JP2976935B2 - 日本語入力システム及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は日本語入力システム
に関し、特にインターネット上で公開された仮名漢字変
換辞書を利用可能な日本語入力システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】入力された仮名文字を仮名漢字変換辞書
を用いて漢字に変換する日本語入力システムでは、仮名
漢字変換辞書の内容がシステムの性能に大きく影響す
る。何故なら、使用する仮名漢字変換辞書が作成しよう
とする文書の性質や技術分野に適していないと、効率的
な変換が望めないからである。このため、日本語入力シ
ステムの中には、予め磁気ディスク上に複数種類の仮名
漢字変換辞書を備え、利用者から仮名漢字変換辞書の指
定があったとき、指定された仮名漢字変換辞書を磁気デ
ィスク装置からメモリ（主記憶）に読み込み、実際の変
換時に利用するようにしたものがある。

【０００３】他方、ネットワークを介して遠隔地に存在
する辞書を利用する技術が従来より種々提案されている
（たとえば、特開平２−２３０４３９号公報，特開平４
−２０５０５９号公報，特開平５−１２１６９号公報，
特開平８−７７１５６号公報）。これらの技術では、辞
書の内容が必要になる都度、ネットワークを通じてオン
ラインで辞書をアクセスする。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、最近におけ
るインターネットの急速な普及に伴い、各種のソフトウ
ェア製品がインターネットを通じて入手できるようにな
ってきた。仮名漢字変換辞書もそのようなソフトウェア
製品の１つである。インターネット上で公開された仮名
漢字変換辞書を利用することで、日本語入力システムで
使える辞書の種類をより一層豊富なものとすることがで
きる。

【０００５】しかしながら、従来の日本語入力システム
では、仮名漢字変換辞書を指定する場合、その辞書は日
本語入力システムが動作しているマシンのディスク上に
予めファイルとして格納されている辞書である必要があ
った。そのため、インターネット上で公開された仮名漢
字変換辞書を利用するには、先ず利用者は、公開された
辞書をインターネットを通じてディスクにダウンロード
する作業を行い、しかる後に、そのダウンロードした辞
書を指定する作業が必要であった。

【０００６】なお、ネットワークを介して遠隔地に存在
する辞書を利用する従来の技術は、前述したように辞書
の内容が必要になる都度、オンラインで辞書をアクセス
するものであった為、そもそもインターネット上で公開
された仮名漢字変換辞書の利用には馴染まない。また、
たとえインターネット上で公開された仮名漢字変換辞書
をその必要の都度オンラインでアクセスする技術があっ
たとしても、一々ネットワーク経由でアクセスするため
コスト面および変換速度の面で問題がある。

【０００７】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たものであり、その目的は、インターネット上で公開さ
れた仮名漢字変換辞書を利用する場合であっても、利用
者は、ディスク上に予め登録された辞書を利用する場合
と同様の操作を行えば済むようにすることにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、入力された仮名文字を仮名漢字変換辞書
を用いて漢字に変換する機能を有する日本語入力システ
ムにおいて、利用する仮名漢字変換辞書を指定する辞書
指定情報を入力する手段と、入力された辞書指定情報が
インターネット上で公開された仮名漢字変換辞書を指定
する情報である場合に、インターネットを通じて該当す
る仮名漢字変換辞書をダウンロードする手段と、ダウン
ロードされた辞書を使用して仮名漢字変換を行う手段と
を備えたことを特徴とする。

【０００９】ここで、インターネット上で公開された仮
名漢字変換辞書を指定する情報としては、ＵＲＬ（Ｕｎ
ｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）が使
用できる。

【００１０】また、仮名漢字変換に使用する仮名漢字変
換辞書が最新のものとなるように、仮名漢字変換要求が
暫く途絶えた機会を捉え、前記辞書指定情報で指定され
たインターネット上で公開された仮名漢字変換辞書を再
ダウンロードして、仮名漢字変換で現在使用されている
仮名漢字変換辞書と置き換える手段を備えることを特徴
とする。

【００１１】本発明の日本語入力システムにおいては、
インターネット上で公開された仮名漢字変換辞書を利用
したい利用者が、仮名漢字変換辞書を指定する辞書指定
情報として、その辞書のインターネットのＵＲＬを指定
すると、インターネットを通じて該当する仮名漢字変換
辞書が自動的にダウンロードされ、このダウンロードさ
れた辞書を使用した仮名漢字変換が可能となる。また、
仮名漢字変換に使用する仮名漢字変換辞書が最新のもの
となるように、インターネットを通じて該当する仮名漢
字変換辞書を再ダウンロードするため、利用者は、常に
最新の辞書を利用することができる。

【００１２】

【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。

【００１３】図１を参照すると、本発明の一実施例の日
本語入力システム１００は、処理装置１０１と、それに
接続された入力装置１０２，表示装置１０３，磁気ディ
スク装置１０４および記録媒体１０５とから構成され、
通信路１０６を通じてインターネット１０７にアクセス
可能となっている。記録媒体１０５は、ＣＤ−ＲＯＭ，
磁気ディスク，半導体メモリなどの機械読み取り可能な
記録媒体であり、ここに記録された日本語入力システム
用プログラムは、処理装置１０１を構成するコンピュー
タ（図示せず）に読み取られ、そのコンピュータの動作
を制御し、そのコンピュータを図示する辞書指定情報格
納部１１１，辞書指定情報読み込み手段１１２，辞書読
み込み先判定手段１１３，辞書ダウンロード手段１１４
および変換エンジン１１５として機能させる。

