JP2980388B2 - センサ付きカテ−テル - Google Patents
センサ付きカテ−テルInfo
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- JP2980388B2 JP2980388B2 JP3033598A JP3359891A JP2980388B2 JP 2980388 B2 JP2980388 B2 JP 2980388B2 JP 3033598 A JP3033598 A JP 3033598A JP 3359891 A JP3359891 A JP 3359891A JP 2980388 B2 JP2980388 B2 JP 2980388B2
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- Japan
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- catheter
- sensor
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体内に挿入して体液の
圧力、イオン濃度、酸濃度或いはガス濃度等の生体情報
を検出して診断や治療に供するセンサ付き医用カテ−テ
ルの構造に関する。更に具体的に云えば、本発明は、カ
テ−テル先端部位に取付ける微小センサをインタ−コネ
クト基板に搭載し、カテ−テル外皮に埋設したリ−ド線
をこのインタ−コネクト基板に接続することによって組
立の信頼性と迅速化を可能にしたセンサ付きカテ−テル
に関する。
圧力、イオン濃度、酸濃度或いはガス濃度等の生体情報
を検出して診断や治療に供するセンサ付き医用カテ−テ
ルの構造に関する。更に具体的に云えば、本発明は、カ
テ−テル先端部位に取付ける微小センサをインタ−コネ
クト基板に搭載し、カテ−テル外皮に埋設したリ−ド線
をこのインタ−コネクト基板に接続することによって組
立の信頼性と迅速化を可能にしたセンサ付きカテ−テル
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のセンサ付きカテ−テルは、図6
に示すように、センサ1と、該センサ1の接続電極11
に個別的に端部6を電気的に接続した所要本数のリ−ド
線3と及び上記センサ1を除く他のリ−ド線3の部分を
隠蔽保護する為の合成樹脂或いはゴム等の可撓性チュ−
ブ19とから構成され、上記各リ−ド線3は外部機器に
接続されてセンサ1と信号の授受を行うもので、生体の
各種検査手段として現今多方面に採用されている。
に示すように、センサ1と、該センサ1の接続電極11
に個別的に端部6を電気的に接続した所要本数のリ−ド
線3と及び上記センサ1を除く他のリ−ド線3の部分を
隠蔽保護する為の合成樹脂或いはゴム等の可撓性チュ−
ブ19とから構成され、上記各リ−ド線3は外部機器に
接続されてセンサ1と信号の授受を行うもので、生体の
各種検査手段として現今多方面に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来のセン
サ付きカテ−テルに於いては、センサ1の外形寸法及び
接続電極は極めて小さく、各リ−ド線3の端部6を半田
付け等により接合することは非常に困難であって、電気
的接続の信頼性を損ねると共に、このような半田付け処
理の自動化を実現することも困難である。
サ付きカテ−テルに於いては、センサ1の外形寸法及び
接続電極は極めて小さく、各リ−ド線3の端部6を半田
付け等により接合することは非常に困難であって、電気
的接続の信頼性を損ねると共に、このような半田付け処
理の自動化を実現することも困難である。
【0004】また、上記の如き半田付け処理の前又は後
には各リ−ド線3を可撓性チュ−ブ19に挿通する必要
があるが、小径な可撓性チュ−ブ19に対する挿通作業
に関しても相当の困難さを生ずる。
には各リ−ド線3を可撓性チュ−ブ19に挿通する必要
があるが、小径な可撓性チュ−ブ19に対する挿通作業
に関しても相当の困難さを生ずる。
【0005】更に、リ−ド線挿通の為のスぺ−スを個別
のル−メンとして設ける必要があるので、限られたカテ
−テル外径の中で使用可能なル−メン断面積が減少する
という不都合もある。
のル−メンとして設ける必要があるので、限られたカテ
