JP2978449B2 - 吊りバンド - Google Patents

吊りバンド

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種物品を収納
した収納体もしくは把持した把持体を肩から吊り下げて
携帯する吊りバンドに関し、詳しくは、それら携帯物を
つり下げて携帯している際に肩からずれてこないための
ずれ止め手段を備えた吊りバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように、吊りバンドにより携帯物
を肩から掛けて持ち運ぶ形態の代表的なものにショルダ
バッグがある。ショルダバッグは、そのバッグ本体に取
り付けられた吊りバンドを左右いずれかの肩に掛け、バ
ッグ本体を体側に吊り下げて使用するものであるので、
手提げカバンのように常に手でカバンを提げている必要
がなく、両手が空いているので身軽な感じがし、バッグ
本体を吊り下げたまま両手で物の出し入れができるので
非常に便利である。また、女性用の小型ショルダバッグ
はお洒落な雰囲気をもかもしだし、ファッション品とし
ても重宝されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ショルダバッグは、上
記のような大きな利点を有するものであるが、反面、以
下のような欠点をも有する。すなわち、肩に吊り下げて
いるだけなので、歩行中、吊りバンドが次第にずれてく
る。そのため、吊りバンドの肩当ての裏面にずれ止め用
の布などを設けてずれに対処している。
【0004】しかし、そのような従来のずれ止めでは歩
行中の吊りバンドのずれを完全に防ぐことはできず、長
時間歩行したりしているとやはりずれてくる。従って、
使用時、吊りバンドがずれないようにと肩に力が入って
だるくなったり、吊りバンドが完全にずれて肩から落ち
かけるようになると、その都度歩行を中止して肩を大き
く傾けたり、手で吊りバンドを引っ張ったりして掛け直
さなければならず、非常に煩わしい。
【0005】また、このような通常の歩行中のずれだけ
に限らず、信号の変わり際に急に道路に飛び出したり、
発車間際の電車に駆け込んだりしようとした際、吊りバ
ンドと肩の間に確実な引っ掛かりがないので、慣性力で
バッグが肩からすべり落ちてしまうといったこともあ
る。
【0006】さらには歩行中でない場合でも、例えば、
ショッピングの時等に、陳列品を吟味するため、それに
手をやろうとして体を傾けたりした際に吊りバンドがず
れ、最悪の場合にはバッグが落下することもある。この
ようなことはショルダバッグに限らず、収納体一般(前
記バッグを含むケース、袋等)に物を収納して吊りバン
ドで肩から吊り下げて携帯する場合にも当てはまる。
【0007】例えば、報道関係者等がカメラやビデオ等
の撮影機器を携帯し、取材をしながら移動する場合に、
それらをケースに入れ、肩掛け方式で携帯するようにす
れば、前記したショルダバッグの場合のように、身軽に
機器を構えて撮影することができ、また、ケースから両
手で機器を出し入れできるので、機器の準備や交換が迅
速に行えるという利点があるが、前記した”ずれ”や”
ずれ落ち”の欠点の方も大きく出やすく、俗に言う芸能
タレントの”おっかけ”カメラマンが撮影器具を肩に掛
けて走り回る場合や、とっさのシャッターチャンスに急
に体を動かした際等には、ケースを落下させ、高価な機
器類を破損してしまうといったおそれがある。
【0008】さらに、そのようにずれやすく、落下のお
それのある吊りバンドでバッグやケースを肩に掛けて自
転車や単車に乗ることは、そのずれや落下に気をとられ
てスムーズな運転の妨げとなるばかりか、事故に繋がる
危険さえある。
【0009】そこで、この発明は、物を収納した収納体
あるいは物を把持した把持体を肩から掛けてその収納物
や把持物を携帯する際の吊りバンドについて、その使用
時、それが肩からずれないように、また、とっさの動き
や体勢の大きな変化に対しても携帯物が肩から落下しな
いようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、各種物品を収納する収納体もしくは把
持する把持体を肩から吊り下げて携帯するように両端が
収納体もしくは把持体に連結されて用いられる所定長さ
の吊りバンドと、その吊りバンドの長さ方向に沿って
は吊りバンドと収納体もしくは把持体に対し所定の間隔
を隔てた二点に紐の両端を係止される紐とから成り、そ
の紐の係止端は紐の一端をもう一方の肩の背中寄りで吊
りバンドに、他端を背中側で吊りバンド端末寄り又は収
納体もしくは把持体に係止し、紐と吊りバンド又は紐と
吊りバンドと収納体もしくは把持体の一部とで形成され
るループに腕を通して紐を一方の肩に掛け、吊りバン
ドをもう一方の肩に掛けて用いるように構成して成る
りバンドとしたのである。
【0011】このような構成としたこの発明の吊りバン
ドは、例えば、収納体としてバッグを例に挙げて説明す
れば、前記紐が吊りバンドや収納体(把持体)に係止さ
れて形成された閉ループの中に、吊りバンドを吊るした
のとは反対側の肩を通して使用する。従って、肩に吊る
されている吊りバンドが歩行中の収納体もしくは把持体
の揺れと重み等でずれ落ちようとしても、その反対側の
肩から体の正面を通って脇に至る紐の部分が吊りバンド
のずれ落ちを引き戻してバランスし、これにより吊りバ
ンドのずれが阻止される。
【0012】前記吊りバンドを肩掛け位置で二つの領域
に隔て、吊りバンドの長さ方向に沿って又は吊りバンド
と収納体もしくは把持体に対し所定の間隔を隔てた二点
前記紐の両端を係止し、紐の途中の点はそれぞれの領
域で前記係止他端に係止し、いずれか一方の領域におけ
る紐と吊りバンド又は紐と吊りバンドと収納体もしくは
把持体の一部とで形成されるループに腕を通して紐を
一方の肩に掛け、吊りバンドをもう一方の肩に掛けて用
いるようにしたりすることもできる。
【0013】そのような構成にすると、吊り下げるバッ
グの面に表裏の区別がある場合に、紐が吊りバンドに対
して一組しか設けられていないと、バッグの表面が外側
(他人が見える側)を向くように吊りバンドを掛けた場
合と反対側の肩に掛けた場合にはバッグの裏側が外側を
向くので外観上の不都合が生じるが、紐が肩掛け位置を
挟んで二組設けられている形になっているので、どちら
の肩に掛けても表側を外側(他人が見える側)に向ける
ことができる。
【0014】また、前記吊りバンドを肩掛け位置で二つ
の領域に隔て、それぞれの領域で吊りバンドの長さ方向
に沿って又は収納体もしくは把持体に対し所定の間隔を
隔てた二点に前記紐の両端を係止し、紐の途中の点はそ
れぞれの領域で前記係止端の一端に係止し、いずれか一
方の領域における紐と吊りバンド又は紐と吊りバンドと
収納体もしくは把持体の一部とで形成されるループ
腕を通して紐を一方の肩に掛け、吊りバンドをもう一方
の肩に掛けて用いるようにすることもできる
【0015】このようにすれば、その吊りバンドを肩に
掛けた際、紐が体側に触れることがないので煩わしくな
く、又、紐の目にふれる部分が少なくなるので外観上も
有利となる。
【0016】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態について図
面を参照して説明する。この実施形態では、前記した収
納体を肩に吊り下げて携帯するものの代表として前記従
来例で例示したショルダバッグを取り挙げるが、これに
よってこの発明が限定されるものではない。
【0017】図1は、第1の実施形態とした基本形態の
ショルダバッグ100の外観斜視図である。このショル
ダバッグ100には、バッグ本体1(以下、単にバッグ
1という)を肩から吊り下げるための吊りバンド3が着
脱自在に備えられている。4は肩当てであり、その裏面
には滑止め(図示省略)が備えてある。5は長さ調整金
具であり、吊りバンド3の長さを調整する。吊りバンド
3の両端は取り付け金具6によりバッグ1に着脱され
