JP2980529B2 - ソフトウェア生産システム - Google Patents

ソフトウェア生産システム

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JP2980529B2
JP2980529B2 JP1433095A JP1433095A JP2980529B2 JP 2980529 B2 JP2980529 B2 JP 2980529B2 JP 1433095 A JP1433095 A JP 1433095A JP 1433095 A JP1433095 A JP 1433095A JP 2980529 B2 JP2980529 B2 JP 2980529B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソフトウェア生産シス
テムに関し、特に、受注したソフトウェアを構成する構
成部材を所定のデータに従って統合的に生産するソフト
ウェア生産システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ソフトウェアは、多くの場合、コンピュ
ータハードウェアと共に出荷される。このようなコンピ
ュータハードウェアと共に出荷されるソフトウェアは、
広義の意味で用いられ、通常、狭義のソフトウェア(プ
ログラム等)を格納したソフトウェア格納媒体、ソフト
ウェア説明書、マニュアル、ソフトウェア使用許諾情報
(ライセンス情報)、出荷説明書等により構成される。
以下、これらを一括したもの(コンピュータハードウェ
アと共に出荷されるソフトウェア)を商品と言い、これ
らの各々を(商品又はソフトウェアの)構成部材と言
う。
【0003】なお、ソフトウェア格納媒体としては、フ
ロッピー(フレキシブル)ディスク、磁気テープ、光磁
気ディスク等がある。また、ソフトウェア使用許諾情報
は、文書(ドキュメント)にて提供されるか、又は、フ
ロッピーディスクに商品の鍵情報を格納して提供され
る。
【0004】商品は、コンピュータハードウェアが異な
れば当然にその内容が異なり、また、コンピュータハー
ドウェアが同一であっても提供するソフトウェアが異な
ればその内容が異なる。また、商品の購入者によっては
ライセンス情報が異なる。従って、商品毎にその構成部
材の種類、数、内容等が異なる。
【0005】そこで、商品であるソフトウェアを生産す
る場合、商品毎にその構成部材まで把握した上で、生産
する必要がある。従来の商品の生産は、以下のようにし
て行われていた。
【0006】商品を受注した各営業担当者は、各営業所
に設置された端末装置(営業端末)から、受注した内容
に従って、どのような構成部材からなる商品を何時まで
に出荷すればよいかを指示するデータを入力する。以
下、このデータを出荷指示データと言う。出荷指示デー
タは、通常、作業の効率化のために、ネットワークを使
用した電子データの形で営業端末からソフトウェアの生
産工場のホストコンピュータに送信されてくる。ソフト
ウェアの生産工場において、商品、即ち、その構成部材
は出荷指示データに基づいて生産され出荷される。
【0007】ソフトウェアの生産工場において、出荷指
示データを使用したソフトウェアの生産は、以下の手順
によって行われるのが一般的である。 生産管理の担当者が、印刷出力又は画面上へ出力した
出荷指示データを見て、これに基づいて各商品毎に各日
付毎の出荷数量を手作業で集計する。 生産管理の担当者が、の各日付毎の出荷数量から、
1日の最大生産能力を考慮して、生産スケジュールを手
作業で作成する。即ち、各商品毎、各日付毎の生産能力
を考慮した生産スケジュールが定まる。 生産管理の担当者が、の生産スケジュールと出荷指
示データの商品単位別の構成部材情報とに基づいて、構
成部材別の生産数量を手作業で集計する。即ち、各構成
部材毎に、生産スケジュールが定まる。 生産の担当者が、の生産スケジュールに基づいて、
各構成部材を生産する生産システムを利用して、各構成
部材の生産作業を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のソフト
ウェアの生産手順によれば、生産スケジュールは生産管
理の担当者の手作業によって策定されるために、以下の
ような種々の問題があった。
【0009】即ち、最適な又はより良い(以下、単に最
適と言う)生産スケジュールを立案しようとすると、生
産スケジュールの決定にかなりの経験が要求される。従
って、決定された生産スケジュールが必ずしも最適でな
い場合も多い。一方、生産スケジュールの決定にはかな
りの手間と時間とを要し、特に最適化を図ろうとする
と、担当者にとって大きな負担となっていた。
【0010】以上のような理由から、生産スケジュール
は、商品の出荷に納期遅れ等の不都合を生じないような
生産計画とされていた。このような生産計画は当然に商
品の在庫を生じるので、納期遅れ等を避けつつ、在庫を
あまり多く生じない範囲で商品及び各構成部材を生産す
るようにされていた。
【0011】このため、生産スケジュールと現実の出荷
との間の差異から、商品又はその構成部材によっては、
比較的大きな在庫を抱えてしまう場合があった。また、
生産スケジュールが最適化されていないために、構成部
材を生産する生産システムの稼動効率は十分なものとは
言えなかった。更に、ハードウェアやソフトウェアの仕
様変更や改訂があった場合、それまでの在庫は不良品と
なってしまうというリスクがあった。
【0012】また、生産スケジュールの決定において人
間が介在するため、決定された生産スケジュールに誤り
が存在する場合があった。特に、1個作り生産による商
品(いわゆるオーダ単位生産による商品、即ち、特注
品)についての生産スケジュールの決定において、誤り
が発生し易かった。
【0013】このため、誤った生産スケジュールに基づ
いて生産された商品を、在庫として抱えてしまう場合が
あった。このような在庫は、出荷数の多い商品について
は一時的な在庫の増加と考えて生産数の調整により対処
できるが、1個作り生産による商品については在庫がそ
のまま不良品となってしまう。
【0014】更に、上述のように、生産スケジュールの
決定にはかなりの手間と時間とを要するために、1個作
り生産による商品についてその都度生産スケジュールを
決定することは、作業効率の向上の障害となっていた。
【0015】更に、上述の生産スケジュールの決定の手
順において、構成部材別の生産数量を集計して各構成
部材毎に生産スケジュールを定めているが、この生産ス
ケジュールにおいては厳密には構成部材毎の生産能力が
考慮されていない。即ち、商品によっては、その構成部
材が重複する場合がある。従って、手順の生産スケジ
ュールをそのまま用いて手順の構成部材別の生産数量
を集計すると、生産数量がその構成部材を生産するため
の生産システムの生産能力を越えてしまう場合がある。
【0016】このため、手順で一旦決定した生産スケ
ジュールを手順において再度変更しなければならない
場合があった。従って、生産スケジュールの決定に更に
多くの手間と時間とを要する要因となっていた。逆に、
この生産スケジュールの変更を避けるために、手順に
おいて余裕のある生産スケジュールを作成すると、最適
化からより遠ざかる結果となるために、構成部材を生産
する生産システムの稼動効率を低下させる要因となって
いた。
【0017】更に、また、上述の手順乃至の各々に
おいて人間が介在するために、ソフトウェアの生産効率
の向上に限界があった。即ち、生産システムの稼動効率
を向上させる観点からは、夜間においても無人の状態で
生産システムを自動運転することが好ましい。しかし、
上述の手順によれば、人手によって生産スケジュールを
作成し、これを生産担当者に手渡し、更に生産担当者が
自分で生産システムに入力しなければならない。
【0018】このため、生産スケジュールの策定と無関
係に生産システムを自動運転することは難しかった。ま
た、生産担当者が生産システムに運転を指示する必要が
あるため、無人の環境下での生産システムの運転は難し
かった。従って、夜間に無人の状態で生産システムを自
動運転してソフトウェアの生産効率を向上することは難
しかった。
【0019】以上とは別に、構成部材の内、ソフトウェ
ア説明書、マニュアル、ライセンス情報、出荷説明書に
ついては、これらが文書(ドキュメント)からなるもの
であるために、生産及び生産スケジュールの決定におい
て以下のような問題があった。
【0020】即ち、通常、ドキュメントの生産期間(生
産に要する時間)は、出荷手番(商品の受注から出荷ま
での時間)よりも長い。そこで、その調整のために、上
記ドキュメントについてはある程度の在庫の保有が避け
られなかった。また、構成部材の各々について在庫の保
有が必要となるため、結果として不要となる可能性のあ
る在庫でも必ず一定数を保有しておかなければならず、
負担が大きかった。
【0021】また、上述のように、生産スケジュールの
決定において人間が介在するため、出荷指示データを生
産工場のホストコンピュータで受信してから実際に生産
の担当者が生産を開始するまでに所定の時間を要してい
た(タイムラグがあった)。このタイムラグが、上記ド
キュメントの生産においては、在庫を増加させる要因と
なっていた。
【0022】本発明は、ソフトウェアを構成する構成部
材を統合的に生産するための生産計画を、所定のデータ
に基づいて自動的に策定するソフトウェア生産システム
を提供することを目的とする。
【0023】また、本発明は、ソフトウェアを構成する
構成部材を統合的に生産するための生産計画であって、
最適化したものを自動的に策定するソフトウェア生産シ
ステムを提供することを目的とする。
【0024】また、本発明は、ソフトウェアを構成する
構成部材を統合的に生産するソフトウェア生産システム
を提供することを目的とする。また、本発明は、所定の
データに基づいて自動的に策定した生産計画に基づい
て、ソフトウェアを構成する構成部材を統合的に生産す
るソフトウェア生産システムを提供することを目的とす
る。
【0025】また、本発明は、ソフトウェアを構成する
構成部材の内のドキュメントを統合的に生産するソフト
ウェア生産システムを提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図であり、本発明によるソフトウェア生産システムの
構成を示す。
【0027】図1のソフトウェア生産システム7は、複
数の構成部材からなるソフトウェア9を、当該ソフトウ
ェア9を構成する構成部材を示す情報に基づいて、一括
して統合的に生産する。
【0028】このために、このソフトウェア生産システ
ム7は、入力された前記構成部材を示す情報を送信する
端末1と、端末1から受信した前記構成部材を示す情報
に基づくオーダ受信データ40(即ち前記構成部材を示
す情報)に基づいて生産計画データ42を策定する生産
計画策定処理部13と、生産計画策定処理部13におい
て策定された生産計画データ42に基づいて、ライセン
ス情報を除くソフトウェア9を生産する媒体/ドキュメ
ント生産処理部22と、生産計画策定処理部13におい
て策定された生産計画データ42に基づいて、媒体/ド
キュメント生産処理部22において生産されたソフトウ
ェア9についてのライセンス情報を生産するライセンス
情報生産処理部23と、媒体/ドキュメント生産処理部
22及びライセンス情報生産処理部23において生産さ
れたソフトウェア9の出荷実績データ43をオーダ受信
データ40(即ち前記構成部材を示す情報)に基づいて
作成する顧客管理処理部15とを備える。なお、前記構
成部材を示す情報は、端末1においてこれを含む出荷指
示データ2の形で格納され、出荷指示データ2として端
末1からソフトウェア生産システム7に送信される。
【0029】
【作用】本発明のソフトウェア生産システム7によれ
ば、複数の前記構成部材を示す情報に基づくデータを集
中的にオーダ受信データ40として管理し、オーダ受信
データ40即ち前記構成部材を示す情報に記述された出
荷対象である商品の構成に沿って、商品であるソフトウ
ェア9の構成部材を一括して統合的に生産することがで
きる。
【0030】即ち、生産計画策定処理部13が、受注し
たソフトウェア9を構成する構成部材を統合的に生産す
