JP2991133B2 - 機能性膜の製造方法および製造溶液 - Google Patents
機能性膜の製造方法および製造溶液Info
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介して基材表面と共有結合した機能性膜の製造方法およ
び機能性膜の製造溶液に関するものである。
む溶液を基材に浸漬し、その基材を溶液から引き上げ、
乾燥することで、シロキサン結合を介して基材表面と共
有結合した膜を製造していた。従って、このようにして
できた膜は基材の表面全体に形成されるものであった。
法では、常温で乾燥した場合、乾燥後に過剰量のシラン
系化合物が残り、外観不良を生じるので、塗布後に加熱
して乾燥する工程あるいは洗浄工程が必要であり、ま
た、品質維持には注意を要するものであった。
いという要望もあった。しかし、従来の方法では基材の
マスキング等が必要であり、非常に困難であった。
を解決するものであり、ロールコーターを用いて低湿度
下で、基材表面への塗布厚を制御しながらシラン系化合
物と200℃以下の非水系溶媒を含む溶液を基材表面に
塗布し、常温で乾燥することにより、過剰量のシラン系
化合物による外観不良を防ぐとともに、加熱して乾燥す
る工程あるいは洗浄工程を省いて、シロキサン結合を介
して基材表面と共有結合した機能性膜を形成するもので
ある。また、基材の特定部位にのみ膜を形成することが
できるものである。
もシラン系化合物と沸点が200℃以下の非水系溶媒を
含む製造溶液を少なくともコーティングロールとドクタ
ーロール近傍の湿度を35%以下にしたロールコーター
を用いて基材表面に塗布する塗布工程と、その後基材表
面に塗布した溶液を蒸発除去する乾燥工程とを有する機
能性膜の製造方法とする。
基材表面と共有結合した膜を製造することができる。ま
た、基材の特定部位にのみ膜を形成することができるも
のである。
造方法に加えて、少なくとも塗布工程をエアカーテンで
仕切ったことを特徴とする機能性膜の製造方法とするも
のである。
記載の製造方法に加えて、塗布工程におけるロールコー
ターのコーティングロールとドクターロールをカバーで
仕切ったことを特徴とする機能性膜の製造方法とする。
アルキル基を有する機能性膜の製造方法とする。
フルオロアルキル基を有する機能性膜の製造方法とす
る。
クロル基を有する機能性膜の製造方法とする。
分はシリコーンである機能性膜の製造方法とする。
濃度が製造溶液の10vol%以下である機能性膜の製
造方法とする。
系化合物と、沸点が200℃以下の主成分がシリコーン
である非水系溶媒とを有する機能性膜の製造溶液とす
る。
がアルキル基を有する請求項9記載の機能性膜の製造溶
液とする。
がフルオロアルキル基を有する請求項9記載の機能性膜
の製造溶液とする。
はクロル基を有する請求項9記載の機能性膜の製造溶液
とする。
の濃度が10vol%以下であることを特徴とするもの
である。
化合物による外観不良を防ぐとともに、加熱して乾燥す
る工程あるいは洗浄工程を省いて、シロキサン結合を介
して基材表面と共有結合した機能性膜を形成することが
できる。
の製造方法およびその製造装置の具体的実施例を図1を
用いて説明する。1は本発明の製造装置の本体であり、
コーティングロール2とドクターロール3を囲むカバー
4を、基材の出入り口にエアカーテン5設け、それらに
低湿度気体6を供給し、コーティングロール2とドクタ
ーロール3、および本発明の製造装置の内部を低湿度雰
囲気(望ましくは35%以下)にすることで、コーティ
ングロール2とドクターロール3の外周円筒面に供給
し、基材7に塗布される少なくともシラン系化合物を含
む溶液8と雰囲気中の水分との反応を防ぐことを特徴と
するロールコーターである。
3によって接触または押しつけらており、この接触して
いる部分に少なくともシラン系化合物を含む溶液8を供
給し、コーティングロール2を回転させると、コーティ
ングロール2の外周円筒面にこの溶液8が付着する。さ
らに、このコーティングロール2を基材7表面に接触ま
たは押しつけて回転させることにより、この溶液8を基
材表面に塗布することができる。
本発明のシロキサン結合を有する膜の製造を行った。コ
