JP2982340B2 - 半導体レーザ - Google Patents

半導体レーザ

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JP2982340B2 JP3052553A JP5255391A JP2982340B2 JP 2982340 B2 JP2982340 B2 JP 2982340B2 JP 3052553 A JP3052553 A JP 3052553A JP 5255391 A JP5255391 A JP 5255391A JP 2982340 B2 JP2982340 B2 JP 2982340B2
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克洋 秋本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザ特にGa
As或いはGaP基体を用いたダブルヘテロ接合型のII
−VI族化合物半導体による半導体レーザに係る。
【0002】
【従来の技術】例えば、光ディスク、光磁気ディスクに
対する記録再生の高密度、高解像度化からの要求から短
波長半導体レーザの要求が高まっている。
【0003】この短波長半導体レーザとしてII−VI族化
合物半導体による半導体レーザが注目されている。
【0004】一方、半導体レーザに於いて、その各半導
体層をエピタキシャル成長させる基体、所謂サブストレ
イトは、一般の各種化合物半導体素子で広く用いられて
いて、結晶性にすぐれ、生産性にすぐれ、入手が容易で
廉価なGaAs或いはGaPによる単結晶基体が用いら
れることが望ましい。
【0005】グリーン、ブルー、バイオレットの発光半
導体レーザの材料としては、ZnTe、ZnSe、Zn
Sが有望視されている。
【0006】しかしながら、これらの材料は、ZnTe
についてはp型、ZnSe及びZnSについてはn型と
してしか制御出来ないことからp型及びn型のクラッド
層によって活性層を挟み込むダブルヘテロ型接合型を構
成する場合に於いて、不利であり、これがII−VI族短波
長化合物半導体レーザの製造の隘路となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した短波
長II−VI族ダブルヘテロ型半導体レーザを構成するに当
たり、GaAs及びGaP基体を用いて安定して目的と
するダブルヘテロ接合型半導体レーザを構成することが
できるようにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明に於いて
は、ダブルヘテロ接合型半導体レーザに於いて、そのp
型クラッド層とn型クラッド層とを異種のII−VI族化合
物半導体によって構成すること、つまり、n型クラッド
層としてはn型になりやすいII−VI族化合物半導体を、
p型クラッド層としてp型になり易いII−VI族化合物半
導体によって構成することを可能にすべく、特に、その
p型の化合物半導体として、II族元素の一部を正四面体
的共有結合半径が小さいBeを含む化合物半導体によっ
て構成することによって確実にp型クラッド層を構成す
るようにする。即ち、本発明は、図1に本発明による半
導体レーザによる一例の略線的断面図を示すように、G
aAs基体1上に少なくとも、第1のクラッド層2と、
活性層3と、第2のクラッド層4とがエピタキシャル成
長された半導体レーザに於いて、特にその第1又は第2
のクラッド層2又は4のうちのp型のクラッド層として
BeZnSTe系の化合物半導体によって構成する。
又、他の本発明に於いては、GaP基体1上に少なくと
も、第1のクラッド層2と活性層3と第2のクラッド層
4とがエピタキシャル成長されてなる半導体レーザに於
いて、その第1のクラッド層2又は第2のクラッド層4
のうちのp型のクラッド層をBeZnSSe系化合物半
導体によって構成する。
【0009】
【作用】上述の本発明構成によれば、そのp型クラッド
層として、そのII族元素の一部を正四面体的共有結合半
径が小さいBeを含む構成としたことによって、そのエ
ピタキシャル成長工程中に、その材料からBeが最も抜
け出し易いことからこれがp型化される傾向にあるので
安定してp型化が可能となり目的とする半導体レーザを
構成することが出来る。
【0010】表1は、各元素とこれの下に共有結合半径
を記したものである。
【0011】
【表1】
【0012】
【実施例】図1に示すようにGaAs又はGaPの単結
晶基板よりなる基板1上に必要に応じて図示しないが、
バッファー層をエピタキシャル成長し、その上にP型又
はn型の第1のクラッド層2と、これより充分に不純物
濃度の低いp型、n型或いは真性i型の活性層3と、n
型又はp型の第2のクラッド層3とを順次MBE法(分
子線エピタキシ法)、CVD法等によって連続エピタキ
シャル成長する。そして、各半導体層がエピタキシャル
成長されたウエファーを壁開し、その壁開面を光出射端
面5とするレーザを構成する。基体1がGaAsに於い
