JPH04230105A - コーニング及びバンキング補正機能を有する航空機用アンテナ - Google Patents

コーニング及びバンキング補正機能を有する航空機用アンテナ

Info

Publication number
JPH04230105A
JPH04230105A JP911899A JP189991A JPH04230105A JP H04230105 A JPH04230105 A JP H04230105A JP 911899 A JP911899 A JP 911899A JP 189991 A JP189991 A JP 189991A JP H04230105 A JPH04230105 A JP H04230105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
array
elements
antennas
relaying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP911899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2997321B2 (ja
Inventor
Peter W Hannan
ピーター ダブリュー ハナン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BAE Systems Aerospace Inc
Original Assignee
Hazeltine Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hazeltine Corp filed Critical Hazeltine Corp
Publication of JPH04230105A publication Critical patent/JPH04230105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2997321B2 publication Critical patent/JP2997321B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/28Adaptation for use in or on aircraft, missiles, satellites, or balloons
    • H01Q1/282Modifying the aerodynamic properties of the vehicle, e.g. projecting type aerials
    • H01Q1/283Blade, stub antennas
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
    • H01Q1/28Adaptation for use in or on aircraft, missiles, satellites, or balloons
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • H01Q21/08Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart the units being spaced along or adjacent to a rectilinear path
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/24Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the orientation by switching energy from one active radiating element to another, e.g. for beam switching