【００１４】入力装置１０２は例えばキーボードで構成
され、表示装置１０３は例えばＣＲＴディスプレイで構
成される。入力装置１０２は、仮名の入力や使用する辞
書の指定情報の入力などに使用される。表示装置１０３
は、入力された仮名のモニタ表示や変換後の漢字を含む
文章の表示などに使用される。

【００１５】磁気ディスク装置１０４には、予め複数の
仮名漢字変換辞書１２１が登録されている。また、この
磁気ディスク装置１０４には、後述するようにしてイン
ターネット１０７からダウンロードされた仮名漢字変換
辞書１２２も登録される。

【００１６】処理装置１０１において、辞書指定情報格
納部１１１は、利用者が入力装置１０２から入力した辞
書指定情報を格納しておく部分、辞書指定情報読み込み
手段１１２はこの格納された辞書指定情報を読み込む部
分である。辞書指定情報には、磁気ディスク装置１０４
に予め登録されている仮名漢字変換辞書１２１を例えば
そのファイル名で指定するものと、インターネット１０
７上で公開された仮名漢字変換辞書１２２を指定するも
のとがある。後者の場合、その仮名漢字変換辞書のイン
ターネット１０７上のＵＲＬが指定される。

【００１７】辞書読み込み先判定手段１１３は、辞書指
定情報読み込み手段１１２で読み込まれた辞書指定情報
が、ＵＲＬか否かで、インターネット１０７上で公開さ
れた仮名漢字変換辞書１２２が指定されたか、磁気ディ
スク装置１０４に予め登録されている仮名漢字変換辞書
１２１が指定されたかを判断する手段である。この辞書
読み込み先判定手段１１３は、仮名漢字変換辞書１２１
が指定されていた場合は、そのファイル名を変換エンジ
ン１１５に通知し、その読み込みを指示する。他方、イ
ンターネット１０７のＵＲＬの場合は、そのＵＲＬを辞
書ダウンロード手段１１４に通知し、辞書ダウンロード
手段１１４から返されるファイル名を変換エンジン１１
５に通知し、その読み込みを指示する。

【００１８】辞書ダウンロード手段１１４は、通信路１
０６を通じてインターネット１０７をアクセスし、辞書
読み込み先判定手段１１３から通知されたＵＲＬで特定
される仮名漢字変換辞書１２２をダウンロードする手段
である。辞書ダウンロード手段１１４は、ダウンロード
した仮名漢字変換辞書を或るファイルとして符号１２２
に示すように磁気ディスク装置１０４に格納し、そのフ
ァイル名を辞書読み込み先判定手段１１３に通知する。

【００１９】変換エンジン１１５は、辞書読み込み先判
定手段１１３からファイル名を指定した読み込みが指示
されると、磁気ディスク１０４をアクセスして該当する
仮名漢字変換辞書を内部のメモリに読み込み、以降、こ
の読み込んだ仮名漢字変換辞書を使用して、入力装置１
０２から入力される仮名を漢字に変換する。

【００２０】図２は処理装置１０１の処理の内、仮名漢
字変換辞書の読み込みに関連する処理の一例を示すフロ
ーチャートである。以下、図１および図２を参照して本
実施例の動作を説明する。

【００２１】利用者は仮名漢字変換辞書を使用する場
合、日本語入力システム１００の起動時に入力装置１０
２から辞書指定情報を入力する。この入力された辞書指
定情報は辞書指定情報格納部１１１に格納される。辞書
指定情報読み込み手段１１２は、辞書指定情報格納部１
１１を参照し、辞書指定情報が入力されているか否かを
判別する（図２のＳ１）。辞書指定情報が入力されてい
ない場合（Ｓ１でＮＯ）、仮名漢字変換辞書の読み込み
に関連する処理は終了する。この場合、仮名漢字変換辞
書による仮名漢字変換は機能せず、例えばローマ字入力
を単に仮名に変換する処理だけが変換エンジン１１５で
行われる。

【００２２】辞書指定情報が入力されていた場合（Ｓ１
でＹＥＳ）、辞書指定情報読み込み手段１１２は辞書指
定情報格納部１１１から辞書指定情報を読み込み（Ｓ
２）、辞書読み込み先判定手段１１３は、この辞書指定
情報を解析してＵＲＬか否かを調べる（Ｓ３）。ＵＲＬ
でなく、磁気ディスク装置１０４の或る仮名漢字変換辞
書１２１のファイル名のときは（Ｓ３でＮＯ）、そのフ
ァイル名を変換エンジン１１５に通知し、変換エンジン
１１５はこのファイル名の仮名漢字変換辞書１２１を磁
気ディスク装置１０４から内部のメモリに読み込む（Ｓ
５）。