る。吊りバンド3はバッグ1に固着してもよい。なお、
2は開閉用のファスナ、7は吊りバンド3非使用時の提
手である。
【0018】上記構成に加え、このショルダバッグ10
0はさらにその吊りバンド3の肩からのずれ止め手段と
して細紐8を備えている。その細紐8の一端8b側は前
記取り付け金具6に取り付けられた係止具9に係止さ
れ、長さ調整具10により調整自在としてある。係止具
9は、取り付け金具6のアーチ状部分6’に挿嵌されて
おり、そのアーチ状部分6’に沿って吊りバンド3の幅
方向に移動自在となっている。なお、前記一端8b側
は、図の一点鎖線で示すように、係止具9’を介してバ
ッグ1本体に取り付けてもよい。
【0019】他方、細紐8の他端8cは吊りバンド3の
肩当て4に係止具11を介して連結されている。この係
止具11は肩当て4に取り付けられたアーチ状の取り付
け具12に挿嵌され、そのアーチ状の部分を摺動して肩
当て4の幅方向(吊りバンド3の幅方向)に移動自在と
なっている。係止具11をこのような形で取り付けたこ
とにより、前記係止具9を取り付け金具6のアーチ状部
分6’に挿嵌して取り付けた構造とともに、バッグ1に
表裏の区別がない場合、吊りバンド3を左右の肩に掛け
変えても、それに応じて各係止具9、11が吊りバンド
3の幅方向に移動するので、バッグ1に前後の区別があ
っても、常に前側を前に向けて吊り下げることができ、
使用中、吊りバンド3を捩ることもない。なお、係止具
11は肩当て4そのものではなく、取り付け具12とと
もに肩当て4近傍の吊りバンド3上に取り付ける形にし
てもよい。
【0020】この細紐8自体はバッグ1と吊りバンド3
に対して着脱自在としてもよいが、長さは、後に説明す
るように、吊りバンド3を吊り下げるのと反対側の肩に
掛けられるように適宜に設定する。以上のように形成し
たずれ止め手段付き吊りバンド3を有するバッグ1は図
2に示すようにして使用される。
【0021】図示のように、バッグ1を、例えば、肩当
て4を当てて右肩に吊り下げる場合、細紐8と吊りバン
ド3で形成されるループ形状に左腕を通し、そのループ
の内の左肩から体正面を経て左脇に至る部分でバッグ1
と吊りバンド3を支えるようにする。こうすることによ
り、吊りバンド3のずれやずれ落ちが阻止されるので、
この吊りバンド3のついたショルダバッグ100を用い
れば、長時間歩行に使用する場合も吊りバンド3のずれ
を気にすることがないので、肩がこらずに快適に使用で
きる。また、とっさの動きを取ったり、体を大きく傾け
た場合でも、ショルダバッグ100が肩から離脱するお
それがないので、それを身に付けたまま、自転車や単車
にも安心して乗ることができる。さらに、”引ったく
り”に対する盗難防止にもなる。
【0022】次に、図3は第2の実施形態のずれ止め手
段付きショルダバッグ200の外観斜視図である。バッ
グ1や吊りバンド3およびその付属品の変形例等は前記
第1の実施形態と同じであるので、同じ機能部品には同
じ符号を付して説明や図示を省略する。
【0023】この実施形態は、図に示すように、ずれ止
め手段の細紐8を吊りバンド3の両取り付け金具6、6
のアーチ状部6’、6’に挿嵌した係止具9、9に挿通
してバッグ1の上面に沿わせ、その端末8d、8dを吊
りバンド3の肩当て4の両端付近に設けたアーチ状の取
り付け具12、12に挿嵌した係止具11、11を介し
て係止している。この構成は前記第1の実施形態におけ
るずれ止め手段の細紐8を、肩当て部4を境にして長さ
方向に二つに区分した吊りバンド3のそれぞれに設けた
形となっている(細紐8自体は勿論一本である)。すな
わち、一つの吊りバンド3に二つのずれ止め手段の細紐
8が(対称に)設けられた形となっている。このような
構成にすると、吊りさげるバッグ1の面に表裏の区別が
ある場合に、細紐8が吊りバンド3に対して一組しか設
けられていないと、バッグ1の表側が外側(他人が見え
る側)を向くように吊りバンド3を掛けた場合と反対側