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】本発明は、電磁波信号を送受信するアレー
アンテナ及びマルチプルアレーシステムに関し、特に、
アンテナビームの方位又は傾斜(ティルト)或いはその
両方の調整を可能にする航空機用アンテナに関する。 【0002】 【従来の技術】敵味方識別(IFF)システムは、航空
機が他の航空機を識別するために信号を送受信出来るよ
うにするものである。識別能力無しに物標の位置を探索
するために機上レーダーも使われる。機上レーダーに一
般的に使用される高周波数は、垂直及び水平の両方に適
度なビーム分解能を与えるアンテナの使用を可能にする
。対照的に、IFFに使用される機上線形アレーアンテ
ナは顕著な垂直分解能を与える能力を欠いている。垂直
(又は仰角)分解能力無しでは、システムからは仰角情
報は得られない。更に、線形アレーに垂直な照準(bo
resight)方向にアンテナが出す直線垂直ファン
ビームは、該照準から外れて走査される時には、形状が
彎曲又は円錐状となる。その結果として、図1に示され
ている様に、物標が位置(a) (基準航空機の15°
右で、同じ高度)存在するならばIFFの表示装置は精
確に15°右に物標を指示する。しかし、物標が位置(
b) (やはり15°右であるが、高度がより高い)に
あれば、IFFの表示装置は、物標の実際の15°位置
からずれた方位角(c)に物標を指示する。このエラー
は、アンテナビームが右へ走査されるときに、その『コ
ーニング』によりもたらされるものであり、実際上、曲
線(d) により示されている形の輪郭を呈する。IF
Fビームの照準外れ(off−boresight)の
コーニングによりもたらされるエラーは、IFF物標表
示装置の精度に影響を与える上に、同じ物標について表
示されるIFF及びレーダー帰線にずれを生じさせるこ
とがある。 【0003】航空機のバンキングの結果として、更にエ
ラーが加わる。若し精確な仰角情報が無ければ、バンキ
ング操縦によりアンテナビームが水平基準からずれるの
で、物標の方位角を精確に測定することが出来なくなる
。 【0004】従って、本発明の目的は、アンテナビーム
を方位角方向に走査し、或いはバンキングを補償するた
めに傾斜させ、或いはその両方を行うことが出来る、航
空機用の改良されたアレーアンテナ及びアンテナシステ
ムを提供することである。 【0005】 【発明の概要】本発明の、少なくとも3個の素子のグル
ープを成して励振される様になっている複数のアンテナ
素子を有する切替え可能なアレーアンテナは、信号を中
継する端子手段と、各々第1、第2及び第3の素子を有
するグループを成して使用されるように構成された少な
くとも4個の素子の線形アレーから各々構成される複数
のアンテナ素子とを包含する。第1励振手段は、該端子
手段に接続されていて、所定の相対位相及び振幅の前部
及び後部素子信号成分を、共通電圧の点を介して第1及
び第3素子へ中継する信号伝送手段を包含する。第2励
振手段は、該端子手段に接続されていて、該第1及び第
3の素子に中継される信号成分に対して所定の位相及び
振幅の中間素子信号成分を第2素子に中継する手段を包
含する。該アンテナは、前部、中間及び後部信号成分を
、該複数のアンテナ素子の異なる第1、第2及び第3素
子グループにそれぞれシフトさせることが出来る様に該
第1及び第2の励振手段を前記アンテナ素子のグループ
に選択的に接続するシフト手段も包含する。 【0006】また、本発明によると、方向可変アンテナ
アレーシステムは、第1放射方向に関して横方向に離間
した複数の切替え可能なアレーアンテナを包含しており
、その各アレーアンテナは、アンテナ素子の線形アレー
と、所定の相対位相及び振幅の信号成分を、選択された
アンテナ素子に中継する励振手段と、前記励振手段に接
続されて、各アレーアンテナの実効放射中心をその長さ
に沿って選択的にシフトさせるために該アンテナ素子へ
の信号成分の中継を変更するシフト手段とから成ってい
る。該アンテナシステムは、前記アレーアンテナに接続
されて、それぞれのアンテナのシフト手段を選択的に制
御する方位制御手段も包含する。 【0007】更に、本発明によると、ビームティルトア
レーアンテナシステムは、信号を中継する端子手段と、
上記のアレーアンテナ等の複数の切替え可能アレーアン
テナと、該アレーアンテナのうちの選択された複数のア
レーアンテナを該端子手段に中継するビームティルト制
御手段とを包含する。ビームティルトアレーアンテナシ
ステムは、更に、該アレーアンテナに接続されて、該ア
ンテナの該シフト手段を選択的に制御する方位制御手段
を包含することが出来、これにより、該アンテナシステ
ムのアンテナビームの方位及び傾斜を独立に調節するこ
とが出来る。 【0008】本発明を、他の目的と共により良く理解す
るために、添付図面を参照して説明をする。本発明の範
囲は、特許請求の範囲の欄で指摘する。 【0009】 【実施例】図2及び図3を参照すると、『強制励起型ア
レーアンテナ』という名称の、本発明者の同時係属出願
に開示されているアレーアンテナ10の具体的形態が示
されている。この種のアンテナを理解することは、本発
明を理解するうえで重要であるが、本発明は、この種の
アンテナと、これを利用するシステムとを更に改良した
ものである。『図16−22の説明』という項目におい
て、本発明を一層詳しく説明する。 【0010】図2は、ファイバーガラス又は適当なプラ
スチックなどの輻射伝導物質の保護カバー12と、取付
けフランジ及びグランド平面接続部として役立つ金属又
は適当な導電性材料のベース部材14と、RF信号を中
継するのに適した同軸コネクタとして示されている端子
手段16とを包含する完全なアンテナの斜視図である。 【0011】図3(a) 及び(b) は、それぞれア
レーアンテナ10の分解端面図及び側面図であり、カバ
ー12と、コネクタ16を取りつけたベース部材14と
を示す。前部モノポールアンテナ素子20、中部モノポ
ールアンテナ素子22、及び後部モノポールアンテナ素
子24の第1平面導体パターンを担持する第1印刷回路
カード18と、表面28に第2平面導体パターンを担持
する第2印刷回路カード26も示されている。これらの
図上には見えない、表面28上の導体パターンについて
次に説明する。 【0012】アンテナ10の特別の実施例では、カバー
12とベース14との組立体の高さは約10分の1波長
であり、長さは約4分の3波長である。波長で計った寸
法への言及は、ほぼ平均設計周波数を指しているのであ
り、例えば、1,020 ないし1,100MHzの設
計周波数範囲又は帯域幅では、平均設計周波数は1,0
60MHzであり、約11.1インチの波長に相当する
。寸法を述べたのは、発明の特徴を明らかにして従来技
術のアンテナと区別するためであり、厳密な寸法に発明
を限定したり、発明の適切な応用たるアンテナを排除す
るものではない。図2及び図3に示されている様に、ベ
ース部材14の下面は平であるが、他の実施例では、該
部材を取りつける航空機の曲面に対応する曲面であって
も良い。取付けのために、一般に螺子が図3(a) に
示されている取付け穴を通して定着され、コネクタ16
のために航空機の外面にクリアランスホールが設けられ
るので、それを対応コネクタに結合させて、航空機内に
搭載されているケーブル及び信号処理装置に信号を中継
することが出来る。 【0013】図4は5個のアレーアンテナ10aないし
10eを包含する典型的アンテナシステムを示しており
、該アレーアンテナは、航空機の胴体等の、パイロット
の風防の前方の金属曲面30に横方向に離間した配列で
支持されている。この様な装置では、高さ1インチのア
レーアンテナを使用すると、高さ3インチの従来技術ア
ンテナを使用した場合に比べてパイロットの視界を著し
く改善することが出来る。この種の装置では、アレーア
ンテナ励振に関する既知の原理に従って、所望のアンテ
ナビーム特性を与えるように個々のアレーアンテナを選
択しグループ化して励振することが出来る。図4に示さ
れているアンテナシステムは、航空機の上部前面に取り
付けられたときは、該航空機の前方に広い水平有効範囲
と、(該航空機の下方を除いて)良好な垂直有効範囲と
を提供することが出来る。該航空機の下部前面に取り付
けられた類似のアンテナシステムは、該航空機の前方に
完全な垂直及び水平有効範囲を可能にする。一方、翼の
前縁付近にアンテナシステムを取り付けた場合には、完
全な垂直有効範囲を得ることが出来るが、該航空機の機
首に妨げられない完全な水平有効範囲を得るためには、
恐らく、他方の翼に類似のシステムを取り付ける必要が
ある。 【0014】図5は、本発明のアレーアンテナの略ブロ
ック図であり、図3の印刷回路カード18及び26に基
本的に対応する二つの部分18a及び26aで示されて
いる。このアンテナは、1,020MHzないし1,1
00MHzの範囲内の信号を交互に放射、受信するのに
使われるが、該信号は、図3のコネクタに対応する端子
手段16aを介して該アンテナに送信、受信される。カ
バー部材12及びベース部材14は図5には示されてい
ない。前記の様に、このアンテナは信号の放射、受信の
両方に使われるものであり、例えば放射時のアンテナの
各部分による信号処理方法の説明は、受信時のと逆の関
係で理解される。 【0015】図5のアンテナは、第1アンテナ素子20
、第2アンテナ素子22及び第3アンテナ素子24を包
含し、該アンテナ素子は、本発明によれば、離間して一
線上に配列された、高さが10分の1波長程度のモノポ
ールである。4分の1波長の高さの従来技術のアンテナ
素子に比べて、10分の1波長の高さのアンテナ素子を
使用するのかが望ましいことは明らかであるが、モノポ
ールの様な短いアンテナ素子には、厳しい動作帯域幅劣
化が伴うので、従来技術では4分の1波長素子に頼り続
けることになった。。また、従来技術の励振構成で、4
分の1波長より短い素子をアレー構成に使おうとする試
みは、アレー内の個々のアンテナ素子間の不等の複素相
互インピーダンスの結果として、アンテナ素子の隣接す
る組合せ及びその他の組合せと、付近の表面との間のイ
ンターカップリングの厳しい効果に直面した。これらの
効果は、設計による補正で容易に打ち消せるものではな
