JP2984992B2 - 手押しポンプ機構 - Google Patents

手押しポンプ機構

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JP2984992B2
JP2984992B2 JP10048967A JP4896798A JP2984992B2 JP 2984992 B2 JP2984992 B2 JP 2984992B2 JP 10048967 A JP10048967 A JP 10048967A JP 4896798 A JP4896798 A JP 4896798A JP 2984992 B2 JP2984992 B2 JP 2984992B2
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Kyoritsu Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内の液体を一
定量ずつ吐出する手押しポンプ機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、ノズルを有するヘッド部を
手で押すことにより容器内の液体を該ノズルより吐出す
る手押しポンプ機構として、容器内の液体をそのままの
状態で吐出するものと泡状にして吐出するものとがあ
る。
【0003】その一例として、図9に示す従来のディス
ペンサー31は、液体用ポンプの32の外側にエア用の
ポンプ33が設けられており、ポンプヘッド34が押さ
れることにより液体用シリンダ35内に溜まった液体が
筒状のピストンロッド36内を通ってボール弁37に達
すると共に、エア用シリンダ38内で圧縮されたエアが
液体用プランジャー39とピストン基部40との間に形
成された間隙を高速に圧送されてボール弁37の上部に
て液体と混合され、さらに、ネット41を通過すること
により泡状となり、ポンプヘッド34のノズル42から
吐出するようになっている。
【0004】また、実開平7−40508号公報には、
前記従来のディスペンサー31ではエア用シリンダ38
が大型となり容器内への納まりが悪く、容器に詰める液
体の量が制限されるという問題点を解決するために、エ
ア用シリンダの外径を小さくするための工夫をしたフォ
ームディスペンサーが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のデ
ィスペンサー及びフォームディスペンサーは、いずれ
も、ポンプヘッド以外のポンプ機構を容器内に納める構
造となっているため、エア用シリンダの外径を小さくす
ることができても容器に詰める液体の量が制限されると
いう問題点を解決することはできないものであった。
【0006】そこで、本発明は、手押しポンプ機構にお
けるエア用シリンダ部などの大きさによって容器に詰め
る液体の量が制限されず、しかも従来と同様に、内容液
をそのままの状態で吐出する液体シャンプー用ボトルや
泡状にして吐出する整髪料用ボトル等に使用することが
できる手押しポンプ機構を提供することを技術的課題と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題は、次の
通りの本発明によって解決できる。即ち、本発明に係る
手押しポンプ機構は、容器内の液体を一定量ずつ吐出す
る手押しポンプ機構において、上下に開口する筒体の内
部を筒状連通口を有する仕切壁により上下に仕切って上
部にピストン部を形成すると共に該筒状連通口を囲む外
輪壁を立設すると共に下部に前記容器の開口に蓋をする
キャップ部を形成して吸気弁を介して外気をピストン部
に吸入する吸気口を設けてなるピストンキャップと、蓋
状筒体の上部に液体を吐出するノズルを設けると共に該
蓋状筒体の内部天井から上端がノズルに連通する筒状シ
ャフトを下方に向かって延出して設けて該筒状シャフト
には、前記ピストン部内の空気を筒状シャフト内に送る
通気孔と液体の通路となる通気孔とを上下二段に開口し
て設けて下段の通気孔を挟んで上下に筒状シャフト内を
上昇する液体を上方に送り込む吸込弁を内設すると共に
上段の通気孔の上方に通過する液体を泡状にするメッシ
ュフィルターを内設して下段の通気孔の上方外周にピス
トンリングを設けると共に下端に前記容器の底に届く長
さのチューブを挿着してなる手押しシリンダーとからな
り、前記手押しシリンダーを前記ピストンキャップのピ
ストン部にコイルスプリングの弾発力を利用して上下に
摺動自在に密着して被装すると共に前記筒状シャフトを
前記仕切壁の連通口に所要幅で上下動自在に挿入して前
記ピストンリングを前記外輪壁の内周に上下に摺動自在
に密着してなるものである。
【0008】また、本発明は前記手押しポンプ機構にお
いて、メッシュフィルターが、筒状シャフトの内周に合
う外形を有する内部を上下に仕切って上下に開口した筒
体からなり、該筒体の左右の側壁を切り欠いて形成され
た上下開口に開いた上下二段の窓に網を張ってなるもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0010】実施の形態1.