るための生産計画データ42を、前記構成部材を示す情
報に基づくデータであるオーダ受信データ40に基づい
て自動的に策定する。この生産計画データ42は最適化
されている。そして、媒体/ドキュメント生産処理部2
2及びライセンス情報生産処理部23が、生産計画デー
タ42に基づいて、受注したソフトウェア9を構成する
構成部材を自動的に生産する。特に、ソフトウェア9を
構成する構成部材の内のドキュメントも自動的に生産す
る。更に、顧客管理処理部15が、ソフトウェア9の出
荷実績データ43をオーダ受信データ40に基づいて自
動的に作成する。
【0031】このように、本発明によれば、最適な又は
より良い生産計画データ(生産スケジュール)42を自
動的に策定することができる。従って、生産スケジュー
ルの決定に必要とされていた経験、手間、時間等を不要
にでき、生産スケジュールの策定の作業効率を向上でき
る。また、生産スケジュールは自動的に策定されるた
め、誤りの発生を無くすことができる。更に、生産スケ
ジュールの最適化により、ソフトウェア9の生産システ
ムの稼動効率を向上させることができる。
【0032】また、本発明によれば、生産スケジュール
に基づいて媒体/ドキュメント生産処理部22で自動的
にソフトウェア9を生産できる。このため、生産スケジ
ュールの策定と無関係に生産システムを自動運転するこ
とができ、例えば夜間に無人の状態で生産システムを自
動運転してソフトウェア9の生産効率を向上することが
できる。そして、ソフトウェア9の生産即ち出荷の実績
を、リアルタイムで自動的に把握できる。
【0033】また、媒体/ドキュメント生産処理部22
及びライセンス情報生産処理部23が、生産計画データ
42に基づいて、受注したソフトウェア9を構成する構
成部材の内、特にドキュメントを自動的に生産する。従
って、本発明によれば、ドキュメントの在庫の保有を少
なくしたり、無くしたりすることができる。
【0034】以上により、多様なソフトウェア9の生産
指示及び出荷形態に柔軟に対応し、日々の受注生産(負
荷変動、品質管理等)及び計画的な生産を効率的かつ総
合的におこなうことができ、省力化ができる。
【0035】
【実施例】図2は実施例構成図であり、ハードウェア及
びソフトウェアからなるデータ処理システムの自動生産
システムを示す。
【0036】この自動生産システムは、ホストシステム
4と、これに回線3を介して接続された1又は2以上の
端末(以下、営業端末)1からなる。ホストシステム4
はソフトウェアの生産工場に設置される。営業端末1は
ソフトウェアを受注する営業所等に設置される。
【0037】営業端末1には、営業担当者によって、受
注したソフトウェアの出荷指示データ2が入力される。
出荷指示データ2はソフトウェア9を構成する構成部材
を示す情報を含むデータである。営業端末1は、入力さ
れた出荷指示データ2を一旦ファイルに格納し、これを
回線3を介してホストシステム4に送信する。これによ
り、出荷指示データ(受注データ)2をオンラインでホ
ストシステム4又はソフトウェア生産システム7に与え
ることができるので、受注から生産までの時間(ターン
アラウンドタイム)を短縮することができる。
【0038】なお、出荷指示データ2は受注した内容
(オーダ)を示す情報であり、工場から出荷すべきハー
ドウェア及びソフトウェアの構成、個数、構成部材の内
容等からなる。出荷指示データ2は所定の形式に従って
記述され、出荷指示データ2においてハードウェア及び
ソフトウェアの構成、個数、構成部材の内容等は予め定
められた所定の位置に記述される。出荷指示データ2を
参照することによって、生産すべきソフトウェア9を知
ることができる。
【0039】ホストシステム4は、受注システム5と、
ソフトウェア生産システム7とからなる。ホストシステ
ム4はホストコンピュータを含む。受注システム5及び
ソフトウェア生産システム7は、各々、受注システム制
御プログラム及びソフトウェア生産システム制御プログ
ラムとホストコンピュータのCPUとからなる。受注シ
ステム制御プログラム及びソフトウェア生産システム制
御プログラムは、ホストコンピュータの主メモリ上に存
在する。
【0040】なお、ホストシステム4には、ソフトウェ
アの生産工場内に設置される端末10(以下、工場端
末)が設けられる。工場端末10は、入出力装置であっ
て、例えば、受注プールデータ6、オーダ受信データ4
0、生産計画データ42、商品情報データ45等の入力
及びこれらの変更を指示する入力に用いられる。
【0041】受注システム5は、複数の営業端末1の各
々から受信した出荷指示データ2を、その受信の順に所
定のファイルに格納し、これらを受注プールデータ6と
して管理する。従って、受注プールデータ6は各営業端
末1から受信した複数の出荷指示データ2の集合であ
る。受注システム5は、受注プールデータ6を構成する
出荷指示データ2の各々について、そのハードウェアに
関する情報を除き、ソフトウェアに関する情報のみから
なるオーダ受信データ40を作成して、これをソフトウ
ェア生産システム7へ送る。従って、オーダ受信データ
40は、出荷指示データ2の内、工場で生産して出荷す
べきソフトウェア9の構成、個数、構成部材の内容等を
示す情報である。オーダ受信データ40を参照すること
によって、受注したソフトウェア9を生産することがで
きる。
【0042】なお、ソフトウェアに関する情報かハード
ウェアに関する情報かは、受注プールデータ6を構成す
る出荷指示データ2における当該データの記述位置によ
って識別することができる。また、ハードウェアに関す
る情報は、例えば図外のハードウェア生産システムへ送
られる。 (ソフトウェア生産システムの説明)ソフトウェア生産
システム7は、生産管理処理部11と生産処理部21と
からなる。ソフトウェア生産システム7は、出荷指示デ
ータ2をホストコンピュータによって集中的に管理し、
出荷指示データ2に記述された出荷対象である商品の構
成に沿って、商品であるソフトウェア9の構成部材を一
括して統合的に生産する。
【0043】生産管理処理部11は、ソフトウェア9の
生産に必要な処理の内、生産処理部21が行うソフトウ
ェア9の生産処理以外の処理を行う。生産管理処理部1
1は、受注システム5から送られたオーダ受信データ4
0を一旦所定のファイルに格納し、これを管理する。ま
た、生産管理処理部11は、オーダ受信データ40に基
づいて生産計画データ42を策定して所定のファイルに
格納し、この生産計画データ42に基づいたソフトウェ
ア9の生産を生産処理部21に指示する。
【0044】生産処理部21は、ソフトウェア9の生産
を行う。生産処理部21は、生産管理処理部11からの
指示があると、これに応じて生産計画データ42を参照
して、これに基づいたソフトウェア9の生産を行う。
【0045】生産されるソフトウェア9は、狭義のソフ
トウェア(プログラム等)を格納したソフトウェア格納
媒体、ソフトウェア説明書、マニュアル、ソフトウェア
使用許諾情報(ライセンス情報)、出荷説明書等により
構成される。これらのうち、ソフトウェア説明書、マニ
ュアル、出荷説明書は、用紙の上に印刷した文書の形式
で提供されるものである。即ち、ドキュメントである。
前述のように、これらを一括したもの(コンピュータハ
ードウェアと共に出荷されるソフトウェア)を商品と言
い、これらの各々を(商品又はソフトウェアの)構成部
材と言う。また、ライセンス情報は、ドキュメントにて
提供されるか、又は、フロッピーディスクに商品の鍵情
報を格納して提供される。
【0046】ソフトウェア9の生産において、生産処理
部21は予め用意されたソフトウェア生産素材8を用い
る。ソフトウェア生産素材8は、ソフトウェア9を格納
又は印刷するためのソフトウェア格納媒体又は用紙等の
印刷媒体と、これらの媒体に格納又は印刷すべきソフト
ウェア9の元データとからなる。
【0047】ソフトウェア格納媒体としては、フロッピ
ーディスク(FPD)、光磁気ディスク(MO)、磁気
テープ(CRMT)等の多種のものが用意される。これ
により、出荷指示データ2に基づいて、多種のソフトウ
ェア格納媒体に格納されたソフトウェア9を生産でき
る。印刷媒体としては、ドキュメント印刷用の紙、帳票
印刷用の原紙、ラベル印刷用の原紙等の多種のものが用
意される。これにより、出荷指示データ2に基づいて、
多種のドキュメントを生産できる。ソフトウェア9の元
データとしては、後述するマスタデータ46、ドキュメ
ントデータ47、ライセンスデータ48が予め用意され
る。
【0048】図3は実施例構成図であり、生産管理処理
部11の構成を示す。生産管理処理部11は、出荷指示
データ管理処理部12、生産計画策定処理部13、生産
指図処理部14、顧客管理処理部15、商品情報管理処
理部16からなる。
【0049】出荷指示データ管理処理部12は、その機
能として、データ受信機能、置換・キャンセル機能、デ
ータ整合性チェック機能、データ手動受付機能、データ
復旧機能等を備える。
【0050】出荷指示データ管理処理部12は、そのデ
ータ受信機能により、受注システム5から送られた受注
プールデータ6を受け付けて、これをオーダ受信データ
40として所定のファイルに格納し管理する。即ち、出
荷指示データ管理処理部12は、出荷指示データ2のソ
フトウェアに関する情報を管理する。この時、出荷指示
データ管理処理部12は、そのデータ整合性チェック機
能により、受信した受注プールデータ6が所定の様式で
あるか否かによりデータの整合性をチェックする。
【0051】また、出荷指示データ管理処理部12は、
その置換・キャンセル機能及びデータ手動受付機能によ
り、出荷指示データ2の変更入力を受け付ける。この変
更入力は工場端末10からオペレータによって行われ
る。これにより、緊急出荷や受注内容の変更等に対処し
て、既にオーダ受信データ40として管理されていた出
荷指示データ2の内容を、変更後の正しい内容に訂正す
ることができる。
【0052】なお、出荷指示データ管理処理部12は、
工場端末10からの出荷指示データ2の入力を受け付け
た場合には、これを受注システム5へ送る。これによ
り、受注プールデータ6も正しい内容に変更され、更
に、ハードウェアの生産システムにおいても正しい出荷
指示データ2に従ってハードウェアの生産が行われる。
【0053】生産計画策定処理部13は、出荷指示デー
タ検索機能、表/グラフ化機能、生産計画策定機能等を
備える。生産計画策定処理部13は、その生産計画策定
機能により、オーダ受信データ40に基づいて、出荷日
別及び商品別のソフトウェア9の生産予定量を集計し、
更に、この出荷日別及び商品別のソフトウェア9の生産
予定量と商品毎の構成情報とソフトウェア9の構成部材
の生産システムの最大生産能力(許容量)とに基づい
て、生産計画データ42を自動的に作成する。商品即ち
ソフトウェア9の構成情報は、後述の商品情報データ4
5を参照することによって知ることができる。ソフトウ
ェア9の構成部材の生産システムの最大生産能力は、後
述の生産能力データ41を参照することによって知るこ
とができる。商品情報データ45及び生産能力データ4
1は各生産システム毎に予め用意される。
【0054】これにより、生産予定量及び生産システム
の最大生産能力までを考慮することによって、最適化さ
れた生産計画データ42を策定できる。従って、生産シ
ステムの稼動効率を十分に活用して、変動に柔軟に対応
してソフトウェア9を生産できる。また、オーダ単位に
必要商品を1個作りすることが容易にできる。
【0055】また、生産計画策定処理部13は、その表
/グラフ化機能により、集計された出荷日別及び商品別
のソフトウェア9の生産予定量を、表やグラフに自動的
に編集し、これを工場端末10の表示画面に表示し、又
は工場端末10のプリンタから印刷出力する。なお、生
産計画データ42も、同様に画面表示等される。
【0056】また、生産計画策定処理部13は、その出
荷指示データ検索機能により、オーダ受信データ40、
集計された出荷日別及び商品別のソフトウェア9の生産
予定量、生産計画データ42等を検索し、その結果を工
場端末10から画面出力又は印刷出力する。検索のため
の入力は、工場端末10からオペレータによって行われ
る。
