JP3000055B2 - 鞄用ベルト - Google Patents

鞄用ベルト

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JP3000055B2
JP3000055B2 JP4973197A JP4973197A JP3000055B2 JP 3000055 B2 JP3000055 B2 JP 3000055B2 JP 4973197 A JP4973197 A JP 4973197A JP 4973197 A JP4973197 A JP 4973197A JP 3000055 B2 JP3000055 B2 JP 3000055B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鞄用ベルトに関する
もので、特に、長さ調整作業が簡易で、かつ、その調整
可能幅を大きくすることで、ショルダーベルト、スーツ
ケース緊締帯、引き手ストラップ(帯革)等の多目的に
兼用・利用できるようになした鞄用ベルトに関するもの
である。
【0002】鞄には前記したように、鞄を肩に掛けるた
めに使用するショルダーベルト、スーツケースが万が一
にも不意に開かないように緊締しておくスーツケース緊
締帯、車輪付き鞄を引くための引き手ストラップ等が夫
々の目的に合わせて夫々用意されたものを選択して使用
している。
【0003】ところで、近時、我が国の旅行者は海外旅
行等の長期旅行にもだいぶ慣れ、このような長期旅行に
使用する鞄も一時のような大型なスーツケースより、航
空機の機内に持ち込める程度の小型のスーツケースで充
分であるとする人も増えている。このような小型のスー
ツケースであると「図1」に示すように階段200を上
る際は手提げ103a,103bを使用して手に提げて
携行するよりショルダーベルトB1によって肩に掛けて
使用したいとする要望も大きい。また、鞄本体100の
底面に付した車輪102,102,102・・・(「図
2」参照)で床面上等で曳行する場合、鞄本体100が
比較的小型であるので「図2」に示すように比較的長め
の引き手ストラップB2の使用も要望されている。さら
には、従来の大型スーツケースと同様に同じく、「図
2」に示すようにスーツケース緊締帯B3の使用の要望
も多いものである。
【0004】しかし、上記のごとき各種ベルトを夫々別
個に全て用意すると、鞄全体として部品点数が多くなっ
て高価となったり、重量が増えたりする問題点を有して
いる。また、多種類の帯体を夫々用意して、使用形態に
よって不使用の各帯体を鞄本体100内に収納すると収
納スペースがそれだけ低減してしまい他の品物を入れる
スペースが少なくなる等の問題点を有している。
【0005】そして、従来のショルダーベルトの代表的
構成は、図示はしていないが、一本の帯体の一端に茄子
環を固定し、この帯体の他端は折り返してその折り返し
部内に別の茄子環のベルト連結環の一辺を通し、さら
に、この帯体の折り返した先端は該帯体に移動可能に取
り付けた長さ調整用バックルのコキと称する中央横桟部
に連結・固定してある。
【0006】したがって、上記のような従来の方式のシ
ョルダーベルトは、原理的には全長を略1/2まで縮小
できることになるが、実際には帯体の略中央部位に幅が
広く、クッション材を収納して厚手となした肩当て部材
を取り付けることが多く、上記長さ調整用バックルはベ
ルト本体上をスライド移動できるも、この肩当て部材を
越えることができないので、長さ調整幅は全長の略1/
4以下に制限されているのが通常である。したがって、
このショルダーベルトをスーツケース緊締帯や引き手ス
トラップに兼用するには長さ調整可能幅が少なくて対処
することが困難とされている。
【0007】また、上記ショルダーベルトをスーツケー
ス緊締帯に兼用しようとして、その両端の茄子環を相互
を係合・連結する等してスーツケースに巻き付けて緊締
しようとした場合、しっかりと緊締するには帯体をスー
ツケースに巻き付けた後に前記した長さ調整用バックル
を移動させなくてはならない。しかし、ショルダーベル
ト(帯体)をスーツケースに密着した状態では、この長
さ調整用バックルを移動する操作が煩雑・困難であるの
でこの種ショルダーベルトで確実・容易にスーツケース
を緊締することができないという問題点を有している。
【0008】そこで、従来のスーツケース緊締帯の代表
的構成は、同じく図示していないが、帯体の一端に一対
の方形環を、その両者の一辺を折り返し部で巻き込んで
上下二段に重ねて連結して取り付けてなる。そして、該
帯体をスーツケースに巻き付け、この帶体の自由端を両
方形環の他辺の下方から両方形環内に通し、両方形環内
を通した帯体のさらに先端側を上方の方形環の外側を通
しさらに下方の方形環の内側を通すようになしてある。
そして、このスーツケース緊締帯はスーツケースに巻い
た帯体を両方形環を通した後、その先端自由端を引く
と、しっかりとした緊締ができ、帯体は一対の両方形環
の他辺どうしで挟持され緩まないように保持されるよう
になしてある。
【0009】したがって、上記従来方式のスーツケース
緊締帯は緊締の着脱が容易・確実(脱着は帯体の自由端
を引き戻しながら上方の方形環の他辺側を指で引き起こ
して行なう。)という利点を有している。しかし、この
従来方式のスーツケース緊締帯はループ状としてスーツ
ケースに緊締はできるも、帯体の両端をスーツケースに
係止することはできないので、ショルダーベルトとして
は兼用できないのは無論で、また引き手ストラップとし
ても長さ調整が煩雑で長すぎたりして、または鞄本体の
適当な場所に連結できないという問題点を有しているの
は明らかである。
【0010】なお、従来の引き手ストラップは、同じく
図示はしていないが、所定の長さの帯体を中央で折り曲
げて、両端を合わせて結合し、この結合部にスーツケー
ス等に係止する茄子等を連結しているので、係止具は単
一で長さ調整機構を有していないので、ショルダーベル
トやスーツケース緊締帯には使用できないのものである
という問題点を有している。
【0011】
【発明の解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題点に鑑みなされたもので、長さ調整が容易・確実
で、その調整可能幅が大きく、ショルダーベルト、スー
ツケース緊締帯、引き手ストラップ等の種々の使用目的
に兼用できる鞄用ベルトを提供することを課題としたも
のである。
【0012】
【課題を達成するための手段】上記の課題を達成するた
め本発明の構成は、ベルト本体10と、このベルト本体
10の両端に連結位置調整可能に連結される一対の端部
ベルト体20,20とで構成され、上記ベルト本体10
はクッション材11を表生地12で被包して構成し、ま
た、このベルト本体10の両端部には先端側中央部位が
外側に膨出するように湾曲する平面舌片形平板状の連結
具30,30を固定し、この各連結具30には上記端部
ベルト体20を通す窓孔31を設けると共に、この窓孔
31の中央にベルト本体10の短手方向を向き該窓孔3
1を中央側窓孔部31aと先端側窓孔部31bとに仕切
るベルト掛け横桟32を夫々設け、上記端部ベルト体2
0,20は夫々上記連結具30の裏面側より上記中央側
窓孔部31aを通ってベルト掛け横桟32を内側に巻き
込んで折り返し、折り返した先端側を先端側窓孔部31
bを通して該連結具30の裏面と端部ベルト体20の折
り返す前の部位との間に通し、また、上記端部ベルト体
20,20の一端には指掛け具40を、他端には茄子環
50を夫々取り付けてなる技術的手段を講じたものであ
る。
【0013】それ故本発明鞄用ベルトは、「図2」に示
すように、両端の茄子環50,50を鞄本体100の一
面に設けた連結環101,101に係止すると、ショル
ダーベルトB1として利用できる。また、両端の茄子環
50,50を鞄本体100の一か所の連結環101に係
止すると引き手ストラップB2として利用できる。さら
に鞄本体100にベルト本体10及び端部ベルト体2
0,20を巻き付け、その両茄子環50,50どうしを
係合(この場合、両茄子環50,50は所定の操作を行
なわないと係合がはずせないものを使用する。)すると
スーツケース緊締帯B3として使用できる作用を呈す
る。
【0014】また、ベルト本体10をクッション材11
を表生地12で被包して構成してあるので、ショルダー
帯B1として使用した際に肩に当たる部位が、引き手ス
トラップB2として使用した際に握持部が各々クッショ
ン性を有するように作用する。すなわち、該ベルト本体
10は肩当て部材として、或いは握持部として緩衝作用
を呈する。
【0015】そして、ベルト本体10の両端に一対の端
部ベルト体20,20を連結位置調整可能に連結したの
で、上記肩当て部材或いは握持部としてのベルト本体1
0を設けたのにかかわらず全長を二ケ所で調整可能な幅
を大きく設定できる作用を呈する。
【0016】また、上記端部ベルト体20,20はベル
ト本体10の両端に先端側中央部位が外側に膨出するよ
うに湾曲する平面舌片形片盤状の連結具30,30を固
定し、この各連結具30には上記端部ベルト体20を通
す窓孔31を設けると共に、この窓孔31の中央にベル
ト本体10の短手方向を向き該窓孔31を中央側窓孔部
31aと先端側窓孔部31bとに仕切るベルト掛け横桟
