JP2978938B2 - 光ディスクプレーヤの浮動シャーシロック機構 - Google Patents
光ディスクプレーヤの浮動シャーシロック機構Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は光ディスクプレーヤに
係わり、特に、耐振動性を高めるために再生ユニットを
浮動状態に支持する光ディスクプレーヤにおける浮動シ
ャーシロック機構に関する。
係わり、特に、耐振動性を高めるために再生ユニットを
浮動状態に支持する光ディスクプレーヤにおける浮動シ
ャーシロック機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、光ディスクプレーヤでは、振動に
よる音飛びを防止するために、光ピックアップとその駆
動機構やディスクモータ等を含む再生ユニットは弾性材
を介して固定シャーシに支持されていた。このような再
生ユニットは光ディスクのローディング時には光ディス
クを正確に位置決めするために固定シャーシにロックし
なければならない。
よる音飛びを防止するために、光ピックアップとその駆
動機構やディスクモータ等を含む再生ユニットは弾性材
を介して固定シャーシに支持されていた。このような再
生ユニットは光ディスクのローディング時には光ディス
クを正確に位置決めするために固定シャーシにロックし
なければならない。
【０００３】そのようなロック機構の例が実開平３−５
７７５６号公報に示されている。そこに示されたロック
機構では、固定シャーシ（シャーシ）の両側面にカムプ
レートが摺動自在に支持されており、それに再生ユニッ
トの浮動シャーシ（メカデッキ）に立設されたピンをガ
イドする穴が設けられている。
７７５６号公報に示されている。そこに示されたロック
機構では、固定シャーシ（シャーシ）の両側面にカムプ
レートが摺動自在に支持されており、それに再生ユニッ
トの浮動シャーシ（メカデッキ）に立設されたピンをガ
イドする穴が設けられている。
【０００４】カムプレートがロック位置に移動すると浮
動シャーシのピンとカムプレートの穴との当接により浮
動シャーシの上下方向位置が決められ、カムプレートが
アンロック位置に移動すると浮動シャーシのピンがカム
プレートの穴の側面から離れ浮動シャーシが浮動状態と
される。
動シャーシのピンとカムプレートの穴との当接により浮
動シャーシの上下方向位置が決められ、カムプレートが
アンロック位置に移動すると浮動シャーシのピンがカム
プレートの穴の側面から離れ浮動シャーシが浮動状態と
される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の光ディ
スクプレーヤの浮動シャーシロック機構では、ピンを浮
動シャーシに取り付けるために製造コストが高くなると
いう欠点があった。
スクプレーヤの浮動シャーシロック機構では、ピンを浮
動シャーシに取り付けるために製造コストが高くなると
いう欠点があった。
【０００６】また、光ディスクプレーヤが大きく振動し
ても浮動シャーシに設けたピンがアンロック状態（プレ
ー状態）で固定シャーシに取り付けられた部品と接触し
ないようにしなければならないが、そのために固定シャ
ーシに取り付けられた部品をそのピンから相当の距離だ
け離しておかなければならない。そして、固定シャーシ
側には機構部品が多くとりつけられておりスペース的に
自由度が制限されるという問題があった。
ても浮動シャーシに設けたピンがアンロック状態（プレ
ー状態）で固定シャーシに取り付けられた部品と接触し
ないようにしなければならないが、そのために固定シャ
ーシに取り付けられた部品をそのピンから相当の距離だ
け離しておかなければならない。そして、固定シャーシ
側には機構部品が多くとりつけられておりスペース的に
自由度が制限されるという問題があった。
【０００７】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、製造コストの安
い光ディスクプレーヤの浮動シャーシロック機構を提供
することにある。
のであって、その目的とするところは、製造コストの安
い光ディスクプレーヤの浮動シャーシロック機構を提供
することにある。
【０００８】この発明の他の目的は、機構部品のスペー
ス的な自由度を大きくすることができる光ディスクプレ
ーヤの浮動シャーシロック機構を提供することである。
ス的な自由度を大きくすることができる光ディスクプレ
