JP2986442B2 - 歯付ベルト - Google Patents

歯付ベルト

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JP2986442B2
JP2986442B2 JP10039102A JP3910298A JP2986442B2 JP 2986442 B2 JP2986442 B2 JP 2986442B2 JP 10039102 A JP10039102 A JP 10039102A JP 3910298 A JP3910298 A JP 3910298A JP 2986442 B2 JP2986442 B2 JP 2986442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歯付ベルトの改
良に関し、特に騒音及びゴム粉飛散対策に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、歯付ベルトの歯ゴムには歯付プ
ーリからの負荷がかかるため、歯ゴムは弾性エラストマ
ー材で構成され、かつその表面は伸縮性を有する歯布で
覆われている。また、上記歯ゴムは、ベルト駆動中に繰
り返し変形を受けるため、歯布との接着性を強固にする
必要があり、このため、歯布は、レゾルシン−ホルマリ
ン−ゴムラテックス(RFL)液に浸漬されて接着処理
された後、ソーキング処理又はスプレッディング処理に
よってゴムを被覆するいわゆるゴム引きが行われている
のが一般的である。
【0003】しかしながら、上述の如く接着処理後にゴ
ム引きをした歯布を用いた歯付ベルトでは、該歯布のゴ
ム引きで形成された被覆ゴムが歯ゴムの表面を覆って外
部に露出しているため、ベルト駆動時に歯付プーリとの
間の摩擦係数が高くなり、歯付ベルトと歯付プーリとの
噛合時に摩擦による騒音を発生したり、あるいは摩擦に
より発生した歯布の被覆ゴムの摩耗粉が飛散するという
問題があり、特に騒音やゴム粉の飛散を忌み嫌う場所で
の使用には不適当である。例えば、プリンター等のOA
(office automation )機器用、その他一般産業用の歯
付ベルトには採用し難い。
【0004】これに対して、特開平7−190150号
公報や特開平8−35540号公報には、歯ゴムを覆う
歯布をRFL液で接着処理するだけで、その後のゴム引
きを行わない歯布を用いることが記載されている。
【0005】具体的には、歯布に対するレゾルシン−ホ
ルムアルデヒド樹脂の固形分付着量を30〜50重量%
あるいは20〜50重量%に調節することによって歯布
の糸と糸とで囲まれた開口部を小さく、拡大しにくいも
のにし、そのことによって歯ゴムが歯布表面に露出しな
いようにし、歯付ベルト使用時のゴム摩耗粉の飛散を防
止する、というものである。また、歯布にはゴム引きの
被覆ゴムが存在しないため、歯布表面のRFL液の固形
分が歯付プーリと接触することになり、このことによっ
て、歯付プーリとの間の摩擦係数を低減させて騒音の発
生を防止し、また、かかる被覆ゴム摩耗粉の飛散の問題
を解消せんとしている。
【0006】歯付ベルトの製造にあたっては、歯布を筒
状に仕上げて、これを金型にセットし、その上から心線
を巻き付け、さらにその上からゴムシートを巻き付け、
その外側から加圧・加熱して、ゴムを成型・加硫するよ
うにされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、RFL処理に
よって歯布の開口部を小さくしただけでは、ベルト製造
時にゴムを外側から加圧した際に該ゴム(歯ゴム)が歯
布の開口部に侵入して歯布表面に露出することが多い。
また、当該歯付ベルトを長期間使用していると、歯布を
構成する糸で囲まれる隙間が拡大して歯ゴムが上記隙間
から外部に露出することがあり、騒音やゴム粉の発生を
確実に防止することができない。
【0008】また、一般に、歯ゴムは、強度等の物性を
考慮してカーボンブラックが配合されているため黒色を
呈しており、この黒色ゴムが歯布を構成する糸で囲まれ
る隙間から外部に露出すると、外観が汚くイメージダウ
ンにもなる。
【0009】さらに、上述の如くゴム引きを行わない歯
布を用いると、加硫接着時に歯底部で歯布と心線との接
着が悪くなり、歯付ベルトの負荷耐久性が低下すること
になる。