の肩に掛けた場合にはバッグ1の裏側が外側を向くので
外観上の不都合が生じるが、細紐8が肩掛け位置を挟ん
で二組設けられた形になっているので、どちらの肩に掛
けても表面を外側(他人が見える側)に向けることがで
きる。
【0024】なお、細紐8の長さ調整具10は肩当て4
の両端付近に2ヶ所設けているが、いずれか一方のみで
もよい。また、細紐8の中間部は、図の一点鎖線で示す
ように、バッグ1側に取り付けた係止具9’を通す形に
してもよい。このように形成した第2の実施形態のショ
ルダバッグ200の使用形態は、前記第1の実施形態と
同様な形で使用されるので、図4に図示するに止めその
説明は省略する。
【0025】図5に示す第3の実施形態のショルダバッ
グ300は基本的には図3で示した第2の実施形態の変
形例であり、細紐8の端末8d、8dが第2の実施形態
と反対に吊りバンド3の両取り付け金具6、6に設けた
係止具9、9を介して係止され、中間部が肩当て4の両
側付近に取り付けられた係止具11、11に挿通され、
肩当て4に沿う形で配設されている点が異なるだけで、
この場合も、一つの吊りバンド3に二組のずれ止め手段
の細紐8が設けられている形になっており、バッグ1に
表裏の区別があっても、どちらの肩に掛けても表面を外
側(他人が見える側)に向けることができる。ただし、
この実施形態では、細紐8の長さ調整具10が吊りバン
ド3とバッグ1の接続位置付近、すなわち、バッグ1を
吊り下げた際の腰部当たりに位置するので、細紐8の長
さ調整がやり易いという利点がある。
【0026】図6は第4の実施形態のショルダバッグ4
00の外観斜視図である。この実施形態では、ずれ止め
手段の細紐8をバッグ1内に挿通し、貫通させてバッグ
の両側に出た細紐8の両端を肩当て4に係止具11で係
止した。このようにすることにより、バッグ1を掛けた
際に細紐8が体側に触れることがないので、煩わしくな
く、又、細紐8の目にふれる部分が少なくなるので外観
上も有利である。機能上は、第2、第3の実施形態のも
のと同様、バッグ1に表裏の区別がある場合に、左右ど
ちらの肩に掛けても使用できるということである。
【0027】なお、以上の第2乃至第4の実施形態では
いずれも一本の細紐8を用いて、吊りバンド3に対して
二組のすべり止め手段を形成する形にしたが、二本の細
紐を用い、吊りバンド3の肩掛け位置(肩当て4)で隔
てた二つの領域に、一本毎に細紐の両端を取り付け、或
いは細紐の一端を吊りバンド3に、他端を収納体もしく
は把持体側に係止する形にして二組のループ形状を構成
する形にしてもよい。また、以上の実施形態では、収納
体の一例として取り挙げたショルダバッグがファッショ
ン性を有し、外観的な見栄えを考え、ずれ止め手段の紐
として細紐を用いたが、以下に示すような、携帯物が重
量物であってファッション性よりも強度的に強いものが
必要であるような場合には勿論太いものやバンド状のも
のでもよい。
【0028】以上、ショルダバッグについてのずれ落ち
防止手段の付いた吊りバンドを取り挙げて説明してきた
が、前記したように、この発明は、ショルダバッグに限
らず、従来例で同時に示したカメラ・ビデオ機器等の携
帯の場合も含め、鞄、ケース、袋等の収納体一般を吊り
さげて収納物を携帯する場合に適用できる。
【0029】また、収納体に限らず、サーフ(スノー)
ボード、カヌー、折り畳み式自転車等、嵩の高いレジャ
ー用品を把持体で把持した状態でその把持体をこのずれ
落ち防止手段の付いた吊りバンドで肩から吊るし、身軽
な肩掛け方式ながら安定した体勢で運搬できるという点
でも有用であり、その点を利用して、例えば、園芸用草
刈り機やチェーンソー等、一方の肩に吊りさげて安定し
た体勢で作業を行う必要がある時などの吊りバンドにも
応用でき、あらゆる方面での使用に有効である。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
吊りバンドは、肩からのずれ落ち防止のための紐の両端