ーヤの浮動シャーシロック機構を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この発明の光ディスクプ
レーヤの浮動シャーシロック機構は、光ピックアップと
その駆動機構および光ディスクの回転駆動機構を支持し
ており固定シャーシに弾性材を介して支持される浮動シ
ャーシを、固定シャーシにロックする光ディスクプレー
ヤの浮動シャーシロック機構において、スライドプレー
トを固定シャーシの両側面に摺動自在に支持し、前記ス
ライドプレートの一部をその表面がスライドプレート移
動方向と平行となるように折曲げた折曲舌片を浮動シャ
ーシに設けたガイド溝に突入させ、前記ガイド溝はスラ
イドプレートがアンロック位置に移動したときは前記折
曲舌片から離れスライドプレートがロック位置に移動し
たときは前記折曲舌片に当接して浮動シャーシの上下位
置を決める形状とし、前記スライドプレートがロック位
置に移動したときに前記折曲舌片の先端と当接して浮動
シャーシの水平方向位置を決める位置決め部材を前記浮
動シャーシに設け、前記固定シャーシにロックアームを
回動自在に支持し、前記ロックアームに立設したピンを
前記スライドプレートに設けたカム溝と係合させること
によりスライドプレートの移動と連動して前記ロックア
ームを回動させ、前記スライドプレートがロック位置に
移動したときに前記ロックアームに立設した軸と前記浮
動シャーシに設けたガイド溝との当接により前記浮動シ
ャーシのスライドプレート移動方向の位置を決めるよう
にしたものである。
レーヤの浮動シャーシロック機構は、光ピックアップと
その駆動機構および光ディスクの回転駆動機構を支持し
ており固定シャーシに弾性材を介して支持される浮動シ
ャーシを、固定シャーシにロックする光ディスクプレー
ヤの浮動シャーシロック機構において、スライドプレー
トを固定シャーシの両側面に摺動自在に支持し、前記ス
ライドプレートの一部をその表面がスライドプレート移
動方向と平行となるように折曲げた折曲舌片を浮動シャ
ーシに設けたガイド溝に突入させ、前記ガイド溝はスラ
イドプレートがアンロック位置に移動したときは前記折
曲舌片から離れスライドプレートがロック位置に移動し
たときは前記折曲舌片に当接して浮動シャーシの上下位
置を決める形状とし、前記スライドプレートがロック位
置に移動したときに前記折曲舌片の先端と当接して浮動
シャーシの水平方向位置を決める位置決め部材を前記浮
動シャーシに設け、前記固定シャーシにロックアームを
回動自在に支持し、前記ロックアームに立設したピンを
前記スライドプレートに設けたカム溝と係合させること
によりスライドプレートの移動と連動して前記ロックア
ームを回動させ、前記スライドプレートがロック位置に
移動したときに前記ロックアームに立設した軸と前記浮
動シャーシに設けたガイド溝との当接により前記浮動シ
ャーシのスライドプレート移動方向の位置を決めるよう
にしたものである。
【００１０】さらに、この発明の光ディスクプレーヤの
浮動シャーシロック機構は、光ピックアップとその駆動
機構および光ディスクの回転駆動機構を支持しており固
定シャーシに弾性材を介して支持される浮動シャーシ
を、固定シャーシにロックする光ディスクプレーヤの浮
動シャーシロック機構において、スライドプレートを固
定シャーシの両側面に摺動自在に支持し、前記スライド
プレートの一部をその表面がスライドプレート移動方向
と平行となるように折曲げた折曲舌片を浮動シャーシに
設けたガイド溝に突入させ、前記ガイド溝はスライドプ
レートがアンロック位置に移動したときは前記折曲舌片
から離れスライドプレートがロック位置に移動したとき
は前記折曲舌片に当接して浮動シャーシの上下位置を決
める形状とし、前記スライドプレートがロック位置に移
動したときに前記折曲舌片の先端と当接して浮動シャー
シの水平方向位置を決める位置決め部材を前記浮動シャ
ーシに設け、前記固定シャーシにロックアームを回動自
在に支持し、前記ロックアームに立設したピンを前記ス
ライドプレートに設けたカム溝と係合させることにより
スライドプレートの移動と連動して前記ロックアームを
回動させ、前記スライドプレートがロック位置に移動し
たときに前記ロックアームに立設した軸と前記浮動シャ
ーシに設けたガイド溝との当接により前記浮動シャーシ
のスライドプレート移動方向の位置を決めると共に、前
記ロックアームに立設した軸がクランパアームを昇降さ
せるようにしたものである。
浮動シャーシロック機構は、光ピックアップとその駆動
機構および光ディスクの回転駆動機構を支持しており固
