JP2976675B2 - アレイプロセッサのルーティング方法 - Google Patents
アレイプロセッサのルーティング方法Info
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- JP2976675B2 JP2976675B2 JP4034847A JP3484792A JP2976675B2 JP 2976675 B2 JP2976675 B2 JP 2976675B2 JP 4034847 A JP4034847 A JP 4034847A JP 3484792 A JP3484792 A JP 3484792A JP 2976675 B2 JP2976675 B2 JP 2976675B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセッサ間をリンク結
合することによりプロセッサ間通信を行うアレイプロセ
ッサのルーティング方法に関する。
合することによりプロセッサ間通信を行うアレイプロセ
ッサのルーティング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アレイプロセッサのプロセッサ間
通信の実現方式としては、 1)隣接プロセッサ間の通信のみを行う方式 2)ルータを用いて遠隔プロセッサ間の通信を実現する
方式がある。
通信の実現方式としては、 1)隣接プロセッサ間の通信のみを行う方式 2)ルータを用いて遠隔プロセッサ間の通信を実現する
方式がある。
【0003】このうち隣接プロセッサ間の通信のみ行う
方式では、プロセッサ通信の為に要するハードウェア量
が比較的少ないが遠隔プロセッサ間で通信を行う場合、
送り側プロセッサから受け側プロセッサまでの経路上に
あるプロセッサ間において隣接プロセッサ間通信を繰り
返すため、通信時間および通信経路上にある各プロセッ
サへの負荷が問題になる。隣接プロセッサ間のみの通信
を行うアレイプロセッサについては、S.Y.Kun
g,”Wavefront Array Proces
sors−Concepts to Imple me
ntation”,IEEE Computer,pp
18−33,July1987において説明されてい
る。またP.Wilson,”Thirty two
bit micro supports multip
rocessing”,Computer Desig
n,pp143−150,June1984.では、目
的に応じた構成、結合形態のアレイプロセッサを構築す
る為の単位プロセッサについて説明している。
方式では、プロセッサ通信の為に要するハードウェア量
が比較的少ないが遠隔プロセッサ間で通信を行う場合、
送り側プロセッサから受け側プロセッサまでの経路上に
あるプロセッサ間において隣接プロセッサ間通信を繰り
返すため、通信時間および通信経路上にある各プロセッ
サへの負荷が問題になる。隣接プロセッサ間のみの通信
を行うアレイプロセッサについては、S.Y.Kun
g,”Wavefront Array Proces
sors−Concepts to Imple me
ntation”,IEEE Computer,pp
18−33,July1987において説明されてい
る。またP.Wilson,”Thirty two
bit micro supports multip
rocessing”,Computer Desig
n,pp143−150,June1984.では、目
的に応じた構成、結合形態のアレイプロセッサを構築す
る為の単位プロセッサについて説明している。
【0004】一方、ルータを用いる方式では、プロセッ
サ間通信の為に要するハードウェア量が大きくなるが、
送り側プロセッサから受け側プロセッサまでルータを経
由して通信が行われるため、通信時間が比較的少なくま
た他のプロセッサへの負荷も問題にならない。
サ間通信の為に要するハードウェア量が大きくなるが、
送り側プロセッサから受け側プロセッサまでルータを経
由して通信が行われるため、通信時間が比較的少なくま
た他のプロセッサへの負荷も問題にならない。
【0005】ルータを用いる方式におけるルーティング
方式は、プロセッサの結合形態に依存して決まる。たと
えば2次元メッシュ結合方式では、東西方向へのステッ
プ数(ホップ数)と南北方向のステップ数(ホップ数)
を指定することによりルーティングを行う。W.J.D
ally,”A VLSI Architecture
for Concurrent Data Stru
ctures”,Kluwer Academic P
ress,1987の5.3.3節では、以上に示した
ルーティングを行うシステムについて説明している。