く、アンテナ素子中の実際の電流と、その結果としてア
ンテナパターンとを主として決定する。若し、各素子中
の電流を精確に決定し、均整させることが出来なければ
、所望のアンテナパターンを得ることも出来なくなる。 『第1、第2及び第3の』素子として表示する3素子の
アレーの構成で本発明の基本的解説をするけれども、追
加の素子を包含させても良いことは後述する通りである
。しかし、アンテナ素子の総数に関わらず、明細書に記
載した第1、第2及び第3の素子に関する説明及び機能
を満たす3個の素子を各アンテナが包含する。 【0016】図示した図5のアンテナの部分26aは、
インピーダンス相互作用から実質的に独立した位相及び
振幅の所定の関係をアンテナ素子20、22及び24中
の信号電流に持たせ、しかも、動作周波数の重要な帯域
又は範囲にわたって、これを達成することの出来る励振
及び同調手段から成る。図示の様に、アンテナ部分26
aは、励振回路40として示された第1励振手段を包含
しており、この回路40は、端子16aと、第1素子2
0及び第3素子24との間に接続されており、共通電圧
点(励振回路40と複同調回路44との間の接続線上の
点42として示されている)を介して信号成分を素子2
0及び24に中継する送信手段(図7を参照して詳しく
後述する)から成っている。同調回路44は、アンテナ
回路のインピーダンス特性を複同調させて、所望の周波
数範囲における動作を最適化する。回路44は、端子1
6aと点42との間に直列接続されて示されているが、
その機能は、広帯域幅インピーダンス整合を行うことで
あり、図示の様に点42に直列に接続され又は並列に接
地された離散的又は分布リアクタンスから成ることが出
来、或いは、適当な長さの伝送線を利用することが出来
る(当業者には明らかであろう)。部分26aは、第2
励振回路48を包含するものとして示された手段46も
包含しており、この手段46は、端子16aと第2素子
22との間に接続されていて、第1励振手段40を介し
て素子20及び24に中継される成分に対して所定の位
相及び振幅を有する信号成分を素子22に中継する手段
から成る。図5に示されている様に、励振回路48は、
端子16aからの入力信号の一部を素子22へ中継する
パワー分配回路として機能し、該入力信号の残りの部分
は端子16aから他の素子へ流れる。回路48のこのパ
ワー分配機能は、指向性カップラ(図7を参照して後述
する)又はその他の手段により提供される。図5におい
て、手段46は、所望の周波数帯域又は範囲での動作の
ために中間の素子22のインピーダンス特性の複同調を
行う複同調回路50も包含する。この複同調機能を与え
るために分布リアクタンス又は伝送線を励振手段48に
使用する場合には、手段50は個別の要素でなくても良
い。 【0017】図6は、エンドファイア(end−fir
e) パターンを提供する様に配列された3モノポール
アレーを示し、図7は、本発明の励振システムを有する
、その様なアレーアンテナを示す。素子が図示の間隔、
並びに電流の位相及び振幅を有するならば、良好なエン
ドファイア・パターンを図6のアレーから得ることが出
来る。図7は、アンテナ素子に影響を与えるインターカ
ップリングとは実質的に独立に、斯かる所定の位相及び
振幅の関係を該アンテナ素子中の信号成分電流に持たせ
る『強制励振』機能と共に、顕著な周波数範囲にわたる
動作を提供する複同調機能を提供する励振システム付き
のアンテナを示す。『強制励振』は、アレーアンテナの
素子中の電流を強制し又は予定して、相互の及びその他
のカップリング及びインピーダンス効果とは実質的に独
立に所望の相対強度及び位相の電流とする励振構成とし
て定義される。 【0018】図7には、第1、第2及び第3のアンテナ
素子が、導電性グランド平面14aを通して且つ該平面
の上に配置された短いモノポール20、22及び24と
して示されている。図7のアレーアンテナは、第3モノ
ポール24に接続された4分の1波長変圧器56と、第
1モノポール20に接続された四分の一波長変圧器58
及び二分の一波長伝送線60とから成る第1励振手段を
包含する。変圧器56及び伝送線60は同調手段62と
同様に共通電圧点42にも接続されており、同調手段6
2は信号入出力端子16aにも接続されている。同調手
段62は、後部モノポール24及び前部モノポール20
のインピーダンスを複同調する様に構成された直列共振
LC回路である。各モノポールは、中間帯域付近の1周
波数で短いモノポール素子の容量性インピーダンスを除
くために、例えば素子24のインジケータ64などの直
列インダクタンスを基部に有するものとして示されてい
る。この狭帯域同調は、複同調手段62により増強され
て、帯域幅を相当広げる。図7のアンテナは、所定の相
対振幅の信号を第2モノポール22に中継する指向性カ
ップラ66と、第2同調手段68とから成る第2励振手
段も包含する。図に示されている様に、カップラ66は
、端子16aに接続されており、該アンテナに入力され
た信号の一部を、伝送線部分70を介してモノポール2
2に転送する。第2同調手段68は、第2モノポール2
2のインピーダンスを複同調するように構成された並列
共振LC回路であり、線70の長さは、モノポール22
に到達した信号がモノポール20及び24の信号に比べ
て所望の相対位相を有することとなる様に選ばれる。 【0019】図7のアレーアンテナの動作時には、2個
の四分の一波長変圧器56及び58は、第3モノポール
24及び第1モノポール20の電流Ia及びIcを、共
通電圧点42の電圧に実質的に完全に依存させる。よっ
て、Ia及びIcはIa/Ic=Zoc/Zoa とい
う比にされるが、ここで後者はそれぞれ変圧器58及び
56の伝送線インピーダンスである。二分の一波長線6
0は、素子20のIcの極性を素子24のIaに対して
反転させる。 図6に示されている様にIa=j、Ib=2及びIc=
−jという所望の信号成分関係を得るために90°の位
相差が必要なので、Ia及びIc電流に対するIbの比
は、強制されず、且つ強制され得ない。しかし、若しI
a及びIc電流に対するIbの比は、強制されず、且つ
強制され得ない。しかし、若しIa=−Icであれば、
第2モノポール22は、実際上、素子20及び24の等
しい信号及び反対の信号の間の中間の零点にあることと
なる。この場合、素子22へのIbを強制する必要はな
い。 【0020】特別の例として、図6のように配列された
、図6の電流の流れる3個のモノポールについての市販
のコンピュータープログラムを使ってインピーダンスの
計算を行った。この計算は、高さ1インチ、頂部の幅が
1.6インチ、中心間距離2.78インチの3個の同一
のモノポールのアレーについて1,030MHz、1,
060MHz及び1,090MHzで行われた。計算の
結果は次の通りである:              
       1030              
1060              1090   
    Za         −0.89 − j6
1.8     −0.6  − j57.0    
 −0.31 − j52.7      Zb   
      −6.0  − j57.4     −
6.4  − j52.6     −6.8  − 
j48.1      Zc         14.
7  − j47.5     15.7  − j4
2.4     16.7  − j37.8    
  Za + Zc    13.8  −j109.
3     15.1  − j99.4     1
6.4  − j90.5図7を参照すると: Ys = Ya′+ Yc′ である。四分の一波長変圧器については:Ya′= Z
a/Zoa2           Yc′= Zc/
Zoc2 【0021】上の表から、64などの直列イ
ンダクタンスにより中間帯域でリアクタンスが除かれる
と、 Za + Zc  はほぼ15オームに等しくな
る。最後の等式から、Zsを50オームにしたいとする
と、 となる。 【0022】図7において、四分の一波長変圧器及び伝
送線部分は、所望の特性インピーダンスを提供する寸法
にされたマイクロストリップ伝送線の一部として示され
ていることに注意すること。よって、この例での線60
及び70は50オーム線分であり、変圧器56及び58
は、1,060MHzの周波数での四分の一波長の長さ
の27.4オーム部分となる。1,030MHz及び1
,090MHzでのアンテナ動作を最適にするために反
応同調回路62及び68が使われる(即ち、これらの周
波数でそれぞれのアンテナ素子を複同調する様に調整さ
れる)。また、本発明を適用しなければ、相互カップリ
ングの故に、Zaは負の抵抗を持ち、周波数帯域にわた
って所望のIaを精確に且つ効率的に提供することが非
常に困難になる。しかし、本発明によれば、(Za+Z
c)は、所望のIa及びIc値を提供しながら効率的に
複同調させることの出来る相当の正の抵抗を有する。前
部セクター内に広い角度にわたって高い前後電界比と強
い放射とを有するアレーアンテナパターンを達成するに
は、本発明が可能にする様に、アンテナ素子の相対電流
を精密に制御することが必要である。 【0023】図8及び図9を参照すると、図7のアンテ
ナと同様のアレーアンテナのための別の励振回路が示さ
れている。図8及び図9のアンテナについては、モノポ
ールと、点42及びモノポール20及び24の間の励振
手段とは、図7に示されているのと同じである。図8に
おいて、第2素子のための励振手段は、図6の変圧器5
6及び58と同様の四分の一波長変圧器72を包含する
。72のZoは、56及び58のZoとは異なっていな
ければならない。図8のアンテナにおいては、同調機能
は直列共振LC回路68aにより提供されることが出来
、線70aの長さを短縮することが出来、その他は、動
作は図7のアンテナの動作と一致する。図9において、
前部素子及び後部素子のための励振手段は、図8の第2
素子励振手段に包含される変圧器72と同様の四分の一
波長変圧器78を包含している。図9の構成では、並列
共振LC回路62aが同調機能を提供し、この場合にも
動作は図7のアンテナの動作と一致する。当業者には明
らかであろうが、68a及び62aなどのLC回路は、