定シャーシに弾性材を介して支持される浮動シャーシ
を、固定シャーシにロックする光ディスクプレーヤの浮
動シャーシロック機構において、スライドプレートを固
定シャーシの両側面に摺動自在に支持し、前記スライド
プレートの一部をその表面がスライドプレート移動方向
と平行となるように折曲げた折曲舌片を浮動シャーシに
設けたガイド溝に突入させ、前記ガイド溝はスライドプ
レートがアンロック位置に移動したときは前記折曲舌片
から離れスライドプレートがロック位置に移動したとき
は前記折曲舌片に当接して浮動シャーシの上下位置を決
める形状とし、前記スライドプレートがロック位置に移
動したときに前記折曲舌片の先端と当接して浮動シャー
シの水平方向位置を決める位置決め部材を前記浮動シャ
ーシに設け、前記固定シャーシにロックアームを回動自
在に支持し、前記ロックアームに立設したピンを前記ス
ライドプレートに設けたカム溝と係合させることにより
スライドプレートの移動と連動して前記ロックアームを
回動させ、前記スライドプレートがロック位置に移動し
たときに前記ロックアームに立設した軸と前記浮動シャ
ーシに設けたガイド溝との当接により前記浮動シャーシ
のスライドプレート移動方向の位置を決めると共に、前
記ロックアームに立設した軸がクランパアームを昇降さ
せるようにしたものである。
【００１１】
【作用】光デイスク再生機構を支持するメカシャーシは
光ディスク再生中は、固定シャーシからの振動を遮断す
るため、浮動状態とされるが、光ディスクのローディン
グ時、アンローディング時は、上記の構成によりディス
ク挿入口とメカシャーシの位置決め精度が従来のものよ
り高精度にできる。
光ディスク再生中は、固定シャーシからの振動を遮断す
るため、浮動状態とされるが、光ディスクのローディン
グ時、アンローディング時は、上記の構成によりディス
ク挿入口とメカシャーシの位置決め精度が従来のものよ
り高精度にできる。
【００１２】
【実施例】この発明の実施例である光ディスクプレーヤ
の浮動シャーシロック機構を図面に基づいて説明する。
図１および図２は実施例の主要部を示す分解斜視図であ
る。図において、１はメカシャーシであり、光ピックア
ップ３とその駆動機構および光ディスクの回転駆動機構
を支持する。
の浮動シャーシロック機構を図面に基づいて説明する。
図１および図２は実施例の主要部を示す分解斜視図であ
る。図において、１はメカシャーシであり、光ピックア
ップ３とその駆動機構および光ディスクの回転駆動機構
を支持する。
【００１３】光ディスクの回転駆動機構を構成するター
ンテーブル２はメカシャーシに固着されたディスクモー
タの回転軸に固着されている。また、クランパ４はメカ
シャーシ１に回動自在に支持されたクランパアーム５に
支持されている。
ンテーブル２はメカシャーシに固着されたディスクモー
タの回転軸に固着されている。また、クランパ４はメカ
シャーシ１に回動自在に支持されたクランパアーム５に
支持されている。
【００１４】クランパアーム５はアウトサート成形によ
りメカシャーシ１に設けられた軸１ｆ，１ｆに回動自在
に支持され、ねじりコイルばね６により反時計方向に付
勢されている。クランパアーム５が反時計方向に回動す
ると、クランパ４を介して光ディスクをターンテーブル
２にクランプさせる。
りメカシャーシ１に設けられた軸１ｆ，１ｆに回動自在
に支持され、ねじりコイルばね６により反時計方向に付
勢されている。クランパアーム５が反時計方向に回動す
ると、クランパ４を介して光ディスクをターンテーブル
２にクランプさせる。
【００１５】メカシャーシ１に設けられた４本の棒状突
起１ｅ，１ｅ…は各々４個ダンパー９，９…に係合して
おり、４本の引張りコイルばね７，７…がメカシャーシ
１と固定シャーシとの間に掛けられて、メカシャーシ１
は光ディスク再生中は、固定シャーシに浮動状態に支持
される。固定シャーシは固定シャーシ本体１０とそれに
締着された固定シャーシ右側板１１で構成されており内
側４隅にダンパー９が締着されている。
起１ｅ，１ｅ…は各々４個ダンパー９，９…に係合して
おり、４本の引張りコイルばね７，７…がメカシャーシ
１と固定シャーシとの間に掛けられて、メカシャーシ１
は光ディスク再生中は、固定シャーシに浮動状態に支持
される。固定シャーシは固定シャーシ本体１０とそれに
締着された固定シャーシ右側板１１で構成されており内
側４隅にダンパー９が締着されている。
【００１６】右スライドプレート１２の長穴１２ａ，１
２ａは固定シャーシ右側板１１に立設された軸１１ａ，
