JP2993936B1 - ビール樽栓のバルブ組立装置 - Google Patents

ビール樽栓のバルブ組立装置

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JP2993936B1 JP10187890A JP18789098A JP2993936B1 JP 2993936 B1 JP2993936 B1 JP 2993936B1 JP 10187890 A JP10187890 A JP 10187890A JP 18789098 A JP18789098 A JP 18789098A JP 2993936 B1 JP2993936 B1 JP 2993936B1
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実希夫 萩原
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Abstract

【要約】 【課題】 バルブの組立作業における作業効率の向上を
図り、かつ、簡易な方法で組み立てを行う。 【解決手段】 先金具15Aの載置面15Cにパッキン
240を載置し、このパッキン240上にワッシャ23
0を配置し、スプリング220を挿通したチューブ21
0をワッシャ230上に配置する。そして、シリンダ1
5のシャフト15Bを突出させ先金具15Aがパッキン
240を押し上げる。これにより、スプリング220が
圧縮される。同時に、ステンレス板211がワッシャ2
30,パッキン240を通過して先金具15Aの凹溝1
5Dに入り込む。そこで、シリンダ15のシャフト15
Bが下方向に移動させ先金具15Aを元の位置に戻す。
このとき、圧縮されていたスプリング220は圧縮を解
除されて、その反発力によりパッキン240をステンレ
ス板211側に押し戻し、ステンレス板211の突出部
211Aとパッキン240を係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビール樽栓のバル
ブ組立装置に関し、特に、ビール樽栓のバルブの組立作
業における作業効率を向上し、簡易な方法によるバルブ
の組立を行うことができるビール樽栓のバルブ組立装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ビール工場で製造されるビールは、缶ビ
ールや瓶ビールとなってビール工場から出荷され、流通
ルートを経由して小売店,飲食店等に届けられ、最終消
費者に提供される。一方、工場製造時の新鮮な味をどこ
でも味わえるように、ビール工場ではビール原液を樽詰
めにしたものも出荷している。この樽詰めされたビール
原液は、流通ルートを経由して小売店,飲食店等に届け
られ、そこで炭酸を加えられて最終消費者に提供され
る。
【0003】図9は、このビール原液が詰められるビー
ル樽の外観図である。図では、ビール樽の構造がわかる
ように一部を切断して表示している。図から明らかなよ
うに、このビール樽は、ビール原液が詰められる樽本体
101と、樽本体101の樽栓100とから構成されて
いる。
【0004】以下、図10〜図12を参照して樽栓10
0の構造を説明する。図10は樽栓100の斜視図、図
11はその断面図、図12はその分解(組立)図であ
る。図に示されるように、樽栓100は、大別するとバ
ルブ200とボディー400とから構成されている。
【0005】バルブ200は、チューブ210と、剛性
のスプリング220と、ワッシャ230と、パッキン2
40とから構成されており、ボディー400は、単体で
構成される。
【0006】ここで、バルブ200のチューブ210
は、所定の操作によりビール原液をビール樽外部に供給
するものであり、中空で円柱状のステンレス製チューブ
である。チューブ210の他端は径の異なる円形のステ
ンレス板211で塞がれている。この他端側には、複数
の開口212が外周上に設けられている。前述のビール
原液はこの開口212からビール樽外部に供給される。
また、チューブ210の外周上には、鍔213が設けら
れており、この鍔213には突出部213A,213
B,213Cが形成されている。このうち、突出部21
3Aは略90°ステンレス板211側に折り曲げられて
いる。スプリング220は、後述するパッキン240に
付勢力を与えるものであり、ワッシャ230は、スプリ
ング220の付勢力によるパッキン240の変形を防止
するものである。パッキン240は、弾性ゴムにより成
形されており、スプリング220の伸縮によって樽栓1
00の弁を構成するものである。
【0007】また、樽栓100を構成するもう一方のボ
ディー400は、中空で円筒状となっており、この中空
部分にチューブ210,スプリング220,ワッシャ2
30,パッキン240とからなるバルブ200が収容さ
れる。このボディー400の一端には、チューブ210
の突出部213A,213B,213Cを挿入し係合す