【0010】そこで、本発明は、歯ゴムの歯布表面への
露出を確実に防止(黒色ゴムの露出によるイメージダウ
ン及び黒色ゴム摩耗粉の飛散による周辺機器の汚損を防
止)することができるようにするものであり、また、ベ
ルト走行時の騒音を低減せんとするものであり、さらに
はベルトの負荷耐久性をも向上させようとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この出願の発明は、心線が埋設された背ゴムと、こ
の背ゴムにベルト長手方向に所定のピッチで配設された
複数の歯ゴムとからなるベルト本体を備え、このベルト
本体の歯ゴム側に歯布が被着された歯付ベルトを対象と
し、次のような解決手段を講じた。
【0012】請求項1に係る発明では、上記ベルト本体
の歯ゴム側と歯布との間には、白色系ゴム層又は淡色系
ゴム層が歯布を構成する糸で囲まれる隙間(織目又は編
目)から該歯布の当該ゴム層とは反対側の面に染み出さ
ないように介在され、上記白色系ゴム層又は淡色系ゴム
層には、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂が配合され
ており、上記白色系ゴム層又は淡色系ゴム層は、歯布に
ゴムのコーティング処理を施すことにより、又はゴムの
ソーキング処理及びコーティング処理を施すことにより
形成され、上記歯布に対する白色系ゴム層又は淡色系ゴ
ム層の付着量は、歯布重量に対し40〜150重量%で
あり、そのうちソーキング処理とコーティング処理とを
施す場合には該ソーキング処理による付着量の占める割
合が80重量%を超えない範囲で占めている。
【0013】請求項2に係る発明では、上記歯布は、レ
ゾルシン−ホルマリン(RF)液、レゾルシン−ホルマ
リン−ゴムラテックス(RFL)液又は樹脂溶液に浸漬
されて接着処理され、上記ベルト本体の歯ゴム側と歯布
との間には、白色系ゴム層又は淡色系ゴム層が歯布を構
成する糸で囲まれる隙間から該歯布の当該ゴム層とは反
対側の面に染み出さないように介在され、上記白色系ゴ
ム層又は淡色系ゴム層には、レゾルシン−ホルムアルデ
ヒド樹脂が配合されており、上記白色系ゴム層又は淡色
系ゴム層は、歯布にゴムのコーティング処理を施すこと
により、又はゴムのソーキング処理及びコーティング処
理を施すことにより形成され、上記歯布に対する白色系
ゴム層又は淡色系ゴム層の付着量は、歯布重量に対し4
0〜150重量%であり、そのうちソーキング処理とコ
ーティング処理とを施す場合には該ソーキング処理によ
付着量の占める割合が80重量%を超えない範囲で占
めている。
【0014】上記の構成により、請求項1及び請求項2
の各発明では、歯ゴムは白色系ゴム層又は淡色系ゴム層
で覆われていることから、長期間の使用により歯布を構
成する糸で囲まれる隙間が拡大しても、歯ゴムの黒色ゴ
ムは上記白色系ゴム層又は淡色系ゴム層で遮られて歯布
の糸の隙間から外部に露出せず、しかも、この白色系ゴ
ム層又は淡色系ゴム層のゴムも歯布の糸の隙間から外部
染み出しておらず、歯付プーリと接触するのは歯布だ
けである。
【0015】したがって、ベルト駆動時、歯ゴムや白色
系ゴム層又は淡色系ゴム層を構成するゴムが歯付プーリ
に接触せず、これらを構成するゴムはゴム粉として飛散
することがない。また、歯付ベルトと歯付プーリとの摩
擦係数が低減して騒音が低減する。
【0016】さらに、歯布の糸の隙間から内側のゴムが
見えたりしても、そのゴムは歯ゴムの黒色ゴムではなく
白色系ゴム層の白色系ゴム又は淡色系ゴム層の淡色系ゴ
ムであり、外観を損なうことがない。したがって、プリ
ンター等のOA機器用、その他一般産業用の歯付ベルト
として好適に用いられる。
【0017】また、白色系ゴム層又は淡色系ゴム層に配
合されているレゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂により
動的接着力が強くなり、歯付ベルトの負荷耐久性が向上
する。
【0018】また、白色系ゴム層又は淡色系ゴム層を、
歯布にゴムのコーティング処理を施すことにより、又は
ゴムのソーキング処理及びコーティング処理を施すこと
によって形成し、特に歯布に対する白色系ゴム層又は淡
色系ゴム層の付着量を歯布重量に対し40〜150重量
%にし、そのうちソーキング処理とコーティング処理と
を施す場合には該ソーキング処理による付着量の占める
