JP2983344B2 - 色判別装置 - Google Patents
色判別装置Info
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- JP2983344B2 JP2983344B2 JP3220741A JP22074191A JP2983344B2 JP 2983344 B2 JP2983344 B2 JP 2983344B2 JP 3220741 A JP3220741 A JP 3220741A JP 22074191 A JP22074191 A JP 22074191A JP 2983344 B2 JP2983344 B2 JP 2983344B2
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Description
表現される文字が第2,第3の色で表現される模様に重
ねて印刷されているようなカラー印刷物より文字だけを
読み取る際に、その印刷に用いられている3つの色を判
別する色判別装置に関する。
検出するものとして、たとえば特開昭62−32570
号公報に示される方法が提案されている。これは、カラ
ー画像から色の生起頻度を計数することなどにより、カ
ラー信号中の出現頻度の大きさを基準として代表色を選
定するものであった。
る色彩データをその出現頻度の大きさだけで分類するも
のでは、正確に分類できない場合が発生する。特に、画
像入力装置が与える色彩データへの影響は大きく、配色
数の少ない印刷の場合にでさえ、色彩データを正確に分
類できない場合があった。
素1a,1b,1cを有するセンサ1でカラー印刷物2
の読み取りを行った際に、センサ1の1画素範囲内に異
なる複数の色彩領域が存在するような場合、つまりセン
サ1の1つの画素1bに対して模様に対応する色彩領域
2aとカラー印刷物2の下地に対応する色彩領域とが位
置しているような場合、センサ1の出力はその影響を受
けた値となる。しかし、このときの出力はどちらの領域
も代表していないため、分割の際には不要な成分として
扱われることになる。
においては、カラー画像に用いられている色彩データを
その出現頻度の大きさだけで分類するものでは、画像入
力装置が与える色彩データへの影響が大きいため、正確
に分類できないという欠点があった。
ータの収集にかかる誤差に影響されることなく、被読取
物における情報の配色を正確に判別することが可能な色
判別装置を提供することを目的としている。 [発明の構成]
めに、この発明の色判別装置にあっては、複数の色で表
現される情報が混在された被読取物より、各色成分に関
するデータを収集する収集手段と、この収集手段で収集
された前記各色成分に関するデータの生起頻度を算出す
る算出手段と、この算出手段で算出された生起頻度の極
大点を検出する検出手段と、この検出手段で検出された
極大点のうちから最も明度の高いものを選択する選択手
段と、前記極大点の各色成分に関するデータを、前記選
択手段で選択された最も明度の高い極大点からの正規化
された方向へのベクトルデータに変換する変換手段と、
この変換手段で変換された極大点についてのベクトルデ
ータを複数のグループに分類する分類手段と、この分類
手段の分類結果から前記被読取物における複数の色を判
別する判別手段とから構成されている。
極大点と基準色からの方向性とから色を分類できるよう
になるため、収集手段の誤差による影響を排除し得るも
のである。
照して説明する。図1は、この発明にかかる色判別装置
の構成を示すものである。
御するCPUであり、このCPU110には、アドレス
バスおよびデータバスを介して、プログラムメモリ12
0、作業用メモリ130、出力回路140、フレームメ
モリ240が接続されている。
象としての被読取物(たとえば、カラー印刷物)Pには
図示しない光源からの光が照射される。被読取物Pの表
面で反射された光は、カラーイメージセンサ210に結
像される。この場合、カラーイメージセンサ210は、
たとえば赤(R),緑(G),青(B)構成のCCDア
レイによって構成されている。したがって、反射光強度
の光電変換により、各色成分の色彩データ、つまりR,
G,Bのアナログ画像信号が生成される。
は、画像入力装置220によってR,G,Bのディジタ
ル画像信号に変換される。この画像入力装置220の各
出力は、メモリ制御回路230の制御によって上記フレ
ームメモリ240上に書き込まれる。
終了すると、その制御がメモリ制御回路230からCP
U110に切り換えられる。そして、プログラムメモリ
120に格納されている処理プログラムにしたがって、
被読取物Pに用いられている色の判別(後述する)が行
われる。図2は、この色判別装置で処理される被読取物
Pを示すものである。
とえば第2,第3の色で表現される情報としての第1,
第2の模様32,33が個々に印刷され、その上にまた
がるようにして、これら第1,第2の模様32,33と
は異なる第1の色で表現される情報としての文字31が
重ねて印刷されている。次に、上記した構成における動
作について説明する。図3は、色の判別動作にかかる処
理の流れを示すものである。
よび第1,第2の模様32,33の各色を判別する場
合、まず、被読取物Pから読み取ったR,G,Bの各デ
ィジタル画像信号がフレームメモリ240上に書き込ま
れる(ステップST1)。
R,G,Bの各ディジタル画像信号についての頻度を示
す濃度ヒストグラムが作成される(ステップST2)。
これは、カラー画像の全画素について、R,G,Bの3