32を夫々設け、上記端部ベルト体20,20は夫々上
記連結具30の裏面側より上記中央側窓孔部31aを通
ってベルト掛け横桟32を内側に巻き込んで折り返し、
折り返した先端側を先端側窓孔部31bを通して該連結
具30の裏面と端部ベルト体20の折り返す前の部位と
の間に通してあるので、この連結具30,30が「図
7」に実線で示すように略垂直(端部ベルト体20と平
行方向)に向き、端部ベルト体20に下方(端部ベルト
体20をその長手方向に引く方向)に向かう荷重Wが加
わると、この荷重Wは、該端部ベルト体20の一部を該
端部ベルト体20の他の一部と連結具30との間に挟圧
してこの端部ベルト体20がずれ落ちるのを防ぐように
作用する。
【0017】したがって、端部ベルト体20のどの位置
を横桟32で折り返すかによって、ベルト本体10に該
端部ベルト体20を係止・連結する位置を変更でき、連
結具30と端部ベルト体20の一端先端までの距離を変
更できる作用、すなわち、ショルダーベルトB1、引き
手ストラップB2、スーツケース緊締帯B3の夫々に好
適な長さに調整できる作用を呈する。
【0018】そして上記連結具30の下端に指を掛け、
この連結具30の下端側を「図7」の矢印Q1方向に持
ち上げ、該連結具30を同図に破線で示すように略水平
方向(端部ベルト体20と略直交方向)に向けると、上
記端部ベルト体20の一部を挟圧していた状態は解除さ
れるので、該端部ベルト体20は矢印Q2に示すよう
に、上下いずれの方向にも容易に移動可能となり、この
連結具30と「図7」では示されていないが茄子環50
との距離を調整できる作用を呈する。
【0019】すなわち、端部ベルト体20,20の一端
には指掛け具40を、他端には茄子環50を夫々固定し
てあるので、連結具30を「図7」に破線で示すように
水平方向に向け、指掛け具40に指を掛けて該端部ベル
ト体20の一端を引くか戻すことで、上記の連結具30
と茄子環50との距離を、言い換えると全長を調整でき
る作用を呈するものである。
【0020】次に、「請求項2」の発明は、ベルト本体
10と、このベルト本体10の両端に連結位置調整可能
に連結される一対の端部ベルト体20,20とで構成さ
れ、上記ベルト本体10はクッション材11を表生地1
2で被包して構成し、また、このベルト本体10の両端
部には先端側中央部位が外側に膨出するように湾曲する
平面舌片形平板状の連結具30,30を固定し、この各
連結具30には上記端部ベルト体20を通す窓孔31を
設けると共に、この窓孔31の中央にベルト本体10の
短手方向を向き該窓孔31を中央側窓孔部31aと先端
側窓孔部31bとに仕切るベルト掛け横桟32を夫々設
け、上記端部ベルト体20,20は夫々上記連結具30
の裏面側より上記中央側窓孔部31aを通ってベルト掛
け横桟32を内側に巻き込んで折り返し、折り返した先
端側を先端側窓孔部31bを通して該連結具30の裏面
と端部ベルト体20の折り返す前の部位との間に通し、
また、上記端部ベルト体20,20の一端には平板状の
指掛け具40を、他端には茄子環50を夫々取り付け、
さらに、上記端部ベルト体20,20の一方のまたは両
方の他端には上記茄子環50と共に茄子環連結環60を
取り付けてなる技術的手段を講じたものである。
【0021】それ故、本発明鞄用ベルトは、前記した作
用に加え、端部ベルト体20,20の一方のまたは両方
の他端には上記茄子環50と共に茄子環連結環60を取
り付けてなるので、この茄子環連結環60に該茄子環連
結環60とは反対側の茄子環連結環60を係合すること
でループ状の帯を形成でき、「図2」に示すようにスー
ツケースの鞄本体100に巻くとスーツケース緊締帯B
3として使用できる作用を呈する。
【0022】なお、上記両茄子環50,50どうしを係
合してもスーツケース緊締帯B3として使用できると前
記したが、茄子環50,50どうしの係合は、図示実施
態様のように横にずらすと容易に外れるものもある。そ
こで、この茄子環連結環60を取り付けることで、その
ような茄子環50,50を使用しても確実に係合できる
ようになる作用を呈するものである。
【0023】次に、「請求項3」の発明は、ベルト本体
10と、このベルト本体10の両端に連結位置調整可能
に連結される一対の端部ベルト体20,20とで構成さ
れ、上記ベルト本体10はクッション材11を表生地1
2で被包して構成し、また、このベルト本体10の両端
部には先端側中央部位が外側に膨出するように湾曲する
平面舌片形平板状の連結具30,30を固定し、この各
連結具30には上記端部ベルト体20を通す窓孔31を
設けると共に、この窓孔31の中央にベルト本体10の
短手方向を向き該窓孔31を中央側窓孔部31aと先端
側窓孔部31bとに仕切るベルト掛け横桟32を夫々設
け、上記端部ベルト体20,20は夫々上記連結具30
の裏面側より上記中央側窓孔部31aを通ってベルト掛
け横桟32を内側に巻き込んで折り返し、折り返した先
端側を先端側窓孔部31bを通して該連結具30の裏面
と端部ベルト体20の折り返す前の部位との間に通し、
また、上記端部ベルト体20,20の一端には平板状の
指掛け具40を、他端には茄子環50を夫々取り付け、
さらに、上記端部ベルト体20,20の一方のまたは両
方の他端には上記茄子環50と共に茄子環連結環60を
取り付け、上記茄子環50は可撓性合成樹脂製の茄子環
本体部51と、この茄子環本体部51を案内にして摺動
可能としたスライドセルフスナップ52とで構成し、該
茄子環本体部51は平板部53の一端側を折り返してフ
ック部54を形成し、該平板部53の他端側にはベルト
連結環55を設け、さらに、該平板部53の他端側は上
記フック部54と同じ側に折り返し、その自由端を該平
板部53の一端側に向かうバネ体56となし、このバネ
体56はその自由端側が該平板部53の内側に順次近づ
くように傾斜する傾斜部56aを設け、この傾斜部56
aが上記スライドセルフスナップ52をフック部54の
開口部を閉じる方向に付勢するようになした技術的手段
を講じたものである。
【0024】それ故、本発明鞄用ベルトは、茄子環50
は可撓性合成樹脂製の茄子環本体部51と、この茄子環
本体部51を案内にして摺動可能となしたスライドセル
フスナップ52とで構成し、該茄子環本体部51は平板
部53の一端側を折り返してフック部54を形成し、該
平板部53の他端側にはベルト連結環55を設け、さら
に、上記平板部53の他端側は上記フック部54と同じ
側で折り返し、その自由端を該平板部53の一端側に向
かうバネ体56となし、このバネ体56はその自由端側
が該平板部53の内側に順次近づくように傾斜する傾斜
部56aを有し、この傾斜部56aが上記スライドセル
フスナップ52をフック部54の開口部を閉じる方向に
付勢するようになしてあるので、茄子環本体51を構成
する単一部材でスライドセルフスナップ52を付勢する
バネ体56を一体構成できる作用を呈する。
【0025】そして、上記スライドセルフスナップ52
は、常時は可撓性合成樹脂のバネ体56の付勢力でフッ
ク部54の開口部を閉じ、指先でこのスライドセルフス
ナップ52を「図10」に矢印Q3方向に該バネ体56
の付勢力に抗して移動させることで、該フック部54に
図示しない連結環等に引っかけるための該フック部54
の開口を開くように作用するものである。
【0026】次に「請求項4」の発明は、ベルト本体1
0と、このベルト本体10の両端に連結位置調整可能に
連結される一対の端部ベルト体20,20とで構成さ
れ、上記ベルト本体10はクッション材11を表生地1
2で被包して構成し、また、このベルト本体10の両端
部には先端側中央部位が外側に膨出するように湾曲する
平面舌片形平板状の連結具30,30を固定し、この各
連結具30には上記端部ベルト体20を通す窓孔31を
設けると共に、この窓孔31の中央にベルト本体10の
短手方向を向き該窓孔31を中央側窓孔部31aと先端
側窓孔部31bとに仕切るベルト掛け横桟32を夫々設
け、上記端部ベルト体20,20は夫々上記連結具30
の裏面側より上記中央側窓孔部31aを通ってベルト掛
け横桟32を内側に巻き込んで折り返し、折り返した先
端側を先端側窓孔部31bを通して該連結具30の裏面
と端部ベルト体20の折り返す前の部位との間に通し、
また、上記端部ベルト体20,20の一端には平板状の
指掛け具40を、他端には茄子環50を夫々取り付け、
さらに、上記端部ベルト体20,20の一方のまたは両
方の他端には上記茄子環50と共に茄子環連結環60を
取り付け、上記茄子環50は茄子環本体部51と、スラ
イドセルフスナップ52とで構成し、該茄子環本体部5
1は可撓性合成樹脂製の平板部53の一端側を折り返し
てフック部54を形成し、該平板部53の他端側は上記
フック部54と同じ側に折り返して、この折り返し部内
にベルト連結環55の一辺55aを通して該ベルト連結
環55を取り付け、さらに、この折り返し先端側はその
自由端を該平板部53の一端側に向かうバネ体56とな
し、このバネ体56にはその自由端側が該平板部53の
内側に順次近づくように傾斜する傾斜部56aを設け、
また、上記スライドセルフスナップ52は上記バネ体5
6を跨ぎその下部両端を上記平板部53の両側辺部を案
内に摺動可能に連結し、該スライドセルフスナップ52
