JP2990364B2 - 塩素含有ポリマーに対する安定剤としての置換アミノピロール - Google Patents

塩素含有ポリマーに対する安定剤としての置換アミノピロール

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアミノピロールを含有する塩素含有ポリマ
ー、塩素含有ポリマーを熱及び光により誘発される崩壊
に対して安定化するためのアミノピロールの使用方法及
び新規なアミノピロールに関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) 塩素含有ポリマーが特に予備成形物への加工工程にお
いて、光と熱の損傷効果から保護されなければならない
ことは知られている。塩素含有熱可塑性樹脂のための安
定剤としてのピロールの使用は、例えば欧州特許公開第
22087号公報に記載されている。
置換アミノピロールの製造方法は例えば下記の出版物
に記載されている:イー.トーヤ(E.Toja)その他、ジ
ャーナル ヘテロサイクリツク ケミストリ(J.Hetero
cyelic Chem.)23,1561(1986);ジェー.アール.ロ
スその他、ジャーナル ヘテロサイクリツク ケミスト
22,817(1985);エス.エム.バヨミ(S.M.Bayomi)
その他、ジャーナル ヘテロサイクリック ケミストリ
22,83(1985) 医薬としてのアミノピロールの使用は、例えば米国特
許第3,993,650号及び西ドイツ特許公報第2,439,284号公
報に記載されている。
(課題を解決するための手段) 本発明はa)塩素含有ポリマー及びb)少くとも一種
の次式I: (式中、nは1または2を表わし、R1は炭素原子数1な
いし4のアルキル基を表わし、R2は次式II a、II b、II
cまたはII d: で表わされる基を表わし、X1は水素原子、炭素原子数1
ないし20のアルキル基、1個または2個の酸素原子また
は硫黄原子により中断された、または/及びOH基により
置換された炭素原子数3ないし6のアルキル基、炭素原
子数3ないし20のアルケニル基、炭素原子数5ないし12
のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキル
基により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアル
キル基、フエニル基、炭素原子数1ないし10のアルキル
基、塩素原子、ヒドロキシル基、メトキシ基または/及
びエトキシ基により置換されたフエニル基、炭素原子数
7ないし10のフエニルアルキル基またはフエニル基にお
いて炭素原子数1ないし20のアルキル基、塩素原子、ヒ
ドロキシル基、メトキシ基または/及びエトキシ基によ
り置換された炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル
基を表わし、X2はフエニル基または炭素原子数1ないし
4のアルキル基、塩素原子、ヒドロキシ基、メトキシ
基、エトキシ基及びアセチルアミノ基から成る群から選
ばれた1ないし3個の基により置換されたフエニル基を
表わし、X3は炭素原子数1ないし8のアルキル基または
フエニル基を表わし、nが1を表わすとき、R3は次式II
I aないしIII g: で表わされる基を表わし、X0は酸素原子または硫黄原子
を表わし、Y1及びY2は相互に独立して−CN、ベンゾイル
基、炭素原子数2ないし4のアルカノイル基または炭素
原子数2ないし4のアルコキシカルボニル基を表わし、
Y3は炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数3
ないし20のアルケニル基、フエニル基、炭素原子数1な
いし4のアルキル基、炭素原子、−NO2、メトキシ基ま
たは/及びエトキシ基により置換されたフエニル基、2
−フエニルエテニル基、ジ(炭素原子数1ないし4のア
ルキル)アミノ基、ジフエニルアミノ基、炭素原子数1
ないし20のアルキルアミノ基、炭素原子数3ないし8の
シクロアルキルアミノ基、フエニルアミノ基、フエニル
環中で炭素原子数1ないし4のアルキル基、塩素原子、
ヒドロキシル基、メトキシ基または/及びエトキシ基に
より置換されたフエニルアミノ基、ベンジルアミノ基、
ベンゼンスルホンアミド基またはトルエンスルホンアミ
ド基を表わし、Y4はジ(炭素原子数1ないし4のアルキ
ル)アミノ基、ジフエニルアミノ基、炭素原子数1ない
し8のアルキルアミノ基、フエニルアミノ基、フエニル
環において炭素原子数ないし4のアルキル基、塩素原
子、ヒドロキシル基、メトキシ基または/及びエトキシ
基により置換されたフエニルアミノ基、またはベンジル
アミノ基を表わし、Y5は炭素原子数1ないし20のアルキ
ル基、1個または2個の酸素原子により中断された炭素
原子数3ないし6のアルキル基、炭素原子数5ないし12
のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキル
基により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアル
キル基、フエニル基、炭素原子数7ないし10のフエニル
アルキル基、またはフエニル基において炭素原子数1な
いし20のアルキル基により置換された炭素原子数7ない
し10のフエニルアルキル基を表わし、Y6は炭素原子数1
ないし4のアルコキシ基、フエニルアミノ基、またはフ
エニル基において炭素原子数1ないし4のアルキル基、
塩素原子、ヒドロキシル基、メトキシ基または/及びエ
トキシ基により置換されたフエニルアミノ基を表わし、
Y7は炭素原子数1ないし4のアルキル基、フエニル基、
または炭素原子数1ないし4のアルキル基、塩素原子、
−NO2、(炭素原子数1ないし12のアルキル)オキシカ
ルボニル基及び/またはフエノキシカルボニル基により
置換されたフエニル基を表わし、基Y8は相互に独立して
炭素原子数1ないし4のアルコキシ基またはアリルオキ
シ基を表わし、そしてnが2を表わすときR3は次式IV
a、IV b、IV cまたはIV d: で表わされる基を表わし、X0は上記の意味を表わし、Z1
は直接結合、炭素原子数1ないし12のアルキレン基また
はフエニレン基を表わし、Z2は炭素原子数2ないし12の
アルキレン基または3−オキサペンチレン基を表わし、
Z3は炭素原子数4ないし8のアルキレン基またはフエニ
レン基を表わし、そしてZ4は炭素原子数1ないし4のア
ルコキシ基またはアリルオキシ基を表わす。)で表わさ
れる化合物を含有する組成物に関する。
20個迄の炭素原子を有するアルキル基の例はメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、第三ブチル基、
ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、イ
ソオクチル基、イソノニル基、デシル基、ドデシル基ま
たはオクタデシル基である。
R1は好ましくは直鎖の炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基、特にメチル基を表わす。
X1の好ましい意味は炭素原子数1ないし18のアルキル
基、特に炭素原子数1ないし12のアルキル基、例えばメ
チル基またはエチル基である。
アルキル基としてのX3は好ましくはメチル基またはエ
ンチル基特にメチル基を表わす。
アルキル基としてのY5は好ましくは1ないし4個の炭
素原子を有する。メチル基とエチル基はY5の特に好まし
い意味である。
炭素原子数1ないし4のアルコキシ基の例はメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基またはブトキシ基であ
る。
1個または2個の酸素原子によって中断された炭素原
子数3ないし6のアルキル基の例は3−オキサブチル
基、3−オキサペンチル基、3−オキサヘプチル基、3,
6−ジオキサヘプチル基または3,6−ジオキサオクチル基
である。
1個または2個の酸素原子もしくは硫黄原子によって
中断されるか、または/及びOH基により置換された炭素
原子数3ないし6のアルキル基の例として、前述した基
に加えて、3−チアブチル、3−チアペンチル、3,6−
ジチアヘプチル、3,6−ジチアオクチル、5−ヒドロキ
シ−3−オキサペンチル、5−ヒドロキシ−3−チアペ
ンチルまたは4−ヒドロキシブチル基を挙げることがで
きる。
炭素原子数3ないし20のアルケニル基の例はアリル、
2−メタリル、3−メチルブテ−2−エニル、3−メチ
ルブテ−3−エニル、ヘキセニル、デセニル、ウンデセ
ニル、ヘプタデセニルまたはオレイル基である。好まし
い意味はアリル、メタリル及びオレイル基である。
所望により炭素原子数1ないし4のアルキル基、特に
メチル基によって置換することのできる炭素原子数5な
いし12のシクロアルキル基の例はシクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロ
デシル、シクロドデシルまたはメチルシクロヘキシル基
である。非置換または置換炭素原子数5ないし8のシク
ロアルキル基特にシクロヘキシル基が好ましい。
好ましくは1ないし3個の、定義に従った基によって
置換されたフエニル基の例はO−,m−またはp−クロロ
フエニル、2,3−ジクロロフエニル、2,4−ジクロロフエ
ニル、2,5−ジクロロフエニル、2,6−ジクロロフエニ
ル、3,4−ジクロロフエニル、2,4,5−トリクロロフエニ
ル、2,4,6−トリクロロフエニル、O−,m−,またはp
−メチルフエニル、2,3−ジメチルフエニル、2,4−ジメ
チルフエニル、2,5−ジメチルフエニル、2,6−ジメチル
フエニル、3,4−ジメチルフエニル、3,5−ジメチルフエ
ニル、2−メチル−6−エチルフエニル、2−メチル−
4−第三ブチルフエニル、2−エチルフエニル、2,6−
ジエチルフエニル、2,6−ジエチル−4−メチルフエニ
ル、2,6−ジイソプロピルフエニル、4−第三ブチルフ
エニル、p−ノニルフェニル、2−クロロ−6−メチル
フエニル、3−クロロ−2−メチルフエニル、3−クロ
ロ−4−メチルフエニル、4−クロロ−2−メチルフエ
ニル、5−クロロ−2−メチルフエニル、2,6−ジクロ
ロ−3−メチルフエニル、O−,m−またはp−メトキシ
フエニル、O−またはp−エトキシフエニル、2,4−ジ
メトキシフエニル、2,5−ジメトキシフエニル、2,5−ジ
エトキシフエニル、2−メトキシ−5−メチルフエニ
ル、4−メトキシ−2−メチルフエニル、3−クロロ−
4−メトキシフエニル、3−クロロ−6−メトキシフエ
ニル、3−クロロ−4,6−ジメトキシフエニル、4−ク
ロロ−2,5−ジメトキシフエニル、o−,m−またはp−
ヒドロキシフエニル、2−ヒドロキシ−4−メチルフエ
