JP2997454B1 - ネクタイ止め方法及び具 - Google Patents
ネクタイ止め方法及び具Info
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Abstract
【要約】
【課題】ネクタイの模様その他の美的要素を殺すことな
く最大限に活かすことができ、然も容易にネクタイを止
めると共に必要時のみ外すことができ、かつ、止め方に
一定の自由度を持たせることが可能なネクタイ止め方法
及び具の提供。 【解決手段】ネクタイDの小剣通しD1に可撓性紐体C
を通した後に、可撓性紐体Cの下部に接続された下取付
部Bを下ボタンF2に固定すると共に、可撓性紐体Cの
上部に接続された上取付部Aを開口状態にして上ボタン
F1に包被させ不意に上ボタンF1から脱離不能にする
脱離不能手段を講じる特徴。
く最大限に活かすことができ、然も容易にネクタイを止
めると共に必要時のみ外すことができ、かつ、止め方に
一定の自由度を持たせることが可能なネクタイ止め方法
及び具の提供。 【解決手段】ネクタイDの小剣通しD1に可撓性紐体C
を通した後に、可撓性紐体Cの下部に接続された下取付
部Bを下ボタンF2に固定すると共に、可撓性紐体Cの
上部に接続された上取付部Aを開口状態にして上ボタン
F1に包被させ不意に上ボタンF1から脱離不能にする
脱離不能手段を講じる特徴。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネクタイの美的要
素などを害することなく、ネクタイを安定的に制止し又
ある程度の自由度を持たせることが可能とするネクタイ
止め方法及び当該方法を実施する際に直接使用するネク
タイ止め具に関するものである。
素などを害することなく、ネクタイを安定的に制止し又
ある程度の自由度を持たせることが可能とするネクタイ
止め方法及び当該方法を実施する際に直接使用するネク
タイ止め具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネクタイを止める方法としては、
所謂ピンタイプで一点にて止める方法やクリップタイプ
で一線にて止める方法が一般的であった。
所謂ピンタイプで一点にて止める方法やクリップタイプ
で一線にて止める方法が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のネクタイ止め方
法では、摺れ違う物や人に引掛り易い硬い突出部を有す
るピン又はグリップ自体又はネクタイに何等かの外力が
加わることにより、外れるという欠点を秘めており、ピ
ン又はクリップは紛失するおそれもある。
法では、摺れ違う物や人に引掛り易い硬い突出部を有す
るピン又はグリップ自体又はネクタイに何等かの外力が
加わることにより、外れるという欠点を秘めており、ピ
ン又はクリップは紛失するおそれもある。
【0004】また、ネクタイの目にみえる表面(表帯)
の一部分をピンヘッド飾りやクリップにて被うことにな
り、ネクタイの外観との相性、つまりネクタイの模様、
図柄等の装飾といった繊細で微妙な美的要素を、デザイ
ナーの意図に反して損ねたり、台無しにしたりして着衣
者の品格を失うことになる。
の一部分をピンヘッド飾りやクリップにて被うことにな
り、ネクタイの外観との相性、つまりネクタイの模様、
図柄等の装飾といった繊細で微妙な美的要素を、デザイ
ナーの意図に反して損ねたり、台無しにしたりして着衣
者の品格を失うことになる。
【0005】更に、ネクタイの動的自由度に関しては、
ネクタイを一点又は局所一線にて固定するピン又はクリ
ップを自由端にかつ固定端をボタンに止める鎖によるた
め、風や身動きに対し鎖長の範囲内で全方位に無規制な
自由動を惹起して抑止性に乏しく安定性に欠け、しかも
着衣者に煩わしさを与えるとともに見た目にも見苦しか
ったという難点がある。かかる場合に、人によっては、
「ダサイ」と意識することになる。
ネクタイを一点又は局所一線にて固定するピン又はクリ
ップを自由端にかつ固定端をボタンに止める鎖によるた
め、風や身動きに対し鎖長の範囲内で全方位に無規制な
自由動を惹起して抑止性に乏しく安定性に欠け、しかも
着衣者に煩わしさを与えるとともに見た目にも見苦しか
ったという難点がある。かかる場合に、人によっては、
「ダサイ」と意識することになる。
【0006】更には、時と場合によっては、ネクタイの
生地そのものを傷めることになりかねない。この点は、
特に鍔口歯形を有するクリップタイプはワイシャツを挟
み込んで使用する場合には同時にワイシャツ等の着衣の
生地も傷めることにもなる。この点を改良した、中間部
を小剣通しに通しかつ上下端にそれぞれボタン孔を設け
た一枚長布タイプのものもあるが、余りにも幼稚にして
貧相で安っぽく実用普及に難があった。
生地そのものを傷めることになりかねない。この点は、
特に鍔口歯形を有するクリップタイプはワイシャツを挟
み込んで使用する場合には同時にワイシャツ等の着衣の
生地も傷めることにもなる。この点を改良した、中間部
を小剣通しに通しかつ上下端にそれぞれボタン孔を設け
た一枚長布タイプのものもあるが、余りにも幼稚にして
貧相で安っぽく実用普及に難があった。
【0007】本発明は、従来のネクタイ止め方法及び具
に有する欠点を鑑みてなされたものであり、ここにおい
て、本発明の解決すべき主要な目的は以下の通りであ
る。
に有する欠点を鑑みてなされたものであり、ここにおい
て、本発明の解決すべき主要な目的は以下の通りであ
る。
【0008】本発明の第1の目的は、ネクタイの模様等
の美的要素を害することなく最大限に活かすことができ
るネクタイ止め方法及び具を提供せんとするものであ
る。
の美的要素を害することなく最大限に活かすことができ
るネクタイ止め方法及び具を提供せんとするものであ
る。
【0009】本発明の第2の目的は、ネクタイの無軌道
な動きを制止規制して身体にフィットするある程度の自
由度を保って安定的に止めることが出来、かつ必要時の
みその止めを容易に解除できるネクタイ止め方法及び具
を提供せんとするものである。
な動きを制止規制して身体にフィットするある程度の自
由度を保って安定的に止めることが出来、かつ必要時の
