JP2996097B2 - トンネル掘削工法 - Google Patents
トンネル掘削工法Info
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Description
とこれに引き続く大断面の本坑の拡幅掘削作業を並進さ
せる上で、先進導坑側から排出される掘削ズリの搬送等
を安全に行えるようにしたトンネル掘削工法に関する。
進導坑を掘削することにより、前方の地質確認、湧水対
策、不良地山区間の事前対策を行えるとともに、本坑拡
幅時における発破の芯抜きなどの利用価値が高い。とこ
ろで、かかる先進導坑を用いて大断面トンネルの急速施
工を行う場合には、先進導坑の掘削作業と本坑の拡幅作
業を並進させることが望ましい。
掘削ズリを本坑側に連続させて排出するために、先進導
坑は本坑に対して底部導孔となる。しかしながら、先進
導坑の後部開口面である坑口は拡幅工の切羽面に相当す
るので、発破時の落石や爆風、或いは切羽面に形成され
た削孔にクサビ状の割岩機を挿入することにより割岩す
る削岩作業の影響を受けるため、先進導坑の掘削ズリを
搬出するときの安全性を確保するためには、先進導坑の
ズリ排出作業毎に本坑の拡幅作業を一時中断するか、あ
るいは拡幅作業停止まで掘削ズリを先進導坑内に待機さ
せなければならず、急速施工を行う上での大きな障害と
なっていた。
なされたものであって、本坑の拡幅作業を中断すること
なく、安全性を確保しつつ連続して先進導坑からのズリ
だし作業を行えるようにしたトンネル掘削工法を提供す
ることを目的とする。
工法は、かかる課題を達成するためになされたもので、
先進導坑の後部に大断面の本坑を拡幅掘削しつつ前記先
進導坑の掘削と並進させる方法であって、前記先進導坑
の前記本坑の切羽面に対する接続部坑口の周囲を覆って
前記切羽面から後部側に至る落石防護プロテクタを配置
することを特徴とするものである。
にあっては、落石防護用プロテクタにより拡幅工の切羽
からの落石はズリだし位置を直撃することなく、拡幅作
業中に連続してズリの排出を行うことができる。
図1,2はこの発明の第一実施例を示し、図1はこの発
明にかかるトンネル掘削工法を示す縦断面図、図2は図
1のA−A線断面図である。
削形成された底部先進導坑、2は先進導坑1の後方に楕
円状の変形円断面形状をなして拡幅される例えば幅20
m,断面積230m2 程度に至る大断面の本坑である。
先進導坑1は例えばトンネルボーリングマシーン(TB
M)3によって掘削され、これにひき続く本坑2の切羽
面2aはガントリー型多機能ジャンボ4により下部に、
長さが、例えば5m程度の補助ベンチ2bを設けた全断
面拡幅工法により掘削される。
地盤が良好の場合を主な対象として地山に反力を取って
そのまま掘削し、また地山の状態が悪い場合にはシール
ドを形成しながら地盤Eを掘削する機能を備えるもの
で、このTBM3の後部には本坑2内に連続する一対の
軌条5が敷設され、この軌条5上にはバッテリロコ6,
シャトルカー7などが走行可能に配置され、TBM3か
ら排出された掘削ずりをシャトルカー7に搭載し、軌条
5に沿って本坑2側に搬送する。なお、搬送方式として
はベルトコンベアを用いることも可能である。
ば、前記先進導坑1の坑口1aを挟んで本坑2内を移動
可能に配置されたガントリー型台車4a上に、多段かつ
幅方向に沿って配列された多数の削孔機8を搭載すると
ともに、ロックボルト9の打ち込み機能及び覆工10の
吹き付け機能あるいは鋼製支保工の建て込みのための機
能等を備えている。
坑内1の坑口1a内に差し込まれるとともに、後端が前
記台車4aの後方まで延長されて軌条5の上部を覆うト
ンネル形断面の落石防護プロテクター11が配置されて
いる。
a付近から例えば30〜50mの長さに形成される、例
えば、鋼製のものであって、ジャンボ4の切羽面の移動
に応じて、例えば、タイヤ、履帯、レール等からなる自
走機能により移動し、常時坑口1aからジャンボ4の後
方までのずり搬送経路を防護する。なお、この防護プロ
テクター11は、複数のパネルを、トンネルの掘進方向
に沿って連結して形成することもできる。この場合にお
いて、かかる構成の防護プロテクターを移動させるに
は、切羽面2aの移動に伴って、掘進方向後方のパネル
を順次解体し、これを掘進方向前方すなわち切羽面2a
の近傍へ移動させ、そこにおいて最前部のパネルに連結
させることにより行う。
ではTBMによる掘削作業及びずりの搬出作業が順次行
なわれる一方、本坑1側ではジャンボ4に設けた多数の
削孔機8により切羽面1aの上半部と下半部に削孔が形
成され、各削孔に発破を仕掛けた後ジャンボ4を退避位
置に後退させ、しかる後切羽面1aの上半部を破砕し、
次いで下半部を破砕し、その間にずりだしなどを行なう
作業が繰り返される。
切羽面2aの砕石は付近に飛散し、落下堆積するが、落
石防護プロテクター11で囲われた内部は元の状態のま
ま保護されるため、先進導坑1のずりだし作業を中断す
ることなく連続して行なえることになる。
のである。なお、本実施例において、前記実施例と同一
箇所には同一符号を用い、異なる部分にのみ異なる符号
を用いて説明する。
機能ジャンボ4に替えて、一対のホイールジャンボ20
を用いている。このホイールジャンボ20は自走式台車
20a上に削孔機21及び作業台22などを設けたもの
であって、前記ガントリー型多機能ジャンボ4に比べて
小型で、個々の能力は小さいが、機動性に富み、地盤E
の地質状況の変化に対応した組合わせや作業の変更に応
じた拡幅作業を行なうことができる。
に、この発明にかかるトンネル工法にあっては、先進導
坑の後部に大断面の本坑を拡幅掘削しつつ前記先進導坑
の掘削と並進させる方法であって、前記先進導坑の前記
本坑の切羽面に対する接続部坑口の周囲を覆って前記切
羽面から後部側に至る落石防護プロテクタを配置するこ
とにより、拡幅工の切羽からの落石はズリだし位置を直
撃することなく、拡幅作業中に連続してズリの排出を行
うことができる。したがって、両作業は互いに干渉する
ことなく同時進行的、かつ安全に行なうことができるた
め、この種の大断面トンネルの急速施工に好適である。
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 先進導坑の後部に大断面の本坑を拡幅掘
削しつつ前記先進導坑の掘削と並進させる方法であっ
て、前記先進導坑の前記本坑の切羽面に対する接続部坑
口の周囲を覆って前記切羽面から後部側に至る落石防護
プロテクタを配置することを特徴とするトンネル掘削工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6165316A JP2996097B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | トンネル掘削工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6165316A JP2996097B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | トンネル掘削工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0828175A JPH0828175A (ja) | 1996-01-30 |
JP2996097B2 true JP2996097B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=15810021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6165316A Expired - Fee Related JP2996097B2 (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | トンネル掘削工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2996097B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2381231A1 (en) * | 1999-08-06 | 2001-02-15 | Ltm Corporation | Three dimensional multi-phase tunneling method and equipments thereof |
KR101144905B1 (ko) * | 2009-12-31 | 2012-05-14 | 강릉건설 주식회사 | 방호쉴드를 이용한 초장대터널 굴착방법 |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP6165316A patent/JP2996097B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0828175A (ja) | 1996-01-30 |
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