のフック部54とは反対側の端部、または裏面の途中立
ち上がり角部に前記バネ体56の傾斜部56aが圧接し
てこのスライドセルフスナップ52をフック部54の開
口部を閉じる方向に付勢するようになした技術的手段を
講じたものである。
【0027】それ故、本発明鞄用ベルトは、前記した作
用に加え、スライドセルフスナップ52は上記バネ体5
6を跨ぎその下部両端を上記平板部53を案内に摺動可
能に連結してあるので、主要構成部材が茄子環本体部5
1とスライドセルフスナップ52との二点で、該スライ
ドセルフスナップ52が正確に所定の場所を往復摺動可
能とすることができる作用を呈するものである。
【0028】なお、該スライドセルフスナップ52のフ
ック部54とは反対側の端部、または裏面の途中立ち上
がり角部にバネ体56の傾斜部56aが圧接、上記の二
点の部品でスライドセルフスナップ52をフック部54
の開口部を閉じる方向に付勢する作用を呈するものであ
る。
【0029】また「請求項5」の発明は、スライドセル
フスナップ52の下面と本体10の両端に連結位置調整
可能に連結される一対の端部ベルト体20,20とで構
成され、上記ベルト本体10はクッション材11を表生
地12で被包して構成し、また、このベルト本体10の
両端部には先端側中央部位が外側に膨出するように湾曲
する平面舌片形平板状の連結具30,30を固定し、こ
の各連結具30には上記端部ベルト体20を通す窓孔3
1を設けると共に、この窓孔31の中央にベルト本体1
0の短手方向を向き該窓孔31を中央側窓孔部31aと
先端側窓孔部31bとに仕切るベルト掛け横桟32を夫
々設け、上記端部ベルト体20,20は夫々上記連結具
30の裏面側より上記中央側窓孔部31aを通ってベル
ト掛け横桟32を内側に巻き込んで折り返し、折り返し
た先端側を先端側窓孔部31bを通して該連結具30の
裏面と端部ベルト体20の折り返す前の部位との間に通
し、また、上記端部ベルト体20,20の一端には平板
状の指掛け具40を、他端には茄子環50を夫々取り付
け、さらに、上記端部ベルト体20,20の一方のまた
は両方の他端には上記茄子環50と共に茄子環連結環6
0を取り付け、上記茄子環50は茄子環本体部51と、
スライドセルフスナップ52とで構成し、該茄子環本体
部51は可撓性合成樹脂製の平板部53の一端側を折り
返してフック部54を形成し、該平板部53の他端側は
上記フック部54と同じ側に折り返して、この折り返し
部内にベルト連結環55の一辺55aを通して該ベルト
連結環55を取り付け、さらに、この折り返し先端側は
その自由端を該平板部53の一端側に向かうバネ体56
となし、このバネ体56にはその自由端側が該平板部5
3の内側に順次近づくように傾斜する傾斜部56aを設
け、また、上記スライドセルフスナップ52は同じく可
撓性合成樹脂材で形成され、上記バネ体56を断面略逆
U字状に跨ぎその両側内面下部に前記平板部53の側辺
部が入り込む溝部58を設け前記スライドセルフスナッ
プ52が平板部53を案内に摺動可能に連結し、上記ス
ライドセルフスナップ5面の他端側は一段高くした指掛
け部57となし、この指掛け部57を形成する立ち上り
部裏面角部に前記バネ体56の傾斜部56aが圧接して
該スライドセルフスナップ52をフック部54の開口部
を閉じる方向に付勢するようになした技術的手段を講じ
たものである。
【0030】それ故本発明鞄用ベルトは、前記した作用
に加え、スライドセルフスナップ52を可撓性合成樹脂
材で形成し、バネ体56を跨ぎその両側内面下部に前記
平板部53の側辺部が入り込む溝部58を設け前記スラ
イドセルフスナップ52が平板部53を案内に摺動可能
に連結したことで、該スライドセルフスナップ52の下
端両側面を、その可撓性を利用して押し開いて平板部5
3に嵌着できる作用を呈する。
【0031】また、上記スライドセルフスナップ52は
該スライドセルフスナップ52の上面の他端側は一段高
くした指掛け部57となし、この指掛け部57を形成す
る立ち上り部裏面に前記バネ体56の傾斜部56aが圧
接して該スライドセルフスナップ52をフック部54の
開口部を閉じる方向に付勢するようになしたので、該傾
斜部56aがスライドセルフスナップ52の指掛け部5
7の立ち上り裏面角部を斜め上方に(「図10」右斜め
上方)押し上げ、該スライドセルフスナップ52は平板
部53に案内されフック部54の開口部を閉じる方向
(「図10」右方向)に付勢される作用を呈するもので
ある。
【0032】また「請求項6」の発明は、ベルト本体1
0と、このベルト本体10の両端に連結位置調整可能に
連結される一対の端部ベルト体20,20とで構成さ
れ、上記ベルト本体10はクッション材11を表生地1
2で被包して構成し、この表生地12は布地で構成して
肩当て面部に滑り止め用の繊維13,13,13・・・
を織り込み、また、上記ベルト本体10の両端部には先
端側が膨出するように湾曲する平面舌片状の合成樹脂製
の連結具30,30を、該ベルト本体10の端部を埋入
して固定し、また、この各連結具30には上記端部ベル
ト体20を通す窓孔31を設けると共に、この窓孔31
の中央にベルト本体10の短手方向を向き該窓孔31を
中央側窓孔部31aと先端側窓孔部31bとに仕切るベ
ルト掛け横桟32を夫々設け、上記端部ベルト体20,
20は化学繊維織り帯を使用して夫々上記連結具30の
裏面側より中央側窓孔部31aを通ってベルト掛け横桟
32を内側に巻き込んで折り返し、折り返した先端側を
先端側窓孔部31bを通して該連結具30の裏面と端部
ベルト体20の折り返す前の部位との間に通し、また、
上記端部ベルト体20,20の一端には指掛け具40
を、他端には茄子環50を夫々取り付け、さらに、上記
端部ベルト体20,20の一方のまたは両方の他端には
茄子環50と共に茄子環連結環60を取り付け、上記茄
子環50は茄子環本体部51と、スライドセルフスナッ
プ52とで構成し、該茄子環本体部51は可撓性合成樹
脂製の平板状の平板部53の一端側を折り返してフック
部54を形成し、該平板部53の他端側は上記フック部
54と同じ側に折り返して、この折り返し部内にベルト
連結環55の一辺55aを通し、さらに、この折り返し
先端側はその自由端を該平板部53の一端側に向かう板
状のバネ体56となし、このバネ体56にはその自由端
側が該平板部53の内側に順次近づくように傾斜する傾
斜部56aを設け、また、上記スライドセルフスナップ
52は同じく可撓性合成樹脂材で形成され、上記バネ体
56を跨ぎその両側内面下部に前記平板部53の側辺部
が入り込む溝部58を設けて上記スライドセルフスナッ
プ52が平板部53を案内に摺動可能に連結し、上記ス
ライドセルフスナップ52の上面の他端側は一段高くし
た指掛け部57となし、この指掛け部57を形成する立
ち上り部の裏面角部に前記バネ体56の傾斜部56aが
圧接して該スライドセルフスナップ52をフック部54
の開口部を閉じる方向に付勢するようになした技術的手
段を講じたものである。
【0033】それ故本発明鞄用ベルトは、上記作用に加
え、表生地12は布地で構成して肩当て面部に滑り止め
用の繊維13,13,13・・・を織り込んであるの
で、ショルダーベルトに使用した場合に、該ベルト本体
10が肩よりずれ落ちるのを防ぐ作用を呈する。
【0034】また、端部ベルト体20,20は化学繊維
織り帯を使用したので、強度・耐久性が向上するばかり
か、該化学繊維織り帯は表面凹凸を大きくすることが一
般的に行なわれており、そのようなものを使用すると摩
擦抵抗が大きいので、前述した端部ベルト体20の連結
具30部位での挟圧力も向上する作用を呈するものであ
る。
【0035】また、上記茄子環50は全体的に平面的な
箱状の形状となり、鞄本体にスーツケースの緊締帯とし
て取り付けた際に突出部が少なくなる作用を呈するもの
である。
【0036】
【発明の実施の態様】次に本発明の実施の態様を添付図
面に基づいて詳細に説明する。図中、10がベルト本
体、20がこのベルト本体10に連結される端部ベルト
体である。この端部ベルト体20は一対用意され、ベル
ト本体10の両端に連結位置調整可能に夫々連結され
る。すなわち、本発明鞄用ベルトは上記ベルト本体10
と一対の端部ベルト体20,20とでベルト主要部が構
成される。
【0037】そして、上記ベルト本体10はクッション
材11を表生地12で被包して構成してある。このクッ
ション材11は従来公知な適宜クッション性材を使用す
ればよいが、本実施態様では発泡合成樹脂材を適当な大
きさと適当な厚みのマット状となして使用している。
【0038】また、上記表生地12はクッション材11
を被包することで、そのクッション性を大きく阻害して
しまわない適宜な柔軟性を有するものであれば、布地、
皮革、合成皮革、合成樹脂シート等、従来鞄用ベルトに
使用される適宜材質を使用すればよい。そして、この表
生地12でクッション材11を被包するには該表生地1
2を袋状等に縫製してもよいが、本実施態様では特殊な
構成の表生地を使用している。
【0039】上記特殊な表生地とは、縦糸を断面輪状の
位置に平行に並べ、横糸はこの縦糸に対して螺旋状に織
り込んでゆくものである。したがって、この特殊な表生
地は縫製しなくても予め筒状の長尺な帯状帯容体を形成
できるばかりか、横糸の織り込み方法を断面の局所的部