ーティングロール2とドクターロール3の材質として、
ブチルゴムを用いた。シラン系化合物には化学式C8F17C
2H4SiCl3で示されるフルオロアルキルトリクロロシラン
を用い、その沸点が200℃以下の非水系溶媒にはオク
タメチルシクロテトラシロキサン(沸点175℃)を用
いた1vol%溶液8を調製した。コーティングロール2
とドクターロール3、およびロールコーター内部を低湿
度雰囲気にするために湿度35%以下のドライエアーを
供給した。基材7としてフロートガラスをロールコータ
ーに供給し、コーティングロール2のドクターロール3
および基材4への押しつけ量を調整することで、室温で
この溶液を厚さ0.5〜1μmでフロートガラスへ塗布
した。
整することにより、機能性膜の膜厚を調整することが可
能である。
ター内部の低湿度雰囲気下で常温で乾燥し、塗布した溶
液を蒸発除去し、さらに、このフロートガラスを水分を
含む雰囲気下に取り出し常温で乾燥すると、シラン系化
合物どうしが縮合反応を起こし、シロキサン結合を介し
て基材表面と共有結合した膜が形成された。
態の変化を図1を用いて説明する。まず、低湿度雰囲気
下でロールコータのコーティングロールの外周円筒面に
シラン系化合物と沸点が200℃以下の非水系溶媒を含
む溶液を供給しながら、このコーティングロールを基材
表面に接触または押しつけて回転させることにより、こ
の溶液を基材表面に塗布すると、この時、シラン系化合
物と表面水酸基が縮合反応を起こし、シラン系化合物と
基材表面が共有結合を形成して、図1のAの状態とな
る。
低湿度雰囲気下で常温で乾燥すると、シラン系化合物と
沸点が200℃以下の非水系溶媒を含む溶液のため、塗
布した溶液中の溶媒は簡単に蒸発除去され、図1のBの
状態となる。
水分を含む雰囲気下に取り出し常温で乾燥すると、シラ
ン系化合物どうしが縮合反応を起こし、シロキサン結合
を介して基材表面と共有結合した膜が、図1のCの状態
で形成される。
留を抑制することができる。また、撥水性のシロキサン
結合を介して基材表面と共有結合した膜が形成でき、さ
らに、溶液の主成分をシリコーンにし、ロールコータ内
の低湿度気体の供給により、過剰量のシラン系化合物と
雰囲気中の水分との反応を抑制しながら、シロキサン結
合を介して基材表面と共有結合した膜が形成できる。
に、ロールコーターを用いてシロキサン結合を有する膜
の製造を行った。シラン系化合物には化学式C8F17C2H4S
iCl3で示されるフルオロアルキルトリクロロシランを用
い、その非水系溶媒には、沸点が175℃のオクタメチ
ルシクロテトラシロキサン(シリコーン)と、沸点が2
10℃のシリコーンを用いた1vol%溶液を用いた。こ
の両者の溶液によるフロートガラス上にシロキサン結合
を有する膜の性能比較を測定した。
まず、純水5μlをマイクロシリンダーを用いて試料表
面に滴下し、接触角計(協和界面科学社製S−150
型)により、滴下液体と試料表面との間の接触角を測定
した。このようにして得られた結果を(表1)に示す。
能性膜の製造方法により得られた機能性膜は、充分な撥
水性を示し、また、耐熱性も有するものである。
ロテトラヘキサンを用いた場合と、デカメチルシクロペ
ンタシロキサンを用いた場合の比較では、初期性能、耐
久性能は変わらないものの、出来上がりの外観という観
点から、オクタメチルシクロテトラヘキサンを用いた場
合の方が優れていることがわかった。
ル2とドクターロール3の材質としてブチルゴム等のゴ
ムの他、スポンジなどが有効であった。
スの他、金属、プラスチックなどの表面に活性水素を有
するものが有効であり、上記に示した性能が得られた。
シラン系化合物としては、ヘプタデカフルオロデキシル
トリクロロシラン、ヘプタデカフルオロデキシルトリメ
トキシシラン等の一般式(化1)に示したものが利用可
能である。
しては、上記フロオロアルキルシラン系化合物と反応す
る活性水素を持たない有機溶媒であればよく、例えば、
上記フロオロアルキルシラン系化合物に対しては、n-デ
カン等(沸点174℃)の炭化水素系溶媒や、オクタデ
カフルオロオクタン(沸点100℃)等のハロゲン化炭
化水素溶媒など、一般式(化2)に示したものや、ヘキ
サメチルジシロキサン(沸点100℃)等の直鎖状アル
キルシロキサン(直鎖状シリコーン)溶媒など、一般式
(化3)に示したもの、オクタメチルシロキサン(沸点
175℃)等の環状アルキルシロキサン(環状シリコー
ン)溶媒など、一般式(化4)に示したもの、あるいは
これらを任意に混合したものが好ましい。
記の本発明の製造方法を用いてフロートガラス上にシロ
キサン結合を有する膜の製造を行った。その比較を(表
2)に示す。
(シリコーン)系溶媒が最も優れていることが解った。
これはシリコーン系溶媒は、シラン系化合物と雰囲気中
の水分との反応を抑制する効果が大きいためであり、実
用性は高い。
をしらべた結果、10vol%より高い濃度では、外観
不良が生じ、10vol%以下であることが望ましいこ
とが解った。
に相当する一実施例であるシラン系化合物として、フッ
素を含有しないシラン系化合物である化学式C8H17C2H4S
iCl3で示されるアルキルトリクロロシランを用いた場合
の実施例を示す。
は、実施例1と同様のものを用い、シラン系化合物を含
む溶液8として、アルキルトリクロロシランを用いたも
のである。
法の効果を確認するために、ロールコーターを用いてシ
ロキサン結合を有する膜の製造を行った。シラン系化合
物には化学式C8H17C2H4SiCl3で示されるアルキルトリク
ロロシランを用い、その非水系溶媒には、沸点が175
℃のオクタメチルシクロテトラシロキサン(シリコー
ン)と、沸点が210℃のシリコーンを用いた1vol%
溶液を用いた。そして、室温でこの溶液を厚さ0.5〜
1μmでフロートガラスへ塗布して、試料を得た。この
両者の溶液によるフロートガラス上にシロキサン結合を
有する膜の性能比較を(表3)に示す。なお、膜の性能
評価方法は、実施例1と同様の方法で行った。また、ノ
ルマルヘキサデカン5μlをマイクロシリンダーを用い
て試料表面に滴下し、実施例1と同様の方法で接触角を
測定した。
能性膜の製造方法により得られた機能性膜は、充分な撥
水性を示し、また、耐熱性も有するものである。
から明らかなように、実施例2における機能性膜は親油
性も有するものであった。
ロテトラヘキサンを用いた場合と、デカメチルシクロペ
ンタシロキサンを用いた場合の比較では、初期性能、耐
久性能は変わらないものの、出来上がりの外観という観
点から、オクタメチルシクロテトラヘキサンを用いた場
合の方が優れていることがわかる。
おいても、過剰量のシラン系化合物による外観不良を防
ぎ、加熱して乾燥する工程あるいは洗浄工程を省いて、
シロキサン結合を介して基材表面と共有結合した膜を形
成することができる。
炭素あるいはフッ素を含まないSiX4で示されるテトラハ
ロゲン化シランを用いた場合の実施例を示す。
は、実施例1と同様のものを用い、シラン系化合物を含
む溶液8として、テトラクロロシランを用いたものであ
る。
法の効果を確認するために、ロールコーターを用いてシ
ロキサン結合を有する膜の製造を行った。シラン系化合
物には化学式SiCl4で示されるテトラクロロシランを用
い、その非水系溶媒には、沸点が175℃のオクタメチ
ルシクロテトラシロキサン(シリコーン)と、沸点が2
10℃のシリコーンを用いた1vol%溶液を用いた。そ
して、室温でこの溶液を厚さ0.5〜1μmでフロート
ガラスへ塗布して、試料を得た。この両者の溶液による
フロートガラス上にシロキサン結合を有する膜の性能比
較を(表4)に示す。なお、膜の性能評価方法は、実施
例1と同様の方法で行った。
能性膜の製造方法により得られた機能性膜は、充分な親
水性を示し、また、耐熱性も有するものである。
ロテトラヘキサンを用いた場合と、デカメチルシクロペ
ンタシロキサンを用いた場合の比較では、初期性能、耐
久性能は変わらないものの、出来上がりの外観という観
点から、オクタメチルシクロテトラヘキサンを用いた場
合の方が優れていることがわかる。
合物による外観不良を防ぎ、加熱して乾燥する工程ある
いは洗浄工程を省いて、シロキサン結合を介して基材表
面と共有結合した膜を形成することができる。
サン結合を有する膜は、シラン系化合物自体の有する固
有の特性を有するすべての膜について、ロールコーター