みその止めを容易に解除できるネクタイ止め方法及び具
を提供せんとするものである。
【0010】本発明の第3の目的は、ネクタイの生地を
傷めないネクタイ止め方法及び具を提供せんとするもの
である。
傷めないネクタイ止め方法及び具を提供せんとするもの
である。
【0011】本発明の第4の目的は、グレードの高い美
的効果を有し実用価値を高めたネクタイ止め方法及び具
を提供せんとするものである。
的効果を有し実用価値を高めたネクタイ止め方法及び具
を提供せんとするものである。
【0012】本発明の他の目的は、明細書、図面、特に
特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らかとな
ろう。
特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らかとな
ろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、上記課題
の解決に当たり、ネクタイの小剣通しに当該ネクタイの
裏帯を通した後に、当該小剣通しに可撓性紐体を通すと
共に、当該可撓性紐体の両端其々に接続された上取付手
段及び下取付手段の少なくとも一方を包止手段として、
其々対応させて着衣の上ボタン及び下ボタンに取付して
なる特徴を有する。
の解決に当たり、ネクタイの小剣通しに当該ネクタイの
裏帯を通した後に、当該小剣通しに可撓性紐体を通すと
共に、当該可撓性紐体の両端其々に接続された上取付手
段及び下取付手段の少なくとも一方を包止手段として、
其々対応させて着衣の上ボタン及び下ボタンに取付して
なる特徴を有する。
【0014】本発明止め具は、上記課題の解決に当た
り、ネクタイの小剣通しを貫通される可撓性紐体と、当
該可撓性紐体の両端に接続された上取付手段と下取付手
段のいずれかを包止手段とする特徴を有する。
り、ネクタイの小剣通しを貫通される可撓性紐体と、当
該可撓性紐体の両端に接続された上取付手段と下取付手
段のいずれかを包止手段とする特徴を有する。
【0015】更に、具体的詳細に述べると、当該課題の
解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念
にわたる新規な特徴的構成手法又は手段を採用すること
により、上記目的を達成するように為される。
解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念
にわたる新規な特徴的構成手法又は手段を採用すること
により、上記目的を達成するように為される。
【0016】本発明方法の第1の特徴は、ネクタイの小
剣通しに当該ネクタイの裏帯を通した後に、前記小剣通
しに可撓性紐体を通すと共に、当該可撓性紐体の上端に
接続された上取付手段を着衣の上ボタンに、当該可撓性
紐体の下端に接続された下取付手段を当該着衣の下ボタ
ンに、其々取付するに当り、前記上取付手段の上ボタン
への取付が、開閉自在に蝶着した二つ割れの前記上取付
手段のワンタッチ式挟み込み閉止による内包であるネク
タイ止め方法の構成採用にある。
剣通しに当該ネクタイの裏帯を通した後に、前記小剣通
しに可撓性紐体を通すと共に、当該可撓性紐体の上端に
接続された上取付手段を着衣の上ボタンに、当該可撓性
紐体の下端に接続された下取付手段を当該着衣の下ボタ
ンに、其々取付するに当り、前記上取付手段の上ボタン
への取付が、開閉自在に蝶着した二つ割れの前記上取付
手段のワンタッチ式挟み込み閉止による内包であるネク
タイ止め方法の構成採用にある。
【0017】本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方
法の第1の特徴における前記ワンタッチ式挟み込み閉止
が、前記上取付手段の常時弾性付勢された二つ割れ開口
習性に抗して行われてなるネクタイ止め方法の構成採用
にある。
法の第1の特徴における前記ワンタッチ式挟み込み閉止
が、前記上取付手段の常時弾性付勢された二つ割れ開口
習性に抗して行われてなるネクタイ止め方法の構成採用
にある。
【0018】本発明止め具の第1の特徴は、ネクタイを
着衣に定止する止め具において、前記ネクタイの小剣通
しに通される可撓性紐体と、当該可撓性紐体の上端に接
続され前記着衣の上ボタンに包止する左半包被体と右半
包被体相互を開閉自在に蝶着する二つ割れの上取付手段
と、前記可撓性紐体の下端に接続され前記着衣の下ボタ
ンに係止されるリング形状体の下取付手段と、から構成
されてなるネクタイ止め具の構成採用にある。
着衣に定止する止め具において、前記ネクタイの小剣通
しに通される可撓性紐体と、当該可撓性紐体の上端に接
続され前記着衣の上ボタンに包止する左半包被体と右半
包被体相互を開閉自在に蝶着する二つ割れの上取付手段
と、前記可撓性紐体の下端に接続され前記着衣の下ボタ
ンに係止されるリング形状体の下取付手段と、から構成
されてなるネクタイ止め具の構成採用にある。
【0019】本発明止め具の第2の特徴は、上記本発明
止め具の第1の特徴における前記可撓性紐体が、鎖状又
は組紐状であるネクタイ止め具の構成採用にある。
止め具の第1の特徴における前記可撓性紐体が、鎖状又
は組紐状であるネクタイ止め具の構成採用にある。
【0020】本発明止め具の第3の特徴は、上記本発明
止め具の第1又は第2の特徴における前記左半包被体及
び右半包被体の蝶着が、部分的に互いに擦り合せ接触箇
所のヒンジ結合であるネクタイ止め具の構成採用にあ
る。
止め具の第1又は第2の特徴における前記左半包被体及
び右半包被体の蝶着が、部分的に互いに擦り合せ接触箇
所のヒンジ結合であるネクタイ止め具の構成採用にあ
る。
【0021】本発明止め具の第4の特徴は、上記本発明
止め具の第1、第2又は第3の特徴における前記左半包
被体又は右半包被体の何れか一方が、前記可撓性紐体の
上端と接続可能にする閉止部を具備してなるネクタイ止
め具の構成採用にある。
止め具の第1、第2又は第3の特徴における前記左半包
被体又は右半包被体の何れか一方が、前記可撓性紐体の
上端と接続可能にする閉止部を具備してなるネクタイ止
め具の構成採用にある。
【0022】本発明止め具の第5の特徴は、上記本発明
