JP2974648B2 - 3次元データの処理方法及び処理装置、並びに3次元データの処理方法のプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

3次元データの処理方法及び処理装置、並びに3次元データの処理方法のプログラムを記録した記録媒体

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JP2974648B2
JP2974648B2 JP2543898A JP2543898A JP2974648B2 JP 2974648 B2 JP2974648 B2 JP 2974648B2 JP 2543898 A JP2543898 A JP 2543898A JP 2543898 A JP2543898 A JP 2543898A JP 2974648 B2 JP2974648 B2 JP 2974648B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、離散的な座標値を
用いて線分又は点を定義することにより形状を表わす形
状データと、材質データを少なくとも含み入力される第
1の3次元データに対して、その形状を表現するデータ
数及び形状が異なる他の入力される第2の3次元データ
を、外見上上記第1の3次元データと同様の形状へと形
状適合化させる3次元データの処理方法及び処理装置、
並びに、3次元データの処理方法のプログラムを記録し
た記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】トポロ
ジーの異なる3次元データのマッチングに関して、例え
ば画像の濃淡を利用して、撮像された一方の3次元形状
の画像中の画素値変化の大きな部分に形状データ構成点
を集中させる手法(例えば、従来技術文献1「D.Terzop
oulos etal.,“Sampling and Reconstruction with Ada
ptive Meshes", Proceedings ofComputer Vision and P
attern Recognition Conference, pp.70-75,1991年6
月」参照。)及びそれを利用し他方の形状を適合させる
手法(例えば、従来技術文献2「Y.Lee et al.,“Const
ructingphysics-based facial modesl of individual
s", Proceedings of Graphics Interface'93,pp.1-8, C
anadian InformationProcessing Society,1993年5月」
参照。)が提案されている。しかしながら、これらの手
法では所望の結果を得るために、画像の変換処理を施す
必要があり、画像の撮像条件によっては安定した動作を
保証できないという問題点があった。
【0003】また、一方の3次元形状を2方向から撮影
した画像を用いて、これら画像中の特徴点を一致させた
上で、それ以外の形状データの構成点については特徴点
からの同じ座標系内の距離を元にして変形を行い、異な
る形状を適合させる手法(例えば、従来技術文献3「T.
Akimoto et al.,“Automatic Creation of 3D FacialMo
dels",IEEE Computer Graphics & Animation,pp.16-22,
1993年9月」参照。)が提案されている。しかしなが
ら、この手法では適合の際に、元の形状の凹凸の変化に
充分追従できず、実際の3次元形状とは異なる適合結果
を生じるという問題点があった。
【0004】すなわち、従来の技術では、一方の3次元
形状の画像の濃淡を利用した手法では撮像条件によって
は安定した動作を保証できず、また、一方の3次元形状
を2方向から撮影した画像を用いる手法では、元の形状
の凹凸変化に充分追従できないという問題点があった。
【0005】本発明の目的は以上の問題点を解決し、常
に安定した動作で一方の形状を忠実に他方に反映させる
ように、1つの3次元データをトポロジーが異なる別の
3次元データに形状適合化させ、さらに変形させること
ができる3次元データの処理方法及び処理装置、並び
に、当該3次元データの処理方法のプログラムを記録し
た記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の3次元データの処理方法は、離散的な座標値を用い
て線分又は点を定義することにより形状を表わす形状デ
ータを少なくとも含み入力される第1の3次元データに
対して、上記形状データとは別のトポロジーの形状を表
す形状データであって第1の3次元データとはデータ数
及び形状が異なる形状データを含み入力される第2の3
次元データを、外見上上記第1の3次元データと同様の
形状へと形状適合化させる3次元データの処理方法にお
いて、3次元データ中の形状を定義する第1の座標系を
有する第1の3次元データに対して、第1の座標変換手
段を用いて、上記第1の3次元データの形状データの少
なくとも一部を所定の座標変換処理により変換した後の
2組の座標値に対して残りの座標値が一意に決定される
ような他の第2の座標系を有する第3の3次元データに
座標変換するステップと、上記座標変換された第3の3
次元データを第1の記憶装置に記憶するステップと、上
記第1の座標系を有する第2の3次元データに対して、
第2の座標変換手段を用いて、上記座標変換処理を実行
して上記第2の座標系を有する第4の3次元データに座
標変換するステップと、上記座標変換された第4の3次
元データを第2の記憶装置に記憶するステップと、上記
第1の3次元データの形状データの所定の特徴部分を示
す線分又は点の組を、上記第2の3次元データの形状デ
ータの特徴部分を示す線分又は点の組に対して対応づけ
を行い対応関係を示す対応関係データを生成するステッ
プと、上記生成された対応関係データを第3の記憶装置
に記憶するステップと、上記第3の記憶装置に記憶され
た各特徴部分間の対応関係データに基づいて、上記第2
の3次元データの特徴部分から、上記第1の3次元デー
タの特徴部分への、第2の座標系における線分又は点の
組の対応間のシフト量を算出するステップと、上記算出
されたシフト量に基づいて、上記座標変換された第3の
3次元データにおける、上記座標変換された第4の3次
元データからの、所定の対象点の変動座標位置を算出す
るステップと、上記算出された変動座標位置に基づい
て、上記第4の3次元データが上記第3の3次元データ
に形状適合化するように、上記第3の3次元データに対
応する第4の3次元データの座標値を、内挿又は外挿に
より類推しかつ類推された座標値を上記第4の3次元デ
ータの対応付けを行った特徴部分を示す線分又は点の組
に加算することにより、上記第4の3次元データを上記
第3の3次元データに形状適合化された第2の座標系を
有する第5の3次元データを生成するステップと、上記
生成された第2の座標系を有する第5の3次元データに
対して、座標逆変換手段を用いて、上記座標変換処理と
は逆の座標逆変換処理を実行して、上記第2の3次元デ
ータを上記第1の3次元データに形状適合化された第1
の座標系を有する第6の3次元データを生成して出力す
るステップとを含むことを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の3次元データの処理
方法は、請求項1記載の3次元データの処理方法におい
て、上記第1の3次元データの形状データに対して部分
的な変形を指示するために入力された第1の座標系にお
ける座標値のシフト量に対して、第3の座標変換手段を
用いて、上記座標変換処理を実行して上記第2の座標系
における座標値のシフト量に座標変換するステップをさ
らに含み、上記変動座標を算出するステップは、上記座
標変換された座標値のシフト量と、上記算出されたシフ