１１ａと係合しており、右スライドプレート１２は固定
シャーシに摺動自在に支持されている。右スライドプレ
ート１２に形成されたラック１２ｂは図示していない駆
動機構により回転されるギヤ１７と噛み合っており、右
スライドプレート１２は前後方向に駆動される。
２ａは固定シャーシ右側板１１に立設された軸１１ａ，
１１ａと係合しており、右スライドプレート１２は固定
シャーシに摺動自在に支持されている。右スライドプレ
ート１２に形成されたラック１２ｂは図示していない駆
動機構により回転されるギヤ１７と噛み合っており、右
スライドプレート１２は前後方向に駆動される。
【００１７】固定シャーシの左側内面には右スライドプ
レート１２と同様の左スライドプレート１３が摺動自在
に支持されている。レバー１６は固定シャーシに回動自
在に支持されており、その右端に設けられた凹みは右ス
ライドプレート１２の突起１２ｃと係合し、左端に設け
られた凹みは左スライドプレート１３の突起１３ｃと係
合している。従って、右スライドプレート１２の動きは
左スライドプレート１３に反対方向の動きとして伝えら
れる。
レート１２と同様の左スライドプレート１３が摺動自在
に支持されている。レバー１６は固定シャーシに回動自
在に支持されており、その右端に設けられた凹みは右ス
ライドプレート１２の突起１２ｃと係合し、左端に設け
られた凹みは左スライドプレート１３の突起１３ｃと係
合している。従って、右スライドプレート１２の動きは
左スライドプレート１３に反対方向の動きとして伝えら
れる。
【００１８】右スライドプレート１２に形成された折曲
舌片（係合部材）１２ｄ，１２ｄはメカシャーシ１のガ
イド溝１ａ，１ａに突入しており、左スライドプレート
１３に形成された折曲舌片（係合部材）１３ｄ，１３ｄ
はメカシャーシ１のガイド溝１ｂ，１ｂ（図１では隠れ
ている）に突入している。
舌片（係合部材）１２ｄ，１２ｄはメカシャーシ１のガ
イド溝１ａ，１ａに突入しており、左スライドプレート
１３に形成された折曲舌片（係合部材）１３ｄ，１３ｄ
はメカシャーシ１のガイド溝１ｂ，１ｂ（図１では隠れ
ている）に突入している。
【００１９】右ロックアーム１４は突起１４ａを介して
固定シャーシ１１に回動自在に支持されている。また、
右ロックアーム１４の突起１４ｃが右スライドプレート
１２のカム溝１２ｅと係合しているため右ロックアーム
１４は右スライドプレート１２の動きに連れて回動す
る。
固定シャーシ１１に回動自在に支持されている。また、
右ロックアーム１４の突起１４ｃが右スライドプレート
１２のカム溝１２ｅと係合しているため右ロックアーム
１４は右スライドプレート１２の動きに連れて回動す
る。
【００２０】固定シャーシ本体に回動自在に支持された
左ロックアーム１５（図１ではその突起１５ｃのみ見え
ている）もその突起１５ｃが左スライドプレート１３の
カム溝１３ｅと係合しており、左ロックアーム１５は左
スライドプレート１３の動きに連れて回動する。
左ロックアーム１５（図１ではその突起１５ｃのみ見え
ている）もその突起１５ｃが左スライドプレート１３の
カム溝１３ｅと係合しており、左ロックアーム１５は左
スライドプレート１３の動きに連れて回動する。
【００２１】右ロックアーム１４に立設された軸１４ｂ
はメカシャーシ１のガイド溝１ｃ内に突入している。ま
た、左ロックアーム１５に立設された軸１５ｂはメカシ
ャーシ１のガイド溝１ｄ内に突入しているがその状態は
図１では見えていない。軸１４ｂはクランパアーム５の
折曲片５ａと当接する。
はメカシャーシ１のガイド溝１ｃ内に突入している。ま
た、左ロックアーム１５に立設された軸１５ｂはメカシ
ャーシ１のガイド溝１ｄ内に突入しているがその状態は
図１では見えていない。軸１４ｂはクランパアーム５の
折曲片５ａと当接する。
【００２２】メカシャーシ１に設けられた位置決め部材
１ｇ，１ｇは折曲舌片１２ｄ，１２ｄの先端と当接し、
同様の位置決め部材１ｈ，１ｈは折曲舌片１３ｄ，１３
ｄの先端と当接する。
１ｇ，１ｇは折曲舌片１２ｄ，１２ｄの先端と当接し、
同様の位置決め部材１ｈ，１ｈは折曲舌片１３ｄ，１３
ｄの先端と当接する。
【００２３】図３に詳しく示すように、送りローラ２２
はレバー１９とレバー２０に回転自在に支持されてい
る。レバー１９はレバー１８に立設された軸１８ａに回
転自在に支持されている。レバー２０も同様にレバー１
８に回転自在に支持されている。送りローラ２１はレバ
ー１８に回転自在に支持されている。
はレバー１９とレバー２０に回転自在に支持されてい
