JP2997321B2 - コーニング及びバンキング補正機能を有する航空機用アンテナ - Google Patents

コーニング及びバンキング補正機能を有する航空機用アンテナ

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JP2997321B2 JP189991A JP189991A JP2997321B2 JP 2997321 B2 JP2997321 B2 JP 2997321B2 JP 189991 A JP189991 A JP 189991A JP 189991 A JP189991 A JP 189991A JP 2997321 B2 JP2997321 B2 JP 2997321B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、電磁波信号を送受信するアレー
アンテナ及びマルチプルアレーシステムに関し、特に、
アンテナビームの方位又は傾斜(ティルト)或いはその
両方の調整を可能にする航空機用アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】敵味方識別(IFF)システムは、航空
機が他の航空機を識別するために信号を送受信出来るよ
うにするものである。識別能力無しに物標の位置を探索
するために機上レーダーも使われる。機上レーダーに一
般的に使用される高周波数は、垂直及び水平の両方に適
度なビーム分解能を与えるアンテナの使用を可能にす
る。対照的に、IFFに使用される機上線形アレーアン
テナは顕著な垂直分解能を与える能力を欠いている。垂
直(又は仰角)分解能力無しでは、システムからは仰角
情報は得られない。更に、線形アレーに垂直な照準(bo
resight)方向にアンテナが出す直線垂直ファンビーム
は、該照準から外れて走査される時には、形状が彎曲又
は円錐状となる。その結果として、図1に示されている
様に、物標が位置(a) (基準航空機の15°右で、同じ
高度)存在するならばIFFの表示装置は精確に15°
右に物標を指示する。しかし、物標が位置(b) (やはり
15°右であるが、高度がより高い)にあれば、IFF
の表示装置は、物標の実際の15°位置からずれた方位
角(c)に物標を指示する。このエラーは、アンテナビー
ムが右へ走査されるときに、その『コーニング』により
もたらされるものであり、実際上、曲線(d) により示さ
れている形の輪郭を呈する。IFFビームの照準外れ
(off-boresight)のコーニングによりもたらされるエラ
ーは、IFF物標表示装置の精度に影響を与える上に、
同じ物標について表示されるIFF及びレーダー帰線に
ずれを生じさせることがある。
【0003】航空機のバンキングの結果として、更にエ
ラーが加わる。若し精確な仰角情報が無ければ、バンキ
ング操縦によりアンテナビームが水平基準からずれるの
で、物標の方位角を精確に測定することが出来なくな
る。
【0004】従って、本発明の目的は、アンテナビーム
を方位角方向に走査し、或いはバンキングを補償するた
めに傾斜させ、或いはその両方を行うことが出来る、航
空機用の改良されたアレーアンテナ及びアンテナシステ
ムを提供することである。
【0005】
【発明の概要】本発明の、少なくとも3個の素子のグル
ープを成して励振される様になっている複数のアンテナ
素子を有する切替え可能なアレーアンテナは、信号を中
継する端子手段と、各々第1、第2及び第3の素子を有
するグループを成して使用されるように構成された少な
くとも4個の素子の線形アレーから各々構成される複数
のアンテナ素子とを包含する。第1励振手段は、該端子
手段に接続されていて、所定の相対位相及び振幅の前部
及び後部素子信号成分を、共通電圧の点を介して第1及
び第3素子へ中継する信号伝送手段を包含する。第2励
振手段は、該端子手段に接続されていて、該第1及び第
3の素子に中継される信号成分に対して所定の位相及び
振幅の中間素子信号成分を第2素子に中継する手段を包
含する。該アンテナは、前部、中間及び後部信号成分
を、該複数のアンテナ素子の異なる第1、第2及び第3
素子グループにそれぞれシフトさせることが出来る様に
該第1及び第2の励振手段を前記アンテナ素子のグルー
プに選択的に接続するシフト手段も包含する。
【0006】また、本発明によると、方向可変アンテナ
アレーシステムは、第1放射方向に関して横方向に離間
した複数の切替え可能なアレーアンテナを包含してお
り、その各アレーアンテナは、アンテナ素子の線形アレ
ーと、所定の相対位相及び振幅の信号成分を、選択され
たアンテナ素子に中継する励振手段と、前記励振手段に
接続されて、各アレーアンテナの実効放射中心をその長
さに沿って選択的にシフトさせるために該アンテナ素子
への信号成分の中継を変更するシフト手段とから成って
いる。該アンテナシステムは、前記アレーアンテナに接
続されて、それぞれのアンテナのシフト手段を選択的に
制御する方位制御手段も包含する。
【0007】更に、本発明によると、ビームティルトア
レーアンテナシステムは、信号を中継する端子手段と、
上記のアレーアンテナ等の複数の切替え可能アレーアン
テナと、該アレーアンテナのうちの選択された複数のア
レーアンテナを該端子手段に中継するビームティルト制
御手段とを包含する。ビームティルトアレーアンテナシ
ステムは、更に、該アレーアンテナに接続されて、該ア
ンテナの該シフト手段を選択的に制御する方位制御手段
を包含することが出来、これにより、該アンテナシステ
ムのアンテナビームの方位及び傾斜を独立に調節するこ
とが出来る。
【0008】本発明を、他の目的と共により良く理解す
るために、添付図面を参照して説明をする。本発明の範
囲は、特許請求の範囲の欄で指摘する。
【0009】
【実施例】図2及び図3を参照すると、『強制励起型ア
レーアンテナ』という名称の、本発明者の同時係属出願
に開示されているアレーアンテナ10の具体的形態が示
されている。この種のアンテナを理解することは、本発
明を理解するうえで重要であるが、本発明は、この種の
アンテナと、これを利用するシステムとを更に改良した
ものである。『図16−22の説明』という項目におい
て、本発明を一層詳しく説明する。
【0010】図2は、ファイバーガラス又は適当なプラ
スチックなどの輻射伝導物質の保護カバー12と、取付
けフランジ及びグランド平面接続部として役立つ金属又
は適当な導電性材料のベース部材14と、RF信号を中
継するのに適した同軸コネクタとして示されている端子
手段16とを包含する完全なアンテナの斜視図である。
【0011】図3(a) 及び(b) は、それぞれアレーアン
テナ10の分解端面図及び側面図であり、カバー12
と、コネクタ16を取りつけたベース部材14とを示
す。前部モノポールアンテナ素子20、中部モノポール
アンテナ素子22、及び後部モノポールアンテナ素子2
4の第1平面導体パターンを担持する第1印刷回路カー
ド18と、表面28に第2平面導体パターンを担持する
第2印刷回路カード26も示されている。これらの図上
