JP3000332U

JP3000332U - ミラー付うちわ形玩具

Info

Publication number: JP3000332U
Application number: JP84694U
Authority: JP
Inventors: 正人山田
Original assignee: 株式会社紙工芸やまだ
Priority date: 1994-01-20
Filing date: 1994-01-20
Publication date: 1994-08-09
Anticipated expiration: 2000-01-20

Abstract

(57)【要約】【目的】うちわの形状をしていながら、本来のうちわ
ではなく、玩具としてあるいは宣伝用媒体、景品などに
使用されうる玩具を提供する。【構成】扇部11と柄部12が一体成形されたプラスチッ
ク製のうちわ形部材１と、扇部11の表面に貼付けられた
タック紙２と、扇部11の裏面に貼付けられたプラスチッ
ク製のミラー３とからなる。したがって、玩具や宣伝用
媒体として利用されたり、景品として配られうるコンパ
クトかつデザイン上バラエティに富み面白みあるいは遊
び心を感じさせるミラー付うちわ形玩具を提供すること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はミラー付うちわ形玩具に関する、さらに詳しくは、玩具や宣伝用媒体として利用されたり、景品として配られるミラー付うちわ形玩具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、うちわの形状をした玩具は存在しなかった。しかし、本考案者は身近な生活用品であるうちわの形状を玩具に活かせば、面白みあるいは遊び心を感じさせる玩具が得られるのではないかと考えた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案は、うちわの形状をしていながら、本来のうちわではなく、玩具としてあるいは宣伝用媒体、景品などに使用されうる玩具を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のミラー付うちわ形玩具は、扇部と柄部が一体成形されたプラスチック製のうちわ形部材と、前記扇部の表面に貼付けられたタック紙と、前記扇部の裏面に貼付けられたプラスチック製のミラーとからなることを特徴とする。本考案にいうタック紙とは、裏面に接着剤が塗布された紙をいう。

【０００５】

【作用】

本考案では、扇部と柄部が一体成形されるため、任意大きさおよび形状の玩具用うちわ形部材を容易に作製することができる。また、タック紙が使用されているため、タック紙表面に文字、図形、模様、色彩等を自在に付すことができるので、デザイン上バラエティに富んだうちわ形玩具を作製することができる。さらに、扇部裏面にはプラスチック製のミラーが貼付けられているため、あたかも本物の鏡を見るように使えるので、面白みがある。

【０００６】

【実施例】

つぎに、本考案の実施例を図面に基づき説明する。図１は、本考案の一実施例に係わるミラー付うちわ形玩具Ａの表面図、図２は同裏面図、図３は図１におけるIII-III 線断面図である。ミラー付うちわ形玩具Ａは、図１〜２に示すように、うちわ形部材１、タック紙２およびミラー３から構成されている。うちわ形部材１は、扇部11と柄部12とが一体成形されたプラスチック製部材である。プラスチックは、ポリエチレン（PE）、ポリプロピレン（PP）、スチロール樹脂（PS）、メタクリル樹脂（PMMA）、ポリアミド（PS）、ポリカーボネート（PC ）、ふっ素樹脂など熱可塑性プラスチックが使用される。そして、熱可塑性プラスチックが射出成形によって、うちわ形部材１に成形加工される。すなわち、粉状または粒状の成形材料をホッパから供給し、加熱シリンダ内で溶融させ、ピストンで金型の中に射出し冷却後製品を取り出せばよい。タック紙２は、図３に示すように、上質紙21の裏面に接着剤22を塗布したものである。上質紙21は、市販のものと特に変わるところはなく、表面に模様、色彩、会社名、宣伝用の文言等を付したものを採用しうる。なお、本実施例では、タック紙用の紙として上質紙を使用したが、特に制限なく、どのような紙でもよく、たとえば表面に耐水加工したものも採用することができる。接着剤22は、上質紙21をうちわ形部材に確実に貼付けることができれば、特に制限なく、どのようなものでも採用できる。ミラー３は、プラスチック製であり、表面に銀面が構成されたものである。本実施例のミラー付うちわ形玩具Ａの大きさは、自在に設定することができ、本来のうちわと同程度の大きさのもの、本来のうちわより大きいもの、または本来のうちわより小さいもの等いずれの大きさのものも採用することができるが、うちわの形状を有し、かつ面白みや遊び心を感じさせるには、手のひらにのる程度のコンパクトなものが好ましい。

【０００７】本考案のミラー付うちわ形玩具Ａはつぎのようにして製造することができる。まず、熱可塑性プラスチックを射出成形によって、図１〜２に示すようなうちわ形部材１に成形加工する。つぎに、図１および図３に示すように、骨集束部13を除く扇部11の表面に、該扇部11よりやや小さく、かつ同一形状のタック紙２を貼付けるとともに、図２〜３に示すように、骨集束部13を除く扇部11の裏面に該扇部11よりやや小さく、かつ同一形状で表面が透明シール32で被われたミラー３を接着剤31で貼付ける。なお、本実施例では、骨集束部13を除く扇部11の表面および裏面にそれぞれタック紙２およびミラー３を貼付けたが、扇部11の表面および裏面全体にタック紙２およびミラー３を貼付けてもよい。しかし、うちわ形玩具であることを特徴付ける等の観点からは、本実施例のように、骨集束部13には何も貼付けないことが好ましい。そして、ミラー付うちわ形玩具Ａのミラー３を使用する場合には、透明シール 32をはがせばよい。以上のように、本考案によれば、表面のタック紙２には文字、図形、模様、色彩等を自在に付すことができるとともに、裏面には実用的なプラスチック製のミラー３が貼付けられているので、おもちゃや宣伝用媒体として利用されたり、景品として配られるコンパクトでバラエティに富んだミラー付うちわ形玩具を提供することができる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案によれば、玩具や宣伝用媒体として利用されたり、景品として配られうるコンパクトかつデザイン上バラエティに富み、面白みあるいは遊び心を感じさせるミラー付うちわ形玩具を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例に係わるミラー付うちわ形玩
具Ａの表面図である。

【図２】ミラー付うちわ形玩具Ａの裏面図である。

【図３】図１におけるIII-III 線断面図である。

【符号の説明】

Ａうちわ形玩具１うちわ形部材２
タック紙３ミラー 11 扇部 12
柄部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】うちわ形玩具であって、扇部と柄部が一体
成形されたプラスチック製のうちわ形部材と、前記扇部
の表面に貼付けられたタック紙と、前記扇部の裏面に貼
付けられたプラスチック製のミラーとからなることを特
徴とするミラー付うちわ形玩具。