る。レバー１９はレバー１８に立設された軸１８ａに回
転自在に支持されている。レバー２０も同様にレバー１
８に回転自在に支持されている。送りローラ２１はレバ
ー１８に回転自在に支持されている。
【００２４】軸１８ａに回転自在に支持された中間ギヤ
２３は、送りローラ２１の軸に固着されたギヤ２１ａ、
送りローラ２２の軸に固着されたギヤ２２ａおよびレバ
ー１８に立設された軸１８ｂに回転自在に支持された駆
動ギヤ２８とに噛み合っている。駆動ギヤ２８は図示し
ていない駆動機構のギヤとも噛み合っている。従って、
送りローラ２１および２２は駆動機構により回転され
る。
２３は、送りローラ２１の軸に固着されたギヤ２１ａ、
送りローラ２２の軸に固着されたギヤ２２ａおよびレバ
ー１８に立設された軸１８ｂに回転自在に支持された駆
動ギヤ２８とに噛み合っている。駆動ギヤ２８は図示し
ていない駆動機構のギヤとも噛み合っている。従って、
送りローラ２１および２２は駆動機構により回転され
る。
【００２５】レバー１８に立設された軸１８ｂおよび軸
１８ｃは固定シャーシに回動自在に支持され、レバー１
９に立設された軸１９ａとレバー２０に立設された軸２
０ａは固定シャーシに水平方向摺動自在に支持されてい
る。このようにレバー１８，１９および２０はパンダグ
ラフ機構を構成している。
１８ｃは固定シャーシに回動自在に支持され、レバー１
９に立設された軸１９ａとレバー２０に立設された軸２
０ａは固定シャーシに水平方向摺動自在に支持されてい
る。このようにレバー１８，１９および２０はパンダグ
ラフ機構を構成している。
【００２６】レバー１８のばね掛け１８ｅとレバー１９
のばね掛け１９ｂの間に引張りコイルばね２６が掛けら
れ、レバー１８のばね掛け１８ｆとレバー２０のばね掛
け２０ｂの間に引張りコイルばね２７が掛けられ上記パ
ンダグラフ機構は上方に伸びるように付勢されている。
そしてレバー１８に立設された軸１８ｄは右スライドプ
レート１２に設けられたカム１２ｆと係合する。
のばね掛け１９ｂの間に引張りコイルばね２６が掛けら
れ、レバー１８のばね掛け１８ｆとレバー２０のばね掛
け２０ｂの間に引張りコイルばね２７が掛けられ上記パ
ンダグラフ機構は上方に伸びるように付勢されている。
そしてレバー１８に立設された軸１８ｄは右スライドプ
レート１２に設けられたカム１２ｆと係合する。
【００２７】このように、送りローラ２１および送りロ
ーラ２２は右スライドプレート１２により昇降されるが
上昇位置において、送りローラ２１は固定シャーシに嵌
着されたガイドプレート２５と協動して光ディスクを挾
持し、送りローラ２２は固定シャーシに回転自在に支持
されたガイドローラ２４と協動して光ディスクを挾持す
る。
ーラ２２は右スライドプレート１２により昇降されるが
上昇位置において、送りローラ２１は固定シャーシに嵌
着されたガイドプレート２５と協動して光ディスクを挾
持し、送りローラ２２は固定シャーシに回転自在に支持
されたガイドローラ２４と協動して光ディスクを挾持す
る。
【００２８】次に、図４〜図１２を参照して上記実施例
の作用を説明する。図４〜図６はメカシャーシアンロッ
ク状態を示す。この状態では右スライドプレート１２は
後退し、左スライドプレート１３は前進している。従っ
て、右スライドプレート１２の折曲舌片１２ｄ，１２ｄ
はメカシャーシ１のガイド溝１ａ，１ａの拡開部中央部
に位置し、折曲舌片１３ｄ，１３ｄはメカシャーシ１の
ガイド溝１ｂ，１ｂの拡開部中央部に位置している。さ
らに、折曲舌片１２ｄ，１２ｄは位置決め部材１ｇ，１
ｇから離れ、折曲舌片１３ｄ，１３ｄは位置決め部材１
ｈ，１ｈから離れている。
の作用を説明する。図４〜図６はメカシャーシアンロッ
ク状態を示す。この状態では右スライドプレート１２は
後退し、左スライドプレート１３は前進している。従っ
て、右スライドプレート１２の折曲舌片１２ｄ，１２ｄ
はメカシャーシ１のガイド溝１ａ，１ａの拡開部中央部
に位置し、折曲舌片１３ｄ，１３ｄはメカシャーシ１の
ガイド溝１ｂ，１ｂの拡開部中央部に位置している。さ
らに、折曲舌片１２ｄ，１２ｄは位置決め部材１ｇ，１
ｇから離れ、折曲舌片１３ｄ，１３ｄは位置決め部材１
ｈ，１ｈから離れている。
【００２９】また、右ロックアーム１３および左ロック
アーム１５は下方向に回動しておりそれらに立設された
軸１４ｂおよび軸１５ｂは夫々ガイド溝１ｃおよび１ｄ
から離れている。また、軸１４ｂはクランパアーム５の
折曲片５ａから離れクランパアーム５は下方に回動して
