JP3000278U - ペット用給餌容器 - Google Patents

ペット用給餌容器

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JP3000278U
JP3000278U JP70994U JP70994U JP3000278U JP 3000278 U JP3000278 U JP 3000278U JP 70994 U JP70994 U JP 70994U JP 70994 U JP70994 U JP 70994U JP 3000278 U JP3000278 U JP 3000278U
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JP
Japan
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groove
plastic
container
pet
fold
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Application number
JP70994U
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English (en)
Inventor
充啓 進藤
Original Assignee
充啓 進藤
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蟻の活動期において、蟻がペットの食べ残しの
餌に群がることができない構造のペット用給餌容器の提
供を目的とする。 【構成】プラスチック製の容器の外壁の基部に、水を満
たす凹溝を設け、外壁の上部から外側に、凹溝を覆っ
て、凹溝の土手と適宜間隔を有する位置まで垂下したひ
だを設ける。凹溝のほぼ中央部に凹溝の深さ以下のリブ
を設ける。容器本体とひだ部を別個に成形しても、一体
に成形してもよい。また、必要に応じては、プラスチッ
ク製の容器本体に蓋を装着してもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、犬、猫等のペットに餌を与える際に使用する給餌容器に係るも ので、詳しくはペットが食べ残した餌に蟻が群がらないように工夫した給餌容器 の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、例えば、図4に示すような中央部が凹み10、凹み10の深さ以上 の高さを有する外壁20から成るプラスチック製の給餌容器30が使用されてい た。犬、猫等のペットに餌を与える場合には、この給餌容器30の凹み10に、 例えば球形、円筒形等に成形したペット用フ−ドを入れ、床面や地面に直に置き 、給餌していたので、蟻の活動期である春先頃から初秋期にかけて、蟻の大群が 外壁20を登り、ペットが食べ残した餌に群がるという欠点があった。特に、室 内で飼育するペットの場合には、カ−ペットや畳み上に蟻の大群が侵入すること になるので、不潔であるとともに、刺激性の臭気を有する蟻酸をペットの給餌容 器に付着させるので、体力や抵抗力が弱い、高価な小形犬等は、その蟻酸により 体調を損なうという欠点もあり、蟻が食べ残しの餌に群がらない構造を有する給 餌容器の開発が切望されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、従来の技術で述べた欠点を解消するためになされたもので、蟻 が、ペットの食べ残した餌に群がることができない構造を有するペット給餌容器 の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
プラスチック製の給餌容器の外壁部の基部に水を満たす凹溝を設け、外壁部 の上部から外側に凹溝の土手近くまで垂下したひだを設ける。
【0005】 さらに必要に応じて、凹溝のほぼ中央部に、凹溝の土手の高さ以下のリブを 設ける。
【0006】
【作用】
凹溝に水を満たすと、蟻の侵入を阻止する外堀として作用し、ペットが食べ 残した餌が給餌容器中にあっても、蟻は容器内に侵入できない。ペットが容器外 へ食べ落とした餌は、外壁部の上部から外側に凹溝の土手近くまで垂下したひだ の上に落ち、ついでひだを伝って床面又は地面に転がり落ちるので、食い落した 餌が凹溝中に落ち込み、凹溝を塞ぐのを防止する。
【0007】 凹溝のほぼ中央部に設けた、凹溝の土手の高さ以下のリブは、ペットが容器 を振動させ、凹溝中の水を波立たせた場合、波を鎮める抵抗板として働き、波立 った水が土手伝いに床面や地面にこぼれ落ちるのを防ぎ、凹溝中の水位を、蟻が 侵入できないように保持する。
【0008】
【実施例1】 この考案の実施の一例を示す図面について説明するに、壁1の基部に凹溝2 を設けて成るプラスチック製の容器本体3の上縁部に、適宜角度θで外方に垂下 した適宜辺長Lのひだ4を設けて成るプラスチック製の上縁体5を嵌合する。角 度θは、辺長Lのひだ4を有するプラスチック製の上縁体5をプラスチック製の 容器本体3の上縁部に嵌合したとき、ひだ4が凹溝2を覆い、ひだ4の先端部が 土手7から適宜間隔dを保つように設定される。なお、ひだ4は途中において若 干外側に湾曲させてもよい。適宜間隔dは、少なくとも蟻の体長以上で、固形化 されたペットフ−ドの最小のものが通過できない寸法に設定するのが好ましい。 凹溝2の巾は、蟻の体長よりもはるかに長い10乃至20ミリ程度が好ましい。