止め具の第3の特徴における前記左半包被体及び右半包
被体のヒンジ結合が、前記閉止部と相対する箇所に、前
記左半包被体及び右半包被体が完全分離不能にさせるヒ
ンジ軸を貫設されてなるネクタイ止め具の構成採用にあ
る。
止め具の第3の特徴における前記左半包被体及び右半包
被体のヒンジ結合が、前記閉止部と相対する箇所に、前
記左半包被体及び右半包被体が完全分離不能にさせるヒ
ンジ軸を貫設されてなるネクタイ止め具の構成採用にあ
る。
【0023】本発明止め具の第6の特徴は、上記本発明
止め具の第5の特徴における前記左半包被体及び右半包
被体が、両者による閉口状態を常時弾性付勢せしめる発
条を、前記ヒンジ軸近傍の其々の内側面に跨って配置さ
れてなるネクタイ止め具の構成採用にある。
止め具の第5の特徴における前記左半包被体及び右半包
被体が、両者による閉口状態を常時弾性付勢せしめる発
条を、前記ヒンジ軸近傍の其々の内側面に跨って配置さ
れてなるネクタイ止め具の構成採用にある。
【0024】本発明止め具の第7の特徴は、上記本発明
止め具の第4、第5又は第6の特徴における前記左半包
被体及び右半包被体の閉止部が、当該両外周対突端を重
ね合える重合構造であるネクタイ止め具の構成採用にあ
る。
止め具の第4、第5又は第6の特徴における前記左半包
被体及び右半包被体の閉止部が、当該両外周対突端を重
ね合える重合構造であるネクタイ止め具の構成採用にあ
る。
【0025】本発明止め具の第8の特徴は、上記本発明
止め具の第7の特徴における前記重合構造が、前記弾性
付勢にて容易に前記左半包被体と右半包被体による開口
状態にならない様に当該左半包被体及び右半包被体の前
記外周対突端相互に亙り合致一貫するロック孔を其々有
してなるネクタイ止め具の構成採用にある。
止め具の第7の特徴における前記重合構造が、前記弾性
付勢にて容易に前記左半包被体と右半包被体による開口
状態にならない様に当該左半包被体及び右半包被体の前
記外周対突端相互に亙り合致一貫するロック孔を其々有
してなるネクタイ止め具の構成採用にある。
【0026】本発明止め具の第9の特徴は、上記本発明
止め具の第8の特徴において、前記重合構造の外側にな
る前記左半包被体又は右半包被体の何れか一方には、前
記重合構造の外側となる左半包被体又は右半包被体の一
方のロック孔から他方の前記ロック孔に嵌入する先端楔
形状のスライドストッパを当該先端が当該一方のロック
孔から出没自在に内挿すると共に当該スライドストッパ
に前記一方のロック孔から当該先端が常時突出習性を弾
性付与するコイルスプリングを収容したシリンダを有し
てなるネクタイ止め具の構成採用にある。
止め具の第8の特徴において、前記重合構造の外側にな
る前記左半包被体又は右半包被体の何れか一方には、前
記重合構造の外側となる左半包被体又は右半包被体の一
方のロック孔から他方の前記ロック孔に嵌入する先端楔
形状のスライドストッパを当該先端が当該一方のロック
孔から出没自在に内挿すると共に当該スライドストッパ
に前記一方のロック孔から当該先端が常時突出習性を弾
性付与するコイルスプリングを収容したシリンダを有し
てなるネクタイ止め具の構成採用にある。
【0027】本発明止め具の第10の特徴は、上記本発
明止め具の第9の特徴における前記スライドストッパ
が、前記シリンダからの貫通尾端に前記可撓性紐体の上
端を連着可能な接続孔を貫設してなるネクタイ止め具の
構成採用にある。
明止め具の第9の特徴における前記スライドストッパ
が、前記シリンダからの貫通尾端に前記可撓性紐体の上
端を連着可能な接続孔を貫設してなるネクタイ止め具の
構成採用にある。
【0028】本発明止め具の第11の特徴は、上記本発
明止め具の第9の特徴における前記先端楔形状が、其の
縦断面を切出し形状としてなるネクタイ止め具の構成採
用にある。
明止め具の第9の特徴における前記先端楔形状が、其の
縦断面を切出し形状としてなるネクタイ止め具の構成採
用にある。
【0029】本発明止め具の第12の特徴は、上記本発
明止め具の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第
7、第8、第9、第10又は第11の特徴における前記
上取付部が、前記左半包被体及び前記右半包被体全体と
して模様や外形を天然物、人工物、抽象物、幾何物に模
してなるネクタイ止め具の構成採用にある。
明止め具の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第
7、第8、第9、第10又は第11の特徴における前記
上取付部が、前記左半包被体及び前記右半包被体全体と
して模様や外形を天然物、人工物、抽象物、幾何物に模
してなるネクタイ止め具の構成採用にある。
【0030】本発明止め具の第13の特徴は、上記本発
明止め具の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第
7、第8、第9、第10、第11又は第12の特徴にお
ける前記上取付部、下取付部及び可撓性紐体が、金属、
合金、貴金属を素材とするネクタイ止め具の構成採用に
ある。
明止め具の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第
7、第8、第9、第10、第11又は第12の特徴にお
ける前記上取付部、下取付部及び可撓性紐体が、金属、
合金、貴金属を素材とするネクタイ止め具の構成採用に
ある。
【0031】本発明止め具の第14の特徴は、上記本発
明止め具の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第
7、第8、第9、第10、第11又は第12の特徴にお
ける前記可撓性紐体が、組紐用糸を素材とするネクタイ
止め具の構成採用にある。
明止め具の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第
7、第8、第9、第10、第11又は第12の特徴にお
ける前記可撓性紐体が、組紐用糸を素材とするネクタイ
止め具の構成採用にある。
【0032】本発明止め具の第15の特徴は、上記本発
明止め具の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第