【００２３】他方、辞書指定情報がＵＲＬの場合、辞書
読み込み先判定手段１１３はこのＵＲＬを辞書ダウンロ
ード手段１１４に通知し、辞書ダウンロード手段１１４
は通信路１０６を介してインターネット１０７をアクセ
スし、通知されたＵＲＬで特定される仮名漢字変換辞書
１２２をダウンロードし、或るファイル名で磁気ディス
ク装置１０４に格納する（Ｓ４）。そして、そのファイ
ル名を辞書読み込み先判定手段１１３を介して変換エン
ジン１１５に通知し、変換エンジン１１５はこのファイ
ル名の仮名漢字変換辞書１２２を磁気ディスク装置１０
４から内部のメモリに読み込む（Ｓ５）。

【００２４】以上のようにして仮名漢字変換辞書の読み
込みが完了すると、その後、変換エンジン１１５におい
ては、この仮名漢字変換辞書を使用して、入力装置１０
２から入力された仮名を漢字に変換する処理が実施され
る。

【００２５】図３を参照すると、本発明の別の実施例の
日本語入力システム２００は、処理装置２０１と、それ
に接続された入力装置１０２，表示装置１０３，磁気デ
ィスク装置１０４および記録媒体２０５とから構成さ
れ、通信路１０６を通じてインターネット１０７にアク
セス可能となっている。記録媒体２０５は、ＣＤ−ＲＯ
Ｍ，磁気ディスク，半導体メモリなどの機械読み取り可
能な記録媒体であり、ここに記録された日本語入力シス
テム用プログラムは、処理装置２０１を構成するコンピ
ュータ（図示せず）に読み取られ、そのコンピュータの
動作を制御し、そのコンピュータを図示する辞書指定情
報格納部１１１，辞書指定情報読み込み手段１１２，辞
書読み込み先判定手段２１３，辞書ダウンロード手段２
１４，変換エンジン２１５および再ダウンロード制御手
段２１６として機能させる。

【００２６】入力装置１０２は例えばキーボードで構成
され、表示装置１０３は例えばＣＲＴディスプレイで構
成される。入力装置１０２は、仮名の入力や使用する辞
書の指定情報の入力などに使用される。表示装置１０３
は、入力された仮名のモニタ表示や変換後の漢字を含む
文章の表示などに使用される。

【００２７】磁気ディスク装置１０４には、予め複数の
仮名漢字変換辞書１２１が登録されている。また、この
磁気ディスク装置１０４には、後述するようにしてイン
ターネット１０７からダウンロードされた仮名漢字変換
辞書１２２も登録される。

【００２８】処理装置２０１において、辞書指定情報格
納部１１１は、利用者が入力装置１０２から入力した辞
書指定情報を格納しておく部分、辞書指定情報読み込み
手段１１２はこの格納された辞書指定情報を読み込む部
分である。辞書指定情報には、磁気ディスク装置１０４
に予め登録されている仮名漢字変換辞書１２１を例えば
そのファイル名で指定するものと、インターネット１０
７上で公開された仮名漢字変換辞書１２２を指定するも
のとがある。後者の場合、その仮名漢字変換辞書のイン
ターネット１０７上のＵＲＬが指定される。

【００２９】辞書読み込み先判定手段２１３は、辞書指
定情報読み込み手段１１２で読み込まれた辞書指定情報
が、ＵＲＬか否かで、インターネット１０７上で公開さ
れた仮名漢字変換辞書１２２が指定されたか、磁気ディ
スク装置１０４に予め登録されている仮名漢字変換辞書
１２１が指定されたかを判断する手段である。この辞書
読み込み先判定手段２１３は、仮名漢字変換辞書１２１
が指定されていた場合は、そのファイル名を変換エンジ
ン２１５に通知し、その読み込みを指示する。他方、イ
ンターネット１０７のＵＲＬの場合は、そのＵＲＬを辞
書ダウンロード手段２１４に通知し、辞書ダウンロード
手段２１４から返されるファイル名を変換エンジン２１
５に通知し、その読み込みを指示する。更に、今回のＵ
ＲＬと、磁気ディスク装置１０４にダウンロードされた
仮名漢字変換辞書１２２のファイル名とを再ダウンロー
ド制御手段２１６に通知する。

【００３０】再ダウンロード制御手段２１６は、ＵＲＬ
で指定されたインターネット１０７上の仮名漢字変換辞
書１２２の再ダウンロードを制御する手段である。入力
装置１０２から変換エンジン２１５に与えられる仮名漢
字変換要求を監視し、予め定められた時間にわたって仮
名漢字変換要求が来なかった時点で、辞書読み込み先判
定手段２１３から通知されたＵＲＬを辞書ダウンロード
手段２１４に通知し、辞書ダウンロード手段２１４から
返されるファイル名を変換エンジン２１５に通知し、そ
の読み込みを指示することで、変換エンジン２１５が仮
名漢字変換に使用する仮名漢字変換辞書を定期的に最新
のものに置き換える。なお、再ダウンロード制御手段２
１６は前回ダウンロードされた古い仮名漢字変換辞書を
磁気ディスク装置１０４から削除する処理も行う。

