JP2993022B2 - 多重焦点眼内レンズ - Google Patents
多重焦点眼内レンズInfo
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- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/02—Prostheses implantable into the body
- A61F2/14—Eye parts, e.g. lenses, corneal implants; Implanting instruments specially adapted therefor; Artificial eyes
- A61F2/16—Intraocular lenses
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- A61F2/16—Intraocular lenses
- A61F2/1613—Intraocular lenses having special lens configurations, e.g. multipart lenses; having particular optical properties, e.g. pseudo-accommodative lenses, lenses having aberration corrections, diffractive lenses, lenses for variably absorbing electromagnetic radiation, lenses having variable focus
- A61F2/1616—Pseudo-accommodative, e.g. multifocal or enabling monovision
- A61F2/1618—Multifocal lenses
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は眼内レンズ(IOL)に関し、そしてさらに特
定的には、改良された多重焦点眼内レンズに関する。
定的には、改良された多重焦点眼内レンズに関する。
発明の背景 過去、数十年にわたって、人間の眼の不透明になった
水晶体を人工の単一倍率(single power)眼内レンズと
取り替えることが一般的な外科処置になってきた。この
ような取り替えは広く成功を収めている。最近まで、多
重焦点眼内レンズの使用は真剣に考慮されなかった。し
かしながら、多重焦点コンタクトレンズの到達水準の進
歩と共に、医師は多重焦点眼内レンズの移植を進めよう
としている。
水晶体を人工の単一倍率(single power)眼内レンズと
取り替えることが一般的な外科処置になってきた。この
ような取り替えは広く成功を収めている。最近まで、多
重焦点眼内レンズの使用は真剣に考慮されなかった。し
かしながら、多重焦点コンタクトレンズの到達水準の進
歩と共に、医師は多重焦点眼内レンズの移植を進めよう
としている。
多重焦点型のさらに成功を収めたコンタクトレンズの
あるものは、「同時像レンズ」(simultaneous image l
enses)と呼ばれている。これらのレンズは非球面状の
前面および後面を有し、そして中央部の両側の領域から
中央の周囲まで倍率が連続して変化することを特徴とし
ている。この型式のレンズはウエズリー氏に発行された
米国特許第3,031,927号、デカール氏に発行された米国
特許第3,037,425号およびブレーカー氏に発行された米
国特許第4,636,049号の各明細書に記載されている。ウ
エズリー氏のレンズは、同心距離補正領域(concentric
distance correction zone)により囲繞された近視野
(near vision)を見るための小さい中央領域を含む。
デカール氏のレンズは、遠距離領域が中央に配置されか
つ近距離補正領域により囲繞されて反対の構成になって
いる。ブレーカー氏は、ウエズリー氏に類似のレンズを
記載しているが、近い領域の中央部分が平均の光を読み
取る状態にある眼の瞳孔領域の半分にほぼ等しくなるべ