7、第8、第9、第10、第11、第12又は第13の
特徴における前記上取付部、下取付部及び可撓性紐体
が、表面にメッキ、七宝、彫金装飾のいずれか又はその
組合せが施されてなるネクタイ止め具の構成採用にあ
る。
明止め具の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第
7、第8、第9、第10、第11、第12又は第13の
特徴における前記上取付部、下取付部及び可撓性紐体
が、表面にメッキ、七宝、彫金装飾のいずれか又はその
組合せが施されてなるネクタイ止め具の構成採用にあ
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を止め具例及び方法例につき説明す
る。
本発明の実施の形態を止め具例及び方法例につき説明す
る。
【0034】(止め具例) 図1は、本発明の実施の一形態例であるネクタイ止め具
αを示したものである。同図を参照しながら、ネクタイ
止め具αを説明する。ネクタイ止め具αは、上取付部A
と下取付部Bを可撓性紐体Cの両端に接続固定した一体
連結物である。上取付部Aは、下方に閉止部1を一体対
構造として成形された左半包被体2と右半包被体3から
二つ割れ構成される。
αを示したものである。同図を参照しながら、ネクタイ
止め具αを説明する。ネクタイ止め具αは、上取付部A
と下取付部Bを可撓性紐体Cの両端に接続固定した一体
連結物である。上取付部Aは、下方に閉止部1を一体対
構造として成形された左半包被体2と右半包被体3から
二つ割れ構成される。
【0035】なお、左右両半包被体2、3は閉口時円盤
形をなすものを専ら説明するもこれに限定されず、全体
として正多角盤形、三角盤形、四角盤角や自然物、人工
物、幾何物に模したり、抽象形態を取ったり、七宝、彫
金、模様を付したりすることは一向に構わない。例え
ば、水玉模様を多数描いててんとう虫に模したり、外形
をハート形とする。
形をなすものを専ら説明するもこれに限定されず、全体
として正多角盤形、三角盤形、四角盤角や自然物、人工
物、幾何物に模したり、抽象形態を取ったり、七宝、彫
金、模様を付したりすることは一向に構わない。例え
ば、水玉模様を多数描いててんとう虫に模したり、外形
をハート形とする。
【0036】また、下取付部Bは、図1の様に、偏平リ
ング形状体の下端を溝形リング端4に突出形成し、着衣
の下取付部Bの取付場所に相当する下ボタンとの隙間に
食込む構造となっている。尚、溝形リング端4は図示し
た様な溝形状に限定されるものではなく、小半弧状、半
楕円状、直線から構成される小多角形の辺状のみならず
どのような形態をしてても良いし、必ずしも下取付部C
下端に溝形端が無くても別段構わない。一方、リング形
状体は、円形でも楕円形でも、ボタンが通せるものであ
れば如何なる形状でも良い。
ング形状体の下端を溝形リング端4に突出形成し、着衣
の下取付部Bの取付場所に相当する下ボタンとの隙間に
食込む構造となっている。尚、溝形リング端4は図示し
た様な溝形状に限定されるものではなく、小半弧状、半
楕円状、直線から構成される小多角形の辺状のみならず
どのような形態をしてても良いし、必ずしも下取付部C
下端に溝形端が無くても別段構わない。一方、リング形
状体は、円形でも楕円形でも、ボタンが通せるものであ
れば如何なる形状でも良い。
【0037】更に、可撓性紐体Cは、上取付部Aとは上
取付部Aの閉止部1下端の接続孔5と、下取付部Bとは
下取付部B上端に一体突出形成した連結片6の連結孔6
aに其々結接され、ネクタイ止め具αを一体連結して一
連構造にしている。ここで、可撓性紐体Cは、図1の様
な鎖状に限らず、組紐線状の他、従来の長布を除きグレ
ードと実用価値を高めることを条件付ければ、ネクタイ
の小剣通しに通るもので且つ上取付部A及び下取付部B
に接続固定でき、その取付部間が着衣のボタン間隔より
長ければ、如何なる形状のものであっても別段差し支え
ない。
取付部Aの閉止部1下端の接続孔5と、下取付部Bとは
下取付部B上端に一体突出形成した連結片6の連結孔6
aに其々結接され、ネクタイ止め具αを一体連結して一
連構造にしている。ここで、可撓性紐体Cは、図1の様
な鎖状に限らず、組紐線状の他、従来の長布を除きグレ
ードと実用価値を高めることを条件付ければ、ネクタイ
の小剣通しに通るもので且つ上取付部A及び下取付部B
に接続固定でき、その取付部間が着衣のボタン間隔より
長ければ、如何なる形状のものであっても別段差し支え
ない。
【0038】図2及び図3は上取付部Aの拡大縦断面図
であり、図2は上取付部を閉口した状態を、図3は回転
中心点のヒンジ軸7を中心に上取付部Aを開口した状態
を示したものである。更に、図4は、上部取付部Aの可
撓性紐体接続付近の拡大説明図である。図2乃至図4は
一部内部構造が分かるように断面を示している。図2乃
至図4を参照しながら、更に、止め具例、特に上取付部
Aにつき説明をする。
であり、図2は上取付部を閉口した状態を、図3は回転
中心点のヒンジ軸7を中心に上取付部Aを開口した状態
を示したものである。更に、図4は、上部取付部Aの可
撓性紐体接続付近の拡大説明図である。図2乃至図4は
一部内部構造が分かるように断面を示している。図2乃
至図4を参照しながら、更に、止め具例、特に上取付部
Aにつき説明をする。
【0039】上取付部Aは、ヒンジ軸7を中心に左半包
被体2と右半包被体3を相対的に回転自在に蝶着するこ
とにより開口状態と閉口状態を変換可能な構造になって
おり、左半包被体2と右半包被体3とを一体とした際の
内部は、中空で着衣のボタンが丸々収まる大きさであ
り、着衣のボタンの取り付け縢り糸が通り抜ける孔等の
隙間や切欠が設けてあっても良い。
被体2と右半包被体3を相対的に回転自在に蝶着するこ
とにより開口状態と閉口状態を変換可能な構造になって
おり、左半包被体2と右半包被体3とを一体とした際の
内部は、中空で着衣のボタンが丸々収まる大きさであ
り、着衣のボタンの取り付け縢り糸が通り抜ける孔等の
隙間や切欠が設けてあっても良い。
【0040】左半包被体2と右半包被体3とが接触する
接触部分は、ネクタイを止める際、即ち、閉口状態から