−テル外径の中で使用可能なル−メン断面積が減少する
という不都合もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、リ−ド線を直
接的にセンサに接続する従来手法に代えて、インタ−コ
ネクト基板を使用し、このインタ−コネクト基板を介し
てセンサとの電気的な相互接続を図り、センサとリ−ド
線は適当な治具とレ−ザ−手段等による一括的な半田付
けで可及的に自動化可能に工夫する一方、そのリ−ド線
はカテ−テルの外皮の管璧に埋設してル−メン断面積の
減少を防止するように構成したセンサ付きカテ−テルを
提供するものである。
接的にセンサに接続する従来手法に代えて、インタ−コ
ネクト基板を使用し、このインタ−コネクト基板を介し
てセンサとの電気的な相互接続を図り、センサとリ−ド
線は適当な治具とレ−ザ−手段等による一括的な半田付
けで可及的に自動化可能に工夫する一方、そのリ−ド線
はカテ−テルの外皮の管璧に埋設してル−メン断面積の
減少を防止するように構成したセンサ付きカテ−テルを
提供するものである。
【0007】その為に本発明によるセンサ付きカテ−テ
ルでは、センサと、このセンサからの出力を外部に取出
す為のカテ−テル外皮に埋設されたリ−ド線と、及びこ
れらの電気的相互接続を行う為のインタ−コネクト基板
を具備するセンサ付きカテ−テルに於いて、このインタ
−コネクト基板の一部を管状に形成してその管状部に接
続ランドを放射状に配置し、予め成形されたリ−ド線を
治具の併用下に所定の接続ランド上に仮固定し、また、
センサを適当な整列治具で所定の位置に仮固定した状態
で、赤外線或いはレ−ザ−等の手段による一括的な半田
付けで可及的に自動化を達成できるように構成したもの
である。
ルでは、センサと、このセンサからの出力を外部に取出
す為のカテ−テル外皮に埋設されたリ−ド線と、及びこ
れらの電気的相互接続を行う為のインタ−コネクト基板
を具備するセンサ付きカテ−テルに於いて、このインタ
−コネクト基板の一部を管状に形成してその管状部に接
続ランドを放射状に配置し、予め成形されたリ−ド線を
治具の併用下に所定の接続ランド上に仮固定し、また、
センサを適当な整列治具で所定の位置に仮固定した状態
で、赤外線或いはレ−ザ−等の手段による一括的な半田
付けで可及的に自動化を達成できるように構成したもの
である。
【0008】上記リ−ド線をカテ−テル外皮の管壁に埋
設するには各種の手段を採用できるが、リ−ド線を半田
付け後、カテ−テル内層チュ−ブの外周上に直線状若し
くはスパイラル状にこのリ−ド線を配設し、次に押出し
成形によって樹脂性被覆外皮を構成することができる。
設するには各種の手段を採用できるが、リ−ド線を半田
付け後、カテ−テル内層チュ−ブの外周上に直線状若し
くはスパイラル状にこのリ−ド線を配設し、次に押出し
成形によって樹脂性被覆外皮を構成することができる。
【0009】更に、カテ−テルチュ−ブの押出し成形時
に、リ−ド線をこのチュ−ブの外皮中に同時的にスパイ
ラル状或いは直線状に一体的に埋設し、これを所要の長
さに切断した後、その端部のリ−ド線の絶縁樹脂部分を
除去して半田付けを行うことも可能である。
に、リ−ド線をこのチュ−ブの外皮中に同時的にスパイ
ラル状或いは直線状に一体的に埋設し、これを所要の長
さに切断した後、その端部のリ−ド線の絶縁樹脂部分を
除去して半田付けを行うことも可能である。
【0010】
【実施例】以下、図示の実施例を参照しながら本発明を
更に説明する。図1は本発明に係るセンサ付きカテ−テ
ルの概念的な要部断面構成図であって、7はチュ−ブ状
のカテ−テルの外皮を示し、また、8は同じくチュ−ブ
状のカテ−テルの内皮であって、これらは構造基体とし
て機能する可撓性チュ−ブを構成するものであり、図2
にも示す如く、ガイドワイヤ−の挿通路、体液採取或い
は薬液注入等の為のル−メン9を内部に形成している。
この可撓性チュ−ブの材質としては、テフロン、塩化ビ
ニ−ル又は高密度ポリエチレン、4フッ化エチレン等を
使用することができる。5はセンサ1とリ−ド線3との
電気的接続の中継部材として機能するインタ−コネクト
基板であり、図2及び図3にも示すように、このインタ
−コネクト基板5はカテ−テルの外皮7に埋設されるよ
うな態様で管状に配設されており、且つカテ−テルの長
手方向に平坦状に突出する領域12と、カテ−テル内皮