位で代えることで、または縦糸の材質等の性状あるいは
縦糸の間隙等を断面の局所的部位で変えることで、筒状
に形成される表生地12の断面局所部位の性状に変化を
持たせることができる。
【0040】したがって、上記のような特殊な表生地
は、帯状にして扁平にした際に、その帯体の表面側は織
りが密で体裁がよく、肩等に当てる帯体の裏面側は凹凸
が多く滑りにくくすることができる。さらには、この肩
等に当てる帯の裏面側には後記するように縦糸にゴム繊
維等の滑り止めの繊維13,13,13・・・を「図
5」及び「図6」に示すように局所的に数条または全条
に使用する(図示せず)ことで、肩に掛けたベルト本体
10が肩より滑り落ちるのを防ぐ効果をより増すことが
できるものである。
【0041】そして、上記ベルト本体10の両端部には
先端側中央部位が外側に膨出するように湾曲する平面舌
片形平板状の連結具30,30を固定し、この各連結具
30には上記端部ベルト体20を通す窓孔31を設ける
と共に、この窓孔31の中央にベルト本体10の短手方
向を向き該窓孔31を中央側窓孔部31aと先端側窓孔
部31bとに仕切るベルト掛け横桟32を夫々設けてあ
る。
【0042】上記連結具30は金属等従来公知な材質で
成型され、従来法でベルト本体10の両端に固定すれば
よいが、図示実施態様では合成樹脂材で成型され、その
成型に際してベルト本体10の端部が該連結具30内に
埋入されて該連結具30,30がベルト本体10の両端
に一体的に連結・固定されるようになしてある。
【0043】上記ベルト本体10の両端にその一部を埋
入して合成樹脂性の連結具30,30を一体的に連結・
固定する該連結具30,30の成型方法は、従来公知な
技術が使用でき、該連結具30を射出成型する二つ割り
状の成型型でベルト本体10の端部を挟み込み合成樹脂
材を該成型型内に射出成型すればよいが、この際にベル
ト本体10が成型型の中央に位置するようになすため、
この成型型にはベルト本体10を挟持する局所的突起部
を設けてあり、その結果、成型された連結具30には局
所的な凹孔33,33,33・・・が成型されるように
なしてあるのも従来公知な技術である。
【0044】なお、この連結具30は先端側中央部位が
外側に膨出するように湾曲する平面舌片形、言い換える
と平面略U字状の輪郭形状で所定の厚みの板状に構成さ
れ、全体的に扁平に構成することでスーツケース100
等に巻き付けた際に大きな突出部が生じないようになし
てある。また、この連結具30の先端(ベルト本体10
の中央側とは反対側)の膨出部は指を掛けて、この連結
具30をその基端部を軸に「図7」に矢印Q1で示すよ
うに引き起こせるようになして、前記したように端部ベ
ルト体20の係止を着脱できるようになしてある。
【0045】そして、この連結具30に設けた窓孔31
は、ベルトを通してその中間部の適所を係止・連結する
ものとして従来公知なバックルと同じもので、窓孔31
の中央にベルト本体10の短手方向を向き該窓孔31を
中央側窓孔部31aと先端側窓孔部31bとに仕切るベ
ルト掛け横桟32を夫々設けてなるものである。
【0046】なお、上記において中央側窓孔部31aは
上記ベルト掛け横桟32よりベルト本体10側(「図
3」では上側)に位置して、先端側窓孔部31bは上記
ベルト掛け横桟32よりベルト本体10と反対側(「図
3」では下側)に位置するものである。
【0047】また、上記端部ベルト体20,20も種々
のベルト材質が使用でき、本実施態様では、図からは必
ずしも明確ではないが、化学繊維を織って形成した帯が
使用されて、この実施態様の化学繊維は比較的太い糸と
なして、これを帯状に織った従来公知な表面の大きな凹
凸があるものが使用されている。
【0048】なお、図示実施例では、上記端部ベルト体
20,20はベルト本体10より幅狭に構成してある
が、前記した連結具30の大きさ、または形状を図示例
とは変更することで、ベルト本体10と同じ幅以上に形
成するようになしてもよいのは無論である。
【0049】そして、上記端部ベルト体20,20は夫
々上記連結具30の裏面側より上記中央側窓孔部31a
を通ってベルト掛け横桟32を内側に巻き込んで折り返
し、折り返した先端側を先端側窓孔部31bを通して該
連結具30の裏面と端部ベルト体20の折り返す前の部
位との間に通すようになしてある。
【0050】上記ベルトの通し方は鞄用ベルトとしては
一般的に行なわれているもので、このように通すことで
前記したように、端部ベルト体20を、言い換えると端
部ベルト体20の途中部位を連結位置調整可能に連結で
き、該連結具30と端部ベルト体20の先端までの距離
を変更できるようになしてあるのも従来公知なものであ
る。
【0051】そして、上記端部ベルト体20,20の一
端には指掛け具40を、他端には茄子環50を夫々取り
付けてある。
【0052】上記平板状の指掛け具40は指を掛け易く
した適宜指かけ金具等を、従来法で端部ベルト体20,
20の一端に固定すればよいが、図示実施態様では合成
樹脂材で成型され、その成型に際して、前記した連結具
30と同様に端部ベルト体20の端部が該指掛け具40
内に埋入されてこの指掛け具40が端部ベルト体20に
一体的に連結・固定されるようになしてあり、41,4
1,41・・・は端部ベルト体20を成型型で挟持した
際の局所的な凹孔を示すものである。
【0053】なお、上記指掛け具40は、図示例では指
を挿通する通孔部42を設けてなるが、この指掛け具4
0は端部ベルト体20,20の一端を引くのに指が掛り
易くするものであればよく、例えば図示していなが、平
板部の両側辺上下途中部位に指掛け用のくびれを設ける
等、特に、その材質や形状は限定されるものではない
が、全体的に扁平な平板状に構成するのが取扱や収納に
便利である。
【0054】また、上記茄子環50は従来公知な種々の
茄子環を使用すればよく、望ましくは、指で開いたスナ
ップが、指を離すと自動的に閉じる所謂セルフスナップ
式のものを使用するのが不意にはずれることがなくて実
用的である。また、この茄子環50は大きな立体物より
できるだけ扁平な形状のものを使用するのが取扱や収納
に便利であり、またスーツケースに緊締した際に、該ス
ーツケースを破損したり、りスーツケースより大きく突
出しないで便利である。
【0055】なお、この茄子環50に、図示例の後記す
る茄子環50,50を使用しても無論差し支えないが、
この茄子環50は扁平状で茄子環50,50どうしを係
合しても相互に横方向にずらすと係合がはずれてしまう
ので、前記もしたように茄子環50,50どうしを係合
してスーツケース緊締帯B3としても使用する場合は、
図示例とは異なり、横方向の力を加えても外れない従来
公知な茄子環を使用するものとするか、後記するように
茄子環50,50どうしを係合しないで一方の茄子環5
0と、同じく後記する茄子環連結環60とを係合するよ
うになすものとする。
【0056】そして、「請求項2」の発明は、上記構成
に加え、上記端部ベルト体20,20の一方のまたは両
方の他端には上記茄子環50と共に茄子環連結環60を
取り付けてなる。
【0057】すなわち、この茄子環連結環60は、前記
した茄子環50,50どうしを係合しても横方向にずら
すと係合が外れるものを使用した場合、茄子環50,5
0どうしの係合に変え、一方の茄子環50と、他方の茄
子環50と共に取り付けた該茄子環連結環60とを係合
して、この両者の係合が外れないようになしたものであ
る。
【0058】なお、この茄子環連結環60を茄子環50
と共に端部ベルト体20に連結するには、「図4」では
この茄子環連結環60を連結していないが、端部ベルト
体20の一端は後記するベルト連結環55の一辺55c
を内側に巻き込んで折り返し、その折り返して重ねた部
位を縫糸20aで相互に固定してあるが、この折り返し
部に「図3」に示す茄子環連結環60の一辺を共に巻き
込むようになせばよいものである。
【0059】なお、図示実施態様では、上記該茄子環連
結環60は、後記する茄子環50の構造に対応して方形
環を使用しているが、実際にはD形環や円形環でも実用
上の支障はなかった。
【0060】次に、「請求項3」の発明は、ベルト本体
10と、このベルト本体10の両端に連結位置調整可能
に連結される一対の端部ベルト体20,20とで構成さ
れ、上記ベルト本体10はクッション材11を表生地1
2で被包して構成し、また、このベルト本体10の両端
部には先端側中央部位が外側に膨出するように湾曲する
平面舌片形平板状の連結具30,30を固定し、この各
連結具30には上記端部ベルト体20を通す窓孔31を
設けると共に、この窓孔31の中央にベルト本体10の
短手方向を向き該窓孔31を中央側窓孔部31aと先端
側窓孔部31bとに仕切るベルト掛け横桟32を夫々設
けてあるのは「請求項2」と同じである。
【0061】また、上記端部ベルト体20,20は夫々
上記連結具30の裏面側より上記中央側窓孔部31aを
通ってベルト掛け横桟32を内側に巻き込んで折り返
し、折り返した先端側を先端側窓孔部31bを通して該
連結具30の裏面と端部ベルト体20の折り返す前の部
位との間に通し、また、上記端部ベルト体20,20の
一端には平板状の指掛け具40を、他端には茄子環50
を夫々取り付け、さらに、上記端部ベルト体20,20
の一方のまたは両方の他端には上記茄子環50と共に茄