一旦開口状態にし再度閉口状態にする際に、指などに傷
を負わせる様な突起物がなく、更に擦り合せ出来る擦り
合せ構造となっても良い。
接触部分は、ネクタイを止める際、即ち、閉口状態から
一旦開口状態にし再度閉口状態にする際に、指などに傷
を負わせる様な突起物がなく、更に擦り合せ出来る擦り
合せ構造となっても良い。
【0041】また、一旦、ヒンジ軸7を中心として左半
包被体2及び右半包被体3とを閉口させても自然に開く
様に、また必要以上に開口しない様に、ヒンジ軸7の近
傍の左半包被体2の側面上の一部と右半包被体3の側面
上の一部に、両者を跨ぐように板状発条、棒状発条、又
はその他の板発条8が取付けてある。
包被体2及び右半包被体3とを閉口させても自然に開く
様に、また必要以上に開口しない様に、ヒンジ軸7の近
傍の左半包被体2の側面上の一部と右半包被体3の側面
上の一部に、両者を跨ぐように板状発条、棒状発条、又
はその他の板発条8が取付けてある。
【0042】そして、上ボタンへの上取付部Aを固定す
るために、板発条8の作用とマッチングさせて、容易に
閉口状態から開口状態に状態変換できるワンタッチ式構
造を上取付部Aに施してある。
るために、板発条8の作用とマッチングさせて、容易に
閉口状態から開口状態に状態変換できるワンタッチ式構
造を上取付部Aに施してある。
【0043】ワンタッチ式構造は、色々考えられるが、
図2乃至4では最もシンプルなワンタッチ式構造の一例
を挙げてある。左半包被体2及び右半包被体3の側面
(肉厚)の閉止部1近傍の一部を噛合せ構造とし(図で
は、左半包被体2が外側、右半包被体3が内側の噛合せ
となっているが、別に逆でも良い。)、閉止部1の近傍
の左半包被体2及び右半包被体3の其々の外周対突端2
a,3aを側面パラレルな方向に重合噛み合わることが
できる様にしてある。
図2乃至4では最もシンプルなワンタッチ式構造の一例
を挙げてある。左半包被体2及び右半包被体3の側面
(肉厚)の閉止部1近傍の一部を噛合せ構造とし(図で
は、左半包被体2が外側、右半包被体3が内側の噛合せ
となっているが、別に逆でも良い。)、閉止部1の近傍
の左半包被体2及び右半包被体3の其々の外周対突端2
a,3aを側面パラレルな方向に重合噛み合わることが
できる様にしてある。
【0044】また、図示した様に左半包被体2が外側の
重合噛合せ構造の場合には、当該外側の片包被体2が閉
止部1を有している(右半包被体3が外側の重合噛合せ
構造で右半包被体3に閉止部1を有しても良い)。
重合噛合せ構造の場合には、当該外側の片包被体2が閉
止部1を有している(右半包被体3が外側の重合噛合せ
構造で右半包被体3に閉止部1を有しても良い)。
【0045】そして、閉止部1は、シリンダ9を有し、
シリンダ9に貫通内挿したスライドストッパ10とコイ
ルスプリング13が収容され、コイルスプリング13
は、スライドストッパ10の上鍔11及びシリンダ9の
閉鎖端12に其々両端を固定されている。
シリンダ9に貫通内挿したスライドストッパ10とコイ
ルスプリング13が収容され、コイルスプリング13
は、スライドストッパ10の上鍔11及びシリンダ9の
閉鎖端12に其々両端を固定されている。
【0046】スライドストッパ10の上部は、右半包被
体3の外周対突端3aにロック孔14に嵌入する先端楔
15に成形され、閉止部1に垂突するシリンダ9閉鎖端
12からの貫通尾端は、可撓性紐体Cに連着可能とする
接続孔5を有する。先端楔15は、図に示したように、
その断面形状が切出し形状であれは、ネクタイ止め具α
を使用に当たり操作手数が少なくてすみ、容易に開口状
態にならない利点がある。また、閉止部1のシリンダ9
からスライドストッパ10が脱離しない様に、シリンダ
9取付端には上鍔11との係合段部16が設けてある。
体3の外周対突端3aにロック孔14に嵌入する先端楔
15に成形され、閉止部1に垂突するシリンダ9閉鎖端
12からの貫通尾端は、可撓性紐体Cに連着可能とする
接続孔5を有する。先端楔15は、図に示したように、
その断面形状が切出し形状であれは、ネクタイ止め具α
を使用に当たり操作手数が少なくてすみ、容易に開口状
態にならない利点がある。また、閉止部1のシリンダ9
からスライドストッパ10が脱離しない様に、シリンダ
9取付端には上鍔11との係合段部16が設けてある。
【0047】上記ワンタッチ構造はあくまで一例にすぎ
ず、上記と全く異なる他の構造であっても良く、同様の
機能を奏する構造であれば如何なる構造であっても良
い。
ず、上記と全く異なる他の構造であっても良く、同様の
機能を奏する構造であれば如何なる構造であっても良
い。
【0048】なお、例示したワンタッチ構造では、左半
包被体2の閉止部1に、外周対突端2aを添付張り出し
て、側面の肉厚を厚くしているが、この図示した場合に
限定されるものではなく、例えば、前記肉厚出っ張りが
生じない様に滑らかな連続とした外周延長突端であっ
て、閉止部1一帯の左半包被体2及び右半包被体3の外
周幅員を、閉口状態にした際内部に画成される中空の大
きさがボタンが収まる範囲で、厚くすることもできる。
包被体2の閉止部1に、外周対突端2aを添付張り出し
て、側面の肉厚を厚くしているが、この図示した場合に
限定されるものではなく、例えば、前記肉厚出っ張りが
生じない様に滑らかな連続とした外周延長突端であっ
て、閉止部1一帯の左半包被体2及び右半包被体3の外
周幅員を、閉口状態にした際内部に画成される中空の大
きさがボタンが収まる範囲で、厚くすることもできる。
【0049】一方、ネクタイ止め具αの素材は、鎖用の
黄銅、アルミ、銅その他の金属、金、銀、プラチナその
他の貴金属、合金又は組紐用の糸等であり、単にネクタ
イ止め具表面を金や銀などでメッキを施しても良いし、
錆止めが施されたり、七宝、彫金等の何等かの装飾を施
しても良い。
黄銅、アルミ、銅その他の金属、金、銀、プラチナその
他の貴金属、合金又は組紐用の糸等であり、単にネクタ
イ止め具表面を金や銀などでメッキを施しても良いし、
錆止めが施されたり、七宝、彫金等の何等かの装飾を施
しても良い。
【0050】以上、止め具例に付き説明したが、下記す
る方法例を十分に行える範囲の変更は適宜可能であり、