方式は、プロセッサの結合形態に依存して決まる。たと
えば2次元メッシュ結合方式では、東西方向へのステッ
プ数(ホップ数)と南北方向のステップ数(ホップ数)
を指定することによりルーティングを行う。W.J.D
ally,”A VLSI Architecture
for Concurrent Data Stru
ctures”,Kluwer Academic P
ress,1987の5.3.3節では、以上に示した
ルーティングを行うシステムについて説明している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ルータを用いるアレイプロセッサではプロセッサ構成が
固定されている為、処理目的により一部のプロセッサが
有効に利用されない場合が生じる。また、ルーティング
法では使用する経路が固定されている為、アプリケーシ
ョンによっては1つのルートにトラフィックが増大し、
そこで通信ネックが生じ、処理の並列化の妨げになるこ
とがある。また複数のプロセッサにデータのブロードキ
ャストを行う場合は、宛先のプロセッサ毎に通信を行わ
なければならなかった。
ルータを用いるアレイプロセッサではプロセッサ構成が
固定されている為、処理目的により一部のプロセッサが
有効に利用されない場合が生じる。また、ルーティング
法では使用する経路が固定されている為、アプリケーシ
ョンによっては1つのルートにトラフィックが増大し、
そこで通信ネックが生じ、処理の並列化の妨げになるこ
とがある。また複数のプロセッサにデータのブロードキ
ャストを行う場合は、宛先のプロセッサ毎に通信を行わ
なければならなかった。
【0007】本発明の目的は、複数の単位プロセッサを
接続リンクにより処理目的に適した構成に結合し、さら
に結合により構成したネットワークにおけるルーティン
グをプログラムにより自由に設定でき、しかも送信元の
プロセッサから複数のプロセッサへデータのブロードキ
ャストを一回のメッセージ通信で実現できるアレイプロ
セッサのルーティング方法を提供することにある。
接続リンクにより処理目的に適した構成に結合し、さら
に結合により構成したネットワークにおけるルーティン
グをプログラムにより自由に設定でき、しかも送信元の
プロセッサから複数のプロセッサへデータのブロードキ
ャストを一回のメッセージ通信で実現できるアレイプロ
セッサのルーティング方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】プロセッサポートと複数
の通信ポートとルーティングテーブルと演算プロセッサ
とルーティングテーブルとを有するプロセッサノードを
備え、複数の前記プロセッサノードを網状に接続し、前
記プロセッサノードの間のメッセージパケットの通信を
おこなうアレイプロセッサのルーティング方法におい
て、前記プロセッサノードは、接続された他のプロセッ
サノードからの前記メッセージパケットを受信し、前記
メッセージパケット内のアドレス情報を取得し、前記ア
ドレス情報に基づく指示であるメッセージ転送制御信号
により前記メッセージパケットを送出する通信ポート
と、前記演算プロセッサから書き込まれた前記メッセー
ジパケットの宛先アドレス情報を取得し前記制御回路へ
送出し、メッセージ転送制御信号を受け取ると送られて
きたメッセージを格納するプロセッサポートと、複数の
前記通信ポートと前記プロセッサポートとのいずれかへ
のメッセージパケットの送り先の情報を格納するルーテ
ィングテーブルと、前記ルーティングテーブルに格納さ
れている前記送り先の情報を設定および変更する演算プ
ロセッサと、前記通信ポートから前記アドレス情報を取
得し、前記ルーティングテーブルの前記送り先の情報を
参照し、前記通信ポートへ前記メッセージ転送制御信号
を出力し、前記メッセージパケットの通信制御をおこな
う制御回路とを有し、前記演算プロセッサにより前記送
り先の情報を設定または変更し、前記プロセッサノード
を処理目的に応じて任意に結合し、結合された各々の前
記プロセッサノードへ単数あるいは複数の指定した宛先
の前記プロセッサノードへ任意の経路で前記メッセージ
パケットを送信することを特徴とする。
の通信ポートとルーティングテーブルと演算プロセッサ
とルーティングテーブルとを有するプロセッサノードを
備え、複数の前記プロセッサノードを網状に接続し、前
記プロセッサノードの間のメッセージパケットの通信を
おこなうアレイプロセッサのルーティング方法におい
て、前記プロセッサノードは、接続された他のプロセッ
サノードからの前記メッセージパケットを受信し、前記
メッセージパケット内のアドレス情報を取得し、前記ア
ドレス情報に基づく指示であるメッセージ転送制御信号
により前記メッセージパケットを送出する通信ポート
と、前記演算プロセッサから書き込まれた前記メッセー
ジパケットの宛先アドレス情報を取得し前記制御回路へ
送出し、メッセージ転送制御信号を受け取ると送られて
きたメッセージを格納するプロセッサポートと、複数の
前記通信ポートと前記プロセッサポートとのいずれかへ
のメッセージパケットの送り先の情報を格納するルーテ
ィングテーブルと、前記ルーティングテーブルに格納さ
れている前記送り先の情報を設定および変更する演算プ
ロセッサと、前記通信ポートから前記アドレス情報を取
得し、前記ルーティングテーブルの前記送り先の情報を
参照し、前記通信ポートへ前記メッセージ転送制御信号
を出力し、前記メッセージパケットの通信制御をおこな
う制御回路とを有し、前記演算プロセッサにより前記送
り先の情報を設定または変更し、前記プロセッサノード
を処理目的に応じて任意に結合し、結合された各々の前
記プロセッサノードへ単数あるいは複数の指定した宛先
の前記プロセッサノードへ任意の経路で前記メッセージ
パケットを送信することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の原理を次に示す。本発明のアレイプロ
セッサのルーティング方法では、複数の接続リンクをも
つ単位プロセッサにおいてルーティング情報記憶手段で
あるルーティングテーブルを持たせることにより、プロ
セッサの構成に応じたメッセージ転送を実現することが
できる。単位プロセッサから送り出されたメッセージパ
ケットに対してメッセージパケット内に付加された宛先
アドレス情報により、ルーティングテーブルをアクセス
して転送先の情報を得る。ルーティングテーブルは可能
な全ての転送先(接続リンクおよびプロセッサ)に対し
て転送するか否かの設定を行うビットが割り当てられて
いるため、複数のリンクあるいは演算プロセッサへの転
送が可能である。
セッサのルーティング方法では、複数の接続リンクをも
つ単位プロセッサにおいてルーティング情報記憶手段で
あるルーティングテーブルを持たせることにより、プロ
セッサの構成に応じたメッセージ転送を実現することが
できる。単位プロセッサから送り出されたメッセージパ
ケットに対してメッセージパケット内に付加された宛先
アドレス情報により、ルーティングテーブルをアクセス
して転送先の情報を得る。ルーティングテーブルは可能
な全ての転送先(接続リンクおよびプロセッサ)に対し
て転送するか否かの設定を行うビットが割り当てられて
いるため、複数のリンクあるいは演算プロセッサへの転
送が可能である。
【0010】またルーティングテーブルは演算プロセッ
サにより書き換えることが可能な為、プログラム実行前
あるいは実行中にメッセージ転送の経路の設定および変
更がプログラムにより可能である。これによりアプリケ
ーションに依存した通信経路を設定することができる。
また1つのメッセージパケットを複数の単位プロセッサ
に送る場合は、複数のプロセッサのグループに対して1
つのアドレスを割り当て、各単位プロセッサのルーティ
ングテーブルの対応するアドレスに各々のプロセッサへ
のメッセージ転送の経路を実現する値を設定することに
より可能である。
サにより書き換えることが可能な為、プログラム実行前
あるいは実行中にメッセージ転送の経路の設定および変
更がプログラムにより可能である。これによりアプリケ
ーションに依存した通信経路を設定することができる。
また1つのメッセージパケットを複数の単位プロセッサ
に送る場合は、複数のプロセッサのグループに対して1
つのアドレスを割り当て、各単位プロセッサのルーティ
ングテーブルの対応するアドレスに各々のプロセッサへ
のメッセージ転送の経路を実現する値を設定することに
より可能である。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。
明する。
【0012】図1は本発明の一実施例であり、4本のリ
ンクに接続された単位プロセッサノード10を複数接続
したアレイプロセッサを示す。図2は単位プロセッサノ
ード10の構成を示す。単位プロセッサは、演算プロセ
ッサ21、プロセッサポート22、第1の通信ポート2
3、第2の通信ポート24、第3の通信ポート25、第
4の通信ポート26、制御回路27およびルーティング
テーブル28とから構成される。
ンクに接続された単位プロセッサノード10を複数接続
したアレイプロセッサを示す。図2は単位プロセッサノ
ード10の構成を示す。単位プロセッサは、演算プロセ
ッサ21、プロセッサポート22、第1の通信ポート2
3、第2の通信ポート24、第3の通信ポート25、第
4の通信ポート26、制御回路27およびルーティング
テーブル28とから構成される。
【0013】第1の通信ポート23、第2の通信ポート
24、第3の通信ポート25、第4の通信ポート26
は、各々接続された他の単位プロセッサノードから送ら
れてきたメッセージパケットを受取り、メッセージパケ
ット内の宛先アドレス情報を抜出し、これを制御回路2
7に送る。プロセッサポート22は演算プロセッサ21
から書込まれたメッセージパケットの宛先アドレス情報
を抜出し、これを制御回路27に送る。
24、第3の通信ポート25、第4の通信ポート26
は、各々接続された他の単位プロセッサノードから送ら
れてきたメッセージパケットを受取り、メッセージパケ
ット内の宛先アドレス情報を抜出し、これを制御回路2
7に送る。プロセッサポート22は演算プロセッサ21
から書込まれたメッセージパケットの宛先アドレス情報
を抜出し、これを制御回路27に送る。
【0014】制御回路27は送られた宛先アドレスによ
りルーティングテーブル28をひいて、転送すべき第1
の通信ポート23、第2の通信ポート24、第3の通信
ポート25、第4の通信ポート26のいずれか、あるい
はプロセッサポート22に対してメッセージ転送制御信
号を送る。このときルーティングテーブルは、第1の通
信ポート23、第2の通信ポート24、第3の通信ポー
ト25、第4の通信ポート26、プロセッサポート22
の5つの送り先に1ビットずつ割り当てた5ビットを1
つのアドレスワードとし、プロセッサの数に一定量の付
加数を足したアドレス空間を持つ読み出し書込み可能な
メモリにより構成される。またルーティングテーブル2
8は、演算プロセッサ21により設定、変更を行うこと
が出来る。
りルーティングテーブル28をひいて、転送すべき第1
の通信ポート23、第2の通信ポート24、第3の通信
ポート25、第4の通信ポート26のいずれか、あるい
はプロセッサポート22に対してメッセージ転送制御信
号を送る。このときルーティングテーブルは、第1の通
信ポート23、第2の通信ポート24、第3の通信ポー
ト25、第4の通信ポート26、プロセッサポート22
の5つの送り先に1ビットずつ割り当てた5ビットを1
つのアドレスワードとし、プロセッサの数に一定量の付
加数を足したアドレス空間を持つ読み出し書込み可能な
メモリにより構成される。またルーティングテーブル2
8は、演算プロセッサ21により設定、変更を行うこと
が出来る。
【0015】第1の通信ポート23、第2の通信ポート
24、第3の通信ポート25、第4の通信ポート26
は、また、メッセージ転送制御信号を受取ると、送られ
てきたメッセージパケットを接続された隣接単位プロセ
ッサノードに送り出す。またプロセッサポート22はメ
ッセージ転送制御信号を受取ると送られてきたメッセー
ジを受信し格納して、演算プロセッサ21により読み出
せるようにする。
24、第3の通信ポート25、第4の通信ポート26
は、また、メッセージ転送制御信号を受取ると、送られ
てきたメッセージパケットを接続された隣接単位プロセ
ッサノードに送り出す。またプロセッサポート22はメ
ッセージ転送制御信号を受取ると送られてきたメッセー
ジを受信し格納して、演算プロセッサ21により読み出
せるようにする。
【0016】図3に図1のプロセッサ構成におけるルー
ティングの一例を示す。図3において各単位プロセッサ
内のPは演算プロセッサを示す。図3に示すアレイプロ
セッサは第1の単位プロセッサ31、第2の単位プロセ
ッサ32、第3の単位プロセッサ33、第4の単位プロ
セッサ34、第5の単位プロセッサ35、第6の単位プ
ロセッサ36、第7の単位プロセッサ37、第8の単位
プロセッサ38から構成される。このルーティングで
は、宛先が第7の単位プロセッサである場合を示してい
る。
ティングの一例を示す。図3において各単位プロセッサ
内のPは演算プロセッサを示す。図3に示すアレイプロ
セッサは第1の単位プロセッサ31、第2の単位プロセ
ッサ32、第3の単位プロセッサ33、第4の単位プロ
セッサ34、第5の単位プロセッサ35、第6の単位プ
ロセッサ36、第7の単位プロセッサ37、第8の単位
プロセッサ38から構成される。このルーティングで
は、宛先が第7の単位プロセッサである場合を示してい
る。
【0017】図4に図3に対応する各プロセッサのルー
ティングテーブルを示す。図4においてPの欄は演算プ
ロセッサ、Nの欄は上方向、Eの欄は右方向、Sの欄は
下方向、Wの欄は左方向への転送を指定するビットであ
る。 (a)は第1の単位プロセッサ31用のルーティングテ
ーブルを、(b)は第2の単位プロセッサ32用のルー
ティングテーブルを、(c)は第3の単位プロセッサ3
3用のルーティングテーブルを、(d)は第7の単位プ
ロセッサ37用のルーティングテーブルを示している。
ティングテーブルを示す。図4においてPの欄は演算プ
ロセッサ、Nの欄は上方向、Eの欄は右方向、Sの欄は
下方向、Wの欄は左方向への転送を指定するビットであ
る。 (a)は第1の単位プロセッサ31用のルーティングテ
ーブルを、(b)は第2の単位プロセッサ32用のルー
ティングテーブルを、(c)は第3の単位プロセッサ3
3用のルーティングテーブルを、(d)は第7の単位プ
ロセッサ37用のルーティングテーブルを示している。
【0018】第1の単位プロセッサ31の演算プロセッ
サから送り出されたメッセージパケットは、第1の単位
プロセッサ31のルーティングテーブルのアドレス7の
値Eにより第2の単位プロセッサ32に送られ、第2単
位プロセッサ32では、第2の単位プロセッサ32のル
ーティングテーブルのアドレス7の値Eにより第3の単
位プロセッサ33に送られ、第3の単位プロセッサ33
では、第3の単位プロセッサ33のルーティングテーブ
ルのアドレス7の値Sにより第7の単位プロセッサ37
に送られ、第7の単位プロセッサ37では、第7の単位
プロセッサ7のルーティングテーブルのアドレス7の値
Pにより宛先プロセッサである第7の単位プロセッサ3
7のプロセッサポートに書込まれる。このようなメッセ
ージ転送の経路は、図4に示す各単位プロセッサのルー
ティングテーブルの設定により決められる。
サから送り出されたメッセージパケットは、第1の単位
プロセッサ31のルーティングテーブルのアドレス7の
値Eにより第2の単位プロセッサ32に送られ、第2単
位プロセッサ32では、第2の単位プロセッサ32のル
ーティングテーブルのアドレス7の値Eにより第3の単
位プロセッサ33に送られ、第3の単位プロセッサ33
では、第3の単位プロセッサ33のルーティングテーブ
ルのアドレス7の値Sにより第7の単位プロセッサ37
に送られ、第7の単位プロセッサ37では、第7の単位
プロセッサ7のルーティングテーブルのアドレス7の値
Pにより宛先プロセッサである第7の単位プロセッサ3
7のプロセッサポートに書込まれる。このようなメッセ
ージ転送の経路は、図4に示す各単位プロセッサのルー
ティングテーブルの設定により決められる。
【0019】図5に図1のプロセッサ構成におけるルー
ティングの他の例を示す。図5において各単位プロセッ
サ内のPは演算プロセッサを示す。また図6に図5に対
応するルーティングテーブルを示す。 (a)は第1の単位プロセッサ31用のルーティングテ
ーブルを、(b)は第2および第3の単位プロセッサ3
2,33用のルーティングテーブルを、(c)は第4お
よび第6の単位プロセッサ34,36用のルーティング
テーブルを、(d)は第5の単位プロセッサ35用のル
ーティングテーブルを示している。
ティングの他の例を示す。図5において各単位プロセッ
サ内のPは演算プロセッサを示す。また図6に図5に対
応するルーティングテーブルを示す。 (a)は第1の単位プロセッサ31用のルーティングテ
ーブルを、(b)は第2および第3の単位プロセッサ3
2,33用のルーティングテーブルを、(c)は第4お
よび第6の単位プロセッサ34,36用のルーティング
テーブルを、(d)は第5の単位プロセッサ35用のル
ーティングテーブルを示している。
【0020】1つのメッセージパケットを、第1の単位
プロセッサ31から第4の単位プロセッサ34、第5の
単位プロセッサ35、第6の単位プロセッサ36に送る
場合は、第4の単位プロセッサ34、第5の単位プロセ
ッサ35、第6の単位プロセッサ36のグループに対し
て1つのアドレス17を割り当て、図6に示すように各
単位プロセッサのルーティングテーブルに対応するアド
レス17に各々のプロセッサへのメッセージ転送の経路
を実現する値を設定する。
プロセッサ31から第4の単位プロセッサ34、第5の
単位プロセッサ35、第6の単位プロセッサ36に送る
場合は、第4の単位プロセッサ34、第5の単位プロセ
ッサ35、第6の単位プロセッサ36のグループに対し
て1つのアドレス17を割り当て、図6に示すように各
単位プロセッサのルーティングテーブルに対応するアド
レス17に各々のプロセッサへのメッセージ転送の経路
を実現する値を設定する。
【0021】第1の単位プロセッサ31の演算プロセッ
サから送り出されたメッセージパケットは、第1の単位
プロセッサ31のルーティングテーブルのアドレス17
の値ESにより第2の単位プロセッサ32および第5の
単位プロセッサ35に送られ、第2の単位プロセッサ3
2では、第2の単位プロセッサ32のルーティングテー
ブルのアドレス17の値Eにより第3の単位プロセッサ
33に送られ、第3の単位プロセッサ33では、第3の
単位プロセッサ33のルーティングテーブルのアドレス
17の値Eにより第4の単位プロセッサ34に送られ、
第4の単位プロセッサ34では、第4の単位プロセッサ
34のルーティングテーブルのアドレスの値Pにより宛
先プロセッサである第4の単位プロセッサ34のプロセ
ッサポートに書込まれる。
サから送り出されたメッセージパケットは、第1の単位
プロセッサ31のルーティングテーブルのアドレス17
の値ESにより第2の単位プロセッサ32および第5の
単位プロセッサ35に送られ、第2の単位プロセッサ3
2では、第2の単位プロセッサ32のルーティングテー
ブルのアドレス17の値Eにより第3の単位プロセッサ
33に送られ、第3の単位プロセッサ33では、第3の
単位プロセッサ33のルーティングテーブルのアドレス
17の値Eにより第4の単位プロセッサ34に送られ、
第4の単位プロセッサ34では、第4の単位プロセッサ
34のルーティングテーブルのアドレスの値Pにより宛
先プロセッサである第4の単位プロセッサ34のプロセ
ッサポートに書込まれる。
【0022】また同時に第5の単位プロセッサ35で
は、第5の単位プロセッサ35のルーティングテーブル
のアドレス17の値PEにより宛先プロセッサである第
5の単位プロセッサ35のプロセッサポートに書込まれ
る。これと同時に第6の単位プロセッサ36に送られ、
第6の単位プロセッサ36では、第6の単位プロセッサ
36のルーティングテーブルのアドレス17の値Pによ
り宛先プロセッサである第6の単位プロセッサ36のプ
ロセッサポートに書込まれる。
は、第5の単位プロセッサ35のルーティングテーブル
のアドレス17の値PEにより宛先プロセッサである第
5の単位プロセッサ35のプロセッサポートに書込まれ
る。これと同時に第6の単位プロセッサ36に送られ、
第6の単位プロセッサ36では、第6の単位プロセッサ
36のルーティングテーブルのアドレス17の値Pによ
り宛先プロセッサである第6の単位プロセッサ36のプ
ロセッサポートに書込まれる。
【0023】以上に示した様に図6に示したルーティン
グテーブルの設定により、第1の単位プロセッサ31か
ら第4の単位プロセッサ34、第5の単位プロセッサ3
5、第6の単位プロセッサ36に同時に転送される。
グテーブルの設定により、第1の単位プロセッサ31か
ら第4の単位プロセッサ34、第5の単位プロセッサ3
5、第6の単位プロセッサ36に同時に転送される。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に従えば任
意の形態で結合されたアレイプロセッサにおいてルーテ
ィングテーブルを書換えることにより、任意の経路のメ
ッセージパケットを送ることができ、また単位プロセッ
サから複数の単位プロセッサに同時にメッセージパケッ
トを送ることが可能である。
意の形態で結合されたアレイプロセッサにおいてルーテ
ィングテーブルを書換えることにより、任意の経路のメ
ッセージパケットを送ることができ、また単位プロセッ
サから複数の単位プロセッサに同時にメッセージパケッ
トを送ることが可能である。
【図1】第1の発明の一実施例を示す図である。
【図2】単位プロセッサの構成を示す図である。
【図3】メッセージ転送の一例を示す図である。
【図4】図3の例における各単位プロセッサのルーティ
ングテーブルを示す図である。
ングテーブルを示す図である。
【図5】メッセージ転送の別の一例を示す図である。
【図6】図5の例における各単位プロセッサのルーティ
ングテーブルを示す図である。
ングテーブルを示す図である。
10 単位プロセッサノード 21 演算プロセッサ 22 プロセッサポート 23 第1の通信ポート 24 第2の通信ポート 25 第3の通信ポート 26 第4の通信ポート 27 制御回路 28 ルーティングテーブル 31 第1の単位プロセッサ 32 第2の単位プロセッサ 33 第3の単位プロセッサ 34 第4の単位プロセッサ 35 第5の単位プロセッサ 36 第6の単位プロセッサ 37 第7の単位プロセッサ 38 第8の単位プロセッサ
Claims (1)
- 【請求項1】プロセッサポートと複数の通信ポートとル
ーティングテーブルと演算プロセッサとルーティングテ
ーブルとを有するプロセッサノードを備え、複数の前記
プロセッサノードを網状に接続し、前記プロセッサノー
ドの間のメッセージパケットの通信をおこなうアレイプ
ロセッサのルーティング方法において、 前記プロセッサノードは、 接続された他のプロセッサノードからの前記メッセージ