割合を80重量%を超えない範囲にしたから、ゴムが歯
布に含浸して歯付ベルトの負荷耐久性が確実に得られ
る。特に、ソーキング処理を施した場合にはゴムが歯布
に確実に含浸し、より負荷耐久性が向上する。
【0019】また、請求項2に係る発明では、歯付プー
リと接触するのは歯布に付着するRF液、RFL液又は
樹脂溶液の固形分だけであり、請求項1に係る発明と同
様の作用効果が得られる。上記樹脂溶液としては、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等の溶液を採
用することができる。
【0020】請求項3に係る発明は、上記歯布を構成す
る糸で囲まれる隙間に上記歯ゴムとは異なる白色系ゴム
又は淡色系ゴムが介在し、該白色系ゴム又は淡色系ゴム
によってその隙間が塞がれているとともに、上記歯布の
隙間には上記歯ゴムが侵入し且つその侵入は該歯布の隙
間に介在する上記ゴムによって該歯布の厚さの2/3以
下までに阻止されていることを特徴とする。
【0021】従って、歯布と歯ゴムとの接着力が高ま
り、当該歯付ベルトの負荷耐久寿命が延びる。歯付ベル
トの歯ゴムは、通常は黒色ゴムによって形成されるが、
歯布のゴムに白色又は淡色のゴムを用いれば、歯ゴムが
歯布の白色又は淡色のゴムによって完全に覆われて完全
に見えなくなるため、黒いゴム摩耗粉が飛散しない、と
いう安心感を使用者に与えることができ、プリンター等
のOA機器用、その他一般産業用の歯付ベルトとして好
適になる。長期間の使用により歯布を構成する糸で囲ま
れる隙間が拡大しても、歯ゴムは上記白色系ゴム又は淡
色系ゴムで遮られて歯布の糸の隙間から外部に露出しな
い。
【0022】上記歯ゴムの侵入は歯布の厚さの2/3以
下までにすること、さらには1/3以下までにすること
が好ましい。歯ゴムの摩耗粉の発生を確実に防止するた
めであり、また、歯ゴムの黒色が歯布表面に現れること
を防止するためである。
【0023】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
歯付ベルトにおいて、上記歯布の隙間に介在する白色系
ゴム又は淡色系ゴムが、歯先面側よりも歯底面側の方で
厚くなっていることを特徴とする。歯底面は、歯付プー
リの歯と衝突する部位であり、そこでの歯布の上記ゴム
厚が厚いということは、歯ゴムの露出防止、歯ゴム摩耗
粉の飛散防止に有利になるということである。
【0024】請求項5に係る発明は、請求項3に記載の
歯付ベルトにおいて、歯布の隙間に対する歯ゴムの侵入
度は、歯先面側よりも歯底面側の方が小さいことを特徴
とする。これにより、歯布のゴムが摩耗しても歯ゴムが
露出することを確実に防止することができる。
【0025】請求項6に係る発明は、請求項3に記載の
歯付ベルトにおいて、上記歯ゴムは、カーボンブラック
が配合されて黒色を呈し、上記歯布は、ナイロン糸によ
って織成された綾織物によって構成され、該歯布がレゾ
ルシン−ホルマリン液、レゾルシン−ホルマリン−ゴム
ラテックス液又は樹脂溶液によって接着処理されている
とともに、該歯布にレゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂
が配合された白色系ゴム又は淡色系ゴムによってソーキ
ング処理及びコーティング処理のうち少なくとも一方が
施されて当該歯布を構成する糸で囲まれる隙間が当該ゴ
ムによって塞がれていることを特徴とする。
【0026】従って、カーボンブラックによって歯ゴム
の強度等の物性を確保することができる。上記接着処理
は、歯付ベルトの歯布とゴムとの接着力を強固にする観
点から行なうものである。上記樹脂溶液としては、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等の溶液を採
用することができる。上記白色ゴム又は淡色ゴムにレゾ
ルシン−ホルムアルデヒド樹脂が配合されているから、
歯布とゴムとの接着力、ないしは歯布と歯ゴムとの接着
力が高まり、当該歯付ベルトの負荷耐久寿命が延びると
ともに、歯布のゴムの摩耗が少なくなり、摩耗粉の飛散
が防止される。また、ソーキング処理やコーティング処
理により、ゴムが歯布に含浸して歯付ベルトの負荷耐久
性が確実に得られる。特に、ソーキング処理を施した場