いる。さらに、送りローラを支持するレバー１８の軸１
８ｄはカム１２ｆに押されて送りローラ２１，２２は下
方に位置している。
アーム１５は下方向に回動しておりそれらに立設された
軸１４ｂおよび軸１５ｂは夫々ガイド溝１ｃおよび１ｄ
から離れている。また、軸１４ｂはクランパアーム５の
折曲片５ａから離れクランパアーム５は下方に回動して
いる。さらに、送りローラを支持するレバー１８の軸１
８ｄはカム１２ｆに押されて送りローラ２１，２２は下
方に位置している。
【００３０】上記状態は光ディスクプレーヤのプレー状
態であり、光ディスクはターンテーブル２にクランプさ
れ、送りローラは光ディスクから離れ、また、メカシャ
ーシ１は固定シャーシに支持された部品から離れてダン
パー９および引張りコイルばね７により浮動状態に支持
されている。
態であり、光ディスクはターンテーブル２にクランプさ
れ、送りローラは光ディスクから離れ、また、メカシャ
ーシ１は固定シャーシに支持された部品から離れてダン
パー９および引張りコイルばね７により浮動状態に支持
されている。
【００３１】メカシャーシアンロック状態から右スライ
ドプレート１２を前進させ、左スライドプレート１３は
後退させた状態を図７〜図９に示す。この状態では折曲
舌片１２ｄ，１３ｄはガイド溝１ａ，１ｂの幅狭部に入
り込みまた、その先端は位置決め部材１ｇ，１ｈと当接
している。すなわち、折曲舌片１２ｄ，１３ｄはメカシ
ャーシ１の上下方向位置と左右方向位置を決める。ま
た、右ロックアーム１４の軸１４ｂおよび左ロックアー
ム１５の軸１５ｂは夫々ガイド溝１ｃ，１ｄの幅狭部に
入り込みメカシャーシ１の前後方向位置を決めている。
ドプレート１２を前進させ、左スライドプレート１３は
後退させた状態を図７〜図９に示す。この状態では折曲
舌片１２ｄ，１３ｄはガイド溝１ａ，１ｂの幅狭部に入
り込みまた、その先端は位置決め部材１ｇ，１ｈと当接
している。すなわち、折曲舌片１２ｄ，１３ｄはメカシ
ャーシ１の上下方向位置と左右方向位置を決める。ま
た、右ロックアーム１４の軸１４ｂおよび左ロックアー
ム１５の軸１５ｂは夫々ガイド溝１ｃ，１ｄの幅狭部に
入り込みメカシャーシ１の前後方向位置を決めている。
【００３２】この状態からさらに右スライドプレート１
２を前進させ、左スライドプレート１３は後退させると
図１０〜図１２に示すメカシャーシロック状態となる。
この状態ではメカシャーシ１の上下、左右、前後方向の
位置が決められており、さらに、クランパアーム５は上
方向に回動し、光ディスクのクランプは解除され、光デ
ィスクは送りローラに挾持されている。
２を前進させ、左スライドプレート１３は後退させると
図１０〜図１２に示すメカシャーシロック状態となる。
この状態ではメカシャーシ１の上下、左右、前後方向の
位置が決められており、さらに、クランパアーム５は上
方向に回動し、光ディスクのクランプは解除され、光デ
ィスクは送りローラに挾持されている。
【００３３】このような、メカシャーシロック状態で送
りローラにより光ディスクをターンテーブル上に送り込
みまたは排出することができる。光ディスクをターンテ
ーブル上に送り込んだ後、右スライドプレート１２を後
退させ、左スライドプレート１３を前進させて図４〜図
６に示すプレー状態とすることができる。
りローラにより光ディスクをターンテーブル上に送り込
みまたは排出することができる。光ディスクをターンテ
ーブル上に送り込んだ後、右スライドプレート１２を後
退させ、左スライドプレート１３を前進させて図４〜図
６に示すプレー状態とすることができる。
【００３４】
【発明の効果】この発明の光ディスクプレーヤのメカシ
ャーシロック機構によれば、光デイスク再生機構を支持
するメカシャーシは光ディスク再生中は、固定シャーシ
からの振動を遮断するため、浮動状態とされるが、光デ
ィスクのローディング時、アンローディング時は、本発
明の構成によりディスク挿入口とメカシャーシの位置決
め精度が従来のものより高精度にできる。
ャーシロック機構によれば、光デイスク再生機構を支持
するメカシャーシは光ディスク再生中は、固定シャーシ
からの振動を遮断するため、浮動状態とされるが、光デ
ィスクのローディング時、アンローディング時は、本発
明の構成によりディスク挿入口とメカシャーシの位置決
め精度が従来のものより高精度にできる。
【００３５】また、メカシャーシのスライドプレート移
動方向の位置を決める軸でクランパアームを昇降させる
ものはクランパアームを昇降させるための部品としては
クランパアームを付勢するばねのみ付加すればよく機構