離散的リアクタンス素子又は適当な長さの伝送線を使用
することが出来る。 【0024】図10は、図3(b) に示されているの
に似た、モノポール幅2インチ、間隔2.78インチ、
高さ0.91インチの3個のモノポールを有するアレー
アンテナについて、得られる結果を最適にするために励
振回路を調整した後に1,060MHzで実際に測定さ
れた方位アンテナパターンである。前後電界比は20d
Bよりも大きく、該パターンは前部セクター内の広い角
度にわたって強い。 1030及び1090MHz で同様の結果が得られた
。このデータに反映したアンテナ性能は、同等の寸法を
持った如何なる既知の従来技術モノポールアレーアンテ
ナの性能よりも明らかに優れていると思われる。 【0025】図11は、このアンテナ用に設計された印
刷回路カード18及び26を示す。誘導性カード18上
の銅層をエッチングしてモノポールの形の導電性パター
ンを残すことにより、図示の3個のモノポール20、2
2及び24がカード18上に形成された。カード26の
表面28上に示されているパターンも同様に形成された
。カード26上に示されている実際のパターンは、製造
及び組立を容易にし、一貫した電気的特性、及び、高性
能航空機に普遍的な衝撃及び振動条件のもとで本質的に
高い信頼性及び良好な耐久性をもたらす、物理的に単純
な形のアンテナを具現するように設計された、種々の長
さ及び特性インピーダンスのマイクロストリップ伝送線
部分と、結合点及び結合部分とを表す。図9の代替励振
回路が代用され、図7のアンテナに対応する参照数字が
図11に含まれているけれども、アンテナをマイクロス
トリップ設計に還元し、その形状を性能を最高にするた
めに洗練すると、この例における本発明の最終的な具体
的実施例となるが、この例では別々の構成要素の識別が
ある程度本来的に紛らわしい。よって、図11のカード
26上の導電性パターンのいろいろな部分に識別数字を
付してあるけれども、特定の構成要素の境界を詳しく特
定して、それを該回路の残りの部分から分けることは困
難又は不可能である。 【0026】図12は、本発明のアレーアンテナを示し
、この場合には個々の放射素子はロットである。図示の
3素子スロットアレーは、モノポールに関して先述した
のと同様の分裂的カップリング効果に直面する。図12
のスロット80、82及び84は、誘導性シート88の
前側の導電性カバーの単なる穴であっても良い。図示の
様に、該導電性シートの裏側に置かれることのある他の
要素を見えるように、図解を容易にするために、導電性
カバー86及び誘導性シート88は共に透明なものとし
て図示されている。 【0027】導電性部材86のスロット又は窓80、8
2及び84の各々は、一般的には、二分の一波長の長さ
であり、或いは、それより短くて、中間帯域付近の1周
波数で該スロットの中央を横断して挿入された分路容量
を伴うことが出来る。該アレーのスロットは、四分の一
波長だけ離間しており、該間隔の小部分に等しい幅を持
っている。既知の設計技術を使って、特定のアプリケー
ションのために寸法を選ぶことが出来る。図示した様に
、各スロットは、90に示されている様に、誘電性シー
トの裏で該スロットを横断し、誘電体88を前向きに又
は上向きに貫通して、スロット80の側で導電性カバー
86と電気的に接触している点92で終端する導体によ
り励振される。図に示されている様に、スロット80は
、その右側に励振導体終端点92を有し、スロット84
のそれと反対の位相又は励振の極性で励起されるが、ス
ロット84は、その左側に、その様な終端点96を有す
る。図示されていないが、各スロットは、一般的には、
各スロットから前向き又は外向き方向の放射だけを許す
様に金属箱又は導電性空洞により支援される。スロット
のアレーの形のアンテナは、航空機の表面と同一平面を
なす形で実施するのには特に有益である。本発明は、そ
の様なアプリケーションに容易に適合させることの出来
るものである。 【0028】図12のアンテナは、共通電圧点102を
介して第3素子84及び第1素子80を端子手段16a
に接続する二分の一波長伝送線98及び100として示
された第1励振手段を包含する。反応手段62aは、点
102と端子16aとの間に接続されて示されており、
所望の周波数範囲での複同調を行う。指向性カップラ6
6aとして示されている第2励振手段は、伝送線部分7
0aと、LC回路68aとして示された反応手段とを介
して、端子16a及び第2素子82との間に接続されて
いる。図12のアンテナの動作は、図7のアンテナと同
様である。スロットの特性は、相互の及びその他のカッ
プリング及びインピーダンスの効果とは実質的に独立に
、該スロットの両端間の電圧に所望の強さ及び位相を強
制的に持たせることを可能にする共通電圧点を設けるた
めに四分の一波長変圧器を設けずに伝送線部分98及び
100を使用することを可能にする。スロット放射器で
は、アレーの放射パターンを決定する重要な信号成分は
スロット電圧であり、これに対して、モノポール又はダ
イポール放射器では、その電流が重要な信号成分である
。図12のアンテナでの良好なエンドファイア・パター
ンについての所望のスロット電圧は、図6の示されてい
るモノポール電流と同様の位相及び振幅値を有する。 図12のシステムは、より広い帯域幅について、この強
制励振と共に複同調を提供することが出来る。 【0029】図13及び図14は、他の面に関しては図
12と対応するアンテナにおける点96及び92を点1
02に接続する手段に関する別の実施例を示す。図13
において二分の一波長伝送線98及び100は、各々、
点92及び102の間の線100と置き代わるものとし
て示されている変圧器104及び106などの2個の四
分の一波長変圧器の直列結合で置き変えられている。こ
の構成は、スロットのコンダクタンスを、点102で例
えば50オームなどの好都合な値に広帯域変換する。図
14において、二分の一波長線98及び100は、点9
6及び92を結合させる単一の二分一波長伝送線部分1
08と置き換えられており、反応同調回路62aは、点
96の近傍で点102aに結合する。図14にしめされ
ている変形などは、特別のアプリケーションにおける柔
軟性を提供するものである。 【0030】先述の実施例は、3放射素子のアレーの文
脈で詳しく図示され説明されているが、ある場合には1
個以上のアレーアンテナを設けることが望ましく、その
各々が本発明により強制励振機能付きの4個以上の放射
素子を包含する。 【0031】ここで図15を参照すると、モノポール2
0aないし24aとして図示された5個のアンテナ素子
の線形アレーから成る本発明の実施例が示されている。 図に示されている様に、第1、第2及び第3の素子20
a、22a、24a(図7の第1、第2及び第3素子に
対応する)は、素子20aの前方の先端素子21aと、
素子24aの後方の後端素子23aとにより補われてい
る。図15のアンテナを考察するのに、素子20a、2
2a及び24aの構成及び機能は、3素子アレーに関し
て説明した通りであり、第1、第2及び第3素子の3素
子アレーは、本発明を利用するアンテナに使われる基本
的グループである。 【0032】図15において、素子20a、22a及び
24aは、図7の素子20、22及び24に対応する。 図15の励起システムは、図10の代替の励起システム
に対応するが、追加の素子21a及び23aの励振方法
について変更が加えられている。図15に示されている
様に、非隣接アンテナ素子20a及び24aの第1グル
ープは、二分の一波長線60及び四分の一波長変圧器5
6及び58を含む信号伝達手段として示されている第1
励振手段に接続されている。残りの素子、即ち、中間素
子22a、先端素子21a及び後端素子23aは、指向
性カップラ66、伝送線部分70a、四分の一波長変圧
器72、73、74、半波伝送線75、及び全波伝送線
76として示されている第2励振手段に接続されている
。信号は、該励振手段により共通電圧点42を介して素
子20a及び24aに中継されると共に、第2共通電圧
点43を介して素子21a、22a及び23aに中継さ
れ、強制励振を可能にしている。 【0033】素子が4個だけであれば、素子21a、変
圧器73及び線76を除去することが出来る。本発明に
よれば、素子が何個であっても、実際には2個の電圧点
があり、これに信号が供給される。3素子については、
これらの電圧点のうちの一つは2素子のための共通電圧
点であり、所定の強さ及び位相の電流の供給を可能にす
る。3個より多い素子については、本発明は例えば42
及び43などの2個の共通電圧点を利用可能にするが、
その各々が2個以上の素子に接続する。 【0034】図16−23の説明図16を参照すると、
本発明の切替え可能アレーアンテナが示されている。図
16は、グランド平面121の上に線形アレーをなして
支持されて、3素子のグループをなして励振されるよう
に構成されたモノポール110、112、114、11
6及び118として示された5個のアンテナ素子を包含
する。スイッチ122として示されているシフト手段は
、素子のグループ(即ち、素子110、112、及び1
14;素子112、114及び116;又は素子114
、116及び118)を、放射された信号の受信及び送
信時に信号成分を選択された素子に中継する励振手段に
選択的に結合させる。送信時には、スイッチ123及び
124などの機械的又は電気的な別々のスイッチング手
段で構成することの出来るシフト手段122は、端子1
26、128及び130に出現する信号成分の、アンテ
ナ素子110、112、114、116及び118の異
なる第1、第2及び第3素子のグループへの接続を選択
的にシフトさせる。例えば、シフト手段122が図16
に示されている位置にある場合、右に向けられたエンド
ファイア・アンテナパターンを達成するための前部、中
間及び後部信号成分は、それぞれ、第1素子114、第
2素子112及び第3素子110に中継される。更に説
明する様に、前部、中間及び後部の信号成分が、例えば
第1素子118、第2素子116、及び第3素子114
などの、異なる3素子グループにシフトされるとき、該
アレーの実効素子放射中心は、素子112の近傍から前