合にはゴムが歯布に確実に含浸し、より負荷耐久性が向
上する。
【0027】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面に基
づいて説明する。
【0028】 <実施形態1> 図1及び図2はこの発明の実施形態に係る歯付ベルト1
を示す。この歯付ベルト1は、背ゴム2と歯ゴム3とか
らなるベルト本体4を備えてなり、上記背ゴム2には心
線5がスパイラル状に埋設されている。この心線5は、
例えば、ポリエステル繊維、脂肪族ポリアミド繊維、芳
香族ポリアミド繊維、レーヨン、ガラス繊維、スチール
ワイヤ等から選ばれた低伸度高強力の抗張体からなるも
のである。
【0029】上記歯ゴム3は、上記背ゴム2の片面にベ
ルト長手方向に所定のピッチ、例えば1.0〜3.2m
mのピッチで複数配設され、上記背ゴム2と共に同一の
ゴムを原料として一体に成形されているものである。こ
の背ゴム2及び歯ゴム3、つまりベルト本体4を構成す
るゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、スチレン
ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(C
R)、ニトリルゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)等
の単一材又はこれらを適宜ブレンドしたゴムあるいはポ
リウレタンゴム(U)等が挙げられる。通常、このベル
ト本体4を構成するゴムには、強度等の物性を確保する
ためにカーボンブラックが配合されており、このためベ
ルト本体4は黒色を呈している。
【0030】上記ベルト本体4の歯ゴム3側には、歯布
6が一体に被着されている。この歯布6は帆布等の平織
物、綾織物、朱子織物又は編物によって構成されるもの
であり、代表的なものとしては、ウーリー加工した捲縮
ナイロンの緯糸と通常のナイロンの経糸とで織成した伸
縮性を有する織布や、あるいは芳香族ポリアミド繊維な
どをウレタン弾性体でカバーリングして伸縮性を持たせ
た緯糸とナイロンやアラミド繊維などの経糸とで織成し
た織布などが挙げられるが、これに限定されるものでは
ない。
【0031】上記歯布6は、レゾルシン−ホルマリン
(RF)液に浸漬されて接着処理され、乾燥工程を経た
ものであり、従って、歯布6の表面にはRF液の固形分
が付着している。なお、上記RF液に代えてレゾルシン
−ホルマリン−ゴムラテックス(RFL)液やエポキシ
樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等の溶液を用いて
もよい。
【0032】上記ベルト本体4の歯ゴム3側と歯布6と
の間には、白色系ゴム層7が歯布6を構成する糸で囲ま
れる隙間(本例では歯布6が帆布であり、それを構成す
るベルト幅方向に延びる経糸6aとベルト長手方向に延
びる緯糸6bとで囲まれる織目6cを指す)から該歯布
6の当該ゴム層7とは反対側の面に染み出さないように
介在されている。
【0033】そのやり方は、例えば白色系ゴムをソーキ
ング処理した後に又はソーキングはせずに、歯布6の片
面にコーティングし、乾燥工程を経ることにより白色系
ゴム層7を形成する。その際、白色系ゴムの粘度は歯ゴ
ム3よりも高くなるように調整することで白色系ゴムが
歯布6のコーティング面と反対側の面に染み出さないよ
うにする。そして、ベルト成形時、歯布6のコーティン
グ面に心線及びベルト本体成型用の未加硫ゴムシートを
重ね、一般に行われている圧入成形法により圧入成形す
るのである。これにより、白色系ゴムが歯布6に含浸し
て歯付ベルト1の負荷耐久性を確実に得ることができ
る。特に、ソーキング処理により白色系ゴムを歯布6に
確実に含浸させることができ、より負荷耐久性を向上さ
せることができる。
【0034】上記白色系ゴム層7を構成するゴムは、ベ
ルト本体4を構成するゴムと同じゴムを用いればよく、
カーボンブラックの代わりに含水シリカや酸化チタン等
を配合すればよい。
【0035】また、この白色系ゴム層7を構成するゴム
には、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂が配合されて
おり、これにより動的接着力を高めて歯付ベルト1の負
荷耐久性を上げている。このレゾルシン−ホルムアルデ