また、単なるネクタイ止め具としてではなく、アクセサ
リ的な装飾機能その他のネクタイを止める以外の機能を
具備させ、一体としても良い。
る方法例を十分に行える範囲の変更は適宜可能であり、
また、単なるネクタイ止め具としてではなく、アクセサ
リ的な装飾機能その他のネクタイを止める以外の機能を
具備させ、一体としても良い。
【0051】(方法例) 本方法例は、上記止め具例に適応したものである。図5
は、ネクタイ止め方法の説明図であり、上記止め具例を
用いてネクタイを止めた場合即ち着装状態を横から見た
状態図である。図1乃至図5を参照しながら、本方法例
を説明する。
は、ネクタイ止め方法の説明図であり、上記止め具例を
用いてネクタイを止めた場合即ち着装状態を横から見た
状態図である。図1乃至図5を参照しながら、本方法例
を説明する。
【0052】本方法例の原理は、ネクタイDを締め、ネ
クタイDの小剣通しD1にネクタイDの裏帯D2を通し
た後に、小剣通しD1を通した可撓性紐体Cを介してネ
クタイDの長手方向にネクタイDをワイシャツ等の着衣
Eの上下ボタンF1、F2に固定させることである。
クタイDの小剣通しD1にネクタイDの裏帯D2を通し
た後に、小剣通しD1を通した可撓性紐体Cを介してネ
クタイDの長手方向にネクタイDをワイシャツ等の着衣
Eの上下ボタンF1、F2に固定させることである。
【0053】具体的には、ワイシャツ等の着衣Eの小剣
通しD1の上方及び下方の其々の上ボタンF1及び下ボ
タンF2に、其々、ネクタイ止め具αの上取付部A、下
取付部Bを取付固定させることである。
通しD1の上方及び下方の其々の上ボタンF1及び下ボ
タンF2に、其々、ネクタイ止め具αの上取付部A、下
取付部Bを取付固定させることである。
【0054】以下、ネクタイ止め方法の手順をネクタイ
を締めた以降につき説明する。ネクタイDの小剣通しD
1にネクタイDの一端を通し(STEP1)、小剣通し
D1の下方の着衣Eの下ボタンF2に下取付部Bを(ボ
タンをはめるが如く又は単に下取付部Bを潜らして)引
っ掛け(STEP2)ると共に、可撓性紐体Cを小剣通
しD1の下方から通す(STEP3)。
を締めた以降につき説明する。ネクタイDの小剣通しD
1にネクタイDの一端を通し(STEP1)、小剣通し
D1の下方の着衣Eの下ボタンF2に下取付部Bを(ボ
タンをはめるが如く又は単に下取付部Bを潜らして)引
っ掛け(STEP2)ると共に、可撓性紐体Cを小剣通
しD1の下方から通す(STEP3)。
【0055】そして、上取付部Aの閉止部1のストッパ
10の貫通尾端を引き、ロック孔14からスライドスト
ッパ10先端楔15をコイルスプリング13の弾性復元
力に逆らい引出し、発条8の効力により板発条8の復元
力により上取付部Aがヒンジ軸7を中心に回転開口する
(STEP4)。
10の貫通尾端を引き、ロック孔14からスライドスト
ッパ10先端楔15をコイルスプリング13の弾性復元
力に逆らい引出し、発条8の効力により板発条8の復元
力により上取付部Aがヒンジ軸7を中心に回転開口する
(STEP4)。
【0056】次いで、上取付部Aをヒンジ軸7を中心に
板発条8作用で開口状態とし、上ボタンF1の上から開
口した上取付部Aを被らせ(STEP5)た後に、上取
付部Aを左右から押して板発条8の復元力に逆らい閉口
状態とし、一旦スライドストッパ10の貫通尾端を引い
た状態で、左半包被体2と右半包被体3とをきっかり合
せる(STEP6)。
板発条8作用で開口状態とし、上ボタンF1の上から開
口した上取付部Aを被らせ(STEP5)た後に、上取
付部Aを左右から押して板発条8の復元力に逆らい閉口
状態とし、一旦スライドストッパ10の貫通尾端を引い
た状態で、左半包被体2と右半包被体3とをきっかり合
せる(STEP6)。
【0057】最後に、引いたままのスライドストッパ1
0の貫通尾端から手を離し、コイルスプリング13の復
元力により、スライドストッパ10の先端楔15が、右
半包被体3の外周対突端3aのロック孔14に嵌め込み
(STEP7)、ネクタイD、着衣E及びネクタイ止め
具αを整える(STEP8)。
0の貫通尾端から手を離し、コイルスプリング13の復
元力により、スライドストッパ10の先端楔15が、右
半包被体3の外周対突端3aのロック孔14に嵌め込み
(STEP7)、ネクタイD、着衣E及びネクタイ止め
具αを整える(STEP8)。
【0058】特に、図4の様なスライドストッパ10の
先端楔15部分の断面が切出し形状の場合には、上取付
部Aの開口状態(STEP5)から上ボタンF1を被ら
せたのち、単に左半包被体2と右半包被体3の外周面を
左右から押すことにより、スライドストッパ10の先端
楔15が一旦下方に変位して再度戻るので、閉止部1を
下方に引くこと無く、STEP8に進むことができる。
先端楔15部分の断面が切出し形状の場合には、上取付
部Aの開口状態(STEP5)から上ボタンF1を被ら
せたのち、単に左半包被体2と右半包被体3の外周面を
左右から押すことにより、スライドストッパ10の先端
楔15が一旦下方に変位して再度戻るので、閉止部1を
下方に引くこと無く、STEP8に進むことができる。
【0059】図5に示したように、ネクタイDの小剣通
しD1の直上の上ボタンF1、直下の下ボタンF2に、
其々上取付部A、下取付部Bを取付なければならないと
言うものでない。
しD1の直上の上ボタンF1、直下の下ボタンF2に、
其々上取付部A、下取付部Bを取付なければならないと
言うものでない。
【0060】また、上記手順の(STEP2)と(ST
EP3)は逆であっても良いし、更に、下ボタンF2に
下取付部Bを取付ける作業(STEP2)と上ボタンF
1に上取付部Aを取付ける作業(STEP4〜STEP
7)の前後は、逆であっても良い。上ボタンF1にリン
グ形状体の下取付部Bを取付け、下ボタンF2に上取付
部Aを取付ける様にしても良い。その他、上記した本方
法例の根本原理に該当する手順はこれらを組み合わせて
多様に考え得る。
EP3)は逆であっても良いし、更に、下ボタンF2に
下取付部Bを取付ける作業(STEP2)と上ボタンF
1に上取付部Aを取付ける作業(STEP4〜STEP
7)の前後は、逆であっても良い。上ボタンF1にリン