【００３１】辞書ダウンロード手段２１４は、通信路１
０６を通じてインターネット１０７をアクセスし、辞書
読み込み先判定手段２１３および再ダウンロード制御手
段２１６から通知されたＵＲＬで特定される仮名漢字変
換辞書１２２をダウンロードする手段である。辞書ダウ
ンロード手段２１４は、ダウンロードした仮名漢字変換
辞書１２２を或るファイル名のファイルとして磁気ディ
スク装置１０４に格納し、そのファイル名を要求元の辞
書読み込み先判定手段２１３または再ダウンロード制御
手段２１６に通知する。

【００３２】変換エンジン２１５は、辞書読み込み先判
定手段２１３からファイル名を指定した読み込みが指示
されると、磁気ディスク１０４をアクセスして該当する
仮名漢字変換辞書を内部のメモリに読み込み、以降、こ
の読み込んだ仮名漢字変換辞書を使用して、入力装置１
０２から入力される仮名を漢字に変換する。また、再ダ
ウンロード制御手段２１６からファイル名を指定した読
み込みが指示されると、磁気ディスク１０４をアクセス
して該当する仮名漢字変換辞書を内部のメモリに読み込
み、以降、古い仮名漢字変換辞書に代えて、今回読み込
んだ仮名漢字変換辞書を使用して、入力装置１０２から
入力される仮名を漢字に変換する。

【００３３】図４は処理装置２０１の処理の内、仮名漢
字変換辞書の再読み込みに関連する処理の一例を示すフ
ローチャートである。なお、仮名漢字変換辞書の最初の
読み込みに関連する処理は図１の実施例と同様に図２に
例示されるような流れで実行される。以下、図２，図３
および図４を参照して本実施例の動作を説明する。

【００３４】利用者は仮名漢字変換辞書を使用する場
合、日本語入力システム２００の起動時に入力装置１０
２から辞書指定情報を入力する。この入力された辞書指
定情報は辞書指定情報格納部１１１に格納される。辞書
指定情報読み込み手段１１２は、辞書指定情報格納部１
１１を参照し、辞書指定情報が入力されているか否かを
判別する（図２のＳ１）。辞書指定情報が入力されてい
ない場合（Ｓ１でＮＯ）、仮名漢字変換辞書の読み込み
に関連する処理は終了する。この場合、仮名漢字変換辞
書による仮名漢字変換は機能せず、例えばローマ字入力
を単に仮名に変換する処理だけが変換エンジン２１５で
行われる。

【００３５】辞書指定情報が入力されていた場合（Ｓ１
でＹＥＳ）、辞書指定情報読み込み手段１１２は辞書指
定情報格納部１１１から辞書指定情報を読み込み（Ｓ
２）、辞書読み込み先判定手段２１３は、この辞書指定
情報を解析してＵＲＬか否かを調べる（Ｓ３）。ＵＲＬ
でなく、磁気ディスク装置１０４の或る仮名漢字変換辞
書１２１のファイル名のときは（Ｓ３でＮＯ）、そのフ
ァイル名を変換エンジン２１５に通知し、変換エンジン
２１５はこのファイル名の仮名漢字変換辞書１２１を磁
気ディスク装置１０４から内部のメモリに読み込む（Ｓ
５）。

【００３６】他方、辞書指定情報がＵＲＬの場合、辞書
読み込み先判定手段２１３はこのＵＲＬを辞書ダウンロ
ード手段２１４に通知し、辞書ダウンロード手段２１４
は通信路１０６を介してインターネット１０７をアクセ
スし、通知されたＵＲＬで特定される仮名漢字変換辞書
１２２をダウンロードし、或るファイル名で磁気ディス
ク装置１０４に格納する（Ｓ４）。そして、そのファイ
ル名を辞書読み込み先判定手段２１３を介して変換エン
ジン２１５に通知し、変換エンジン２１５はこのファイ
ル名の仮名漢字変換辞書１２２を磁気ディスク装置１０
４から内部のメモリに読み込む（Ｓ５）。

【００３７】以上のようにして仮名漢字変換辞書の読み
込みが完了すると、その後、変換エンジン２１５におい
ては、この仮名漢字変換辞書を使用して、入力装置１０
２から入力された仮名を漢字に変換する処理が実施され
る。

【００３８】さて、辞書指定情報がＵＲＬの場合、ダウ
ンロードされた仮名漢字変換辞書１２２のファイル名と
そのＵＲＬとが辞書読み込み先判定手段２１３から再ダ
ウンロード制御手段２１６に通知され、図４に示すよう
な処理が実行される。なお、辞書指定情報がＵＲＬでな
い場合には図４に示される処理は実行されない。

【００３９】再ダウンロード制御手段２１６は、入力装
置１０２から変換エンジン２１５に対して入力される仮
名漢字変換要求を監視しており、予め定められた時間以
上、仮名漢字変換要求が入力されなかった場合（Ｓ１１
でＹＥＳ）、辞書読み込み先判定手段２１３から通知さ
れたＵＲＬを辞書ダウンロード手段２１４に通知して辞
書の再ダウンロードを要求する（Ｓ１２）。このとき辞
書ダウンロード手段２１４は、通知されたＵＲＬで特定
される仮名漢字変換辞書をインターネット１０７から再
びダウンロードし、このダウンロードした仮名漢字変換
辞書を或るファイル名（前回のダウンロード時とは別の
ファイル名）のファイルとして磁気ディスク装置１０４
に格納し、そのファイル名を要求元の再ダウンロード制
御手段２１６に通知する。