【0057】生産指図処理部14は、生産指示機能、生
産方式指定機能、未処理データ警告機能、リスト印刷機
能、生産データ手動受付機能等を備える。生産指図処理
部14は、その生産指示機能及び生産方式指定機能によ
り、生産計画データ42(及びオーダ受信データ40)
に基づいて各種の生産指示用データ50(図7参照)を
作成し、生産処理部21に生産指示用データ50を渡し
てソフトウェア9の生産を指示する。
【0058】また、生産指図処理部14は、その未処理
データ警告機能により、生産計画データ42(及びオー
ダ受信データ40)を定期的に監視し、オーダ受信デー
タ40において指示されている出荷日までに生産処理部
21に対する生産指示が行われていないものについて、
当該出力が未処理であることを警告する。この警告は、
例えば工場端末10の表示画面上に当該警告の表示をす
ることによって行われる。
【0059】また、生産指図処理部14は、そのリスト
印刷機能により、生産計画データ42、生産指示用デー
タ50の一部又は全部の内容をリストとして工場端末1
0から印刷出力する。
【0060】また、生産指図処理部14は、その生産デ
ータ手動受付機能により、出荷指示データ2の変更入力
を受け付ける。この変更入力は工場端末10からオペレ
ータによって行われる。これにより、緊急出荷や受注内
容の変更等に対処して、既にオーダ受信データ40とし
て管理されていた出荷指示データ2の内容を、変更後の
正しい内容に訂正することができる。
【0061】なお、出荷指示データ管理処理部12は、
工場端末10からの出荷指示データ2の入力を受け付け
た場合には、これを受注システム5へ送る。これによ
り、受注プールデータ6も正しい内容に変更され、更
に、ハードウェアの生産システムにおいても正しい出荷
指示データ2に従ってハードウェアの生産が行われる。
【0062】顧客管理処理部15は、出荷実績蓄積機
能、出荷データ検索機能、リスト/ファイル出力機能、
表/グラフ化機能等を備える。顧客管理処理部15は、
その出荷実績蓄積機能により、オーダ受信データ40に
基づいて出荷実績データ43を蓄積する(作成する)。
出荷実績データ43は、例えば顧客名、購入商品等から
なる。
【0063】また、顧客管理処理部15は、その出荷デ
ータ検索機能により出荷実績データ43を検索して各種
検索条件に基づいてデータを集計し、出荷統計を作成す
る。そして、顧客管理処理部15は、そのリスト/ファ
イル出力機能により検索結果又は出荷統計を指定された
ファイルへ出力し、又は印刷出力する。なお、この出荷
統計は出荷実績データ43と考えて良い。
【0064】また、顧客管理処理部15は、その表/グ
ラフ化機能により、出荷統計を表やグラフに自動作成
し、工場端末10から画面出力又は印刷出力する。商品
情報管理処理部16は、商品情報自動登録機能、商品情
報更新機能、リスト印刷機能等を備える。
【0065】商品情報管理処理部16は、その商品情報
自動登録機能により、工場端末10から入力された商品
情報を自動的に編集して、商品情報データ45を所定の
ファイルに作成する。
【0066】また、商品情報管理処理部16は、その商
品情報更新機能により、工場端末10から入力された商
品情報の変更入力に基づいて、商品情報データ45の該
当する部分を変更する。
【0067】また、商品情報管理処理部16は、そのリ
スト印刷機能により、管理している商品情報データ45
の一部又は全部を工場端末10から印刷出力する。図4
は実施例構成図であり、生産処理部21の構成を示す。
生産処理部21は、媒体/ドキュメント生産処理部22
及びライセンス情報生産処理部23からなる。
【0068】媒体/ドキュメント生産処理部22は、ソ
フトウェア9の生産において、生産計画データ42に基
づいて、ライセンス情報を除くソフトウェア9を生産す
る。このために、媒体/ドキュメント生産処理部22
は、各種のソフトウェア格納媒体へのマスタデータ46
の複写、各種の用紙又は帳票等の印刷媒体へのドキュメ
ントデータ47に基づく印刷を行う。
【0069】ライセンス情報生産処理部23は、ソフト
ウェア9の生産において、生産計画データ42に基づい
て、媒体/ドキュメント生産処理部22において生産さ
れたソフトウェア9の内、ソフトウェア格納媒体に格納
されたソフトウェアについてのライセンス情報を生産す
る。このために、ライセンス情報生産処理部23は、ソ
フトウェア格納媒体又は印刷媒体にライセンスデータ4
8に従って、ライセンス情報を格納又は印刷する。
【0070】図5は実施例構成図であり、媒体/ドキュ
メント生産処理部22の構成を示す。媒体/ドキュメン
ト生産処理部22は、ドキュメント印刷処理部31、F
PD自動生産処理部32、ラベル印刷処理部33、帳票
印刷処理部34、集約CRMT生産処理部35、集約M
O生産処理部36からなる。
【0071】ドキュメント印刷処理部31は、生産指示
用データ50即ち生産計画データ42に基づいて、印刷
出力の媒体として所定の用紙を用いて、ソフトウェア9
の構成部材であるドキュメントを生産する。即ち、生産
指示用データ50の指示に従って、該当するドキュメン
トデータ47の該当する部分を、所定の用紙に印刷出力
する。印刷すべきドキュメントの部数も生産指示用デー
タ50によって指示される。
【0072】これにより、ソフトウェア格納媒体以外の
ソフトウェア9の構成部材(ソフトウェア説明書、マニ
ュアル、ライセンス情報、出荷説明書)を、オーダ受信
データ40即ち出荷指示データ2から自動的に発行でき
る。
【0073】FPD自動生産処理部32は、生産指示用
データ50即ち生産計画データ42に基づいて、格納媒
体としてフロッピーディスク(FPD)を用いて、ソフ
トウェア9の構成部材を生産する。即ち、生産指示用デ
ータ50の指示に従って、該当するマスタデータ46の
該当する部分を、未書き込みのフロッピーディスクに複
写する。複写すべきフロッピーディスクの枚数も生産指
示用データ50によって指示される。
【0074】また、FPD自動生産処理部32は、自己
が生産したフロッピーディスクを、出荷のために自動的
に箱詰めする。即ち、生産指示用データ50の指示に従
って、生産したフロッピーディスクを所定の出荷用の箱
に箱詰めする。箱詰めすべきフロッピーディスクの種類
及び枚数も、生産指示用データ50によって指示され
る。
【0075】ラベル印刷処理部33は、生産指示用デー
タ50即ち生産計画データ42に基づいて、印刷出力の
媒体として所定のラベル用紙を用いて、ソフトウェア9
の構成部材であるソフトウェア格納媒体に貼付するラベ
ルを印刷する。即ち、生産指示用データ50の指示に従
って、該当するマスタデータ46又はドキュメントデー
タ47の該当する部分を、所定のラベル用紙に印刷出力
する。印刷すべきラベル用紙の部数も生産指示用データ
50によって指示される。
【0076】また、ラベル印刷処理部33は、生産指示
用データ50即ち生産計画データ42に基づいて、格納
媒体としてフロッピーディスク(FPD)を用いて、ソ
フトウェア9の構成部材を生産する。即ち、生産指示用
データ50の指示に従って、該当するマスタデータ46
の該当する部分を、未書き込みのフロッピーディスクに
複写する。複写すべきフロッピーディスクの枚数も生産
指示用データ50によって指示される。
【0077】更に、ラベル印刷処理部33は、生産指示
用データ50即ち生産計画データ42に基づいて、自己
が生産したフロッピーディスクに自己が印刷したラベル
を貼付する。即ち、生産指示用データ50の指示に従っ
て、該当するフロッピーディスクに該当するラベルを貼
付する。
【0078】帳票印刷処理部34は、生産指示用データ
50即ち生産計画データ42に基づいて、印刷出力の媒
体として所定の帳票を用いて、ソフトウェア9の構成部
材であるドキュメントを生産する。即ち、生産指示用デ
ータ50の指示に従って、該当するドキュメントデータ
47の該当する部分を、所定の帳票に印刷出力する。印
刷すべき帳票の部数も生産指示用データ50によって指
示される。
【0079】集約CRMT生産処理部35は、生産指示
用データ50即ち生産計画データ42に基づいて、格納
媒体として磁気テープ(CRMT)を用いて、ソフトウ
ェア9の構成部材を生産する。即ち、生産指示用データ
50の指示に従って、該当するマスタデータ46の該当
する部分を、未書き込みの磁気テープに複写する。複写
すべき磁気テープの数も生産指示用データ50によって
指示される。
【0080】集約MO生産処理部36は、生産指示用デ
ータ50即ち生産計画データ42に基づいて、格納媒体
として光磁気ディスク(MO)を用いて、ソフトウェア
9の構成部材を生産する。即ち、生産指示用データ50
の指示に従って、該当するマスタデータ46の該当する
部分を、未書き込みの光磁気ディスクに複写する。複写
すべき光磁気ディスクの数も生産指示用データ50によ
って指示される。
【0081】図6は実施例構成図であり、ライセンス情
報生産処理部23の構成を示す。ライセンス情報生産処
理部23は、契約情報生産処理部37とパスワード管理
処理部38とからなる。契約情報生産処理部37はライ
センス情報がソフトウェア格納媒体(主としてフロッピ
ーディスク)で提供される場合の処理を行い、パスワー
ド管理処理部38はライセンス情報がドキュメントで提
供される場合の処理を行なう。
【0082】契約情報生産処理部37は、図示はしない
が、更に、契約情報管理処理部と契約情報FPD生産処
理部とからなる。契約情報管理処理部は、契約情報管理
機能と契約情報一覧印刷機能とを備える。契約情報FP
D生産処理部は、契約情報自動作成機能、契約情報手動
作成機能、明細書印刷機能、エラーロギング機能を備え
る。
【0083】契約情報管理処理部は、その契約情報管理
機能により、各商品毎の契約情報データ(ライセンスデ
ータ48)を所定のファイルに格納して管理する。ま
た、契約情報管理処理部は、その契約情報管理機能によ
り、工場端末10からの変更入力を受け付けて、ライセ
ンスデータ48を更新又は削除する。更に、契約情報管
理処理部は、その契約情報一覧印刷機能により、各商品
毎のライセンスデータ48の一覧を、工場端末10か印
刷出力する。
【0084】契約情報FPD生産処理部は、その契約情
報自動作成機能により、生産指示用データ50に基づい
てライセンス情報をフロッピーディスク(FPD)に書
き込むと共に、その明細書印刷機能により、生産指示用
データ50に基づいてフロッピーディスクに書き込んだ
ライセンス情報の明細書を印刷する。
【0085】また、契約情報FPD生産処理部は、その
契約情報手動作成機能により、各出荷指示データ2単位
のライセンスデータ48の入力又は変更入力を受け付
け、ライセンスデータ48を変更する。この入力は、工
場端末10からオペレータによって行われる。
【0086】また、契約情報FPD生産処理部は、その
エラーロギング機能により、生産時における各種のシス
テムエラーをログファイル(図示せず)に蓄積する。パ
スワード管理処理部38は、生産指示用データ50に基
づいて、パスワード申請書(ソフトウェア使用許諾用
紙)を印刷する。即ち、ソフトウェア格納媒体に格納し
たソフトウェア(プログラム)についての使用を可能と
するためのドキュメントを生産する。
【0087】図7は実施例構成図であり、ソフトウェア
生産システム7のファイルの構成を示す。オーダ受信デ
ータ40は、ソフトウェア生産システム7が営業端末1
から受信したデータ(正確には、受注システム5から受
け取ったデータ)であり、所定のファイルにその受信の
順に格納される。オーダ受信データ40は受注プールデ
ータ6から作成される。受注プールデータ6は、営業端
末1から受注システム5に送信された出荷指示データ2
を、その受信の順に(又は予め付加された発行番号の順
に)所定のファイルに蓄積したものである。なお、発行
番号は出荷指示データ2が営業端末1に入力された時点
で、その内部データとして付加される。オーダ受信デー
タ40は、受注プールデータ6を構成する各オーダ受信
データ40からハードウェアの受注に関する情報を除い
たデータである。従って、オーダ受信データ40は、複
数の出荷指示データ2のソフトウェアの受注に関するデ
ータの集合である。
【0088】生産能力データ41は、ソフトウェア9を