が簡単となり、スライドプレートの移動に基づいてクラ
ンプアームを昇降させるので、ディスクのクランプミス
をなくし、精度の高いクランプ機構を提供できる。
動方向の位置を決める軸でクランパアームを昇降させる
ものはクランパアームを昇降させるための部品としては
クランパアームを付勢するばねのみ付加すればよく機構
が簡単となり、スライドプレートの移動に基づいてクラ
ンプアームを昇降させるので、ディスクのクランプミス
をなくし、精度の高いクランプ機構を提供できる。
【図１】図２と合わせてこの発明の実施例を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図２】図１と合わせてこの発明の実施例を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図３】同実施例の部分を示す分解斜視図である。
【図４】同実施例におけるメカシャーシアンロック状態
を一部部品を透視して示す平面図である。
を一部部品を透視して示す平面図である。
【図５】同実施例の図４の状態を一部部品を透視して示
す右側面図である。
す右側面図である。
【図６】同実施例の図４の状態を一部部品を透視して示
す左側面図である。
す左側面図である。
【図７】同実施例におけるメカシャーシアンロック状態
からロック状態に移行する途中を一部部品を透視して示
す平面図である。
からロック状態に移行する途中を一部部品を透視して示
す平面図である。
【図８】同実施例の図７の状態を一部部品を透視して示
す右側面図である。
す右側面図である。
【図９】同実施例の図７の状態を一部部品を透視して示
す左側面図である。
す左側面図である。
【図１０】同実施例におけるメカシャーシロック状態を
一部部品を透視して示す平面図である。
一部部品を透視して示す平面図である。
【図１１】同実施例の図１０の状態を一部部品を透視し
て示す右側面図である。
て示す右側面図である。
【図１２】同実施例の図１０の状態を一部部品を透視し
て示す左側面図である。
て示す左側面図である。
１ メカシャーシ，１ａ、１ｂ ガイド溝，１ｃ、１ｄ
ガイド溝 ２ ターンテーブル ３ 光ピックアップ ４ クランパ ５ クランパアーム ６ ねじりコイルばね ７ 引張りコイルばね ９ ダンパー １０ 固定シャーシ本体 １１ 固定シャーシ右側板 １２ 右スライドプレート，１２ｄ 折曲舌片（係合部
材） １３ 左スライドプレート，１３ｄ 折曲舌片（係合部
材） １４ 右ロックアーム，１４ｂ 軸 １５ 左ロックアーム １５ｂ 軸 １６ レバー １７ ギヤ １８、１９，２０ レバー ２１，２２ 送りローラ ２３ 中間ギヤ ２４ ガイドローラ ２５ ガイドプレート ２６，２７ 引張りコイルばね ２８ 駆動ギヤ
ガイド溝 ２ ターンテーブル ３ 光ピックアップ ４ クランパ ５ クランパアーム ６ ねじりコイルばね ７ 引張りコイルばね ９ ダンパー １０ 固定シャーシ本体 １１ 固定シャーシ右側板 １２ 右スライドプレート，１２ｄ 折曲舌片（係合部
材） １３ 左スライドプレート，１３ｄ 折曲舌片（係合部
材） １４ 右ロックアーム，１４ｂ 軸 １５ 左ロックアーム １５ｂ 軸 １６ レバー １７ ギヤ １８、１９，２０ レバー ２１，２２ 送りローラ ２３ 中間ギヤ ２４ ガイドローラ ２５ ガイドプレート ２６，２７ 引張りコイルばね ２８ 駆動ギヤ
Claims (2)
- 【請求項１】 光ピックアップとその駆動機構および光
ディスクの回転駆動機構を支持しており固定シャーシに
弾性材を介して支持される浮動シャーシを、固定シャー
シにロックする光ディスクプレーヤの浮動シャーシロッ
ク機構において、スライドプレートを固定シャーシの両
側面に摺動自在に支持し、前記スライドプレートの一部
をその表面がスライドプレート移動方向と平行となるよ
うに折曲げた折曲舌片を浮動シャーシに設けたガイド溝
に突入させ、前記ガイド溝はスライドプレートがアンロ
ック位置に移動したときは前記折曲舌片から離れスライ
ドプレートがロック位置に移動したときは前記折曲舌片
に当接して浮動シャーシの上下位置を決める形状とし、
前記スライドプレートがロック位置に移動したときに前
記折曲舌片の先端と当接して浮動シャーシの水平方向位
置を決める位置決め部材を前記浮動シャーシに設け、前
記固定シャーシにロックアームを回動自在に支持し、前
記ロックアームに立設したピンを前記スライドプレート
に設けたカム溝と係合させることによりスライドプレー