きであることを指摘している。ブレーカー氏の考慮事項
には、これらのレンズに関する問題の一つ、すなわち、
瞳孔が真の二重焦点作用を行なうためにレンズの追加領
域に十分な光を通すために十分に大きくなければならな
い点で、レンズが瞳孔のサイズにより影響をうけること
が指摘されている。ウエズリー/ブレーカー氏の型式の
レンズは、逆向心二重焦点レンズ(reverse centrad bi
focals)と呼ばれている。
あるものは、「同時像レンズ」(simultaneous image l
enses)と呼ばれている。これらのレンズは非球面状の
前面および後面を有し、そして中央部の両側の領域から
中央の周囲まで倍率が連続して変化することを特徴とし
ている。この型式のレンズはウエズリー氏に発行された
米国特許第3,031,927号、デカール氏に発行された米国
特許第3,037,425号およびブレーカー氏に発行された米
国特許第4,636,049号の各明細書に記載されている。ウ
エズリー氏のレンズは、同心距離補正領域(concentric
distance correction zone)により囲繞された近視野
(near vision)を見るための小さい中央領域を含む。
デカール氏のレンズは、遠距離領域が中央に配置されか
つ近距離補正領域により囲繞されて反対の構成になって
いる。ブレーカー氏は、ウエズリー氏に類似のレンズを
記載しているが、近い領域の中央部分が平均の光を読み
取る状態にある眼の瞳孔領域の半分にほぼ等しくなるべ
きであることを指摘している。ブレーカー氏の考慮事項
には、これらのレンズに関する問題の一つ、すなわち、
瞳孔が真の二重焦点作用を行なうためにレンズの追加領
域に十分な光を通すために十分に大きくなければならな
い点で、レンズが瞳孔のサイズにより影響をうけること
が指摘されている。ウエズリー/ブレーカー氏の型式の
レンズは、逆向心二重焦点レンズ(reverse centrad bi
focals)と呼ばれている。
逆向心二重焦点レンズに付随した一つの重要な問題
は、明るい光をうける屋外活動中、または夜間に明るい
照明があるときに、(例えば、対向車が接近してくる状
態で車を運転しているときに)瞳孔の収縮により遠い外
側の領域を通過する光線の比率および割合が減少して、
遠視野の質が低下することである。実際に、もしも日中
に瞳孔が十分に収縮し、または夜間に接近してくる対向
車からのヘッドライトからの光を受けると、ほぼすべて
の遠視野(distance vision)が喪失するかもしれな
い。これは、特に、このような視野の喪失が車を運転し
ている人または歩行者の生命をおびやかすことになるこ
とを考えると、明らかに容認できない。
は、明るい光をうける屋外活動中、または夜間に明るい
照明があるときに、(例えば、対向車が接近してくる状
態で車を運転しているときに)瞳孔の収縮により遠い外
側の領域を通過する光線の比率および割合が減少して、
遠視野の質が低下することである。実際に、もしも日中
に瞳孔が十分に収縮し、または夜間に接近してくる対向
車からのヘッドライトからの光を受けると、ほぼすべて
の遠視野(distance vision)が喪失するかもしれな
い。これは、特に、このような視野の喪失が車を運転し
ている人または歩行者の生命をおびやかすことになるこ
とを考えると、明らかに容認できない。
最近、米国のフロリダ州のクリヤウォーター市の眼科
センターのニールセン氏は、ウエズリー氏およびブレー
カー氏により提案されたデザインを使用して二重焦点眼
内レンズを移植した。これらのレンズは、何人かの患者
に移植され、そして「好結果」をもたらすと報告され
た。1986年5月1日に発行された「眼科学タイムズ」の
第11巻、9号の1頁、77頁および78頁を参照されたい。
センターのニールセン氏は、ウエズリー氏およびブレー
カー氏により提案されたデザインを使用して二重焦点眼
内レンズを移植した。これらのレンズは、何人かの患者
に移植され、そして「好結果」をもたらすと報告され
た。1986年5月1日に発行された「眼科学タイムズ」の
第11巻、9号の1頁、77頁および78頁を参照されたい。
ニールセン氏の移植したレンズは、逆向心二重焦点レ
ンズと同じ欠陥、すなわち、明るい光を受ける屋外活動
中または夜間に対向車が接近してくる状態で車を運転し
ているときに、瞳孔の収縮により、遠い(外側)の領域
から知覚することができる光線の比率および割合が減少
して、遠視野の質が低下する。
ンズと同じ欠陥、すなわち、明るい光を受ける屋外活動
中または夜間に対向車が接近してくる状態で車を運転し
ているときに、瞳孔の収縮により、遠い(外側)の領域
から知覚することができる光線の比率および割合が減少
して、遠視野の質が低下する。
ドイツにより発行された特許出願DE3332313A1号(米
国特許第4,813,955号)明細書には、レンズの近距離補
正領域および遠距離補正領域がほぼ等しい表面比率を有
し、そして増大する同心円として対称に配置された多重
焦点眼内レンズが記載されている。この特許は、レンズ
の近距離補正領域および遠距離補正領域の表面積の約50
/50の比率が一定に保たれるべきであることを教示して
いる。この制約は、暗い状態、すなわち、夜間に問題を
生ずる。瞳孔が拡大するときに、光の半分が近視野に集
束され、そして残りの半分が遠視野に集束される。その
結果、遠視野または近視野のいずれかに利用可能な光が
入射する光の半分になり、それにより夜間における視力
が可成り減少する。
国特許第4,813,955号)明細書には、レンズの近距離補
正領域および遠距離補正領域がほぼ等しい表面比率を有
し、そして増大する同心円として対称に配置された多重
焦点眼内レンズが記載されている。この特許は、レンズ
の近距離補正領域および遠距離補正領域の表面積の約50
/50の比率が一定に保たれるべきであることを教示して
いる。この制約は、暗い状態、すなわち、夜間に問題を
生ずる。瞳孔が拡大するときに、光の半分が近視野に集
束され、そして残りの半分が遠視野に集束される。その
結果、遠視野または近視野のいずれかに利用可能な光が
入射する光の半分になり、それにより夜間における視力
が可成り減少する。
もしも遠視野の中央領域を使用する設計が選択されれ
ば、レンズは50%またはそれ以上の遠い視野に限定され
る。この設計では、好ましい読取り状態において50%よ
りも大きい近視野が得られる寸法の組合わせが得られな
い。
ば、レンズは50%またはそれ以上の遠い視野に限定され
る。この設計では、好ましい読取り状態において50%よ
りも大きい近視野が得られる寸法の組合わせが得られな
い。
したがって、本発明の一つの目的は、すべての状態の
下で遠視野を維持する改良された二重焦点眼内レンズを
提供することにある。
下で遠視野を維持する改良された二重焦点眼内レンズを
提供することにある。
本発明のさらに一つの目的は、遠視野を維持すると共
に、適度の光の状態の下で近視野を高める改良された二
重焦点眼内レンズを提供することにある。
に、適度の光の状態の下で近視野を高める改良された二
重焦点眼内レンズを提供することにある。
本発明の別の一つの目的は、特に、水晶体の後側の莢
膜(被膜)内に挿入されるようになった改良された二重
焦点眼内レンズを提供することにある。
膜(被膜)内に挿入されるようになった改良された二重
焦点眼内レンズを提供することにある。
発明の要約 本発明は、少なくとも一つの中央領域と、そのまわり
に配置された二つの同心状に配置されたリング領域とを
備え、中央領域が遠距離倍率補正をなす眼内レンズを提
供する。第1同心リング領域は、近距離倍率補正をな
し、第2同心リング領域は遠距離倍率補正をなす。一実
施例においては、レンズ本体は、水晶体の後側莢膜内に
手術で移植されたときにレンズ本体を心合わせする作用
をする触覚部を備えている。別の実施例においては、レ
ンズの補正領域の大部分が遠距離倍率補正に使用され
る。
に配置された二つの同心状に配置されたリング領域とを
備え、中央領域が遠距離倍率補正をなす眼内レンズを提
供する。第1同心リング領域は、近距離倍率補正をな
し、第2同心リング領域は遠距離倍率補正をなす。一実
施例においては、レンズ本体は、水晶体の後側莢膜内に
手術で移植されたときにレンズ本体を心合わせする作用
