JP2979658B2 - トラクタモーア - Google Patents
トラクタモーアInfo
- Publication number
- JP2979658B2 JP2979658B2 JP3006088A JP608891A JP2979658B2 JP 2979658 B2 JP2979658 B2 JP 2979658B2 JP 3006088 A JP3006088 A JP 3006088A JP 608891 A JP608891 A JP 608891A JP 2979658 B2 JP2979658 B2 JP 2979658B2
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- Japan
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- turfgrass
- mower
- grass
- vehicle body
- deck
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタ車体の腹部
にモーアを装着するトラクタモーアの構成に関する。
にモーアを装着するトラクタモーアの構成に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】車体
の腹部に刈刃を内装するモーアデッキを装着する腹部装
着形態のトラクタモーアにあっては、実開昭62−20
4433号公報に示されるように、刈取った芝草をモー
アデッキの一側面から吸引し、ダクトやシュータ等を介
して後部のコレクタに集送する構成となっている。しか
しながら、これらモーアデッキの一側面から芝草を吸引
するものは、刈取った芝草の殆どすべてをコレクタへ集
送することとなるため芝草の集草量が多い上、土壌へ芝
草が還元されることが殆ど無いため、別途芝管理用の肥
料等が必要となるという課題が有った。また、すべての
芝草をデッキ外へ排出する構成とすると、既刈地へ芝草
を飛散し刈跡の美観を損ねるという課題が生じる。
の腹部に刈刃を内装するモーアデッキを装着する腹部装
着形態のトラクタモーアにあっては、実開昭62−20
4433号公報に示されるように、刈取った芝草をモー
アデッキの一側面から吸引し、ダクトやシュータ等を介
して後部のコレクタに集送する構成となっている。しか
しながら、これらモーアデッキの一側面から芝草を吸引
するものは、刈取った芝草の殆どすべてをコレクタへ集
送することとなるため芝草の集草量が多い上、土壌へ芝
草が還元されることが殆ど無いため、別途芝管理用の肥
料等が必要となるという課題が有った。また、すべての
芝草をデッキ外へ排出する構成とすると、既刈地へ芝草
を飛散し刈跡の美観を損ねるという課題が生じる。
【0003】この発明は、モーアデッキ内で刈取った芝
草を、そのまま車体後部の左右後車輪間に排出させて、
過剰に排出された芝草を効率良く集草すると共に、芝草
の一部を肥料として利用することを目的とするものであ
る。
草を、そのまま車体後部の左右後車輪間に排出させて、
過剰に排出された芝草を効率良く集草すると共に、芝草
の一部を肥料として利用することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、車体下腹部
に刈刃15を内装するモーアデッキ14を装着し、前記
刈刃15で刈取った芝草をデッキ14外の左右後車輪間
へ排出すると共に、同デッキ14後方には一定間隔を隔
てて前記排出した芝草を吸引する吸込口4、を設けてな
るトラクタモーアの構成とする。また、前記吸込口4
は、この先端部を前方へ向けて開拡する板体で構成し、
且つこの板体の下端部に刈取地面に摺接しながら芝草を
収集するゴム板23を備える構成とする。
に刈刃15を内装するモーアデッキ14を装着し、前記
刈刃15で刈取った芝草をデッキ14外の左右後車輪間
へ排出すると共に、同デッキ14後方には一定間隔を隔
てて前記排出した芝草を吸引する吸込口4、を設けてな
るトラクタモーアの構成とする。また、前記吸込口4
は、この先端部を前方へ向けて開拡する板体で構成し、
且つこの板体の下端部に刈取地面に摺接しながら芝草を
収集するゴム板23を備える構成とする。
【0005】
【作用、及び発明の効果】モーアデッキ14内で刈取ら
れた芝草は、車体の前進と共に左右の後車輪間へ排出さ
れて刈取地面へ落下する。そしてこの落下した芝草は、
車体が更に前進すると、デッキ14後方に配置した吸込
口4によって集草される。
れた芝草は、車体の前進と共に左右の後車輪間へ排出さ
れて刈取地面へ落下する。そしてこの落下した芝草は、
車体が更に前進すると、デッキ14後方に配置した吸込
口4によって集草される。
【0006】このように車体1の腹部に装着されるモー
アによって刈取られた芝草が、そのまま後方の刈取跡の
地面に排出されても、この排出部は左右の後車輪2と上
