JP2987811B2 - 泥水の連続粘性測定装置 - Google Patents
泥水の連続粘性測定装置Info
- Publication number
- JP2987811B2 JP2987811B2 JP32403090A JP32403090A JP2987811B2 JP 2987811 B2 JP2987811 B2 JP 2987811B2 JP 32403090 A JP32403090 A JP 32403090A JP 32403090 A JP32403090 A JP 32403090A JP 2987811 B2 JP2987811 B2 JP 2987811B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- muddy water
- viscosity
- constant
- weir plate
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、泥水加圧型シールド工法、地下連続壁工
法、場所打ち杭工法等において、掘削部から泥水槽に排
出された泥水を調整して再循環利用する場合において、
その泥水の粘性を連続自動的に測定して管理するための
装置に関するものである。
法、場所打ち杭工法等において、掘削部から泥水槽に排
出された泥水を調整して再循環利用する場合において、
その泥水の粘性を連続自動的に測定して管理するための
装置に関するものである。
「従来の技術」 一般に、泥水加圧型シールド工法、地下連続壁工法、
場所打ち杭工法等において、掘削部から排出された泥水
の粘性を調整して再循環利用している。
場所打ち杭工法等において、掘削部から排出された泥水
の粘性を調整して再循環利用している。
そのため従来、フアンネル粘度計や回転粘度計の一種
であるV.Gメーターを用いて再循環利用する泥水の粘性
を人手によりバッチ測定していた。
であるV.Gメーターを用いて再循環利用する泥水の粘性
を人手によりバッチ測定していた。
「発明が解決せんとする問題点」 バッチ測定では測定員が必要で、人件費や労務管理を
要すると共に、その測定結果も個人差があり、しかも測
定結果に従って泥水の粘度を調整管理するに当たってタ
イムラグを生じ、正確で均一な粘度調整を行い難いとい
う問題があった。
要すると共に、その測定結果も個人差があり、しかも測
定結果に従って泥水の粘度を調整管理するに当たってタ
イムラグを生じ、正確で均一な粘度調整を行い難いとい
う問題があった。
また、従来の粘度計では泥水の比重を下に粘性を設定
するものであるため、例えば同一比重でも砂分の多いほ
ど粘性が低くなるにも拘らず粘性値は同一として測定さ
れ、真の粘性値と誤差を生ずるという問題があった。
するものであるため、例えば同一比重でも砂分の多いほ
ど粘性が低くなるにも拘らず粘性値は同一として測定さ
れ、真の粘性値と誤差を生ずるという問題があった。
「問題点を解決するための手段」 この発明は前記従来の課題を解決するために、駆動機
構8により高さ調節自在とした堰板7を有し、泥水槽1
から圧送された泥水を堰板7の上端まで充填し、この泥
水の密度を順次密度計9で測定してその計測値に応じて
堰板7の駆動機構8の作動を制御し、内部の泥水の水頭
圧を一定に保持するようにした定圧槽5と、この定圧槽
5の下部に接続され、途中に流量計11を設けた検出管10
と、流量計11の計測値を変換器12により信号に変換して
演算機13により粘性値を算出する測定検出機構1とから
なる泥水の連続粘性測定装置を提案するものである。
構8により高さ調節自在とした堰板7を有し、泥水槽1
から圧送された泥水を堰板7の上端まで充填し、この泥
水の密度を順次密度計9で測定してその計測値に応じて
堰板7の駆動機構8の作動を制御し、内部の泥水の水頭
圧を一定に保持するようにした定圧槽5と、この定圧槽
5の下部に接続され、途中に流量計11を設けた検出管10
と、流量計11の計測値を変換器12により信号に変換して
演算機13により粘性値を算出する測定検出機構1とから
なる泥水の連続粘性測定装置を提案するものである。
「作用」 定圧槽5において泥水の密度に応じて堰板7の高さが
変化して一定圧を維持するため、検出管10に常に一定圧
の下に泥水を流下することができ、流量計11において泥
水の質の変化に正確に対応した流量を計測し、演算器12
による正確な粘性値が得られる。
変化して一定圧を維持するため、検出管10に常に一定圧
の下に泥水を流下することができ、流量計11において泥
水の質の変化に正確に対応した流量を計測し、演算器12
による正確な粘性値が得られる。
「実施例」 以下この発明を図面に示す実施例について説明する
と、泥水槽1は排出泥水を貯溜し、モーター2で回転す
る攪拌翼3で泥水を攪拌混合しながら測定した粘性値の
応じて水等を加えて粘性を調整し、この調整泥水をシー
ルド掘進時に圧送し、またリング毎の掘進中断時には圧
送配管中を循環させて、次の掘進開始時に直ちに圧送で
きるように待機するようになっている。
と、泥水槽1は排出泥水を貯溜し、モーター2で回転す
る攪拌翼3で泥水を攪拌混合しながら測定した粘性値の
応じて水等を加えて粘性を調整し、この調整泥水をシー
ルド掘進時に圧送し、またリング毎の掘進中断時には圧
送配管中を循環させて、次の掘進開始時に直ちに圧送で
きるように待機するようになっている。
泥水槽1には、その下部からポンプ4により泥水サン
プルを取り出して定圧槽5に連続的に圧送する取水管6
が配管されている。
プルを取り出して定圧槽5に連続的に圧送する取水管6
が配管されている。