をする触覚部を備えている。別の実施例においては、レ
ンズの補正領域の大部分が遠距離倍率補正に使用され
る。
第2実施例においては、レンズの直径は水晶体の後側
莢膜の内側寸法と適合するように増大せしめられてい
る。
莢膜の内側寸法と適合するように増大せしめられてい
る。
図面の説明 第1図は本発明を使用したIOLの平面図、 第2図は2−2線に沿って裁った本発明の断面図、 第3図は水晶体の後側莢膜に移植された本発明のレン
ズを備えた眼の断面図、 第4図は円形の触覚部を備えた本発明の実施例のIOL
の平面図、 第5図は明るい状態および暗い状態の下での遠距離倍
率補正を強化した本発明の実施例のIOLの平面図、 第6図は第5図のレンズの側面図でありかつレンズの
補正領域の代表的な寸法を示した図、 第7図は本発明を組み込んだレンズの距離補正領域の
支配的な影響を示したグラフである。
ズを備えた眼の断面図、 第4図は円形の触覚部を備えた本発明の実施例のIOL
の平面図、 第5図は明るい状態および暗い状態の下での遠距離倍
率補正を強化した本発明の実施例のIOLの平面図、 第6図は第5図のレンズの側面図でありかつレンズの
補正領域の代表的な寸法を示した図、 第7図は本発明を組み込んだレンズの距離補正領域の
支配的な影響を示したグラフである。
発明の詳細な説明 さて、第1図を参照すると、水晶体の後側莢膜内への
移植に特に適応した二重焦点IOLの平面図を示してあ
る。レンズ本体10は、プラスチック材料、例えば、シリ
コーン、PMMA、その他のアクリレート、ポリカーボネー
ト、ヒドロゲルまたは同様な光学的に好適な材料の単一
片で構成されている。このレンズは、三つの補正領域、
すなわち、遠距離倍率補正をなす円形領域12と、同心状
に配置された近距離倍率補正領域14と、同心状に配置さ
れた第2の遠距離倍率補正領域16とからなっている。1
対の触覚部18および20がレンズ10と一体に構成され、そ
してレンズ10が水晶体の後側莢膜内に移植されるときに
レンズ10を心合わせするための便宜を与えるようになっ
ている。慣用の方法で触覚部18および20は可撓性で、移
植後、中心レンズ10に水晶体被膜の内部表面をおしつけ
る。
移植に特に適応した二重焦点IOLの平面図を示してあ
る。レンズ本体10は、プラスチック材料、例えば、シリ
コーン、PMMA、その他のアクリレート、ポリカーボネー
ト、ヒドロゲルまたは同様な光学的に好適な材料の単一
片で構成されている。このレンズは、三つの補正領域、
すなわち、遠距離倍率補正をなす円形領域12と、同心状
に配置された近距離倍率補正領域14と、同心状に配置さ
れた第2の遠距離倍率補正領域16とからなっている。1
対の触覚部18および20がレンズ10と一体に構成され、そ
してレンズ10が水晶体の後側莢膜内に移植されるときに
レンズ10を心合わせするための便宜を与えるようになっ
ている。慣用の方法で触覚部18および20は可撓性で、移
植後、中心レンズ10に水晶体被膜の内部表面をおしつけ
る。
点線で示した円22、24および26は、予期された明るい
状態、平均の明るさの状態および暗い状態のそれぞれに
おける瞳孔の平均の開口を表わしている。瞳孔の開口の
直径は約2mm、4mmおよび6mmである。2mmの寸法は、極め
て明るい状態または瞳孔収縮剤、すなわち、ミアコル・
ピロカルピン(Miacol Pilocarpine)を使用した場合に
得られる瞳孔の最小の開口である。適度の明るさの状態
では、瞳孔の開口は2.7mmないし4.0mmである。4mmの寸
法は近視野のために得られる最大の瞳孔の開口である。
暗い状態では、瞳孔は4mmよりも大きく拡大する。6mmの
寸法は暗い状態における平均の瞳孔の開きに近い。IOL1
0の補正領域の好ましい寸法は、第2図のレンズ10の側
面図に示してある。中央領域12の直径は約1mmであり、
同心状の第1近距離倍率補正領域14は1.15mmないし2.12
mmの範囲の好ましい半径方向の幅を有し、またレンズ10
の直径は5mmないし9mmの好ましい総合的な範囲を有して
いる。
状態、平均の明るさの状態および暗い状態のそれぞれに
おける瞳孔の平均の開口を表わしている。瞳孔の開口の