ト量に基づいて、上記座標変換された第3の3次元デー
タにおける所定の対象点の変動座標位置を算出するステ
ップを含むことを特徴とする。
【0008】さらに、請求項3記載の3次元データの処
理方法は、請求項1又は2記載の3次元データの処理方
法において、入力される3次元データに対して複数の座
標変換装置を用いて互いに異なる座標変換処理を実行し
て座標変換後の3次元データを出力するステップと、上
記異なる座標変換処理により座標変換された3次元デー
タに基づいて、それぞれ座標変換後の2組の座標値に対
して残りの座標値が一意に決定されるか否かを判断する
ために、一意に決定されるときにより小さい値となる評
価関数の関数値を算出するステップと、上記算出された
上記複数の座標変換装置に対応する複数の関数値のうち
最小の関数値に対応する座標変換処理を選択して、選択
された座標変換装置から出力される変換後の3次元デー
タを出力するステップと、上記選択された座標変換装置
と、その座標変換処理のためのパラメータを記憶装置に
記憶した後、上記第1と第2と第3の座標変換手段に出
力して設定するステップと、上記記憶された座標変換処
理のためのパラメータに基づいて、当該座標変換処理と
は逆の座標逆変換処理のためのパラメータを算出して上
記座標逆変換手段に出力して設定するステップとをさら
に含むことを特徴とする。
【0009】本発明に係る請求項4記載の3次元データ
の処理装置は、離散的な座標値を用いて線分又は点を定
義することにより形状を表わす形状データを少なくとも
含み入力される第1の3次元データに対して、上記形状
データとは別のトポロジーの形状を表す形状データであ
って第1の3次元データとはデータ数及び形状が異なる
形状データを含み入力される第2の3次元データを、外
見上上記第1の3次元データと同様の形状へと形状適合
化させる3次元データの処理装置において、3次元デー
タ中の形状を定義する第1の座標系を有する第1の3次
元データに対して、上記第1の3次元データの形状デー
タの少なくとも一部を所定の座標変換処理により変換し
た後の2組の座標値に対して残りの座標値が一意に決定
されるような他の第2の座標系を有する第3の3次元デ
ータに座標変換する第1の座標変換手段と、上記第1の
座標系を有する第2の3次元データに対して、上記座標
変換処理を実行して上記第2の座標系を有する第4の3
次元データに座標変換する第2の座標変換手段と、上記
第1の3次元データの形状データの所定の特徴部分を示
す線分又は点の組を、上記第2の3次元データの形状デ
ータの特徴部分を示す線分又は点の組に対して対応づけ
を行い対応関係を示す対応関係データを生成する対応生
成手段と、上記対応生成手段によって生成された各特徴
部分間の対応関係データに基づいて、上記第2の3次元
データの特徴部分から、上記第1の3次元データの特徴
部分への、第2の座標系における線分又は点の組の対応
間のシフト量を算出するシフト量算出手段と、上記シフ
ト量算出手段によって算出されたシフト量に基づいて、
上記第1の座標変換手段によって座標変換された第3の
3次元データにおける、上記第2の座標変換手段によっ
て座標変換された第4の3次元データからの、所定の対
象点の変動座標位置を算出する変動座標算出手段と、上
記変動座標算出手段によって算出された変動座標位置に
基づいて、上記第4の3次元データが上記第3の3次元
データに形状適合化するように、上記第3の3次元デー
タに対応する第4の3次元データの座標値を、内挿又は
外挿により類推しかつ類推された座標値を上記第4の3
次元データの対応付けを行った特徴部分を示す線分又は
点の組に加算することにより、上記第4の3次元データ
を上記第3の3次元データに形状適合化された第2の座
標系を有する第5の3次元データを生成するデータ類推
及び加算手段と、上記データ類推及び加算手段によって
生成された第2の座標系を有する第5の3次元データに
対して、上記第1と第2の座標変換手段による座標変換
処理とは逆の座標逆変換処理を実行して、上記第2の3
次元データを上記第1の3次元データに形状適合化され
た第1の座標系を有する第6の3次元データを生成して
出力する座標逆変換手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項5記載の3次元データの処理
装置は、請求項4記載の3次元データの処理装置におい
て、上記第1の3次元データの形状データに対して部分
的な変形を指示するために入力された第1の座標系にお
ける座標値のシフト量に対して、上記座標変換処理を実
行して上記第2の座標系における座標値のシフト量に座
標変換する第3の座標変換手段をさらに備え、上記変動
座標算出手段は、上記第3の座標変換手段によって座標
変換された座標値のシフト量と、上記シフト量算出手段
によって算出されたシフト量に基づいて、上記第1の座
標変換手段によって座標変換された第3の3次元データ
における所定の対象点の変動座標位置を算出することを
特徴とする。
【0011】さらに、請求項6記載の3次元データの処
理装置は、請求項4又は5記載の3次元データの処理装
置において、入力される3次元データに対して互いに異
なる座標変換処理を実行して座標変換後の3次元データ
を出力する複数の座標変換装置と、上記複数の座標変換
装置により座標変換された3次元データに基づいて、そ
れぞれ座標変換後の2組の座標値に対して残りの座標値
が一意に決定されるか否かを判断するために、一意に決
定されるときにより小さい値となる評価関数の関数値を
算出する変換評価手段と、上記変換評価手段によって算
出された上記複数の座標変換装置に対応する複数の関数
値のうち最小の関数値に対応する座標変換装置を選択し
て、選択された座標変換装置から出力される変換後の3
次元データを出力する座標変換選択手段と、上記座標変
換手段により選択された座標変換装置と、その座標変換
処理のためのパラメータを記憶した後、上記第1と第2
と第3の座標変換手段に出力して設定する記憶装置と、
上記記憶装置に記憶された座標変換処理のためのパラメ
ータに基づいて、当該座標変換処理とは逆の座標逆変換
処理のためのパラメータを算出して上記座標逆変換手段
に出力して設定する逆変換パラメータ算出手段とをさら
に備えたことを特徴とする。
【0012】本発明に係る請求項7記載の3次元データ
の処理方法のプログラムを記録した記録媒体は、請求項
1乃至3のうちの1つに記載の3次元データの処理方法
のプログラムを記録したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。
【0014】<第1の実施形態>図1は、本発明に係る
第1の実施形態である座標変換処理装置30の構成を示
すブロック図であり、図2は、当該第1の実施形態であ
るデータ適合処理装置31の構成を示すブロック図であ
る。本実施形態では、座標変換処理装置30とデータ適
合処理装置31とを備えて、3次元データの処理装置を
構成し、離散的な座標値を用いて線分又は点を定義する
ことにより形状を表わす形状データと、材質データを少
なくとも含み入力される第1の3次元データに対して、
その形状を表現するデータ数及び形状が異なる他の入力
される第2の3次元データを、外見上上記第1の3次元
データと同様の形状へと形状適合化させることを特徴と
している。
【0015】図1の座標変換処理装置30において、複
数n個の座標変換部14−1乃至14−nは、入力され
る3次元データに対して互いに異なる座標変換処理を実
行して座標変換後の3次元データを変換評価部16に出
力する。ここで、異なる座標変換処理とは、例えば、直
交座標系、極座標系、円筒座標系などの互いに異なる座
標系間で座標変換を行う処理である。これに応答して、
変換評価部16は、複数の座標変換部14−1乃至14
−nにより座標変換された3次元データに基づいて、そ
れぞれ座標変換後の2組の座標値に対して残りの座標値