生産するためにソフトウェア生産システム7が予め備え
るデータであり、所定のファイルに格納される。生産能
力データ41は、ソフトウェア9の各構成部材の生産シ
ステムの各々について、その最大の生産能力を示す。例
えば、ドキュメント印刷処理部31の1日の最大の印刷
可能なページ数が示される。
【0089】生産計画データ42、出荷実績データ4
3、優先順位データ44は、オーダ受信データ40即ち
出荷指示データ2に基づいてソフトウェア生産システム
7(生産管理処理部11)が作成したデータであり、所
定のファイルに格納される。
【0090】生産計画データ42は、生産計画策定処理
部13においてオーダ受信データ40、生産能力データ
41及び商品情報データ45に基づいて作成されたデー
タであり、出荷日毎に、ソフトウェア9の各構成部材の
生産システム毎の生産量を示す。生産計画データ42の
作成されたオーダ受信データ40を構成する出荷指示デ
ータ2については、生産計画策定済みを示すフラグが立
てられ、未計画のものと区別される。
【0091】出荷実績データ43は、顧客管理処理部1
5においてオーダ受信データ40に基づいて作成された
データであり、出荷日毎に、ソフトウェア9毎及び/又
はソフトウェア9の各構成部材毎の出荷量を示す。出荷
実績データ43は、生産計画データ42において、生産
計画策定済みを示すフラグが立てられており、かつ、指
定された出荷日の過ぎた出荷指示データ2を抽出して、
作成される。出荷実績データ43に抽出された出荷指示
データ2は、生産計画データ42から削除される。
【0092】優先順位データ44は、顧客管理処理部1
5において出荷実績データ43に基づいて作成されたデ
ータであり、例えば最新の1月についてのソフトウェア
9毎及び/又はソフトウェア9の各構成部材毎の出荷量
を示す。優先順位データ44は、毎日、自動的に更新さ
れる。
【0093】商品情報データ45、マスタデータ46、
ドキュメントデータ47、ライセンスデータ48は、生
産計画データ42に基づいてソフトウェア9を生産する
ためにソフトウェア生産システム7が予め備えるデータ
であり、所定のファイルに格納される。これらのファイ
ルの管理は生産処理部21が行う。特に、マスタデータ
46、ドキュメントデータ47、ライセンスデータ48
は、ソフトウェア9の生産のためのソフトウェア生産素
材8の一部を構成し、ソフトウェア9生産のための元デ
ータである。
【0094】商品情報データ45は、当該ソフトウェア
の生産工場のソフトウェア9の開発担当者によって作成
された商品情報からなり、これを工場端末10から入力
することにより自動的に所定のファイルに作成される。
商品情報データ45は、例えば、商品Xは構成部材A及
びBからなり、構成部材Aは生産システムAにおいて生
産され、構成部材Bは生産システムBにおいて生産され
るというデータからなる。また、商品情報データ45
は、各商品の構成部材についてその詳細を規定する。
【0095】マスタデータ46は、当該ソフトウェアの
生産工場のソフトウェア9の開発担当者によって作成さ
れ、例えばフロッピーディスクの形で提供され、これを
工場端末10から入力することにより自動的に所定のフ
ァイルに作成される。マスタデータ46は、例えば構成
部材Aの具体的な内容(例えばプログラム又は文書)か
らなる。
【0096】ドキュメントデータ47は、当該ソフトウ
ェアの生産工場のソフトウェア9の開発担当者によって
作成され、例えばフロッピーディスクの形で提供され、
これを工場端末10から入力することにより自動的に所
定のファイルに作成される。ドキュメントデータ47
は、例えば構成部材Bの具体的な内容(例えばドキュメ
ントの文章)からなる。
【0097】ライセンスデータ48は、当該ソフトウェ
アの生産工場のソフトウェア9の開発担当者によって作
成され、例えばフロッピーディスクの形で提供され、こ
れを工場端末10から入力することにより自動的に所定
のファイルに作成される。ライセンスデータ48は、例
えば、商品Xの鍵情報はキーXXであるというデータか
らなる。
【0098】生産指示用データ50は、生産処理部12
1への生産指示のために、生産計画データ42に基づい
てソフトウェア生産システム7(生産管理処理部11)
が作成したデータであり、所定のファイルに格納され
る。生産指示用データ50は、媒体/ドキュメント生産
処理部22及びライセンス情報生産処理部23の各処理
部31乃至38毎に作成される。例えば、ドキュメント
印刷処理部31にはドキュメント印刷処理を指示するた
めの生産指示用データ50が作成される。
【0099】図8は実施例説明図であり、生産管理処理
部11の実行する処理について示す。受注システム5か
ら受注プールデータ6が送られてくると、出荷指示デー
タ管理処理部12がこれを受け付けてオーダ受信データ
40として格納する。このオーダ受信データ40と生産
能力データ41と商品情報データ45とに基づいて、生
産計画策定処理部13が生産計画データ42を策定す
る。商品情報データ45は商品情報管理処理部16が作
成し管理している。更に、生産計画データ42に基づい
て、生産指図処理部14が、各処理部31乃至38の各
々に対する生産指示用データ50を作成した上で、生産
処理部21に対して生産指示を送出する。
【0100】生産指示を受けた生産処理部21は生産指
示用データ50に基づいてソフトウェア9を生産する。
一方、顧客管理処理部15は、生産計画データ42を参
照して、出荷実績データ43を作成する。更に、顧客管
理処理部15は、自己の作成した出荷実績データ43を
参照して、優先順位データ44を作成する。
【0101】図9は実施例説明図であり、生産処理部2
1の実行する処理について示す。前述のように、生産管
理処理部11からの生産指示を受けた生産処理部21
は、生産指示用データ50に基づいて指示されたソフト
ウェア9を生産する。
【0102】ソフトウェア9の生産のために、ソフトウ
ェア生産素材8が予め用意される。ソフトウェア生産素
材8は、ソフトウェア格納媒体と、印刷出力用の印刷媒
体と、ソフトウェア格納媒体に複写(格納)すべきデー
タと、印刷媒体に印刷すべきデータとに大別できる。
【0103】ソフトウェア格納媒体として、フロッピー
ディスク(FPD)、磁気テープ(CRMT)、光磁気
ディスク(MO)等の複数の異なる媒体が用意される。
更に、例えばフロッピーディスクについても、規格の異
なる複数の種類のものが用意される。また、印刷媒体と
して、用紙、帳票、ラベル等の複数の異なる媒体が用意
される。更に、例えば用紙についても、規格の異なる複
数の種類のものが用意される。
【0104】ソフトウェア格納媒体に複写すべきデータ
として、マスタデータ46が用意される。印刷媒体に印
刷すべきデータとして、ドキュメントデータ47が用意
される。ライセンスデータ48は、ソフトウェア格納媒
体に複写されるか、又は印刷媒体に印刷される。
【0105】いずれのソフトウェア格納媒体を用いる
か、また、そのソフトウェア格納媒体にどのようなソフ
トウェア(プログラム)を格納するかは、出荷指示デー
タ2によって指示され、生産指示用データ50を参照す
ることによって、知ることができる。印刷媒体について
も同様である。更に、これらの生産数量、出荷日等につ
いても同様である。
【0106】即ち、生産指示用データ50にはオーダ受
信データ40及び商品情報データ45の内容が反映さ
れ、オーダ受信データ40には出荷指示データ2の内容
が反映されている。従って、生産指示用データ50を参
照することにより、生産すべき構成部材の詳細を知るこ
とができる。即ち、どの媒体にどのデータを格納又は印
刷するかが判る。
【0107】例えば、ドキュメント印刷処理部31に対
する生産指示用データ50であれば、生産すべきソフト
ウェア9はドキュメントであり、例えば通常の用紙を用
いて、ドキュメントデータ47の指定されたページを指
定された書式で、指定された部数分を印刷することが判
る。そこで、生産処理部21は、生産指示用データ50
に基づいて指示されたソフトウェア9を生産する。
【0108】なお、実際は、生産指示用データ50にお
いては、その簡単化のために、生産すべき構成部材とそ
の部数を指定するようにする。そして、構成部材の詳細
(例えば、用紙の種類、印刷するページ、印刷の書式
等)は、各構成部材毎に、生産処理部21(又は各処理
部31乃至38毎)の備える所定のファイルに格納する
ようにする。
【0109】(生産計画策定処理の説明)次に、生産管
理処理部11の生産計画策定処理部13が実行する生産
計画の策定処理について、図10乃至図12により説明
する。
【0110】生産計画策定処理部13は、オーダ受信デ
ータ40、生産能力データ41、商品情報データ45を
用いて生産計画データ42を策定する。まず、生産計画
策定処理部13は日別出荷商品数量を求める。このため
に、生産計画策定処理部13は始めにオーダ受信データ
40を参照する。オーダ受信データ40は出荷指示デー
タ2からソフトウェア9に関するデータを抽出したデー
タの集合であり、このソフトウェア9に関するデータの
各々は、例えば『顧客「○×(株) 」へ出荷日(N+
1)日に商品Xを100個出荷する』と言う内容を、テ
ーブルの所定の欄に記述したものからなる。ここで、商
品Xがソフトウェア9である。テーブルは予め用意さ
れ、その1個のエントリが1つの出荷指示データ2に対
応する。
【0111】生産計画策定処理部13は、オーダ受信デ
ータ40を参照し、出荷日別に、出荷すべき商品の数量
を集計する。この集計の結果を図10(A)に示す。こ
れにより、複数の出荷指示データ2からソフトウェア9
に関するデータを抽出したデータ即ちオーダ受信データ
40に基づいて、各商品毎及び各出荷日毎に、商品の出
荷数量が求まる。なお、図10(A)において、Nはこ
の集計を行った日であり、日付の計算の基準とされる日
である(以下、同じ)。
【0112】次に、生産計画策定処理部13は、生産能
力データ41及び商品情報データ45を参照する。図1
0(B)及び(C)は、各々、生産能力データ41及び
商品情報データ45の一例を示す。
【0113】生産能力データ41は、図10(B)に示
すように、各生産システム毎に例えば1日の最大生産能
力を示すデータを格納してなる。どの生産システムを使
用するかは、生産に用いようとするソフトウェア格納媒
体又は印刷媒体によって定まる。
【0114】商品情報データ45は、図10(C)に示
すように、各商品がどのような構成部材からなり、その
構成部材がどの生産システムで生産されるかを示すデー
タからなる。なお、図10(C)において、「適用日」
が商品の構成毎に設定されている。適用日は、商品又は
その構成部材がソフトウェア9の開発担当者によって改
版された場合において、その改版が何時出荷される商品
に適用されるかを定めるデータである。例えば、図10
(C)において、商品Xは、XX日から(N+3)日ま
では部材A−1及び部材B−11で構成され出荷される
が、部材B−11が部材B−12に改版されたことによ
り、(N+4)日からXXX日までは部材A−1及び部
材B−12で構成され出荷されることが指示されてい
る。
【0115】次に、生産計画策定処理部13は日別出荷
部材数量を求める。このために、生産計画策定処理部1
3は、図10(A)に示す商品出荷数量の集計結果と先
に参照した商品情報データ45とに基づいて、各構成部
材毎及び各出荷日毎に、構成部材の出荷数量を求める。
この処理は、基本的には、商品Xの(N+1)日の出荷
数量が100個であれば、その構成部材A−1及びB−
11の(N+1)日の出荷数量を100個とする処理で
ある。この構成部材の出荷数量を図11(A)に示す。
【0116】この構成部材の出荷数量を求める処理にお
いて、商品又はその構成部材の改版の有無が考慮され
る。即ち、生産計画策定処理部13は、適用日以外の日
については、その出荷数量を「0」とする。例えば、部
材B−11について(N+4)日以降の出荷数量が
「0」とされ、また、部材B−11について(N+3)
日以前の出荷数量が「0」とされる。これにより、図1
1(A)に示す構成部材の出荷数量は、改版を反映した
データとされる。
【0117】次に、生産計画策定処理部13は日別出荷
