JP2985874B1 - ガスレーザ装置およびその制御方法 - Google Patents

ガスレーザ装置およびその制御方法

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Abstract

【要約】 【課題】 パルスオンオフ条件によらず、パルス発振ゲ
インを安定化し、パルスレーザ出力を安定化する。 【解決手段】 パルスオフ時間中の予備注入の総量に補
正注入を加えて発振閾値としてパルス放電を開始させる
とともに、パルス信号からパルス放電開始までの時間遅
れを、パルス信号に付加してレーザ光パルス幅を一定に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マグネトロンが発
生するマイクロ波を用いて気体レーザ媒質を励起するガ
スレーザ装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパルス放電によりパルス状のレー
ザ出力を得るガスレーザ装置の構成例として、以下、図
4に沿って説明する。
【0003】図4において、21は出力鏡を保持した出
力鏡部、22は終段鏡を保持した終段鏡部で、両方の鏡
により光共振器を構成する。23はガスレーザ媒質を封
入した放電部で、24は複数の前記放電部23を光共振
器中央で接続しており、これらは、前記出力鏡部21、
終段鏡部22と共にレーザ光軸上に同軸に配置されてい
る。25はパルス放電を発生させるパルス電源、26は
予備放電を発生させる予備放電電源、27a,bはパル
ス放電を発生させる電極で27cは予備放電を発生させ
る電極である。
【0004】上記、図4の従来のガスレーザ装置につい
て、各構成要素の関係と動作を説明する。すなわち、気
体レーザ媒質が満たされた放電部23は、パルス電源2
5の発生する高電圧が印加された電極27a,bの間で
放電が生じ、気体レーザ媒質を励起して、光共振器内に
パルス状のレーザ光を発生させる。
【0005】また、パルス放電に先立ち、予備放電電源
26が発生する高電圧が印加された電極27cと電極2
7aの間にパルス状ないしは連続的にレーザ発振の閾値
に満たない放電注入の予備放電を放電部23内に発生さ
せて、放電部23内を荷電粒子で満たして放電開始電圧
を下げ、パルス電源25と電極27a,bでつくるパル
ス放電を容易に発生させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記す
る従来のガスレーザ装置では、放電開始電圧を下げてパ
ルス放電を開始するのを容易にするために、レーザ発振
の閾値に満たない放電注入の予備電離を行っているが、
パルス放電による注入はパルスオフ期間中に予備放電に
よって放電部23内に蓄えられた発振ゲインの上に積み
重ねられるため、長時間発振を停止した時と短い間隔で
パルス発振をする時では、予備電離により蓄積される発
振ゲインに差が生じ、パルス放電の注入が加算された全
体の発振ゲインが変わる。その結果、出力するパルス出
力が変化する。
【0007】あるいは、発振ゲインの差や、予備放電注
入量の多少によって、パルス波形信号と放電開始や光出
力の間に時間遅れに差が生じ、パルス幅の異なるレーザ
出力が発生する。
【0008】本発明は、このような従来の問題点を解決
するものであり、ガスレーザ装置のパルス出力光を安定
化することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために、第1の発明は、気体レーザ媒質を内部に封入し
て直接または間接にマイクロ波を放電注入される放電部
と、前記マイクロ波を制御する駆動電源を備えレーザ
光を発しない予備放電注入と、予備放電注入の総量と
ルス発振を行う発振閾値の差分量の大きさの補正放電注
入と、それらの放電注入をした上でパルス放電注入を行
うように駆動電源を制御する制御回路を設けたガスレー
ザ装置である。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、パル
ス発振を行う前の予備及び補正放電注入の和が、レーザ
発振を開始する発振閾値を上回らぬ一定値をとる事を特
徴とするガスレーザ装置である。
【0011】第3の発明は、第1または2の発明におい
て、マイクロ波を発生させるマグネトロンを設け、前記
マグネトロンの温度を検出する手段を設け、該手段の温
度検出値によりレーザ光を発しない予備放電注入時の駆
動電源の出力を可変可能とすることを特徴とするガスレ
ーザ装置である。
【0012】第4の発明は、第1から3の何れかに発明
において、マイクロ波を発生させるマグネトロンを設
け、前記マグネトロンに印加される電圧を検出する手段
を設け、該手段の電圧検出値によりレーザ光を発しない
予備放電注入時の駆動電源の出力を可変可能とすること
を特徴とするガスレーザ装置である。
【0013】第5の発明は、気体レーザ媒質を内部に封
入した放電部と、出力鏡と全反射鏡を有する光共振器
と、複数のマグネトロンと、マイクロ波を放電部に伝送
する複数の導波管と、マグネトロンを駆動する電源を備
え、パルス発振波形信号によって前記駆動電源を断続運
転させるようにしたガスレーザ装置において、前記パル
ス発振波形信号がオンに切り替わる時と前記放電部内で
パルス放電が発生する時間の間の遅れ時間を前記パルス
発振波形信号に付け加えた信号によって前記駆動電源を
駆動すると共に、パルス発振波形信号を発生する制御装
置に前記遅れ時間を追加した波形信号を送り返すことを
特徴とするガスレーザ装置である。
【0014】第6の発明は、パルス発振を行う気体レー
ザ媒質を内部に配した放電部への放電注入に際して、レ
ーザ光を発しないレベルの予備放電注入を行う第1ステ
ップと、パルス発振を行うレベルの放電注入の発振閾値
予備放電注入の総量の差分量補正放電注入を行う第
2ステップと、前記第2ステップの後でパルス放電注入
を行うことを特徴とするガスレーザ装置の制御方法であ
る。
【0015】第7の発明は、第6の発明において、第1
ステップの間に行う予備放電注入の総と第2ステップ
補正放電注入の和が、レーザ発振を開始する発振閾値
を上回らぬ一定値をとる事を特徴とするガスレーザ装置
の制御方法である。
【0016】第8の発明は、第6または7の発明におい
て、放電注入にマグネトロンを用い、前記マグネトロン
の温度を検出するステップと、前記ステップにより検出
した温度検出値に従って第1ステップの予備放電注入レ
ベルを可変可能とするステップを行うことを特徴とする
ガスレーザ装置の制御方法である。
【0017】第9の発明は、第8の発明において、前記
マグネトロンに印加される電圧を検出するステップと、
前記ステップにより検出された電圧検出値に従って第1
ステップの予備放電注入レベルを可変可能とするステッ
プを行うことを特徴とするガスレーザ装置の制御方法で
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】第1および6の発明は、レーザ発
振時すなわちパルスオン時間中の放電注入及びレーザ発
振停止時すなわちオフ時間中の予備放電もマイクロ波に
より放電を行わせる。パルスオフ時間中の予備放電は、
レーザ発振しない放電注入量で駆動電源を動かすことで
行い、パルスオフ時間の間の予備放電注入量の総和が、
最長オフ時の予備放電での注入量の総和に合わせて、パ
ルスオンに切り替わるときに補正放電注入を行わせたも
のであり、パルスオン直前の光共振器内部の発振ゲイン
の量を一定に保ち、パルスレーザ出力が一定に保たれる
作用を有する。
【0019】第2および6の発明は、さらに、パルスオ
フの間に行う予備放電注入の総和と補正の放電注入の和
が、光共振器内にてレーザ発振を開始する発振閾値を上
回らぬ一定値をとる様にしたものであり、パルス放電注
入が開始されると同時にパルスレーザ発振を開始できる
作用を有する。
【0020】第3および7の発明は、マグネトロンが温
度によってマイクロ波出力が変化することから、マグネ
トロン筐体の温度を測定して、パルスオフ時間中の予備
放電注入量を調節するようにしたものであり、予備放電
の時間あたりの注入量の一定にする作用を有する。
【0021】第4および8の発明は、マグネトロンが温
度の他に磁石の劣化によっても同一駆動電流での駆動電
圧特性は変わり、マイクロ波出力が変化することから、
マグネトロン駆動電圧を測定して、パルスオフ時間中の
予備放電注入量を調節するようにしたものであり、予備
放電の時間あたりの注入量の一定にする作用を有する。
【0022】第5および9の発明のガスレーザ装置で
は、パルスオンからレーザは新までの遅れ時間を前記パ
ルス発振波形信号に付け加えた信号によって前記駆動電
源を駆動すると共に、パルス発振波形信号を発生する制
御装置に前記遅れ時間を追加した波形信号を送り返すも
のであり、パルス発生時間を維持する作用とともに、制
御装置が次の加工パルスを送れるタイミング検知できる
作用を有する。
【0023】(実施の形態) 以下、本発明の実施の形態例について、図1から図3を
用いて説明する。図1は本発明の実施の形態例における
ガスレーザ装置の概要構成を示し、図2は予備注入/補
正注入/パルス注入の切替え部分の詳細を示す。図3
は、この実施例における各信号の変化を示し、本発明の
請求項1から9の記載に係る発明を実施したものであ
る。
【0024】構成要素として、1は出力鏡を保持した出
力鏡部、2は終段鏡を保持した終段鏡部で、両方の鏡に
より光共振器を構成する。3はガスレーザ媒質を封入し
た放電部で、4は複数の前記放電部3を光共振器中央で
接続しており、これらは、前記出力鏡部1、終段鏡部2
と共にレーザ光軸上に同軸に配置されている。5はマイ
クロ波を放電部3に伝送する導波管、6はマイクロ波を
発生させ流マグネトロン、7はマグネトロンを駆動する
電源、8は図には記していないがレーザ出力を制御する