【0011】図1は本発明に係る手押しポンプ機構を示
した縦断面図、図2は図1に図示する手押しポンプ機構
の手押しシリンダーを押した状態を説明する図であり、
1はシャンプー液が入ったボトルタイプの容器2に用い
る手押しポンプ機構部(以下、単に「ポンプ部」とい
う。)であり、3は上下に開口する筒体の内部を連通口
4を有する仕切壁5により上下に仕切って上部にピスト
ン部6を形成し、下部に容器2の口2aに螺着して蓋を
するために該下部の筒内壁に螺子を切ったキャップ部7
を形成し、ボール弁(吸気弁)8を介して外気をピスト
ン部6内に吸入する吸気口9を設けたピストンキャップ
であり、ピストン部6の上端周囲は外に反り返った形状
となっており、ピストンキャップ3のキャップ部7外周
はピストン部6外周より広筒状に形成され、キャップ部
7外周を一周する段差7aが形成されている。また、1
0は蓋状筒体からなる手押しシリンダーであり、手押し
シリンダー10の上部にはシャンプー液を吐出するノズ
ル11が設けられ、手押しシリンダー10の内部には該
内部天井から筒状シャフト12が上端をノズル11に連
通させて下方に向かって延出して設けられている。そし
て、筒状シャフト12の下端外周には係止部13が鉤状
に形成され、該下端には容器2の底に届く長さのチュー
ブ14が挿着されている。さらに、筒状シャフト12内
にはチューブ14内を上昇してきたシャンプー液を上方
の筒状シャフト12内に送り込むる吸込弁15が設けら
れている。また、16はピストンキャップ3のピストン
部7内に装着されたコイルスプリングであり、17はピ
ストン部6と手押しシリンダー10とにより形成された
空気室であり、手押しシリンダー10の下部内側とピス
トンキャップ3のキャップ部7外側にはそれぞれ螺合す
る螺子部が設けられ、ピストンキャップ3に手押しシリ
ンダー10を螺着できるようになっている。
【0012】前記手押しシリンダー10をピストンキャ
ップ3のピストン部6に該ピストン部6の上端周囲を手
押しシリンダー10内壁に密着させてコイルスプリング
16の付勢により上下に摺動自在に被装し、さらに、前
記筒状シャフト12を前記仕切壁5の連通口4に間隙を
有して挿入してポンプ部1とし、手押しシリンダー10
の螺子部がキャップ部7の段差7aに当接する位置と筒
状シャフト12の係止部13が連通口4の下部に当接す
る位置との間で手押しシリンダー10が上下動できる構
造となっている。
【0013】前記ポンプ部1は、チューブ14を容器2
内に垂下してパッキン18を介して容器2の口2aに螺
着して使用する。
【0014】次に動作について説明する。
【0015】先ず、図1に示すように、コイルスプリン
グ16の付勢により筒状シャフト12の係止部13が連
通口4の下部に当接している位置から、手押しシリンダ
ー10を押し下げることにより、空気室17内の空気が
連通口4と筒状シャフト12との間にできた間隙を通っ
て容器2内に圧送される。
【0016】容器2内に送り込まれた空気は容器2内の
シャンプー液を押圧し、シャンプー液はチューブ14内
を通って上昇して吸込弁15を通過して筒状シャフト1
2内に送り込まれる。これにより、手押しシリンダー1
0の螺子部がキャップ部7の段差7aに当接するまでに
一定量のシャンプー液が吸込弁15から上の筒状シャフ
ト12内に溜まることとなる。
【0017】続いて、図2に示すように、手押しシリン
ダー10の螺子部がキャップ部7の段差7aに当接して
いる位置からコイルスプリング16の付勢により手押し
シリンダー10を上昇させることにより、空気室17内
が減圧されて外気が吸気口9を通ってボール弁8を通過
して空気室17内に吸引され、筒状シャフト12の係止
部13が連通口4の下部に当接するまでに一定量の外気
が空気室17に溜まる。
【0018】さらに、コイルスプリング16の付勢によ
り筒状シャフト12の係止部13が連通口4の下部に当
接している位置(図1参照)から手押しシリンダー10
を再び押し下げる(図2参照)ことにより、空気室17
内の空気が容器2内に圧送され、容器2内のシャンプー
液が吸込弁15を通過して筒状シャフト12内に送り込
まれるので、筒状シャフト12内に溜まった先の一定量
のシャンプー液がノズル11から吐出することとなる。
【0019】本実施の形態では、容器2の口2aに蓋す
るように容器2の外にシリンダー部を取り付け、容器2
内にはチューブ14のみを垂下したので、容器2内に詰
めるシャンプー液の量がシリンダー部の容積に影響され
ることがない。また、容器2の口2aをピストンキャッ
プ3により蓋をし、さらに、ピストンキャップ3のピス
トン部6に被せるように手押しシリンダー10を取り付
けたので、汚水が外から容器2内に入ることがないた
め、シャンプー液を汚すこともなく、品質を保つことが
できる。
【0020】実施の形態2.