部材数量を対象生産システム単位に集計する。このため
に、生産計画策定処理部13は、図11(A)に示す構
成部材の出荷数量の集計結果と先に参照した商品情報デ
ータ45とに基づいて、各構成部材を生産する生産シス
テム毎及び各出荷日毎に、その生産システムで生産する
構成部材の出荷数量を求める。
【0118】具体的には、商品情報データ45を参照す
ることにより、例えば図11(A)においてシステムA
で生産される構成部材がA−1、A−2、A−3である
ことを知る。そこで、これら3個の構成部材の(N+
1)日の出荷数量の合計が300個となるので、システ
ムAの(N+1)日の出荷数量を300個とする。この
システム毎の構成部材の出荷(生産)数量を図11
(B)に示す。
【0119】次に、生産計画策定処理部13は、生産能
力に応じた対象生産システム単位の日別出荷(生産)部
材数量を求める。このために、生産計画策定処理部13
は、図11(B)に示すシステム毎の構成部材の出荷
(生産)数量を、先に参照した生産能力データ41に基
づいて、順次変更して行く。
【0120】具体的には、図11(B)に示すシステム
毎の構成部材の出荷数量を、その出荷日を予め1日(又
は数日)だけ前にずらすように変更し、生産日とする。
例えば、生産の開始日を図11(B)の(N+1)日か
らN日(集計日)へ変更する。これにより、商品をその
出荷期限の前日に確実に生産することができ、1日の生
産量が最大生産能力を大きく越えることがあっても商品
の出荷期限を守ることができ、また、生産計画データ4
2の策定を容易にできる。
【0121】また、生産能力データ41から、システム
A及びシステムBの最大生産能力が、各々、500個及
び400個であることを知る。この値を用いて図11
(B)に示すシステム毎の構成部材の出荷(生産)数量
を調べると、システムAの(N+4)日の生産量650
個とシステムBの(N+4)日の生産量450個とが、
最大生産能力を越えていることが判る。なお、1日だけ
前にずらした場合、(N+4)日は(N+3)日とな
る。そこで、最大生産能力を越える分について、その生
産日を、当該越えた日の直前日に振り替える(変更す
る)。直前日に振り替えることにより、在庫を最小と
し、かつ、商品の出荷期限を守ることができる。この処
理は、1日の生産量が最大生産能力を越えなくなるまで
繰り返される。
【0122】そこで、まず、システムAで生産する部材
の内、(N+3)日に生産するものについて、500個
を越える150個分を(N+2)日に移動する。更に、
この移動の結果、(N+2)日に生産するものについ
て、500個を越える50個分を(N+1)日に移動す
る。一方、システムBで生産する部材の内、(N+3)
日に生産するものについて、400個を越える50個分
を(N+2)日に移動する。この移動の結果を、図11
(C)に示す。
【0123】次に、生産計画策定処理部13は、求めた
生産能力に応じた対象生産システム単位の日別出荷(生
産)部材数量に基づいて、実際の構成部材毎に日別出荷
(生産)部材数量を求める(振り分ける)。即ち、図1
1(A)に示す構成部材の出荷数量を、図11(C)の
結果に従って変更する。
【0124】この変更処理において、生産計画策定処理
部13は、各構成部材について、以下のようにして変更
の優先順位を定める。即ち、任意の商品の構成部材が変
更の対象に全て含まれる商品で、かつ、優先順位データ
44の昇順に最初にヒットした商品を、変更の対象とす
る。但し、変更の対象である構成部材が、全ての商品に
おいて1個の構成部材のみの場合は、例外とする。ま
た、変更の対象日において、改版による新旧の構成部材
が混在する場合は、改版前の旧構成部材を対象とする。
この変更の結果を図12に示す。
【0125】具体的には、まず、図11(C)において
行った処理に対応して、図11(A)の出荷日を予め1
日だけ前にずらすように変更する。次に、システムA及
びシステムBの両方で生産される構成部材を含む商品A
について、その構成部材A−1及びB−12の(N+
3)日の生産分の内、各々50個を(N+2)日へ移動
する。次に、システムAで生産される構成部材を含む商
品Yについて、その構成部材A−2の(N+3)日の生
産分の内、100個を(N+2)日へ移動する。次に、
システムAで生産される構成部材を含む商品Yについ
て、その構成部材A−2の(N+2)日の生産分の内、
50個を(N+1)日へ移動する。
【0126】以上により、図12に示す結果が得られ
る。この図12は、図10(A)に示した商品の出荷数
量の集計(即ち、出荷指示データ2の集合)に対する生
産計画データ42を示す。
【0127】このように、本発明によれば、最適な又は
より良い生産スケジュールを自動的に策定することがで
き、生産スケジュールの決定に必要とされていた経験、
手間、時間等を不要にできる。そして、最適な生産スケ
ジュールにより、生産スケジュールと現実の出荷との間
の差異を極めて小さくでき、在庫を必要最小限にでき
る。また、構成部材を生産する生産システムの稼動効率
を向上できる。更に、ハードウェアやソフトウェアの仕
様変更や改訂があった場合に生じる不良品を殆ど無くす
ことができる。
【0128】また、生産スケジュールは自動的に策定さ
れるため、誤りの発生を無くすことができる。特に、1
個作り生産による商品の生産スケジュールにおける誤り
の発生を無くすことができる。このため、誤った生産ス
ケジュールに基づく在庫を無くすことができる。特に、
1個作り生産による商品については在庫がそのまま不良
品となることを無くすことができる。また、1個作り生
産による商品の生産スケジュールの策定も、作業効率の
向上の障害とはならない。
【0129】更に、各構成部材毎に生産スケジュールを
定める際、厳密に、構成部材毎の生産能力を考慮するこ
とができる。従って、生産スケジュールを常に見直しす
る等の管理を不要にできる。
【0130】一方、生産スケジュールを営業端末1から
の入力により、容易に変更できるので、突発的な変更要
因にも柔軟に対応できる。 (媒体/ドキュメント生産処理の説明)次に、生産処理
部21の媒体/ドキュメント生産処理部22が実行する
生産処理について、ドキュメント印刷処理部31が実行
するドキュメントの印刷処理を一例として、図13乃至
図21により説明する。
【0131】ドキュメント印刷処理部31は、ドキュメ
ント生産のための生産指示用データ50に基づいて、ド
キュメントを生産(印刷)する。ドキュメント印刷処理
部31は、生産指示用データ50を作成し生産(出荷)
の実績を管理する生産管理処理部11と共に、ドキュメ
ント印刷システムを構成する。
【0132】まず、ドキュメント印刷システムの行う出
荷指示データ2の受け付け処理(生産計画策定処理)に
ついて説明する。この処理は、生産管理処理部11にお
ける処理の内のドキュメント生産用の生産計画策定処理
である。
【0133】図13は実施例説明図であり、図13
(A)はドキュメント生産のための生産指示用データ5
0(50A)の作成までを示し、図13(B)はドキュ
メントについての商品情報データ45(45A)を示
す。
【0134】ドキュメントについての商品情報データ4
5は、図13(B)に示すドキュメント管理データベー
ス45Aとして構築される。ドキュメント管理データベ
ース45Aは、商品(商品コード)とそれに対応するド
キュメント(資料コード)の関係を管理し、その各々に
ついて、生産対象フラグ、適応開始年月日、適応終了年
月日を格納する。
【0135】生産計画策定処理部13は、受注プールデ
ータ6とドキュメント管理データベース45Aとに基づ
いて生産計画データ42を作成し、これを一旦作業ファ
イル(作業域)51に格納する。そして、作業ファイル
51に格納した生産計画データ42について、工場端末
10からのオペレータ入力により、生産量の変更処理を
行い、最終的に生産量の確定した生産計画データ42を
得る。これが、ドキュメント印刷処理部31に対する生
産指示用データ50Aとして所定のファイルに出力され
る。
【0136】工場端末10からのオペレータの手作業で
の入力により、生産計画データ42を変更できるので、
より計画的な生産が可能であり、特定の商品についての
必要なドキュメントの生産指示を行うことできる。この
時、商品は、格納するソフトウェアのOS(オペレーテ
イングシステム)名、エディション(版数)、商品分類
等で検索及び指定可能とされる。従って、容易に商品を
特定できる。
【0137】生産計画策定処理部13は、ドキュメント
管理データベース45Aを検索し、これにおいて出荷日
が指定されている場合には受注プールデータ6の内出荷
日の一致する出荷指示データ2のみを生産計画策定の対
象とする。また、生産計画策定処理部13は、生産対象
フラグが立っており出荷日が適応年月日の範囲内のドキ
ュメントのみを生産計画策定の対象とする。即ち、前者
の条件を満たす出荷指示データ2の指示する後者の条件
を満たすドキュメントのみが生産計画策定の対象とさ
れ、生産計画データ42として作業ファイル51に出力
される。
【0138】これにより、基本的には、商品単位の出荷
指示データ2に基づいて、その商品に必要なドキュメン
トの生産指示を行うことができる。また出荷日を指定す
ることにより、出荷指示データ2における出荷日が該当
する生産指示のみ受け付けることができる。また、出荷
指示データ2の出荷日を判断することにより、ドキュメ
ントの改版に自動的に対応して、改版されたドキュメン
トを生産することができる。
【0139】ここで、図14により、オペレータの手作
業入力による生産計画データ42の変更について説明す
る。作業ファイル51には、策定された生産計画データ
42が格納されている。この生産計画データ42におい
ては、各ドキュメント毎に生産指示が格納されている。
生産計画策定処理部13は、この生産指示の示す生産量
を「全体生産量」として記憶する。例えば、各生産指示
の内、製本形態別の生産量の合計を「全体生産量」とす
る。
【0140】次に、生産計画策定処理部13は、工場端
末10からの表示指示に従って、作業ファイル51から
工場端末10にその画面表示分のデータを送出し、これ
を「表示中の生産量」とする。そして、「全体生産量
(数量)」−「表示中の生産量(数量)」を算出し、こ
の値を「未表示生産量」として記憶する。なお、図中、
「表示中の生産量」を斜線を付して表す。
【0141】次に、工場端末10からのオペレータ入力
によってドキュメントの生産量の変更が行われた場合、
「表示中の生産量」が変更されたのであるから、「現在
表示中の数量の総和」+「未表示生産量」を算出し、こ
の値を新たな「全体生産量」として記憶する。この後、
新たな「全体生産量」を用いて作業ファイル51の内容
を変更する。これにより、作業ファイル51内の生産計
画データ42を変更することができる。
【0142】次に、ドキュメント印刷システムの行うド
キュメント印刷処理、即ちドキュメント印刷処理部31
の実行する処理について説明する。ドキュメント印刷処
理部31は、ドキュメントの製本形態として中折り/中
綴じ(両面四面付け)を行う場合、ドキュメント印刷処
理に先立って、データの事前編集処理を行う。これは、
ドキュメントの製本形態として中折り/中綴じ(両面四
面付け)を行うことができるようにするためである。即
ち、上記のような特殊な製本形態においては、頁順が昇
順とはならないため、通常の文書印刷プログラムでは印
刷できないためである。
【0143】ドキュメント印刷処理部31は、ドキュメ
ントデータ47に基づいて作成した印刷データを所定の
ファイルに登録する時に、ドキュメントのデータ(電子
データ)の頁番号の設定及び頁順の並び替えを行う。即
ち、ドキュメントの電子データの本文中に頁番号を印刷
する。
【0144】図15はデータの事前編集について示す。
元データであるドキュメントデータ47は、図示のよう
に、目次に続いて各頁を順に格納している。そこで、ま
ず、元データをメモリ(作業域)上に読み出し、頁区切
り毎にその先頭位置を記録する。次に、メモリ上におい
て、各頁の最下行に相当する位置に本文データとして頁
番号を追加して設定する。この後、中折り/中綴じの印
刷順となるように、メモリ上において頁順の並び替えを