が一意に決定されるか否かを判断するために、一意に決
定されるときにより小さい値となる評価関数fcnの関数
値を算出して座標変換選択部16に出力する。ここで、
評価関数fcnは例えば次式で表される。
【0016】
【数1】 ここで、kは入力された3次元データの構成点であり、
Kはその個数である。
【数2】 C(k)=0,投影の重なりがあるとき(評価がOK) =1,投影の重なりがないとき(評価がNG)
【0017】例えば、離散座標値データを構成する2つ
のポリゴンの間を評価するとき、目標とする2つの座標
平面に一方のポリゴンをラスタライズして投影して、他
方のポリゴンと投影の重なりが形成されるか否かを調べ
る。そして、投影の重なりがあるとき、評価がOKであ
り、C(k)=0となる一方、投影の重なりがないと
き、評価がNGであり、C(k)=1となる。
【0018】次いで、座標変換選択部16は、算出され
た複数の座標変換部14−1乃至14−nに対応する複
数の関数値fcnのうち最小の関数値に対応する座標変換
部を選択するようにスイッチ18及び19を切り換え、
選択された座標変換部から出力される変換後の3次元デ
ータを出力3次元データ22として出力するとともに、
選択された座標変換部から出力される座標変換処理のた
めのパラメータをパラメータメモリ20に記憶させる。
また、座標変換選択部16は、選択された座標変換部の
番号もパラメータメモリ20に記憶される。そして、パ
ラメータメモリ20に記憶された座標変換パラメータは
読み出されて、詳細後述する図2の座標変換部3a,3
b,3cに出力されて設定される。また、読み出された
座標変換パラメータは、座標逆変換算出部21に入力さ
れて、座標逆変換算出部21は、上記選択された座標変
換処理とは逆の座標逆変換処理のためのパラメータを算
出して座標逆変換部10に出力して設定する。
【0019】従って、座標変換処理装置30を備えるこ
とにより、より最適な座標変換部を選択して、3次元デ
ータの処理をより正確に実行することができる。
【0020】図2は、本発明に係る第1の実施形態であ
るデータ適合処理装置31の構成を示すブロック図であ
る。当該データ適合処理装置31は、3次元座標値によ
り表される点とそれらのつながりにより線分、多角形を
表現し、さらに、それらに集合により3次元的な形状を
表現するような3次元形状を記述するためのデータ及び
名称、色、法線、材質、線幅、テクスチャ座標、ラベ
ル、他のデータとの相関関係など記述した形状以外の付
加情報も含む3次元データに対して、データ数や形状、
付加情報などの異なる他の3次元データの形状を近似さ
せ、見かけ上同様の形状へと適合化させることを特徴と
している。
【0021】図2において、適合対象となる3次元デー
タ1及び適合元の3次元データ2はそれぞれ座標変換部
3a,3bによって、本来の元の座標系から、2組の座
標値により残りの座標値が一意に決定される座標系へと
座標変換された後、それぞれバッファメモリ3am,3
bmを介して特徴量分離部5a,5bに出力される。こ
こで、例えば(x,y,z)で表される座標値に対し
て、この2組の座標値により表される平面をここでは適
合平面と呼ぶ。座標変換部3a,3bに関しては、形状
データによっては変換が不要な場合、例えば形状データ
が2次元配列により定義されるような場合、具体的には
次式で表される場合がある。
【0022】
【数3】i=int(x・kx)
【数4】j=int(y・ky)
【数5】z=f(i,j) ここで、int(x)はxを越えない最大の整数を示す
関数であり、fは2次元配列である。
【0023】また、極座標変換や円筒座標空間への変換
でも適応可能な場合があるが、一般にはこれらの変換で
は安定して2組の座標値に対して残りの座標値が一意に
与えられるような変換を得られるとは限らない。そこ
で、物理現象の計算機シミュレーションなどの分野で行
われている数値的格子形成法(例えば、従来技術文献4
「Joe.F.Tompson et al.,“Numerical Grid Generatio
n",North-Holland,1982」、小国力、河村哲也訳「数値
格子生成の基礎と応用」、丸善1994参照。)や、更
にはユーザがインタラクティブに空間分割格子をデザイ
ンした上で、デカルト座標とこれら格子との変換行列を
解析する手法などが考えられる。
【0024】ここで、数値的格子形成法の代表的なもの
を例に説明する。いま、(x,y,z)で表されるデカ
ルト座標から(ξ,η,ζ)で表される座標系(ここで
はこれを境界適合座標と呼ぶ)への変換について、楕円
型偏微分方程式系を用いた場合、この座標系間の変換は
次式で表すことができる。
【数6】 ∂2ξ/∂x2+∂2ξ/∂y2+∂2ξ/∂z2=P
【数7】 ∂2η/∂x2+∂2η/∂y2+∂2η/∂z2=Q
【数8】 ∂2ζ/∂x2+∂2ζ/∂y2+∂2ζ/∂z2=R
【0025】ここで、P,Q,Rは境界適合座標の座標
曲線のデカルト座標系における写像の間隔と方向をコン
トロールするための関数で、制御関数と呼ばれるもので
ある。一般に一つの座標曲線の変換に関するラプラシア
ンが負の値をとると、座標値が一定であるような座標曲
線はラプラシアンがゼロの場合と比べ、その座標が減る
方向へ移動する。当然、ラプラシアンの値が正の場合は
逆の効果を持つ。この性質を利用して、座標曲線の間隔
を制御するものである。例えばP,Q,Rにはデカルト
座標系で細かく制御したい部分で負の極値を取る高次関
数を与えればより複雑な形状へも対応できる。この解法
としては、適合元データ2上の適合面として利用できる
面がζ=0などの平面に対応する、又はある曲線が境界
適合座標上の座標直線などに対応する等の境界条件を与
えることにより、これら偏微分方程式の数値解析をから
解を得ることができる。
【0026】対応生成部4では、適合元3次元データ1
と適合対象3次元データ2との間で対応付け行う必要が
ある特徴量を抽出し、それぞれのデータ間での対応関係
を求め、その結果をバッファメモリ4mに記憶した後、
特徴量分離部5a,5bに出力される。すなわち、適合
元3次元データ1の形状データの所定の特徴部分(例え
ば、犬の3次元データを猫の3次元データに適合させる
場合、目は確実に対応付けを行いたいとするならば犬の
目)を示す線分又は点の組を、上記第2の3次元データ
の形状データの特徴部分(例えば、先の例の場合なら同
様に猫の目)を示す線分又は点の組に対して対応づけを
行い対応関係を示す対応関係データを生成する。この対
応生成部4の処理については、図4乃至図6を参照して
詳述する。
【0027】次に、データ適合を行う際に対応づけを行
う対応生成部4の結果のバッファメモリ4m中の対応関
係データに基づいて、特徴量分離部5a,5bに入力さ
れた座標変換後の形状データがそれぞれ特徴量データと
非特徴量データとに分離される。ここで、特徴量とは、
上記特徴部分の形状データであり、本実施形態では、適
合元3次元データ側の非特徴量データは使用されない。
特に、近年のDXF,VRML,Open Inven
torなどの3次元データフォーマットでは単一データ
内にラベル情報等を用いて特徴量データと非特徴量デー
タを容易に区別して保持することができるため、容易に
分離が可能である。すなわち、特徴量分離部5aは、バ
ッファメモリ3amから入力される形状データを、バッ
ファメモリ4mから入力される対応関係データに基づい
て、特徴量データと非特徴量データに分離して、前者の
データをシフト量算出部6を介して変動座標算出部7に
出力する一方、後者のデータを直接に変動座標算出部7
に出力する。また、特徴量分離部5bは、バッファメモ
リ3bmから入力される形状データを、バッファメモリ
4mから入力される対応関係データに基づいて、特徴量
データと非特徴量データに分離して、前者のデータをシ
フト量算出部6及び変動座標算出部7に出力する一方、
後者のデータを使用しない。