を用いて膜を形成するものに適用できるものである。
項1記載の発明によれば、過剰量のシラン系化合物によ
る外観不良を防ぎ、加熱して乾燥する工程あるいは洗浄
工程を省いて、シロキサン結合を介して基材表面と共有
結合した膜を形成することができる。また、ロールコー
ターを用いることにより、基材のマスキング等をするこ
となく、基材の特定部位にのみ本発明の機能性膜を形成
することができ、例えば、フロートガラスのトップ面の
みに膜を形成するなど、特に平板形状の基材の片面のみ
に機能性膜を形成することができる。
塗布工程をエアカーテンで仕切り、前記各工程に低湿度
気体を供給することにより、少なくともコーティングロ
ールとドクターロール近傍の湿度を35%以下にするこ
とにより、エアカーテンで仕切るという非常に簡単な方
法で本発明の目的を達成できるものである。従って、生
産性を向上させることができる。
おけるロールコーターのコーティングロールとドクター
ロールをカバーで仕切ることにより、低湿度気体を供給
する空間がより少なくて済むので、より生産性を向上す
ることができる。
がアルキル基を有するものとすることにより、簡便に撥
水性、および親油性を有する膜を形成できる。
がフルオロアルキル基を有するものとすることにより、
簡便に撥水性を有する防汚膜を形成できる。
合物はクロル基を有するものとすることにより、基材表
面への製造溶液中のシラン系化合物の化学吸着能が向上
することにより、機能性膜と基材表面との密着性が向上
する。
分がシリコーンであることにより、シラン系化合物と雰
囲気中の水分との反応を抑制することができ、従ってシ
ラン化合物の重合体が生成されることにより発生する外
観不良を防ぎ、加熱して乾燥する工程あるいは洗浄工程
を省いて、シロキサン結合を介して基材表面と共有結合
した膜を形成することができる。
合物の濃度を10vol%以下にすることで、過剰のシ
ラン系化合物によるシラン化合物の重合体の生成を防止
し、外観不良を防ぐことができる。また、シラン系化合
物の使用量を抑制することができるので、コストダウン
にもつながるものである。
シラン系化合物と、沸点が200℃以下の主成分がシリ
コーンである非水系溶媒とを有する機能性膜の製造溶液
とすることにより、この溶液により請求項1記載の製造
方法を実現できる。
化合物がアルキル基を有することにより、この溶液によ
り請求項4記載の製造方法を実現できる。
化合物がフルオロアルキル基を有することにより、この
溶液により請求項5記載の製造方法を実現できる。
化合物はクロル基を有することにより、この溶液により
請求項6記載の製造方法を実現できる。
化合物の濃度が10vol%以下としているので、この
溶液により請求項8記載の製造方法を実現できる。
基材表面と共有結合した膜を極めて簡便に形成できる効
果があり、工業的価値大なるものである。
を示す概略図
Claims (13)
- 【請求項1】 少なくともシラン系化合物と沸点が20
0℃以下の非水系溶媒を含む製造溶液を少なくともコー
ティングロールとドクターロール近傍の湿度を35%以
下にしたロールコーターを用いて基材表面に塗布する塗
布工程と、その後基材表面に塗布した溶液を蒸発除去す
る乾燥工程とを有する機能性膜の製造方法。 - 【請求項2】 少なくとも塗布工程をエアカーテンで仕
切ったことを特徴とする請求項1記載の機能性膜の製造
方法。 - 【請求項3】 塗布工程におけるロールコーターのコー
ティングロールとドクターロールをカバーで仕切ったこ
とを特徴とする請求項1または2記載の機能性膜の製造
方法。 - 【請求項4】 シラン系化合物がアルキル基を有する請
求項1〜3いずれか1項に記載の機能性膜の製造方法。 - 【請求項5】 シラン系化合物がフルオロアルキル基を
有する請求項1〜3いずれか1項に記載の機能性膜の製
造方法。 - 【請求項6】 シラン系化合物はクロル基を有する請求
項1〜5いずれか1項に記載の機能性膜の製造方法。 - 【請求項7】 非水系溶媒の主成分はシリコーンである
請求項1〜6記載いずれか1項に記載の機能性膜の製造
方法。 - 【請求項8】 シラン系化合物の濃度が製造溶液の10
vol%以下である請求項1〜7のいずれか1項に記載