パケットを受信し、前記メッセージパケット内のアドレ
ス情報を取得し、前記アドレス情報に基づく指示である
メッセージ転送制御信号により前記メッセージパケット
を送出する通信ポートと、 前記演算プロセッサから書き込まれた前記メッセージパ
ケットの宛先アドレス情報を取得し前記制御回路へ送出
し、メッセージ転送制御信号を受け取ると送られてきた
メッセージを格納するプロセッサポートと、 複数の前記通信ポートと前記プロセッサポートとのいず
れかへのメッセージパケットの送り先の情報を格納する
ルーティングテーブルと、 前記ルーティングテーブルに格納されている前記送り先
の情報を設定および変更する演算プロセッサと、 前記通信ポートから前記アドレス情報を取得し、前記ル
ーティングテーブルの前記送り先の情報を参照し、前記
通信ポートへ前記メッセージ転送制御信号を出力し、前
記メッセージパケットの通信制御をおこなう制御回路
と、 を有し、 前記演算プロセッサにより前記送り先の情報を設定また
は変更し、前記プロセッサノードを処理目的に応じて任
意に結合し、結合された各々の前記プロセッサノードへ
単数あるいは複数の指定した宛先の前記プロセッサノー
ドへ任意の経路で前記メッセージパケットを送信するこ
とを特徴とするアレイプロセッサのルーティング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4034847A JP2976675B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | アレイプロセッサのルーティング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4034847A JP2976675B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | アレイプロセッサのルーティング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05233566A JPH05233566A (ja) | 1993-09-10 |
JP2976675B2 true JP2976675B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=12425581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4034847A Expired - Lifetime JP2976675B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | アレイプロセッサのルーティング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2976675B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2007022469A2 (en) * | 2005-08-18 | 2007-02-22 | D.E. Shaw Research, Llc | Parallel computer architecture for computation of particle interactions |
EP1880327B1 (en) | 2005-04-19 | 2021-09-08 | D.E. Shaw Research, LLC | Computational load-balancing method in the evaluation of distance-limited particle interactions |
JP2014170556A (ja) * | 2005-08-18 | 2014-09-18 | D.E. Shaw Research LLC | 粒子相互作用を計算するための並行計算アーキテクチャ |
JP5238791B2 (ja) * | 2010-11-10 | 2013-07-17 | 株式会社東芝 | 転送機能を有するメモリノードを相互に接続したストレージ装置及びデータ処理方法 |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP4034847A patent/JP2976675B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05233566A (ja) | 1993-09-10 |
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