JP3000056U - 遠心破砕機のロータの構造 - Google Patents

遠心破砕機のロータの構造

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JP3000056U
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Japan
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rotor
insertion hole
centrifugal crusher
centrifugal
crusher
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敬士 岡澤
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Kotobuki Engineering and Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、ロータのフィード管挿入孔の周縁
部の摩耗を確実に防止することができる遠心破砕機のロ
ータの構造を提供することを目的とする。 【構成】 即ち、本考案は、面対向する上下円板と、こ
れらの上下円板の周縁部を連結し、破砕原料の放出口を
開設した壁板とよりなる遠心破砕機のロータの構造にお
いて、前記上部円板の中央に、破砕原料投入用のフィー
ド管の下端部を挿入する挿入孔を開設し、この挿入孔の
周縁部に沿って耐摩耗性を有する保護部材を取り付けた
ことを特徴とする、遠心破砕機のロータの構造である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉱物等の原料を破砕するための遠心破砕機のロータの構造に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
鉱物等の原料を破砕する装置として、従来から図2に示すような遠心破砕機が 知られている。 この破砕機を簡単に説明すると、破砕機の外殻であるハウジング1内に破砕室 11が画成されており、この破砕室11の中央に、水平方向に高速回転可能なロ ータ2が配置されている。 このロータ2内には鉱物等の原料が供給され、ロータ2の回転により発生する 遠心力によって、ロータ2の周面に開設した放出口21から接線方向に放出する 。 そして、破砕室11内に環状に堆積した原料の破砕片からなるデッドベッド 12、あるいは図示しない鋼製のアンビル等に、放出した原料を衝突させて破砕 を行うものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ロータ2内に原料を供給する手段は、上部円板の中央に挿入孔22を開設し、 この挿入孔22内に破砕原料投入用のフィード管3の下端部を挿入して行う。 ここで問題となるのが、通常はフィード管3の下端部が挿入孔22内に位置し ており、挿入孔22の周縁部はカバーされているが、フィード管3の下端部が原 料の跳ね返りで磨耗すると、挿入孔22の周縁部が露出してしまう。 従って、挿入孔22の周縁部が原料の跳ね返りで磨耗してしまい、ロータ2の 寿命が短くなってしまうため、不経済である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、ロータのフ ィード管挿入孔の周縁部の摩耗を確実に防止することができる遠心破砕機のロー タの構造を提供することを目的とする。 即ち、本考案は、面対向する上下円板と、これらの上下円板の周縁部を連結し 、破砕原料の放出口を開設した壁板とよりなる遠心破砕機のロータの構造におい て、前記上部円板の中央に、破砕原料投入用のフィード管の下端部を挿入する挿 入孔を開設し、この挿入孔の周縁部に沿って耐摩耗性を有する保護部材を取り付 けたことを特徴とする、遠心破砕機のロータの構造である。
【0005】
【実施例】
以下、図面を参照しながら、本考案の一実施例について説明する。 <イ>ロータ全体の構造 本考案のロータ2は、図1に示すように、従来のロータに改良を加えたもので ある。 即ち、ロータ2は、面対向する上下円板23、24と、両円板を連結し周縁部 に開設した放出口21に至る通路を画成する壁板25とより構成される。 上部円板23の中央には、破砕原料投入用のフィード管3の下端部を挿入する 挿入孔22が開設されている。 そして本考案の特徴は、この挿入孔22の周縁部に沿って耐摩耗性を有するリ ング状等の保護部材4を取り付けたことである。
【0006】 <ロ>保護部材 保護部材4は、特殊ハイクローム等の耐摩耗性を有する材質で形成したリング 状等の部材である。 この保護部材4の断面形状は、例えば、挿入孔22の周縁部を保護するための 肉厚部41と、この肉厚部41の上部に外側に向けて水平方向に張り出した掛止 部42とよりなる。 この掛止部42は、図1に示すように、上部円板23の上面に設置して、保護 部材4を挿入孔22の周縁部に着脱可能に掛止するためのものである。 なお、保護部材4の形状は上記形状に限定されるものではなく、要はロータ2 のフィード管挿入孔22の周縁部を、原料の衝突による磨耗から保護できる形状 であればよい。 従って、リング形状を分割型とし、ロータ上部円板23の下面も同時保護でき る断面コの字形に形成することや、上記のような掛止型の他、特殊ハイクローム 等の耐摩耗性を有する材質で製造したボルトにより締結止めすること等も考えら れる。
【0007】
【本考案の効果】
本考案は以上説明したようになるため、次のような効果を得ることができる。 即ち、従来のロータの構造は、原料がフィード孔挿入部の周縁部に衝突し、摩 耗するおそれがあるため、ロータの寿命が短くなってしまい、不経済である。 それに対して本考案のロータは、挿入孔周縁部に耐摩耗性を有する保護部材を 取り付ける構造である。 そのため、挿入孔周縁部の摩耗を防止し、ロータの寿命を長くすることができ るため、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のロータの構造の要部の説明図
【図2】 従来のロータの説明図

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面対向する上下円板と、これらの上下円
    板の周縁部を連結し、破砕原料の放出口を開設した壁板
    とよりなる遠心破砕機のロータの構造において、 前記
    上部円板の中央に、破砕原料投入用のフィード管の下端
    部を挿入する挿入孔を開設し、 この挿入孔の周縁部に沿って耐摩耗性を有する保護部材
    を取り付けたことを特徴とする、 遠心破砕機のロータの構造。
  2. 【請求項2】 前記保護部材は、前記上部円板の挿入孔
    の周縁部を保護するための肉厚部と、上部円板の上面に
    掛止する掛止部とよりなる、請求項1記載の遠心破砕機
    のロ−タの構造。
  3. 【請求項3】 前記保護部材は特殊ハイクロ−ムにより
    製造した、請求項1又は2に記載の遠心破砕機のロ−タ
    の構造。
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