子環連結環60を取り付けてあるのも「請求項2」と同
じである。
【0062】そして本発明は、上記茄子環50は可撓性
合成樹脂製の茄子環本体部51と、この茄子環本体部5
1を案内にして摺動可能としたスライドセルフスナップ
52とで構成し、該茄子環本体部51は平板部53の一
端側を折り返してフック部54を形成し、該平板部53
の他端側にはベルト連結環55を設け、さらに、該平板
部53の他端側は上記フック部54と同じ側に折り返
し、その自由端を該平板部53の一端側に向かうバネ体
56となし、このバネ体56はその自由端側が該平板部
53の内側に順次近づくように傾斜する傾斜部56aを
設け、この傾斜部56aが上記スライドセルフスナップ
52をフック部54の開口部を閉じる方向に付勢するよ
うになしてある。
【0063】すなわち、バネ体56を含む茄子環本体部
51はABS樹脂等の合成樹脂材で成型されている。合
成樹脂材は上記ABS樹脂に限らず一般的に可撓性を有
するが、必要箇所に適宜な可撓性、言い換えるとバネ性
を持たせるため、後記するように各種合成樹脂材に適応
して、適所の厚みや大きさを選定してその可撓性を適宜
に設定すればよい。
【0064】そして、上記茄子環本体部51は平板部5
3の一端側を折り返してフック部54を形成してある
が、このフック部54は所定の吊り下げ載荷能力を有す
るように設定するもので、通常肉厚に構成することで可
撓性はほとんど現れないようになしてあるのは無論であ
る。
【0065】そして、上記平板部53の他端側に設けら
れるベルト連結環55は、この茄子環50を前記した端
部ベルト20の他端に連結するためのもので、本実施態
様では方形環を使用している。このベルト連結環55は
茄子環本体部51の平板部53の端部に窓孔を開穿して
該平板部53と一体的に設けてもよいが、図示実施態様
では別途用意した方形環よりなるベルト連結環55の一
辺55aを平板部53の他端側の折り返し部内に巻き込
んで連結してある。
【0066】上記ベルト連結環55の一辺55aを平板
部53の他端側の折り返し部に巻き込むには、該ベルト
連結環55の一辺55aを平板部53の他端側の折り返
し部内に遊挿してもよいが、図示例では、断面円形の一
辺55aを嵌入する溝部53aを該平板部53の他端側
に設け、この溝部53aの入口は突起部53b,53b
等を突設して、該突起部53b,53bの間隔が一辺5
5aの直径より多少小さく設定して、一辺55aをこの
突起部53b,53bの間隔より圧入気味に押し込無用
になし、該一辺55aはこの溝部53aの枢支軸とな
り、かつ容易にはこの溝部53a内より抜け出ないよう
になしてある。
【0067】そして、上記平板部53の他端側に連接す
るバネ体56は、薄手に構成して、かつ狭幅に構成して
適宜な可撓性を持たせてあるが、なお充分な可撓性が確
保できない場合は適所に切欠部56bを設けるとよい。
なお、このバネ体56の可撓性は通常の人が指で押すこ
とで変形可能な程度に設定しておくとよい。
【0068】また、上記バネ体56は自由端側が該平板
部53の内側に順次近づくように傾斜する傾斜部56a
が設けられているので、上記スライドセルフスナップ5
2は常時はその一部がこの傾斜部56aに圧接して該バ
ネ体56を変形させるように設けることで、該バネ体5
6の復元力で、該スライドセルフスナップ52がフック
部54の開口部を閉じる方向(「図10右方向)に付勢
するようになしてある。すなわち、該スライドセルフス
ナップ52は常時はフック部54が閉じ、バネ体56の
付勢力に抗してスライドセルフスナップ52を移動させ
て場合のみ該フック部54を開くことができるようにな
してある。
【0069】一端(「図10」右端で、フック部54方
向)が自由端で、この自由端側が同図に示すように順次
下降する傾斜部56は、スライドセルフスナップ52を
矢印Q3方向に移動させて同図に破線で示すようにバネ
体56を変形させると、該バネ体56が復元する力でラ
イドセルフスナップ52をフック部54が閉じ方向に付
勢できる。なお、図示例では後記するように、指掛け部
57を形成する立ち上がり裏面角部が上記傾斜部56に
圧接することで上記付勢力を得ているが、該スライドセ
ルフスナップ52のフック部54とは反対の端部、また
は図示していないがスライドセルフスナップ52裏面側
に突設した固定部位等を上記傾斜部56に圧接すること
で上記付勢力を得ることもできるものである。
【0070】そして、上記スライドセルフスナップ52
を茄子環本体部51を案内にして摺動可能に取り付ける
には、茄子環本体部51に案内溝、案内レール等の案内
部材(共に図示せず)を設け、スライドセルフスナップ
52はこの案内部材に案内されて移動可能に連結する従
来公知な種々の摺動案内機構を使用すればよい。
【0071】次に、「請求項4」の発明は、ベルト本体
10と、このベルト本体10の両端に連結位置調整可能
に連結される一対の端部ベルト体20,20とで構成さ
れ、上記ベルト本体10はクッション材11を表生地1
2で被包して構成し、また、このベルト本体10の両端
部には先端側中央部位が外側に膨出するように湾曲する
平面舌片形平板状の連結具30,30を固定し、この各
連結具30には上記端部ベルト体20を通す窓孔31を
設けると共に、この窓孔31の中央にベルト本体10の
短手方向を向き該窓孔31を中央側窓孔部31aと先端
側窓孔部31bとに仕切るベルト掛け横桟32を夫々設
け、上記端部ベルト体20,20は夫々上記連結具30
の裏面側より上記中央側窓孔部31aを通ってベルト掛
け横桟32を内側に巻き込んで折り返し、折り返した先
端側を先端側窓孔部31bを通して該連結具30の裏面
と端部ベルト体20の折り返す前の部位との間に通し手
いるのは「請求項3」と同じである。
【0072】また、上記端部ベルト体20,20の一端
には平板状の指掛け具40を、他端には茄子環50を夫
々取り付け、さらに、上記端部ベルト体20,20の一
方のまたは両方の他端には上記茄子環50と共に茄子環
連結環60を取り付け、上記茄子環50は茄子環本体部
51と、スライドセルフスナップ52とで構成し、該茄
子環本体部51は可撓性合成樹脂製の平板部53の一端
側を折り返してフック部54を形成し、該平板部53の
他端側は上記フック部54と同じ側に折り返して、この
折り返し部内にベルト連結環55の一辺55aを通して
該ベルト連結環55を取り付け、さらに、この折り返し
先端側はその自由端を該平板部53の一端側に向かうバ
ネ体56となし、このバネ体56にはその自由端側が該
平板部53の内側に順次近づくように傾斜する傾斜部5
6aを設けてなるのも「請求項3」と同じである。
【0073】そして本発明は、上記スライドセルフスナ
ップ52は上記バネ体56を跨ぎその下部両端を上記平
板部53の両側辺部を案内に摺動可能に連結し、該スラ
イドセルフスナップ52のフック部54とは反対側の端
部、または裏面の途中立ち上がり角部に前記バネ体56
の傾斜部56aが圧接してこのスライドセルフスナップ
52をフック部54の開口部を閉じる方向に付勢するよ
うになしてある。
【0074】すなわち、スライドセルフスナップ52の
フック部54とは反対側の端部、または裏面の途中立ち
上がり角部に前記バネ体56の傾斜部56aが圧接する
ようになすことで、該スライドセルフスナップ52がバ
ネ体56によって押されて、該スライドセルフスナップ
52が斜め上方(「図10」右上方)に押されることに
なるが、スライドセルフスナップ52は下部両端を上記
平板部53の両側辺部を案内に摺動可能に連結してある
ので「図10」左右方向にのみ移動可能であるので、同
図右方向に、すなわち、フック部54の開口部を閉じる
方向に付勢されるようになしてある。
【0075】次に、「請求項5」の発明は、ベルト本体
10と、このベルト本体10の両端に連結位置調整可能
に連結される一対の端部ベルト体20,20とで構成さ
れ、上記ベルト本体10はクッション材11を表生地1
2で被包して構成し、また、このベルト本体10の両端
部には先端側中央部位が外側に膨出するように湾曲する
平面舌片形平板状の連結具30,30を固定し、この各
連結具30には上記端部ベルト体20を通す窓孔31を
設けると共に、この窓孔31の中央にベルト本体10の
短手方向を向き該窓孔31を中央側窓孔部31aと先端
側窓孔部31bとに仕切るベルト掛け横桟32を夫々設
け、上記端部ベルト体20,20は夫々上記連結具30
の裏面側より上記中央側窓孔部31aを通ってベルト掛
け横桟32を内側に巻き込んで折り返し、折り返した先
端側を先端側窓孔部31bを通して該連結具30の裏面
と端部ベルト体20の折り返す前の部位との間に通して
あるのは「請求項4」と同じである。
【0076】また、上記端部ベルト体20,20の一端
には平板状の指掛け具40を、他端には茄子環50を夫
々取り付け、さらに、上記端部ベルト体20,20の一
方のまたは両方の他端には上記茄子環50と共に茄子環
連結環60を取り付け、上記茄子環50は茄子環本体部
51と、スライドセルフスナップ52とで構成し、該茄
子環本体部51は可撓性合成樹脂製の平板部53の一端
側を折り返してフック部54を形成し、該平板部53の
他端側は上記フック部54と同じ側に折り返して、この
折り返し部内にベルト連結環55の一辺55aを通して