8の外周に沿って管状に形成された領域13とを有す
る。そして、上記領域12の内側方向に配設された接続
ランド14によってセンサ1がその接合部2と接続さ
れ、また領域13の外側方向に配設された接続ランド1
5によってリ−ド線3が接続されている。図3にはセン
サ1、インタ−コネクト基板5及びリ−ド線3との上記
のような電気的相互接続状態を概念的に示してある。
更に説明する。図1は本発明に係るセンサ付きカテ−テ
ルの概念的な要部断面構成図であって、7はチュ−ブ状
のカテ−テルの外皮を示し、また、8は同じくチュ−ブ
状のカテ−テルの内皮であって、これらは構造基体とし
て機能する可撓性チュ−ブを構成するものであり、図2
にも示す如く、ガイドワイヤ−の挿通路、体液採取或い
は薬液注入等の為のル−メン9を内部に形成している。
この可撓性チュ−ブの材質としては、テフロン、塩化ビ
ニ−ル又は高密度ポリエチレン、4フッ化エチレン等を
使用することができる。5はセンサ1とリ−ド線3との
電気的接続の中継部材として機能するインタ−コネクト
基板であり、図2及び図3にも示すように、このインタ
−コネクト基板5はカテ−テルの外皮7に埋設されるよ
うな態様で管状に配設されており、且つカテ−テルの長
手方向に平坦状に突出する領域12と、カテ−テル内皮
8の外周に沿って管状に形成された領域13とを有す
る。そして、上記領域12の内側方向に配設された接続
ランド14によってセンサ1がその接合部2と接続さ
れ、また領域13の外側方向に配設された接続ランド1
5によってリ−ド線3が接続されている。図3にはセン
サ1、インタ−コネクト基板5及びリ−ド線3との上記
のような電気的相互接続状態を概念的に示してある。
【0011】リ−ド線3はカテ−テル内皮8の外周にス
パイラル状に巻き付けるか又は外皮7に沿って直線状に
配設してカテ−テル端部の図示しないコネクタ−に接続
される。カテ−テルの外皮7は、上記センサ1、インタ
−コネクト基板5及びリ−ド線3の外面を保護する為に
設けた抗血栓性に優れたジャケットとして機能する。1
0はセンサ1が体液と接するように外皮7に穿孔した開
口部であり、このようなカテ−テル外皮7は、カテ−テ
ル内皮8と同様の材料を押出し成形法或いは熱収縮成形
法等によって形成することができ、その際にリ−ド線3
をこの外皮7内に一体構造に埋設することも可能であ
る。斯かる一体構造に於いては、埋設されたリ−ド線3
がカテ−テルチュ−ブの機械的強度をも高めるので、耐
圧性、圧縮強度及び引っ張り強度等を向上させ、カテ−
テル手技に於ける操作制御性乃至は応答性、即ちトルク
コントロ−ルを良好化可能な剛直性を確保できる。
パイラル状に巻き付けるか又は外皮7に沿って直線状に
配設してカテ−テル端部の図示しないコネクタ−に接続
される。カテ−テルの外皮7は、上記センサ1、インタ
−コネクト基板5及びリ−ド線3の外面を保護する為に
設けた抗血栓性に優れたジャケットとして機能する。1
0はセンサ1が体液と接するように外皮7に穿孔した開
口部であり、このようなカテ−テル外皮7は、カテ−テ
ル内皮8と同様の材料を押出し成形法或いは熱収縮成形
法等によって形成することができ、その際にリ−ド線3
をこの外皮7内に一体構造に埋設することも可能であ
る。斯かる一体構造に於いては、埋設されたリ−ド線3
がカテ−テルチュ−ブの機械的強度をも高めるので、耐
圧性、圧縮強度及び引っ張り強度等を向上させ、カテ−
テル手技に於ける操作制御性乃至は応答性、即ちトルク
コントロ−ルを良好化可能な剛直性を確保できる。
【0012】図2は本発明に係るセンサ付きカテ−テル
の概念的な横断面構成図を示しているが、ル−メン9は
1個又は複数個設けることができ、また図の如き真円に
限らずその他の異形の断面形状に形成することも可能で
ある。
の概念的な横断面構成図を示しているが、ル−メン9は
1個又は複数個設けることができ、また図の如き真円に
限らずその他の異形の断面形状に形成することも可能で
ある。
【0013】図4はインタ−コネクト基板5を展開した
状態で示すものであり、図のようなT形状の構成の他、
図示しないがL形状或いはY形状の可撓性配線基板原形
体として形成され、電気的中継用の配線パタ−ン16が
フォトリソグラフ手法の採用により適宜形成されてい
る。センサ1を搭載接続するための接続ランド14及び