方へ素子116の近傍までシフトされる。 【0035】図16に示されている様に、この切替え可
能アレーアンテナは、実質的に図7及び図8を参照して
上記した通りの端子手段、第1励振手段、第2励振手段
及び同調手段も包含している。端子手段は、信号を該ア
ンテナに、且つ該アンテナから、中継する端子16aと
して示されている。第1励振手段は、端子126に中継
される信号成分に比べて位相を反転させて信号成分を端
子130に中継する二分の一波長伝送線60と、斯かる
信号成分を、図示の5個のアンテナ素子のうちの選択さ
れた3素子グループの第1、第2及び第3の素子にそれ
ぞれ中継する2個の四分の一波長変圧器の組とを包含す
るものとして示されている。スイッチング手段122が
図示の位置にある場合には、第1励振手段は、素子11
4に接続する四分の一波長変圧器144と、素子110
に接続する変圧器132とを使用することが分かる。第
2励振手段は、所定振幅の信号成分を端子128に中継
する指向性カップラ66と、素子112(これは、この
例において選択された素子114、112、110のう
ちの第2素子である)に接続する四分の一の波長変圧器
138とを包含するものとして示されている。共通電圧
点42を介して第1励振手段に接続された直列LC回路
68a、及び、第2励振手段に接続された直列LC回路
62として示されている同調手段は、アンテナ素子の複
同調を行う。 【0036】励振手段及び同調手段の全体と、その個々
の要素との構造及び動作は、図7及び図8の説明におい
て一層詳しく記載されており、ここで、対応する参照数
字は同様の構成要素を指す。しかし、3個の四分の一波
長変圧器(図8の変更を伴って図7では56、58及び
72)の機能は、図16では四分の一波長変圧器132
、134、136、138、140、142、144、
146及び148により提供されるが、それらは、スイ
ッチ122の動作に応じて3個の組をなして使用される
。 別の形として、3個の四分の一波長変圧器を点126、
128及び130 にそれぞれ挿入し、図16の9個の
四分の一波長変圧器を9個の二分の一波長伝送線と置換
することが出来る。 【0037】図16のアンテナの動作は、基本的に、図
7に関して説明した通りである。第1、第2及び第3の
素子(例えば素子114、112及び110など)にお
ける電流の位相及び振幅に強制的に所定値を持たせるこ
とが出来る様にすることによって、エンドファイア・ア
ンテナパターン又はその他の所望のアンテナパターンを
達成することが出来る。図16のアンテナは、スイッチ
122として示されているシフト手段の動作により第1
、第2及び第3の素子のグループ114、1 1 2、
110又は116、114、112又は118、116
、114に励振がかけられかにより、アレーの放射中心
が素子112、14又は116の近傍に存在することと
なる様にシフトされることを可能にする様になっている
点において異なっている。 【0038】図2を参照すると、図2の要素12及び1
4と同様の保護カバー及びベース部材をもって図2のそ
れと同様に図16のアンテナを構成出来ることが分かる
。また、図4に示されている様に、図16のアンテナは
、航空機の胴体等の表面に支持され横方向に離間したア
レーとして構成出来るものである。 【0039】図16において、放射素子アレー120は
、点111、113、115、1 1 7及び119に
接続された5個のモノポールから成るものとしている。 図17は、修正した図16に代入することの出来る別の
放射素子アレー120aを示す。図に示されている様に
、アレー120aは、絶縁層又は部材88に接続された
導電層又は表面86の細長い開口部として示されている
5個のスロット110a、112a、114a、116
a及び118aを備えている。図12に関して説明した
様に、部材86及び88は、層88の後のスロット11
0aを越えて絶縁された関係にある点111から、層8
8を通って、点150で該スロットの左側で層86と接
触して終端する接続を示すために、透明であるとして示
されている。図12では、スロット80の右側の接点9
2に横断する給電導体によりスロット80に供給される
信号成分の相対位相反転がなされるのに対して、図17
では、全ての接点が、それぞれのスロットの左側にある
。 図17のアンテナについては、位相反転は、図16に示
されている二分の一波長線部分60によりなされるので
、図16及び図17のアンテナは、共に、図16などに
示されている同様の励振システムを使用することが出来
る。しかし、図17のアンテナでは、図16の四分の一
波長変圧器を二分の一波長伝送線と置換しなければなら
ない。 【0040】図17の代替形のアンテナの動作は、基本
的には、図12に関して説明した通りであるが、第1、
第2及び第3の素子のグループ114a、112a、1
10a、又はグループ116a、114a、112a、
又はグループ118a、116a、114aの選択的励
振により有効放射中心をシフトさせる能力が付加されて
いる。 【0041】ここで図18を参照すると、本発明の方向
可変アレーアンテナシステムの略図が示されている。図
に示されている様に、該アレーシステムは、3個の同一
のアンテナ152a、152b及び152c(これは、
図16又は図17に示されている種類のものであっても
良い)として示されている複数の切替え可能アレーアン
テナを包含する。この3個の切替え可能アレーアンテナ
は、図において右向きのエンドファイア放射方向に対し
て横向きに離間している。図18において、端子154
に供給される信号は、図16の端子16aに対応する3
個のアンテナ端子16a、16b、及び16cに中継さ
れる。図16の場合と同じく、アンテナ152a、15
2b、152cの各々において、信号成分は、それぞれ
の励振手段により、5個の素子110、112、114
、116及び118(ドット118 などのドットで表
されている)から選択された第1、第2及び第3の素子
に中断される。アンテナ152aのシフト手段122が
図16に示されている位置にあるとすると、アンテナ1
52aの活性素子グループは素子114、112及び1
10である(活性素子を指示するために、これらに〇印
を付してある)。 【0042】図18には、端子122a、122b及び
122cを介して各アンテナのシフト手段(図16の1
22)に接続されたスイッチコントローラ156として
示された方位制御手段も包含されている。各アンテナの
シフト手段122を活動させて三つの異なる素子グルー
プのうちの一つを選択させることが出来、コントローラ
152は、各アンテナの実効放射中心が選択された位置
に存在する様にシフト手段を調整する制御回路又はメカ
ニズムから成る。 【0043】活性状態とされたアンテナ素子を表す図1
8の〇印付きドットが示すように、この例では、実効放
射中心が、アンテナ152aについては素子112の近
傍にあり、アンテナ152bについては素子114のき
近傍にあり、アンテナ152cについては素子116の
近傍にあることとなるようにシフト手段が調整される。 フェイズドアレー・レーダーに関する周知の理論及び動
作に基づいて、図18の様に横方向に離間してエンドフ
ァイア・モードで同一に励振される図16の3個のアン
テナは、図18の右方に向かうビームを生じさせる。し
かし図18に示されている様に放射中心の異なるアンテ
ナを励振すると、該ファンビームは、その直線形状を保
ちながら或る角度だけ方向を変える。 【0044】これは、図19に一層良く示されているが
、この図は、5種類のモードで励振される3個の離間し
たアレーアンテナの略図である。図19(a)において
、活性素子を特定する〇印は、図18の152a、b、
及びCなどの3個のアンテナが同一に励振され、その放
射中心が線158に沿っていることを示す。線158は
、実際上、この励振の波面を表していて、線158に対
して垂直なビーム方向を生じさせる。図19(b) に
おいて、励振は図18に示されている通りであり、波面
線が回転しており、該アンテナの実際の大きさにより例
えば30°の角度だけ元のビーム方向から左へ傾いた正
ビーム方向を生じさせる。図19(c) は右へ傾いた
ビームの波面を示し、図19(d) は図19(c) 
のビーム方向より少なく右へ傾いたビーム方向をもたら
す分裂した波面を示す。単純には、図19(d) のビ
ーム方向は、図示されている二つの波面に垂直な部分ビ
ームの平均であると考えることの出来るものである。図
19(d) 及び(e) の様な励振についての実際の
ビーム方向は、使用されるべきアンテナの実際の寸法及
び特性に基づいて計算又は測定出来るものであるが、重
要なのは、実効放射中心の相対位置が波面とビーム位置
とを決定することである。 図19に示されている励振から生じる全てのビームが、
該ファンビームの直線形状を保つ。これは図20に示さ
れている。 【0045】図18は、チャネル16a及び16cの移
相器127a及び127bも示す。この移相器は二つの
利益をもたらすことが出来る。第1に、該移相器を使っ
て、ファンビームのビーム方向及び直線形状を保ちつつ
、図19(d)又は図19(e) の波面の曲がりを小
さくすることが出来る。第2に、該移相器を使って、図
20に示されている5個の角度の間の方位角又は該角度
を越える如何なる方位角にもビームを向けることが出来
る。 この場合、ファンビームは湾曲するが、一般的には図1
の従来技術の場合よりも遙かに僅かな湾曲である。 【0046】各々5個のアンテナ素子を包含する3個の
アレーアンテナが図16、17、18及び19にしめさ
れているが、アレーアンテナの数及びアレーアンテナ中
のアンテナ素子の数をもっと増やすことも出来ることか
が理解されなければならない。各アレーアンテナ中の活
性アンテナ素子の数も3より多くても良い。 【0047】動作時には、方位制御手段により実効放射
中心が制御されるアレーアンテナの横方向に離間した組
合せは、そのアンテナビームの方向を選択的に変化させ
ることが出来る。この様にして、アンテナシステムに対
して照準外れのターゲットは、該アンテナシステムの活
性素子に対して必ずしも照準外れとはならない。ビーム
方向がターゲットに向けられると、ビームのコーニング
に伴う照準外れエラーが減少し、ベースの航空機に対し