変量についての3次元出現頻度値としてのヒストグラム
データHt(R,G,B)を求めることにより、実現さ
れる。
B)は、たとえば図4に示すように、R,G,Bの3つ
の軸で張られる空間に存在する数量(球の直径)として
理解することができる。
すると、このヒストグラムデータHt(R,G,B)の
極大点の検出が行われる(ステップST3)。これは、
図4に示した3次元空間における各値41,42,4
3,44のそれぞれについて、図5に二重枠で示すよう
な近傍点の頻度に対して極大であるかどうかを調べるこ
とによって、実現される。
変換されるデータHp(i,j,k)について、後掲す
る表1の式(2)の関係を満足するすべてのi,j,k
のヒストグラムデータHt(R,G,B)が極大点51
として求められる。なお、図5におけるi,j,kは、
図4に示したR,B,Gの各軸にそれぞれ対応されてい
る。
Pの場合には、たとえば図6に示すように、被読取物P
の下地34の色、および印刷に用いられている文字31
と模様32,33との3つの色の合計4色が、点(球)
もしくは線分(棒)として色空間上に配置されることに
なる。なお、この図6は、R成分およびG成分について
の頻度分布を示したものであり、0〜9,a〜fは頻度
数を示し、*印は極大点を示している。
れるのは、画像入力装置220にて発生した誤差で、本
来、2つの色の分布であるものが重畳されたものであ
る。したがって、図6の例では、被読取物Pの下地34
の色に対応すると思われる点61から印刷に用いられて
いる色への、極大点の線分状の分布が存在する。
印刷に用いられている3つの色を正確に分類するために
は、上記した画像入力装置220の誤差による影響を排
除する必要がある。そこで、すべての極大点について、
被読取物Pの下地34の色からの方向に注目する。この
場合、線分状の極大点をすべて同一の方向データに変換
することにより、極大点の分類が容易なものとなる。
Pa(Rp,Gp,Bp)、任意の極大点の色をKi
(Rki,Gki,Bki)とすると、後掲する表1の
式(3)によって求められる(ステップST5)。この
結果、たとえば図7における、被読取物Pの下地34の
色Paを基準点74としたときの、各点71,72,7
3に対する3つのデータ75,76,77は同じ値とな
る。
には、被読取物Pの下地34の色Paを求める必要があ
る(ステップST4)。これは、最も明度の高いRGB
データを持つ極大点として、後掲する表1の式(4)よ
り求めることができる。なお、この式(4)で選択され
た極大点は、上記した式(3)の変換において無限大と
なるため、極大点の集合Aより排除される。
処理にて、上記した式(4)より被読取物Pの下地34
の色Paが求められ、続いてステップST5において、
上記した式(3)にしたがって極大点のベクトルデータ
への変換が行われた後、この変換データを3つのグルー
プに分類するクラスタ分析が行われる(ステップST
6)。ここで、図8を参照して、クラスタ分析について
説明する。
クラスタが作成される(ステップST11)。そして、
nケのクラスタの総数をNとおき(ステップST1
2)、このクラスタ総数Nをnから3まで統合する処理
が繰り返される(ステップST13〜33)。
処理を一通り行うことで、K個あるクラスタのうち、2
つの最も近いクラスタを1つに統合してK−1個のクラ
スタとすることができる。
クラスタについて求め、最も小さい距離をとる2つのク
ラスタを同一クラスタとすることにより、実現される。
この場合、クラスタを構成するデータの間で最も短い距
離をクラスタ間の距離としている。
スタiのデータfi(K)(0≦K<n1 )と、データ
数n2 個をもつクラスタjのデータfj(M)(0≦M
<n2 )との距離Lを求めることを、全データ、さらに
全クラスタの組み合わせについて調べ、距離Lの最小値
Lminをとるクラスタxとクラスタyとを得るように
している。なお、データ間の距離Lは、後掲する表2の
式(5)にしたがって計算により求められる。
つ2つのクラスタx,yのデータは1つに統合され、1
クラスタとされる。そして、この統合は、最終的にクラ
スタ数Nが3になるまで行われる。
る3つのクラスタには、それぞれ近い値のデータが集め
られることになる。したがって、図6を上記式(3)に
より変換したデータは、図9に示す如く、3つのクラス
タに応じて3つに分類される。この3つのクラスタ8
1,82,83は、それぞれ被読取物Pの印刷に用いら
れている色に対応したものとなっている。なお、式
(3)にしたがったデータの変換を行わない場合には、
図10に示す如く、誤った3つのクラスタ91,92,
93に分類されることになる。
すると、3つのクラスタ81,82,83における各デ
ータの、それぞれ式(3)で変換する前のRGBデータ
との対応が取られる。そして、RGBデータの「0」か
ら最も近い3点が選択される、つまり図9においては、
極大点84,85,86がそれぞれ求められる(ステッ
プST7)。これは、ある極大点におけるRGBデータ
をRi,Gi,Biとして、後掲する表2の式(6)に
より、各クラスタデータの最小値を求めたものである。
印刷に用いられている色を示すデータとなる。したがっ
て、そのRGBデータが色判別結果として出力回路14
0より後段の装置、たとえば文字読取装置などに対して
出力されることになる(ステップST8)。上記したよ
うに、出現頻度の極大点と基準色からの方向性とから色
を分類できるようにしている。