ヒド樹脂は、例えばスミカノール620(メチレン受容
体:住友化学工業社製)とスミカノール508(メチレ
ン供与体:住友化学工業社製)とからなるものである。
【0036】さらに、上記歯布6に対する白色系ゴム層
7の付着量は、歯付ベルト1の負荷耐久性を確実たらし
めるために歯布重量に対し40〜150重量%が望まし
く、そのうちソーキング処理を施す場合にはソーキング
による付着量が80重量%を超えない範囲で占めるよう
にすることが望ましい。なお、白色系ゴム層7の代わり
に淡色系ゴム層を採用してもよく、たとえ、ゴムが歯布
6のコーティング面と反対側の面に染み出したとしても
目立たない色であればよい。
【0037】次に、実験例を具体的に説明する。
【0038】表1は歯付ベルト1のベルト本体4を構成
するゴム配合であり、実験例1〜5は共にこの配合ゴム
でベルト本体4を構成した。
【0039】
【表1】
【0040】表2は歯布6を処理するゴム配合つまり白
色系ゴム層7を構成するゴム配合であり、表3は歯布6
を接着処理するRF液の配合であり、実験例1〜5は共
にこのRF液で接着処理した。
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】また、実験例1で用いる歯布6は、RF液
で接着処理を施したものに対し表2の配合ゴムを片面に
のみソーキングした後さらにコーティングし、しかも、
白色系ゴムを歯布6のコーティング面と反対側の面に染
み出さないようにしたものである。
【0044】実験例2で用いる歯布6は、RF液で接着
処理を施したものに対し表2の配合ゴムを片面にのみコ
ーティングし、しかも、白色系ゴムを歯布6のコーティ
ング面と反対側の面に染み出さないようにしたものであ
り、実験例1とは異なりソーキング処理を施していな
い。
【0045】実験例3で用いる歯布6は、RF液で接着
処理を施したものに対し配合ゴムを片面にのみコーティ
ングした後さらにコーティングしているが、実験例1,
2とは異なりレゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂は配合
されていない。
【0046】実験例4で用いる歯布6は、RF液で接着
処理を施したものに対し表2の配合ゴムを片面にのみコ
ーティングし、ソーキング処理を施していない点は実験
例2と同様であるが、コーティングの付着量が実験例2
に比べて少なく、白色系ゴム層7の層厚が実験例2に比
べて薄くなっている。
【0047】実験例5で用いる歯布6は、RF液で接着
処理を施したものに対し表2の配合ゴムを片面にのみソ
ーキングした後さらにコーティングしている点は実験例
1と同様であるが、コーティングの付着量が実験例1に
比べて少なく、白色系ゴム層7の層厚が実験例1に比べ
て薄くなっている。
【0048】実験例1〜5の歯付ベルト1に対し「ゴム
粉の飛散」及び「負荷耐久寿命」の評価を下記の要領に
て行い、その結果を「歯布からのゴム露出」と共に表4
に示す。
【0049】 <実験の要領> 歯付ベルト1を駆動プーリと従動プーリとに巻き付け、
張力を掛けた状態で回転数1000rpmで1時間走行
させ、その下に敷いていた紙の上に落ちたゴム粉の飛散
を目視で調べた。また、これと並行して負荷耐久寿命を
も調べた。
【0050】
【表4】
【0051】表4から明らかなように、実験例1,2は
全ての評価項目において良い結果が得られた。しかし、
実験例3では配合ゴム中にレゾルシン−ホルムアルデヒ
ド樹脂が配合されておらず、負荷耐久寿命が短かった。
実験例4ではソーキングがなくしかもコーティングの
着量が少ないため、全ての評価項目で悪かった。実験例
5ではソーキングの付着量は実験例1とほぼ同様である
ため負荷耐久寿命の点は良かったが、コーティングの
着量が少なく全体として白色系ゴム層7の層厚が薄いた
め、ゴムが歯布6表面に露出し、ゴム粉の飛散も見られ
た。
【0052】なお、歯布6を処理するゴムの配合中、含
水シリカや酸化チタンの添加量が過剰になって粘度が高
くなり過ぎたり、あるいはそのゴム厚が厚くなり過ぎる
と、ベルト成形時に歯ゴム3の形状が正規になり難く、
出歯性が悪くなるおそれがあることから、ベルト成形時
にはこの点を考慮に入れる必要がある。
【0053】 <実施形態2> 図3乃至図5には本発明の実施形態に係る歯付ベルト1