て色々な高度にあるターゲットの方位指示の精度が向上
する。 【0048】図21(a) は、7個のアレーアンテナ
152a−gが搭載されている(例えば、図16のアン
テナの端面が7個示されている)航空機の胴体の断面の
略図である。図21(a) の垂直線159は、該航空
機の垂直軸が傾いていない(即ち、該航空機がバンキン
グしていない)ことを示す。図21(a) の中央の3
個のアンテナ152c、d、eは、バンキング無しで充
分な性能があるが、バンキング時には該アンテナシステ
ムは傾いて、性能を悪くすると仮定する。図21(b)
 及び(c) に示されている様に、図示のバンキング
状態の際には、本発明は、バンキングに起因する特定の
程度のロールで水平となる3アンテナシステム(152
d、e、f又は152e、f、g)を実際上表すアンテ
ナの動作グループ(括弧で特定されている)の選択によ
る補正を可能にする。 図21(b) 及び図21(c) において、指示され
た3個のアンテナの選択により、地平線に対して垂直に
向けられた状態に保たれるファンビームが生じる。しか
し、線159により表される航空機の垂直軸が左にロー
リングしているので、所望のビーム補正は、実際には、
該アンテナシステムを搭載している航空機に対して該ア
ンテナシステムのファンビームを傾けることにより達成
されている。 【0049】図22を参照すると、航空機のローリング
を補償することを可能にすると共に真っ直ぐなファンビ
ームを保ちつつアンテナビーム方向変更を可能にするビ
ームティルト・アンテナアレーシステムが示されている
。該アンテナについて、最初に、ビーム方向変更能力と
は独立に説明する。図示の様に、該アンテナアレーシス
テムは、7個のアンテナ152a−g(これは、図16
又は図17に示されている種類のものであって良い)と
して示されている複数のアレーアンテナを包含する。 該アンテナは、主として前方に(図では上向きに)放射
するように配列されており、且つ横方向に離間しており
、その間隔は、航空機の胴体の文脈では該胴体の湾曲に
起因して第3の方向(図20aでは垂直方向)に変位を
有することとなる様な間隔である。よって、該アンテナ
は、基本的に、図22では上面が、図21では端面が示
されてオリ、図21における相対的垂直変位は本質的に
図22に対して垂直である。 【0050】図22のアンテナシステムは、特定のロー
リング状態でどのアンテナのグループが活性となるかを
決定する信号分配手段162を選択的に作動させる、ビ
ームティルト制御手段160とし示されているビームテ
ィルト制御手段も包含している。ローリングの程度を表
す情報は、手段160に供給され、或いはその中の適切
な手段により感知される。いずれの場合にも、ティルト
制御手段160は、162a及び162bなどのスイッ
チの系列を含むものとして示されている電子式などのス
イッチング手段162を制御して、図21(b) に示
されているローリング状態の補償に対応する、図22に
示されているアンテナ152d、152e及び152f
などの選択されたグループのアンテナと端子154aと
の間で信号を中継する。 【0051】本発明によると、ビームティルトアンテナ
は、図18に関して説明したビーム方向変更機能も包含
する。よって、図22において、スイッチコントローラ
156aは、図18のスイッチコントローラ156と同
様に機能して、各活性アンテナのシフト手段を選択的に
制御する。図22の場合、特定の時点でアンテナ152
a−gのうちのどの3個が活性化されるかを示す、ティ
ルト制御手段160からの情報は、現在活性となってい
るアンテナにシフト手段制御情報を向けるために手段1
56aで使用される。図18及び図22において、図解
と説明を容易にするために、152a等のアレーアンテ
ナ中の個々の放射素子は、ドットで指示され、活性素子
は〇印で指示されている。実際の素子は、図7、図12
、図16及び図17などの他の図に関して詳しく図示し
且つ説明したモノポール、スロットなど、及び、既に網
羅された種々の代替物である。付加的方位ビーム制御の
ための移相器127a及び127bは、ここではスイッ
チング手段162の下に位置している。 【0052】図22のアンテナの動作において、航空機
が左にローリングする際にアンテナファンビームは右に
傾けられ、またその逆も行われて、或る範囲の補償がな
されるが、さもないとファンビームはその通常基準方向
又は垂直方向からずれることとなる。同時に、図18及
び図19に関して説明した様にアンテナビームの方向を
変更することが出来、ビーム方向変更及び傾斜(ティル
ト)を互いに独立に行うことが出来る。所望の場合には
、図22に示されている信号分配手段162に代えて、
スイッチングを利用する構成に代えて従来技術において
知られている別の形の信号供給構成を用いても良いこと
を示すために図23が含まれている。移相器164a−
164gは、パトラーマトリックス供給回路網(But
ler Matrix and feed netwo
rk) と協働してアレーの活性部分を滑らかにシフト
させて航空機のローリングを補償する。移相器166a
−166gは、付加的方位ビーム制御機能を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】線形アレーアンテナを軸外れで走査する効果を
示す図、
【図2】アレーアンテナの斜視図、
【図3】3個のアンテナ素子を含む低プロフィール・ア
レーアンテナの直交分解略図、
【図4】図3のアレーアンテナを5個包含するアレーア
ンテナシステム図、
【図5】3個のアンテナを含むアレーアンテナのブロッ
ク図、
【図6】エンドファイア・アレーについての望ましい電
流関係を示す図、
【図7】3モノポールアレーアンテナの回路図、
【図8
】図7のアンテナの別の形の回路図、
【図9】図7のア
ンテナの別の形の回路図、
【図10】図7に示されてい
る種類のアレーアンテナの動作についてのアンテナパタ
ーン、
【図11】図7に示されている種類のアレーアンテナの
部品図、
【図12】3スロット・アレーアンテナの回路図、
【図
13】図12のアンテナの別の形の回路図、
【図14】
図12のアンテナの別の形の回路図、
【図15】5モノ
ポールアレーアンテナの回路図、
【図16】5モノポー
ル切替え可能アレーアンテナの回路図、
【図17】スロットを利用する図16のアンテナの別の
形を示す図、
【図18】方向可変アレーアンテナシステム図、
【図1
9】図18のアンテナシステムの動作を説明するのに役
立つ励振第替物を示す図、
【図20】図18のアンテナシステムのが与える直線フ
ァンビーム、
【図21】航空機のバンキング操縦時のロール状態を示
す図、
【図22】方向可変ビームティルトアンテナシステムを
示す図、
【図23】図22のアンテナシステムと共に使用するこ
との出来る信号分布回路網の別の形を示す図。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも3個の素子のグループをな
    して励振される様に構成された複数のアンテナ素子を有
    する切替え可能アレーアンテナであって、信号を中継す
    る端子手段と、第1、第2及び第3のアンテナ素子を各
    々有するグループをあして使用される様に構成された少
    なくとも4個の素子の線形アレーを構成する複数のアン
    テナ素子と、前記端子手段に接続れて、所定の相対位相
    及び振幅の前部及び後部素子信号成分を共通電圧点を介
    してグループの第1及び第3素子に中継する信号伝達手
    段から成る第1励振手段と、前記端子手段に接続されて
    、前記第1及び第3素子に接続された前記信号成分に対
    して所定の位相及び振幅を有する中間素子信号成分を前
    記グループの第2素子に中継する手段から成る第2励振
    手段と、前記の前部、中間及び後部信号成分を前記複数
    の素子の異なる素子グループにそれぞれシフトさせるこ
    とが出来る様に前記第1及び第2の励振手段を前記素子
    の異なるグループに選択的に接続するシフト手段と、か
    ら成っており、これにより、前記線形アレーの実効放射
    中心は、前記スイッチング手段を作動させることにより
    該線形アレーに沿って選択的にシフトさせられることを
    特徴とするアレーアンテナ。
  2. 【請求項2】  前記アンテナ素子はモノポールであり
    、前記第1励振手段は前記共通電圧点と前記第1及び第
    3素子との間をそれぞれ選択的に接続する2個の四分の
    一波長変圧器から成り、前記波長は前記アンテナの平均
    設計周波数にほぼ対応することを特徴とする請求項1に
    記載の切替え可能アレーアンテナ。
  3. 【請求項3】  前記第2励振手段は指向性カップラか
    ら成ることを特徴とする請求項2に記載の切替え可能ア
    レーアンテナ。
  4. 【請求項4】  前記第1励振手段は、前記第1素子と
    前記共通電圧点との間を位相を反転させて信号を中継す
    る二分の一波長伝送線手段を更に備えており、前記波長
    は、前記アンテナの平均設計周波数にほぼ対応すること
    を特徴とする請求項3に記載の切替え可能アレーアンテ
    ナ。
  5. 【請求項5】  前記アンテナは、更に、輻射伝導物質
    の保護カバーと、前記素子のためのグランド平面として
    役立つ反射面を有するベース部材とを備えることを特徴
    とする請求項1に記載の切替え可能アレーアンテナ。
  6. 【請求項6】  前記素子は、導電性面の細長い窓の形
    のスロットであることを特徴とする請求項1に記載の切
    替え可能なアレーアンテナ。
  7. 【請求項7】  前記素子はスロットであり、前記第1
    励振手段は、前記共通電圧点と前記第1及び第3素子と
    の間をそれぞれ中継する2個の二分の一波長伝送線から
    成り、前記波長は前記アンテナの平均設計周波数にほぼ
    対応することを特徴とする請求項1に記載の切替え可能
    アレーアンテナ。
  8. 【請求項8】  前記素子はスロットであり、前記第1
    励振手段は、前記共通電圧点と前記第1及び第3素子と
    の間をそれぞれ中継する全波長伝送線から成り、前記波
    長は前記アンテナの平均設計周波数にほぼ対応すること
    を特徴とする請求項1に記載の切替え可能アレーアンテ
    ナ。
  9. 【請求項9】  前記素子はスロットであり、前記第1
    励振手段は、インピーダンスの異なる2個の四分の一波
    長変圧器の二つの直線組合せから成り、その一つの組合
    せが前記共通電圧点と第1及び第3素子の各々との間を
    それぞれ接続し、前記波長は前記アンテナの平均設計周
    波数にほぼ対応することを特徴とする請求項1に記載の
    切替え可能アレーアンテナ。
  10. 【請求項10】  前記第2励振手段は、前記中間素子
    信号成分を前記第2素子に中継する指向性カップラ手段
    と、所望の周波数範囲における同調を行う第2反応手段
    とから成ることを特徴とする請求項9に記載の切替え可
    能アレーアンテナ。
  11. 【請求項11】  切替え可能エンドファイア・アレー
    アンテナであって、信号を中継する端子手段と、第1、
    第2及び第3のモノポール素子を各々有する、3素子の
    グループをなして使用される様に構成された5個のモノ
    ポールの線形アレーを構成する複数のアンテナ素子と、
    信号成分を前記端子手段からグループの第1及び第3素
    子へ中継し、他方に対して反対の位相の放射される信号
    を一素子に提供する第1励振手段と、前記第1及び第3
    素子に中継される前記信号とは異なる所定の位相及び振
    幅を持った信号成分を前記端子手段から前記グループの
    第2素子へ中継する第2励振手段と、前記信号成分を前
    記複数の素子の異なる第1、第2及び第3の素子グルー
    プにそれぞれシフトさせることが出来る様に前記第1及
    び第2の励振手段を前記アンテナ素子の異なるグループ
    に選択的に接続するシフト手段と、から成っており、こ
    れにより、前記アンテナの実効放射中心は、前記スイッ
    チング手段を作動させることにより該線形アレーに沿っ
    て選択的にシフトさせられることを特徴とするアレーア
    ンテナ。
  12. 【請求項12】  切替え可能エンドファイア・アレー
    アンテナであって、信号を中継する端子手段と、第1、
    第2及び第3のスロット素子を各々有する、3素子のグ
    ループをなして使用される様に構成された5個のスロッ
    トの線形アレーを構成する複数のスロットアンテナ素子
    と、信号成分を前記端子手段からグループの第1及び第
    3素子へ中継し、他方に対して反対の位相の放射される
    信号を一素子に提供する第1励振手段と、前記第1及び
    第3素子に中継される前記信号とは異なる所定の位相及
    び振幅を持った信号成分を前記端子手段から前記グルー
    プの第2素子へ中継する第2励振手段と、前記信号成分
    を前記複数の素子の異なる第1、第2及び第3の素子グ
    ループにそれぞれシフトさせることが出来る様に前記第
    1及び第2の励振手段を前記アンテナ素子の異なるグル
    ープに選択的に接続するシフト手段と、から成っており
    、これにより、前記アンテナの実効放射中心は、前記ス
    イッチング手段を作動させることにらり該線形アレーに
    沿って選択的にシフトさせられることを特徴とするアレ
    ーアンテナ。
  13. 【請求項13】  方向変更可能なアンテナアレーシス
    テムであって、第1放射方向に関して横方向に離間した
    複数の切替え可能アレーアンテナであって、その各アレ
    ーアンテナは、アンテナ素子の線形アレーと、所定の相
    対位相及び振幅の信号成分を各アレーアンテナの選択さ
    れた素子に中継する励振手段と、前記励振手段に接続さ
    れて前記素子への信号成分の中継を変更して各線形アレ
    ーアンテナの実効放射中心をその長さに沿って選択的に
    シフトさせるシフト手段とから成っている複数の切替え
    可能アレーアンテナと、前記アレーアンテナに接続され
    て、それぞれのアンテナのシフト手段を選択的に制御す
    る方位制御手段とから成っており、これにより、前記ア
    ンテナアレーシステムの放射方向及びビーム形状は、前
    記アレーアンテナの実効放射中心の相対的調整にらたり
    制御されることを特徴とする方向変更可能なアンテナア
    レーシステム。
  14. 【請求項14】  方向変更可能なアンテナアレーシス
    テムであって、第1放射方向に関して横方向に離間した
    、請求項1に記載の複数の切替え可能アレーアンテナと
    、前記アレーアンテナに接続されて、それぞれのアンテ
    ナのシフト手段を選択的に制御する方位制御手段とから
    成っており、これにより、前記アンテナアレーシステム
    の放射方向及びビーム形状は、前記アレーアンテナの実
    効放射中心の相対的調整にらたり制御されることを特徴
    とする方向変更可能なアンテナアレーシステム。
  15. 【請求項15】  傾斜ビームアンテナアレーシステム
    であって、信号を中継する端子手段と、主として前進方
    向に放射するように配列された素子の線形アレーから各
    々成る複数のアレーアンテナであって、前記アンテナは
    、前記前進方向に対して垂直な横方向に離間しており、
    前記アンテナのうちの一つ以上は、前記前進方向及び横
    方向に対して実質的に垂直な第3の方向に異なる変位を
    有するアレーアンテナと、選択された複数の前記アレー
    アンテナを前記端子手段に中継するビームティルト制御
    手段とから成っており、これにより、前記第3方向にお
    ける選択されたアンテナの相対変位が複合アンテナビー
    ムパターンの傾斜を決定することを特徴とする傾斜ビー
    ムアンテナアレーシステム。
  16. 【請求項16】  前記複数のアレーアンテナは航空機
    の湾曲した胴体上に支持されており、素子の各線形アレ
    ーの縦軸は該航空機の縦軸に実質的に対応しており、該
    アンテナは横方向に離間していて、該胴体の表面の湾曲
    の結果として該アンテナのうちの一つ以上が、前記軸及
    び前記方向に対して実質的に垂直な、異なる垂直変位を
    有することとなることを特徴とする請求項15に記載の
    傾斜ビームアンテナアレーシステム。
  17. 【請求項17】  傾斜ビームアンテナアレーシステム
    であって、信号を中継する端子手段と、線形軸を有する
    アンテナ素子のアレーから各々成る複数の切替え可能ア
    レーアンテナであって、前記アンテナは、前記軸に対し
    て垂直な第1方向において横に離間しており、前記アン
    テナのうちの一つ以上は、前記軸及び前記垂直方向に対
    して実質的に垂直な第2方向に異なる変位を有しており
    ;該アレーアンテナの各々は、更に、所定の相対位相及
    び振幅の信号成分を、選択された素子に中継する励振手
    段と、前記励振手段に接続されて、各アレーアンテナの
    実効放射中心を選択的にシフトさせるために前記素子へ
    の信号成分の中継を変更するシフト手段とを備えている
    複数の切替え可能アレーアンテナと、選択された複数の
    前記アレーアンテナを前記端子手段に接続するビームテ
    ィルト制御手段と、から成っており、これにより、前記
    第2方向における、選択されたアレーアンテナの相対変
    位が、複合アンテナビームパターンの傾斜を決定するこ
    とを特徴とする傾斜ビームアンテナアレーシステム。
  18. 【請求項18】  更に、前記アレーアンテナに接続さ
    れて、前記アンテナのシフト手段を選択的に制御する方
    位制御手段を包含しており、これにより、前記アンテナ
    システムのアンテナビームの方位及び傾斜角を独立に変
    更することが出来ることを特徴とする請求項17に記載
    の傾斜ビームアンテナアレーシステム。
  19. 【請求項19】  傾斜ビームアンテナアレーシステム
    であって、信号を中継する端子手段と、請求項1に記載
    の複数のアレーアンテナであって、前記アンテナは第1
    方向において横に離間しており、前記アンテナのうちの
    一つ以上は、前記第1方向に対して実質的に垂直な第2
    方向において異なる変位を有するアレーアンテナと、前
    記アレーアンテナに接続されて前記アンテナのシフト手
    段を選択的に制御する方位制御手段と、選択された複数
    の前記アレーアンテナを前記端子手段に接続するビーム
    ティルト制御手段と、から成っており、これにより、前
    記アンテナシステムのアンテナビームの方位及び傾斜角
    を独立に変更することが出来ることを特徴とする傾斜ビ
    ームアンテナアレーシステム。
  20. 【請求項20】  前記アンテナは乗物の表面にあり、
    その乗物の通常の姿勢では、前記第1及び第2の方向は
    それぞれ実質的に水平及び垂直であり、ビームの方向変
    更は、前記乗物の軸に関して実際上方位の変更であり、
    ビームの傾斜は乗物のバンキングの補償を行う様になっ
    ていることを特徴とする請求項19に記載の傾斜ビーム
    アンテナアレーシステム。
JP189991A 1990-05-25 1991-01-11 コーニング及びバンキング補正機能を有する航空機用アンテナ Expired - Lifetime JP2997321B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US529836 1990-05-25
US52983690A 1990-05-29 1990-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04230105A true JPH04230105A (ja) 1992-08-19
JP2997321B2 JP2997321B2 (ja) 2000-01-11