ニル、3−ヒドロキシ−4−メチルフエニル、o−,m−
またはp−アセチルアミノフエニル、o−,m−またはp
−ニトロフエニル、p−(炭素原子数1ないし12のアル
キル)−オキシカルボニルフエニル及びp−フエノキシ
カルボニルフエニル基である。
Y3,Y4及びY6がフエニル基において、好ましくは1な
いし3個の定義に従った基により置換されたフエニルア
ミノ基を表わすとき、該置換フエニル基は、例えば上記
の意味を表わすことができる。
炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル基の例はベ
ンジル基または2−フエニルエチル基である。ベンジル
基が好ましい。これらの基の中のフエニル基が好ましく
は1ないし3個の定義に従った基により置換されている
ときは、上記の意味を表わすことができる。フエニル基
において、炭素原子数1ないし20のアルキル基、好まし
くは炭素原子数8ないし14のアルキル基により置換され
た炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル基は好まし
い意味の一つである。ドデシルベンジル基もまた例とし
て挙げられる。
炭素原子数2ないし4のアルカノイル基の例はアセチ
ル、プロパノイルまたはブタノイル基である。アセチル
基が好ましい。
炭素原子数2ないし4のアルコキシカルボニル基の例
はメトキシカルボニル、エトキシカルボニルまたはプロ
ポキシカルボニル基である。メトキシカルボニル基及び
エトキシカルボニル基が好ましい。
ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基の例
はジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ
またはジブチルアミノ基である。
炭素原子数1ないし20のアルキルアミノ基、好ましく
は炭素原子数1ないし8のアルキルアミノ基、特に炭素
原子数4ないし8のアルキルアミノ基の例はブチルアミ
ノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、ヘプチルアミノ
またはオクチルアミノ基である。
炭素原子数3ないし8のシクロアルキルアミノ基の例
はシクロプロピルアミノ、シクロヘキシルアミノまたは
シクロオクチルアミノ基である。
12個までの炭素原子を有するアルキレン基の例は、メ
チレン、ジメチレン、トリメチレン、ブチレン、ペンタ
メチレン、ヘキサメチレン、オクタメチレン、デカメチ
レンまたはドデカメチレン基である。8個までの炭素原
子を有するアルキレン基が好ましい。
興味のあるのは、nが1または2を表わし、R1は炭素
原子数1ないし4のアルキル基を表わし、R2が式II a,I
I b,II cまたはII dで表わされる基を表わし、X1が炭素
原子数1ないし20のアルキル基、1個または2個の酸素
原子または硫黄原子により中断されるか、または/及び
ヒドロキシル基により置換された炭素原子数3ないし6
のアルキル基、炭素原子数3ないし20のアルケニル基、
炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数
1ないし4のアルキル基により置換された炭素原子数5
ないし12のシクロアルキル基、フエニル基、炭素原子数
1ないし10のアルキル基、塩素原子、メトキシ基または
/及びエトキシ基により置換されたフエニル基、炭素原
子数7ないし10のフエニルアルキル基またはフエニル基
において炭素原子数1ないし20のアルキル基により置換
された炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル基を表
わし、X2がフエニル基または炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、塩素原子、ヒドロキシ基、メトキシ基、エト
キシ基及びアセチルアミノ基から成る群から選ばれた1
ないし3個の基により置換されたフエニル基を表わし、
X3が炭素原子数1ないし8のアルキル基またはフエニル
基を表わし、nが1を表わすときR3は式III aないしIII
gで表わされる基を表わし、X0が酸素原子を表わし、Y1
及びY2が相互に独立して−CN、ベンゾイル基、炭素原子
数2ないし4のアルカノイル基または炭素原子数2ない
し4のアルコキシカルボニル基を表わし、Y3が炭素原子
数1ないし20のアルキル基、炭素原子数3ないし20のア
ルケニル基、フエニル基、炭素原子数1ないし4のアル
キル基、塩素原子、メトキシ基または/及びエトキシ基
により置換されたフエニル基、2−フエニルエテニル
基、ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基、
炭素原子数1ないし8のアルキルアミノ基、フエニルア
ミノ基、ベンジルアミノ基、ベンゼルスルホンアミド基
またはトルエンスルホンアミド基を表わし、Y4がジ(炭
素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基、炭素原子数
1ないし8のアルキルアミノ基、フエニルアミノ基また
はベンジルアミノ基を表わし、Y5が炭素原子数1ないし
20のアルキル基1個または2個の酸素原子によって中断
された炭素原子数3ないし6のアルキル基、炭素原子数
5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4
のアルキル基により置換された炭素原子数5ないし12の
シクロアルキル基、フエニル基、炭素原子数7ないし10
のフエニルアルキル基またはフエニル基において炭素原
子数1ないし20のアルキル基により置換された炭素原子
数7ないし10のフエニルアルキル基を表わし、Y6が炭素
原子数1ないし4のアルコキシ基、フエニルアミノ基ま
たはフエニル基において炭素原子数1ないし4のアルキ
ル基、塩素原子、メトキシ基または/及びエトキシ基に
より置換されたフエニルアミノ基を表わし、Y7がフエニ
ル基またはトルイル基を表わし、Y8が相互に独立して炭
素原子数1ないし4のアルコキシ基もしくはアリルオキ
シ基を表わし、そしてnが2を表わすときR3が式IV a、
IV b、IV cまたはIV dで表わされる基を表わし、X0が上
記の意味を表わし、Z1が直接結合、炭素原子数1ないし
12のアルキレン基またはフエニレン基を表わし、Z2が炭
素原子数2ないし12のアルキレン基または3−オキサペ
ンチレン基を表わし、Z3が炭素原子数4ないし8のアル
キレン基またはフエニレン基を表わし、そしてZ4が炭素
原子数1ないし4のアルコキシ基もしくはアリルオキシ
基を表わす組成物である。
好ましいのはX1が炭素原子数1ないし18のアルキル
基、1個または2個の酸素原子または硫黄原子により中
断されるか、または/及び−OH基により置換された炭素
原子数3ないし6のアルキル基、アリル基、メタリル
基、オレイル基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキ
ル基、フエニル基、炭素原子数1ないし10のアルキル
基、塩素原子、メトキシ基または/及びエトキシ基によ
り置換されたフエニル基、炭素原子数7ないし10のフエ
ニルアルキル基またはフエニル基において炭素原子数8
ないし14のアルキル基により置換された炭素原子数7な
いし10のフエニルアルキル基を表わし、X3がメチル基、
エチル基またはフエニル基を表わし、Y8が炭素原子数1
ないし18のアルキル基、アリル基、メタリル基、オレイ
ル基、フエニル基、炭素原子数1ないし4のアルキル
基、塩素原子、メトキシ基または/及びエトキシ基によ
り置換されたフエニル基、2−フエニルエテニル基また
はジ(炭素原子1ないし4のアルキル)アミノ基を表わ
し、そしてY5が炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭
素原子数5ないし8のシクロアルキル基、フエニル基、
炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル基またはフエ
ニル基において炭素原子数8ないし14のアルキル基によ
り置換された炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル
基を表わす組成物である。
nが1を表わし、R2が式II aまたはII cで表わされる
基を表わし、そしてR3が式III b、III dまたはIII gで
表わされる基を表わす組成物もまた好ましい。
基R3で好ましいのは式III b、III dまたはIII gで表
わされる基である。
特に好ましいのはnが1を表わし、R1がメチル基を表
わし、R2が式II aで表わされる基を表わし、X1が炭素原
子数1ないし12のアルキル基を表わし、R3が式III b,II
I dまたはIII gで表わされる基を表わし、Y3が炭素原子
数ないし18のアルキル基、アリル基、フエニル基または
炭素原子数1ないし4のアルキル基、塩素原子、メトキ
シ基または/及びエトキシ基により置換されたフエニル
基を表わし、そしてY5が炭素原子数1ないし18のアルキ
ル基、シクロヘキシル基、フエニル基またはベンジル基
を表わす組成物である。
nが1を表わし、R1がメチル基を表わし、R2が式II a
で表わされる基を表わし、X1が炭素原子数1ないし4の
アルキル基、特にメチル基またはエチル基を表わし、R3
がIII dで表わされる基を表わし、そしてY5がメチル
基、エチル基またはフエニル基を表わす組成物は本発明
の他の好ましい態様である。
R3が式III gで表わされる基を表わす組成物もまた好
ましい。
他の好ましい態様によれば、nは2を表わす。
nが2を表わし、そしてR3が式IV aまたはIV bで表わ
される基を表わす組成物も興味がある。
R2で最も好ましいのは式II aで表わされる基である。
式Iで表わされる化合物の好ましい例は: 2−メチル−3−メトキシカルボニル−4−エトキシ
カルボニルアミノピロール、 2−メチル−3−メトキシカルボニル−4−メトキシ
カルボニルアミノピロール、 2−メチル−3−エトキシカルボニル−4−エトキシ
カルボニルアミノピロール、 2−メチル−3−エトキシカルボニル−4−メトキシ
カルボニルアミノピロール、 2−メチル−3−メトキシカルボニル−4−ベンゾイ
ルアミノピロール、 2−メチル−3−エトキシカルボニル−4−ベンゾイ
ルアミノピロール、 2−メチル−3−メトキシカルボニル−4−(2′,
4′−ジアリルオキシ−1′,3′,5′−トリアジン−
6′−イル)アミノピロール。
2−メチル−3−メトキシカルボニル−4−[ベンジ
ル(チオカルボニル)]アミノピロール、 1,4−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)カルバモイルオキシ]ブタ
ン、 1,6−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)カルバモイルオキシ]ヘキ
サン、 1,5−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)カルバモイルオキシ]−3
−オキサペンタン、 1,4−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)カルバモイル]ブタン、 1,5−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)カルバモイル]ペンタン、 1,6−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)カルバモイル]ヘキサン、 1,7−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)カルバモイル]ヘプタン、 1,8−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)カルバモイル]オクタン、 1,4−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)カルバモイル]ベンゼン、 1,4−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)アミノチオカルボニル]ブ
タン、 1,5−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)アミノチオカルボニル]ペ
ンタン、 1,6−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)アミノチオカルボニル]ヘ
キサン、 1,7−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)アミノチオカルボニル]ヘ
プタン、 1,8−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)アミノチオカルボニル]オ
クタン、 1,4−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
ニルピロール−4′−イル)アミノチオカルボニル]ベ
ンゼン。
化合物2−メチル−3−メトキシカルボニル−4−エ
トキシカルボニルアミノピロール、2−メチル−3−メ
トキシカルボニル−4−ベンゾイルアミノピロール、2
−メチル−3−メトキシカルボニル−4−(2′,4′−
ジアリルオキシ−1′,3′,5′−トリアジン6′−イ
ル)アミノピロール、1,4−ビス[2′−メチル−3′
−メトキシカルボニルピロール−4′−イル)カルバモ
イル]ブタンまたは1,6−ビス[(2′−メチル−3′
−メトキシカルボニルピロール−4′−イル)カルバモ
イルオキシ]ヘキサンが本発明の組成物に用いるのに最
も好ましい。
塩素含有ポリマーで好ましいのは塩化ビニール ホモ
ポリマーまたはコポリマーである。
コポリマーのための好ましいコモノマーは、例えば酢
酸ビニル、ビニリデンクロライド、トランスジクロロエ
テン、エチレン、プロピレンブチレン、マレイン酸、ア
クリル酸、フマール酸及びイタコン酸である。
他の適当な塩素含有ポリマーは後塩素化PVC及び塩素
化ポリオレフイン、同様に、またPVCとEVA,ABS及びMBS
とのグラフトポリマーである。
好ましい基質は、また、上述したホモポリマー、コポ
リマー特にビニルクロライドホモポリマーと他の熱可塑
性プラスチツクまたは/及び弾性ポリマー、特にABS,MB
S,NBR,SAN及びEVAとの混合物である。
懸濁重合体、塊状重合体及び乳化重合体も、また好ま
しい。
ポリ塩化ビニルは塩素含有ポリマーとして特に好まし
いものである。
式Iで表わされる化合物を公知の熱安定剤、例えば有
機錫化合物、鉛化合物、有機アンチモン化合物、二価金
属フエノラート、特に炭素原子数7ないし20のアルキル
フエノラート、例えばノニルフエノラート、またはカル
ボン酸二価金属と一緒に使用すると有利である。二価金
属の例はBa,Ca,Mg,CdまたはZnである。カルボン酸塩で
好ましいのは7ないし20個の炭素原子を有するカルボン
酸の塩、例えば安息香酸塩、アルケノエートまたはアル
カノエート、好ましくはステアレート、オレエート、ラ
ウレート、パルミテート、ヒドロキシステアレートまた
は2−エチルヘキサノエートである。ステアレート、オ
レエート及びp−第三ブチル安息香酸塩が特に好まし
い。有機錫化合物、鉛化合物及び有機アンチモン化合物
の例は米国特許第4,743,640号第3欄第48行ないし第5
欄第38行に挙げられた化合物である。
さらに、式Iで表わされる化合物により安定化された
塩素含有ポリマーは通常の量の慣用的PVC安定剤、例え
ばホスフイツトまたはエポキシ化合物を含有することが
できる。
ホスフイツトで好ましいのは次式: (式中、A1,A2及びA3は相互に独立して炭素原子数4な
いし18のアルキル基、炭素原子数6ないし18のアルケニ
ル基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキル基、フエ
ニル基または1個ないし3個の炭素原子数1ないし12の
アルキル基により置換されたフエニル基を表わす。)で
表わされるものである。
その例はトリオクチル、トリデシル、トリドデシル、
トリテトラデシル、トリステアリル、トリオレイル、ト
リフエニル、トリクレジル、トリス−p−ノニルフエニ
ル及びトリシクロヘキシルホスフイツトである。好まし
いものはアリ−ルジアルキル及びアルキルジアリールホ
スフイツト例えばフエニルジデシル、(2,4−ジ−第三
ブチルフエニル)ジドデシル、(2,6−ジ−第三ブチル
フエニル)ジドデシルホスフイツト及びジアルキル及び
ジアリールペンタエリスリトールジホスフイツトであ
る。テトラフエニル−及びテトラアルキル−[ジプロピ
レングリコール−1,2]ジホスフイツト及びポリ−[ジ
プロピレングリコール−1,2−フエニルホスフイツト]
及びポリ−[ジプロピレングリコール−1,2−アルキル
ホスフイツト]もまた好ましい。
特に好ましい有機ホスフイツトはジステアリルペンタ
エリスリトールジホスフイツト、トリス(ノニルフエニ
ル)ホスフイツト、フエニルジデシルオスフイツト、テ
トラフエニル−[ジプロピレングリコール−1,2]ジホ
スフイツト及びポリ−[ジプロピレングリコール−1,2
−フエニルホスフイツト]である。
エポキシ化合物で好ましいのはエポキシ化油及びエポ
キシ化脂肪酸エステル、例えばエポキシ化大豆油、エポ
キシ化ブチルオリエート及びエポキシ化オクチルオリエ
ートである。
それ故本発明はまた好ましくは成分a)及び式Iで表
わされる化合物に加えて、二価金属がBa,Ca,Mg,Cdまた
はZuである、カルボン酸二価金属塩及び/または二価金
属フエノラートの少くとも一種を含有する組成物に関す
るものである。
さらに選択すれば、本発明組成物は成分a)及び式I
で表わされる化合物に加えて、二価金属がBa,Ca,Mgまた
はZuであるカルボン酸二価金属塩を少くとも一種含有す
る。Ba/Zuカルボン酸塩またはCa/Zuカルボン酸塩の混合
物は補助安定剤として特に好ましい。
成分a)及び式Iで表わされる化合物に加えて、エポ
キシ化合物及び/またはホスフイツトそして所望により
カルボン酸二価金属塩及び/または二価金属フエノラー
トを含有する組成物もまた好ましい。
公知の熱安定剤(例えばカルボン酸塩)を安定化され
る材料中に、当該技術分野で知られた濃度、例えば0.05
ないし5重量%の量で混合することもできる。
例えばホスフイツトは0.3ないし重量%、好ましくは
0.5ないし1重量%の濃度で使用し、そして例えばエポ
キシ化大豆油のようなエポキシ化合物は、1ないし8重
量%、好ましくは1ないし3重量%の濃度で使用するの
が有利である。
式Iで表わされる化合物は、例えば0.05ないし5重量
%、好ましくは0.05ないし1重量%、特に0.1ないし0.5
重量%の量で塩素含有ポリマーに配合する。
各々の場合、重量%で示すデータは安定化される材料
を基準とする。
ポリマーについて意図される用途次第で他の添加物、
例えばフエノール性酸化防止剤、潤滑剤(好ましくはモ
ンタンワツクスまたはグリセロールエステル)、脂肪酸
エステル、パラフイン、可塑剤、充填剤、カーボンブラ
ツク、アスベスト、カオリン、タルク、ガラス繊維、改
質剤(例えば耐衝撃添加物)、光輝剤、顔料、光安定
剤、崇外線吸収剤、難燃剤または帯電防止剤を安定剤の
配合前または配合中に配合することができる。
他の配合可能の添加物はb−アミノクロトネート、例
えば西独特許公開第804442号、第807207号公報及び日本
特許公開昭50/17454号公報、ピロール、例えば欧州特許
公開第22087号公報に挙げられた化合物、アミノウラシ
ル、例えば欧州特許公開第65934号公報に開示された化
合物、アミノチオウラシル、例えば欧州特許公開第4147
9号公報から知られた化合物、ポリオール、例えば西独
特許公開第3,019,910号公報に記載された化合物、b−
ジケトン、例えば西独特許公開第2,600,516号公報に述
べられた化合物、あるいはまた例えば欧州特許公開第63
180号公報に記載されたようなb−ジケトンとヒドロタ
ルサイトとの混合物である。
安定剤成分の塩素含有ポリマーへの配合は通例の如
く、ロールミル、例えば2本ロール機中で、150゜ない
し200℃の温度で行なわれる。一般的には5ないし15分
間のうちに十分に均一化される。個別に、または予備混
合物の形で一緒に成分を加えることができる。液体予備
混合物が有利であることがわかっており、不活性溶媒及
び/または可塑剤の存在のもとで操作が行なわれる。
本発明はまた、塩素含有ポリマーを、熱や光で誘発さ
れる崩壊に対して安定化するための、式Iで表わされる
化合物の使用方法に関する。
本発明はまた次式I a (式中、nは1または2を表わし、R1は炭素原子数1な
いし4のアルキル基を表わし、R2は次式II a、II b、II
cまたはII d: で表わされる基を表わし、X1は水素原子、炭素原子数1
ないし20のアルキル基、1個または2個の酸素原子また
は硫黄原子により中断された、または/及びOH基により
置換された炭素原子数3ないし6のアルキル基、炭素原
子数3ないし20のアルケニル基、炭素原子数5ないし12
のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキル
基により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアル
キル基、フエニル基、炭素原子数1ないし10のアルキル
基、塩素原子、ヒドロキシル基、メトキシ基または/及
びエトキシ基により置換されたフエニル基、炭素原子数
7ないし10のフエニルアルキル基またはフエニル基にお
いて炭素原子数1ないし20のアルキル基、塩素原子、ヒ
ドロキシル基、メトキシ基または/及びエトキシ基によ
り置換された炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル
基を表わし、X2はフエニル基または炭素原子数1ないし
4のアルキル基、塩素原子、ヒドロキシ基、メトキシ
基、エトキシ基及びアセチルアミノ基から成る群から選
ばれた1ないし3個の基により置換されたフエニル基を
表わし、X3は炭素原子数1ないし8のアルキル基または
フエニル基を表わし、nが1を表わすとき、R3は次式II
I bないしIII g: で表わされる基を表わし、X0は酸素原子まは硫黄原子を
表わし、Y3は炭素原子数数4ないし20のアルキル基、炭
素原子数3ないし20のアルケニル基、フエニル基、炭素
原子数1ないし4のアルキル基、塩素原子、−NO2、メ
トキシ基または/及びエトキシ基により置換されたフエ
ニル基、2−フエニルエテニル基、ジ(炭素原子数1な
いし4のアルキル)アミノ基、ジフエニルアミノ基、炭
素原子数1ないし20のアルキルアミノ基、炭素原子数3
ないし8のシクロアルキルアミノ基、フエニルアミノ
基、フエニル環中で炭素原子数1ないし4のアルキル
基、塩素原子、ヒドロキシル基、メトキシ基または/及
びエトキシ基により置換されたフエニルアミノ基、ベン
ジルアミノ基、ベンゼンスルホンアミド基またはトルエ
ンスルホンアミド基を表わし、Y4はジ(炭素原子数1な
いし4のアルキル)アミノ基、ジフエニルアミノ基、炭
素原子数1ないし8のアルキルアミノ基、フエニルアミ
ノ基、フエニル環において炭素原子数1ないし4のアル
キル基、塩素原子、ヒドロキシル基、メトキシ基または
/及びエトキシ基により置換されたフエニルアミノ基、
またはベンジルアミノ基を表わし、Y5は炭素原子数1な
いし20のアルキル基、1個または2個の酸素原子により
中断された炭素原子数3ないし6のアルキル基、炭素原
子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数1ない
し4のアルキル基により置換された炭素原子数5ないし
12のシクロアルキル基、フエニル基またはフエニル基に
おいて炭素原子数1ないし20のアルキル基により置換さ
れた炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル基を表わ
し、Y6は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、フエニ
ルアミノ基、またはフエニル基において炭素原子数1な
いし4のアルキル基、塩素原子、ヒドロキシル基、メト
キシ基または/及びエトキシ基により置換されたフエニ
ルアミノ基を表わし、Y7は炭素原子数1ないし4のアル
キル基、フエニル基、または炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、塩素原子、−NO2、(炭素原子数1ないし12
のアルキル)オキシカルボニル基及び/またはフエノキ
シカルボニル基により置換されたフエニル基を表わし、
基Y8は相互に独立して炭素原子数1ないし4のアルコキ
シ基またはアリルオキシ基を表わし、そしてnが2を表
わすときR3は次式IV a、IV b、IV cまたはIV d: で表わされる基を表わし、X0は上記の意味を表わし、Z1
は直接結合、炭素原子数1ないし12のアルキレン基また
はフエニレン基を表わし、Z2は炭素原子数2ないし12の
アルキレン基または3−オキサペンチレン基を表わし、
Z3は炭素原子数4ないし8のアルキレン基またはフエニ
レン基を表わし、そしてZ4は炭素原子数1ないし4のア
ルコキシ基またはアリルオキシ基を表わす。)で表わさ
れる新規な化合物に関する。
変数R1,R2,R3及びnの意味は先に式Iのために特定し
たものを表わす。
興味のあるのは式I aにおいてnが1または2を表わ
し、R1が炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、
R2がII a、II b、II cまたはII dで表わされる基を表わ
し、X1が炭素原子数1ないし20のアルキル基、1個また
は2個の酸素原子または硫黄原子により中断されるか、
または/及びヒドロキシル基により置換された炭素原子
数3ないし6のアルキル基、炭素原子数3ないし20のア
ルケニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル
基、炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換され
た炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フエニル
基、炭素原子数1ないし10のアルキル基、塩素原子、メ
トキシ基または/及びエトキシ基により置換されたフエ
ニル基、炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル基ま
たはフエニル基において炭素原子数1ないし20のアルキ
ル基により置換された炭素原子数7ないし10のフエニル
アルキル基を表わし、X2がフエニル基または炭素原子数
1ないし4のアルキル基、塩素原子、ヒドロキシ基、メ
トキシ基、エトキシ基及びアセチルアミノ基から成る群
から選ばれた1ないし3個の基により置換されたフエニ
ル基を表わし、X3が炭素原子数1ないし8のアルキル基
またはフエニル基を表わし、nが1を表わすときR3は式
III bないしIII gで表わされる基を表わし、X0が酸素原
子を表わし、Y3が炭素原子4ないし20のアルキル基、炭
素原子数3ないし20のアルケニル基、フエニル基、炭素
原子数1ないし4のアルキル基、塩素原子、メトキシ基
または/及びエトキシ基により置換されたフエニル基、
2−フエニルエテニル基、ジ(炭素原子数1ないし4の
アルキル)アミノ基、炭素原子数1ないし8のアルキル
アミノ基、フエニルアミノ基、ベンジルアミノ基、ベン
ゼンスルホンアミド基またはトルエンスルホンアミド基
を表わし、Y4がジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)
アミノ基、炭素原子数1ないし8のアルキルアミノ基、
フエニルアミノ基またはベンジルアミノ基を表わし、Y5
が炭素原子数1ないし20のアルキル基を表わし、1個ま
たは2個の酸素原子によって中断された炭素原子数3な
いし6のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロア
ルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキル基により置
換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フ
エニル基、またはフエニル基において炭素原子数1ない
し20のアルキル基により置換された炭素原子数7ないし
10のフエニルアルキル基を表わし、Y6が炭素原子数1な
いし4のアルコキシ基、フエニルアミノ基、またはフエ
ニル基において炭素原子数1ないし4のアルキル基、塩
素原子、メトキシ基または/及びエトキシ基により置換
されたフエニルアミノ基を表わし、Y7がフエニル基また
はトルイル基を表わし、Y8が相互に独立して炭素原子数
1ないし4のアルコキシ基もしくはアリルオキシ基を表
わし、そしてnが2を表わすときR3が式IV a、IV b、IV
cまたはIV dで表わされる基を表わし、X0が上記の意味
を表わし、Z1が直接結合、炭素原子数1ないし12のアル
キレン基またはフエニレン基を表わし、Z2が炭素原子数
2ないし12のアルキレン基または3−オキサペンチレン
基を表わし、Z3が炭素原子数4ないし8のアルキレン基
またはフエニレン基を表わし、そしてZ4が炭素原子数1
ないし4のアルコキシ基もしくはアリルオキシ基を表わ
す化合物である。
式I aにおいてX1が炭素原子数1ないし18のアルキル
基、1個または2個の酸素原子または硫黄原子により中
断されるか、または/及び−OH基により置換された炭素
原子数3ないし6のアルキル基、アリル基、メタリル
基、オレイル基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキ
ル基、フエニル基、炭素原子数1ないし10のアルキル
基、塩素原子、メトキシ基または/及びエトキシ基によ
り置換されたフエニル基、炭素原子数7ないし10のフエ
ニルアルキル基またはフエニル基において炭素原子数8
ないし14のアルキル基により置換された炭素原子数7な
いし10のフエニルアルキル基を表わし、X3がメチル基、
エチル基またはフエニル基を表わし、Y3が炭素原子数4
ないし18のアルキル基、アリル基、メタリル基、オレイ
ル基、フエニル基、炭素原子数1ないし4のアルキル
基、塩素原子、メトキシ基または/及びエトキシ基によ
り置換されたフエニル基、2−フエニルエテニル基また
はジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基を表
わし、そしてY5が炭素原子数1ないし18のアルキル基、
炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基、フエニル
基、またはフエニル基において炭素原子数8ないし14の
アルキル基により置換された炭素原子数7ないし10のフ
エニルアルキル基を表わす化合物もまた好ましい。
式I aで表わされる化合物で特に好ましいのは2−メ
チル−3−メトキシカルボニル−4−エトキシカルボニ
ルアミノピロール、2−メチル−3−メトキシカルボニ
ル−4−ベンゾイルアミノピロール、2−メチル−3−
メトキシカルボニル−4−(2′,4′−ジアリルオキシ
−1′,3′,5′−トリアジン−6′−イル)アミノピロ
ール、1,4−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカ
ルボニルピロール−4′−イル)カルバモイル]ブタン
または1,6−ビス[2′−メチル−3′−メトキシカル
ボニルピロール−4′−イル)カルバモイルオキシ]ヘ
キサンである。
式I及びI aで表わされる化合物は公知の方法に類似
の方法により、例えば下記の方式に従って製造すること
ができる。
例えばXはハロゲン原子、好ましくは塩素原子を表わ
すことができる。
環化反応a)は、例えばアルカリ金属アルコレート溶
液中で行はれる。続く反応b)をその中で、即ち、式I
cで表わされる化合物を分離しないで行なうのが有利で
ある。反応b)を行なう前に反応混合物を、例えば氷酢
酸または水性鉱酸により中和するのが有利である。
Xがハロゲン原子を表わすときは、反応b)を、例え
ば第三アミンのようなハロゲン化水素受容体の存在のも
とに行なうのが有利である。
式I及びI aで表わされ、式中のR3が式III bまたはII
I cの基を表わし、そしてY3及びY4が相互に独立してア
ミノ基を表わし、場合によってはR3が式IV cの基を表わ
す化合物の中のいくつかは下記の方式に従って有利に製
造することができる。
nが1を表わすとき、Rは例えばアルキル基またはフ
エニル基を表わし、そしてnが2を表わすとき、Rは、
例えばアルキレン基を表わす。
式I bで表わされる化合物もまた公知の方法と類似の
方法より、例えばグリシンニトリルまたはその塩を相当
するケト化合物と反応させることにより製造することが
できる: もしグリシンニトリルを用いるならば、酸受容体、例
えば有機もしくは無機塩基の存在のもとで反応を行なう
のが有利である。低級アルコールまたはジメチルホルム
アミドまたはジメチルアセトアミドの中で反応を行なう
のが好ましい。
式I及びI aにおいてX1が水素原子を表わす化合物
は、式I及びI aにおいてX1がベンジル基を表わす相応
化合物の水素化開裂によって有利に製造される。
さらに本発明を下記の実施例によって説明する。別に
記すことがなければすべての“部”と“パーセント”は
重量ベースとする。
中間物の製造 A) 2−[1′−メトキシカルボニルプロペ−1′−
エン−2′−イルアミノ]アセトニトリルの製造 20℃で攪拌しつゝ、無水メタノール50ml中のトリエチ
ルアミン167g(1.65モル)を、2000ml三つ口フラスコの
中の無水メタノール600mlに溶解したグリシンニトリル
ヒドロクロリド152.6g(1.65モル)に滴下する。混合物
を10分間攪拌し、そして次に無水メタノール50mlに溶解
したメチルアセトアセテート174.2g(1.5モル)を滴下
する。反応混合物を1時間還流加熱する。揮発分を直空
中で除去し、そして残留物を200mlのメタノールに移
す。攪拌しつゝ氷水1800mlを加えると淡黄色沈澱が生
じ、吸引過した後、氷水で3回処理する。製品を一定
重量になる迄乾燥する。
収率:188.8g(=理論量の81.6%) 融点:84℃ B) 2−[1′−ベンゾイルプロペ−1′−エン−
2′−イルアミノ]アセトニトリルの製造 グリシンニトリル重硫酸塩30.8g(0.2モル)及びベン
ゾイルアセトン32.4g(0.2モル)をトルエン400mlの中
に、攪拌しつゝ流し込む。重炭酸ナトリウム33.6g(0.4
モル)を区分して加え、CO2を放散させる。反応混合物
を1時間還流加熱した後p−トルエンスルホン酸1gを加
える。反応4時間後に共沸条件下で水10.3ml(計算値:1
0.8ml)を分離する。混合物を過する。残留物を濃縮
し、そして活性炭存在のもとで、300mlの高沸石油エー
テル/トルエン混合物(1/1)から再結晶する。
収率:27.0g(=理論量の68%) 融点:105℃ C) 2−[1′−第三ブトキシカルボニルプロペ−
1′−エン−2′−イルアミノ]アセトニトリルの製造 この化合物をA)と同様に製造する。真空中で揮発分
を除去した後、生成したトリエチルアンモニウムクロリ
ドを除くために残留物を、醋酸エチル/水混合物を用い
て振盪抽出する。エステル層を乾燥し濃縮する。残留物
をヘキサンから再結晶する。
収率:理論量の88% 融点:57℃ D) 2−[1′−アセチルプロペ−1′−エン−2′
−イルアミノ]アセトニトリル A)と同様にして、反応媒体としてのジメチルホルム
アミド中で化合物を製造する。製品をイソプロピルエー
テルから再結晶する。
収率:理論量の79% 融点:119℃ E−K) A)と同様にして、表−1に掲げた化合物を反応媒体
としてのジメチルホルムアミド中で製造する。
実施例1:2−メチル−3−第三ブトキシカルボニル−4
−[2′,2′−ビス(エトキシカルボニル)ビニル]ア
ミノピロールの製造 3%ナトリウムメタノレート溶液43.2g(0.24モル)
を1000mlの三つ口フラスコの中の100mlの無水メタノー
ルに攪拌しつゝ流し込む。続いて無水メタノール100ml
中、化合物C39.2g(0.2モル)の溶液を滴下し、そして
得られた混合物を1時間加熱還流する。次に反応混合物
を20℃に冷却して氷醋酸14.4g(0.24モル)で中和す
る。ジエチルエトキシメチレンマロネートの溶液43.3g
(0.2モル)を滴下して得られた混合物を再び1時間、
還流加熱する。実質的に透明な溶液を0℃に冷却する。
生じた沈澱物55.5gを吸引過して分離し、そして活性
炭の存在するエタノール800mlから再結晶する。
収率:49.2g(=理論量の67.1%) 融点:189℃ 実施例2−6:実施例1と同様に表−2に掲げた化合物を
製造する。
実施例7:2−メチル−3−メトキシカルボニル−4−ベ
ンゾイルアミノピロールの製造 500mlの三つ口フラスコの中の無水メタノール80mlに
化合物A15.4g(0.1モル)を攪拌しながら流し込む。30
%ナトリウムメタノレート溶液21.6g(0.1モル)を滴下
して反応混合物を1時間還流加熱する。次に反応混合物
を氷醋酸7.2g(0.12モル)で中和する。トリエチルアミ
ン12.1g(0.12モル)とベンゾイルクロリド14.1g(0.1
モル)を滴下する。
反応混合物を室温でさらに30分間攪拌する。0℃に冷
却後1リッターの氷水を加える。生成した沈澱物を吸引
過し、クロリドを洗い流して重量が一定になる迄乾燥
する。製品をメタノール/活性炭から再結晶する。
収率:19g(=理論量の74%) 融点:183℃ 実施例8−20: 表3に掲げた化合物を実施例7と同様に製造する。
実施例21:2−メチル−3−メトキシカルボニル−4−フ
ェニルアミノオキサリルアミノピロールの製造 250ml三つ口フラスコの中で、化合物A12.0g(0.078モ
ル)、30%ナトリウムメタノレート溶液16.2g(0.09モ
ル)及び無水メタノール60mlから成る溶液を30分間還流
加熱する。次に反応混合物を5.4g(0.09モル)の氷醋酸
で中和する。トリエチルアミン9.1g(0.09モル)そして
次に蓚酸エステルクロリド10.6g(0.078モル)を滴下す
る。反応混合物をさらに1時間室温で攪拌する。真空中
で揮発分を除去した後、アニリン37.2g(0.4モル)を反
応混合物に加え、次に攪拌しつゝ160℃に加熱してエタ
ノールを蒸溜除去する。真空中で過剰のアニリンを除
き、そして反応混合物を2度、メチレンクロリド/水に
より抽出する。メチレンクロリド相から得た暗色の残留
物を75mlのジメチルホルムアミドに溶解し、活性炭で処
理し、そして250mlの水の中に攪拌しつゝ流し込む。生
じた沈澱物を過、洗浄し、そして定重量になる迄乾燥
する。
収率:10.2g(=理論量の42.3%) 融点:250℃で分解 実施例22:2−メチル−3−シクロヘキシルオキシカルボ
ニル−4−ベンゾイルアミノピロールの製造 100ml三つ口フラスコの中で、化合物715.5g(0.06モ
ル)をシクロヘキサノール50mlと一緒に、0.5gのチタニ
ウムブタノレート(触媒)存在のもとに攪拌しつゝ160
℃に加熱する。反応5時間後に再び触媒を加える。約15
時間後に当量(2.4ml)のメタノールを分離する。真空
中で暗色の反応溶液から揮発分を除去し、そして残留物
をメチレンクロリドに移して水で2度、振盪抽出する。
有機相が乾燥したら、これを活性炭を加えた100mlのイ
ンプロパノールに移し、そして攪拌しながら水250mlを
加える。生成した沈澱物をメタノールから再結晶する。
収率:16.3g(=理論量の83%) 融点:176℃ 2−メチル−3−シクロヘキシルオキシカルボニル−
4−ベンゾイルアミノピロールは化合物Fを用いた実施
例24と同様に製造することもできる。
実施例23:2−メチル−3、n−オクタデシルオキシカル
ボニル−4−ベンゾイルアミノピロールの製造 実施例22と同様にこの化合物を製造する。
融点:96℃ 2−メチル−3−n−オクタデシルオキシカルボニル
−4−ベンゾイルアミノピロールは化合物Gを用い、実
施例24と同様にして製造することもできる。
実施例24:2−メチル−3−(5′−ヒドロキシ−3′−
チアペンチル)−4−ベンゾイルアミノピロールの製造 250ml三つ口フラスコに30%ナトリウムメタノレート
溶液を仕込む。真空中でなるべく早く定量的にメタノー
ルを除去する。チオジグリコール70mlを加え、そして混
合物を60℃に加熱する。残留メタノールを真空中に除去
する。次に18.3gの化合物Kを加える。反応混合物を80
℃で30分間加熱する。次にチオグリコール30mlを加え、
そして反応混合物を室温に冷却する。氷醋酸7.2g(0.12
モル)を滴下する。トリエチルアミン12.1g(0.12モ
ル)及びベンゾイルクロリド14.1g(0.1Iモル)を加え
た後、混合物を室温でさらに30分間攪拌する。
続いて醋酸エチル/水を用いて反応混合物を振盪抽出
し、そして有機相を分離し活性炭で処理する。真空中で
揮発分を除去する。メチレンクロリド/アセトン(3/
7)を用い、シリカゲル上で残留物をクロマトグラフ分
析し、溶離液を真空濃縮する。次に残留物を400mlのメ
チレンクロリド/アセトン(4/2)に溶解し、そして石
油エーテル600mlを攪拌しながら加えて沈澱させる。生
成した沈澱物を定重量になる迄乾燥する。
収率:15.0g(=理論量の43%) 融点:114℃ 実施例25:2−メチル−3−アニリノカルボニル−4−ベ
ンゾイルアミノピロール 250ml三つ口フラスコの中で、化合物J20.5g(0.095モ
ル)をメタノール100mlに攪拌しながら溶解する。30%
ナトリウムメタノレート溶液18.9g(0.105モル)を滴下
し、そして反応混合物を30分間還流加熱する。室温に冷
却した後、氷醋酸6.3gを加える。反応混合物を10分間攪
拌し、そして次にトリエチルアミン10.6g(0.105モル)
を滴下する。ベンゾイルクロリド13.4g(0.095モル)を
加えた後、反応混合物を室温でさらに1時間攪拌する。
次に氷水中に注ぎ、生成した沈澱から食塩を洗い流す。
得られた製品を定重量迄乾燥する。
収率:28.7g(=理論量の94.7%) 融点:267℃ 実施例26:2−メチル−3−第三ブトキシカルボニル−4
−ベンゾイルアミノピロールの製造 メタノール100mlを含む250ml三つ口フラスコに化合物
C16.3g(0.083モル)を流し込む。30%ナトリウムメタ
ノレート溶液18.0g(0.1モル)を攪拌しながら滴下し、
そして反応混合物を30分間還流加熱する。次に氷醋酸6.