が示されている。このベルト1においては、背ゴム2、
歯ゴム3及び心線5は実施形態1と同様に形成されてい
るが、歯布6の構成が実施形態1とは相違し、また、歯
布6とベルト本体ゴム4との間には白色系ゴム層7が設
けられていない。
【0054】歯布6は、平織物、綾織物、朱子織物又は
編物によって構成されるとともに、接着液による接着処
理が施され、さらに当該織物又は編物に歯ゴム3とは異
なるゴムがソーキング又はコーティングによって設けら
れて、当該歯布6の隙間が当該ゴムによって塞がれてい
る。例えば、歯布をナイロン糸によって織成された綾織
物によって構成し、該綾織物をレゾルシン−ホルマリン
液、レゾルシン−ホルマリン−ゴムラテックス液又は樹
脂溶液によって接着処理するとともに、白色又は淡色の
ゴムによるソーキング又はコーティングの処理を施して
当該歯布6の隙間を塞ぐことが好適である。この白色又
は淡色のゴムの付着量は、歯布重量に対し40〜150
重量%が望ましく、そのうちソーキング処理を施す場合
にはソーキングによる付着量が80重量%を超えない範
囲で占めるようにすることが望ましい。
【0055】図5に示すように、歯布6にソーキング又
はコーティングされた歯布ゴム(上述の白色ゴム又は淡
色ゴム)8は、歯先面3aで薄く、歯底面3bで厚く、
中間の歯面では歯先面3a側から歯底面3b側へいくに
従って漸次厚くなっている。歯ゴム3は、歯布6の織目
に若干侵入しているが、該織目に介在する歯布ゴム8に
よって歯ゴム3が深く侵入することが阻止されており、
その侵入は、歯先面3aで歯布(綾織物)6の厚さの2
/3以下、歯底面3bでは1/3以下になっている。
【0056】 <実施形態2に係るベルトの評価> −実施例− ナイロン糸によって織成され、ベルト幅方向に延びる糸
の1インチ当りのトータルデニールが8000〜130
00デニールであり、ベルト長手方向の破断伸びが11
0〜170%に設定された綾織物を、表3に示す配合の
RF液に浸漬し、引き上げて乾燥させた。
【0057】次に上記RF処理を施した綾織物に対し
て、表2に示す配合の白色系ゴム糊を用いてソーキング
処理を施し、さらにコーティング処理を施すことによっ
て歯布材を得た。ゴム糊の付着量は70重量%である。
この歯布材を円筒状に仕上げて歯付ベルト成形用の金型
に嵌めた。この金型は、表面にベルトの歯部を形成する
ための歯溝が全周にわたって一定ピッチで形成されたも
のである。
【0058】次に上記金型の歯布の上から心線用のコー
ドをスパイラルに巻き付け、さらにその上から表1に示
す配合の未加硫ゴムのシートを巻き付け、その外側から
加圧・加熱した。
【0059】これにより、上記未加硫ゴムの一部が相隣
るコード間の隙間から金型の歯溝側へ押し出され、それ
に伴って歯布用織物が伸びて該ゴムの一部と共に各歯溝
に圧入され、また、未加硫ゴムは加硫した。このように
して得られたベルト材を金型から外し、これを輪切りに
することによって図3〜図5に示す歯付ベルト1を得
た。
【0060】 −比較例− 歯布の処理に関し、上記RF液に代えてRFL(レゾル
シン−ホルマリン−ゴムラテックス)液を用いて接着処
理を行ない、且つゴム糊によるソーキング処理及びコー
ティング処理を行なわなかった点を除いては、上記実施
例と同じ条件・方法で比較用の歯付ベルトを作製した。
【0061】 −比較− 外観について 実施例の歯付ベルトは、その歯側がゴム糊によって形成
された歯布ゴムによって歯布の織目が完全に塞がれ、黒
い歯ゴムは歯布表面には現れていなかった。これに対し
て、比較例の歯付ベルトでは、歯布の織目から黒い歯ゴ
ムが覗き、また、黒い歯ゴムが歯布表面に完全に露出し
ている部分も見られた。
【0062】 ゴム摩耗粉について 実施例及び比較例の各歯付ベルトについて、駆動プーリ
と従動プーリとに巻き掛け、一定の張力をベルトに付与
した状態でこれを回転数1000rpmで1時間走行さ
せ、ゴム摩耗粉の有無を調べた。その結果、比較例では
黒いゴム摩耗粉が若干認められたが、実施例では歯ゴム
摩耗粉は認められなかった。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、この出願の請求項
1又は請求項2に係る発明によれば、ベルト本体の歯ゴ
ム側と歯布との間にレゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂
を配合した白色系又は淡色系のゴム層を介在させ、該ゴ
ム層が歯布の反対側の面に染み出さないようにするとと
もに、該ゴム層は、コーティング処理により、又はソー
キング処理及びコーティング処理により形成し、歯布に
対するゴム層の付着量を歯布重量に対し40〜150重
量%とし、ソーキング処理とコーティング処理とを施す
場合には該ソーキング処理による付着量の占める割合が
80重量%を超えないようにしたから、ゴムが歯布表面
に露出するゴム引きしたものに比べ摩擦係数が低く、歯
付プーリ噛合時の騒音が著しく低減し、また、歯ゴムの
ゴム粉の飛散もなく、それらを忌み嫌うプリンター等O
A機器用、その他一般産業用の歯付ベルトとして頗る好
適なベルトを提供することができ、しかも歯付ベルトの
負荷耐久性を向上させることができる。
【0064】請求項3に係る発明によれば、歯布を構成
する糸で囲まれる隙間が歯ゴムとは異なる白色系ゴム又
は淡色系ゴムによって塞がれているとともに、この歯布
の隙間には上記歯ゴムが侵入し且つその侵入は該歯布の
隙間に介在する上記ゴムによって該歯布の厚さの2/3
以下までに阻止されているから、歯布と歯ゴムとの接着
力を高めて当該歯付ベルトの負荷耐久寿命を延ばしなが
ら、歯ゴムの摩耗粉の発生を防止し、また、歯ゴムの色
が歯布表面に現れることを防止することができる。
【0065】請求項4に係る発明によれば、上記歯布の
隙間に介在する白色系ゴム又は淡色系ゴムが、歯先面側
よりも歯底面側の方で厚くなっているので、歯ゴムの露
出防止、歯ゴム摩耗粉の飛散防止に有利になる。
【0066】請求項5に係る発明によれば、歯布の隙間
に対する歯ゴムの侵入度を、歯先面側よりも歯底面側の
方で小さくしたので、歯布のゴムが摩耗しても歯ゴムが
露出することを確実に防止することができる。
【0067】請求項6に係る発明によれば、上記歯ゴム
は、カーボンブラックが配合されて黒色を呈し、上記歯
布は、ナイロン糸によって織成された綾織物によって構
成され、該歯布がレゾルシン−ホルマリン液、レゾルシ
ン−ホルマリン−ゴムラテックス液又は樹脂溶液によっ
て接着処理されているとともに、該歯布にレゾルシン−
ホルムアルデヒド樹脂が配合された白色系ゴム又は淡色
系ゴムによってソーキング処理及びコーティング処理の
うち少なくとも一方が施されて当該歯布を構成する糸で
囲まれる隙間が当該ゴムによって塞がれているので、歯
ゴムの強度等の物性を確保することができ、また、歯布
とゴムとの接着力を強固にすることができ、当該歯付ベ
ルトの負荷耐久寿命が延びるとともに、歯布のゴムの摩
耗が少なくなり、摩耗粉の飛散が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る歯付ベルトの断面図。
【図2】同歯付ベルトの一部を示す斜視図。
【図3】実施形態2に係る歯付ベルトの断面図。
【図4】同歯付ベルトの一部を示す斜視図。
【図5】同歯付ベルトの一部拡大して示す断面図。
【符号の説明】
1 歯付ベルト 2 背ゴム 3 歯ゴム 4 ベルト本体 5 心線 6 歯布 6a 経糸(歯布を構成する糸) 6b 緯糸(歯布を構成する糸) 6c 歯布を構成する糸で囲まれる隙間(織目) 7 白色系ゴム層 8 歯布ゴム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−293639(JP,A) 特開 昭50−89482(JP,A) 特開 平10−34764(JP,A) 特開 平8−143684(JP,A) 実開 平3−124051(JP,U) 実開 平4−64642(JP,U) 実開 平6−65650(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16G 1/00 - 1/28 B29D 29/00 - 29/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心線が埋設された背ゴムと、この背ゴム
    にベルト長手方向に所定のピッチで配設された複数の歯
    ゴムとからなるベルト本体を備え、このベルト本体の歯
    ゴム側に歯布が被着された歯付ベルトであって、 上記ベルト本体の歯ゴム側と歯布との間には、白色系ゴ
    ム層又は淡色系ゴム層が歯布を構成する糸で囲まれる隙
