JP2972173B2 - 路面の凍結防止方法および路面情報移動収集システム並びに路面凍結防止装置 - Google Patents

路面の凍結防止方法および路面情報移動収集システム並びに路面凍結防止装置

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JP2972173B2
JP2972173B2 JP10035097A JP3509798A JP2972173B2 JP 2972173 B2 JP2972173 B2 JP 2972173B2 JP 10035097 A JP10035097 A JP 10035097A JP 3509798 A JP3509798 A JP 3509798A JP 2972173 B2 JP2972173 B2 JP 2972173B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、路面の凍結防止
方法および路面情報移動収集システム並びに路面凍結防
止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冬期間の道路では、積雪、凍
結などの道路障害が発生し、事故や渋滞等を引き起こす
原因となっている。その中でもスパイクタイヤの使用禁
止以降、いわゆる「 ツルツル路面」 に代表されるように
凍結路面対策の重要性が高まっている。そのため、冬季
路面管理において、気象情報を迅速かつ的確に収集する
ために観測機器の整備が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、路面凍
結は地域的な特性を持ち、一律的な方法では発生状況、
場所等を把握することは困難であるため以下のような問
題がある。
【0004】・従来より行われている定点観測器は点観
測であるため、部分的に発生する路面凍結を把握するに
は観測機器の導入を充実させる必要があるが、観測機器
が高価であるためコストがかかる。
【0005】・収集されたデータは一元化されていない
ので、即座に状況等を把握することが困難である。
【0006】・凍結防止剤散布状況を把握するシステム
がないので、効率的な凍結防止剤散布作業を行うことが
できない。
【0007】・固定点を中心としたデータを収集してい
るので、路線全体の予測を行うことができない。
【0008】等の問題がある。
【0009】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、路面状況をリアルタ
イムで且つ線的に把握して、必要な場所に必要な時期に
適量の凍結防止剤を散布することのできる路面の凍結防
止方法および路面情報移動収集システム並びに路面凍結
防止装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の路面の凍結防止方法は、複
数の観測地点において位置データ、GPVデータ、路面
状況、路面温度、路面塩分濃度を得ると共に、前記複数
の観測地点を結ぶ線上の地点における路面温度を測定
し、前記複数の観測地点におけるデータおよび前記線上
の路面温度からこの線上における任意の地点の路面凍結
状況を予測して、路面凍結が予測される地点において凍
結する予測時間の前に前記予測される地点に路面凍結防
止剤を散布すること、を特徴とするものである。
【0011】従って、複数の観測地点における位置デー
タ、GPVデータ、路面状況、路面温度、路面塩分濃度
等と、複数の観測地点を結ぶ線上において測定された路
面温度から、複数の観測地点を結ぶ線上の各地点におけ
る路面凍結状況を予測して、路面凍結が予測される範囲
に、予測時間の前に路面凍結防止剤を散布して路面の凍
結を防止する。
【0012】請求項2による発明の路面情報移動収集シ
ステムは、路面を観測して路面の状況を判断する路面状
況センサと、路面温度を測定する路面温度計と、路面の
塩分濃度を測定する塩分濃度計と、観測車が観測してい
る地点を特定する位置検出手段と、前記各機器を制御す
る制御部と、を移動自在の観測車に備えてなること、を
特徴とするものである。
【0013】従って、観測車を所望の観測位置に移動さ
せて位置検出手段によりその観測位置を特定し、制御部
の制御により路面状況センサが路面の状況を観測し、路
面温度計が路面の温度を測り、塩分濃度計が路面の塩分
濃度を測って路面情報を収集する。情報収集が完了した
ら観測車を次の観測位置に移動させて、同様にして観測
を行って情報を収集する。
【0014】請求項3による発明の路面情報移動収集シ
ステムは、請求項2の路面情報移動収集システムにおい