ては、p型のクラッド層として特にBex Zn1-x y
Te1-y (x、yは原子比)の組成を有し、特にその
x、yが、 0.1≦x≦0.7 0.5≦y≦0.9 とする。一方、n型のクラッド層としては、MgA Zn
1-A B Se1-B (A、Bは原子比)の組成を有し、 0.1≦A≦0.7 0.1≦B≦0.94 に選定する。
【0013】又、基体1をGaP基体によって構成する
場合に於いては、p型のクラッド層としてBex Zn
1-x y Se1-y (x、yは原子比)の組成を有し、 0.1≦x≦0.80.2≦y≦0.9 とする。
【0014】又、この場合、n型のクラッド層として
は、特にMgA Zn1-A B Se1-B (A、Bは原子
比)の組成を有し、 0.1≦A≦0.5 0.1≦B≦0.6に選定する。
【0015】上述の組成を有するn型及びp型のクラッ
ド層は共にいずれもGaAs基体又はGaP基体によく
格子整合する。
【0016】実施例1 図1に於いて、基体1としてn型のGaAs単結晶基板
を用い、これの上に上述の組成のMgZnSSeより成
り不純物として例えばGa或いはClを添加したn型ク
ラッド層2を厚さ約1μmにエピタキシャル成長し、こ
れの上にZnSSeによる活性層3を厚さ0.1μmに
エピタキシャル成長し、更にこれの上にp型例えば、N
或いはPを不純物として含む上述の組成のBeZnSe
Teのp型のクラッド層4を夫々連続エピタキシする。
【0017】そして、この構成に於いて、図示しない
が、基体1の裏面に一方の電極を、又、第2のクラッド
層4上に例えばストライプ状に他方の電極を被着し、両
者間に順方向に電圧を印加するか、或いは第2のクラッ
ド層4側から電子線照射による励起を行う。
【0018】このような構成による半導体レーザに於い
てはブルーの発光がなされる。
【0019】実施例2 図1に於いて、基体1としてn型のGaP基板を用い
た。これの上にn型のクラッド層2として例えばGa或
いはClが不純物としてドープされた上述の組成のMg
ZnSSe半導体層を1μmの厚さにエピタキシャル成
長し、これの上にZnCdSからなる活性層を0.1μ
mの厚さにエピタキシャル成長し、更にこの上にN又は
Pをドープしたp型のBeZnSSeのクラッド層4を
厚さ1μmに連続エピタキシ成長する。
【0020】そして、実施例1と同様に電極を形成し、
電圧印加することによって、或いは電子線照射によって
励起する。
【0021】このようにして構成した半導体レーザの発
光色はバイオレットとなった。
【0022】上述の実施例1及び実施例2に於いては、
n型のGaAs或いはn型のGaP基板を用いた場合で
あるが、これらをp型とすることも出来、この場合には
各第1及び第2のクラッド層の導電型は逆の導電型に選
定する。
【0023】即ち、夫々第1のクラッド層2を上述の組
成に基づくBeを含むクラッド層によって構成し、n型
の第2のクラッド層4としてMgを含む構成とする。
【0024】
【発明の効果】上述したように、本発明に於いては、G
aAs或いはGaP等の安定性を有し、又廉価に構成し
得る基板1を用いて、そのII−VI族半導体レーザを構成
するにも拘わらず、p型のクラッド層として特に共有結
合半径の小さい、即ち、p型になりやすくかつ各GaA
s、GaP基体1に格子整合できるBeを含むII−VI族
化合物半導体を用いたことによってp型のクラッド層を
確実に構成することが出来るので、すぐれた特性の短波
長レーザを構成できる。
【0025】又、n型のクラッド層して例えばそのGa
As或いはGaPに対して同様に格子整合しやすいMg
を含むZnSSeによって構成する時は、より安定した
特性を有する短波長半導体レーザを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体レーザの一例の略称的拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 基体 2 第1のクラッド層 3 活性層 4 第2のクラッド層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/18 H01L 33/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaAs基体上に、少なくとも第1のク
    ラッド層と、活性層と、第2のクラッド層とがエピタキ
    シャル成長されてなる半導体レーザに於いて、 p型のクラッド層がBeZnSTe系の半導体によって
    構成されたことを特徴とする半導体レーザ。
  2. 【請求項2】 GaP基体上に、少なくとも第1のクラ
    ッド層と、活性層と、第2のクラッド層とがエピタキシ
    ャル成長されてなる半導体レーザに於いて、p型のクラ
    ッド層がBeZnSSe系の化合物半導体によって構成
    されたことを特徴とする半導体レーザ。
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