【0028】次いで、特徴量データに関しては、適合対
象3次元データ1及び適合元3次元データ2それぞれの
相関関係から適合対象に与えるシフト量がシフト量算出
部6により算出され、変動座標算出部7へと送られる。
すなわち、シフト量算出部6は、特徴分離部5a及び5
bからの特徴量データに基づいて、適合対象3次元デー
タ1の適合元データ2からの座標変換後の座標系におけ
る、非特徴量データの線分又は点の組の対応間のシフト
量を算出して変動座標算出部7に出力する。
【0029】変動座標算出部7ではシフト量算出部6か
ら得た特徴量データのシフト量と形状データの特徴点、
線に対応して、適合対象3次元データ1側でのデータ点
との相対位置から個々の座標の変動を計算し、適合後の
座標を決定する。この際座標値の計算は先の座標変換部
3で述べた適合平面上で行う。すなわち、変動座標算出
部7は、シフト量算出部6によって算出された非特徴量
データのシフト量に基づいて、座標変換部3aによって
座標変換された3次元データの形状データにおける、座
標変換部3bによって座標変換された3次元データの形
状データからの、所定の非特徴量データの対象点の変動
座標位置を算出してデータ類推部8に出力する。
【0030】変動座標算出部7に関しては、単純に距離
に反比例して重みづけを行う手法やポテンシャルを用い
る手法、あるいは映像効果の分野でモーフィングとして
広く知られる手法を用いて特徴線との相対位置に応じて
未知の点を移動させる手法、例えば、従来技術文献5
「Thaddeus Beier et al.,“Feature-Based Image Meta
morphosis",Computer Graphics, Vol.26, No.2, pp.35-
42, 1992」や従来技術文献6「Scott Anderson,“Morph
ing Magic", Sams Publishing, 1993」に紹介されてい
る手法を用いれば、容易に座標位置を特定できる。これ
らの場合は適合対象で点p,qを用いて特徴線がベクト
ル(q−p)、またそれに対応する特徴線が適合元3次
元データ2側で点p’,q’によりベクトル(q’−
p’)で定義されているとすると、適合対象3次元デー
タ1側の任意の点Xに対応する適合元3次元データ2で
のX’は以下の式で定義されるものである。
【0031】
【数9】u={(X−p)・(q−p)}/|q−p|
【数10】 v={(X−p)・⊥(q−p)}/|q−p|
【数11】X’=P’+u・(q’−p’)+{v・⊥
(q’−p’)}/|q’−p’|
【0032】ここで、⊥(x)はベクトルxと同じ長さ
で、ベクトルxとは垂直なベクトルを示す。複数の特徴
線が存在する場合は、i番目の特徴線によって求まる点
をX’(i)、その重み付け係数w(i)とすると、以
下の式によりX’を求めればよい。
【0033】
【数12】
【0034】ここで、重み付け係数w(i)は、i番目
の特徴線とX’(i)との距離をd(i)、特徴線の長
さをl(i)とすると、次式により得ることができる。
【0035】
【数13】 w(i)={d(i)c/[a+d(i)]}b
【0036】ここで、a,b,cは変形効果をコントロ
ールする定数である。aは大きすぎるとコントロールが
困難だが、よりスムーズな変形が可能となり、0に近い
ほど直線近傍の画素への影響が大きくなる。bは0の場
合が全ての特徴線に対して等しく影響を受ける。cは0
の場合全ての直線に対して同じ重み付けとなり、正の値
で長い特徴線からの影響が大きく、負の値で逆となる。
【0037】変動座標算出部7によって得られた適合後
の非特徴量データの座標値は適合平面上のものとして求
められた。これに対して、残りの座標値を与えるため、
データ類推部8により、適合元3次元データ2からこの
値を得る。このとき、あらかじめ座標変換部3により適
合元3次元データ2は適合平面上の任意の座標値に対し
て、一意に形状データが与えられる様な座標系に変換さ
れているため、変換前の形状データが複雑に入り組んだ
形状であっても、変換後の座標系では確実に値を特定す
ることが可能である。すなわち、データ類推部8は、変
動座標算出部7によって算出された変動座標位置に基づ
いて、適合元3次元データ2の座標変換後の形状データ
に対して、適合対象3次元データ1の座標変換後の形状
データに対応する座標値を、内挿又は外挿により類推す
る。なお、離散的に定義されたデータ点上で形状以外の
データで、その点固有のデータ、例えば色情報、が定義
されている場合、3次元データは色データを含む。
【0038】データ類推部8において、離散的に定義さ
れる座標値からなるデータ群の場合、任意の座標値での
データを得るには、データ群の適合平面上での近傍のデ
ータを用いて類推を行う。類推には例えばPIC(Part
icle-In-Cel)などの粒子シミュレーションなどで用い
られているニアレスト・グリッド・ポイント(Nearest
Grid Point)法(最も近いグリッド、すなわちこの場合
では離散的にデータが定義されいる点の中の、最も距離
の近い点に置ける値をその点の値とする方法)や、エリ
ア・ウエイテイング(Area Weighting)法などを用い
る。このエリア・ウエイテイング法では対象点の近傍の
グリッドにより構成される直線・多角形・多面体を対象
点を基準にそれら直線・多角形・多面体の頂点ごとに分
割し、その分割された線分の長さ・面積・体積から寄与
率を計算し、その頂点に置ける値を対象点に寄与させる
手法である。単純な例では2次元の離散座標値ξ=i,
η=j(i=0,1,…,N,j=0,1,…,M)に
おいて決定されるグリッド上においてのみζ(i,j)
が与えられたとする。このとき任意の(ξ,η)におけ
るζの値を得るには以下の式を用いる。
【0039】
【数14】i=int(ξ)
【数15】j=int(η)
【数16】t=ξ−i,t=η−j
【数17】ζ=ζ(i,j)・(1−s)・(1−t)
+ζ(i+1,j)・(s)・(1−t)+ζ(i,j
+1)・(1−s)・(t)+ζ(i+1,j+1)・
(s)・(t)
【0040】このようにして形状適合化されたデータは
データ類推部8から加算部9に入力され、加算部9は、
特徴量分離部5bからの特徴量データと、データ類推部
8によって類推された非特徴量データとを加算して合成
することにより、形状適合化された座標変換後の3次元
データの形状データを得る。この形状データは、座標逆
変換部10により、座標変換部3a,3bとは逆の座標
逆変換処理が実行され、元の座標系への逆変換された形
状適合化された3次元データを出力3次元データ11と
して得る。なお、離散的に定義されたデータ点上で形状
以外のデータで、その点固有のデータ、例えば色情報、
が定義されている場合、3次元データは色データを含
む。
【0041】<第2の実施形態>図3は、本発明に係る
第2の実施形態であるデータ変形処理装置32の構成を
示すブロック図である。第2の実施形態は、第1の実施
形態に比較して、座標変換部3cをさらに備え、変動座
標算出部7が変動座標算出部7aにとって代わり、変動
座標算出部7aは、さらに座標変換部3からの座標変換
後の座標値のシフト量に基づいて、変動座標位置を算出
することを特徴とする。
【0042】図3において、座標変換部3cは、適合対
象3次元データ1の形状データに対して部分的な変形を
指示するために入力された座標値のシフト量である変形
部分指示データ12に対して、座標変換部3a,3bと
同様の座標変換処理を実行することにより、座標変換後
の座標系における座標値のシフト量に座標変換して、変
動座標算出部7aに出力する。これに応答して、変動座
標算出部7aは、座標変換された座標値のシフト量と、
シフト量算出部6によって算出されたシフト量に基づい
て、特徴量分離部5aから出力される非特徴量データに
おける所定の対象点の変動座標位置を算出してデータ類
推部8に出力する。従って、第2の実施形態では、形状
適合化に加えて、変形部分指示データ12により変形を
加えることができる。特に、変形部分指示データが特徴
量データと同等の指示方式である場合は、シフト量算出
部6へ変形部分指示データを入力して処理することも可
能である。
【0043】<対応生成部4の実施形態>図4は、図2
及び図3の対応生成部4の実施形態1である対応生成部
4aの構成を示すブロック図である。実施形態1の対応
生成部4aでは、入力されたそれぞれの適合元及び適合
対象の3次元データ1,2中に対応付けを行う対応関係
情報(例えば、適合元では犬の目、適合対象では猫の
目)が付加情報等を利用してあらかじめ定義されてお
り、それらを対応読み取り部41により3次元データ
1,2からそれぞれ読み取り、次いで、対応定義部40
aは、読み取った対応関係データに基づいて、入力され
る2つの3次元データ1,2に対して対応関係を所定の
形式で定義し、定義された対応関係データを後段のバッ
ファメモリ4mに出力する。
【0044】図5は、図2及び図3の対応生成部4の実
施形態2である対応生成部4bの構成を示すブロック図
である。図5の対応生成部4bでは、あらかじめ対応情
報メモリ42中に対応づけを行う情報(対応関係情報)
が記憶されており、対応定義部40bは、対応情報メモ
リ42からの対応関係情報の内容に基づいて、入力され
る2つの3次元データ1,2に対して対応関係を所定の
形式で定義し、定義された対応関係データを後段のバッ
ファメモリ4mに出力する。
【0045】図6は、図2及び図3の対応生成部4の実
施形態3である対応生成部4cの構成を示すブロック図
である。図6の対応生成部4cでは、2つの3次元デー
タ1,2をCRTディスプレイ45に出力して表示し、
ユーザがCRTディスプレイ45に出力される内容を確
認し、それに対してキーボード43又はマウス44など
の入力装置により対応付けを行う対応関係情報を対応定
義部40c入力する。これに応答して、対応定義部40
cは、当該入力された対応関係情報の内容に基づいて、
入力される2つの3次元データ1,2に対して対応関係
を所定の形式で定義し、定義された対応関係データを後
段のバッファメモリ4mに出力する。
【0046】<第1及び第2の実施形態の効果>以上説
明したように、本発明に係る実施形態によれば、トポロ
ジーの異なる3次元データの形状適合化及び変形に関し
て、3次元形状の構成点の一部又は全部に座標変換を施
し、全ての構成点の座標変換後の座標値が2組の座標値
により残りの座標値が一意に決定されるような座標系へ
変換させた上で、形状の特徴となる点又は線分を変換後
の座標系で対応させ、この2組の座標値で表される平面
上で適合及び変形を行う。これにより、あらかじめ適当
な座標変換を求めておくことにより複雑な形状への形状
適合化と変形を容易に行うことができる。従って、常に
安定した動作で一方の形状を忠実に他方に反映させるよ
うに3次元データを形状適合化させ、また変形させるこ
とができ、3次元データの処理装置の操作性を大幅に向
上させることができる。
【0047】<変形例>以上の第1と第2の実施形態に
おいては、3次元データを形状適合化及び/又は変形さ
せるための3次元データの処理装置について述べている
が、本発明はこれに限らず、例えば、当該処理装置の処
理をコンピュータのソフトウエアで実現するように処理
プログラムを形成してもよい。当該処理プログラムは、
例えば、CD−ROM、DVD、MDなどの光ディスク
又はフロッピーディスクなどの記録媒体に記録される。
当該記録媒体を提供することにより、当該処理装置の処
理をより容易にユーザに提供することができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る請求項
1記載の3次元データの処理方法によれば、離散的な座
標値を用いて線分又は点を定義することにより形状を表
わす形状データを少なくとも含み入力される第1の3次
元データに対して、上記形状データとは別のトポロジー
の形状を表す形状データであって第1の3次元データと
はデータ数及び形状が異なる形状データを含み入力され
る第2の3次元データを、外見上上記第1の3次元デー
タと同様の形状へと形状適合化させる3次元データの処
理方法において、3次元データ中の形状を定義する第1
の座標系を有する第1の3次元データに対して、第1の
座標変換手段を用いて、上記第1の3次元データの形状
データの少なくとも一部を所定の座標変換処理により変
換した後の2組の座標値に対して残りの座標値が一意に
決定されるような他の第2の座標系を有する第3の3次
元データに座標変換するステップと、上記座標変換され
た第3の3次元データを第1の記憶装置に記憶するステ
ップと、上記第1の座標系を有する第2の3次元データ
に対して、第2の座標変換手段を用いて、上記座標変換
処理を実行して上記第2の座標系を有する第4の3次元
データに座標変換するステップと、上記座標変換された
第4の3次元データを第2の記憶装置に記憶するステッ
プと、上記第1の3次元データの形状データの所定の特
徴部分を示す線分又は点の組を、上記第2の3次元デー
タの形状データの特徴部分を示す線分又は点の組に対し
て対応づけを行い対応関係を示す対応関係データを生成
するステップと、上記生成された対応関係データを第3
の記憶装置に記憶するステップと、上記第3の記憶装置
に記憶された各特徴部分間の対応関係データに基づい
て、上記第2の3次元データの特徴部分から、上記第1
の3次元データの特徴部分への、第2の座標系における
線分又は点の組の対応間のシフト量を算出するステップ
と、上記算出されたシフト量に基づいて、上記座標変換
された第3の3次元データにおける、上記座標変換され
た第4の3次元データからの、所定の対象点の変動座標
位置を算出するステップと、上記算出された変動座標位
置に基づいて、上記第4の3次元データが上記第3の3
次元データに形状適合化するように、上記第3の3次元
データに対応する第4の3次元データの座標値を、内挿
又は外挿により類推しかつ類推された座標値を上記第4
の3次元データの対応付けを行った特徴部分を示す線分
又は点の組に加算することにより、上記第4の3次元デ
ータを上記第3の3次元データに形状適合化された第2
の座標系を有する第5の3次元データを生成するステッ
プと、上記生成された第2の座標系を有する第5の3次
元データに対して、座標逆変換手段を用いて、上記座標
変換処理とは逆の座標逆変換処理を実行して、上記第2
の3次元データを上記第1の3次元データに形状適合化
された第1の座標系を有する第6の3次元データを生成
して出力するステップとを含むことを特徴とする。従っ
て、あらかじめ適当な座標変換を求めておくことにより
複雑な形状への形状適合化を容易に行うことができる。
それ故、常に安定した動作で一方の形状を忠実に他方に
反映させるように3次元データを形状適合化させること
ができ、3次元データの処理の操作性を大幅に向上させ
ることができる。
【0049】また、請求項2記載の3次元データの処理
方法においては、請求項1記載の3次元データの処理方
法において、上記第1の3次元データの形状データに対
して部分的な変形を指示するために入力された第1の座
標系における座標値のシフト量に対して、第3の座標変
換手段を用いて、上記座標変換処理を実行して上記第2
の座標系における座標値のシフト量に座標変換するステ
ップをさらに含み、上記変動座標を算出するステップ
は、上記座標変換された座標値のシフト量と、上記算出
されたシフト量に基づいて、上記座標変換された第3の
3次元データにおける所定の対象点の変動座標位置を算
出するステップを含む。従って、あらかじめ適当な座標
変換を求めておくことにより複雑な形状への形状適合化
と変形を容易に行うことができる。それ故、常に安定し
た動作で一方の形状を忠実に他方に反映させるように3
次元データを形状適合化させ、また変形させることがで
き、3次元データの処理の操作性を大幅に向上させるこ
とができる。
【0050】さらに、請求項3記載の3次元データの処
理方法においては、請求項1又は2記載の3次元データ
の処理方法において、入力される3次元データに対して
複数の座標変換装置を用いて互いに異なる座標変換処理
を実行して座標変換後の3次元データを出力するステッ
プと、上記異なる座標変換処理により座標変換された3
次元データに基づいて、それぞれ座標変換後の2組の座
標値に対して残りの座標値が一意に決定されるか否かを
判断するために、一意に決定されるときにより小さい値
となる評価関数の関数値を算出するステップと、上記算
出された上記複数の座標変換装置に対応する複数の関数
値のうち最小の関数値に対応する座標変換処理を選択し
て、選択された座標変換装置から出力される変換後の3
次元データを出力するステップと、上記選択された座標
変換装置と、その座標変換処理のためのパラメータを記
憶装置に記憶した後、上記第1と第2と第3の座標変換
手段に出力して設定するステップと、上記記憶された座
標変換処理のためのパラメータに基づいて、当該座標変
換処理とは逆の座標逆変換処理のためのパラメータを算
出して上記座標逆変換手段に出力して設定するステップ
とをさらに含む。従って、より最適な座標変換部を選択
して、3次元データの処理をより正確に実行することが
できる。
【0051】本発明に係る請求項4記載の3次元データ
の処理装置によれば、離散的な座標値を用いて線分又は
点を定義することにより形状を表わす形状データを少な
くとも含み入力される第1の3次元データに対して、上
記形状データとは別のトポロジーの形状を表す形状デー
タであって第1の3次元データとはデータ数及び形状が
異なる形状データを含み入力される第2の3次元データ
を、外見上上記第1の3次元データと同様の形状へと形
状適合化させる3次元データの処理装置において、3次
元データ中の形状を定義する第1の座標系を有する第1
の3次元データに対して、上記第1の3次元データの形
状データの少なくとも一部を所定の座標変換処理により
変換した後の2組の座標値に対して残りの座標値が一意
に決定されるような他の第2の座標系を有する第3の3
次元データに座標変換する第1の座標変換手段と、上記
第1の座標系を有する第2の3次元データに対して、上
記座標変換処理を実行して上記第2の座標系を有する第
4の3次元データに座標変換する第2の座標変換手段
と、上記第1の3次元データの形状データの所定の特徴
部分を示す線分又は点の組を、上記第2の3次元データ
の形状データの特徴部分を示す線分又は点の組に対して
対応づけを行い対応関係を示す対応関係データを生成す
る対応生成手段と、上記対応生成手段によって生成され
た各特徴部分間の対応関係データに基づいて、上記第2
の3次元データの特徴部分から、上記第1の3次元デー
タの特徴部分への、第2の座標系における線分又は点の
組の対応間のシフト量を算出するシフト量算出手段と、
上記シフト量算出手段によって算出されたシフト量に基
づいて、上記第1の座標変換手段によって座標変換され
た第3の3次元データにおける、上記第2の座標変換手
段によって座標変換された第4の3次元データからの、
所定の対象点の変動座標位置を算出する変動座標算出手
段と、上記変動座標算出手段によって算出された変動座
標位置に基づいて、上記第4の3次元データが上記第3
の3次元データに形状適合化するように、上記第3の3
次元データに対応する第4の3次元データの座標値を、
内挿又は外挿により類推しかつ類推された座標値を上記
第4の3次元データの対応付けを行った特徴部分を示す
線分又は点の組に加算することにより、上記第4の3次
元データを上記第3の3次元データに形状適合化された
第2の座標系を有する第5の3次元データを生成するデ
ータ類推及び加算手段と、上記データ類推及び加算手段
によって生成された第2の座標系を有する第5の3次元
データに対して、上記第1と第2の座標変換手段による
座標変換処理とは逆の座標逆変換処理を実行して、上記
第2の3次元データを上記第1の3次元データに形状適
合化された第1の座標系を有する第6の3次元データを
生成して出力する座標逆変換手段とを備える。従って、
あらかじめ適当な座標変換を求めておくことにより複雑
な形状への形状適合化を容易に行うことができる。それ
故、常に安定した動作で一方の形状を忠実に他方に反映
させるように3次元データを形状適合化させることがで
き、3次元データの処理装置の操作性を大幅に向上させ
ることができる。
【0052】また、請求項5記載の3次元データの処理
装置においては、請求項4記載の3次元データの処理装
置において、上記第1の3次元データの形状データに対
して部分的な変形を指示するために入力された第1の座
標系における座標値のシフト量に対して、上記座標変換
処理を実行して上記第2の座標系における座標値のシフ
ト量に座標変換する第3の座標変換手段をさらに備え、
上記変動座標算出手段は、上記第3の座標変換手段によ
って座標変換された座標値のシフト量と、上記シフト量
算出手段によって算出されたシフト量に基づいて、上記
第1の座標変換手段によって座標変換された第3の3次
元データにおける所定の対象点の変動座標位置を算出す
る。従って、あらかじめ適当な座標変換を求めておくこ
とにより複雑な形状への形状適合化と変形を容易に行う
ことができる。それ故、常に安定した動作で一方の形状
を忠実に他方に反映させるように3次元データを形状適
合化させ、また変形させることができ、3次元データの
処理装置の操作性を大幅に向上させることができる。
【0053】さらに、請求項6記載の3次元データの処
理装置においては、請求項4又は5記載の3次元データ
の処理装置において、入力される3次元データに対して
互いに異なる座標変換処理を実行して座標変換後の3次
元データを出力する複数の座標変換装置と、上記複数の
座標変換装置により座標変換された3次元データに基づ
いて、それぞれ座標変換後の2組の座標値に対して残り
の座標値が一意に決定されるか否かを判断するために、
一意に決定されるときにより小さい値となる評価関数の
関数値を算出する変換評価手段と、上記変換評価手段に
よって算出された上記複数の座標変換装置に対応する複
数の関数値のうち最小の関数値に対応する座標変換装置
を選択して、選択された座標変換装置から出力される変
換後の3次元データを出力する座標変換選択手段と、上
記座標変換手段により選択された座標変換装置と、その
座標変換処理のためのパラメータを記憶した後、上記第
1と第2と第3の座標変換手段に出力して設定する記憶
装置と、上記記憶装置に記憶された座標変換処理のため
のパラメータに基づいて、当該座標変換処理とは逆の座
標逆変換処理のためのパラメータを算出して上記座標逆
変換手段に出力して設定する逆変換パラメータ算出手段
とをさらに備える。従って、より最適な座標変換部を選
択して、3次元データの処理をより正確に実行すること
ができる。
【0054】さらに、本発明に係る請求項7記載の3次
元データの処理方法のプログラムを記録した記録媒体に
よれば、請求項1乃至3のうちの1つに記載の3次元デ
ータの処理方法のプログラムを記録する。従って、あら
かじめ適当な座標変換を求めておくことにより複雑な形
状への形状適合化及び/又は変形を容易に行うことがで
きる。それ故、常に安定した動作で一方の形状を忠実に
他方に反映させるように3次元データを形状適合化さ
せ、及び/又は変形させることができ、3次元データの
処理装置の操作性を大幅に向上させることができる。そ
して、当該記録媒体を提供することにより、当該処理装
置の処理をより容易にユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態である座標変換
処理装置30の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る第1の実施形態であるデータ適
合処理装置31の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明に係る第2の実施形態であるデータ変
形処理装置32の構成を示すブロック図である。
【図4】 図2及び図3の対応生成部4の実施形態1で
ある対応生成部4aの構成を示すブロック図である。
【図5】 図2及び図3の対応生成部4の実施形態2で
ある対応生成部4bの構成を示すブロック図である。
【図6】 図2及び図3の対応生成部4の実施形態3で
ある対応生成部4cの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…適合対象3次元データ、 2…適合元3次元データ、 3a,3b,3c…座標変換部、 3am,3bm…バッファメモリ、 4,4a,4b,4c…対応生成部、 4m…バッファメモリ、 5a,5b…特徴量分離部、 6…シフト量算出部、 7,7a…変動座標算出部、 8…データ類推部、 9…加算器、 10…座標逆変換部、 11…出力3次元データ、 12…変形部分指示データ、 13…入力3次元データ、 14,14−1乃至14−n…座標変換部、 15…変換評価部、 16…座標変換選択部、 18,19…スイッチ、 20…パラメータメモリ、 21…座標逆変換パラメータ算出部、 22…出力3次元データ、 40…対応定義部、 41…対応読み取り部、 42…対応情報メモリ、 43…キーボード、 44…マウス、 45…CRTディスプレイ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 特許法第30条第1項適用申請有り 画像電子学会第5回 ビジュアルコンピューティング研究委員会研究発表会講 演論文集(1997.10.30)第1頁〜第6頁に発表 特許法第30条第1項適用申請有り 電子情報通信学会技 術研究報告第97巻第386号 PRMU97−138(1997. 11.20)第69頁〜第76頁に発表 (56)参考文献 特開 平4−24876(JP,A) 特開 平9−73559(JP,A) 阿川弘ほか”仮想空間会議システムに おける顔画像処理方法”,電子情報通信 学会技術研究報告(IE89−69),電子 情報通信学会,1989年11月17日,Vo l.89,No.281,p.61−68 新井清志,栗原恒弥”二次元パラーメ ータ空間上での線形内挿による顔の三次 元アニメーション”,情報処理学会研究 報告(グラフィックスとCAD),情報 処理学会,1990年7月20日,Vol. 90,No.65,p.1−8(45−5) Kiyoshi Araiほか”Bi linear interpolati on for facial expr ession and metamor phosis in real−tim e animation”,The V isual Computer,Spr inger,1996年5月9日,Vol. 12,No.3,p.105−116 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 15/00 - 17/50 JICSTファイル(JOIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離散的な座標値を用いて線分又は点を定
    義することにより形状を表わす形状データを少なくとも
    含み入力される第1の3次元データに対して、上記形状
    データとは別のトポロジーの形状を表す形状データであ
    って第1の3次元データとはデータ数及び形状が異なる
    形状データを含み入力される第2の3次元データを、外
    見上上記第1の3次元データと同様の形状へと形状適合
    化させる3次元データの処理方法において、 3次元データ中の形状を定義する第1の座標系を有する
    第1の3次元データに対して、第1の座標変換手段を用
    いて、上記第1の3次元データの形状データの少なくと
    も一部を所定の座標変換処理により変換した後の2組の
    座標値に対して残りの座標値が一意に決定されるような
    他の第2の座標系を有する第3の3次元データに座標変
    換するステップと、 上記座標変換された第3の3次元データを第1の記憶装
    置に記憶するステップと、 上記第1の座標系を有する第2の3次元データに対し
    て、第2の座標変換手段を用いて、上記座標変換処理を
    実行して上記第2の座標系を有する第4の3次元データ
    に座標変換するステップと、 上記座標変換された第4の3次元データを第2の記憶装
    置に記憶するステップと、 上記第1の3次元データの形状データの所定の特徴部分
    を示す線分又は点の組を、上記第2の3次元データの形
    状データの特徴部分を示す線分又は点の組に対して対応
    づけを行い対応関係を示す対応関係データを生成するス
    テップと、 上記生成された対応関係データを第3の記憶装置に記憶
    するステップと、 上記第3の記憶装置に記憶された各特徴部分間の対応関
    係データに基づいて、上記第2の3次元データの特徴部
    分から、上記第1の3次元データの特徴部分への、第2
    の座標系における線分又は点の組の対応間のシフト量を
    算出するステップと、 上記算出されたシフト量に基づいて、上記座標変換され
    た第3の3次元データにおける、上記座標変換された第
    4の3次元データからの、所定の対象点の変動座標位置
    を算出するステップと、 上記算出された変動座標位置に基づいて、上記第4の3
    次元データが上記第3の3次元データに形状適合化する
    ように、上記第3の3次元データに対応する第4の3次
    元データの座標値を、内挿又は外挿により類推しかつ類
    推された座標値を上記第4の3次元データの対応付けを
    行った特徴部分を示す線分又は点の組に加算することに
    より、上記第4の3次元データを上記第3の3次元デー
    タに形状適合化された第2の座標系を有する第5の3次
    元データを生成するステップと、 上記生成された第2の座標系を有する第5の3次元デー
    タに対して、座標逆変換手段を用いて、上記座標変換処
    理とは逆の座標逆変換処理を実行して、上記第2の3次
    元データを上記第1の3次元データに形状適合化された
    第1の座標系を有する第6の3次元データを生成して出
    力するステップとを含むことを特徴とする3次元データ
    の処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の3次元データの処理方法
    において、 上記第1の3次元データの形状データに対して部分的な
    変形を指示するために入力された第1の座標系における
    座標値のシフト量に対して、第3の座標変換手段を用い
    て、上記座標変換処理を実行して上記第2の座標系にお
    ける座標値のシフト量に座標変換するステップをさらに
    含み、 上記変動座標を算出するステップは、上記座標変換され
    た座標値のシフト量と、上記算出されたシフト量に基づ
    いて、上記座標変換された第3の3次元データにおける
    所定の対象点の変動座標位置を算出するステップを含む
    ことを特徴とする3次元データの処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の3次元データの処
    理方法において、 入力される3次元データに対して複数の座標変換装置を
    用いて互いに異なる座標変換処理を実行して座標変換後
    の3次元データを出力するステップと、 上記異なる座標変換処理により座標変換された3次元デ
    ータに基づいて、それぞれ座標変換後の2組の座標値に