0g(0.1モル)で中和し、そしてトリエチルアミン10.1g
(0.1モル)を加える。ベンゾイルクロリド11.7g(0.08
3モル)を滴下した後、反応混合物を一夜静置する。生
成した沈澱物を過分離する。液を濃縮し、そして得
た残留物を、分割されたイソプロピルエーテルで抽出す
る。抽出液を濃縮し、そして冷却するとベージュ色の沈
澱物を得、これを定重量になる迄乾燥する。
収率:11.3g(=理論量の45.4%) 融点:170℃ 実施例27:2−n−プロピル−3−メトキシカルボニル−
4−ベンゾイルアミノピロールの製造 250ml三つ口フラスコの中のメタノール80mlに化合物E
27.3g(0.15モル)を溶解し、30%ナトリウムメタレー
ト溶液30.6g(0.17モル)を攪拌しながら滴下する。30
分間の還流加熱後に反応混合物を室温に冷却する。先
ず、氷醋酸10.2g(0.17モル)を加え、次に10分後、ト
リエチルアミン17.2g(0.17モル)、続いてベンゾイル
クロリド21.1g(0.15モル)を滴下する。反応混合物を
一夜放置する。氷水中に攪拌しつゝ流し込み、そして生
成した沈澱物を過分離し、食塩を洗い流し、そして定
重量になる迄乾燥する。
収率:38.6g(=理論量の95%) 融点:128℃ 実施例28:2−メチル−3−ベンジルオキシカルボニル−
4−ベンゾイルアミノピロールの製造 分離器をとりつけた250ml三つ口フラスコの中で、実
施例7で得た化合物38.7g(0.15モル)を、チタニウム
ブタノレートの存在のもとに、ベンジルアルコール100m
lと共に190℃で5時間、攪拌しつゝ加熱する。反応の始
めに先ず1mlのチタニウムブタノレートを加え、そして
次に3時間後、さらに1ml加える。反応の過程で2.3ml
(計算値:2.4ml)のメタノールが分離する。生成した暗
色溶液を真空濃縮して残留物を得る。未反応のベンジル
アルコールは回収される。蒸溜残留物を400mlのアセト
ンに溶解し、15mlの水を加え、そして全体を活性炭で処
理して1.5リッターの氷水に攪拌しながら注ぎ込む。生
成した沈澱物を吸引過し、定重量になる迄乾燥する。
収率:46.1g(=理論量の91.8%) 融点:137℃ 2−メチル−3−ベンジルオキシカルボニル−4−ベ
ンゾイルアミノピロールは化合物Mを用い、実施例24と
同様にして製造することができる。
実施例29:2−メチル−3−第三ブオキシカルボニル−4
−アセチルアミノピロールの製造 250ml三つ口フラスコの中の100mlのメタノールに化合
物C19.6g(0.10モル)を溶解する。30%ナトリウムメタ
ノレート21.6g(0.12モル)を加えた後に反応混合物を
1時間還流加熱する。室温に冷却した後、反応混合物に
氷醋酸14.4g(0.24モル)を加え、次に一夜放置する。
氷水中に攪拌しながら注ぎ込み、生成した沈澱物を洗浄
して食塩を除き、そして定重量になる迄乾燥する。
収率:15.4g(=理論量の68.9%) 融点:214℃ 実施例30:2−メチル−3−第三ブトキシカルボニル−4
−メトキシオキサリルアミノピロールと2−メチル−第
三ブトキシカルボニル−4−エトキシオキサリルアミノ
ピロールとのモル比4:1の温号物の製造 250ml三つ口フラスコの中の化合物C19.6g(0.10モ
ル)に30%ナトリウムメタノレート溶液19.8g(0.11モ
ル)を攪拌しながら滴下する。反応混合物を30分間還流
加熱する。室温に冷却した後、氷醋酸6.6g(0.11モ
ル)、続いてトリエチルアミン11.1g(0.11モル)そし
て蓚酸エチルエステルクロリド13.7g(0.10モル)を加
える。反応混合物を一夜放置する。これを氷水中に攪拌
しつゝ流し込む。生成した沈澱物を過分離し、食塩を
洗い流し、そして定重量になる迄乾燥する。
収率:22.6g 融点:171℃ 得られた混合物は、所望ならば、クラマトグラフ法に
より分離することができる。
実施例31:2−メチル、−3−メトキシカルボニル−4−
ジエチルアミノカルボニルアミノピロールの製造 250ml三つ口フラスコの中の80mlのメタノールに化合
物A23.1g(0.15モル)を溶解する。30%ナトリウムメタ
ノレート29.7g(0.165モル)を攪拌しつゝ滴下する。反
応混合物を30分間還流加熱する。室温に冷却した後、反
応混合物を氷醋酸9.9g(0.165モル)により中和する。
次にトリエチルアミン16.7g(0.165モル)及びN,N−ジ
エチルカルバミン酸クロリド20.3g(0.15モル)を加え
る。反応混合物を一夜放置して濃縮する。残留物をメチ
レンクロリド/水にて処理し、そして過分離する。二
相を分離する。溶媒を除いた後に、有機相からの残留物
23.3gが残り、これをイソプロピルエーテルで抽出す
る。抽出液を完成炭で処理し、濃縮して低沸石油エーテ
ル中に攪拌しながら注ぐ。生成した沈澱物を過し、乾
燥する。
融点:125℃ 実施例32:2−メチル−3−メトキシカルボニル−4−ジ
メチルアミノチオカルボニルアミノピロールの製造 250ml三つ口フラスコの中の80mlのメタノールに化合
物A23.1g(0.15モル)を注ぐ。30%ナトリウムメタノレ
ート溶液29.7g(0.165モル)29.7gを加えた後、30分間
還流加熱する。室温に冷却し、そして氷醋酸9.9g(0.16
5モル)で中和する。次にトリエチルアミン16.7g(0.16
5モル)及びN,N−ジメチルチオカルバミン酸クロルド1
8.5g(0.15モル)を加える。反応混合物を一夜放置し、
そして氷水中に攪拌しながら注ぎ込む。沈殿物を過、
洗浄して食塩を除き、そしてメタノールで抽出する。残
留物を再び過し、洗浄して乾燥する。
収率:15.2g(=理論量の42%) 融点:226℃ 実施例33:2−メチル−3−(4′−ヒドロキシブトキシ
カルボニル)−4−ベンゾイルアミノピロールの製造 この化合物は過剰のブタンジオールを用い、実施例28
と同様にして製造される。反応は180℃で5時間行な
う。
収率:理論量の70% 融点:110℃ 2−メチル−3−(4′−ヒドロキシブトキシカルボ
ニル)−4−ベンゾイルアミノピロールは化合物Lを用
い、実施例24と同様にして製造することもできる。
実施例34:2−メチル−3−メトキシカルボニル−〔4−
2′,2′−ビス(エトキシカルボニル)ビニル〕アミノ
ピロールの製造 製品は化合物Aを用い実施例1と同様にして製造され
る。
収率:理論量の71% 融点:190−192℃(エタノール/石油エーテルからの
再結晶後) 実施例35:2−メチル−3−カルボキシ−4−ベンゾイル
アミノピロールの製造 実施例28で得た化合物25.8g(0.01モル)をジメチル
アセトアミド150mlに室温で攪拌しながら溶解する。パ
ラジウム含有炭素(活性炭上5%のPd)5gを加えた後、
4バールの過剰圧力で水素化を行なう。70分後に水素の
吸収が完了する。触媒を過分離し、そして反応混合物
を真空濃縮して残留物を得る。次に残留物を300mlのメ
タノールに溶解する。活性炭で処理した後、溶液を氷水
中に攪拌しつゝ注ぐ。生成した沈澱物を過分離し、定
重量になる迄乾燥する。
収率:11.1g(=理論量の55.5%) 融点:237℃ 実施例36:2−メチル−3−メトキシカルボニル−4−
(n−オクチルチオ)カルボニルアミノピロール 実施例7と同様にして化合物を製造する。アシル化剤
としてn−オクチルチオクロロフオーメート25.1gを使
用する。反応が終了したとき混合物を濃縮し、次に残留
物を醋酸エチル/水に溶解する。生成した二相系を水で
二度振盪抽出する。有機相乾燥し、そして濃縮して得た
残留物を続いて100mlのメタノールから再結晶する。製
品は半水和物の形にある。
収率:23.6g(=理論量の58.6%) 融点:81℃ 実施例37:2−メチル−3−メトキシカルボニル−4−ア
ニノチオカルボニルアミノピロールの製造 実施例7と同様にして製造が行なわれる。アシル化剤
としてフェニルイソチオシアネート25.4g(0.19モル)
を使用する。反応が終了したとき氷水を反応混合物に加
える。生成した沈澱物を乾燥し、そしてアセトン/活性
炭から再結晶する。製品は水和物(ピロール1モル当り
1/3モルの水)の形にある。
収率:理論量の57.2% 融点:200℃ 実施例38:2−メチル−3−メトキシカルボニル−4−n
−オクチルアミノチオカルボニルアミノピロールの製造 実施例37と同様にして製造と精製を行なう。アシル化
剤としてオクチルイソチオシアネート20.5g(0.12モ
ル)を使用する。メタノール/活性炭からの再結晶後、
製品は一水和物の形にある。
収率:41.8% 融点:103℃ 実施例39−44:表−4に掲げた化合物を実施例21と同様
にして製造する。
実施例45:1,5−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシ
カルボニルピロール−4′−イル)カルバモイルオキ
シ]−3−オキサペンタンの製造 無水メタノール100ml中に化合物A18.5g(0.12モル)
の溶液を30%ナトリウムメタノレート溶液25.9g(0.144
モル)と一緒に30分間還流加熱する。室温に冷却後、混
合物を8.64g(0.144モル)の氷酢酸で中和する。次にト
リエチルアミン16.4g(0.144モル)とジグリコールビス
[クロロフオーメート]13.9g(0.006モル)を連続して
加え、冷却によって温度を10℃に維持する。反応が完了
したとき全体を0℃に冷却する。生成した沈澱物を吸引
過して分離し、冷メタノールと水で連続して洗浄し、
そして定重量になる迄乾燥する。さらに精製するため、
製品を活性炭の存在のもとにアセトン/ジメチルアセト
アミド(6:1)から再結晶する。製品は一水和物の形に
ある。
収率:理論量の26% 融点:206℃ 実施例46:1,6−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシ
カルボニルピロール−4′−イル)カルバモイルアミ
ノ)]ヘキサンの製造 製造と精製は実施例45と同様にして行なう。アシル化
剤としてヘキサメチレンジイソシアネート10.1g(0.06
モル)を使用する。製品は四水和物の形にある。
収率:理論量の30.7% 融点:136℃ 実施例47: 下記の乾燥混合物をロールミル中で、180℃で5分間
練る。0.3mmの厚さに成形された圧延薄板からのフオイ
ル試験片に、乾燥室において180℃で熱応力を加える。
規則的な間隔をおいて、ASTM1925に従い、試料の黄色度
指数(YI)を測定する。その結果を表−5及び6a−6cに
示す。
実施例48: 下記の乾燥混合物をロールミル中で、190℃で5分間
練る。0.3mmの厚さに成形された圧延薄板からのフオイ
ルストリップにつき マチスサーモテスター(Mathis T
ermotester)中で試験する。規則的な間隔をおいて、AS
TM1925に従い、試料の黄色度指数(YI)を測定する。そ
の結果を表−7に示す。
実施例49:下記の乾燥混合物をロールミル中で、190℃で
5分間練る。0.3mmの厚さに成形された圧延薄板からの
フオイル試験片に、乾燥室において180℃で熱応力をか
ける。規則的な間隔をおいて、ASTM1925に従い、試料の
黄色度姿勢(YI)を測定する。その結果を表−8に示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−70356(JP,A) 特開 昭57−44644(JP,A) 特表 昭56−500933(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 27/04 C08K 5/3415

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)塩素含有ポリマー及びb)少くとも一
    種の次式I: (式中、nは1または2を表わし、R1は炭素原子数1な
    いし4のアルキル基を表わし、R2は次式II a、II b、II
    cまたはII d: で表わされる基を表わし、X1は水素原子、炭素原子数1
    ないし20のアルキル基、1個または2個の酸素原子また
    は硫黄原子により中断された、または/及びOH基により
    置換された炭素原子数3ないし6のアルキル基、炭素原
    子数3ないし20のアルケニル基、炭素原子数5ないし12
    のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキル
    基により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアル
    キル基、フエニル基、炭素原子数1ないし10のアルキル
    基、塩素原子、ヒドロキシル基、メトキシ基または/及
    びエトキシ基により置換されたフエニル基、炭素原子数
    7ないし10のフエニルアルキル基またはフエニル基にお
    いて炭素原子数1ないし20のアルキル基、塩素原子、ヒ
    ドロキシル基、メトキシ基または/及びエトキシ基によ