グ形状体の下取付部Bを取付け、下ボタンF2に上取付
部Aを取付ける様にしても良い。その他、上記した本方
法例の根本原理に該当する手順はこれらを組み合わせて
多様に考え得る。
【0061】以上、本発明の実施の形態を止め具例及び
方法例につき説明したが、本発明は、必ずしも上記した
事項に限定されるものではなく、本発明の目的を達し、
下記する効果を奏する範囲において、適宜変更実施可能
なものである。
方法例につき説明したが、本発明は、必ずしも上記した
事項に限定されるものではなく、本発明の目的を達し、
下記する効果を奏する範囲において、適宜変更実施可能
なものである。
【0062】ワンタッチ構造については、スライドスト
ッパ10、コイルスプリング13を用いた上記の構造の
みならず、単に、上記の閉止部1を有しない左半包被体
2と右半包被体3を単に合せ、閉止部1に相当する箇所
に、例えば左半包被体2の外周端に引掛け手段を取付
け、それに対応する様に、右半包被体3の外周端に引っ
掛かり手段を設けるなどして、上取付部Aが上ボタンF
1に固定可能な構造であれば、どのような構造であって
も良い。
ッパ10、コイルスプリング13を用いた上記の構造の
みならず、単に、上記の閉止部1を有しない左半包被体
2と右半包被体3を単に合せ、閉止部1に相当する箇所
に、例えば左半包被体2の外周端に引掛け手段を取付
け、それに対応する様に、右半包被体3の外周端に引っ
掛かり手段を設けるなどして、上取付部Aが上ボタンF
1に固定可能な構造であれば、どのような構造であって
も良い。
【0063】また、上記実施形態例の如く、左右に開口
する場合のみならず、仮に、上下に開口するような場合
であっても良し、上取付部と下取付部とが互いに逆であ
っても一向に差し支えない。
する場合のみならず、仮に、上下に開口するような場合
であっても良し、上取付部と下取付部とが互いに逆であ
っても一向に差し支えない。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネクタイの裏面にネクタイ止め手段を隠すことにより、
美感を損ねる障害物がなくなりネクタイの模様等の純粋
美的要素を殺すことなく最大限に活かすことができ、ま
た、上取付部がワンタッチ構造であるが故に、容易にネ
クタイを止定すると共に必要時に容易に外すことがで
き、更に、ネクタイの生地を傷めることがない。
ネクタイの裏面にネクタイ止め手段を隠すことにより、
美感を損ねる障害物がなくなりネクタイの模様等の純粋
美的要素を殺すことなく最大限に活かすことができ、ま
た、上取付部がワンタッチ構造であるが故に、容易にネ
クタイを止定すると共に必要時に容易に外すことがで
き、更に、ネクタイの生地を傷めることがない。
【0065】これにより、ネクタイ自体を傷めることな
く、美的要素を殺すことなく、かつ、十分にネクタイを
止定することができる。また、ネクタイを一点止め、局
所一線止めでなく、煩わしさが無く作業性が向上し、ま
た、従来の所謂ピン止めやクリップ止めの手法と比較す
ると、本発明のネクタイ止め方法及び具は、強引な一点
及び局所水平一線止めでなく、鉛直方向に可撓性紐体に
案内された大きな自由度を左右、前方向には小さな自由
度を設定してバランスを保って無理なく止定させるの
で、身体に順応フィットした自由度があり、その為に、
ネクタイに所定の動きのみを許容するよう案内規制して
ネクタイの身体から離れようとする乱舞や踊りや暴れな
どの無闇矢鱈の無秩序な動きを抑止する。その結果ネク
タイを常時所定位置に安定保持し得る等優れた効果を奏
する。
く、美的要素を殺すことなく、かつ、十分にネクタイを
止定することができる。また、ネクタイを一点止め、局
所一線止めでなく、煩わしさが無く作業性が向上し、ま
た、従来の所謂ピン止めやクリップ止めの手法と比較す
ると、本発明のネクタイ止め方法及び具は、強引な一点
及び局所水平一線止めでなく、鉛直方向に可撓性紐体に
案内された大きな自由度を左右、前方向には小さな自由
度を設定してバランスを保って無理なく止定させるの
で、身体に順応フィットした自由度があり、その為に、
ネクタイに所定の動きのみを許容するよう案内規制して
ネクタイの身体から離れようとする乱舞や踊りや暴れな
どの無闇矢鱈の無秩序な動きを抑止する。その結果ネク
タイを常時所定位置に安定保持し得る等優れた効果を奏
する。
【図1】本発明の実施の一形態例であるネクタイ止め具
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】同上、上取付部の拡大縦断面図である。
【図3】同上、開口した上部取付部の拡大縦断面図であ
る。
る。
【図4】同上、上部取付部の可撓性紐体との閉止部付近
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図5】本発明実施一形態例であるネクタイ止め方法の
説明図である。
説明図である。
α…ネクタイ止め具 A…上取付部 B…下取付部 C…可撓性紐体 D…ネクタイ D1…小剣通し D2…裏帯 E…着衣 F1…上ボタン F2…下ボタン 1…閉止部 2…左半包被体 3…右半包被体 4…溝形リング端 5…接続孔 6…連結片 6a…連結孔 7…ヒンジ軸 8…板発条 9…シリンダ 10…スライドストッパ 11…上鍔 12…閉鎖端 13…コイルスプリング 14…ロック孔 15…先端楔 16…係合段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A44B 6/00 A44C 1/00 A44C 11/00
Claims (17)
- 【請求項1】ネクタイの小剣通しに当該ネクタイの裏帯
を通した後に、 前記小剣通しに可撓性紐体を通すと共に、当該可撓性紐
体の上端に接続された上取付手段を着衣の上ボタンに、
当該可撓性紐体の下端に接続された下取付手段を当該着
衣の下ボタンに、其々取付するに当り、 前記上取付手段の上ボタンへの取付は、 開閉自在に蝶着した二つ割れの前記上取付手段のワンタ
ッチ式挟み込み閉止による内包である、 ことを特徴とするネクタイ止め方法。 - 【請求項2】前記ワンタッチ式挟み込み閉止は、 前記上取付手段の常時弾性付勢された二つ割れ開口習性