    対して残りの座標値が一意に決定されるか否かを判断す
    るために、一意に決定されるときにより小さい値となる
    評価関数の関数値を算出するステップと、 上記算出された上記複数の座標変換装置に対応する複数
    の関数値のうち最小の関数値に対応する座標変換処理を
    選択して、選択された座標変換装置から出力される変換
    後の3次元データを出力するステップと、 上記選択された座標変換装置と、その座標変換処理のた
    めのパラメータを記憶装置に記憶した後、上記第1と第
    2と第3の座標変換手段に出力して設定するステップ
    と、 上記記憶された座標変換処理のためのパラメータに基づ
    いて、当該座標変換処理とは逆の座標逆変換処理のため
    のパラメータを算出して上記座標逆変換手段に出力して
    設定するステップとをさらに含むことを特徴とする3次
    元データの処理方法。
  4. 【請求項4】 離散的な座標値を用いて線分又は点を定
    義することにより形状を表わす形状データを少なくとも
    含み入力される第1の3次元データに対して、上記形状
    データとは別のトポロジーの形状を表す形状データであ
    って第1の3次元データとはデータ数及び形状が異なる
    形状データを含み入力される第2の3次元データを、外
    見上上記第1の3次元データと同様の形状へと形状適合
    化させる3次元データの処理装置において、 3次元データ中の形状を定義する第1の座標系を有する
    第1の3次元データに対して、上記第1の3次元データ
    の形状データの少なくとも一部を所定の座標変換処理に
    より変換した後の2組の座標値に対して残りの座標値が
    一意に決定されるような他の第2の座標系を有する第3
    の3次元データに座標変換する第1の座標変換手段と、 上記第1の座標系を有する第2の3次元データに対し
    て、上記座標変換処理を実行して上記第2の座標系を有
    する第4の3次元データに座標変換する第2の座標変換
    手段と、 上記第1の3次元データの形状データの所定の特徴部分
    を示す線分又は点の組を、上記第2の3次元データの形
    状データの特徴部分を示す線分又は点の組に対して対応
    づけを行い対応関係を示す対応関係データを生成する対
    応生成手段と、 上記対応生成手段によって生成された各特徴部分間の対
    応関係データに基づいて、上記第2の3次元データの特
    徴部分から、上記第1の3次元データの特徴部分への、
    第2の座標系における線分又は点の組の対応間のシフト
    量を算出するシフト量算出手段と、 上記シフト量算出手段によって算出されたシフト量に基
    づいて、上記第1の座標変換手段によって座標変換され
    た第3の3次元データにおける、上記第2の座標変換手
    段によって座標変換された第4の3次元データからの、
    所定の対象点の変動座標位置を算出する変動座標算出手
    段と、 上記変動座標算出手段によって算出された変動座標位置
    に基づいて、上記第4の3次元データが上記第3の3次
    元データに形状適合化するように、上記第3の3次元デ
    ータに対応する第4の3次元データの座標値を、内挿又
    は外挿により類推しかつ類推された座標値を上記第4の
    3次元データの対応付けを行った特徴部分を示す線分又
    は点の組に加算することにより、上記第4の3次元デー
    タを上記第3の3次元データに形状適合化された第2の
    座標系を有する第5の3次元データを生成するデータ類
    推及び加算手段と、 上記データ類推及び加算手段によって生成された第2の
    座標系を有する第5の3次元データに対して、上記第1
    と第2の座標変換手段による座標変換処理とは逆の座標
    逆変換処理を実行して、上記第2の3次元データを上記
    第1の3次元データに形状適合化された第1の座標系を
    有する第6の3次元データを生成して出力する座標逆変
    換手段とを備えたことを特徴とする3次元データの処理
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の3次元データの処理装置
    において、 上記第1の3次元データの形状データに対して部分的な
    変形を指示するために入力された第1の座標系における
    座標値のシフト量に対して、上記座標変換処理を実行し
    て上記第2の座標系における座標値のシフト量に座標変
    換する第3の座標変換手段をさらに備え、 上記変動座標算出手段は、上記第3の座標変換手段によ
    って座標変換された座標値のシフト量と、上記シフト量
    算出手段によって算出されたシフト量に基づいて、上記
    第1の座標変換手段によって座標変換された第3の3次
    元データにおける所定の対象点の変動座標位置を算出す
    ることを特徴とする3次元データの処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の3次元データの処
    理装置において、 入力される3次元データに対して互いに異なる座標変換
    処理を実行して座標変換後の3次元データを出力する複
    数の座標変換装置と、 上記複数の座標変換装置により座標変換された3次元デ
    ータに基づいて、それぞれ座標変換後の2組の座標値に
    対して残りの座標値が一意に決定されるか否かを判断す
    るために、一意に決定されるときにより小さい値となる
    評価関数の関数値を算出する変換評価手段と、 上記変換評価手段によって算出された上記複数の座標変
    換装置に対応する複数の関数値のうち最小の関数値に対
    応する座標変換装置を選択して、選択された座標変換装
    置から出力される変換後の3次元データを出力する座標
    変換選択手段と、 上記座標変換手段により選択された座標変換装置と、そ
    の座標変換処理のためのパラメータを記憶した後、上記
    第1と第2と第3の座標変換手段に出力して設定する記
    憶装置と、 上記記憶装置に記憶された座標変換処理のためのパラメ
    ータに基づいて、当該座標変換処理とは逆の座標逆変換
    処理のためのパラメータを算出して上記座標逆変換手段
    に出力して設定する逆変換パラメータ算出手段とをさら
    に備えたことを特徴とする3次元データの処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至3のうちの1つに記載の3
    次元データの処理方法のプログラムを記録したことを特
    徴とする3次元データの処理方法のプログラムを記録し
    た記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Kiyoshi Araiほか"Bilinear interpolation for facial expression and metamorphosis in real−time animation",The Visual Computer,Springer,1996年5月9日,Vol.12,No.3,p.105−116
新井清志,栗原恒弥"二次元パラーメータ空間上での線形内挿による顔の三次元アニメーション",情報処理学会研究報告(グラフィックスとCAD),情報処理学会,1990年7月20日,Vol.90,No.65,p.1−8(45−5)
阿川弘ほか"仮想空間会議システムにおける顔画像処理方法",電子情報通信学会技術研究報告(IE89−69),電子情報通信学会,1989年11月17日,Vol.89,No.281,p.61−68

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