    り置換された炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル
    基を表わし、X2はフエニル基または炭素原子数1ないし
    4のアルキル基、塩素原子、ヒドロキシ基、メトキシ
    基、エトキシ基及びアセチルアミノ基から成る群から選
    ばれた1ないし3個の基により置換されたフエニル基を
    表わし、X3は炭素原子数1ないし8のアルキル基または
    フエニル基を表わし、nが1を表わすとき、R3は次式II
    I aないしIII g; で表わされる基を表わし、X0は酸素原子または硫黄原子
    を表わし、Y1及びY2は相互に独立して−CN、ベンゾイル
    基、炭素原子数2ないし4のアルカノイル基または炭素
    原子数2ないし4のアルコキシカルボニル基を表わし、
    Y3は炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数3
    ないし20のアルケニル基、フエニル基、炭素原子数1な
    いし4のアルキル基、塩素原子、−NO2、メトキシ基ま
    たは/及びエトキシ基により置換されたフエニル基、2
    −フエニルエテニル基、ジ(炭素原子数1ないし4のア
    ルキル)アミノ基、ジフエニルアミノ基、炭素原子数1
    ないし20のアルキルアミノ基、炭素原子数3ないし8の
    シクロアルキルアミノ基、フエニルアミノ基、フエニル
    環中で、炭素原子数1ないし4のアルキル基、塩素原
    子、ヒドロキシル基、メトキシ基または/及びエトキシ
    基により置換されたフエニルアミノ基、ベンジルアミノ
    基、ベンゼンスルホンアミド基またはトルエンスルホン
    アミド基を表わし、Y4はジ(炭素原子数1ないし4のア
    ルキル)アミノ基、ジフエニルアミノ基、炭素原子数1
    ないし8のアルキルアミノ基、フエニルアミノ基、フエ
    ニル環において炭素原子数1ないし4のアルキル基、塩
    素原子、ヒドロキシル基、メトキシ基または/及びエト
    キシ基により置換されたフエニルアミノ基、またはベン
    ジルアミノ基を表わし、Y5は炭素原子数1ないし20のア
    ルキル基、1個または2個の酸素原子により中断された
    炭素原子数3ないし6のアルキル基、炭素原子数5ない
    し12のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアル
    キル基により置換された炭素原子数5ないし12のシクロ
    アルキル基、フエニル基、炭素原子数7ないし10のフエ
    ニルアルキル基、またはフエニル基において炭素原子数
    1ないし20のアルキル基により置換された炭素原子数7
    ないし10のフエニルアルキル基を表わし、Y6は炭素原子
    数1ないし4のアルコキシ基、フエニルアミノ基、また
    はフエニル基において炭素原子数1ないし4のアルキル
    基、塩素原子、ヒドロキシル基、メトキシ基または/及
    びエトキシ基により置換されたフエニルアミノ基を表わ
    し、Y7は炭素原子数1ないし4のアルキル基、フエニル
    基、または炭素原子数1ないし4のアルキル基、塩素原
    子、−NO2、(炭素原子数1ないし12のアルキル)オキ
    シカルボニル基及び/またはフエノキシカルボニル基に
    より置換されたフエニル基を表わし、基Y8は相互に独立
    して炭素原子数1ないし4のアルコキシ基またはアリル
    オキシ基を表わし、そしてnが2を表わすときR3は次式
    IV a、IV b、IV cまたはIV d: で表わされる基を表わし、X0は上記の意味を表わし、Z1
    は直接結合、炭素原子数1ないし12のアルキレン基また
    はフエニレン基を表わし、Z2は炭素原子数2ないし12の
    アルキレン基または3−オキサペンチレン基を表わし、
    Z3は炭素原子数4ないし8のアルキレン基またはフエニ
    レン基を表わし、そしてZ4は炭素原子数1ないし4のア
    ルコキシ基またはアリルオキシ基を表わす。)で表わさ
    れる化合物を含有することを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】式Iにおいてnが1または2を表わし、R1
    が炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、R2が式
    II a、II b、II cまたはII dで表わされる基を表わし、
    X1が炭素原子数1ないし20のアルキル基、1個または2
    個の酸素原子または硫黄原子により中断されるか、また
    は/及びヒドロキシル基により置換された炭素原子数3
    ないし6のアルキル基、炭素原子数3ないし20のアルケ
    ニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭
    素原子数1ないし4のアルキル基により置換された炭素
    原子数5ないし12のシクロアルキル基、フエニル基、炭
    素原子数1ないし10のアルキル基、塩素原子、メトキシ
    または/及びエトキシ基により置換されたフエニル基、
    炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル基またはフエ
    ニル基において炭素原子数1ないし20のアルキル基によ
    り置換された炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル
    基を表わし、X2がフエニル基または炭素原子数1ないし
    4のアルキル基、塩素原子、ヒドロキシ基、メトキシ
    基、エトキシ基及びアセチルアミノ基から成る群から選
    ばれた1ないし3個の基により置換されたフエニル基を
    表わし、X3が炭素原子数1ないし8のアルキル基または
    フエニル基を表わし、nが1を表わすときR3は式III a
    ないしIII gで表わされる基を表わし、X0が酸素原子を
    表わし、Y1及びY2が相互に独立して−CN、ベンゾイル
    基、炭素原子数2ないし4のアルカノイル基または炭素
    原子数2ないし4のアルコキシカルボニル基を表わし、
    Y3が炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原子数3
    ないし20のアルケニル基、フエニル基、炭素原子数1な
    いし4のアルキル基、塩素原子、メトキシ基または/及
    びエトキシ基により置換されたフエニル基、2−フエニ
    ルエテニル基、ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)
    アミノ基、炭素原子数1ないし8のアルキルアミノ基、
    フエニルアミノ基、ベンジルアミノ基、ベンゼンスルホ
    ンアミド基またはトルエンスルホンアミド基を表わし、
    Y4がジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基、
    炭素原子数1ないし8のアルキルアミノ基、フエニルア
    ミノ基またはベンジルアミノ基を表わし、Y5が炭素原子
    数1ないし20のアルキル基、1個または2個の酸素原子
    によつて中断された炭素原子数3ないし6のアルキル
    基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原
    子数1ないし4のアルキル基により置換された炭素原子
    数5ないし12のシクロアルキル基、フエニル基、炭素原
    子数7ないし10のフエニルアルキル基またはフエニル基
    において炭素原子数1ないし20のアルキル基により置換
    された炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル基を表
    わし、Y6が炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、フエ
    ニルアミノ基、またはフエニル基において炭素原子数1
    ないし4のアルキル基、塩素原子、メトキシ基または/
    及びエトキシ基により置換されたフエニルアミノ基を表
    わし、Y7がフエニル基またはトルイル基を表わし、Y8
    相互に独立して炭素原子数1ないし4のアルコキシ基も
    しくはアリルオキシ基を表わし、そしてnが2を表わす
    ときR3が式IV a、IV b、IV cまたはIV dで表わされる基
    を表わし、X0が上記の意味を表わし、Z1が直接結合、炭
    素原子数1ないし12のアルキレン基またはフエニレン基
    を表わし、Z2が炭素原子数2ないし12のアルキレン基ま
    たは3−オキサペンチレン基を表わし、Z3が炭素原子数
    4ないし8のアルキレン基またはフエニレン基を表わ
    し、そしてZ4が炭素原子数1ないし4のアルコキシ基も
    しくはアリルオキシ基を表わす請求項(1)に記載の組
    成物。
  3. 【請求項3】式IにおいてXが炭素原子数1ないし18の
    アルキル基、1個または2個の酸素原子または硫黄原子
    により中断されるか、または/及び−OH基により置換さ
    れた炭素原子数3ないし6のアルキル基、アリル基、メ
    タリル基、オレイル基、炭素原子数5ないし8のシクロ
    アルキル基、フエニル基、炭素原子数1ないし10のアル
    キル基、塩素原子、メトキシ基または/及びエトキシ基
    により置換されたフエニル基、炭素原子数7ないし10の
    フエニルアルキル基またはフエニル基において炭素原子
    数8ないし14のアルキル基により置換された炭素原子数
    7ないし10のフエニルアルキル基を表わし、X3がメチル
    基、エチル基またはフエニル基を表わし、Y3が炭素原子
    数1ないし18のアルキル基、アリル基、メタリル基、オ
    レイル基、フエニル基、炭素原子数1ないし4のアルキ
    ル基、塩素原子、メトキシ基または/及びエトキシ基に
    より置換されたフエニル基、2−フエニルエテニル基ま
    たはジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基を
    表わし、そしてY5が炭素原子数1ないし18のアルキル
    基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基、フエニ
    ル基、炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル基また
    はフエニル基において炭素原子数8ないし14のアルキル
    基により置換された炭素原子数7ないし10のフエニルア
    ルキル基を表わす請求項(1)に記載の組成物。
  4. 【請求項4】式IにおいてR1がメチル基を表わす請求項
    (1)に記載の組成物。
  5. 【請求項5】式Iにおいてnが1を表わし、R2が式II a
    またはII cで表わされる基を表わし、そしてR3が式III
    b、III dまたはIII gで表わされる基を表わす請求項
    (1)に記載の組成物。
  6. 【請求項6】式Iにおいてnが1を表わし、R1がメチル
    基を表わし、R2が式II aで表わされる基を表わし、X1
    炭素原子数1ないし12のアルキル基を表わし、R3が式II
    I b、III dまたはIII gで表わされる基を表わし、Y3
    炭素原子数1ないし18のアルキル基、アリル基、フエニ
    ル基、または炭素原子数1ないし4のアルキル基、塩素
    原子、メトキシ基または/及びエトキシ基により置換さ
    れたフエニル基を表わし、そしてY5が炭素原子数1ない
    し18のアルキル基、シクロヘキシル基、フエニル基また
    はベンジル基を表わす請求項(1)に記載の組成物。
  7. 【請求項7】式Iにおいてnが2を表わす請求項(1)
    に記載の組成物。
  8. 【請求項8】式Iにおいてnが2を表わし、そしてR3
    式IV aまたはIV bで表わされる基を表わす請求項(1)
    に記載の組成物。
  9. 【請求項9】式IにおいてR2が式II aで表わされる基を
    表わす請求項(1)に記載の組成物。
  10. 【請求項10】式Iで表わされる化合物が2−メチル−
    3−メトキシカルボニル−4−エトキシカルボニルアミ
    ノピロール、2−メチル−3−メトキシカルボニル−4
    −ベンゾイルアミノピロール、2−メチル−3−メトキ
    シカルボニル−4−(2′,4′−ジアリルオキシ−
    1′,3′,5′−トリアジン−6′−イル)アミノピロー
    ル、1,4−ビス[2′−メチル−3′−メトキシカルボ