に抗して行われる、 ことを特徴とする請求項1に記載のネクタイ止め方法。 - 【請求項3】ネクタイを着衣に定止する止め具におい
て、 前記ネクタイの小剣通しに通される可撓性紐体と、 当該可撓性紐体の上端に接続され前記着衣の上ボタンに
包止する左半包被体と右半包被体相互を開閉自在に蝶着
する二つ割れの上取付手段と、 前記可撓性紐体の下端に接続され前記着衣の下ボタンに
係止されるリング形状体の下取付手段と、 から構成される、 ことを特徴とするネクタイ止め具。 - 【請求項4】前記可撓性紐体は、 鎖状又は組紐状である、 ことを特徴とする請求項3に記載のネクタイ止め具。
- 【請求項5】前記左半包被体及び右半包被体の蝶着は、 部分的に互いに擦り合せ接続箇所のヒンジ結合である、 ことを特徴とする請求項3又は4に記載のネクタイ止め
具。 - 【請求項6】前記左半包被体又は右半包被体の何れか一
方は、 前記可撓性紐体の上端と接続可能にする閉止部を具備す
る、 ことを特徴とする請求項3、4又は5に記載のネクタイ
止め具。 - 【請求項7】前記左半包被体及び右半包被体のヒンジ結
合は、 前記閉止部と相対する箇所に、前記左半包被体及び右半
包被体が完全分離不能にさせるヒンジ軸を貫設される、 ことを特徴とする請求項5に記載のネクタイ止め具。 - 【請求項8】前記左半包被体及び右半包被体は、 両者による閉口状態を常時弾性付勢せしめる発条を、前
記ヒンジ軸近傍の其々の内側面に跨って配置される、 ことを特徴とする請求項7に記載のネクタイ止め具。 - 【請求項9】前記左半包被体及び右半包被体の閉止部
は、 当該両外周対突端を重ね合える重合構造である、 ことを特徴とする請求項6、7又は8に記載のネクタイ
止め具。 - 【請求項10】前記重合構造は、 前記弾性付勢にて容易に前記左半包被体と右半包被体に
よる開口状態にならない様に当該左半包被体及び右半包
被体の前記外周対突端相互に亙り合致一貫するロック孔
を其々有する、 ことを特徴とする請求項9に記載のネクタイ止め具。 - 【請求項11】前記重合構造の外側になる前記左半包被
体又は右半包被体の前記外周対突端の何れか一方には、 前記重合構造の外側となる左半包被体又は右半包被体の
一方のロック孔から他方の前記ロック孔に一貫嵌入する
先端楔形状のスライドストッパを当該先端が当該一方の
ロック孔から出没自在に内挿すると共に当該スライドス
トッパに前記一方のロック孔から当該先端が常時突出習
性を弾性付与するコイルスプリングを収容したシリンダ
を有する、 ことを特徴とする請求項10に記載のネクタイ止め具。 - 【請求項12】前記スライドストッパは、 前記シリンダからの貫通尾端に前記可撓性紐体の上端を
連着可能な接続孔を貫設する、 ことを特徴とする請求項11に記載のネクタイ止め具。 - 【請求項13】前記先端楔形状は、 其の縦断面を切出し形状とする、 ことを特徴とする請求項11に記載のネクタイ止め具。
- 【請求項14】前記上取付部は、 前記左半包被体及び前記右半包被体全体として模様や外
形を天然物、人工物、抽象物、幾何物に模す、 ことを特徴とする請求項3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12又は13に記載のネクタイ止め具。 - 【請求項15】前記上取付部、下取付部及び可撓性紐体
は、 金属、合金、貴金属を素材とする、 ことを特徴とする請求項3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13又は14に記載のネクタイ止め
具。 - 【請求項16】前記可撓性紐体は、 組紐用糸を素材とする、 ことを特徴とする請求項3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13又は14に記載のネクタイ止め
具。 - 【請求項17】前記上取付部、下取付部及び可撓性紐体
は、 表面にメッキ、七宝、彫金装飾のいずれか又はその組合
せが施される、 ことを特徴とする請求項3、4、5、6、7、8、9、
10、11、12、13、14又は15に記載のネクタ
イ止め具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28927098A JP2997454B1 (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | ネクタイ止め方法及び具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28927098A JP2997454B1 (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | ネクタイ止め方法及び具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2997454B1 true JP2997454B1 (ja) | 2000-01-11 |
JP2000116410A JP2000116410A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17740997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28927098A Expired - Fee Related JP2997454B1 (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | ネクタイ止め方法及び具 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2997454B1 (ja) |
-
1998
- 1998-10-12 JP JP28927098A patent/JP2997454B1/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000116410A (ja) | 2000-04-25 |
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