【００４０】再ダウンロード制御手段２１６は、辞書ダ
ウンロード手段２１４からファイル名の通知を受ける
と、それを変換エンジン２１５に通知し、その読み込み
を指示する（Ｓ１３）。これに応答して変換エンジン２
１５は、磁気ディスク装置１０４から該当する仮名漢字
変換辞書を読み込み、以後の仮名漢字変換に使用する。
再ダウンロード制御手段２１６は、ＵＲＬと新ダウンロ
ード辞書のファイル名とを保存し（Ｓ１４）、旧ダウン
ロード辞書を格納するファイルを磁気ディスク装置１０
４から削除し（Ｓ１５）、ステップＳ１１に戻って、再
び仮名漢字変換要求の監視を続ける。

【００４１】こうして、仮名漢字変換要求がしばらく到
来しない機会を捉えて、仮名漢字変換辞書を定期的に最
新のものに置き換える。

【００４２】図５を参照すると、本発明の更に別の実施
例はクライアント−サーバ方式で仮名漢字変換を行う日
本語入力システム３００であり、サーバとなる処理装置
３０１と、それに通信可能に接続された複数の仮名漢字
変換クライアント３０２と、処理装置３０１に接続され
た磁気ディスク装置１０４および記録媒体３０５とから
構成され、処理装置３０１は通信路１０６を通じてイン
ターネット１０７にアクセス可能となっている。記録媒
体３０５は、ＣＤ−ＲＯＭ，磁気ディスク，半導体メモ
リなどの機械読み取り可能な記録媒体であり、ここに記
録された日本語入力システム用プログラムは、処理装置
３０１を構成するコンピュータ（図示せず）に読み取ら
れ、そのコンピュータの動作を制御し、そのコンピュー
タを図示する辞書指定情報受け付け手段３１２，辞書読
み込み先判定手段３１３，辞書ダウンロード手段３１
４，仮名漢字変換サーバ３１５および再ダウンロード制
御手段３１６として機能させる。

【００４３】仮名漢字変換クライアント３０２は、図示
していないが、仮名の入力や使用する辞書の指定情報の
入力などに使用するキーボードの如き入力装置と、入力
された仮名のモニタ表示や変換後の漢字を含む文章の表
示などに使用するＣＲＴディスプレイの如き表示装置
と、変換対象となる仮名を含む仮名漢字変換要求や入力
された辞書指定情報などを処理装置３０１に送信した
り、処理装置３０１からの仮名漢字変換結果などを受信
する送受信手段とを備えている。

【００４４】磁気ディスク装置１０４には、予め複数の
仮名漢字変換辞書１２１が登録されている。また、この
磁気ディスク装置１０４には、後述するようにしてイン
ターネット１０７からダウンロードされた仮名漢字変換
辞書１２２も登録される。

【００４５】処理装置３０１において、辞書指定情報受
け付け手段３１２は、仮名漢字変換クライアント３０２
からの辞書指定情報を受け付ける部分である。辞書指定
情報には、磁気ディスク装置１０４に予め登録されてい
る仮名漢字変換辞書１２１を例えばそのファイル名で指
定するものと、インターネット１０７上で公開された仮
名漢字変換辞書１２２を指定するものとがある。後者の
場合、その仮名漢字変換辞書のインターネット１０７上
のＵＲＬが指定される。また、辞書指定情報にはクライ
アント名が含まれる。

【００４６】辞書読み込み先判定手段３１３は、辞書指
定情報受け付け手段３１２で受け付けられた辞書指定情
報が、ＵＲＬか否かで、その仮名漢字変換クライアント
３０２がインターネット１０７上で公開された仮名漢字
変換辞書１２２を指定したか、磁気ディスク装置１０４
に予め登録されている仮名漢字変換辞書１２１を指定し
たかを判断する。辞書読み込み先判定手段３１３は、仮
名漢字変換辞書１２１が指定されていた場合は、そのフ
ァイル名とクライアント名とを仮名漢字変換サーバ３１
５に通知し、その読み込みを指示する。他方、インター
ネット１０７のＵＲＬの場合は、そのＵＲＬを辞書ダウ
ンロード手段３１４に通知し、クライアント名と辞書ダ
ウンロード手段３１４から返されるファイル名とを仮名
漢字変換サーバ３１５に通知し、その読み込みを指示す
る。更に、今回のＵＲＬおよびクライアント名と、磁気
ディスク装置１０４にダウンロードされた仮名漢字変換
辞書１２２のファイル名とを再ダウンロード制御手段３
１６に通知する。

【００４７】再ダウンロード制御手段３１６は、ＵＲＬ
で指定されたインターネット１０７上の仮名漢字変換辞
書１２２の再ダウンロードを制御する手段である。仮名
漢字変換クライアント３０２から仮名漢字変換サーバ３
１５に与えられる要求を監視し、予め定められた時間に
わたって要求が来なかった時点で、辞書読み込み先判定
手段３１３から通知されたＵＲＬを辞書ダウンロード手
段３１４に通知して再ダウンロードを指示し、クライア
ント名と辞書ダウンロード手段３１４から返されるファ
イル名とを仮名漢字変換サーバ３１５に通知し、その読
み込みを指示することで、仮名漢字変換サーバ３１５が
仮名漢字変換に使用する仮名漢字変換辞書を定期的に最
新のものに置き換える。なお、再ダウンロード制御手段
３１６は前回ダウンロードされた古い仮名漢字変換辞書
を磁気ディスク装置１０４から削除する処理も行う。