には見えない、表面28上の導体パターンについて次に
説明する。
【0012】アンテナ10の特別の実施例では、カバー
12とベース14との組立体の高さは約10分の1波長
であり、長さは約4分の3波長である。波長で計った寸
法への言及は、ほぼ平均設計周波数を指しているのであ
り、例えば、1,020 ないし1,100MHzの設計周波数範囲又
は帯域幅では、平均設計周波数は1,060MHzであり、約1
1.1インチの波長に相当する。寸法を述べたのは、発明
の特徴を明らかにして従来技術のアンテナと区別するた
めであり、厳密な寸法に発明を限定したり、発明の適切
な応用たるアンテナを排除するものではない。図2及び
図3に示されている様に、ベース部材14の下面は平で
あるが、他の実施例では、該部材を取りつける航空機の
曲面に対応する曲面であっても良い。取付けのために、
一般に螺子が図3(a) に示されている取付け穴を通して
定着され、コネクタ16のために航空機の外面にクリア
ランスホールが設けられるので、それを対応コネクタに
結合させて、航空機内に搭載されているケーブル及び信
号処理装置に信号を中継することが出来る。
【0013】図4は5個のアレーアンテナ10aないし
10eを包含する典型的アンテナシステムを示してお
り、該アレーアンテナは、航空機の胴体等の、パイロッ
トの風防の前方の金属曲面30に横方向に離間した配列
で支持されている。この様な装置では、高さ1インチの
アレーアンテナを使用すると、高さ3インチの従来技術
アンテナを使用した場合に比べてパイロットの視界を著
しく改善することが出来る。この種の装置では、アレー
アンテナ励振に関する既知の原理に従って、所望のアン
テナビーム特性を与えるように個々のアレーアンテナを
選択しグループ化して励振することが出来る。図4に示
されているアンテナシステムは、航空機の上部前面に取
り付けられたときは、該航空機の前方に広い水平有効範
囲と、(該航空機の下方を除いて)良好な垂直有効範囲
とを提供することが出来る。該航空機の下部前面に取り
付けられた類似のアンテナシステムは、該航空機の前方
に完全な垂直及び水平有効範囲を可能にする。一方、翼
の前縁付近にアンテナシステムを取り付けた場合には、
完全な垂直有効範囲を得ることが出来るが、該航空機の
機首に妨げられない完全な水平有効範囲を得るために
は、恐らく、他方の翼に類似のシステムを取り付ける必
要がある。
【0014】図5は、本発明のアレーアンテナの略ブロ
ック図であり、図3の印刷回路カード18及び26に基
本的に対応する二つの部分18a及び26aで示されて
いる。このアンテナは、1,020MHzないし1,100MHzの範囲
内の信号を交互に放射、受信するのに使われるが、該信
号は、図3のコネクタに対応する端子手段16aを介し
て該アンテナに送信、受信される。カバー部材12及び
ベース部材14は図5には示されていない。前記の様
に、このアンテナは信号の放射、受信の両方に使われる
ものであり、例えば放射時のアンテナの各部分による信
号処理方法の説明は、受信時のと逆の関係で理解され
る。
【0015】図5のアンテナは、第1アンテナ素子2
0、第2アンテナ素子22及び第3アンテナ素子24を
包含し、該アンテナ素子は、本発明によれば、離間して
一線上に配列された、高さが10分の1波長程度のモノ
ポールである。4分の1波長の高さの従来技術のアンテ
ナ素子に比べて、10分の1波長の高さのアンテナ素子
を使用するのかが望ましいことは明らかであるが、モノ
ポールの様な短いアンテナ素子には、厳しい動作帯域幅
劣化が伴うので、従来技術では4分の1波長素子に頼り
続けることになった。。また、従来技術の励振構成で、
4分の1波長より短い素子をアレー構成に使おうとする
試みは、アレー内の個々のアンテナ素子間の不等の複素
相互インピーダンスの結果として、アンテナ素子の隣接
する組合せ及びその他の組合せと、付近の表面との間の
インターカップリングの厳しい効果に直面した。これら
の効果は、設計による補正で容易に打ち消せるものでは
なく、アンテナ素子中の実際の電流と、その結果として
アンテナパターンとを主として決定する。若し、各素子
中の電流を精確に決定し、均整させることが出来なけれ
ば、所望のアンテナパターンを得ることも出来なくな
る。『第1、第2及び第3の』素子として表示する3素
子のアレーの構成で本発明の基本的解説をするけれど
も、追加の素子を包含させても良いことは後述する通り
である。しかし、アンテナ素子の総数に関わらず、明細
書に記載した第1、第2及び第3の素子に関する説明及
び機能を満たす3個の素子を各アンテナが包含する。
【0016】図示した図5のアンテナの部分26aは、
インピーダンス相互作用から実質的に独立した位相及び
振幅の所定の関係をアンテナ素子20、22及び24中
の信号電流に持たせ、しかも、動作周波数の重要な帯域
又は範囲にわたって、これを達成することの出来る励振
及び同調手段から成る。図示の様に、アンテナ部分26
aは、励振回路40として示された第1励振手段を包含
しており、この回路40は、端子16aと、第1素子2
0及び第3素子24との間に接続されており、共通電圧
点(励振回路40と複同調回路44との間の接続線上の
点42として示されている)を介して信号成分を素子2
0及び24に中継する送信手段(図7を参照して詳しく
後述する)から成っている。同調回路44は、アンテナ
回路のインピーダンス特性を複同調させて、所望の周波
数範囲における動作を最適化する。回路44は、端子1
6aと点42との間に直列接続されて示されているが、
その機能は、広帯域幅インピーダンス整合を行うことで
あり、図示の様に点42に直列に接続され又は並列に接
地された離散的又は分布リアクタンスから成ることが出
来、或いは、適当な長さの伝送線を利用することが出来
る(当業者には明らかであろう)。部分26aは、第2
励振回路48を包含するものとして示された手段46も
包含しており、この手段46は、端子16aと第2素子
22との間に接続されていて、第1励振手段40を介し
て素子20及び24に中継される成分に対して所定の位
相及び振幅を有する信号成分を素子22に中継する手段
から成る。図5に示されている様に、励振回路48は、
端子16aからの入力信号の一部を素子22へ中継する
パワー分配回路として機能し、該入力信号の残りの部分
は端子16aから他の素子へ流れる。回路48のこのパ
ワー分配機能は、指向性カップラ(図7を参照して後述
する)又はその他の手段により提供される。図5におい
て、手段46は、所望の周波数帯域又は範囲での動作の
ために中間の素子22のインピーダンス特性の複同調を
行う複同調回路50も包含する。この複同調機能を与え
るために分布リアクタンス又は伝送線を励振手段48に
使用する場合には、手段50は個別の要素でなくても良
い。
【0017】図6は、エンドファイア(end-fire) パタ
ーンを提供する様に配列された3モノポールアレーを示
し、図7は、本発明の励振システムを有する、その様な
アレーアンテナを示す。素子が図示の間隔、並びに電流