    ニルピロール−4′−イル)カルバモイル]ブタンまた
    は1,6−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
    ニルピロール−4′−イル)カルバモイルオキシ]ヘキ
    サンである請求項(1)に記載の組成物。
  11. 【請求項11】塩素含有ポリマーがポリ塩化ビニールで
    ある請求項(1)に記載の組成物。
  12. 【請求項12】さらに少くとも1種の二価金属カルボン
    酸塩及び/または二価金属フエノレートを含有し、二価
    金属がBa、Ca、Mg、CdまたはZnである請求項(1)に記
    載の組成物。
  13. 【請求項13】さらにエポキシ化合物及び/またはホス
    フイツトを含有する請求項(1)に記載の組成物。
  14. 【請求項14】次式I a: (式中、nは1または2を表わし、R1は炭素原子数1な
    いし4のアルキル基を表わし、R2は次式II a、II b、II
    cまたはII d: で表わされる基を表わし、X1は水素原子、炭素原子数1
    ないし20のアルキル基、1個または2個の酸素原子また
    は硫黄原子により中断された、または/及びOH基により
    置換された炭素原子数3ないし6のアルキル基、炭素原
    子数3ないし20のアルケニル基、炭素原子数5ないし12
    のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキル
    基により置換された炭素原子数5ないし12のシクロアル
    キル基、フエニル基、炭素原子数1ないし10のアルキル
    基、塩素原子、ヒドロキシル基、メトキシ基または/及
    びエトキシ基により置換されたフエニル基、炭素原子数
    7ないし10のフエニルアルキル基またはフエニル基にお
    いて炭素原子数1ないし20のアルキル基、塩素原子、ヒ
    ドロキシル基、メトキシ基または/及びエトキシ基によ
    り置換された炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル
    基を表わし、X2はフエニル基または炭素原子数1ないし
    4のアルキル基、塩素原子、ヒドロキシ基、メトキシ
    基、エトキシ基及びアセチルアミノ基から成る群から選
    ばれた1ないし3個の基により置換されたフエニル基を
    表わし、X3は炭素原子数1ないし8のアルキル基または
    フエニル基を表わし、nが1を表わすとき、R3は次式II
    I bないしIII g: で表わされる基を表わし、X0は酸素原子または硫黄原子
    を表わし、Y3は炭素原子数4ないし20のアルキル基、炭
    素原子数3ないし20のアルケニル基、フエニル基、炭素
    原子数1ないし4のアルキル基、塩素原子、−NO2、メ
    トキシ基または/及びエトキシ基により置換されたフエ
    ニル基、2−フエニルエテニル基、ジ(炭素原子数1な
    いし4のアルキル)アミノ基、ジフエニルアミノ基、炭
    素原子数1ないし20のアルキルアミノ基、炭素原子数3
    ないし8のシクロアルキルアミノ基、フエニルアミノ
    基、フエニル環中で炭素原子数1ないし4のアルキル
    基、塩素原子、ヒドロキシル基、メトキシ基または/及
    びエトキシ基により置換されたフエニルアミノ基、ベン
    ジルアミノ基、ベンゼンスルホンアミド基またはトルエ
    ンスルホンアミド基を表わし、Y4はジ(炭素原子数1な
    いし4のアルキル)アミノ基、ジフエニルアミノ基、炭
    素原子数1ないし8のアルキルアミノ基、フエニルアミ
    ノ基、フエニル環において炭素原子数1ないし4のアル
    キル基、塩素原子、ヒドロキシル基、メトキシ基または
    /及びエトキシ基により置換されたフエニルアミノ基、
    またはベンジルアミノ基を表わし、Y5は炭素原子数1な
    いし20のアルキル基、1個または2個の酸素原子により
    中断された炭素原子数3ないし6のアルキル基、炭素原
    子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数1ない
    し4のアルキル基により置換された炭素原子数5ないし
    12のシクロアルキル基、フエニル基、またはフエニル基
    において炭素原子数1ないし20のアルキル基により置換
    された炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル基を表
    わし、Y6は炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、フエ
    ニルアミノ基、またはフエニル基において炭素原子数1
    ないし4のアルキル基、塩素原子、ヒドロキシル基、メ
    トキシ基または/及びエトキシ基により置換されたフエ
    ニルアミノ基を表わし、Y7は炭素原子数1ないし4のア
    ルキル基、フエニル基、または炭素原子数1ないし4の
    アルキル基、塩素原子、−NO2、(炭素原子数1ないし1
    2のアルキル)オキシカルボニル基及び/またはフエノ
    キシカルボニル基により置換されたフエニル基を表わ
    し、基Y8は相互に独立して炭素原子数1ないし4のアル
    コキシ基またはアリルオキシ基を表わし、そしてnが2
    を表わすときR3は次式IV a、IV b、IV cまたはIV d: で表わされる基を表わし、X0は上記の意味を表わし、Z1
    は直接結合、炭素原子数1ないし12のアルキレン基また
    はフエニレン基を表わし、Z2は炭素原子数2ないし12の
    アルキレン基または3−オキサペンチル基を表わし、Z3
    は炭素原子数4ないし8のアルキレン基またはフエニレ
    ン基を表わし、そしてZ4は炭素原子数1ないし4のアル
    コキシ基またはアリルオキシ基を表わす。)で表わされ
    る化合物。
  15. 【請求項15】式I aにおいてnが1または2を表わ
    し、R1が炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、
    R2がII a、II b、II cまたはII dで表わされる基を表わ
    し、X1が炭素原子数1ないし20のアルキル基、1個また
    は2個の酸素原子または硫黄原子により中断されるか、
    または/及びヒドロキシル基により置換された炭素原子
    数3ないし6のアルキル基、炭素原子数3ないし20のア
    ルケニル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル
    基、炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換され
    た炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フエニル
    基、炭素原子数1ないし10のアルキル基、塩素原子、メ
    トキシまたは/及びエトキシ基により置換されたフエニ
    ル基、炭素原子数7ないし10のフエニルアルキル基また
    はフエニル基において炭素原子数1ないし20のアルキル
    基により置換された炭素原子数7ないし10のフエニルア
    ルキル基を表わし、X2がフエニル基または炭素原子数1
    ないし4のアルキル基、塩素原子、ヒドロキシ基、メト
    キシ基、エトキシ基及びアセチルアミノ基から成る群か
    ら選ばれた1ないし3個の基により置換されたフエニル
    基を表わし、X3が炭素原子数1ないし8のアルキル基ま
    たはフエニル基を表わし、nが1を表わすときR3は式II
    I bないしIII gで表わされる基を表わし、X0が酸素原子
    を表わし、Y3が炭素原子数4ないし20のアルキル基、炭
    素原子数3ないし20のアルケニル基、フエニル基、炭素
    原子数1ないし4のアルキル基、塩素原子、メトキシ基
    または/及びエトキシ基により置換されたフエニル基、
    2−フエニルエテニル基、ジ(炭素原子数1ないし4の
    アルキル)アミノ基、炭素原子数1ないし8のアルキル
    アミノ基、フエニルアミノ基、ベンジルアミノ基、ベン
    ゼンスルホンアミド基またはトルエンスルホンアミド基
    を表わし、Y4がジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)
    アミノ基、炭素原子数1ないし8のアルキルアミノ基、
    フエニルアミノ基またはベンジルアミノ基を表わし、Y5
    が炭素原子数1ないし20のアルキル基、1個または2個
    の酸素原子によつて中断された炭素原子数3ないし6の
    アルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル
    基、炭素原子数1ないし4のアルキル基により置換され
    た炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フエニル
    基、またはフエニル基において炭素原子数1ないし20の
    アルキル基により置換された炭素原子数7ないし10のフ
    エニルアルキル基を表わし、Y6が炭素原子数1ないし4
    のアルコキシ基、フエニルアミノ基、またはフエニル基
    において炭素原子数1ないし4のアルキル基、塩素原
    子、メトキシ基または/及びエトキシ基により置換され
    たフエニルアミノ基を表わし、Y7がフエニル基またはト
    ルイル基を表わし、Y8が相互に独立して炭素原子数1な
    いし4のアルコキシ基もしくはアリルオキシ基を表わ
    し、そしてnが2を表わすときR3が式IV a、IV b、IV c
    またはIV dで表わされる基を表わし、X0が上記の意味を
    表わし、Z1が直接結合、炭素原子数1ないし12のアルキ
    レン基またはフエニレン基を表わし、Z2が炭素原子数2
    ないし12のアルキレン基または3−オキサペンチレン基
    を表わし、Z3が炭素原子数4ないし8のアルキレン基ま
    たはフエニレン基を表わし、そしてZ4が炭素原子数1な
    いし4のアルコキシ基もしくはアリルオキシ基を表わす
    請求項(14)に記載の化合物。
  16. 【請求項16】式I aにおいて、X1が炭素原子数1ない
    し18のアルキル基、1個または2個の酸素原子または硫
    黄原子により中断されるか、または/及び−OH基により
    置換された炭素原子数3ないし6のアルキル基、アリル
    基、メタリル基、オレイル基、炭素原子数5ないし8の
    シクロアルキル基、フエニル基、炭素原子数1ないし10
    のアルキル基、塩素原子、メトキシ基または/及びエト
    キシ基により置換されたフエニル基、炭素原子数7ない
    し10のフエニルアルキル基またはフエニル基において炭
    素原子数8ないし14のアルキル基により置換された炭素
    原子数7ないし10のフエニルアルキル基を表わし、X3
    メチル基、エチル基またはフエニル基を表わし、Y3が炭
    素原子数4ないし18のアルキル基、アリル基、メタリル
    基、オレイル基、フエニル基、炭素原子数1ないし4の
    アルキル基、塩素原子、メトキシ基または/及びエトキ
    シ基により置換されたフエニル基、2−フエニルエテニ
    ル基またはジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミ
    ノ基を表わし、そしてY5が炭素原子数1ないし18のアル
    キル基、炭素原子数5ないし8のシクロアルキル基、フ
    エニル基、またはフエニル基において炭素原子数8ない
    し14のアルキル基により置換された炭素原子数7ないし
    10のフエニルアルキル基を表わす請求項(14)に記載の
    化合物。
  17. 【請求項17】式I aで表わされる化合物が2−メチル
    −3−メトキシカルボニル−4−エトキシカルボニルア
    ミノピロール、2−メチル−3−メトキシカルボニル−
    4−ベンゾイルアミノピロール、2−メチル−3−メト
    キシカルボニル−4−(2′,4′−ジアリルオキシ−
    1′,3′,5′−トリアジン−6′−イル)アミノピロー
    ル、1,4−ビス[2′−メチル−3′−メトキシカルボ
    ニルピロール−4′−イル)カルバモイル]ブタンまた
    は1,6−ビス[(2′−メチル−3′−メトキシカルボ
    ニルピロール−4′−イル)カルバモイルオキシ]ヘキ
    サンである請求項(14)に記載の化合物
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