行い、図示の変換後のデータを得る。次に、変換後のデ
ータを、印刷データとして所定のファイルに書き出す。
【0145】図示の変換後のデータを、先頭から順に2
頁を1対とし、最初の用紙の表面に最初の1対(7頁、
目次)を印刷し、その裏面に次の対(1頁、2頁)を印
刷する。この時、目次の裏に1頁が印刷されるようにす
る(上下は同一)。次の用紙にも残りの各対を同様に印
刷する。そして、用紙の上下を揃えて、各頁の中央にて
用紙を折って綴じれば、中折り/中綴じのドキュメント
を得る。
【0146】また、ドキュメント印刷処理部31は、ド
キュメントの生産において、オペレータの介在なしで種
々の印刷形態のドキュメントを生産可能とするために、
マルチメディアドキュメント印刷処理を行う。即ち、日
本語文書、構造文書、表、線画、イメージ、リスト等の
複数のメディアを組合せて、1つのドキュメントを構成
する機能を備える。
【0147】このために、ドキュメント印刷処理部31
は、生産指示用データ50に従って、1つのドキュメン
トの印刷データを作成し、これを構成する全てのデータ
をフォルダ単位に格納する。即ち、1つのドキュメント
の印刷データは、属性の異なるデータ毎に1つのフォル
ダに格納され、データの属性とフォルダとは1対1に対
応させられる。
【0148】そして、ドキュメント印刷処理部31は、
ドキュメントの印刷(生産)時にフォルダ内のデータの
属性(日本語文書である等)を判断し、各々に対応する
印刷プログラムを順に起動する。又は、ドキュメント印
刷処理部31は、日本語文書又は構造文書に他のメディ
アを組み込んだデータを印刷データとした上で、ドキュ
メントの印刷(生産)時にフォルダ内のデータの属性を
判断し、日本語文書又は構造文書のみを印刷プログラム
により順に印刷する。
【0149】以上のようなマルチメディアドキュメント
の生産を可能とするために、ドキュメントデータ47か
ら生産されたドキュメント(印刷データ)は、所定の規
約に従って、そのファイル名(フォルダ名)が定められ
る。図16はマルチメディアドキュメント印刷のため
に、印刷データのフォルダ名についての規約を示す。
【0150】図16において、フォルダ名は‘XXXX
/XX’とされ、先頭の4桁により製本形態/データ属
性を表し、次の2桁によりシリアル番号を表す。図16
に、製本形態/データ属性の一例を示す。また、シリア
ル番号は、製本形態/データ属性に応じた印刷順を規定
する。ドキュメント印刷処理部31は、このフォルダ名
を参照して、その印刷データに対応する印刷プログラム
を起動する。印刷プログラムはシリアル番号の指示する
順に印刷する。これにより、マルチメディアドキュメン
トが自動的に生産される。
【0151】以上の処理により、ドキュメント印刷処理
部31は、多種類の製本形態のドキュメントを生産する
機能を備える。即ち、、図16にも示したが、「ペラ
(A4縦両面)」、「中折り(A3横四面付け)」、
「中綴じ(A3横四面付け)」、「平綴じ(A4縦両
面)」、「無線綴じ(A4縦両面)」のドキュメントの
生産が可能である。
【0152】ドキュメント印刷処理部31は、ドキュメ
ントの生産において、オペレータの介在なしで、元デー
タであるドキュメントデータ47を種々組合せて編集加
工して多様な形態のドキュメントを生産可能とするため
に、ドキュメント編成変更処理を行う。ドキュメント編
成変更処理は、自動的に目次を作成する処理、自動的に
文書を編成する処理、自動的に頁番号を付加する処理か
らなる。
【0153】ドキュメント編成変更処理を行うために、
ドキュメントデータ47は、図17に示すように、ドキ
ュメント構成管理ファイル471とドキュメント電子デ
ータ472とで構成される。また、ドキュメント編成変
更処理を行うために、ドキュメント印刷処理部31は、
図18に示すように、目次作成機能(タスク)311、
本文編成機能(タスク)312、頁番号設定機能(タス
ク)313を備えるように構成される。
【0154】ドキュメント構成管理ファイル471は、
各商品(ソフトウェア9)毎にその要素(構成部材)を
分類格納し、更に、各要素毎にグループID、頁数、フ
ァイル名を格納する。ドキュメント電子データ472
は、各商品の要素毎にファイルとして用意され、当該要
素の具体的な内容(例えば、ドキュメントの文章)を、
所定のファイル名と共に格納してなる。各要素のファイ
ル名により、ドキュメント構成管理ファイル471にお
いて示される各商品の要素とドキュメント電子データ4
72において示される各商品の要素の具体的内容とがリ
ンクされている。各商品の要素は、商品名とグループI
Dとで一意に定まる。
【0155】本文編成機能312は、元データであるド
キュメントデータ47を種々組合せて、ドキュメントを
自動的に編成する処理を行う。目次作成機能311は、
本文編成機能312が作成したドキュメントに対応し
て、その目次を自動的に作成する処理を行う。頁番号設
定機能313は、本文編成機能312が作成したドキュ
メントにおいて、その頁番号を自動的に設定する処理を
行う。
【0156】ここで、オーダ受信データ40が、図19
(A)に示すように、3個の商品A、B及びCの出荷を
指示するものである場合、3個の商品A、B及びCを構
成するドキュメントは、図19(B)、図20(A)及
び図20(B)に示す3種類の形態に編成することがで
きる。いずれの形態を選択するかは、出荷指示データ2
において指定され、又は、工場端末10から入力(変更
入力)される。
【0157】図19(B)に示す形態は、ドキュメント
を各商品毎に編成し、それぞれを1個の独立したものと
した形態(単品)である。単品のドキュメントの各々に
おいて、商品の要素である概要、本文、付録の順に印刷
され、頁番号1、2、4等が付される。なお、図は、頁
番号が概要については1頁から始まり、本文については
2頁から始まり、付録については4頁から始まることを
示すものであり、実際の頁番号は各頁毎に設定される
(以下、同じ)。
【0158】図20(A)に示す形態は、ドキュメント
を各商品の要素毎(例えば概要毎等、即ち、「章」毎)
に編成し、全体で1個のものとした形態(章単位)であ
る。章単位のドキュメントにおいては、3個の商品の要
素である概要がまとめて印刷され、次に3個の商品の本
文がまとめて印刷され、次に3個の商品の付録がまとめ
て印刷される。また、この編成に応じて、各頁に図19
(B)とは異なる頁番号が付加される。
【0159】図20(B)に示す形態は、ドキュメント
を各商品毎に編成し、全体で1個のものとした形態(商
品単位)である。商品単位のドキュメントにおいては、
3個の商品毎にその要素である概要、本文、付録が順に
印刷される。また、この編成に応じて、各頁に図20
(A)とは異なる頁番号が付加される。
【0160】例えば、図20(A)に示す章単位の形態
が出荷指示データ2において指定されている場合、ドキ
ュメント印刷処理部31が出荷指示データ2の反映され
た生産指示用データ50を参照して、ドキュメントの印
刷形態を知る。
【0161】そこで、指定された印刷形態に従って、本
文編成機能312はドキュメント構成管理ファイル47
1を参照して本文を編成する。まず、ドキュメント構成
管理ファイル471を検索して、生産の対象である3個
の商品A、B及びCの管理データを抽出する。ここで、
章単位の形態が指定されているので、3個の商品A、B
及びCの管理データの内で、同一のグループID(即
ち、同一のデータ属性)を持つ要素をまとめた上で、こ
れらのファイル名を並べ替える。その順は、まず、グル
ープIDの昇順に同一要素のグループを並べ、このグル
ープ内で商品の昇順に各要素を並べるようにされる。そ
して、並び替え後のファイル名を用いてドキュメント電
子データ472を参照して、対応する概要データ、本文
データ、付録データを読み出して順に並べ、実際の印刷
データを作成する。
【0162】次に、頁番号設定機能313は、本文編成
機能312が作成したドキュメントの印刷データにおい
て、その頁番号を自動的に設定する。即ち、印刷データ
の各頁の所定の位置に、頁番号を書き込む。頁番号は、
ドキュメント構成管理ファイル471を参照して、頁番
号設定機能313が計算により求める。例えば、どの商
品A、B及びCでも、概要の頁数は「1」であることが
ドキュメント構成管理ファイル471から判るので、概
要の部分の頁番号は、図20(A)に示すようにされ
る。また、どの商品A、B及びCでも、商品の頁数は
「2」であるから、商品の部分の頁番号は、図20
(A)に示すようにされる。
【0163】次に、目次作成機能311は、本文編成機
能312が作成したドキュメントに対応して、その目次
を自動的に作成する。まず、本文編成機能312が作成
したドキュメントの印刷データの先頭に、目次の頁を作
成し、この目次の頁の印刷データを作成する。目次の頁
の印刷データは、本文編成機能312での並び替え後の
ファイル名を用いて、この順に商品の要素(要素名又は
ファイル名等)を頁の左端に並べ、これに対応する頁番
号を頁の右端に並べることにより、作成される。頁番号
は、頁番号設定機能313が各要素に対応して求めたも
のを用いる。以上により、目次の頁の印刷データを作成
する。
【0164】同様にして、図19(B)及び図20
(B)に示す形態であっても、自動的に、指定の印刷形
態の印刷データを作成し、所望のドキュメントを編成す
ることができる。
【0165】また、ドキュメント印刷処理部31は、ド
キュメント単位に仕切り紙(色紙)を挿入する機能を備
える。これにより、例えば目次と本文との間に仕切り紙
を挿入することができる。
【0166】次に、ドキュメント印刷システムの行う出
荷実績の作成処理について説明する。この処理は、生産
管理処理部11における処理の内のドキュメント生産の
出荷実績データ43及び優先順位データ44の作成処理
である。
【0167】顧客管理処理部15は、指定した月度範囲
でドキュメント毎の生産実績を集計し出力する。この
時、顧客管理処理部15は、月度の締め日を、実際の運
用に合わせて変更する入力を受け付ける。
【0168】図21は実施例説明図であり、図21
(A)はドキュメントについての出荷実績データ43
(43A)の作成処理を示し、図21(B)はドキュメ
ントについての出荷実績データ43(43A)を示す。
【0169】ドキュメントについての出荷実績データ4
3は、図21(B)に示す生産実績データベース43A
として構築される。生産実績データベース43Aは、各
文書について、各月度毎に出荷したドキュメント数(冊
数)を管理し、文書名及び月度について、月度を表す日
付、出荷数量を格納する。
【0170】顧客管理処理部15は、図21(A)に示
すように、ドキュメント印刷処理部31においてドキュ
メントが生産されると、その都度にこれを生産実績とし
て、自動的に、月度単位及びドキュメント単位で生産実
績データベース43Aに累積する。例えば、図21
(B)における文書Cのように、月度の半ばでも順次実
績として蓄積される。
【0171】この生産実績データベース43Aに基づい
て、顧客管理処理部15は、その生産実績集計/出力機
能によりドキュメントの出荷実績データ43を出力す
る。出荷実績データ43は、生産実績データベース43
Aにおける同一の文書を検索してその出荷実績を集計す
ることにより求まる。また、生産実績データベース43
Aに基づいて、顧客管理処理部15は、その月度締め処
理機能により自動的に月度締め処理を行うと共に、ドキ
ュメントの優先順位データ44を出力する。
【0172】即ち、顧客管理処理部15は、指定された
月度範囲と一致する月度範囲を持つデータを生産実績デ
ータベース43Aから抽出し、これらをその出荷実績の
多い順に優先順位を付加して、この順に並べて優先順位
データ44を作成して出力する。
【0173】また、顧客管理処理部15は、生産実績デ
ータベース43Aにおいて指定された月度締め年月日が
経過した場合、図21(B)に示すように、自動的に月
度締め処理を行う。即ち、月度締め年月日である「12
月18日」を経過すると、文書A(12月度分)及び文
書Cについて、当該月度締め年月日を記録して月度締め
処理を終了したことを示す。また、次回の月度締め年月
日を、それまでの月度締め年月日の次月の同日とする。
又は、次回の月度締め年月日を、生産実績データベース
43Aに予め格納してもよい。
【0174】この次回の月度締め年月日は顧客管理処理
部15によって工場端末10に表示され、顧客管理処理
部15による変更入力の受け付け処理が行われる。これ
により、月度締め年月日を所望の期日に設定することが
できる。
【0175】また、顧客管理処理部15は、生産表出力
機能を備え、出荷指示データ2(生産受け付け単位)毎
に、1度のみ(又は複数回)、生産を行う商品名、ドキ
ュメント名、生産数等の出荷指示データ管理処理部12
における(オーダ受信データ40の)受け付け状況を検
索し、これを生産表として出力する。 (ライセンス情報生産処理の説明)次に、生産処理部2
1のライセンス情報生産処理部23が実行するライセン
ス情報の生産処理について、契約情報生産処理部37が
実行する契約情報の生産処理を一例として、図22乃至
図25により説明する。
【0176】ライセンス情報生産処理部23は、ライセ
ンス情報生産のための生産指示用データ50に基づい
て、ライセンス情報を生産する。ライセンス情報生産処
理部23は、生産指示用データ50を作成し生産(出
荷)の実績を管理する生産管理処理部11と共に、ライ
センス情報生産システムを構成する。
【0177】以下、ライセンス情報をフロッピーディス
クに格納して生産するライセンス情報生産システムにつ
いて説明する。このライセンス情報生産システムが生産
するライセンス情報は、出荷指示データ2単位に、これ
に記述された1個の購入ソフトウェア9(商品)に対応
する全ての鍵情報(キーデータ又はソフトウェアライセ
ンス情報)を、1枚のフロッピーディスクに集約して格
納する。まず、ライセンス情報生産システムの行う出荷
指示データ2の受け付け処理(生産計画策定処理)につ
いて説明する。この処理は、生産管理処理部11におけ
る処理の内のライセンス情報生産用の生産計画策定処理
である。これは、前述した生産計画策定処理と同一であ
る。
【0178】生産計画策定処理部13は、オーダ受信デ
ータ40、生産能力データ41を用いて生産計画データ
42を参照する。まず、生産計画策定処理部13は日別
出荷商品数量を求める。このために、生産計画策定処理
部13は始めにオーダ受信データ40を参照し、出荷日
別に、出荷すべき出荷指示データ2を集計する。この集
計の結果を図22(A)に示す。これにより、図22
(B)に示すように、各出荷日毎に、ライセンス情報の
出荷数量が求まる。なお、図22(A)において、「指
示1」等は出荷指示データ2の発行番号であり、出荷指
示データ2の内部番号としてこれが営業端末1から入力
された時に付加される。
【0179】次に、生産計画策定処理部13は、生産能
力データ41を参照する。図22(C)は生産能力デー
タ41の一例を示す。この生産能力データ41は、ライ
センス情報生産システム(又はライセンス情報生産処理
部23)の1日の最大生産能力が例えば12個であるこ
とを示すデータを格納してなる。
【0180】次に、生産計画策定処理部13は、図22
(B)に示す出荷(生産)数量を、その出荷日を予め1
日(又は数日)だけ前にずらすように変更する。そし
て、生産能力データ41の最大生産能力の値12個を用
いて、出荷(生産)数量を調べ、(N+4)日の生産量
15個と(N+3)日の生産量13個とが、最大生産能
力を越えていることを知る。なお、この日付は移動後の
ものである。
【0181】そこで、最大生産能力を越える分につい
て、その生産日を、当該越えた日の直前日に振り替える
(変更する)。まず、(N+3)日に生産するものにつ
いて、12個を越える3個分を(N+2)日に移動す
る。更に、この移動の結果、(N+2)日に生産するも
のについて、12個を越える4個分を(N+1)日に移
動する。この移動の結果を図22(D)に示す。
【0182】次に、生産計画策定処理部13は、求めた
生産能力に応じた日別出荷(生産)部材数量に基づい
て、実際の構成部材毎に日別出荷(生産)部材数量を求
める(振り分ける)。即ち、図22(A)に示す構成部
材の出荷数量を、図22(D)の結果に従って変更す
る。この変更処理において、生産計画策定処理部13
は、変更の優先順位を発行番号の小さい順とする。
【0183】具体的には、まず、図22(D)において
行った処理に対応して、図22(A)の出荷日を予め1
日だけ前にずらすように変更する。次に、(N+3)日
の生産分の内、「指示29」乃至「指示31」の3個を
(N+2)日へ移動する。次に、(N+2)日の生産分
の内、「指示16」乃至「指示19」の4個を(N+
1)日へ移動する。以上により、図23(A)に示す結
果が得られる。この図23(A)は、図22(A)に示
したライセンス情報の集計(即ち、出荷指示データ2の
集合)に対する生産計画データ42を示す。
【0184】次に、ライセンス情報生産システムの行う
ライセンス情報生産処理、即ちライセンス情報生産処理
部23の実行する処理について説明する。ライセンス情
報生産処理部23は、ライセンス情報を生産するため
に、生産計画データ42(に基づいて作成された生産指
示用データ50)、オーダ受信データ40、ライセンス
データ48を参照する。
【0185】即ち、ライセンス情報生産処理部23は、
ホストシステム4の持つカレンダ機構により当該作業日
を認識し、この作業日と生産計画データ42内の生産日
とを比較する。そして、オーダ受信データ40を参照
し、これから当該作業日に当たる生産日を持つ出荷指示
データ2を抽出する。該当する出荷指示データ2が複数
存在する場合、発行番号の小さい順に抽出される。生産
日がN日の場合、「指示1」の出荷指示データ2が抽出
される。抽出された出荷指示データ2の一例を図23
(B)に示す。
【0186】次に、ライセンス情報生産処理部23は、
その一例を図23(C)に示すライセンスデータ48を
参照して、「指示1」の出荷指示データ2が出荷対象と
する各商品のキーデータを認識し、更に、図23(D)
に示すように各キーデータ毎の生産(購入)数量を認識
する。
【0187】次に、ライセンス情報生産処理部23は、
これが備える生産ロボットを使用して、フロッピーディ
スクへのキーデータの書き込み処理と、これに貼付する
ラベルへの印刷処理を行う。
【0188】図24はライセンス情報生産処理部23の
構成を示す。ライセンス情報生産処理部23は、これを
管理制御する制御部233を備え、これを介してオーダ
受信データ40等を生産管理部11から受信する。制御
部233は、LAN(ローカルエリアネットワーク)を
介して、ライセンス情報生産処理部23の単軸ロボット
238等を制御するためのパーソナルコンピュータ23
1に接続される。制御部233は、パーソナルコンピュ
ータ231に入力された制御入力を受けて、プログラマ
ブルコントローラ240及びロボットコントローラ23
9を介して、単軸ロボット238を制御する。これによ
り、フロッピーディスクは、FPDドライブ234、供
給スタッカ235、排出スタッカ236、NG(異常排
出)スタッカ237、プリンタ232に対して挿抜され
る。このフロッピーディスクの挿抜のために、単軸ロボ
ット238は挿抜ハンドを備える。
【0189】ライセンス情報生産処理部23又は制御部
233は、以下のようにしてライセンス情報を書き込ん
だフロッピーディスクを生産する。まず、単軸ロボット
238により、未印刷ラベルを貼付済みのフロッピーデ
ィスクを1枚、供給スタッカ235から取り出す。
【0190】次に、このフロッピーディスクをFPDド
ライブ234にセットし、キーデータを書き込む。フロ
ッピーディスクには、キーデータXXが3個、キーデー
タYYが10個、キーデータZZが5個、書き込まれ
る。即ち、図23(B)に示した出荷指示データ2で購
入される全ての商品(商品Xが3個、商品Yが10個、
商品Zが5個)についてのキーデータが集約的に格納さ
れる。
【0191】なお、この書き込みにおいて、書き込みエ
ラーが発生した場合には、このフロッピーディスクをF
PDドライブ234から抜き出して、NGスタッカ23
7に排出する。そして、再び新しい未印刷ラベルを貼付
済みのフロッピーディスクを1枚、供給スタッカ235
から取り出し、これをFPDドライブ234にセット
し、キーデータを書き込む。
【0192】次に、書き込みを終了したフロッピーディ
スクをFPDドライブ234から抜き出して、プリンタ
232にセットし、そのラベルに出荷指示データ2の内
容を印刷する。印刷される内容は、ライセンス情報FP
Dであること、発行番号、顧客番号等である。なお、プ
リンタ232は、例えばバブルジェット方式によるノン
インパクトプリンタである。
【0193】次に、印刷を終了したフロッピーディスク
をプリンタ232から取り出して、排出スタッカ236
に排出する。この排出されたフロッピーディスクには、
図25に示すように、ライセンス情報FPDであること
を示す「契約情報FPD」の文字、発行番号001、顧
客番号1234等が印刷されている。
【0194】この後、生産日がN日である出荷指示デー
タ2の各々について同様の処理を繰り返し実行する。こ
のように本発明によれば、自動的に策定した生産計画デ
ータ42に基づいて媒体/ドキュメント生産処理部22
で自動的にソフトウェア9を生産できる。このため、生
産スケジュールの策定と無関係に生産システムを自動運
転することができる。また、生産担当者が生産システム
に運転を指示する必要がないため、無人の環境下での生
産システムの運転ができる。従って、夜間に無人の状態
で生産システムを自動運転してソフトウェア9の生産効
率を向上することができる。
【0195】また、本発明によれば、構成部材の内、ソ
フトウェア説明書、マニュアル、ソフトウェア使用許諾
情報、出荷説明書等の文書(ドキュメント)からなる構
成部材について、多種類のドキュメントを自動的に生産
できる。また、ドキュメントの在庫の保有を少なくした
り、無くしたりすることができる。また、出荷指示デー
タ2を生産工場で受信すると、直ちに、生産を開始する
ことができる(タイムラグを無くすことができる)。従
って、ドキュメントの在庫を少なくすることができる。 (出荷実績作成処理の説明)次に、生産管理処理部11
の顧客管理処理部15が実行する出荷実績の作成処理に
ついて、図26により説明する。
【0196】顧客管理処理部15は、オーダ受信データ
40を用いて出荷実績データ43を作成し、更に、出荷
実績データ43を用いて優先順位データ44を作成す
る。まず、顧客管理処理部15は、出荷指示データ2の
各々について出荷実績データ43に反映すべきデータか
否かを調べる。このために、生産計画策定処理部13は
オーダ受信データ40を参照する。
【0197】オーダ受信データ40の一例を、図26に
示す。特に、図26(A)は受注プールデータ6から転
送されて未だ生産計画が策定されていない状態を示し、
図26(B)は既に生産計画が策定された状態を示す。
なお、図26において、「購入型番」は商品X等の商品
名に相当する。
【0198】図26(A)において、「購入内容情報」
及び発行番号が1個の出荷指示データ2を構成する。1
個の「購入内容情報」は、顧客名、出荷日、購入型番、
数量、出荷先、・・・・等からなる。「購入内容情報」
には、それが営業端末1に入力された順に、その内部デ
ータとして発行番号が付加される。また、各出荷指示デ
ータ2に対応して、生産計画策定フラグが設定される。
即ち、オーダ受信データ40は複数の出荷指示データ2
とその各々に付加された生産計画策定フラグとからな
る。図26(A)に示す時点では、未だ生産計画が策定
されていないから、生産計画策定フラグは「未」とされ
る。
【0199】図26(A)に示すオーダ受信データ40
について、前述したような生産計画データ42が策定さ
れると、既に生産計画が策定されたのであるから、図2
6(B)に示すように生産計画策定フラグは「済」とさ
れる。具体的には、生産計画策定処理において、生産計
画策定処理部13が当該出荷指示データ2を参照した時
点で、各出荷指示データ2毎に、生産計画策定処理部1
3によって生産計画策定フラグが「済」とされる。生産
計画策定フラグは、生産計画策定処理によって生産指示