の位相及び振幅を有するならば、良好なエンドファイア
・パターンを図6のアレーから得ることが出来る。図7
は、アンテナ素子に影響を与えるインターカップリング
とは実質的に独立に、斯かる所定の位相及び振幅の関係
を該アンテナ素子中の信号成分電流に持たせる『強制励
振』機能と共に、顕著な周波数範囲にわたる動作を提供
する複同調機能を提供する励振システム付きのアンテナ
を示す。『強制励振』は、アレーアンテナの素子中の電
流を強制し又は予定して、相互の及びその他のカップリ
ング及びインピーダンス効果とは実質的に独立に所望の
相対強度及び位相の電流とする励振構成として定義され
る。
【0018】図7には、第1、第2及び第3のアンテナ
素子が、導電性グランド平面14aを通して且つ該平面
の上に配置された短いモノポール20、22及び24と
して示されている。図7のアレーアンテナは、第3モノ
ポール24に接続された4分の1波長変圧器56と、第
1モノポール20に接続された四分の一波長変圧器58
及び二分の一波長伝送線60とから成る第1励振手段を
包含する。変圧器56及び伝送線60は同調手段62と
同様に共通電圧点42にも接続されており、同調手段6
2は信号入出力端子16aにも接続されている。同調手
段62は、後部モノポール24及び前部モノポール20
のインピーダンスを複同調する様に構成された直列共振
LC回路である。各モノポールは、中間帯域付近の1周
波数で短いモノポール素子の容量性インピーダンスを除
くために、例えば素子24のインジケータ64などの直
列インダクタンスを基部に有するものとして示されてい
る。この狭帯域同調は、複同調手段62により増強され
て、帯域幅を相当広げる。図7のアンテナは、所定の相
対振幅の信号を第2モノポール22に中継する指向性カ
ップラ66と、第2同調手段68とから成る第2励振手
段も包含する。図に示されている様に、カップラ66
は、端子16aに接続されており、該アンテナに入力さ
れた信号の一部を、伝送線部分70を介してモノポール
22に転送する。第2同調手段68は、第2モノポール
22のインピーダンスを複同調するように構成された並
列共振LC回路であり、線70の長さは、モノポール2
2に到達した信号がモノポール20及び24の信号に比
べて所望の相対位相を有することとなる様に選ばれる。
【0019】図7のアレーアンテナの動作時には、2個
の四分の一波長変圧器56及び58は、第3モノポール
24及び第1モノポール20の電流Ia及びIcを、共
通電圧点42の電圧に実質的に完全に依存させる。よっ
て、Ia及びIcはIa/Ic=Zoc/Zoa という比にされる
が、ここで後者はそれぞれ変圧器58及び56の伝送線
インピーダンスである。二分の一波長線60は、素子2
0のIcの極性を素子24のIaに対して反転させる。
図6に示されている様にIa=j、Ib=2及びIc=
−jという所望の信号成分関係を得るために90°の位
相差が必要なので、Ia及びIc電流に対するIbの比
は、強制されず、且つ強制され得ない。しかし、若しI
a及びIc電流に対するIbの比は、強制されず、且つ
強制され得ない。しかし、若しIa=−Icであれば、
第2モノポール22は、実際上、素子20及び24の等
しい信号及び反対の信号の間の中間の零点にあることと
なる。この場合、素子22へのIbを強制する必要はな
い。
【0020】特別の例として、図6のように配列され
た、図6の電流の流れる3個のモノポールについての市
販のコンピュータープログラムを使ってインピーダンス
の計算を行った。この計算は、高さ1インチ、頂部の幅
が1.6インチ、中心間距離2.78インチの3個の同一のモ
ノポールのアレーについて1,030MHz、1,060MHz及び1,09
0MHzで行われた。計算の結果は次の通りである: 1030 1060 1090 Za -0.89 - j61.8 -0.6 - j57.0 -0.31 - j52.7 Zb -6.0 - j57.4 -6.4 - j52.6 -6.8 - j48.1 Zc 14.7 - j47.5 15.7 - j42.4 16.7 - j37.8 Za + Zc 13.8 -j109.3 15.1 - j99.4 16.4 - j90.5 図7を参照すると: Ys = Ya′+ Yc′ である。四分の一波長変圧器については: Ya′= Za/Zoa2 Yc′= Zc/Zoc2
【0021】上の表から、64などの直列インダクタン
スにより中間帯域でリアクタンスが除かれると、 Za +
Zc はほぼ15オームに等しくなる。最後の等式から、
Zsを50オームにしたいとすると、 となる。
【0022】図7において、四分の一波長変圧器及び伝
送線部分は、所望の特性インピーダンスを提供する寸法
にされたマイクロストリップ伝送線の一部として示され
ていることに注意すること。よって、この例での線60
及び70は50オーム線分であり、変圧器56及び58
は、1,060MHzの周波数での四分の一波長の長さの27.4オ
ーム部分となる。1,030MHz及び1,090MHzでのアンテナ動
作を最適にするために反応同調回路62及び68が使わ
れる(即ち、これらの周波数でそれぞれのアンテナ素子
を複同調する様に調整される)。また、本発明を適用し
なければ、相互カップリングの故に、Zaは負の抵抗を持
ち、周波数帯域にわたって所望のIaを精確に且つ効率
的に提供することが非常に困難になる。しかし、本発明
によれば、(Za+Zc)は、所望のIa及びIc値を提供
しながら効率的に複同調させることの出来る相当の正の
抵抗を有する。前部セクター内に広い角度にわたって高
い前後電界比と強い放射とを有するアレーアンテナパタ
ーンを達成するには、本発明が可能にする様に、アンテ
ナ素子の相対電流を精密に制御することが必要である。
【0023】図8及び図9を参照すると、図7のアンテ
ナと同様のアレーアンテナのための別の励振回路が示さ
れている。図8及び図9のアンテナについては、モノポ
ールと、点42及びモノポール20及び24の間の励振
手段とは、図7に示されているのと同じである。図8に
おいて、第2素子のための励振手段は、図6の変圧器5
6及び58と同様の四分の一波長変圧器72を包含す
る。72のZoは、56及び58のZoとは異なっていなけ
ればならない。図8のアンテナにおいては、同調機能は
直列共振LC回路68aにより提供されることが出来、
線70aの長さを短縮することが出来、その他は、動作
は図7のアンテナの動作と一致する。図9において、前
部素子及び後部素子のための励振手段は、図8の第2素
子励振手段に包含される変圧器72と同様の四分の一波
長変圧器78を包含している。図9の構成では、並列共
振LC回路62aが同調機能を提供し、この場合にも動
作は図7のアンテナの動作と一致する。当業者には明ら
かであろうが、68a及び62aなどのLC回路は、離
散的リアクタンス素子又は適当な長さの伝送線を使用す
ることが出来る。
【0024】図10は、図3(b) に示されているのに似
た、モノポール幅2インチ、間隔2.78インチ、高さ0.