【0021】図3は本発明に係る手押しポンプ機構を示
した縦断面図、図4はメッシュフィルターを示した斜視
図、図5は図4に図示するメッシュフィルターのA−A
線縦断面図、図6は図3に図示する手押しポンプ機構の
手押しシリンダーを押した状態を説明する図であり、図
1及び図2と同一符号は同一又は相当部分を示し、本実
施の形態におけるポンプ部1は容器2内の液体を泡状に
してノズル11より吐出させるものであり、第一の実施
の形態におけるポンプ部1のピストン部6に、さらに、
第二の空気室を形成し、筒状シャフト内にメッシュフィ
ルターを内設してなるものであり、19は仕切壁5に形
成された連通口4を囲んでピストン部6内に形成された
筒状の外輪壁であり、ピストン部6と同じ高さに立設さ
れ、内方に第二空気室20が形成されている。また、筒
状シャフト12には、空気室17内の空気を筒状シャフ
ト12内に送る通気孔21が設けられ、通気孔21の下
方の筒状シャフト12内に筒状シャフト12内を上昇す
る液体を上方に送り込む吸込弁15が設けられ、通気孔
21の上方の筒状シャフト12内には通気孔21を通っ
て空気室17から入ってきた空気と混合された液体を泡
状にするメッシュフィルター22が設けられている。ま
た、23はピストンリングであり、筒状シャフト12の
係止部13が連通口4の下部に当接している位置にある
ときに外輪壁19の上部内壁に当接するするように筒状
シャフト12の外周に設けられている。また、24は第
二空気室20と吸気口9とを導通する第二ボール弁であ
り、吸気口9を通って吸引される外気を第二空気室20
内に送り込むようになっている。
【0022】次に、メッシュフィルターについて詳細に
説明する。
【0023】メッシュフィルター22は、図4に示すよ
うに、筒状シャフト12の内周に合う外形を有する空洞
の筒体22aを上下に仕切って、筒体22aの左右の側
壁を切り欠き、上下開口22bにそれぞれ開いた上下二
段の窓22cを形成して該窓22cにそれぞれ網22d
を張ったものである。
【0024】次に、液体が泡状となる過程を説明する。
【0025】先ず、図5に示すように、空気を含んだ液
体が下開口22bから下部筒体内に入り、下段に開いた
左右の窓22cの網22dを通過することにより、空気
と液体とが混合されて荒い泡状となる。続いて、筒状シ
ャフト12の内壁とメッシュフィルター22の窓22c
との間にできた隙間を通って、上段に開いた左右の窓2
2cの網22dを通過することにより、さらに、混合さ
れて細かい泡状となる。
【0026】次に、ポンプ部1の動作について説明す
る。
【0027】先ず、図3に示すように、コイルスプリン
グ16の付勢により筒状シャフト12の係止部13が連
通口4の下部に当接している位置から、手押しシリンダ
ー10を押し下げることにより、第二空気室20内の空
気が連通口4と筒状シャフト12との間にできた間隙を
通って容器2内に圧送され、同時に、空気室17内の空
気が通気孔21を通って、吸込弁15とメッシュフィル
ター22との間の筒状シャフト12内に圧送される。
【0028】容器2内に送り込まれた空気により押圧さ
れた容器2内の液体がチューブ14内を通って上昇し、
吸込弁15を通過して吸込弁15とメッシュフィルター
22との間の筒状シャフト12内に送り込まれ、手押し
シリンダー10の螺子部がキャップ部7の段差7aに当
接するまでに一定量の液体が吸込弁15から上の筒状シ
ャフト12内に溜まることとなる。
【0029】続いて、図6に示すように、手押しシリン
ダー10の螺子部がキャップ部7の段差7aに当接して
いる位置からコイルスプリング16の付勢により手押し
シリンダー10が上昇することにより、第二空気室20
内が減圧されて外気が吸気口9を通って第二ボール弁2
4を通過して第二空気室20内に吸引され、同時に、空
気室17内も減圧されるので、外気が吸気口9を通って
ボール弁8を通過して空気室17内に吸引され、筒状シ
ャフト12の係止部13が連通口4の下部に当接するま
でに外気が第二空気室20と空気室17とに溜まること
となる。
【0030】さらに、筒状シャフト12の係止部13が
連通口4の下部に当接している位置から手押しシリンダ
ー10を押し下げることにより、再び、第二空気室20