側の車体1底面とで囲まれているので、芝草が過剰に飛
散することを防止し集草効果を高めることができる。ま
た、前記地面に落下した芝草の一部は、芝草の生え際に
残り集草量を極力少なくすることができると共に、これ
が土壌の養分となるため芝管理用のコストを削減するこ
とができる。また、請求項2のように、吸込口4の先端
部を前方へ向けて開拡する板体で構成し、且つこの板体
の下端部に刈取地面に摺接し芝草を収集するゴム板23
を備える構成とすれば、集草効果を一層向上することが
できる。
アによって刈取られた芝草が、そのまま後方の刈取跡の
地面に排出されても、この排出部は左右の後車輪2と上
側の車体1底面とで囲まれているので、芝草が過剰に飛
散することを防止し集草効果を高めることができる。ま
た、前記地面に落下した芝草の一部は、芝草の生え際に
残り集草量を極力少なくすることができると共に、これ
が土壌の養分となるため芝管理用のコストを削減するこ
とができる。また、請求項2のように、吸込口4の先端
部を前方へ向けて開拡する板体で構成し、且つこの板体
の下端部に刈取地面に摺接し芝草を収集するゴム板23
を備える構成とすれば、集草効果を一層向上することが
できる。
【0007】
【実施例】図例において、トラクタ車体1は、ステアリ
ングハンドルによって操向自在の左右一対の前車輪と、
左右一対の後車輪2を有し、前部に搭載したエンジンか
ら後部伝動装置6から後車輪2の車軸7を連動して走行
する構成としている。8はこの後部伝動装置6から連動
される動力取出装置で、吸引装置3のファン9を伝動す
る。車体1上にはフロア11を構成し、このフロア11
上の後部に操縦席10を支持させる。
ングハンドルによって操向自在の左右一対の前車輪と、
左右一対の後車輪2を有し、前部に搭載したエンジンか
ら後部伝動装置6から後車輪2の車軸7を連動して走行
する構成としている。8はこの後部伝動装置6から連動
される動力取出装置で、吸引装置3のファン9を伝動す
る。車体1上にはフロア11を構成し、このフロア11
上の後部に操縦席10を支持させる。
【0008】モーア12は、該車体1の腹部に装着し、
吸引装置3、及びコレクタ13は車体1の後端部に装着
される。モーア12は、モーアデッキ14の下側に複数
の刈刃15を上下方向の刈刃軸16によって軸装し、車
体1前部における動力取出装置によって連動する。モー
アデッキ14の後側には排出口17を後方の左右後車輪
2間に向けて開口し、刈刃15で刈取った芝草を刈取跡
の地面に排出する。18,19は前後に設けたゲージホ
イルで、刈取地面に接して刈取高さを決めるものであ
る。又、車体1への取付は、リフトリンク20等で平行
リンク機構形態として昇降できる構成である。なお、排
出口17は、できるだけ後方へ延出させて、左右の後車
輪2間隔部へのぞませるように構成するのがよい。
吸引装置3、及びコレクタ13は車体1の後端部に装着
される。モーア12は、モーアデッキ14の下側に複数
の刈刃15を上下方向の刈刃軸16によって軸装し、車
体1前部における動力取出装置によって連動する。モー
アデッキ14の後側には排出口17を後方の左右後車輪
2間に向けて開口し、刈刃15で刈取った芝草を刈取跡
の地面に排出する。18,19は前後に設けたゲージホ
イルで、刈取地面に接して刈取高さを決めるものであ
る。又、車体1への取付は、リフトリンク20等で平行
リンク機構形態として昇降できる構成である。なお、排
出口17は、できるだけ後方へ延出させて、左右の後車
輪2間隔部へのぞませるように構成するのがよい。
【0009】吸引装置3は、スロワーの一部を構成する
もよく、左右後車輪2間の中央部において、吸込口4を
前方に向け、できるだけ刈取地面に接近した高さに設定
し、内部に回転させる吸引ファン9によってこの吸込口
4から外気を吸入し、排出筒21へ排出案内させる。こ
の排出筒21は、上方一側へ向けて傾斜し、上端の吐出
22をコレクタ13の中央部側へ向けて開口させる。
もよく、左右後車輪2間の中央部において、吸込口4を
前方に向け、できるだけ刈取地面に接近した高さに設定
し、内部に回転させる吸引ファン9によってこの吸込口
4から外気を吸入し、排出筒21へ排出案内させる。こ
の排出筒21は、上方一側へ向けて傾斜し、上端の吐出
22をコレクタ13の中央部側へ向けて開口させる。
【0010】吸引装置3の吸込口4の前側には集草ガイ
ド5を取付けるが、この集草ガイド5は、車体1の底面
部に沿う上側面部と、斜め前方左右の後車輪2の内側に
向う側面部とを、板状体に形成するもので、吸込口4か
ら左右前方に向けて開拡した形態とし、側面部の下端に
沿ってゴム板23を垂下させて、刈取地面に摺接させな
がら、吸込口4への芝草収集案内を行い易く構成してい
る。
ド5を取付けるが、この集草ガイド5は、車体1の底面
部に沿う上側面部と、斜め前方左右の後車輪2の内側に
向う側面部とを、板状体に形成するもので、吸込口4か
ら左右前方に向けて開拡した形態とし、側面部の下端に