【００４８】辞書ダウンロード手段３１４は、通信路１
０６を通じてインターネット１０７をアクセスし、辞書
読み込み先判定手段３１３および再ダウンロード制御手
段３１６から通知されたＵＲＬで特定される仮名漢字変
換辞書をダウンロードする手段である。辞書ダウンロー
ド手段３１４は、ダウンロードした仮名漢字変換辞書を
或るファイル名のファイルとして磁気ディスク装置１０
４に格納し、そのファイル名を要求元の辞書読み込み先
判定手段３１３または再ダウンロード制御手段３１６に
通知する。

【００４９】仮名漢字変換サーバ３１５は、辞書読み込
み先判定手段３１３からファイル名およびクライアント
名を指定した読み込みが指示されると、磁気ディスク１
０４をアクセスして該当する仮名漢字変換辞書を内部の
メモリに読み込み、以降、当該クライアント名の仮名漢
字変換クライアント３０２からの仮名漢字変換要求に関
しては、この読み込んだ仮名漢字変換辞書を使用して仮
名を漢字に変換する。また、再ダウンロード制御手段３
１６からファイル名およびクライアント名を指定した読
み込みが指示されると、磁気ディスク１０４をアクセス
して該当する仮名漢字変換辞書を内部のメモリに読み込
み、以降、当該クライアント名の仮名漢字変換クライア
ント３０２に関しては、古い仮名漢字変換辞書に代え
て、今回読み込んだ仮名漢字変換辞書を使用して、仮名
漢字変換要求を処理する。

【００５０】図６は処理装置３０１の処理の内、仮名漢
字変換辞書の最初の読み込みに関連する処理の一例を示
すフローチャート、図７は処理装置３０１の処理の内、
仮名漢字変換辞書の再読み込みに関連する処理の一例を
示すフローチャートである。以下、図５，図６および図
７を参照して本実施例の動作を説明する。

【００５１】仮名漢字変換クライアント３０２の利用者
は仮名漢字変換辞書を使用する場合、辞書指定情報を処
理装置３０１に送信する。この送信された辞書指定情報
は辞書指定情報受け付け手段３１２で受け付けられる
（Ｓ２１）。或る仮名漢字変換クライアント３０２から
の辞書指定情報が辞書指定情報受け付け手段３１２で受
け付けられると、辞書読み込み先判定手段３１３は、こ
の辞書指定情報を解析してＵＲＬか否かを調べる（Ｓ２
２）。ＵＲＬでなく、磁気ディスク装置１０４の或る仮
名漢字変換辞書１２１のファイル名のときは（Ｓ２２で
ＮＯ）、そのファイル名を仮名漢字変換サーバ３１５に
通知し、仮名漢字変換サーバ３１５はこのファイル名の
仮名漢字変換辞書１２１を磁気ディスク装置１０４から
内部のメモリに読み込む（Ｓ２４）。

【００５２】他方、辞書指定情報がＵＲＬの場合、辞書
読み込み先判定手段３１３はこのＵＲＬを辞書ダウンロ
ード手段３１４に通知し、辞書ダウンロード手段３１４
は通信路１０６を介してインターネット１０７をアクセ
スし、通知されたＵＲＬで特定される仮名漢字変換辞書
１２２をダウンロードし、或るファイル名で磁気ディス
ク装置１０４に格納する（Ｓ２３）。そして、そのファ
イル名を辞書読み込み先判定手段３１３に通知する。辞
書読み込み先判定手段３１３は、このファイル名と要求
元のクライアント名とを仮名漢字変換サーバ３１５に通
知し、仮名漢字変換サーバ３１５はこのファイル名の仮
名漢字変換辞書１２１を磁気ディスク装置１０４から内
部のメモリの当該クライアント用のエリアに読み込む
（Ｓ２４）。

【００５３】以上のようにして仮名漢字変換辞書の読み
込みが完了すると、その後、仮名漢字変換サーバ３１５
においては、当該仮名漢字変換クライアント３０２から
の仮名漢字変換要求に関しては、この仮名漢字変換辞書
を使用して仮名を漢字に変換する処理を実施する。

【００５４】他の仮名漢字変換クライアント３０２から
辞書指定情報が送信された場合も同様の処理が処理装置
３０１で行われる。

【００５５】さて、辞書指定情報がＵＲＬの場合、ダウ
ンロードされた仮名漢字変換辞書１２２のファイル名と
そのＵＲＬとクライアント名とが辞書読み込み先判定手
段３１３から再ダウンロード制御手段３１６に通知さ
れ、それらの各クライアント毎に図７に示すような処理
が実行される。なお、辞書指定情報がＵＲＬでないクラ
イアントの場合には図７に示される処理は実行されな
い。