るための切欠410A,410B,410Cが形成され
ている。この切欠410A,410B,410Cは、逆
L字状に形成されており、L字の先端部には窪み420
A,420B,420Cが設けられている。ボディー4
00の中間部には、開口450が複数形成されており、
ビール原液のボディー400内外における移動を可能に
させる。また、ボディー400の他端側の外周には、樽
本体101に設けられた雌螺子(図示せず)に螺合する
雄螺子440が形成されており、他端には、樽栓100
を樽本体101に取り付けあるいは取り外しするための
鍔430が設けられている。
【0008】以上のように構成される樽栓100の組立
の動作を説明する。まず、チューブ210にスプリング
220を挿通する。挿通後、パッキン240にワッシャ
230を嵌合させ、チューブ210に挿通されたスプリ
ング220の他端に係止させる。そして、パッキン24
0をチューブ210の鍔213側へ押し込む。このと
き、スプリング220の一端はチューブ210の鍔21
3に係止されているので、スプリング220はパッキン
240を押し込む力により圧縮される。
【0009】そのまま、パッキン240をチューブ21
0のステンレス板211の内側、即ち、開口212の部
位まで押し込んで離すと、パッキン240はスプリング
220の反発力によって元の位置に戻ろうとする。とこ
ろが、チューブ210の他端に設けられたステンレス板
211はチューブ210と径が異なり突出した形となっ
て突出部211Aを形成している。このため、パッキン
240がスプリング220の反発力によって元の位置に
戻ろうとするとき、パッキン240の内周に形成された
溝241は、このステンレス板211の突出部211A
のところで係止する。このようにして、バルブ200が
形成される。
【0010】なお、バルブ200が形成されたとき、チ
ューブ210のステンレス板211とパッキン240で
形成される先端からチューブ210の鍔213までの距
離は、後述するボディー400の鍔430から切欠41
0A,410B,410Cの窪み420A,420B,
420Cまでの軸方向の距離と等しい長さで形成されて
いる。
【0011】次に、以上のように形成されたバルブ20
0をボディー400に収納する。収納するに際しては、
まず、バルブ200をボディー400の中空部分に挿入
する。中空部分に挿入されたバルブ200の先端、即
ち、チューブ210のステンレス板211とパッキン2
40で形成される先端は、ボディー400の鍔430に
係止されると共に、バルブ200のチューブ210の突
出部213A,213B,213Cがボディー400の
切欠410A,410B,410Cに挿入される。そし
て、チューブ210をL字の先端部の方向に水平方向に
回転させて、窪み420A,420B,420Cにチュ
ーブ210の突出部213A,213B,213Cを係
合させるようにする。
【0012】しかし、前述したように、チューブ210
のステンレス板211とパッキン240で形成される先
端からチューブ210の鍔213までの距離は、ボディ
ー400の鍔430から切欠410A,410B,41
0Cの窪み420A,420B,420Cまでの軸方向
の距離と等しい長さで形成されているため、チューブ2
10を回転させてもチューブ210の突出部213A,
213B,213Cは窪み420A,420B,420
Cの方向に回らない。
【0013】そこで、ボディー400の鍔430の側か
らパッキン240をチューブ210の鍔213の方向に
押し、スプリング220を少し縮めることによってパッ
キン240とチューブ210の鍔213までの距離を短
縮する。従って、この短縮された距離の分だけ、ボディ
ー400を軸方向の上下に移動させることができる。こ
れにより、ボディー400を持ち上げて回転させると、
チューブ210の突出部213A,213B,213C
が窪み420A,420B,420Cに係合される。一
方、圧縮されたスプリング220は反発力を有するの
で、圧縮を解除するとパッキン240の溝241がチュ
ーブ210のステンレス板211の突出部211Aのと
ころで係止すると共に、チューブ210の突出部213
A,213B,213Cがスプリングの反発力により窪
み420A,420B,420Cに圧接してバルブ20
0がボディー400から容易に離脱しないようになる。
【0014】このようにして、樽栓100が組み立てら
れる。樽栓100を分解するときは、この逆の動作を行
えば良い。
【0015】以上の樽栓100の取り扱いについて説明
する。まず、ビール工場からビール樽を出荷する時に
は、樽本体101にビール原液が詰められ、樽栓100
で閉栓されて流通ルートを経由して飲食店等に届けられ
る。届けられた飲食店等でビール原液が消費し尽くされ
ると、空になったビール樽は再利用のためにビール工場
に回収される。ビール工場では、回収された樽本体10
1の樽栓100を開栓し、ビール樽内部を洗浄する。樽