の機能性膜の製造方法。 - 【請求項9】 少なくともシラン系化合物と、沸点が2
00℃以下の主成分がシリコーンである非水系溶媒とを
有する機能性膜の製造溶液。 - 【請求項10】 シラン系化合物がアルキル基を有する
請求項9記載の機能性膜の製造溶液。 - 【請求項11】 シラン系化合物がフルオロアルキル基
を有する請求項9記載の機能性膜の製造溶液。 - 【請求項12】 シラン系化合物はクロル基を有する請
求項9〜11いずれか1項に記載の機能性膜の製造溶
液。 - 【請求項13】 シラン系化合物の濃度が10vol%
以下であることを特徴とする請求項9〜12いずれか1
項に記載の機能性膜の製造溶液。
Priority Applications (8)
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---|---|---|---|
JP8296112A JP2991133B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 機能性膜の製造方法および製造溶液 |
TW86104123A TW422822B (en) | 1996-04-04 | 1997-04-01 | Contamination-resistant float glass and process for producing the same as well as cooking device using said contamination-resistant float glass |
US08/832,271 US5846279A (en) | 1996-04-04 | 1997-04-03 | Process for producting a contamination-resistant float glass |
EP19970105534 EP0799806B1 (en) | 1996-04-04 | 1997-04-03 | Contamination-resistant float glass and process of producing the same |
DE1997604903 DE69704903T2 (de) | 1996-04-04 | 1997-04-03 | Gegen Verschmutzung beständiges Floatglas und Verfahren zu dessen Herstellung |
US09/164,686 US6138663A (en) | 1996-04-04 | 1998-10-01 | Cooking apparatus containing a window that is a contamination-resistant float glass |
US09/164,829 US6143417A (en) | 1996-04-04 | 1998-10-01 | Contamination-resistant float glass |
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10139484A JPH10139484A (ja) | 1998-05-26 |
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JP8296112A Expired - Lifetime JP2991133B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-11-08 | 機能性膜の製造方法および製造溶液 |
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Country | Link |
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-
1996
- 1996-11-08 JP JP8296112A patent/JP2991133B2/ja not_active Expired - Lifetime
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