該ベルト連結環55を取り付け、さらに、この折り返し
先端側はその自由端を該平板部53の一端側に向かうバ
ネ体56となし、このバネ体56にはその自由端側が該
平板部53の内側に順次近づくように傾斜する傾斜部5
6aを設けてあるのも「請求項4」と同じである。
【0077】そして、本発明は、スライドセルフスナッ
プ52は上記バネ体56を断面略逆U字状に跨ぐ構成も
「請求項4」と同じであるが、該スライドセルフスナッ
プ52は可撓性合成樹脂材で形成され、その両側内面下
部に前記平板部53の側辺部が入り込む溝部58を設け
前記スライドセルフスナップ52が平板部53を案内に
摺動可能に連結し、上記スライドセルフスナップ52の
上面の他端側は一段高くした指掛け部57となし、この
指掛け部57を形成する立ち上り部裏面角部に前記バネ
体56の傾斜部56aが圧接して該スライドセルフスナ
ップ52をフック部54の開口部を閉じる方向に付勢す
るようになしてある。
【0078】すなわち、平板部53の両側辺部を案内板
に利用し、スライドセルフスナップ52その両側内面下
部に前記平板部53の側辺部が入り込む溝部58を設け
ることで、該スライドセルフスナップ52を平板部53
を案内に摺動可能に連結してある。
【0079】そして、上記スライドセルフスナップ52
は可撓性合成樹脂材で構成することで、その両側下部を
該スライドセルフスナップ52の可撓性を利用して、両
側下部の間隔を広げて平板部53へ着装するようになし
てある。
【0080】なお、上記スライドセルフスナップ52の
両側面の下端が平板部53の裏面側に突出すると、この
平板部53をスーツケース等に圧接した場合、該スライ
ドセルフスナップ52の摺動が困難となることがあるの
で、平板部53の両側辺の下面側には、上記スライドセ
ルフスナップ52の両側面の溝部58より下方部位が入
むための欠部59を設けておくことが望ましい。
【0081】次に、「請求項6」の発明は、べルト本体
10と、このベルト本体10の両端に連結位置調整可能
に連結される一対の端部ベルト体20,20とで構成さ
れるのは、上記各請求項の発明と同じであるが、ベルト
本体10はクッション材11を表生地12で被包して構
成し、この表生地12は布地で構成して肩当て面部に滑
り止め用の繊維13,13,13・・・を織り込んであ
る。
【0082】上記滑り止め用の繊維13,13,13・
・・は、前記した縦糸の一部に変え、または該縦糸に添
えて、ゴム糸またはゴム条等を使用して表生地12に織
り込めばよく、または、表生地12に後からゴム糸また
はゴム条等を縫い込むようにすればよい。そして、この
滑り止め用の繊維13,13,13・・・はべルト本体
10の肩に当たる側の面全面に織り込んでもよいが、図
示実施態様では数条を滑り止め用の繊維群13aとなし
て、数群を長手方向に設けている。
【0083】そして、上記ベルト本体10の両端部には
先端側が膨出するように湾曲する平面舌片状の合成樹脂
製の連結具30,30を、該ベルト本体10の端部を埋
入して固定し、また、この各連結具30には上記端部ベ
ルト体20を通す窓孔31を設けると共に、この窓孔3
1の中央にベルト本体10の短手方向を向き該窓孔31
を中央側窓孔部31aと先端側窓孔部31bとに仕切る
ベルト掛け横桟32を夫々設けてなるのは前記各請求項
の発明と同じである。
【0084】上記端部ベルト体20,20は化学繊維織
り帯を使用して夫々上記連結具30の裏面側より中央側
窓孔部31aを通ってベルト掛け横桟32を内側に巻き
込んで折り返し、折り返した先端側を先端側窓孔部31
bを通して該連結具30の裏面と端部ベルト体20の折
り返す前の部位との間に通し、また、上記端部ベルト体
20,20の一端には指掛け具40を、他端には茄子環
50を夫々取り付け、さらに、上記端部ベルト体20,
20の一方のまたは両方の他端には茄子環50と共に茄
子環連結環60を取り付けてある。
【0085】この種化学繊維織り帯を鞄用ベルトに使用
することは従来より常套手段であるが、この種化学繊維
織り帯は、強度及び耐久性が強い反面、比較的硬い感じ
で肩に掛けた場合等違和感を生ずるものであるが、本発
明のようにベルト本体10と共に使用することで違和感
が低減できるものである。
【0086】また、上記化学繊維織り帯は安価である
が、体裁が優れず商品価値が低いとされているが、上記
ベルト本体10と共に使用することで豪華な感じが生じ
るものである。
【0087】そして、上記茄子環50は茄子環本体部5
1と、スライドセルフスナップ52とで構成し、該茄子
環本体部51は可撓性合成樹脂製の平板状の平板部53
の一端側を折り返してフック部54を形成し、該平板部
53の他端側は上記フック部54と同じ側に折り返し
て、この折り返し部内にベルト連結環55の一辺55a
を通し、さらに、この折り返し先端側はその自由端を該
平板部53の一端側に向かう板状のバネ体56となし、
このバネ体56にはその自由端側が該平板部53の内側
に順次近づくように傾斜する傾斜部56aを設け、ま
た、上記スライドセルフスナップ52は同じく可撓性合
成樹脂材で形成され、上記バネ体56を跨ぎその両側内
面下部に前記平板部53の側辺部が入り込む溝部58を
設けて上記スライドセルフスナップ52が平板部53を
案内に摺動可能に連結し、該スライドセルフスナップ5
2の上面の他端側は一段高くした指掛け部57となし、
この指掛け部57を形成する立ち上り部の裏面に前記バ
ネ体56の傾斜部56aが圧接して該スライドセルフス
ナップ52をフック部54の開口部を閉じる方向に付勢
するようになしてなるのは「請求項5」と同じである。
【0088】
【発明の効果】本発明は上記のごときで、ベルト本体1
0と、このベルト本体10の両端に連結位置調整可能に
連結される一対の端部ベルト体20,20とで構成して
なるので、ベルト本体10を設けたのにかかわらず、全
長がベルト本体10を中心とした左右二ケ所で調整可能
となるので、長さ調整可能幅が大きく、全長を大きく調
整することで、前記したようにショルダーベルトB1、
引き手ストラップB2、スーツケース緊締帯等の各種の
使用目的に使用できる鞄用ベルトを提供できるものであ
る。
【0089】また、本発明は、ベルト本体10はクッシ
ョン材11を表生地12で被包してあるので、該ベルト
本体10は肩当て部材として、或いは握持部として使用
した際に、人体に接する部位に緩衝力を有した鞄用ベル
トを提供できるものである。
【0090】また、ベルト本体10の両端部には先端側
中央部位が外側に膨出するように湾曲する平面舌片形平
板状の連結具30,30を固定し、この各連結具30に
は上記端部ベルト体20を通す窓孔31を設けると共
に、この窓孔31の中央にベルト本体10の短手方向を
向き該窓孔31を中央側窓孔部31aと先端側窓孔部3
1bとに仕切るベルト掛け横桟32を夫々設け、上記端
部ベルト体20,20は夫々上記連結具30の裏面側よ
り上記中央側窓孔部31aを通ってベルト掛け横桟32
を内側に巻き込んで折り返し、折り返した先端側を先端
側窓孔部31bを通して該連結具30の裏面と端部ベル
ト体20の折り返す前の部位との間に通し、また、上記
端部ベルト体20,20の一端には指掛け具40を、他
端には茄子環50を夫々取り付けたので、端部ベルト体
20,20の連結部位が適宜選定でき、全長が使用目的
にあった適宜の長さに設定できる鞄用ベルトを提供でき
るものである。
【0091】そして、常時は上記連結具30によって端
部ベルト体20,20は荷重が加わってもずれ落ちない
ようになすことができるのは従来と同じであるが、該連
結具30の下端に指を掛けて、これをその上端基端部を
始点に回動することで、指掛け具40をもって容易に長
さ調整ができる鞄用ベルトを提供できるものである。
【0092】さらに、本発明はクッション性を有したベ
ルト本体10を使用するも、両端に端部ベルト体20,
20を連結しているので、この端部ベルト体20,20
に丈夫で軽量・安価なものを使用すれば、全体として安
価で、軽量な鞄用ベルトを提供できるものである。
【0093】また、「請求項2」の発明は、上記効果に
加え、端部ベルト体20,20の一方のまたは両方の他
端には上記茄子環50と共に茄子環連結環60を取り付
けてなるので、この茄子環連結環60に該茄子環連結環
60とは反対側の茄子環連結環60を係合することでル
ープ状の帯とすることができ、該茄子環50,50に相
互に係合しても横方向にずらすと外れてしまう扁平板状
のものを使用してもループが解けない、スーツケース緊
締帯にも適した鞄用ベルトを提供できるものである。
【0094】また、「請求項3」の発明は、さらに上記
効果に加え、茄子環50は可撓性合成樹脂製の茄子環本
体部51と、この茄子環本体部51を案内にして摺動可
能となしたスライドセルフスナップ52とで構成し、該
茄子環本体部51は平板部53の一端側を折り返してフ
ック部54を形成し、該平板部53の他端側にはベルト
連結環55を設け、さらに、上記平板部53の他端側は
上記フック部54と同じ側で折り返し、その自由端を該
平板部53の一端側に向かうバネ体56となし、このバ
ネ体56はその自由端側が該平板部53の内側に順次近
づくように傾斜する傾斜部56aを有し、この傾斜部5
6aが上記スライドセルフスナップ52をフック部54