沿ってゴム板23を垂下させて、刈取地面に摺接させな
がら、吸込口4への芝草収集案内を行い易く構成してい
る。
【0011】このような集草ガイド5を有した吸引装置
3を、コレクタ13と一体構成として、車体1後部の取
付部材24に取付ける。コレクタ13はバック25から
なり、バック口を上部のカバー枠26に取替自在に吊下
げる。以上のように構成したトラクタモーアは、デッキ
14外へ芝草を排出するものの、この排出部は左右の後
車輪2と上側の車体1底面とで囲まれているので、芝草
が過剰に飛散することを防止し集草効果を高めることが
できる。また、前記刈取跡の地面に落下した芝草の一部
は、芝の生え際等に残り集草量を極力少なくすることが
できると共に、これが土壌の養分となるため芝管理用の
コストを削減することができる。
3を、コレクタ13と一体構成として、車体1後部の取
付部材24に取付ける。コレクタ13はバック25から
なり、バック口を上部のカバー枠26に取替自在に吊下
げる。以上のように構成したトラクタモーアは、デッキ
14外へ芝草を排出するものの、この排出部は左右の後
車輪2と上側の車体1底面とで囲まれているので、芝草
が過剰に飛散することを防止し集草効果を高めることが
できる。また、前記刈取跡の地面に落下した芝草の一部
は、芝の生え際等に残り集草量を極力少なくすることが
できると共に、これが土壌の養分となるため芝管理用の
コストを削減することができる。
図はこの発明の一実施例を示す。
【図1】一部断面せる平面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】一部の正面図。
【図4】一部の正面図。
1 車体 2 後車輪 3 吸引装置 4 吸込口 5 集草ガイド
Claims (2)
- 【請求項1】 車体下腹部に刈刃15を内装するモーア
デッキ14を装着し、前記刈刃15で刈取った芝草をデ
ッキ14外の左右後車輪間へ排出すると共に、同デッキ
14後方には一定間隔を隔てて前記排出した芝草を吸引
する吸込口4を設けてなるトラクタモーア。 - 【請求項2】 前記吸込口4は、この先端部を前方へ向
けて開拡する板体で構成し、且つこの板体の下端部に刈
取地面に摺接しながら芝草を収集するゴム板23を備え
たことを特徴とする請求項1に記載のトラクタモーア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3006088A JP2979658B2 (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | トラクタモーア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3006088A JP2979658B2 (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | トラクタモーア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04237422A JPH04237422A (ja) | 1992-08-25 |
JP2979658B2 true JP2979658B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=11628781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3006088A Expired - Fee Related JP2979658B2 (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | トラクタモーア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2979658B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-23 JP JP3006088A patent/JP2979658B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04237422A (ja) | 1992-08-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917 Year of fee payment: 9 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917 Year of fee payment: 10 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917 Year of fee payment: 10 |
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