栓100については、バルブ200とボディー400を
分解してそれぞれ洗浄し、例えば、パッキン240の耐
用年数が過ぎていないか、浮き上がったり亀裂が生じて
いないか等についての異常の有無を検査する。異常があ
った場合には、新しいバルブに交換して新しいバルブと
ボディー400を組み立て、異常がない場合は、再度バ
ルブ200とボディー400を組み立て、樽本体101
の樽栓100として使用される。ここで、異常があった
バルブ200については、品質管理上問題があるので各
構成部品に分解し、部品交換等を行う。そして、部品交
換等の後、前述したバルブ組立工程により各構成部品を
組み立ててバルブ200とする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たバルブ200の組立作業においては、以下のような問
題があった。即ち、前述のように、バルブ200を組み
立てる場合には、チューブ210にスプリング220を
挿通し、パッキン240にワッシャ230を嵌合してス
プリング220に係止させ、パッキン240をチューブ
210の鍔213側へ押し込みスプリング220を圧縮
させてその反発力によりパッキン240の溝241とス
テンレス板211の突出部211を係合させることにな
るが、スプリング220を圧縮するためには、それが剛
性のものであるため非常に強い力を必要とする。従来
は、これを人力によって行っていた。このため、所定の
人数で所定時間内に組立ができるバルブの個数には限度
があった。それに加えて、強い力を必要とするために、
熟練者に頼らざるを得ない、即ち、誰でも簡単に組立を
行うことができないという問題があった。
【0017】従って、本発明の目的は、ビール樽栓の
ルブの組立作業における作業効率の向上を図ることがで
き、かつ、簡易な方法で組立ができるビール樽栓のバル
ブ組立装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、ビール樽栓の本体にパッキンおよび弾性
部材を取り付けてバルブを組み立てるビール樽栓のバル
ブ組立装置であって、パッキン,弾性部材および本体を
位置決めするための位置決め手段と、位置決め手段によ
り位置決めされた弾性部材を圧縮させる圧縮手段と、を
有し、圧縮手段による弾性部材の圧縮によパッキンを
本体に挿通し、圧縮の解除により弾性部材圧力がかけ
られた状態で本体にパッキンを係合させることを特徴と
するビール樽栓のバルブ組立装置を提供するものであ
る。
【0019】以上の構成において、ビール樽栓のバルブ
組立装置は、弾性部材および本体を位置決めしたとき
に、更に、位置決め手段の所定の位置に弾性部材および
本体をガイドするガイド手段を有することが望ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施
の形態によるビール樽栓のバルブ組立装置を説明する図
であり、(a)は正面図、(b)は(a)におけるA−
A断面図、(c)は(a)におけるB−B断面図であ
る。また、図2は、図1に示したビール樽栓のバルブ組
立装置の斜視図である。
【0021】本実施の形態によるビール樽栓のバルブ組
立装置は、空気圧を利用してバルブ200を組み立てる
ものであり、そのために、図1および図2に示すよう
に、ベース10には、エアーコンプレッサ(図示せず)
から供給される圧縮空気の圧力を調整するエアレギュレ
ータ11と、エアレギュレータ11に供給された圧縮空
気の圧力の大きさを表示する圧力計12と、エアレギュ
レータ11に供給された圧縮空気を貯留して送出するメ
インバルブ13と、メインバルブ13から供給される圧
縮空気によってシリンダ15を動作させるマニュアルバ
ルブ14が設けられており、また、これらの操作によっ
て組立を行うバルブ200のスプリング220をガイド
するスプリングガイド21およびチューブ210を保持
する受ブロック22が支柱20に設けられている。な
お、エアレギュレータ11には圧縮空気の圧力を調整す
るための調整つまみ11Aが、メインバルブ13および
マニュアルバルブ14には弁の開閉を行う操作ボタン1
3Aおよび操作レバー14Aがそれぞれ設けられてい
る。また、シリンダ15には、圧縮空気によって上下動
する先金具15Aがシャフト15Bを介して設けられて
いる。
【0022】以上の配置構成において、シリンダ15の
先金具15Aには、パッキン240,ワッシャ230を
載置する載置面15Cが形成されており、その中央には
動作時にチューブ210の一部が挿入する凹溝15Dが
形成されている。また、受ブロック22には、縦方向に
溝22Aが形成されている。この受ブロック22には、
更に、バネ付蝶番23Aによって開閉する開閉板23が
設けられている。従って、開閉板23は通常時には受ブ
ロック22に当接、即ち、閉じており、開閉板23を開
く際には把手23Bを把持して手前側に引くようにす
る。スプリングガイド21は先金具15Aと受ブロック
22の間に設けられており、摺動機構(図示せず)によ
り、支柱20において上下に摺動する。このスプリング
ガイド21には、スプリング220の径に等しい径の溝
21Aが形成されており、その上面において溝21Aを
取り囲むように凹溝21Bが形成されている。この凹溝
21Bは、動作時にチューブ210の鍔213の突出部
213Aを挿入するための溝である。
【0023】図3および図4は、このビール樽栓のバル
ブ組立装置における配管図であり、図3はその配置図、
図4はその構成図である。図3および図4に示すよう
に、ベース10に設けられた接続口30にパイプ40A
が接続されており、このパイプ40Aの一端は圧縮空気
を送出するエアーコンプレッサ(図示せず)に接続され
ている。このエアーコンプレッサから送出される圧縮空
気はパイプ40A,接続口30,パイプ40Bを介して
エアーレギュレータ11に供給される。エアーレギュレ
ータ11では、この供給された圧縮空気の圧力を調整つ
まみ11Aによって調整する。その調整値は、パイプ4
0Cを介して圧力計12に表示される。一方、エアーレ
ギュレータ11で圧力を調整された圧縮空気はパイプ4
0Dを介してメインバルブ13に送出される。メインバ
ルブ13は、圧縮空気を貯留し送出するバルブであり、
操作ボタン13Aの押し下げによって弁が開放され圧縮
空気が次段に送出される。通常、弁は閉塞した状態にな
っており、操作ボタン13Aの押し下げによって弁が開
放し、操作ボタン13Aから手を離すと元の状態(閉塞
した状態)に戻る。このメインバルブ13はパイプ40
Eを介してマニュアルバルブ14に接続されている。
【0024】マニュアルバルブ14は、メインバルブ1
3から供給された圧縮空気によってシリンダ15を動作
させるバルブであり、シリンダ15に接続された2つの
パイプ40F,40Gのいずれか一方に圧縮空気を供給
することによってシリンダ15のシャフト15Bを上下
動させる。そのための選択操作は、操作レバー14Aの
操作によって行う。即ち、シリンダ15は、弁15Eを
境に上下2つの空間に分かれており、この上下2つの空
間に前述のパイプ40F,40Gがそれぞれ接続されて
いる。このため、例えば、シリンダ15のシャフト15
Bを上方向に移動させる場合には、マニュアルバルブ1
4の操作レバー14Aを操作して、パイプ40Gに圧縮
空気を送るようにすれば良い。また、シャフト15Bを
下方向に移動させる場合には、マニュアルバルブ14の
操作レバー14Aを操作して、パイプ40Fに圧縮空気
を送るようにすれば良い。
【0025】なお、前述したように、マニュアルバルブ
14を操作するときには、メインバルブ13の弁が常に
開放されていなければならない。換言すると、メインバ
ルブ13の操作ボタン13Aを一方の手で押し下げなが
ら他方の手でマニュアルバルブ14の操作レバー14A
を操作しなければならない。従って、両手が塞がる状態
となる。このようにしたのは、片手を自由にしておく
と、間違って機械の動作に手が巻き込まれて負傷する危
険があるからである。
【0026】以下、図5〜図8を用いてこのビール樽栓
バルブ組立装置の動作を説明する。なお、必要に応じ
て図1〜図4をも参照することにする。
【0027】まず、図5に示すように、パッキン240
を先金具15Aの載置面15Cに載置し、次に、パッキ
ン240上にワッシャ230を配置する。そして、図6
に示すように、スプリング220を挿通したチューブ2
10をワッシャ230上に配置する。このとき、スプリ
ング220はスプリングガイド21の溝21Aに外周を
保持されると共に、チューブ210はその外周を受ブロ
ック22の溝22Aによって保持される。このため、ス
プリング220とチューブ210は軸方向において適正
な位置でワッシャ230上に配置される。この配置が完
了すると、前述したメインバルブ13の操作ボタン13
Aを押し下げながらマニュアルバルブ14の操作レバー
14Aを操作し、パイプ40Gを介して圧縮空気をシリ
ンダ15に送る。
【0028】圧縮空気がパイプ40Gを介してシリンダ
15に送られると、図7に示すように、その圧力により
シャフト15Bが上方向に突出し、先金具15Aがパッ
キン240を押し上げる。この押し上げによって、ま
ず、スプリング220が圧縮される。これによって先金
具15Aとスプリングガイド21の下面が当接し、スプ
リングガイド21を押し上げる。この押し上げにより、
チューブ210の鍔213が受ブロック22の下面に衝
突する。このとき、鍔213の突出部213Aはスプリ
ングガイド21の凹溝21Bに挿通されるので、突出部
213Aとスプリングガイド21の衝突による突出部2
13Aの変形あるいは破壊を防止することができる。一
方、スプリング220の圧縮に伴い、その反発力により
ワッシャ230がパッキン240に嵌合される。同時
に、チューブ210の先端、即ち、ステンレス板211
がワッシャ230,パッキン240を通過して先金具1
5Aの凹溝15Dに入り込む。
【0029】そこで、メインバルブ13の操作ボタン1
3Aを押し下げながらマニュアルバルブ14の操作レバ
ー14Aを操作し、パイプ40Fを介して圧縮空気をシ
リンダ15に送る。そうすると、図8に示すように、シ
ャフト15Bが下方向に移動して先金具15Aが元の位
置に戻る。このとき、チューブ210も下方向に移動す
ると共に、圧縮されていたスプリング220は圧縮を解
除されて、その反発力によりパッキン240をステンレ
ス板211側に押し戻し、ステンレス板211の突出部
211Aとパッキン240が係合する。これにより、バ
ルブ200の組立動作が完了する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
本体にパッキンおよび弾性部材を取り付けてバルブを組
み立てるビール樽栓のバルブ組立装置であって、パッキ
ン,弾性部材および本体を位置決めするための位置決め
手段と、位置決め手段により位置決めされた弾性部材を
圧縮させる圧縮手段と、を有し、圧縮手段による弾性部
材の圧縮によりパッキンを本体に挿通し、圧縮の解除に
より弾性部材圧力がかけられた状態で本体にパッキン
を係合させるようにしたので、ビール樽栓のバルブの組
立作業における作業効率の向上を図ることができ、か
つ、簡易な方法で組立ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるビール樽栓のバルブ
組立装置を説明する図であり、(a)は正面図、(b)
は(a)におけるA−A断面図、(c)は(a)におけ
るB−B断面図である。
【図2】図1のビール樽栓のバルブ組立装置の斜視図で
ある。
【図3】図1のビール樽栓のバルブ組立装置の配管の配
置図である。
【図4】図1のビール樽栓のバルブ組立装置の配管の構
成図である。
【図5】本発明の実施の形態によるビール樽栓のバルブ
組立装置を用いたバルブの組立動作の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態によるビール樽栓のバルブ
組立装置を用いたバルブの組立動作の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態によるビール樽栓のバルブ
組立装置を用いたバルブの組立動作の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態によるビール樽栓のバルブ
組立装置を用いたバルブの組立動作の説明図である。
【図9】樽栓がされるビール樽の外観図である。
【図10】樽栓の外観図である。
【図11】樽栓の構造を示す断面図である。
【図12】樽栓の分解(組立)図である。
【符号の説明】
10 ベース 11 エアーレギュレータ 11A 調整つまみ 12 圧力計 13 メインバルブ 13A 操作ボタン 14 マニュアルバルブ 14A 操作レバー 15 シリンダ 15A 先金具 15B シャフト 15C 載置面 15D 凹溝 15E 弁 20 支柱 21 スプリングガイド 21A 溝 21B 凹溝 22 受ブロック 22A 溝 23 開閉板 23A ネジ付蝶番 30 接続口 40A パイプ 40B パイプ 40C パイプ 40D パイプ 40E パイプ 40F パイプ 40G パイプ 100 樽栓 101 樽本体 200 バルブ 210 チューブ 211 ステンレス板 211A 突出部 212 開口 213 鍔 213A 突出部 213B 突出部 213C 突出部 220 スプリング 230 ワッシャ 240 パッキン 240A 溝 400 ボディー 410A 切欠 410B 切欠 410C 切欠 420A 窪み 420B 窪み 420C 窪み 430 鍔 440 雄螺子 450 開口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビール樽栓の本体にパッキンおよび弾性
    部材を取り付けてバルブを組み立てるビール樽栓のバル
    ブ組立装置であって、 前記パッキン,前記弾性部材および前記本体を位置決め
    するための位置決め手段と、 前記位置決め手段により位置決めされた前記弾性部材を
    圧縮させる圧縮手段と、を有し、 前記圧縮手段による前記弾性部材の圧縮により前記パッ
    キンを前記本体に挿通し、前記圧縮の解除により前記弾
    性部材圧力がかけられた状態で前記本体に前記パッキ
    ンを係合させることを特徴とするビール樽栓のバルブ組
    立装置。
  2. 【請求項2】 前記ビール樽栓のバルブ組立装置は、前
    記弾性部材および前記本体を位置決めしたときに、更
    に、前記位置決め手段の所定の位置に前記弾性部材およ
    び前記本体をガイドするガイド手段を有することを特徴
    とする請求項1に記載のビール樽栓のバルブ組立装置。
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