の開口部を閉じる方向に付勢するようになしてあるの
で、セルフスナップ方式の茄子環を別途スプリングを使
用することなく、バネ体56が茄子環本体部51と一体
的に形成でき、簡易な構成の茄子環本体部51とスライ
ドセルフスナップ52との二点の部品で製造できる鞄用
ベルトを提供できるものである。
【0095】なお、茄子環本体部51を単一部材でスラ
イドセルフスナップ52を付勢するバネ体56を構成す
ることで、部品点数が低減、組立工程も簡易化され、安
価となる鞄用ベルトを提供できるものである。
【0096】また、「請求項4」の発明は、さらに上記
効果に加え、スライドセルフスナップ52は上記バネ体
56を跨ぎその下部両端を上記平板部53の両側辺部を
案内に摺動可能に連結し、該スライドセルフスナップ5
2のフック部54とは反対側の端部、または裏面の途中
立ち上がり角部に前記バネ体56の傾斜部56aが圧接
してこのスライドセルフスナップ52をフック部54の
開口部を閉じる方向に付勢するようになしたので、スラ
イドセルフスナップ52の移動が平板部53の両側辺部
に規制されバネ体56の付勢力が確実に該スライドセル
フスナップ52に伝達される鞄用ベルトを提供できるも
のである。
【0097】また、「請求項5」の発明は、さらに上記
効果に加え、スライドセルフスナップ52は同じく可撓
性合成樹脂材で形成され、上記バネ体56を断面略逆U
字状に跨ぎその両側内面下部に前記平板部53の側辺部
が入り込む溝部58を設け前記スライドセルフスナップ
52が平板部53を案内に摺動可能に連結してあるの
で、該スライドセルフスナップ52の両側面を開いて平
板部53の側辺部を溝部58内に嵌入でき、製造工程が
簡易な鞄用ベルトを提供できるものである。
【0098】さらに、上記スライドセルフスナップ5面
の他端側は一段高くした指掛け部57となし、この指掛
け部57を形成する立ち上り部裏面に前記バネ体56の
傾斜部56aが圧接して該スライドセルフスナップ52
をフック部54の開口部を閉じる方向に付勢するように
なしたので、傾斜部56aと指掛け部57の裏面の立ち
上り角部との圧接でバネ体56の付勢力が確実に得られ
る鞄用ベルトを提供できるものである。
【0099】また、「請求項6」の発明は、さらに上記
効果に加え、表生地12を布地で構成して肩当て面部に
滑り止め用の繊維13,13,13・・・を織り込んで
あるので、ショルダーベルトに使用した場合に、該ベル
ト本体10が肩よりずれ落ちる心配の少ない鞄用ベルト
を提供できるものである。
【0100】また、端部ベルト体20,20は化学繊維
織り帯を使用したので、強度・耐久性が向上するばかり
か、化学繊維織り帯は織り方によって摩擦抵抗が大きい
ので、前述した端部ベルト体20の連結具30部位での
挟圧力も向上し、荷重で自然とベルトの長さが増えるこ
との無い鞄用ベルトを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明鞄用ベルトの使用状態の一例を示す正面
図である。
【図2】本発明鞄用ベルトの複数の使用例を示す正面図
である。
【図3】本発明鞄用ベルトの要部平面図である。
【図4】本発明鞄用ベルトの要部縦断面図である。
【図5】本発明鞄用ベルトのベルト本体裏面図である。
【図6】本発明鞄用ベルトのベルト本体裏面図拡大であ
る。
【図7】本発明の作用を説明する縦断面図である。
【図8】本発明に使用される茄子環の正面図である。
【図9】本発明に使用される茄子環の平面図である。
【図10】本発明に使用される茄子環の「図9」のAー
A線縦断面図である。
【図11】本発明に使用される茄子環の「図9」のBー
B線縦断面図である。
【符号の説明】
10 ベルト本体 11 クッション材 12 表生地 13 滑り止め用の繊維 20 端部ベルト体 30 連結具 31 窓孔 31a 先端側窓孔部 31b 中央側窓孔部 32 横桟 40 指掛け具 50 茄子環 60 茄子環連結環 51 茄子環本体部 52 スライドセルフスナップ 53 平板部 54 フック部 55 ベルト連結環 55a 一辺 56 バネ体 56a 傾斜部 57 指掛け部 58 溝部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト本体(10)と、このベルト本体
    (10)の両端に連結位置調整可能に連結される一対の
    端部ベルト体(20,20)とで構成され、 上記ベルト本体(10)はクッション材(11)を表生
    地(12)で被包して構成し、また、このベルト本体
    (10)の両端部には先端側中央部位が外側に膨出する
    ように湾曲する平面舌片形平板状の連結具(30,3
    0)を固定し、この各連結具(30)には上記端部ベル
    ト体(20)を通す窓孔(31)を設けると共に、この
    窓孔(31)の中央にベルト本体(10)の短手方向を
    向き該窓孔(31)を中央側窓孔部(31a)と先端側
    窓孔部(31b)とに仕切るベルト掛け横桟(32)を
    夫々設け、 上記端部ベルト体(20,20)は夫々上記連結具(3
    0)の裏面側より上記中央側窓孔部(31a)を通って
    ベルト掛け横桟(32)を内側に巻き込んで折り返し、
    折り返した先端側を先端側窓孔部(31b)を通して該
    連結具(30)の裏面と端部ベルト体(20)の折り返
    す前の部位との間に通し、 また、上記端部ベルト体(20,20)の一端には指掛
    け具(40)を、他端には茄子環(50)を夫々取り付
    けてなる鞄用ベルト。
  2. 【請求項2】 ベルト本体(10)と、このベルト本体
    (10)の両端に連結位置調整可能に連結される一対の
    端部ベルト体(20,20)とで構成され、 上記ベルト本体(10)はクッション材(11)を表生
    地(12)で被包して構成し、また、このベルト本体
    (10)の両端部には先端側中央部位が外側に膨出する
    ように湾曲する平面舌片形平板状の連結具(30,3
    0)を固定し、この各連結具(30)には上記端部ベル
    ト体(20)を通す窓孔(31)を設けると共に、この
    窓孔(31)の中央にベルト本体(10)の短手方向を
    向き該窓孔(31)を中央側窓孔部(31a)と先端側
    窓孔部(31b)とに仕切るベルト掛け横桟(32)を
    夫々設け、 上記端部ベルト体(20,20)は夫々上記連結具(3
    0)の裏面側より上記中央側窓孔部(31a)を通って
    ベルト掛け横桟(32)を内側に巻き込んで折り返し、
    折り返した先端側を先端側窓孔部(31b)を通して該
    連結具(30)の裏面と端部ベルト体(20)の折り返
    す前の部位との間に通し、 また、上記端部ベルト体(20,20)の一端には平板
    状の指掛け具(40)を、他端には茄子環(50)を夫
    々取り付け、 さらに、上記端部ベルト体(20,20)の一方のまた
    は両方の他端には上記茄子環(50)と共に茄子環連結
    環(60)を取り付けてなる鞄用ベルト。
  3. 【請求項3】 ベルト本体(10)と、このベルト本体
    (10)の両端に連結位置調整可能に連結される一対の
    端部ベルト体(20,20)とで構成され、 上記ベルト本体(10)はクッション材(11)を表生
    地(12)で被包して構成し、また、このベルト本体
    (10)の両端部には先端側中央部位が外側に膨出する
    ように湾曲する平面舌片形平板状の連結具(30,3
    0)を固定し、この各連結具(30)には上記端部ベル
    ト体(20)を通す窓孔(31)を設けると共に、この
    窓孔(31)の中央にベルト本体(10)の短手方向を
    向き該窓孔(31)を中央側窓孔部(31a)と先端側
    窓孔部(31b)とに仕切るベルト掛け横桟(32)を
    夫々設け、 上記端部ベルト体(20,20)は夫々上記連結具(3
    0)の裏面側より上記中央側窓孔部(31a)を通って
    ベルト掛け横桟(32)を内側に巻き込んで折り返し、
    折り返した先端側を先端側窓孔部(31b)を通して該
    連結具(30)の裏面と端部ベルト体(20)の折り返
    す前の部位との間に通し、 また、上記端部ベルト体(20,20)の一端には指掛
    け具(40)を、他端には茄子環(50)を夫々取り付
    け、さらに、上記端部ベルト体(20,20)の一方の
    または両方の他端には上記茄子環(50)と共に茄子環
    連結環(60)を取り付け、 上記茄子環(50)は可撓性合成樹脂製の茄子環本体部
    (51)と、この茄子環本体部(51)を案内にして摺
    動可能としたスライドセルフスナップ(52)とで構成
    し、該茄子環本体部(51)は平板部(53)の一端側
    を折り返してフック部(54)を形成し、該平板部(5
    3)の他端側にはベルト連結環(55)を設け、さら
    に、該平板部(53)の他端側は上記フック部(54)
    と同じ側に折り返し、その自由端を該平板部(53)の
    一端側に向かうバネ体(56)となし、このバネ体(5
    6)はその自由端側が該平板部(53)の内側に順次近