トの移動と連動して前記ロックアームを回動させ、前記
スライドプレートがロック位置に移動したときに前記ロ
ックアームに立設した軸と前記浮動シャーシに設けたガ
イド溝との当接により前記浮動シャーシのスライドプレ
ート移動方向の位置を決めるようにしたことを特徴とす
る浮動シャーシロック機構。 - 【請求項２】 光ピックアップとその駆動機構および光
ディスクの回転駆動機構を支持しており固定シャーシに
弾性材を介して支持される浮動シャーシを、固定シャー
シにロックする光ディスクプレーヤの浮動シャーシロッ
ク機構において、スライドプレートを固定シャーシの両
側面に摺動自在に支持し、前記スライドプレートの一部
をその表面がスライドプレート移動方向と平行となるよ
うに折曲げた折曲舌片を浮動シャーシに設けたガイド溝
に突入させ、前記ガイド溝はスライドプレートがアンロ
ック位置に移動したときは前記折曲舌片から離れスライ
ドプレートがロック位置に移動したときは前記折曲舌片
に当接して浮動シャーシの上下位置を決める形状とし、
前記スライドプレートがロック位置に移動したときに前
記折曲舌片の先端と当接して浮動シャーシの水平方向位
置を決める位置決め部材を前記浮動シャーシに設け、前
記固定シャーシにロックアームを回動自在に支持し、前
記ロックアームに立設したピンを前記スライドプレート
に設けたカム溝と係合させることによりスライドプレー
トの移動と連動して前記ロックアームを回動させ、前記
スライドプレートがロック位置に移動したときに前記ロ
ックアームに立設した軸と前記浮動シャーシに設けたガ
イド溝との当接により前記浮動シャーシのスライドプレ
ート移動方向の位置を決めると共に、前記ロックアーム
に立設した軸がクランパアームを昇降させるようにした
ことを特徴とする浮動シャーシロック機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6054541A JP2978938B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 光ディスクプレーヤの浮動シャーシロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6054541A JP2978938B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 光ディスクプレーヤの浮動シャーシロック機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07244912A JPH07244912A (ja) | 1995-09-19 |
| JP2978938B2 true JP2978938B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=12973542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6054541A Expired - Fee Related JP2978938B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 光ディスクプレーヤの浮動シャーシロック機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2978938B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000019424A1 (fr) * | 1998-09-29 | 2000-04-06 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif pour disque |
| JP2009277288A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Alpine Electronics Inc | 車載用ディスクプレーヤ |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6054541A patent/JP2978938B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07244912A (ja) | 1995-09-19 |
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