リ−ド線3を接続する為の接続ランド15は、図5の如
く可撓性絶縁基材17と表面保護材18を各別に貫通し
て互いに反対方向に配線パタ−ン16から突出するよう
に形成されているが、センサ1の接合部2の配置に対応
させて例えば上記各接続ランド14、15を同一面に突
出するように形成することもできる。いずれにしても、
複数個の上記接続ランド14はセンサ1の接合部2、即
ちIO電極の配置と対応した位置に配置され、適当な位
置決め治具の併用によるYAGレ−ザ−若しくは赤外線
照射での一括的な半田付けが可能である。
状態で示すものであり、図のようなT形状の構成の他、
図示しないがL形状或いはY形状の可撓性配線基板原形
体として形成され、電気的中継用の配線パタ−ン16が
フォトリソグラフ手法の採用により適宜形成されてい
る。センサ1を搭載接続するための接続ランド14及び
リ−ド線3を接続する為の接続ランド15は、図5の如
く可撓性絶縁基材17と表面保護材18を各別に貫通し
て互いに反対方向に配線パタ−ン16から突出するよう
に形成されているが、センサ1の接合部2の配置に対応
させて例えば上記各接続ランド14、15を同一面に突
出するように形成することもできる。いずれにしても、
複数個の上記接続ランド14はセンサ1の接合部2、即
ちIO電極の配置と対応した位置に配置され、適当な位
置決め治具の併用によるYAGレ−ザ−若しくは赤外線
照射での一括的な半田付けが可能である。
【0014】通常、医用カテ−テルに用いられるセンサ
は微小であってそのIO電極は直径100μm程度の微
小電極となり、また、電極間距離も微小となるので、こ
れに対応して接続ランド14は微小径且つ高密度に配置
する必要が生ずる。そこで、このような微小な接続ラン
ド14を構成する為の可撓性の絶縁基材17に対する穿
孔形成技術としては、例えば特願平1−288434号
の出願に開示したようなマイクロフォトリソグラフ手法
を好適に採用可能である。一方、リ−ド線3を接合する
接続ランド15に関しては、管状の領域13に比較的面
積上のゆとりがある為、予め所定位置に穿孔を設けた表
面保護材18を配線パタ−ン16の上面に貼り合わせる
等の既存の手法を適用できるが、使用されるリ−ド線3
の線径に応じて微小なランドを形成する必要の場合に
は、上記の如きマイクロフォトリソグラフ手法を採用す
ることも勿論可能である。
は微小であってそのIO電極は直径100μm程度の微
小電極となり、また、電極間距離も微小となるので、こ
れに対応して接続ランド14は微小径且つ高密度に配置
する必要が生ずる。そこで、このような微小な接続ラン
ド14を構成する為の可撓性の絶縁基材17に対する穿
孔形成技術としては、例えば特願平1−288434号
の出願に開示したようなマイクロフォトリソグラフ手法
を好適に採用可能である。一方、リ−ド線3を接合する
接続ランド15に関しては、管状の領域13に比較的面
積上のゆとりがある為、予め所定位置に穿孔を設けた表
面保護材18を配線パタ−ン16の上面に貼り合わせる
等の既存の手法を適用できるが、使用されるリ−ド線3
の線径に応じて微小なランドを形成する必要の場合に
は、上記の如きマイクロフォトリソグラフ手法を採用す
ることも勿論可能である。
【0015】上記インタ−コネクト基板5を構成する可
撓性絶縁基材17の材料は、耐熱性及び柔軟性に優れた
厚さ12.5〜75μm程度のポリイミドフィルムを使
用するのが好ましく、また、表面保護材18は上記基材
17と同様に耐熱性と柔軟性に富む厚さ5〜25μm程
度のイミド系、アクリル系又はエポキシ系のワニスか或
いは厚さ12.5〜75μm程度のポリイミドフィルム
を使用できる。このような薄葉材料を使用することによ
り、インタ−コネクト基板5の領域13は容易にカテ−
テル内皮8の外周に沿って管状に形成可能となり、ま
た、カテ−テルの外皮7の直径を小さく形成することが
できる。
撓性絶縁基材17の材料は、耐熱性及び柔軟性に優れた
厚さ12.5〜75μm程度のポリイミドフィルムを使
用するのが好ましく、また、表面保護材18は上記基材
17と同様に耐熱性と柔軟性に富む厚さ5〜25μm程
度のイミド系、アクリル系又はエポキシ系のワニスか或
いは厚さ12.5〜75μm程度のポリイミドフィルム
を使用できる。このような薄葉材料を使用することによ
り、インタ−コネクト基板5の領域13は容易にカテ−