    づくように傾斜する傾斜部(56a)を設け、この傾斜
    部(56a)が上記スライドセルフスナップ(52)を
    フック部(54)の開口部を閉じる方向に付勢するよう
    になした鞄用ベルト。
  4. 【請求項4】 ベルト本体(10)と、このベルト本体
    (10)の両端に連結位置調整可能に連結される一対の
    端部ベルト体(20,20)とで構成され、 上記ベルト本体(10)はクッション材(11)を表生
    地(12)で被包して構成し、また、このベルト本体
    (10)の両端部には先端側中央部位が外側に膨出する
    ように湾曲する平面舌片形平板状の連結具(30,3
    0)を固定し、この各連結具(30)には上記端部ベル
    ト体(20)を通す窓孔(31)を設けると共に、この
    窓孔(31)の中央にベルト本体(10)の短手方向を
    向き該窓孔(31)を中央側窓孔部(31a)と先端側
    窓孔部(31b)とに仕切るベルト掛け横桟(32)を
    夫々設け、 上記端部ベルト体(20,20)は夫々上記連結具(3
    0)の裏面側より上記中央側窓孔部(31a)を通って
    ベルト掛け横桟(32)を内側に巻き込んで折り返し、
    折り返した先端側を先端側窓孔部(31b)を通して該
    連結具(30)の裏面と端部ベルト体(20)の折り返
    す前の部位との間に通し、 また、上記端部ベルト体(20,20)の一端には平板
    状の指掛け具(40)を、他端には茄子環(50)を夫
    々取り付け、さらに、上記端部ベルト体(20,20)
    の一方のまたは両方の他端には上記茄子環(50)と共
    に茄子環連結環(60)を取り付け、 上記茄子環(50)は茄子環本体部(51)と、スライ
    ドセルフスナップ(52)とで構成し、該茄子環本体部
    (51)は可撓性合成樹脂製の平板部(53)の一端側
    を折り返してフック部(54)を形成し、該平板部(5
    3)の他端側は上記フック部(54)と同じ側に折り返
    して、この折り返し部内にベルト連結環(55)の一辺
    (55a)を通して該ベルト連結環(55)を取り付
    け、さらに、この折り返し先端側はその自由端を該平板
    部(53)の一端側に向かうバネ体(56)となし、こ
    のバネ体(56)にはその自由端側が該平板部(53)
    の内側に順次近づくように傾斜する傾斜部(56a)を
    設け、 また、上記スライドセルフスナップ(52)は上記バネ
    体(56)を跨ぎその下部両端を上記平板部(53)を
    案内に摺動可能に連結し、該スライドセルフスナップ
    (52)のフック部(54)とは反対側の端部、または
    裏面の途中立ち上がり角部に前記バネ体(56)の傾斜
    部(56a)が圧接してこのスライドセルフスナップ
    (52)をフック部(54)の開口部を閉じる方向に付
    勢するようになした鞄用ベルト。
  5. 【請求項5】 ベルト本体(10)と、このベルト本体
    (10)の両端に連結位置調整可能に連結される一対の
    端部ベルト体(20,20)とで構成され、 上記ベルト本体(10)はクッション材(11)を表生
    地(12)で被包して構成し、また、このベルト本体
    (10)の両端部には先端側中央部位が外側に膨出する
    ように湾曲する平面舌片形平板状の連結具(30,3
    0)を固定し、この各連結具(30)には上記端部ベル
    ト体(20)を通す窓孔(31)を設けると共に、この
    窓孔(31)の中央にベルト本体(10)の短手方向を
    向き該窓孔(31)を中央側窓孔部(31a)と先端側
    窓孔部(31b)とに仕切るベルト掛け横桟(32)を
    夫々設け、 上記端部ベルト体(20,20)は夫々上記連結具(3
    0)の裏面側より上記中央側窓孔部(31a)を通って
    ベルト掛け横桟(32)を内側に巻き込んで折り返し、
    折り返した先端側を先端側窓孔部(31b)を通して該
    連結具(30)の裏面と端部ベルト体(20)の折り返
    す前の部位との間に通し、 また、上記端部ベルト体(20,20)の一端には平板
    状の指掛け具(40)を、他端には茄子環(50)を夫
    々取り付け、さらに、上記端部ベルト体(20,20)
    の一方のまたは両方の他端には上記茄子環(50)と共
    に茄子環連結環(60)を取り付け、 上記茄子環(50)は茄子環本体部(51)と、スライ
    ドセルフスナップ(52)とで構成し、該茄子環本体部
    (51)は可撓性合成樹脂製の平板部(53)の一端側
    を折り返してフック部(54)を形成し、該平板部(5
    3)の他端側は上記フック部(54)と同じ側に折り返
    して、この折り返し部内にベルト連結環(55)の一辺
    (55a)を通して該ベルト連結環(55)を取り付
    け、さらに、この折り返し先端側はその自由端を該平板
    部(53)の一端側に向かうバネ体(56)となし、こ
    のバネ体(56)にはその自由端側が該平板部(53)
    の内側に順次近づくように傾斜する傾斜部(56a)を
    設け、 また、上記スライドセルフスナップ(52)は同じく可
    撓性合成樹脂材で形成され、上記バネ体(56)を断面
    略逆U字状に跨ぎその両側内面下部に前記平板部(5
    3)の側辺部が入り込む溝部(58)を設けて該スライ
    ドセルフスナップ(52)が平板部(53)を案内に摺
    動可能に連結し、 上記スライドセルフスナップ(52)の上面の他端側は
    一段高くした指掛け部(57)となし、この指掛け部
    (57)を形成する立ち上り部裏面角部に前記バネ体
    (56)の傾斜部(56a)が圧接して該スライドセル
    フスナップ(52)をフック部(54)の開口部を閉じ
    る方向に付勢するようになした鞄用ベルト。
  6. 【請求項6】 ベルト本体(10)と、このベルト本体
    (10)の両端に連結位置調整可能に連結される一対の
    端部ベルト体(20,20)とで構成され、 上記ベルト本体(10)はクッション材(11)を表生
    地(12)で被包して構成し、この表生地(12)は布
    地で構成して肩当て面部に滑り止め用の繊維(13,1
    3,13・・・)を織り込み、 また、上記ベルト本体(10)の両端部には先端側が膨
    出するように湾曲する平面舌片状の合成樹脂製の連結具
    (30,30)を、該ベルト本体(10)の端部を埋入
    して固定し、また、この各連結具(30)には上記端部
    ベルト体(20)を通す窓孔(31)を設けると共に、
    この窓孔(31)の中央にベルト本体(10)の短手方
    向を向き該窓孔(31)を中央側窓孔部(31a)と先
    端側窓孔部(31b)とに仕切るベルト掛け横桟(3
    2)を夫々設け、 上記端部ベルト体(20,20)は化学繊維織り帯を使
    用して夫々上記連結具(30)の裏面側より中央側窓孔
    部(31a)を通ってベルト掛け横桟(32)を内側に
    巻き込んで折り返し、折り返した先端側を先端側窓孔部
    (31b)を通して該連結具(30)の裏面と端部ベル
    ト体(20)の折り返す前の部位との間に通し、 また、上記端部ベルト体(20,20)の一端には指掛
    け具(40)を、他端には茄子環(50)を夫々取り付
    け、さらに、上記端部ベルト体(20,20)の一方の
    または両方の他端には茄子環(50)と共に茄子環連結
    環(60)を取り付け、 上記茄子環(50)は茄子環本体部(51)と、スライ
    ドセルフスナップ(52)とで構成し、該茄子環本体部
    (51)は可撓性合成樹脂製の平板状の平板部(53)
    の一端側を折り返してフック部(54)を形成し、該平
    板部(53)の他端側は上記フック部(54)と同じ側
    に折り返して、この折り返し部内にベルト連結環(5
    5)の一辺(55a)を通し、さらに、この折り返し先
    端側はその自由端を該平板部(53)の一端側に向かう
    板状のバネ体(56)となし、このバネ体(56)には
    その自由端側が該平板部(53)の内側に順次近づくよ
    うに傾斜する傾斜部(56a)を設け、 また、上記スライドセルフスナップ(52)は同じく可
    撓性合成樹脂材で形成され、上記バネ体(56)を断面
    略逆U字状に跨ぎその両側内面下部に前記平板部(5
    3)の側辺部が入り込む溝部(58)を設けて該スライ
    ドセルフスナップ(52)が平板部(53)を案内に摺
    動可能に連結し、 上記スライドセルフスナップ(52)の上面の他端側は
    一段高くした指掛け部(57)となし、この指掛け部
    (57)を形成する立ち上り部裏面角部に前記バネ体
    (56)の傾斜部(56a)が圧接して該スライドセル
    フスナップ(52)をフック部(54)の開口部を閉じ
    る方向に付勢するようになした鞄用ベルト。
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