制御装置の指令信号を受けて電源7を駆動させる制御回
路である。
【0025】さらに、制御回路8内には、9は3入力1
出力の信号切換器、10は予備放電注入量を決める可変
基準電圧源、11はパルスオフ時間幅積分器、12は発
振閾値に対応する基準電圧源、13は差分回路、14は
信号遅延時間検出器、15はパルス幅調整器、16は指
令信号切換パルス発生器、17と18は信号変換器であ
る。
【0026】以上の各構成要素の関係と動作について説
明する。気体レーザ媒質が満たされた放電部3は、駆動
電源7にて駆動されたマグネトロン6の発生するマイク
ロ波を導波管5を経て印加されて放電が生じ、気体レー
ザ媒質を励起して、光共振器内にパルス状のレーザ光を
発生させる。
【0027】駆動電源7にレーザ出力やパルス波形に応
じた駆動信号を与えている制御回路8は、制御装置から
の信号8aと図示はしていないがマグネトロン6に付加
された温度センサの出力信号8cによって駆動条件を入
力しており、パルス波形信号8bを制御装置に送り返し
ている。
【0028】信号切換器9の入力9a,b,cを各々、
9aは可変基準信号発生器10、9bはパルス出力指令
信号、9cは差分回路13に接続され、パルス発生器1
6の発生するパルス信号9eがパルスを伝えるごとに順
次入力を9aからb、cへと切り替えて出力線9dへと
出力しており、出力信号とマグネトロン6を脈流駆動す
るためのキャリアパルス信号14aによって電源7は、
マグネトロン6を駆動する電流電圧発生する。
【0029】信号切換入力9cは、パルスオフ時間幅
積分器11の出力を可変基準信号発生器10の出力に応
じて増減する信号変換器17を経た信号と基準信号発生
器12の出力の差分を差分回路13にてとったものであ
る。
【0030】遅延時間検出器14は、パルス指令信号8
aの立ち上がりから、キャリアパルス信号14aのパル
ス立ち上がりまでの時間とキャリアパルス1周期分の時
間を検出して、遅延時間と同等の幅のパルス14bを発
生させる。パルス幅調整器15はパルス指令信号8aの
後ろに、遅延検出器14の出力したパルス14bを付け
加えて実パルス幅信号8bをつくる。
【0031】又、指令信号切換パルス発生器16は、実
パルス幅信号14bとキャリアパルス信号14aからパ
ルスオン時に2個のパルス、パルスオフ時に1個のパル
スを出して信号切換器9の入力信号を切り替える。
【0032】マグネトロン6に付加された温度センサの
出力8cは、信号変換器18により電圧信号となり、可
変基準信号発生器10の出力電圧を可変する。以上の構
成としたことにより、まず、可変基準信号発生器10は
パルスオフ時間中のマイクロ波出力量を規定しており、
パルスオフ時間中の放電注入量が時間幅積分器11出力
を同発生器10の信号で補正することによりパルスオフ
時間中の放電注入総量に比例した信号17aが得られ
る。一方、信号発生器12は発振閾値に対応した信号電
圧に調整されており、同信号電圧と信号17aの差分に
よって、パルスオン開始時に補正注入するマイクロ波出
力値が得られる。
【0033】予備放電注入から補正放電注入更にパルス
放電注入へのマイクロ波出力レベルの切り替えは、パル
スオン直後の、キャリアパルス信号14aの2パルス分
をパルス発生器16で切り出し、信号切換器9で出力指
令値の切り替えが行われる。更に、パルスオフ時に1個
のパルスを送ることで、パルス放電注入から予備放電注
入への切り替えが行われる。なお、レーザパルスは、パ
ルス放電を開始した時点から、予備放電注入に切り替わ
るまでの時間であるため、パルスオン時から、最初の2
個のキャリアパルスでパルス放電注入に切り替わるまで
の遅れ時間が、パルス波形信号8aの後に付け加えら
れ、制御装置からのパルスと同じ時間幅でレーザパルス
幅が得られるようになる。
【0034】遅れ時間の補正したパルス出力を制御装置
に送り返すことで、パルス発振が完了したことが制御装
置に伝達され、次のパルス発振の指令を送るきっかけと
できる。
【0035】そして、パルスオンオフの頻度により、マ
グネトロン温度が変化して、同一駆動電流でもマイクロ
波が変わるようになると、検知したマグネトロン温度に
応じて、温度が高まると基準電圧10の出力を下げ、温
度が下がると基準電圧10をあげて予備放電中の時間あ
たりの放電注入量を一定に保つようにすることで、予備
放電注入のバラツキを少なくしている。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば
マイクロ波による放電注入は、パルスオフ時間中に放電
部内に蓄えられる発振ゲインが、パルスオフ時間の長短
や、マグネトロン温度によらず各パルス毎に同等レベル
となり、パルス出力を一定に保つことができる。又、制
御装置のパルス指令に対して同じパルス幅のレーザ出力
を得ることができ、その結果、パルスレーザ出力を安定