定圧槽5は、高さ調節自在な堰板7により仕切られた
槽内の取水管6から圧送された泥水を充填し、適宜堰板
7の上端からオーバーフローさせながら堰板7の上端水
位を保つように構成されている。
槽内の取水管6から圧送された泥水を充填し、適宜堰板
7の上端からオーバーフローさせながら堰板7の上端水
位を保つように構成されている。
堰板7は、少なくともその上端部がサーボモーター等
に連動する昇降駆動機構8によりスライド昇降するよう
に構成され、この昇降駆動機構8は定圧槽5内の泥水の
密度を差圧式密度計などの密度計9によって検出された
泥水密度の値に応じて作動制御され、例えば泥水密度が
高い程堰板7の高さを低くするように作動し、これによ
って内部の泥水の密度変化に応じて水頭圧(槽底部のレ
ベルヘッド)を常時一定圧に保持するように構成されて
いる。
に連動する昇降駆動機構8によりスライド昇降するよう
に構成され、この昇降駆動機構8は定圧槽5内の泥水の
密度を差圧式密度計などの密度計9によって検出された
泥水密度の値に応じて作動制御され、例えば泥水密度が
高い程堰板7の高さを低くするように作動し、これによ
って内部の泥水の密度変化に応じて水頭圧(槽底部のレ
ベルヘッド)を常時一定圧に保持するように構成されて
いる。
定圧槽5の下部には、その内部の泥水を自然流下によ
り取出して泥水槽1に戻す検出管10が接続され、その途
中に電磁流量計等の精密な流量計11が設置されている。
り取出して泥水槽1に戻す検出管10が接続され、その途
中に電磁流量計等の精密な流量計11が設置されている。
流量計11には、順次連続的に計測された一定圧の下に
流下する泥水の流量値を変換器12により電気信号に変換
し、これを演算器13により粘性値に演算する(流量値が
大きいほど粘性が高くなる)測定検出機構14が接続さ
れ、電子データとして得られた粘性値を中央処理室に送
信して、この粘性値に応じて泥水槽1内の泥水の粘性を
調整するように構成されている。
流下する泥水の流量値を変換器12により電気信号に変換
し、これを演算器13により粘性値に演算する(流量値が
大きいほど粘性が高くなる)測定検出機構14が接続さ
れ、電子データとして得られた粘性値を中央処理室に送
信して、この粘性値に応じて泥水槽1内の泥水の粘性を
調整するように構成されている。
第2図は、直径10mの泥水加圧型シールド機による施
工に用いて粘性調整管理を行いながら粘性を計測した結
果を示すもので、横軸に示す540R(1リング毎の掘進回
数)から測定し、その前の施工(491〜539R)において
は従来のバッチ測定を行った。
工に用いて粘性調整管理を行いながら粘性を計測した結
果を示すもので、横軸に示す540R(1リング毎の掘進回
数)から測定し、その前の施工(491〜539R)において
は従来のバッチ測定を行った。
その結果、従来のバッチ測定では泥水中の砂分の変動
状況の影響、測定者の個人差、測定から調整までのタイ
ムラグなどにより真の粘性値の変動が大であるが、この
発明の装置の使用後においては常時安定した粘性値が得
られることが分かる。
状況の影響、測定者の個人差、測定から調整までのタイ
ムラグなどにより真の粘性値の変動が大であるが、この
発明の装置の使用後においては常時安定した粘性値が得
られることが分かる。
「発明の効果」 以上の通りこの発明によれば、泥水の粘性を連続自動
的に正確に測定することができ、人件費を削減できると
共に、連続した測定値を電子データーとして瞬時に得ら
れるので、粘性の変化にリアルタイムで応答して泥水の
粘性を正確に調整管理することが可能となる。
的に正確に測定することができ、人件費を削減できると
共に、連続した測定値を電子データーとして瞬時に得ら
れるので、粘性の変化にリアルタイムで応答して泥水の
粘性を正確に調整管理することが可能となる。
また、定圧槽において泥水の密度に応じて堰板の高さ
が変化して一定圧を維持するため、検出管に常に一定圧
の下に泥水を流化することができ、流量計において泥水
の室の変化に正確に対応した流量を測定して、演算器に
よる正確な粘性値を得ることができる。
が変化して一定圧を維持するため、検出管に常に一定圧
の下に泥水を流化することができ、流量計において泥水
の室の変化に正確に対応した流量を測定して、演算器に
よる正確な粘性値を得ることができる。
第1図はこの発明装置のフローチャート図、第2図はこ
の発明の装置と従来の測定方法による測定結果を示す線
図である。 1……泥水槽、2……モーター、3……攪拌翼、 4……ポンプ、5……定圧槽、6……取水管、 7……堰板、8……駆動機構、9……密度計、 10……検出管、11……流量計、 12……変換器、13……演算器、 14……測定検出機構。
の発明の装置と従来の測定方法による測定結果を示す線
図である。 1……泥水槽、2……モーター、3……攪拌翼、 4……ポンプ、5……定圧槽、6……取水管、 7……堰板、8……駆動機構、9……密度計、 10……検出管、11……流量計、 12……変換器、13……演算器、 14……測定検出機構。
Claims (1)
- 【請求項1】駆動機構により高さ調節自体とした堰板を
有し、泥水槽から圧送された泥水を前記堰板上端まで充
填し、この泥水の密度を順次密度計で計測してその計測
値に応じて前記堰板の駆動機構の作動を制御し、内部の
泥水の水頭圧を一定に保持するようにした定圧槽と、前
記定圧槽の下部に接続され、途中に流量計を設けた検出
管と、前記流量計の計測値を信号に変換して演算機によ
り粘性値を算出する測定検出機構とからなることを特徴