直径は約2mm、4mmおよび6mmである。2mmの寸法は、極め
て明るい状態または瞳孔収縮剤、すなわち、ミアコル・
ピロカルピン(Miacol Pilocarpine)を使用した場合に
得られる瞳孔の最小の開口である。適度の明るさの状態
では、瞳孔の開口は2.7mmないし4.0mmである。4mmの寸
法は近視野のために得られる最大の瞳孔の開口である。
暗い状態では、瞳孔は4mmよりも大きく拡大する。6mmの
寸法は暗い状態における平均の瞳孔の開きに近い。IOL1
0の補正領域の好ましい寸法は、第2図のレンズ10の側
面図に示してある。中央領域12の直径は約1mmであり、
同心状の第1近距離倍率補正領域14は1.15mmないし2.12
mmの範囲の好ましい半径方向の幅を有し、またレンズ10
の直径は5mmないし9mmの好ましい総合的な範囲を有して
いる。
前記の領域の寸法を使用した場合には、予期される明
るい状態の下では、領域12の直径は予期される瞳孔の最
小の直径22よりも小さく、したがって、連続した遠視野
が保証されることが理解されよう。暗い状態では、同心
領域16の幅は可成りの遠距離からの光の量が瞳孔の開口
部26に入ることを可能にする値に設定されている。さら
に、もしも瞳孔が点線26で示された状態よりもさらに拡
大すれば、瞳孔の開口部に入る距離に対して補正された
光が半径の自乗に比例して増大して、それにより暗い状
態の下で改良された遠視野が得られる。
るい状態の下では、領域12の直径は予期される瞳孔の最
小の直径22よりも小さく、したがって、連続した遠視野
が保証されることが理解されよう。暗い状態では、同心
領域16の幅は可成りの遠距離からの光の量が瞳孔の開口
部26に入ることを可能にする値に設定されている。さら
に、もしも瞳孔が点線26で示された状態よりもさらに拡
大すれば、瞳孔の開口部に入る距離に対して補正された
光が半径の自乗に比例して増大して、それにより暗い状
態の下で改良された遠視野が得られる。
さて、第3図を参照すると、後側の水晶体莢膜30内に
移植されたレンズ10を示してある。IOL10のすべての部
分のための焦点面は網膜の斑点部分に当たり、同時像が
得られる。レンズ10の後面32は、図2に示すように、水
晶体莢膜30の後側部分と合致してそれによりレンズの後
側部分と水晶体莢膜との間に蛋白質が蓄積することを阻
止する凸形の形状を有している。また、後面32は平面ま
たはメニスカスとして構成することができる。
移植されたレンズ10を示してある。IOL10のすべての部
分のための焦点面は網膜の斑点部分に当たり、同時像が
得られる。レンズ10の後面32は、図2に示すように、水
晶体莢膜30の後側部分と合致してそれによりレンズの後
側部分と水晶体莢膜との間に蛋白質が蓄積することを阻
止する凸形の形状を有している。また、後面32は平面ま
たはメニスカスとして構成することができる。
本発明により製造された別のIOLレンズの形状は、第
4図に示してあり、中央光学素子50と、光学素子50を完
全に囲繞する触覚部52と、触覚部52を光学素子50に取り
付ける1個またはそれ以上の支柱54とを含む。光学素子
50は、さらに、第1図に示したIOLと全く同じ補正リン
グ領域を備えている。
4図に示してあり、中央光学素子50と、光学素子50を完
全に囲繞する触覚部52と、触覚部52を光学素子50に取り
付ける1個またはそれ以上の支柱54とを含む。光学素子
50は、さらに、第1図に示したIOLと全く同じ補正リン
グ領域を備えている。
さて、第5図および第6図を参照すると、中央の遠距
離補正領域12の直径を約2.1mmまで増大したIOLを示して
ある。この構造により、極めて明るい状態の下で最大量
の距離に対して補正された光が眼の中に入ることが可能
になり、この状態の下で最良の遠視野が維持される。遠
距離補正領域12が適度の明るさの状態の下での平均の瞳
孔の直径(3mm)よりも小さい直径を依然として有し、
そして真の二重焦点作用を行なうことが理解できよう。
離補正領域12の直径を約2.1mmまで増大したIOLを示して
ある。この構造により、極めて明るい状態の下で最大量