用データ50が生成されたか否かを示す。
【0200】オーダ受信データ40を参照した顧客管理
処理部15は、まず、生産計画策定フラグが「済」であ
る出荷指示データ2を抽出し、更に、これらの内で出荷
日が当該参照日(作業日)より1日以上前の出荷指示デ
ータ2を抽出する。即ち、生産計画策定フラグが「済」
で、かつ、出荷日が当該参照日(参照処理の作業日)よ
り1日以上前の出荷指示データ2が、出荷実績データ4
3に反映すべきデータとして抽出される。なお、作業日
はソフトウェア生産システム7又はホストシステム4が
備えるカレンダ機構により認識される。
【0201】例えば、図26においては、作業日が(N
+2)日であるとすると、発行番号Aの出荷指示データ
2のみが出荷実績データ43に反映され、発行番号Bの
出荷指示データ2は出荷実績データ43に反映されな
い。出荷実績データ43に反映された発行番号Aの出荷
指示データ2は、顧客管理処理部15によって、オーダ
受信データ40から削除される。
【0202】このような出荷実績データ43の作成処理
が繰り返される結果、オーダ受信データ40に格納され
た出荷指示データ2は、出荷の完了した(とみなせる)
ものから順に、出荷実績データ43に反映される。従っ
て、出荷実績データ43は、過去の全ての出荷指示デー
タ2を、その出荷順に累積して管理している。出荷実績
データ43は顧客管理処理部15によって管理される。
【0203】顧客管理処理部15は、以上のようにして
作成した出荷実績データ43に基づいて、優先順位デー
タ44を作成する。優先順位データ44は、予め指定さ
れた期間について行われる。例えば、ソフトウェア生産
工場の営業月度単位に、出荷実績データ43から最新の
1月分の出荷実績を抽出して、優先順位データ44が作
成される。そして、営業月度単位で出荷実績データ43
を更新する(そのファイルを更新する)。
【0204】なお、作業日はソフトウェア生産システム
7又はホストシステム4が備えるカレンダ機構により認
識できるから、これに基づいて、抽出すべき営業月度を
認識できる。従って、出荷実績データ43は営業月度単
位で自動的に更新される。営業月度は予め顧客管理処理
部15に与えられる。
【0205】優先順位データ44の作成において、商品
毎に出荷量の多い順にファイルに格納される。そこで、
顧客管理処理部15は、抽出された出荷指示データ2の
購入型番を参照して、同一型番を持つ(同一商品につい
ての)出荷指示データ2について、その数量を集計す
る。これにより、商品毎に出荷量の多い順が求まる。こ
の順が優先順位であり、生産計画データ42の策定に用
いられる。
【0206】このように、本発明によれば、商品毎にそ
の出荷実績を累積及び月度単位で自動的に管理すること
ができる。また、最新の出荷実績に基づいて商品毎の優
先順位を定めてこれを生産計画データ42の策定に反映
させることができ、出荷実績に応じた最適な生産計画を
策定できる。
【0207】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の構成部材からなるソフトウェアを生産するソフト
ウェア生産システムにおいて、出荷指示データを一括し
て管理して、これに基づいて生産計画を自動的に策定
し、この生産計画に基づいてソフトウェアを生産するこ
とにより、出荷指示データに記述された出荷対象である
商品の構成に沿って、商品であるソフトウェアを一括し
て統合的にかつ自動的に生産することができるので、最
適な又はより良い生産計画を策定することができ、生産
計画の決定に必要とされていた経験、手間、時間等を不
要にでき、生産計画の策定の作業効率を向上でき、誤り
の発生を無くすことができ、更に、生産計画の最適化に
より、ソフトウェアの生産システムの稼動効率を向上さ
せ、ソフトウェアの生産効率を向上することができる。
【0208】また、本発明によれば、複数の構成部材か
らなるソフトウェアを生産するソフトウェア生産システ
ムにおいて、生産計画に基づいてソフトウェアを構成す
る構成部材の内の特にドキュメントを自動的に生産する
ことができるので、ドキュメントの在庫の保有を少なく
したり、無くしたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】実施例構成図である。
【図3】実施例構成図である。
【図4】実施例構成図である。
【図5】実施例構成図である。
【図6】実施例構成図である。
【図7】実施例構成図である。
【図8】実施例説明図である。
【図9】実施例説明図である。
【図10】実施例説明図である。
【図11】実施例説明図である。
【図12】実施例説明図である。
【図13】実施例説明図である。
【図14】実施例説明図である。
【図15】実施例説明図である。
【図16】実施例説明図である。
【図17】実施例説明図である。
【図18】実施例説明図である。
【図19】実施例説明図である。
【図20】実施例説明図である。
【図21】実施例説明図である。
【図22】実施例説明図である。
【図23】実施例説明図である。
【図24】実施例構成図である。
【図25】実施例説明図である。
【図26】実施例説明図である。
【符号の説明】
1 端末 2 出荷指示データ 3 回線 4 ホストシステム 5 受注システム 6 受注プールデータ 7 ソフトウェア生産システム 8 ソフトウェア生産素材 9 ソフトウェア 10 端末 11 生産管理処理部 13 生産計画策定処理部 15 顧客管理処理部 21 生産処理部 22 媒体/ドキュメント生産処理部 23 ライセンス情報生産処理部 40 オーダ受信データ 42 生産計画データ 43 出荷実績データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 静信 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地 の2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 寺嶋 博義 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地 の2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 佐々木 克直 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地 の2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 小柳 恵介 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地 の2 株式会社ピーエフユー内 (56)参考文献 特開 平5−12304(JP,A) 特開 平2−196368(JP,A) 特開 平6−19698(JP,A) 特開 平5−181871(JP,A) 特開 平6−243147(JP,A) 特開 平8−76994(JP,A) 特開 平8−190529(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/60

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の構成部材からなるソフトウェア
    を、当該ソフトウェアを構成する構成部材を示す情報に
    基づいて生産するソフトウェア生産システムであって、 入力された前記構成部材を示す情報を送信する端末と、 前記端末から受信した前記構成部材を示す情報に基づい
    て生産計画データを策定する生産計画策定処理部と、 前記生産計画策定処理部において策定された生産計画デ
    ータに基づいて、ライセンス情報を除くソフトウェアを
    生産する媒体/ドキュメント生産処理部と、 前記生産計画策定処理部において策定された生産計画デ
    ータに基づいて前記媒体/ドキュメント生産処理部にお
    いて生産されたソフトウェアについてのライセンス情報
    を生産するライセンス情報生産処理部と、 前記媒体/ドキュメント生産処理部及びライセンス情報
    生産処理部において生産されたソフトウェアの出荷実績
    データを、前記端末から受信した前記構成部材を示す情
    報に基づいて作成する顧客管理処理部とを備えることを
    特徴とするソフトウェア生産システム。
  2. 【請求項2】 前記端末が複数設けられ、その各々が回
    線を介してホストシステムに接続され、 当該ソフトウェア生産システムが前記ホストシステムに
    設けられ、 当該ソフトウェア生産システムが、前記複数の端末から
    受信した複数の前記構成部材を示す情報に基づいて、ソ
    フトウェアに関する情報のみからなるオーダ受信データ
    を作成し、 前記生産計画策定処理部がオーダ受信データに基づいて
    生産計画データを策定することを特徴とする請求項1に
    記載のソフトウェア生産システム。
  3. 【請求項3】 前記生産計画策定処理部が、オーダ受信
    データに基づいて生産計画データを策定する場合におい
    て、生産すべきソフトウェアの構成部材を生産する生産
    システムの生産能力を示す生産能力データとソフトウェ
    アの構成を示す商品データとを参照して生産計画データ
    を策定することを特徴とする請求項2に記載のソフトウ
    ェア生産システム。
  4. 【請求項4】 前記ソフトウェアは、プログラム等を格
    納したソフトウェア格納媒体、ソフトウェア説明書、マ
    ニュアル、ライセンス情報、出荷説明書を含み、 前記媒体/ドキュメント生産処理部が、ソフトウェアの
    構成部材の内の少なくともソフトウェア説明書、マニュ
    アル、出荷説明書からなるドキュメントを生産するドキ
    ュメント生産処理部と、ドキュメントを生産する場合の
    元データとなるドキュメントデータとを備え、 前記ドキュメントデータが、ソフトウェアの構成部材毎
    にファイル名を管理するドキュメント構成管理ファイル
    と、所定のファイル名と共に構成部材の内容を格納する
    ドキュメント電子データとからなり、 前記ドキュメント生産処理部が、オーダ受信データに基
    づいてドキュメントデータを用いて所定のドキュメント
    を作成する場合において、ドキュメント構成管理ファイ
    ルを参照してオーダ受信データの指示するソフトウェア
    の構成部材についてのファイル名を求め、このファイル
    名を用いてドキュメント電子データから当該構成部材の
    内容を取り出し、これを用いてオーダ受信データの指示
    する形態のドキュメントを編成することを特徴とする請
    求項2に記載のソフトウェア生産システム。
  5. 【請求項5】 前記ソフトウェアは、プログラム等を格
    納したソフトウェア格納媒体、ソフトウェア説明書、マ
    ニュアル、ライセンス情報、出荷説明書を含み、 前記ライセンス情報生産処理部が、ソフトウェア格納媒
    体に格納されたライセンス情報を生産する契約情報生産
    処理部と、ドキュメントで提供されるライセンス情報を
    生産するパスワード管理処理部と、ライセンス情報を生
    産する場合の元データとなるライセンスデータを備え、 前記ライセンス情報生産処理部が、オーダ受信データに
    基づいてライセンスデータを用いて所定のライセンス情
    報を生産すると共に、 前記契約情報生産処理部が、オーダ受信データに基づい
    て、1個の前記構成部材を示す情報により生産される複
    数のソフトウェアについてのキーデータを全てライセン
    スデータから読み出し、同一のソフトウェア格納媒体に
    書き込むことを特徴とする請求項2に記載のソフトウェ
    ア生産システム。
  6. 【請求項6】 前記顧客管理処理部が、出荷実績データ
    に基づいて優先順位データを作成し、 前記生産計画策定処理部が、優先順位データに基づいて
    生産計画データを作成することを特徴とする請求項1に
    記載のソフトウェア生産システム。
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