    間から該歯布の当該ゴム層とは反対側の面に染み出さな
    ように介在され、 上記白色系ゴム層又は淡色系ゴム層には、レゾルシン−
    ホルムアルデヒド樹脂が配合されており、 上記白色系ゴム層又は淡色系ゴム層は、歯布にゴムのコ
    ーティング処理を施すことにより、又はゴムのソーキン
    グ処理及びコーティング処理を施すことにより形成さ
    れ、 上記歯布に対する白色系ゴム層又は淡色系ゴム層の付着
    は、歯布重量に対し40〜150重量%であり、その
    うちソーキング処理とコーティング処理とを施す場合に
    は該ソーキング処理による付着量の占める割合が80重
    量%を超えない範囲で占めていることを特徴とする歯付
    ベルト。
  2. 【請求項2】 心線が埋設された背ゴムと、この背ゴム
    にベルト長手方向に所定のピッチで配設された複数の歯
    ゴムとからなるベルト本体を備え、このベルト本体の歯
    ゴム側に歯布が被着された歯付ベルトであって、 上記歯布は、レゾルシン−ホルマリン液、レゾルシン−
    ホルマリン−ゴムラテックス液又は樹脂溶液に浸漬され
    て接着処理され、 上記ベルト本体の歯ゴム側と歯布との間には、白色系ゴ
    ム層又は淡色系ゴム層が歯布を構成する糸で囲まれる隙
    間から該歯布の当該ゴム層とは反対側の面に染み出さな
    ように介在され、 上記白色系ゴム層又は淡色系ゴム層には、レゾルシン−
    ホルムアルデヒド樹脂が配合されており、 上記白色系ゴム層又は淡色系ゴム層は、歯布にゴムのコ
    ーティング処理を施すことにより、又はゴムのソーキン
    グ処理及びコーティング処理を施すことにより形成さ
    れ、 上記歯布に対する白色系ゴム層又は淡色系ゴム層の付着
    は、歯布重量に対し40〜150重量%であり、その
    うちソーキング処理とコーティング処理とを施す場合に
    は該ソーキング処理による付着量の占める割合が80重
    量%を超えない範囲で占めていることを特徴とする歯付
    ベルト。
  3. 【請求項3】 心線が埋設された背ゴムと、この背ゴム
    にベルト長手方向に所定のピッチで配設された複数の歯
    ゴムとからなるベルト本体を備え、このベルト本体の歯
    ゴム側に歯布が被着された歯付ベルトであって、 上記歯布を構成する糸で囲まれる隙間に上記歯ゴムとは
    異なる白色系ゴム又は淡色系ゴムが介在し、該白色系ゴ
    ム又は淡色系ゴムによってその隙間が塞がれているとと
    もに、 上記歯布の隙間には上記歯ゴムが侵入し且つその侵入は
    該歯布の隙間に介在する上記ゴムによって該歯布の厚さ
    の2/3以下までに阻止されていることを特徴とする歯
    付ベルト。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の歯付ベルトにおいて、 上記歯布の隙間に介在する白色系ゴム又は淡色系ゴム
    は、歯先面側よりも歯底面側の方が厚くなっていること
    を特徴とする歯付ベルト。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の歯付ベルトにおいて、 歯布の隙間に対する歯ゴムの侵入度は、歯先面側よりも
    歯底面側の方が小さいことを特徴とする歯付ベルト。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の歯付ベルトにおいて、 上記歯ゴムは、カーボンブラックが配合されて黒色を呈
    し、 上記歯布は、ナイロン糸によって織成された綾織物によ
    って構成され、該歯布がレゾルシン−ホルマリン液、レ
    ゾルシン−ホルマリン−ゴムラテックス液又は樹脂溶液
    によって接着処理されているとともに、該歯布にレゾル
    シン−ホルムアルデヒド樹脂が配合された白色系ゴム又
    は淡色系ゴムによってソーキング処理及びコーティング
    処理のうち少なくとも一方が施されて当該歯布を構成す
    る糸で囲まれる隙間が当該ゴムによって塞がれているこ
    とを特徴とする歯付ベルト。
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