91インチの3個のモノポールを有するアレーアンテナ
について、得られる結果を最適にするために励振回路を
調整した後に1,060MHzで実際に測定された方位アンテナ
パターンである。前後電界比は20dBよりも大きく、該
パターンは前部セクター内の広い角度にわたって強い。
1030及び1090MHz で同様の結果が得られた。このデータ
に反映したアンテナ性能は、同等の寸法を持った如何な
る既知の従来技術モノポールアレーアンテナの性能より
も明らかに優れていると思われる。
【0025】図11は、このアンテナ用に設計された印
刷回路カード18及び26を示す。誘導性カード18上
の銅層をエッチングしてモノポールの形の導電性パター
ンを残すことにより、図示の3個のモノポール20、2
2及び24がカード18上に形成された。カード26の
表面28上に示されているパターンも同様に形成され
た。カード26上に示されている実際のパターンは、製
造及び組立を容易にし、一貫した電気的特性、及び、高
性能航空機に普遍的な衝撃及び振動条件のもとで本質的
に高い信頼性及び良好な耐久性をもたらす、物理的に単
純な形のアンテナを具現するように設計された、種々の
長さ及び特性インピーダンスのマイクロストリップ伝送
線部分と、結合点及び結合部分とを表す。図9の代替励
振回路が代用され、図7のアンテナに対応する参照数字
が図11に含まれているけれども、アンテナをマイクロ
ストリップ設計に還元し、その形状を性能を最高にする
ために洗練すると、この例における本発明の最終的な具
体的実施例となるが、この例では別々の構成要素の識別
がある程度本来的に紛らわしい。よって、図11のカー
ド26上の導電性パターンのいろいろな部分に識別数字
を付してあるけれども、特定の構成要素の境界を詳しく
特定して、それを該回路の残りの部分から分けることは
困難又は不可能である。
【0026】図12は、本発明のアレーアンテナを示
し、この場合には個々の放射素子はロットである。図示
の3素子スロットアレーは、モノポールに関して先述し
たのと同様の分裂的カップリング効果に直面する。図1
2のスロット80、82及び84は、誘導性シート88
の前側の導電性カバーの単なる穴であっても良い。図示
の様に、該導電性シートの裏側に置かれることのある他
の要素を見えるように、図解を容易にするために、導電
性カバー86及び誘導性シート88は共に透明なものと
して図示されている。
【0027】導電性部材86のスロット又は窓80、8
2及び84の各々は、一般的には、二分の一波長の長さ
であり、或いは、それより短くて、中間帯域付近の1周
波数で該スロットの中央を横断して挿入された分路容量
を伴うことが出来る。該アレーのスロットは、四分の一
波長だけ離間しており、該間隔の小部分に等しい幅を持
っている。既知の設計技術を使って、特定のアプリケー
ションのために寸法を選ぶことが出来る。図示した様
に、各スロットは、90に示されている様に、誘電性シ
ートの裏で該スロットを横断し、誘電体88を前向きに
又は上向きに貫通して、スロット80の側で導電性カバ
ー86と電気的に接触している点92で終端する導体に
より励振される。図に示されている様に、スロット80
は、その右側に励振導体終端点92を有し、スロット8
4のそれと反対の位相又は励振の極性で励起されるが、
スロット84は、その左側に、その様な終端点96を有
する。図示されていないが、各スロットは、一般的に
は、各スロットから前向き又は外向き方向の放射だけを
許す様に金属箱又は導電性空洞により支援される。スロ
ットのアレーの形のアンテナは、航空機の表面と同一平
面をなす形で実施するのには特に有益である。本発明
は、その様なアプリケーションに容易に適合させること
の出来るものである。
【0028】図12のアンテナは、共通電圧点102を
介して第3素子84及び第1素子80を端子手段16a
に接続する二分の一波長伝送線98及び100として示
された第1励振手段を包含する。反応手段62aは、点
102と端子16aとの間に接続されて示されており、
所望の周波数範囲での複同調を行う。指向性カップラ6
6aとして示されている第2励振手段は、伝送線部分7
0aと、LC回路68aとして示された反応手段とを介
して、端子16a及び第2素子82との間に接続されて
いる。図12のアンテナの動作は、図7のアンテナと同
様である。スロットの特性は、相互の及びその他のカッ
プリング及びインピーダンスの効果とは実質的に独立
に、該スロットの両端間の電圧に所望の強さ及び位相を
強制的に持たせることを可能にする共通電圧点を設ける
ために四分の一波長変圧器を設けずに伝送線部分98及
び100を使用することを可能にする。スロット放射器
では、アレーの放射パターンを決定する重要な信号成分
はスロット電圧であり、これに対して、モノポール又は
ダイポール放射器では、その電流が重要な信号成分であ
る。図12のアンテナでの良好なエンドファイア・パタ
ーンについての所望のスロット電圧は、図6の示されて
いるモノポール電流と同様の位相及び振幅値を有する。
図12のシステムは、より広い帯域幅について、この強
制励振と共に複同調を提供することが出来る。
【0029】図13及び図14は、他の面に関しては図
12と対応するアンテナにおける点96及び92を点1
02に接続する手段に関する別の実施例を示す。図13
において二分の一波長伝送線98及び100は、各々、
点92及び102の間の線100と置き代わるものとし
て示されている変圧器104及び106などの2個の四
分の一波長変圧器の直列結合で置き変えられている。こ
の構成は、スロットのコンダクタンスを、点102で例
えば50オームなどの好都合な値に広帯域変換する。図
14において、二分の一波長線98及び100は、点9
6及び92を結合させる単一の二分一波長伝送線部分1
08と置き換えられており、反応同調回路62aは、点
96の近傍で点102aに結合する。図14にしめされ
ている変形などは、特別のアプリケーションにおける柔
軟性を提供するものである。
【0030】先述の実施例は、3放射素子のアレーの文
脈で詳しく図示され説明されているが、ある場合には1
個以上のアレーアンテナを設けることが望ましく、その
各々が本発明により強制励振機能付きの4個以上の放射
素子を包含する。
【0031】ここで図15を参照すると、モノポール2
0aないし24aとして図示された5個のアンテナ素子