背中側でその吊りバンドの上下2箇所に、又は一端を
背中側の肩付近で吊りバンドに、他端を背中側でその吊
りバンドで吊り下げる収納体もしくは把持体に係止した
ものとしたので、その使用の際、前記紐が吊りバンドを
掛けた反対側の肩を介して背中を通り、吊りバンドと収
納体もしくは把持体に係止された状態となるので、吊り
バンドが肩からずれ落ちようとするのを確実に阻止し、
吊りバンドのずれや収納体もしくは把持体の落下を気に
することなく快適に使用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の吊りバンドを有するショルダ
バッグの外観斜視図
【図2】同上のショルダバッグの使用方法の説明図
【図3】第2の実施形態の吊りバンドを有するショルダ
バッグの外観斜視図
【図4】同上のショルダバッグの使用方法の説明図
【図5】第3の実施形態の吊りバンドを有するショルダ
バッグの外観斜視図
【図6】第4の実施形態の吊りバンドを有するショルダ
バッグの外観斜視図
【符号の説明】
100、200、300、400 ショルダバッグ 1 バッグ(バッグ本体) 2 ファスナ 3 吊りバンド 4 肩当て 5 金具(吊りバンド長さ調整用) 6 金具(吊りバンド着脱用) 7 提手 8 細紐 8b、8c、8d 細紐8の端部 9、11 係止具 10 長さ調整部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種物品を収納する収納体もしくは把持
    する把持体を肩から吊り下げて携帯するように両端が収
    納体もしくは把持体に連結されて用いられる所定長さの
    吊りバンド、 その吊りバンドの長さ方向に沿って又は吊りバンドと収
    納体もしくは把持体に対し所定の間隔を隔てた二点に紐
    の両端を係止される紐とから成り、その紐の係止端は紐
    の一端をもう一方の肩の背中寄りで吊りバンドに、他端
    を背中側で吊りバンド端末寄り又は収納体もしくは把持
    体に係止し、紐と吊りバンド又は紐と吊りバンドと収納
    体もしくは把持体の一部とで形成されるループに腕を
    通して紐を一方の肩に掛け、吊りバンドをもう一方の肩
    に掛けて用いるように構成して成る吊りバンド。
  2. 【請求項2】 前記吊りバンドを肩掛け位置で二つの領
    域に隔て、吊りバンドの長さ方向に沿って又は吊りバン
    ドと収納体もしくは把持体に対し所定の間隔を隔てた二
    点に前記紐の両端を係止し、紐の途中の点はそれぞれの
    領域で前記係止他端に係止し、いずれか一方の領域にお
    ける紐と吊りバンド又は紐と吊りバンドと収納体もしく
    は把持体の一部とで形成されるループ内に腕を通して紐
    を一方の肩に掛け、吊りバンドをもう一方の肩に掛けて
    用いるようにしたことを特徴とする請求1に記載の吊り
    バンド。
  3. 【請求項3】 前記吊りバンドを肩掛け位置で二つの領
    域に隔て、それぞれの領域で吊りバンドの長さ方向に沿
    って又は収納体もしくは把持体に対し所定の間隔を隔て
    た二点に前記紐の両端を係止し、紐の途中の点はそれぞ
    れの領域で前記係止端の一端に係止し、いずれか一方の
    領域における紐と吊りバンド又は紐と吊りバンドと収納
    体もしくは把持体の一部とで形成されるループ内に腕を
    通して紐を一方の肩に掛け、吊りバンドをもう一方の肩
    に掛けて用いるようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の吊りバンド。
  4. 【請求項4】 前記紐の途中の点をそれぞれの領域で前
    記係止他端に係止した紐を収納体もしくは把持体の閉空
    間内に貫通させたことを特徴とする請求項2に記載の吊
    りバンド。
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