とする泥水の連続粘性測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32403090A JP2987811B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 泥水の連続粘性測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32403090A JP2987811B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 泥水の連続粘性測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04194647A JPH04194647A (ja) | 1992-07-14 |
JP2987811B2 true JP2987811B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=18161371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32403090A Expired - Fee Related JP2987811B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 泥水の連続粘性測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987811B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06347393A (ja) * | 1993-06-08 | 1994-12-22 | Sanou:Kk | 掘削機用泥水の自動粘度測定装置 |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP32403090A patent/JP2987811B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04194647A (ja) | 1992-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Vanoni | Measurements of critical shear stress for entraining fine sediments in a boundary layer | |
US20200072914A1 (en) | Laboratory test device for permeation grouting of impermeable material | |
US6491421B2 (en) | Fluid mixing system | |
CN103529237B (zh) | 一种泥沙群体沉速的测量方法及测量装置 | |
Crickmore | Measurement of sand transport in rivers with special reference to tracer methods | |
CN110449068A (zh) | 一种自动灌浆搅拌系统 | |
CN108533276A (zh) | 盾构开挖施工渣土监测设备及渣土监测方法 | |
JP2987811B2 (ja) | 泥水の連続粘性測定装置 | |
US3908761A (en) | Method for determining liquid production from a well | |
WO1995004869A1 (en) | A method and an apparatus for measuring density and pressure drop in a flowing fluid | |
CN109162280A (zh) | 一种水下混凝土灌注标高自动化控制方法 | |
CN105352556A (zh) | 利用动态流量数据快速预测最大涌水量的方法 | |
CN208860640U (zh) | 一种用于水槽试验的悬移质取样装置 | |
CN108627412A (zh) | 流体置换称重法油水微量自动计量装置及方法 | |
CN110567845A (zh) | 液体密度监测装置及方法 | |
CN112697642A (zh) | 一种便于调节的公路施工的泥浆比重检测装置及方法 | |
CN208476721U (zh) | 液体密度监测装置 | |
RU2700610C1 (ru) | Устройство для автоматического контроля водоотдачи промывочной жидкости | |
CN207600525U (zh) | 一种巷道排水沟流量监测装置 | |
CN112901095A (zh) | 一种钻井出口流量非满管在线测量装置和方法 | |
CN106404135A (zh) | 一种水沙自动测量称重装置 | |
CN112945343B (zh) | 一种利用萃取塔进出口密度计补偿差压的界面测量装置 | |
RU2327118C2 (ru) | Способ градуировки резервуаров | |
JPH07104253B2 (ja) | 安定液自動測定装置 | |
CN220888594U (zh) | 灌水法压实度检测装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071008 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |