊車への負担が大きい。
【0004】 それに、吊車の急停止に伴う移動壁の大きな慣性力は該吊車を介して交差部の 下板に作用し、該下板(走行面)を撓ます。又、上記ストッパーブロック(イ) は 金属製であるために吊車が当接する際には衝撃に伴う金属音が発生する。前記図 5におけるいずれかのストッパーブロック(イ) を取外すならば、すなわち、十字 型交差レールの1ケ所にストッパーブロック(イ) を取着するならばT型交差レー ルとなる。
【0005】 T型交差部装置の場合、吊車は進行方向を変えることなく、そのまま直進する こともあって、ストッパーブロック(イ) に当接して吊車は停止する必要はないが 、該交差部に進入した吊車は横振れを起こしてストッパーブロック(イ) のゴム盤 (ロ) に接触し、移動に支障をきたすことがある。勿論、ストッパーブロック(イ) に当接しなくて進行方向を変える場合であっても、吊車がゴム盤(ロ) に接触する ことにより、方向変換の操作が容易でなくなることが多い。またストッパーブロ ック(イ) に当たって、その後、方向を変えて移動する場合にも同じようなことが 言える。
【0006】
【本考案が解決しようとする課題】
このように、ストッパーブロックを備えた従来の交差部装置には上記のごとき 問題がある。本考案が解決しようとする課題はこれら問題点であって、吊車に与 える負担が小さく、又天井レールの走行面の撓みも僅かであり、それに吊車が接 触しても操作に支障をきたすことのない交差部装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の交差部装置はストッパーブロックを備えたものであって、該ストッパ ーブロックの形状は逆L型を成していて、第1当接部と第2当接部を有す。そし て、上下方向に貫通した孔にはボルトが挿通されて天井レールに固定されるが、 該ボルトは天井レールの天板と、走行面を形成している下板にまたがって固定さ れる。勿論、ストッパーブロックの高さも天板まで届く大きさとなっていて、ゴ ム製である。ここで、吊車は吊車本体の側面に車輪を取着し、上面にはガイドを 突出して構成したものである。そして、上記逆L型を成すストッパーブロックの 第1当接面と第2当接面間距離は、吊車のガイドと車輪正面間距離より僅かに大 きくなっている。
【0008】
【作用】
ところで、移動壁が移動して吊車が交差部へ進入し、上記ストッパーブロック に当接する場合、吊車のガイドが第1当接面に当たる。これは、第1当接面と第 2当接面との距離が吊車のガイドと車輪正面間距離よりも大きくなっているため であり、したがって、ガイドは第1当接部を圧縮変形し、その結果、車輪が第2 当接面に当たる。車輪が第2当接面に当たる時には、ガイドの第1当接面への当 接によって吊車の運動エネルギーの大部分は吸収されてしまい、車輪に大きな衝 撃は生じない。
【0009】 又、一方吊車がストッパーブロックに当接した後で移動する場合、吊車の横振 れによって、ストッパーブロックに接触する場合、車輪は接触しないでガイドが 第1当接面に当たるだけであり、接触摩擦は小さく吊車の操作には何ら支障をき たさない。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
【実施例】
図1は本考案に係るストッパーブロックを示す実施例である。このストッパー ブロックは同図から明らかなように、概略逆L型を成したゴム製品であり、硬度 はNR60°〜70°程度となっている。勿論、このゴム硬度は停止する吊車の 大きさ、形態、又はストッパーブロック自体の大きさ等により左右されるもので 限定はしない。逆L型をしたストッパーブロックは上方に第1当接部1a、1b と下方に第2当接部2を有し、各々の当接部1、2は当接面3、4を形成してい て、第1当接面3と第2当接面4間距離はLである。又、該ストッパーブロック には2個のボルト孔5、5が上下方向に貫通している。
【0011】 図2a、bは上記ストッパーブロックを装着した、本考案の天井レールの交差 部装置を表わしている。該交差部は十字型交差レールの2ケ所にストッパーブロ ックを取着することでL型交差レールとなり、交差部へ進入した吊車はストッパ ーブロックに当接して、進行方向を90°変換する。ストッパーブロックは上板 6と下板7の間にセットされ、ボルト孔5、5にはそれぞれボルト8、8が挿入 されて固定している。
【0012】 ストッパーブロックの第1当接部1a、1bは上板6に形成したガイド溝9、 9に嵌合している。上記ボルト8、8はストッパーブロックを固定するとともに 、走行面10、10を形成する下板7、7の先端を吊設することになる。同図の 交差レールには2個のストッパーブロックを取着しているためにL型交差部とな るが、1個の場合にはT型交差部を構成する。
【0013】 図3は移動壁を吊設する吊車の具体例である。勿論、吊車を同図に示す構造に 限定はしないが、吊車本体11の各側面には2個の車輪12、12が回転自在に 軸支され、又吊車本体11の上面には4本のガイド13、13…が垂直に起立し ている。そして、車輪12の正面とガイド13間距離は(L2) となっていて、こ の寸法は前記ストッパーブロックの第1当接面3と第2当接面4間距離(L1)よ り僅かに小さくなっている。(L1)と(L2)の寸法の違いはストッパーブロック のゴム硬度に左右されるが、NR60°〜70°の場合には両者の寸法差は約2 mmが適している。
【0014】 図4a、bは吊車がストッパーブロックに当接した状態を示している。すなわ ち、吊車は天井レールの交差部へ進入して該交差部内に固定しているストッパー ブロックに当接するが、矢印方向(右方向)へ吊車が移動するならば、ガイド1 3がストッパーブロックの第1当接面3に当たる。この場合、車輪12はストッ パーブロックの第2当接面4に接しておらず、僅かな隙間14を残している。
【0015】 しかし、ストッパーブロックはゴム製であって、弾性変形が行なわれるために 、ガイド13は第1当接面3を押圧して第1当接部1は圧縮される。したがって 、車輪12は第2当接面4に当たって吊車は停止する。車輪12が第2当接面4 に当たる時には第1当接部1の圧縮変形によって吊車の運動エネルギーの大部分 は吸収され、大きな衝撃を伴うことなく当接することになる。
【0016】 一方、T型交差部であって、吊車が直進する場合、交差部へ進入した吊車は横 振れを起こしてストッパーブロックに接することはあるが、この際、該ストッパ ーブロックに接するのがガイドであるため、大きな接触摩擦は生じない。すなわ ち、ストッパーブロックに当たって吊車の操作に困難をきたすことはない。
【0017】 又、図4のようにストッパーブロックに当たって停止した吊車を移動させる場 合にも、ストッパーブロックが弾性復起すれば車輪12は第2当接面4から離れ るために接触摩擦は小さい。以上述べたように、本考案に係る天井レールの交差 部装置は概略逆L型のストッパーブロックを交差部内に取着し、第1当接部と第 2当接部を有して吊車を2段階方式で停止するように構成したもので、次のよう な効果を得ることが出来る。
【0018】
【考案の効果】
本考案のストッパーブロックは第1当接部と第2当接部を形成した逆L型であ り、吊車のガイドが第1当接部に当たって低速になったところで車輪が第2当接 部に当たるようにしている。したがって、車輪には大きな衝撃力が作用せず、車 輪が破損することはない。それに、ストッパーブロックはゴム製であって、弾性 変形度が大きいとともに、吊車の当接による金属音は発生しない。又、吊車が交 差部へ進入してストッパーブロックに当たって停止し、その後方向変換して移動 する場合、ストッパーブロックには当接しないで交差部を通過する場合に吊車の 横振れによってストッパーブロックに接することがあっても、吊車のガイドが接 触するために、大きな接触摩擦は発生せず、吊車の操作に支障をきたすことはな い。
【0019】 すなわち、交差部をスムーズに通過出来る。さらに、ストッパーブロックを固 定するボルトは下板の先端を支持するように設けられるために、ストッパーブロ ックによって吊車が急停止することで大重量の移動壁の慣性力が吊車を介して下 板に作用しても、強度的には問題がない。すなわち、上記ボルトによって交差部 の強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のストッパーブロック。
【図2】ストッパーブロックを取着した交差部装置。
【図3】吊車の具体例。
【図4】ストッパーブロックに吊車が当接した状態。
【図5】従来の交差部装置。
【符号の説明】
1 第1当接部 2 第2当接部 3 第1当接面 4 第2当接面 5 ボルト孔 6 上板 7 下板 8 ボルト 9 ガイド溝 10 走行面 11 吊車本体 12 車輪 13 ガイド 14 隙間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム製のストッパーブロックであって、
    第1当接部と第2当接部を有して概略逆L型を形成し、
    第1当接面と第2当接面間距離を吊車のガイドと車輪正
    面間距離よりも僅かに大きくしたことを特徴とする移動
    壁用吊車のストッパーブロック。
  2. 【請求項2】 ゴム製のストッパーブロックであって、
    第1当接部と第2当接部を有して概略逆L型を形成し、
    第1当接面と第2当接面間距離を吊車のガイドと車輪正
    面間距離よりも僅かに大きくし、該ストッパーブロック
    を交差レールの上板と下板間に配置してボルトで固定
    し、ボルトは下板先端部を支持するように設けたことを
    特徴とする交差部装置。
JP1994001111U 1994-01-29 1994-01-29 移動壁用吊車のストッパーブロック及び交差部装置 Expired - Lifetime JP3000555U (ja)

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