【0009】
【実施例2】 壁1の基部に設けた凹溝2のほぼ中央部に凹溝2の深さ以下の高さを有す るリブ6を設けて成るプラスチック製の容器本体3の上縁部に、適宜角度θで外 方に垂下した適宜辺長Lのひだ4を設けて成るプラスチック製の上縁体5を嵌合 する。角度θは、辺長Lのひだ4を有する上縁体5を容器本体3の上縁部に嵌合 したとき、ひだ4が凹溝2を覆い、ひだ4の先端部が土手7から適宜間隔dを保 つように設定される。なお、ひだ4は途中において若干外側に湾曲させてもよい 。適宜間隔dは、少なくとも蟻の体長以上で、固形化されたペットフ−ドの最小 のものが通過できない寸法に設定するのが好ましい。本例では、リブ6が一個の 場合を示したが、複数個のリブを設けてもよい。しかし、蟻の通過を助ける橋に ならないように、リブの頂部が水面下に位置するように設けることが必要である 。なお、凹溝2の巾は、蟻の体長よりもはるかに長い10乃至20ミリ程度が好 ましい。
【0010】 実施例1及び2では、着脱自在構造にし、清掃がし易いように、プラスチッ ク製の容器本体3とプラスチック製の上縁体5を別個に作り、両者を嵌合する構 造ものについて説明をしたが、当然、プラスチック製の容器本体3とプラスチッ ク製の上縁体5とを一体に成形してもよい。また、図2において、仮想点線で示 したような蓋8を装着すると、砂糖等を収納する容器としても利用できる。なお 、実施に際しては、凹溝2に水を満たした状態で、プラスチック製の容器本体3 に餌を入れ、ペットに与えるのである。
【0011】
【効果】
この考案は上述のように構成されているので、次のような効果を呈する。
【0012】 ペットが餌を食べ残しても、蟻が容器の中に侵入することがないので、給餌 容器を清潔に保つことができ、ペットに蟻酸による不快感等の苦痛を与えること がない。
【0013】 ペットが容器を振動させ、凹溝中の水を波立たせても、凹溝外に溢れること を抑制しているので、常に、蟻の侵入を阻止できる水位に保つことができる。
【0014】 ペットが食い落とした餌片が凹溝中に落ちることがないので、その餌片で凹 溝が塞がれ、蟻の通過を可能にすることがない。
【0015】 プラスチック製で、かつ構造が簡単であるので、射出成形機や真空成形機等 によって量産が可能である。 以上のような顕著な効果を呈し、その工業的利用価値は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】考案の一実施例を示す一部切欠斜視図である。
【図2】図1の切断面図である。
【図3】考案の別の実施例を示す切断面図である。
【図4】従来の一実施例を示す切断面図である。
【符号の説明】
1 壁 2 凹溝 3 プラスチック製の容器本体 4 ひだ 5 プラスチック製の上縁体 6 リブ 7 土手 8 蓋 θ 角度 L 辺長 d 間隔 10 凹み 20 外壁 30 給餌容器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁(1)の基部に凹溝(2)を設けて成る
    プラスチック製の容器本体(3)の上縁部に、適宜角度
    (θ)で外方に垂下した適宜辺長(L)のひだ(4)を
    設けて成るプラスチック製の上縁体(5)を嵌合したこ
    とを特徴とするペット用給餌容器。
  2. 【請求項2】壁(1)の基部に設けた凹溝(2)のほぼ
    中央部に凹溝(2)の深さ以下の高さを有するリブ
    (6)を設けて成るプラスチック製の容器本体(3)の
    上縁部に、適宜角度(θ)で外方に垂下した適宜辺長
    (L)のひだ(4)を設けて成るプラスチック製の上縁
    体(5)を嵌合したことを特徴とするペット用給餌容
    器。
JP70994U 1994-01-19 1994-01-19 ペット用給餌容器 Expired - Lifetime JP3000278U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011516068A (ja) * 2008-04-01 2011-05-26 タワースター・ペッツ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー こぼれた餌及び水を収集するためのペット給餌システム及びその方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3105259B2 (ja) * 1994-09-01 2000-10-30 大鵬薬品工業株式会社 1−アミノ−1,2,3−トリアゾールの製法

Patent Citations (1)

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