Family

ID=24111440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP189991A Expired - Lifetime JP2997321B2 (ja) 1990-05-25 1991-01-11 コーニング及びバンキング補正機能を有する航空機用アンテナ

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0459616B1 (ja)
JP (1) JP2997321B2 (ja)
KR (1) KR910020965A (ja)
CA (1) CA2030600C (ja)
DE (1) DE69121970T2 (ja)
IL (1) IL97849A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5369413A (en) * 1993-07-02 1994-11-29 Hazeltine Corp. Q equalization in dual-element end-fire array antennas
JP3799724B2 (ja) * 1997-03-27 2006-07-19 株式会社デンソー 開口面アンテナ及びレーダ装置
US6664938B2 (en) 2002-03-01 2003-12-16 Ems Technologies Canada, Ltd. Pentagonal helical antenna array
DE10337446B3 (de) * 2003-08-14 2005-02-17 Siemens Ag Verfahren zum Betrieb einer Antenneneinheit einer beweglichen Station sowie entsprechende Antenneneinheit
CN113108753B (zh) * 2021-04-13 2023-06-27 中国电子科技集团公司第三十八研究所 展收机构变形测量方法、系统及展收机构
CN116826379A (zh) * 2022-03-21 2023-09-29 华为技术有限公司 一种天线组件及通信设备

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU7093074A (en) * 1973-07-05 1976-01-08 Commw Scient Ind Res Org Continuous scanned beam generation
US4129870A (en) * 1977-09-30 1978-12-12 Tull Aviation Corporation Apparatus for synthesis of scanning beam
DE3315686A1 (de) * 1983-04-29 1984-10-31 Deutsche Bundespost, vertreten durch den Präsidenten des Fernmeldetechnischen Zentralamtes, 6100 Darmstadt Yagi-gruppenstrahler mit sektorfoermigem richtdiagramm
DE3315685A1 (de) * 1983-04-29 1984-10-31 Deutsche Bundespost, vertreten durch den Präsidenten des Fernmeldetechnischen Zentralamtes, 6100 Darmstadt Yagi-gruppenstrahler mit sektorfoermigem richtdiagramm
WO1988006295A1 (en) * 1987-02-13 1988-08-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Holographic radar

Also Published As

Publication number Publication date
CA2030600C (en) 2000-04-25
DE69121970D1 (de) 1996-10-17
JP2997321B2 (ja) 2000-01-11
KR910020965A (ko) 1991-12-20
DE69121970T2 (de) 1997-04-10
IL97849A (en) 1994-06-24
EP0459616A3 (en) 1992-02-26
EP0459616B1 (en) 1996-09-11
EP0459616A2 (en) 1991-12-04
CA2030600A1 (en) 1991-11-26
IL97849A0 (en) 1992-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5214436A (en) Aircraft antenna with coning and banking correction
US4320402A (en) Multiple ring microstrip antenna
US4414550A (en) Low profile circular array antenna and microstrip elements therefor
US4125839A (en) Dual diagonally fed electric microstrip dipole antennas
US7196674B2 (en) Dual polarized three-sector base station antenna with variable beam tilt
US4922263A (en) Plate antenna with double crossed polarizations
US6005519A (en) Tunable microstrip antenna and method for tuning the same
US3971032A (en) Dual frequency microstrip antenna structure
US5926137A (en) Foursquare antenna radiating element
US4021813A (en) Geometrically derived beam circular antenna array
EP1976063B1 (en) Broadband beam steering antenna
US20090140943A1 (en) Slot antenna for mm-wave signals
US8487821B2 (en) Methods and apparatus for a low reflectivity compensated antenna
US20020075194A1 (en) Mechanically steerable array antenna
CN109841956B (zh) 一种基于龙伯透镜阵列的低剖面阵列天线
JP2004507906A (ja) 操縦可能な素子を有する誘電体共振器アンテナアレー
GB2360134A (en) Dielectric resonator antenna array with steerable beams from each element
Kavitha et al. A wide-scan phased array antenna for a small active electronically scanned array: a review
KR100198687B1 (ko) 어레이 안테나
JP2997321B2 (ja) コーニング及びバンキング補正機能を有する航空機用アンテナ
CN110165406A (zh) 一种方向图可重构天线单元及相控阵
EP1417733B1 (en) Phased array antennas incorporating voltage-tunable phase shifters
USH1877H (en) Polarization diverse phase dispersionless broadband antenna
Baskaradas Design of electronically steerable direction shifting microstrip antenna array using beam steering technique
US20230216191A1 (en) Electronically reconfigurable 2-bit phase quantization phased array element

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081029

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091029

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101029

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101029

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111029

Year of fee payment: 12