【００５６】再ダウンロード制御手段３１６は、仮名漢
字変換クライアント３０２から仮名漢字変換サーバ３１
５に対して入力される仮名漢字変換要求を監視してお
り、予め定められた時間以上、仮名漢字変換要求が入力
されなかった場合（Ｓ３１でＹＥＳ）、辞書読み込み先
判定手段３１３から通知されたＵＲＬを辞書ダウンロー
ド手段３１４に通知して辞書の再ダウンロードを要求す
る（Ｓ３２）。このとき辞書ダウンロード手段３１４
は、通知されたＵＲＬで特定される仮名漢字変換辞書を
インターネット１０７から再びダウンロードし、このダ
ウンロードした仮名漢字変換辞書を或るファイル名（前
回のダウンロード時とは別のファイル名）のファイルと
して磁気ディスク装置１０４に格納し、そのファイル名
を要求元の再ダウンロード制御手段３１６に通知する。

【００５７】再ダウンロード制御手段３１６は、辞書ダ
ウンロード手段３１４からファイル名の通知を受ける
と、それと今回のクライアント名とを仮名漢字変換サー
バ３１５に通知し、その読み込みを指示する（Ｓ３
３）。これに応答して仮名漢字変換サーバ３１５は、磁
気ディスク装置１０４から該当する仮名漢字変換辞書を
読み込み、以後の当該仮名漢字変換クライアント３０２
から要求された仮名漢字変換に使用する。再ダウンロー
ド制御手段３１６は、クライアント名とＵＲＬと新ダウ
ンロード辞書のファイル名とを保存し（Ｓ３４）、旧ダ
ウンロード辞書を格納するファイルを磁気ディスク装置
１０４から削除し（Ｓ３５）、ステップＳ３１に戻っ
て、再び仮名漢字変換要求の監視を続ける。

【００５８】こうして、仮名漢字変換要求がしばらく到
来しない機会を捉えて、仮名漢字変換辞書を定期的に最
新のものに置き換える。

【００５９】図８は処理装置３０１の処理の内、仮名漢
字変換辞書の再読み込みに関連する別の処理例を示すフ
ローチャートである。前述したように、辞書指定情報が
ＵＲＬの場合、ダウンロードされた仮名漢字変換辞書１
２２のファイル名とそのＵＲＬとクライアント名とが辞
書読み込み先判定手段３１３から再ダウンロード制御手
段３１６に通知された。再ダウンロード制御手段３１６
では、１つ以上の仮名漢字変換クライアントがインター
ネット上で公開された仮名漢字変換辞書を使用している
場合、図８に示す処理を実行することにより、全ての仮
名漢字変換辞書の一括再ダウンロードを制御する。

【００６０】まず再ダウンロード制御手段３１６は、全
ての仮名漢字変換クライアント３０２から仮名漢字変換
サーバ３１５に対して入力される任意の要求を監視して
おり、予め定められた時間以上、要求が入力されなかっ
た場合（Ｓ４１でＹＥＳ）、辞書読み込み先判定手段３
１３から通知された全てのＵＲＬを辞書ダウンロード手
段３１４に通知して辞書の一括再ダウンロードを要求す
る（Ｓ４２）。このとき辞書ダウンロード手段３１４
は、通知されたＵＲＬ毎に、そのＵＲＬで特定される仮
名漢字変換辞書をインターネット１０７から再びダウン
ロードし、このダウンロードした仮名漢字変換辞書を或
るファイル名（前回のダウンロード時とは別のファイル
名）のファイルとして磁気ディスク装置１０４に格納
し、そのファイル名を要求元の再ダウンロード制御手段
３１６に通知する。

【００６１】再ダウンロード制御手段３１６は、辞書ダ
ウンロード手段３１４から各ＵＲＬ毎のファイル名の通
知を受けると、それと該当するクライアント名とを対に
して仮名漢字変換サーバ３１５に通知し、その一括読み
込みを指示する（Ｓ４３）。これに応答して仮名漢字変
換サーバ３１５は、各クライアント名毎に、磁気ディス
ク装置１０４から該当する仮名漢字変換辞書をそのクラ
イアントに対応する辞書領域に読み込み、以後の当該仮
名漢字変換クライアント３０２から要求された仮名漢字
変換に使用する。

【００６２】再ダウンロード制御手段３１６は、クライ
アント名とＵＲＬと新ダウンロード辞書のファイル名と
を保存し（Ｓ４４）、旧ダウンロード辞書を格納するフ
ァイルを磁気ディスク装置１０４から削除し（Ｓ４
５）、ステップＳ４１に戻って、再び仮名漢字変換要求
の監視を続ける。

【００６３】こうして、全クライアントからの要求がし
ばらく到来しない機会を捉えて、各仮名漢字変換クライ
アントが使用しているインターネット上で公開された仮
名漢字変換辞書を一括して再ダウンロードし、定期的に
最新のものに置き換える。

【００６４】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
のような効果を得ることができる。

【００６５】インターネット上で公開された仮名漢字変
換辞書を手軽に利用することができる。その理由は、利
用する仮名漢字変換辞書を指定する辞書指定情報として
インターネットのＵＲＬを指定すれば、日本語入力シス
テムがインターネットから該当する辞書を自動的にダウ
ンロードして読み込むため、利用者から見るとディスク
に予め登録されている辞書と同様に使用の指定さえ行え
ば良く、その他の作業が必要ないからである。