の距離に対して補正された光が眼の中に入ることが可能
になり、この状態の下で最良の遠視野が維持される。遠
距離補正領域12が適度の明るさの状態の下での平均の瞳
孔の直径(3mm)よりも小さい直径を依然として有し、
そして真の二重焦点作用を行なうことが理解できよう。
第1図および第2図ならびに第5図および第6図に示
したIOLを考察すると、各々の場合において、レンズ領
域の大部分が近視野よりも遠視野に使用されることが理
解できよう。これは、集光遠距離補正表面積を最大にす
ることが所望される暗い状態において特に重要である。
第7図には、例えば、第5図および第6図のレンズのよ
うな本発明を組み込んだレンズに対する種々の瞳孔の直
径の下で遠距離補正および近距離補正のために得られる
表面積の%をプロットしたグラフを示してある。読書の
ために最適である適度の明るさの状態を除いた大部分の
状態(瞳孔の直径3.0〜4.0mm)の下では、瞳孔により露
出されたIOLの集光表面積の50%を超える部分が遠距離
補正のために供される。この構成により、使用者の最高
の安全性が保証されると共に、読書のための良好な集光
能力が得られることが保証される。
したIOLを考察すると、各々の場合において、レンズ領
域の大部分が近視野よりも遠視野に使用されることが理
解できよう。これは、集光遠距離補正表面積を最大にす
ることが所望される暗い状態において特に重要である。
第7図には、例えば、第5図および第6図のレンズのよ
うな本発明を組み込んだレンズに対する種々の瞳孔の直
径の下で遠距離補正および近距離補正のために得られる
表面積の%をプロットしたグラフを示してある。読書の
ために最適である適度の明るさの状態を除いた大部分の
状態(瞳孔の直径3.0〜4.0mm)の下では、瞳孔により露
出されたIOLの集光表面積の50%を超える部分が遠距離
補正のために供される。この構成により、使用者の最高
の安全性が保証されると共に、読書のための良好な集光
能力が得られることが保証される。
前記の説明が本発明の例示にすぎないことを理解すべ
きである。本発明の種々の別の実施例および変型は、当
業者により本発明の範囲から逸脱することなく考案する
ことができよう。例えば、本範囲のIOLが水晶性の後側
の莢膜に移植された状態を示したが、IOLを前眼房また
は眼球の虹彩の平面内に移植することができる。そのう
え、2個の角膜レンズのみを図示してあるが、より多数
の(例えば、3個または4個の)触覚部を使用すること
ができ、またはこれらのレンズを可撓性、剛性またはそ
の両方の性質を有するディスクとして構成することがで
きる。後者の構成においては、ディスクの直径は水晶体
の後側莢膜の内側寸法と適合するように調節される。
きである。本発明の種々の別の実施例および変型は、当
業者により本発明の範囲から逸脱することなく考案する
ことができよう。例えば、本範囲のIOLが水晶性の後側
の莢膜に移植された状態を示したが、IOLを前眼房また
は眼球の虹彩の平面内に移植することができる。そのう
え、2個の角膜レンズのみを図示してあるが、より多数
の(例えば、3個または4個の)触覚部を使用すること
ができ、またはこれらのレンズを可撓性、剛性またはそ
の両方の性質を有するディスクとして構成することがで
きる。後者の構成においては、ディスクの直径は水晶体
の後側莢膜の内側寸法と適合するように調節される。
リング補正領域をレンズの前面に配置されるものとし
て示してあるが、リング補正領域をレンズの後面に配置
することができ、またはリングの組合わせを後面および
全面に配置し、該組合わせにより所望の補正を行なうよ
うにすることができる。もしもリング領域のすべてまた
はある部分が光学素子の後面に配置されるとすれば、レ
ンズの前面を凹面、平面または凸面に形成することがで
きる。
て示してあるが、リング補正領域をレンズの後面に配置
することができ、またはリングの組合わせを後面および
全面に配置し、該組合わせにより所望の補正を行なうよ
うにすることができる。もしもリング領域のすべてまた
はある部分が光学素子の後面に配置されるとすれば、レ
ンズの前面を凹面、平面または凸面に形成することがで
きる。