について、特徴的なRGB値を抽出するとともに、その
抽出した特徴的なRGB値を基準色からの方向データに
変換し、この方向データをグループに分類することで印
刷に用いられている色の判別を行うようにしている。こ
れにより、画像入力装置の誤差による影響を排除するこ
とが可能となるため、たとえば収集される色彩データに
画像入力装置の特性から不必要なデータが含まれてしま
うような場合においても、印刷に用いられている色を正
確に判別し得るようになる。したがって、異なる色で印
刷された2つの模様と、その上に重ねて印刷された文字
とが存在するような被読取物からも、その配色にかかわ
らず、印刷に用いられている3つの色を正確に判別でき
るようになるものである。なお、この発明は上記実施例
に限定されるものではなく、発明の要旨を変えない範囲
において、種々変形実施可能なことは勿論である。
ば、各色成分に関するデータの収集にかかる誤差に影響
されることなく、被読取物における情報の配色を正確に
判別することが可能な色判別装置を提供できる。
を示すブロック図。
て説明するために示すフローチャート。
子を概念的に示す図。
の配置例を示す図。
を概念的に示す図。
明するために示すフローチャート。
大点データを分類した場合を例に示す図。
タを分類した場合を例に示す図。
に示す図。
作業用メモリ、140…出力回路、210…カラーイメ
ージセンサ、220…画像入力装置、230…メモリ制
御回路、240…フレームメモリ、31…文字、32…
第1の模様、33…第2の模様、P…被読取物。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の色で表現される情報が混在された
被読取物より、各色成分に関するデータを収集する収集
手段と、 この収集手段で収集された前記各色成分に関するデータ
の生起頻度を算出する算出手段と、 この算出手段で算出された生起頻度の極大点を検出する
検出手段と、 この検出手段で検出された極大点のうちから最も明度の
高いものを選択する選択手段と、 前記極大点の各色成分に関するデータを、前記選択手段
で選択された最も明度の高い極大点からの正規化された
方向へのベクトルデータに変換する変換手段と、 この変換手段で変換された極大点についてのベクトルデ
ータを複数のグループに分類する分類手段と、 この分類手段の分類結果から前記被読取物における複数
の色を判別する判別手段とを具備したことを特徴とする
色判別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220741A JP2983344B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 色判別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220741A JP2983344B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 色判別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561974A JPH0561974A (ja) | 1993-03-12 |
JP2983344B2 true JP2983344B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=16755804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3220741A Expired - Lifetime JP2983344B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 色判別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2983344B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4835865B2 (ja) * | 2006-08-08 | 2011-12-14 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
JP4993093B2 (ja) | 2007-05-31 | 2012-08-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像処理装置および画像処理プログラム |
JP5182523B2 (ja) | 2009-03-04 | 2013-04-17 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像処理装置及び画像処理プログラム |
CN107290288A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-10-24 | 广西中烟工业有限责任公司 | 一种烤烟褐变度快速测定方法及其应用 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3220741A patent/JP2983344B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0561974A (ja) | 1993-03-12 |
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