の線形アレーから成る本発明の実施例が示されている。
図に示されている様に、第1、第2及び第3の素子20
a、22a、24a(図7の第1、第2及び第3素子に
対応する)は、素子20aの前方の先端素子21aと、
素子24aの後方の後端素子23aとにより補われてい
る。図15のアンテナを考察するのに、素子20a、2
2a及び24aの構成及び機能は、3素子アレーに関し
て説明した通りであり、第1、第2及び第3素子の3素
子アレーは、本発明を利用するアンテナに使われる基本
的グループである。
【0032】図15において、素子20a、22a及び
24aは、図7の素子20、22及び24に対応する。
図15の励起システムは、図10の代替の励起システム
に対応するが、追加の素子21a及び23aの励振方法
について変更が加えられている。図15に示されている
様に、非隣接アンテナ素子20a及び24aの第1グル
ープは、二分の一波長線60及び四分の一波長変圧器5
6及び58を含む信号伝達手段として示されている第1
励振手段に接続されている。残りの素子、即ち、中間素
子22a、先端素子21a及び後端素子23aは、指向
性カップラ66、伝送線部分70a、四分の一波長変圧
器72、73、74、半波伝送線75、及び全波伝送線
76として示されている第2励振手段に接続されてい
る。信号は、該励振手段により共通電圧点42を介して
素子20a及び24aに中継されると共に、第2共通電
圧点43を介して素子21a、22a及び23aに中継
され、強制励振を可能にしている。
【0033】素子が4個だけであれば、素子21a、変
圧器73及び線76を除去することが出来る。本発明に
よれば、素子が何個であっても、実際には2個の電圧点
があり、これに信号が供給される。3素子については、
これらの電圧点のうちの一つは2素子のための共通電圧
点であり、所定の強さ及び位相の電流の供給を可能にす
る。3個より多い素子については、本発明は例えば42
及び43などの2個の共通電圧点を利用可能にするが、
その各々が2個以上の素子に接続する。
【0034】図16−23の説明図16を参照すると、
本発明の切替え可能アレーアンテナが示されている。図
16は、グランド平面121の上に線形アレーをなして
支持されて、3素子のグループをなして励振されるよう
に構成されたモノポール110、112、114、11
6及び118として示された5個のアンテナ素子を包含
する。スイッチ122として示されているシフト手段
は、素子のグループ(即ち、素子110、112、及び
114;素子112、114及び116;又は素子11
4、116及び118)を、放射された信号の受信及び
送信時に信号成分を選択された素子に中継する励振手段
に選択的に結合させる。送信時には、スイッチ123及
び124などの機械的又は電気的な別々のスイッチング
手段で構成することの出来るシフト手段122は、端子
126、128及び130に出現する信号成分の、アン
テナ素子110、112、114、116及び118の
異なる第1、第2及び第3素子のグループへの接続を選
択的にシフトさせる。例えば、シフト手段122が図1
6に示されている位置にある場合、右に向けられたエン
ドファイア・アンテナパターンを達成するための前部、
中間及び後部信号成分は、それぞれ、第1素子114、
第2素子112及び第3素子110に中継される。更に
説明する様に、前部、中間及び後部の信号成分が、例え
ば第1素子118、第2素子116、及び第3素子11
4などの、異なる3素子グループにシフトされるとき、
該アレーの実効素子放射中心は、素子112の近傍から
前方へ素子116の近傍までシフトされる。
【0035】図16に示されている様に、この切替え可
能アレーアンテナは、実質的に図7及び図8を参照して
上記した通りの端子手段、第1励振手段、第2励振手段
及び同調手段も包含している。端子手段は、信号を該ア
ンテナに、且つ該アンテナから、中継する端子16aと
して示されている。第1励振手段は、端子126に中継
される信号成分に比べて位相を反転させて信号成分を端
子130に中継する二分の一波長伝送線60と、斯かる
信号成分を、図示の5個のアンテナ素子のうちの選択さ
れた3素子グループの第1、第2及び第3の素子にそれ
ぞれ中継する2個の四分の一波長変圧器の組とを包含す
るものとして示されている。スイッチング手段122が
図示の位置にある場合には、第1励振手段は、素子11
4に接続する四分の一波長変圧器144と、素子110
に接続する変圧器132とを使用することが分かる。第
2励振手段は、所定振幅の信号成分を端子128に中継
する指向性カップラ66と、素子112(これは、この
例において選択された素子114、112、110のう
ちの第2素子である)に接続する四分の一の波長変圧器
138とを包含するものとして示されている。共通電圧
点42を介して第1励振手段に接続された直列LC回路
68a、及び、第2励振手段に接続された直列LC回路
62として示されている同調手段は、アンテナ素子の複
同調を行う。
【0036】励振手段及び同調手段の全体と、その個々
の要素との構造及び動作は、図7及び図8の説明におい
て一層詳しく記載されており、ここで、対応する参照数
字は同様の構成要素を指す。しかし、3個の四分の一波
長変圧器(図8の変更を伴って図7では56、58及び
72)の機能は、図16では四分の一波長変圧器132、
134、136、138、140、142、144、1
46及び148により提供されるが、それらは、スイッ
チ122の動作に応じて3個の組をなして使用される。
別の形として、3個の四分の一波長変圧器を点126、
128及び130 にそれぞれ挿入し、図16の9個の四分
の一波長変圧器を9個の二分の一波長伝送線と置換する
ことが出来る。
【0037】図16のアンテナの動作は、基本的に、図
7に関して説明した通りである。第1、第2及び第3の
素子(例えば素子114、112及び110など)にお
ける電流の位相及び振幅に強制的に所定値を持たせるこ
とが出来る様にすることによって、エンドファイア・ア
ンテナパターン又はその他の所望のアンテナパターンを
達成することが出来る。図16のアンテナは、スイッチ
122として示されているシフト手段の動作により第
1、第2及び第3の素子のグループ114、1 1 2、11
0又は116、114、112又は118、116、1
14に励振がかけられかにより、アレーの放射中心が素
子112、14又は116の近傍に存在することとなる
様にシフトされることを可能にする様になっている点に
おいて異なっている。
【0038】図2を参照すると、図2の要素12及び1
4と同様の保護カバー及びべース部材をもって図2のそ
れと同様に図16のアンテナを構成出来ることが分か
る。また、図4に示されている様に、図16のアンテナ
は、航空機の胴体等の表面に支持され横方向に離間した
アレーとして構成出来るものである。
【0039】図16において、放射素子アレー120
は、点111、113、115、1 1 7及び119に接続
された5個のモノポールから成るものとしている。図1
7は、修正した図16に代入することの出来る別の放射
素子アレー120aを示す。図に示されている様に、ア
レー120aは、絶縁層又は部材88に接続された導電
層又は表面86の細長い開口部として示されている5個
のスロット110a、112a、114a、116a及
び118aを備えている。図12に関して説明した様
に、部材86及び88は、層88の後のスロット110
aを越えて絶縁された関係にある点111から、層88
を通って、点150で該スロットの左側で層86と接触
して終端する接続を示すために、透明であるとして示さ
れている。図12では、スロット80の右側の接点92
に横断する給電導体によりスロット80に供給される信
号成分の相対位相反転がなされるのに対して、図17で
は、全ての接点が、それぞれのスロットの左側にある。
図17のアンテナについては、位相反転は、図16に示
されている二分の一波長線部分60によりなされるの
で、図16及び図17のアンテナは、共に、図16など
に示されている同様の励振システムを使用することが出
来る。しかし、図17のアンテナでは、図16の四分の
一波長変圧器を二分の一波長伝送線と置換しなければな
らない。
【0040】図17の代替形のアンテナの動作は、基本
的には、図12に関して説明した通りであるが、第1、
第2及び第3の素子のグループ114a、112a、1
10a、又はグループ116a、114a、112a、
又はグループ118a、116a、114aの選択的励
振により有効放射中心をシフトさせる能力が付加されて
いる。
【0041】ここで図18を参照すると、本発明の方向
可変アレーアンテナシステムの略図が示されている。図
に示されている様に、該アレーシステムは、3個の同一
のアンテナ152a、152b及び152c(これは、
図16又は図17に示されている種類のものであっても
良い)として示されている複数の切替え可能アレーアン
テナを包含する。この3個の切替え可能アレーアンテナ
は、図において右向きのエンドファイア放射方向に対し
て横向きに離間している。図18において、端子154
に供給される信号は、図16の端子16aに対応する3
個のアンテナ端子16a、16b、及び16cに中継さ
れる。図16の場合と同じく、アンテナ152a、15
2b、152cの各々において、信号成分は、それぞれ
の励振手段により、5個の素子110、112、11
4、116及び118(ドット118 などのドットで表さ
れている)から選択された第1、第2及び第3の素子に
中断される。アンテナ152aのシフト手段122が図
16に示されている位置にあるとすると、アンテナ15
2aの活性素子グループは素子114、112及び11
0である(活性素子を指示するために、これらに〇印を
付してある)。
【0042】図18には、端子122a、122b及び
122cを介して各アンテナのシフト手段(図16の1
22)に接続されたスイッチコントローラ156として
示された方位制御手段も包含されている。各アンテナの
シフト手段122を活動させて三つの異なる素子グルー
プのうちの一つを選択させることが出来、コントローラ
152は、各アンテナの実効放射中心が選択された位置
に存在する様にシフト手段を調整する制御回路又はメカ
ニズムから成る。
【0043】活性状態とされたアンテナ素子を表す図1
8の〇印付きドットが示すように、この例では、実効放
射中心が、アンテナ152aについては素子112の近
傍にあり、アンテナ152bについては素子114のき
近傍にあり、アンテナ152cについては素子116の
近傍にあることとなるようにシフト手段が調整される。
フェイズドアレー・レーダーに関する周知の理論及び動
作に基づいて、図18の様に横方向に離間してエンドフ
ァイア・モードで同一に励振される図16の3個のアン
テナは、図18の右方に向かうビームを生じさせる。し
かし図18に示されている様に放射中心の異なるアンテ
ナを励振すると、該ファンビームは、その直線形状を保
ちながら或る角度だけ方向を変える。
【0044】これは、図19に一層良く示されている
が、この図は、5種類のモードで励振される3個の離間
したアレーアンテナの略図である。図19(a)におい
て、活性素子を特定する〇印は、図18の152a、
b、及びCなどの3個のアンテナが同一に励振され、そ
の放射中心が線158に沿っていることを示す。線15
8は、実際上、この励振の波面を表していて、線158
に対して垂直なビーム方向を生じさせる。図19(b) に
おいて、励振は図18に示されている通りであり、波面
線が回転しており、該アンテナの実際の大きさにより例
えば30°の角度だけ元のビーム方向から左へ傾いた正
ビーム方向を生じさせる。図19(c) は右へ傾いたビー
ムの波面を示し、図19(d) は図19(c) のビーム方向
より少なく右へ傾いたビーム方向をもたらす分裂した波
面を示す。単純には、図19(d) のビーム方向は、図示
されている二つの波面に垂直な部分ビームの平均である
と考えることの出来るものである。図19(d) 及び(e)
の様な励振についての実際のビーム方向は、使用される
べきアンテナの実際の寸法及び特性に基づいて計算又は
測定出来るものであるが、重要なのは、実効放射中心の
相対位置が波面とビーム位置とを決定することである。
図19に示されている励振から生じる全てのビームが、
該ファンビームの直線形状を保つ。これは図20に示さ
れている。
【0045】図18は、チャネル16a及び16cの移
相器127a及び127bも示す。この移相器は二つの
利益をもたらすことが出来る。第1に、該移相器を使っ
て、ファンビームのビーム方向及び直線形状を保ちつ
つ、図19(d)又は図19(e) の波面の曲がりを小さく
することが出来る。第2に、該移相器を使って、図20
に示されている5個の角度の間の方位角又は該角度を越
える如何なる方位角にもビームを向けることが出来る。
この場合、ファンビームは湾曲するが、一般的には図1
の従来技術の場合よりも遙かに僅かな湾曲である。
【0046】各々5個のアンテナ素子を包含する3個の
アレーアンテナが図16、17、18及び19にしめさ
れているが、アレーアンテナの数及びアレーアンテナ中
のアンテナ素子の数をもっと増やすことも出来ることか
が理解されなければならない。各アレーアンテナ中の活
性アンテナ素子の数も3より多くても良い。
【0047】動作時には、方位制御手段により実効放射
中心が制御されるアレーアンテナの横方向に離間した組
合せは、そのアンテナビームの方向を選択的に変化させ
ることが出来る。この様にして、アンテナシステムに対
して照準外れのターゲットは、該アンテナシステムの活
性素子に対して必ずしも照準外れとはならない。ビーム
方向がターゲットに向けられると、ビームのコーニング
に伴う照準外れエラーが減少し、ベースの航空機に対し
て色々な高度にあるターゲットの方位指示の精度が向上
する。
【0048】図21(a) は、7個のアレーアンテナ15
2a−gが搭載されている(例えば、図16のアンテナ
の端面が7個示されている)航空機の胴体の断面の略図
である。図21(a) の垂直線159は、該航空機の垂直
軸が傾いていない(即ち、該航空機がバンキングしてい
ない)ことを示す。図21(a) の中央の3個のアンテナ
152c、d、eは、バンキング無しで充分な性能があ
るが、バンキング時には該アンテナシステムは傾いて、
性能を悪くすると仮定する。図21(b) 及び(c) に示さ
れている様に、図示のバンキング状態の際には、本発明
は、バンキングに起因する特定の程度のロールで水平と
なる3アンテナシステム(152d、e、f又は152
e、f、g)を実際上表すアンテナの動作グループ(括
弧で特定されている)の選択による補正を可能にする。
図21(b) 及び図21(c) において、指示された3個の
アンテナの選択により、地平線に対して垂直に向けられ
た状態に保たれるファンビームが生じる。しかし、線1
59により表される航空機の垂直軸が左にローリングし
ているので、所望のビーム補正は、実際には、該アンテ
ナシステムを搭載している航空機に対して該アンテナシ
ステムのファンビームを傾けることにより達成されてい
る。
【0049】図22を参照すると、航空機のローリング
を補償することを可能にすると共に真っ直ぐなファンビ
ームを保ちつつアンテナビーム方向変更を可能にするビ
ームティルト・アンテナアレーシステムが示されてい
る。該アンテナについて、最初に、ビーム方向変更能力
とは独立に説明する。図示の様に、該アンテナアレーシ
ステムは、7個のアンテナ152a−g(これは、図1
6又は図17に示されている種類のものであって良い)
として示されている複数のアレーアンテナを包含する。
該アンテナは、主として前方に(図では上向きに)放射
するように配列されており、且つ横方向に離間してお
り、その間隔は、航空機の胴体の文脈では該胴体の湾曲
に起因して第3の方向(図20aでは垂直方向)に変位
を有することとなる様な間隔である。よって、該アンテ
ナは、基本的に、図22では上面が、図21では端面が
示されてオリ、図21における相対的垂直変位は本質的
に図22に対して垂直である。
【0050】図22のアンテナシステムは、特定のロー
リング状態でどのアンテナのグループが活性となるかを
決定する信号分配手段162を選択的に作動させる、ビ
ームティルト制御手段160とし示されているビームテ
ィルト制御手段も包含している。ローリングの程度を表
す情報は、手段160に供給され、或いはその中の適切
な手段により感知される。いずれの場合にも、ティルト
制御手段160は、162a及び162bなどのスイッ
チの系列を含むものとして示されている電子式などのス
イッチング手段162を制御して、図21(b) に示され
ているローリング状態の補償に対応する、図22に示さ
れているアンテナ152d、152e及び152fなど
の選択されたグループのアンテナと端子154aとの間
で信号を中継する。
【0051】本発明によると、ビームティルトアンテナ
は、図18に関して説明したビーム方向変更機能も包含
する。よって、図22において、スイッチコントローラ
156aは、図18のスイッチコントローラ156と同様に
機能して、各活性アンテナのシフト手段を選択的に制御
する。図22の場合、特定の時点でアンテナ152a−
gのうちのどの3個が活性化されるかを示す、ティルト
制御手段160からの情報は、現在活性となっているア
ンテナにシフト手段制御情報を向けるために手段156
aで使用される。図18及び図22において、図解と説
明を容易にするために、152a等のアレーアンテナ中
の個々の放射素子は、ドットで指示され、活性素子は〇
印で指示されている。実際の素子は、図7、図12、図
16及び図17などの他の図に関して詳しく図示し且つ
説明したモノポール、スロットなど、及び、既に網羅さ
れた種々の代替物である。付加的方位ビーム制御のため
の移相器127a及び127bは、ここではスイッチン
グ手段162の下に位置している。
【0052】図22のアンテナの動作において、航空機
が左にローリングする際にアンテナファンビームは右に
傾けられ、またその逆も行われて、或る範囲の補償がな
されるが、さもないとファンビームはその通常基準方向
又は垂直方向からずれることとなる。同時に、図18及
び図19に関して説明した様にアンテナビームの方向を
変更することが出来、ビーム方向変更及び傾斜(ティル
ト)を互いに独立に行うことが出来る。所望の場合に
は、図22に示されている信号分配手段162に代え
て、スイッチングを利用する構成に代えて従来技術にお
いて知られている別の形の信号供給構成を用いても良い
ことを示すために図23が含まれている。移相器164
a−164gは、パトラーマトリックス供給回路網(Bu
tler Matrix and feed network) と協働してアレーの活
性部分を滑らかにシフトさせて航空機のローリングを補
償する。移相器166a−166gは、付加的方位ビー
ム制御機能を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】線形アレーアンテナを軸外れで走査する効果を
示す図、
【図2】アレーアンテナの斜視図、
【図3】3個のアンテナ素子を含む低プロフィール・ア
レーアンテナの直交分解略図、
【図4】図3のアレーアンテナを5個包含するアレーア
ンテナシステム図、
【図5】3個のアンテナを含むアレーアンテナのブロッ
ク図、
【図6】エンドファイア・アレーについての望ましい電
流関係を示す図、
【図7】3モノポールアレーアンテナの回路図、
【図8】図7のアンテナの別の形の回路図、
【図9】図7のアンテナの別の形の回路図、
【図10】図7に示されている種類のアレーアンテナの
動作についてのアンテナパターン、
【図11】図7に示されている種類のアレーアンテナの
部品図、
【図12】3スロット・アレーアンテナの回路図、
【図13】図12のアンテナの別の形の回路図、
【図14】図12のアンテナの別の形の回路図、
【図15】5モノポールアレーアンテナの回路図、
【図16】5モノポール切替え可能アレーアンテナの回
路図、
【図17】スロットを利用する図16のアンテナの別の
形を示す図、
【図18】方向可変アレーアンテナシステム図、
【図19】図18のアンテナシステムの動作を説明する
のに役立つ励振第替物を示す図、
【図20】図18のアンテナシステムのが与える直線フ
ァンビーム、
【図21】航空機のバンキング操縦時のロール状態を示
す図、
【図22】方向可変ビームティルトアンテナシステムを
示す図、
【図23】図22のアンテナシステムと共に使用するこ
との出来る信号分布回路網の別の形を示す図。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3個の素子のグループをなし
    て励振される様に構成された複数のアンテナ素子を有す
    る切替え可能アレーアンテナであって、 信号を結合する端子手段と、 第1、第2及び第3のアンテナ素子を各々有するグルー
    プをなして使用される様に構成された少なくとも4個の
    素子の線形アレーを有する複数のアンテナ素子と、 前記端子手段に接続されて、所定の相対位相及び振幅の
    前部及び後部素子信号成分を共通電圧点を介してグルー
    プの第1及び第3素子に結合する信号伝達手段を有する
    第1励振手段と、 前記端子手段に接続されて、前記第1及び第3素子に接
    続された前記信号成分に対して所定の位相及び振幅の中
    間素子信号成分を前記グループの第2素子に結合する手
    段を有する第2励振手段と、 前記の前部、中間及び後部信号成分を前記複数の素子の
    異なる素子グループにそれぞれシフトさせることができ
    る様に、前記第1及び第2励振手段を前記素子の異なる
    グループに選択的に接続するシフト手段、とを備え、 これにより、前記線形アレーの実効放射中心は、前記ス
    イッチング手段を作動させることにより該線形アレーに
    沿って選択的にシフトさせられることを特徴とするアレ
    ーアンテナ。
  2. 【請求項2】 方向変更可能なアンテナアレーシステム
    であって、 第1放射方向に関して横方向に離間した複数の切替え可
    能アレーアンテナであって、その各アレーアンテナは、
    アンテナ素子の線形アレーと、所定の相対位相及び振幅
    の信号成分を各アレーアンテナの選択された素子に結合
    する励振手段と、前記励振手段に接続されて、各線形ア
    レーアンテナの実効放射中心をその長さに沿って選択的
    にシフトさせるために前記素子への信号成分の結合を変
    更するためのシフト手段とを有する複数の切替え可能ア
    レーアンテナと、 前記アレーアンテナに接続されて、それぞれのアンテナ
    のシフト手段を選択的に制御する方位制御手段とを備
    え、 これにより、前記アレーアンテナシステムの放射方向及
    びビーム形状は、前記アレーアンテナの実効放射中心の
    相対的調整によって制御されることを特徴とする方向変
    更可能なアンテナアレーシステム。
  3. 【請求項3】 傾斜ビームアンテナアレーシステムであ
    って、 信号を結合する端子手段と、 複数のアレーアンテナであって、その各々は主として前
    方向に放射するように配列された素子の線形アレーを有
    し、前記アンテナは、前記前方向に対して垂直な横方向
    に離間しており、前記アンテナのうちの1つ以上は、前
    記前方向及び横方向に対して実質的に垂直な第3の方向
    に異なる変位を有する複数のアレーアンテナと、 選択された複数の前記アレーアンテナを前記端子手段に
    結合するビームティルト制御手段とを備え、 これにより、前記第3方向における選択されたアンテナ
    の相対変位が複合アンテナビームパターンの傾斜を決定
    することを特徴とする傾斜ビームアンテナアレーシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 傾斜ビームアンテナアレーシステムであ
    って、 信号を結合する端子手段と、 複数の切替え可能アレーアンテナであって、その各々
    は、線形軸を有するアンテナ素子のアレーを有し、前記
    アンテナは、前記軸に対して垂直な第1方向において横
    に離間しており、前記アンテナのうちの1つ以上は、前
    記軸及び前記垂直方向に対して実質的に垂直な第2方向
    に異なる変位を有しており;前記アレーアンテナの各々
    は、更に、所定の相対位相及び振幅の信号成分を、選択
    された素子に結合するための励振手段と、前記励振手段
    に接続されて、各アレーナンテナの実効放射中心を選択
    的にシフトさせるために前記素子への信号成分の結合を
    変更するためのシフト手段とを備えている複数の切替え
    可能アレーアンテナと、 選択された複数の前記アレーアンテナを前記端子手段に
    接続するビームティルト制御手段とを備え、 これにより、前記第2方向における、選択されたアレー
    アンテナの相対変位が複合アンテナビームパターンの傾
    斜を決定することを特徴とする傾斜ビームアンテナアレ
    ーシステム。
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