【００６６】インターネット上で公開された仮名漢字変
換辞書を利用者自身がダウンロードしてシステムに予め
登録しておき、日本語入力システムの使用開始時にそれ
を指定する方法では、常に同じ内容の仮名漢字変換辞
書、つまり前回ダウンロードした時点の仮名漢字変換辞
書が使用されるため、前回のダウンロード以降にインタ
ーネット上の仮名漢字変換辞書が更新されている場合、
最新内容の仮名漢字変換辞書を利用することができな
い。しかし、本発明では、入力された辞書指定情報がイ
ンターネット上で公開された仮名漢字変換辞書を指定す
る情報である場合に、その都度、新たにダウンロードを
行うため、日本語入力システムの開始時点で最新の内容
の仮名漢字変換辞書を利用することができる。

【００６７】日本語入力システムの稼働中に、該当する
仮名漢字変換辞書を再ダウンロードして仮名漢字変換で
現在使用している仮名漢字変換辞書と置き換える構成に
あっては、日本語入力システムを再起動しなくても最新
内容の仮名漢字変換辞書の利用が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の日本語入力システムのブロ
ック図である。

【図２】図１に示される処理装置の処理の内、仮名漢字
変換辞書の読み込みに関連する処理の一例を示すフロー
チャートである。

【図３】本発明の別の実施例の日本語入力システムのブ
ロック図である。

【図４】図３に示される処理装置の処理の内、仮名漢字
変換辞書の再読み込みに関連する処理の一例を示すフロ
ーチャートである。

【図５】本発明の更に別の実施例の日本語入力システム
のブロック図である。

【図６】図５に示される処理装置の処理の内、仮名漢字
変換辞書の最初の読み込みに関連する処理の一例を示す
フローチャートである。

【図７】図５に示される処理装置の処理の内、仮名漢字
変換辞書の再読み込みに関連する処理の一例を示すフロ
ーチャートである。

【図８】図５に示される処理装置の処理の内、仮名漢字
変換辞書の再読み込みに関連する別の処理例を示すフロ
ーチャートである。

【符号の説明】

１００…日本語入力システム １０１…処理装置 １０２…入力装置 １０３…表示装置 １０４…磁気ディスク装置 １０５…記録媒体 １０６…通信路 １０７…インターネット １１１…辞書指定情報格納部 １１２…辞書指定情報読み込み手段 １１３…辞書読み込み先判定手段 １１４…辞書ダウンロード手段 １１５…変換エンジン １２１…システムに予め登録されている仮名漢字変換辞
書 １２２…インターネット上で公開されている仮名漢字変
換辞書 ２００…日本語入力システム ２０１…処理装置 ２０５…記録媒体 ２１３…辞書読み込み先判定手段 ２１４…辞書ダウンロード手段 ２１５…変換エンジン ２１６…再ダウンロード制御手段 ３００…日本語入力システム ３０１…処理装置 ３０２…仮名漢字変換クライアント ３０５…記録媒体 ３１２…辞書指定情報受け付け手段 ３１３…辞書読み込み先判定手段 ３１４…辞書ダウンロード手段 ３１５…仮名漢字変換サーバ ３１６…再ダウンロード制御手段

フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−260960（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−179951（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−35721（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−188362（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−282673（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−245262（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−289063（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−87272（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) G06F 17/21 ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)

Claims (5)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 入力された仮名文字を仮名漢字変換辞書
   を用いて漢字に変換する機能を有する日本語入力システ
   ムにおいて、 利用する仮名漢字変換辞書を指定する辞書指定情報を入
   力する手段と、 入力された辞書指定情報がインターネット上で公開され
   た仮名漢字変換辞書を指定する情報である場合に、イン
   ターネットを通じて該当する仮名漢字変換辞書をダウン
   ロードする手段と、 ダウンロードされた辞書を使用して仮名漢字変換を行う
   手段とを備えたことを特徴とする日本語入力システム。
2. 【請求項２】 インターネット上で公開された仮名漢字
   変換辞書を指定する情報がＵＲＬであることを特徴とす
   る請求項１記載の日本語入力システム。
3. 【請求項３】 仮名漢字変換要求が暫く途絶えた機会を
   捉え、前記辞書指定情報で指定されたインターネット上
   で公開された仮名漢字変換辞書を再ダウンロードして、
   仮名漢字変換で現在使用されている仮名漢字変換辞書と
   置き換える手段を備えることを特徴とする請求項２記載
   の日本語入力システム。
4. 【請求項４】 クライアント−サーバ方式で仮名漢字変
   換を行う構成を有することを特徴とする請求項２または
   ３記載の日本語入力システム。
5. 【請求項５】 入力された仮名文字を仮名漢字変換辞書
   を用いて漢字に変換する日本語入力システムを構成する
   コンピュータを、 利用する仮名漢字変換辞書を指定する辞書指定情報を入
   力する手段、 入力された辞書指定情報がインターネット上で公開され
   た仮名漢字変換辞書を指定する情報である場合に、イン
   ターネットを通じて該当する仮名漢字変換辞書をダウン
   ロードする手段、 ダウンロードされた辞書を使用して仮名漢字変換を行う
   手段、 として機能させるプログラムを記録した機械読み取り可
   能な記録媒体。