テル内皮8の外周に沿って管状に形成可能となり、ま
た、カテ−テルの外皮7の直径を小さく形成することが
できる。
【0016】上記の構造によって、体液の採取又は薬液
の注入或いはバル−ン拡張法による血管閉塞治療等に用
いる為の医用カテ−テルに於いて、カテ−テルの挿入端
近傍に設けたセンサ1に電気的に接続したインタ−コネ
クト基板5を有し、このインタ−コネクト基板5にリ−
ド線3等からなる配線手段を接続して外部との信号の授
受を行うように構成できる。そして、リ−ド線3はカテ
−テルのル−メン用のチュ−ブとしての内皮8の外周に
スパイラル状若しくはその長手方向に直線状に配設し、
且つインタ−コネクト基板5及びリ−ド線3の外面に抗
血栓性の樹脂性被覆を押出し成形法或いは熱収縮成形法
等の採用で設けることにより、インタ−コネクト基板5
及びリ−ド線3をカテ−テルの外皮7の層内に一体的に
埋設するように構成できるものである。
の注入或いはバル−ン拡張法による血管閉塞治療等に用
いる為の医用カテ−テルに於いて、カテ−テルの挿入端
近傍に設けたセンサ1に電気的に接続したインタ−コネ
クト基板5を有し、このインタ−コネクト基板5にリ−
ド線3等からなる配線手段を接続して外部との信号の授
受を行うように構成できる。そして、リ−ド線3はカテ
−テルのル−メン用のチュ−ブとしての内皮8の外周に
スパイラル状若しくはその長手方向に直線状に配設し、
且つインタ−コネクト基板5及びリ−ド線3の外面に抗
血栓性の樹脂性被覆を押出し成形法或いは熱収縮成形法
等の採用で設けることにより、インタ−コネクト基板5
及びリ−ド線3をカテ−テルの外皮7の層内に一体的に
埋設するように構成できるものである。
【0017】
【発明の効果】本発明のセンサ付きカテ−テルによれ
ば、センサのIO電極の形状及び配置に対応させてイン
タ−コネクト基板の接続ランドを高精度に配設できるの
で、適当な治具と加熱手段を併用して一括的な半田付け
処理を行うことができ、迅速且つ信頼性の高い自動接続
を実現することができる。
ば、センサのIO電極の形状及び配置に対応させてイン
タ−コネクト基板の接続ランドを高精度に配設できるの
で、適当な治具と加熱手段を併用して一括的な半田付け
処理を行うことができ、迅速且つ信頼性の高い自動接続
を実現することができる。
【0018】また、インタ−コネクト基板の一部を管状
に形成して接続ランドをその管状部に放射状に配設でき
るので、複数本のリ−ド線を半田付けする場合でも接続
部の面積的余裕を確保でき、予めリ−ド線を成形、保持
する治具と加熱手段の併用によってリ−ド線の一括的な
半田付けが可能であって、この点でも迅速且つ信頼性の
高い自動接続を達成できる。
に形成して接続ランドをその管状部に放射状に配設でき
るので、複数本のリ−ド線を半田付けする場合でも接続
部の面積的余裕を確保でき、予めリ−ド線を成形、保持
する治具と加熱手段の併用によってリ−ド線の一括的な
半田付けが可能であって、この点でも迅速且つ信頼性の
高い自動接続を達成できる。
【0019】複数個のセンサをカテ−テルに設ける必要
のある場合でも、インタ−コネクト基板とリ−ド線に工
夫を加えることにより、上記の如き一括的な自動接続を
達成できる。
のある場合でも、インタ−コネクト基板とリ−ド線に工
夫を加えることにより、上記の如き一括的な自動接続を
達成できる。
【0020】本発明のカテ−テルによれば、従来のセン
サ付きカテ−テルで実施されたようなリ−ド線を挿通す
る為のル−メンを別途設ける如き手段と異なり、リ−ド
線をカテ−テルの外皮に一体状に埋設できるので、体液
又は薬液の導路としてのル−メンの断面積を必要量確保
可能であって、同時にカテ−テルチュ−ブの耐圧性、圧
縮強度及び引っ張り強度等の機械的強度を向上させる
為、カテ−テル手技に於ける操作制御性乃至は応答性、
換言すればワンツ−ワン・トルクコントロ−ルを良好に
確保可能な剛直性を確実に達成できる。
サ付きカテ−テルで実施されたようなリ−ド線を挿通す
る為のル−メンを別途設ける如き手段と異なり、リ−ド
線をカテ−テルの外皮に一体状に埋設できるので、体液
又は薬液の導路としてのル−メンの断面積を必要量確保
可能であって、同時にカテ−テルチュ−ブの耐圧性、圧
縮強度及び引っ張り強度等の機械的強度を向上させる
為、カテ−テル手技に於ける操作制御性乃至は応答性、