さらに、レンズは光学素子(例えば、PMMA)と同じ材
料または異なる材料(例えば、ポリプロピレン)から構
成された触覚部を備えた複数の部分から構成することが
できる。これらの材料は、好適な取付け手段を使用し
て、光学素子に恒久的に取り付けられる。
料または異なる材料(例えば、ポリプロピレン)から構
成された触覚部を備えた複数の部分から構成することが
できる。これらの材料は、好適な取付け手段を使用し
て、光学素子に恒久的に取り付けられる。
したがって、本発明は添付の請求の範囲に包含される
すべてのこのような別の態様、変更および変型を包含す
るように意図されている。
すべてのこのような別の態様、変更および変型を包含す
るように意図されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 米国特許4636211(US,A) 米国特許4556998(US,A) 国際公開86/3961(WO,A1) 独国公開3332313(DE,A1) N,Ocular Surgery News(ol.10月,1987),Azi z Y.Anis ’New Conc epts in circular p osterior chamber l enses’16〜18頁 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61F 2/16 WPIL(DERWENT)
Claims (3)
- 【請求項1】レンズ本体が手術により眼の中に移植され
た時に該レンズ本体を中心合せする触覚部がそれから延
びているレンズ本体を有し、該レンズ本体は、単一の材
料で構成されていて、ほぼ1mmから2.1mmまでの範囲内の
第1直径を持つ中央領域と、それぞれ第2直径および第
3直径を持つ同心状に配置された内側リング補正領域お
よび外側リング補正領域とから少なくとも構成される光
学素子部分を有し、前記中央領域が遠距離倍率補正を
し、前記内側リング補正領域が近距離倍率補正をすると
共に前記中央領域の面積より大きい面積を持ち、前記外
側リング補正領域が遠距離倍率補正をし、前記第1直径
および第3直径は、明るい状態および暗い状態の下で、
眼の網膜に集束する光の実質的に50%より多い量が場合
に応じて前記中央領域および前記外側リング補正領域を
通過するように予め設定されている眼内レンズ。 - 【請求項2】レンズ本体が手術により眼の中に移植され
た時に該レンズ本体を中心合せする触覚部がそれから延
びているレンズ本体を有し、該レンズ本体は、単一の材
料で構成されていて、少なくとも、中央領域と、同心状
に配置された内側リング補正領域および外側リング補正
領域とを構成する光学素子部分を有し、前記中心領域が
遠距離倍率補正をすると共にほぼ1mmから2.1mmまでの範
囲内の直径を持ち、前記内側リング補正領域が近距離倍
率補正をし、前記外側リング補正領域が遠距離倍率補正
をし、前記中央領域および前記外側リング補正領域は、
明るい状態および暗い状態の下で、眼の網膜に集束する
光の実質的に50%より多い量が遠距離倍率補正をする領
域を通過する寸法になっている眼内レンズ。 - 【請求項3】眼内レンズが手術により眼の中に移植され
た時に水晶体の後側莢膜の内面に接する周辺を持つ眼内
レンズであって、該レンズは単一の材料で構成されてい
て、ほぼ1mmから2.1mmまでの範囲内の第1直径を持つ中
央領域と、それぞれ第2直径および第3直径を持つ同心
状に配置された内側および外側リング補正領域とから少
なくとも構成される光学素子部分を有し、前記中央領域
が遠距離倍率補正をし、前記同心状に配置された内側リ
ング補正領域が近距離倍率補正をすると共に前記中央領
域の面積より大きい面積を持ち、前記同心状に配置され
た外側リング補正領域が遠距離倍率補正をし、前記第1
直径および第3直径は、明るい状態および暗い状態の下
で、眼の網膜に集束する光の実質的に50%より多い量
が、場合に応じて前記中央領域および前記外側リング補
正領域を通過する寸法になっている眼内レンズ。
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