内の空気が連通口4と筒状シャフト12との間にできた
間隙を通って容器2内に圧送され、同時に、空気室17
内の空気が通気孔21を通って、吸込弁15とメッシュ
フィルター22との間の筒状シャフト12内に圧送され
る。
【0031】筒状シャフト12内に圧送された空気は吸
込弁15とメッシュフィルター22との間の筒状シャフ
ト12内に溜まった液体と混ざり合い、容器2内に圧送
された空気は容器2内の液体を押し上げるため、筒状シ
ャフト12内に溜まった空気と混ざり合った液体がメッ
シュフィルター22内に押圧されてこ細かい泡状となっ
て一定量がノズル11から吐出することとなる。
【0032】本実施の形態では、筒状シャフト12内に
メッシュフィルター22を内設したので、容器2内の液
体を泡状にして使用することができる。
【0033】実施の形態3.
【0034】図7は本発明に係る手押しポンプ機構を示
した縦断面図、図8は図7に示す手押しポンプ機構を手
押しシリンダーを押した状態を説明する図であり、図1
乃至図6と同一符号は同一又は相当部分を示し、25は
泡状にして使用する液体が入ったボトルタイプの容器2
に用いるポンプ部(手押しポンプ機構)であり、本実施
の形態におけるポンプ部25は第二の実施の形態におけ
るポンプ部1の変形例である。
【0035】本実施の形態では、ピストンキャップ3の
仕切壁5には吸気口9から吸引される外気を空気室17
に送り込む吸気弁26のみが設けられている。そして、
仕切壁5に設けられた連通口4は上下に突出した筒状と
なっており、上下端部はそれぞれ連通口4の開口に向か
って湾曲して形成されており、吸気口9に連通する空洞
27が連通口4に開口して形成されている。また、連通
口4を囲んでピストン部6内に立設された筒状の外輪壁
19と筒状シャフト12との間に形成される空室28に
はチューブ14内を通って上昇してきた液体を一定量溜
めるようになっている。さらに、筒状シャフト12に
は、空気室17内の空気を筒状シャフト12内に送る通
気口21の他に、ピストンリング23の下方に筒状シャ
フト12内と空室28とを連通する連通孔29が形成さ
れ、該連通孔29を挟んで上下には筒状シャフト内を上
昇する液体を上方に送り込む吸込弁15,15が内設さ
れている。
【0036】また、筒状シャフト12は、連通口4の上
端に対しては密着して、また、連通口4の下端に対して
は空洞27を通って吸い込まれる外気が徐々に容器2内
に送り込まれる程度の間隙を有して連通口4に挿入され
ている。
【0037】次に、ポンプ部25の動作について説明す
る。
【0038】先ず、図7に示すように、コイルスプリン
グ16の付勢により筒状シャフト12の係止部13が連
通口4の下部に当接している位置から、手押しシリンダ
ー10を押し下げることにより、空気室17内の空気が
通気孔21を通って、上吸込弁15とメッシュフィルタ
ー22との間の筒状シャフト12内に圧送され、同時
に、空室28内の空気は加圧されて連通孔29を通過し
て上吸込弁15から筒状シャフト12内上方に逃げる。
【0039】続いて、図8に示すように、手押しシリン
ダー10の螺子部がキャップ部7の段差7aに当接して
いる位置からコイルスプリング16の付勢により手押し
シリンダー10を上昇させることにより、空室28内が
減圧されるので、容器2内の液体が吸引されて下吸込弁
15を通過して空室28内に溜まると同時に空気室17
内も減圧されるので、外気が吸気口9を通って吸気弁2
6を通過して空気室17内に吸引される。
【0040】さらに、筒状シャフト12の係止部13が
連通口4の下部に当接している位置から手押しシリンダ
ー10を押し下げることにより、再び、空気室17内の
空気が通気孔21を通って、上吸込弁15とメッシュフ
ィルター22との間の筒状シャフト12内に圧送され、
同時に、空室28内で加圧された液体が連通孔29を通
過して上吸込弁15から筒状シャフト12内上方に押し
出され、通気孔21を通って入ってきた空気と混合さ
れ、さらに、メッシュフィルター22を通過することに
より細かい泡状となり、ノズル11から吐出する。この
際、容器2内は減圧状態となるが、外気が空洞27を通
って、連通口4の下部と筒状シャフト12との間にでき
た間隙から徐々に吸い込まれる。
【0041】本実施の形態においても、前記第一及び第
二の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、容
器内の液体を吐出させる手押しポンプ機構を容器の外に
取り付けるようにしたので、容器の内容積を手押しポン
プ機構の大きさに関係なく詰める液体の量によってのみ
決定することができるため、容器を小型化でき、資材を
節約することができる。
【0043】手押しシリンダをピストンキャップに被せ
て取り付けるようにしたので汚水の侵入を可及的に防止
できると共に、見栄えのよい外観とすることができる。
【0044】従って、本発明の産業上利用性は非常に高
いといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手押しポンプ機構を示した縦断面
図である。
【図2】図1に図示する手押しポンプ機構の手押しシリ
ンダーを押した状態を説明する図である。
【図3】本発明に係る手押しポンプ機構を示した縦断面
図である。
【図4】メッシュフィルターを示した斜視図である。
【図5】図4に図示するメッシュフィルターのA−A線
縦断面図である。
【図6】図3に図示する手押しポンプ機構の手押しシリ
ンダーを押した状態を説明する図である。
【図7】本発明に係る手押しポンプ機構を示した縦断面
図である。
【図8】図7に示す手押しポンプ機構を手押しシリンダ
ーを押した状態を説明する図である。
【図9】従来のディスペンサーを説明する図である。
【符号の説明】
1,25 ポンプ部 2 容器 3 ピストンキャップ 4 連通口 5 仕切壁 6 ピストン部 7 キャップ部 8 ボール弁 9 吸気口 10 手押しシリンダー 11 ノズル 12 筒状シャフト 13 係止部 14 チューブ 15 吸込弁 16 コイルスプリング 17 空気室 18 パッキン 19 外輪壁 20 第二空気室 21 通気孔 22 メッシュフィルター 23 ピストンリング 24 第二ボール弁 26 吸気弁 27 空洞 28 空室 29 連通孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内の液体を一定量ずつ吐出する手押
    しポンプ機構において、上下に開口する筒体の内部を筒
    状連通口を有する仕切壁により上下に仕切って上部にピ
    ストン部を形成すると共に該筒状連通口を囲む外輪壁を
    立設すると共に下部に前記容器の開口に蓋をするキャッ
    プ部を形成して吸気弁を介して外気をピストン部に吸入
    する吸気口を設けてなるピストンキャップと、蓋状筒体
    の上部に液体を吐出するノズルを設けると共に該蓋状筒
    体の内部天井から上端がノズルに連通する筒状シャフト
    を下方に向かって延出して設けて該筒状シャフトには、
    前記ピストン部内の空気を筒状シャフト内に送る通気孔
    と液体の通路となる通気孔とを上下二段に開口して設け
    て下段の通気孔を挟んで上下に筒状シャフト内を上昇す
    る液体を上方に送り込む吸込弁を内設すると共に上段の
    通気孔の上方に通過する液体を泡状にするメッシュフィ
    ルターを内設して下段の通気孔の上方外周にピストンリ
    ングを設けると共に下端に前記容器の底に届く長さのチ
    ューブを挿着してなる手押しシリンダーとからなり、前
    記手押しシリンダーを前記ピストンキャップのピストン
    部にコイルスプリングの弾発力を利用して上下に摺動自
    在に密着して被装すると共に前記筒状シャフトを前記仕
    切壁の連通口に所要幅で上下動自在に挿入して前記ピス
    トンリングを前記外輪壁の内周に上下に摺動自在に密着
    したことを特徴とする手押しポンプ機構。
  2. 【請求項2】 メッシュフィルターが、筒状シャフトの
    内周に合う外形を有する内部を上下に仕切って上下に開
    口した筒体からなり、該筒体の左右の側壁を切り欠いて
    形成された上下開口に開いた上下二段の窓に網を張って
    なる請求項1記載の手押しポンプ機構。
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