換言すればワンツ−ワン・トルクコントロ−ルを良好に
確保可能な剛直性を確実に達成できる。
【図1】本発明の一実施例によるセンサ付きカテ−テル
の概念的な要部縦断面構成図
の概念的な要部縦断面構成図
【図2】図1の要部の概念的な横断面構成図
【図3】インタ−コネクト基板に対してセンサとリ−ド
線とを接続した状態を概念的に示す要部拡大斜視構成図
線とを接続した状態を概念的に示す要部拡大斜視構成図
【図4】インタ−コネクト基板の原形体としての可撓性
配線基板の展開説明図
配線基板の展開説明図
【図5】図4の要部断面構成図
【図6】従来構造によるセンサ付きカテ−テルの構成説
明図
明図
1 センサ 2 センサ接合部 3 リ−ド線 4 リ−ド線接続部 5 インタ−コネクト基板 6 リ−ド線端部 7 カテ−テル外皮 8 カテ−テル内皮 9 ル−メン 10 センサ開口部 11 接続電極 12 センサ接続領域 13 リ−ド線接続用管状領域 14 センサ用接続ランド 15 リ−ド線接続ランド 16 配線パタ−ン 17 可撓性絶縁基材 18 表面保護材 19 被覆用可撓性チュ−ブ
Claims (5)
- 【請求項1】 診断若しくは治療用カテ−テルに於い
て、カテ−テルの挿入端近傍に設けたセンサに電気的に
接続され且つ上記カテ−テルのチュ−ブ状内皮と外皮と
の間に管状に配設したインタ−コネクト基板を備え、上
記カテ−テル外皮に設けた配線手段を上記インタ−コネ
クト基板に接続して外部との信号の授受を行うように構
成したことを特徴とするセンサ付きカテ−テル。 - 【請求項2】 前記配線手段は、良導電性のリ−ド線を
上記カテ−テル外皮に直線状又はスパイラル状に埋設さ
れた請求項1のセンサ付きカテ−テル。 - 【請求項3】 前記インタ−コネクト基板には配線パタ
−ンを一括に形成すると共に、上記センサを搭載する為
の接続ランドと上記リ−ド線を接続する為のランドとを
上記インタ−コネクト基板の同一面上若しくは表裏に配
設した請求項1又は2のセンサ付きカテ−テル。 - 【請求項4】 前記インタ−コネクト基板を展開した外
形は、L形状、T形状又はY形状の形状を有し、そのセ
ンサ搭載部は平坦状に形成されると共にリ−ド線接続部
は管状に形成された請求項1から3のいずれかに記載し
たセンサ付きカテ−テル。 - 【請求項5】 前記インタ−コネクト基板のリ−ド線接
続ランドは、管状に形成された領域に放射状に配設され
た請求項4のセンサ付きカテ−テル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3033598A JP2980388B2 (ja) | 1991-02-02 | 1991-02-02 | センサ付きカテ−テル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3033598A JP2980388B2 (ja) | 1991-02-02 | 1991-02-02 | センサ付きカテ−テル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04253840A JPH04253840A (ja) | 1992-09-09 |
JP2980388B2 true JP2980388B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=12390927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3033598A Expired - Fee Related JP2980388B2 (ja) | 1991-02-02 | 1991-02-02 | センサ付きカテ−テル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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1991
- 1991-02-02 JP JP3033598A patent/JP2980388B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04253840A (ja) | 1992-09-09 |
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