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の光共振器及び放電部の
概要構成図
【図2】本発明の実施の形態例の駆動電源の制御回路の
構成を示す部分構成図
【図3】本発明の実施の形態例において、各信号の状態
と、マイクロ波入力、レーザ出力の変化を示す概念図
【図4】従来のガスレーザ装置の光共振器及び放電部の
概要構成図および、各信号状態と、マイクロ波入力、レ
ーザ出力の変化を示す概念図
【符号の説明】
1 出力鏡を保持した出力鏡部 2 終段鏡を保持した終段鏡部 3 ガスレーザ媒質を封入した放電部 4 放電部の接続部 5 導波管 6 マグネトロン 7 マグネトロンを駆動する電源 8 制御回路 9 信号切換器 10 可変基準電圧源 11 時間幅積分器 12 基準電圧源 13 差分回路 14 信号遅延時間検出器 15 パルス幅調整器 16 パルス発生器 17、18 信号変換器

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体レーザ媒質を内部に封入して直接ま
    たは間接にマイクロ波を放電注入される放電部と、前記
    マイクロ波を制御する駆動電源を備えレーザ光を発し
    ない予備放電注入と、予備放電注入の総量とパルス発振
    を行う発振閾値の差分量の大きさの補正放電注入と、そ
    れらの放電注入をした上でパルス放電注入を行うように
    駆動電源を制御する制御回路を設けたガスレーザ装置。
  2. 【請求項2】 パルス発振を行う前の予備及び補正放電
    注入の和が、レーザ発振を開始する発振閾値を上回らぬ
    一定値をとる事を特徴とする請求項1に記載のガスレー
    ザ装置。
  3. 【請求項3】 マイクロ波を発生させるマグネトロンを
    設け、前記マグネトロンの温度を検出する手段を設け、
    該手段の温度検出値によりレーザ光を発しない予備放電
    注入時の駆動電源の出力を可変可能とすることを特徴と
    する請求項1または2に記載のガスレーザ装置。
  4. 【請求項4】 マイクロ波を発生させるマグネトロンを
    設け、前記マグネトロンに印加される電圧を検出する手
    段を設け、該手段の電圧検出値によりレーザ光を発しな
    予備放電注入時の駆動電源の出力を可変可能とするこ
    とを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のガスレ
    ーザ装置。
  5. 【請求項5】 気体レーザ媒質を内部に封入した放電部
    と、出力鏡と全反射鏡を有する光共振器と、複数のマグ
    ネトロンと、マイクロ波を放電部に伝送する複数の導波
    管と、マグネトロンを駆動する電源を備え、パルス発振
    波形信号によって前記駆動電源を断続運転させるように
    したガスレーザ装置において、前記パルス発振波形信号
    がオンに切り替わる時と前記放電部内でパルス放電が発
    生する時間の間の遅れ時間を前記パルス発振波形信号に
    付け加えた信号によって前記駆動電源を駆動すると共
    に、パルス発振波形信号を発生する制御装置に前記遅れ
    時間を追加した波形信号を送り返すことを特徴とするガ
    スレーザ装置。
  6. 【請求項6】 パルス発振を行う気体レーザ媒質を内部
    に配した放電部への放電注入に際して、レーザ光を発し
    ないレベルの予備放電注入を行う第1ステップと、パル
    ス発振を行うレベルの放電注入の発振閾値と予備放電注
    の総量の差分量補正放電注入を行う第2ステップ
    と、前記第2ステップの後でパルス放電注入を行うこと
    を特徴とするガスレーザ装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 第1ステップの間に行う予備放電注入の
    と第2ステップの補正放電注入の和が、レーザ発振
    を開始する発振閾値を上回らぬ一定値をとる事を特徴と
    する請求項6に記載のガスレーザ装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 放電注入にマグネトロンを用い、前記マ
    グネトロンの温度を検出するステップと、前記ステップ
    により検出した温度検出値に従って第1ステップの予備
    放電注入レベルを可変可能とするステップを行うことを
    特徴とする請求項6または7に記載のガスレーザ装置の
    制御方法。
  9. 【請求項9】 前記マグネトロンに印加される電圧を検
    出するステップと、前記ステップにより検出された電圧
    検出値に従って第1ステップの予備放電注入レベルを可
    変可能とするステップを行うことを特徴とする請求項8
    に記載のガスレーザ装置の制御方法。
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