て、前記制御部が、前記路面状況センサからの情報に基
づいて路面が乾燥、湿潤、凍結あるいは圧雪のいずれで
あるかを判断する路面状況判断部と、路面が凍結すると
きの路面温度と路面の塩分濃度との関係を記憶してある
メモリと、前記路面温度計からの情報に基づいて路面温
度が0 ℃以下であるか否かを判断する路面温度比較部
と、この路面温度比較部による判断と前記塩分濃度計か
らの情報に基づいて前記メモリに記憶されている路面温
度と塩分濃度の関係から路面が凍結するか否かを判断・
予測する凍結予測判断部と、を備えてなることを特徴と
するものである。
【0015】従って、制御部の路面状況判断部が路面状
況センサにより収集された情報に基づいて路面が乾燥、
湿潤、凍結、圧雪のいずれに該当するかを判断し、路面
温度比較部が路面温度計により計測された路面温度と0
℃を比較し、凍結予測判断部が塩分濃度計からの塩分濃
度とメモリに記憶されている路面温度と路面の塩分濃度
との関係に基づいて路面が凍結するか否かを予測する。
【0016】請求項4による発明の路面情報移動収集シ
ステムは、請求項2の路面情報移動収集システムにおい
て、前記観測車が、観測結果を基地である監視局に随時
送信するための通信手段を備えてなること、を特徴とす
るものである。
【0017】従って、観測車により観測された路面状況
に関する情報は通信手段により随時監視局に送られて蓄
積される。
【0018】請求項5による発明の路面凍結防止装置
は、路面を観測して路面の状況を判断する路面状況セン
サと、路面温度を測定する路面温度計と、路面の塩分濃
度を測定する塩分濃度計と、観測車が観測している地点
を特定する位置検出手段と、前記各機器を制御する制御
部と、この制御部により制御されて所望の量の凍結防止
用薬剤を散布する薬剤散布機と、を移動自在の観測車に
備えてなること、を特徴とするものである。
【0019】従って、観測車を所望の観測位置に移動さ
せて位置検出手段によりその観測位置を特定し、制御部
の制御により路面状況センサが路面の状況を観測し、路
面温度計が路面の温度を測り、塩分濃度計が路面の塩分
濃度を測って路面情報を収集し、この得られた路面情報
から路面が凍結している場合や凍結するおそれがある場
合には、制御部の制御により薬剤散布機が路面凍結防止
剤を散布して路面の凍結を防止する。
【0020】請求項6による発明の路面凍結防止装置
は、請求項5の路面凍結防止装置において、前記制御部
が、前記路面状況センサからの情報に基づいて路面が乾
燥、湿潤、凍結あるいは圧雪のいずれであるかを判断す
る路面状況判断部と、路面が凍結するときの路面温度と
路面の塩分濃度との関係を記憶してあるメモリと、前記
路面温度計からの情報に基づいて路面温度が0 ℃以下で
あるか否かを判断する路面温度比較部と、この路面温度
比較部による判断と前記塩分濃度計からの情報に基づい
て前記メモリに記憶されている路面温度と塩分濃度の関
係から路面が凍結するか否かを判断・予測する凍結予測
判断部と、この凍結予測判断部により凍結の予測がされ
た路面に散布する凍結防止剤の量を決定すると共に前記
薬剤散布機を制御する薬剤散布判断部と、を備えてなる
ことを特徴とするものである。
【0021】従って、制御部の路面状況判断部が路面状
況センサにより収集された情報に基づいて路面が乾燥、
湿潤、凍結、圧雪のいずれに該当するかを判断し、路面
温度比較部が路面温度計により計測された路面温度と0
℃を比較し、凍結予測判断部が塩分濃度計からの塩分濃
度とメモリに記憶されている路面温度と路面の塩分濃度
との関係に基づいて路面が凍結するか否かを予測して、
路面が凍結している場合や凍結するおそれがある場合に
は、薬剤散布判断部の制御により薬剤散布機が適量の路
面凍結防止剤を散布して路面の凍結を防止する。
【0022】請求項7による発明の路面凍結防止装置
は、請求項5の路面凍結防止装置において、前記観測車
が、観測結果を基地である監視局に随時送信すると共に
この監視局あるいは気象庁から観測地点における気象情
報であるGPVを受信するための通信手段を備えてなる
こと、を特徴とするものである。
【0023】従って、観測車は監視局との間で通信を行
うべく通信手段を備えており、この通信手段により監視
局と情報のやり取りを行い、あるいは気象庁から直接G
PVを得て観測地点におけるその後の路面状況を予測す
る。
【0024】請求項8による発明の路面凍結防止装置
は、請求項6の路面凍結防止装置において、前記凍結予
測判断部が、観測地点におけるGPVに基づいて路面凍
結のおそれがある時間を予測するものであること、を特
徴とするものである。
【0025】従って、凍結予測判断部が、その観測地点
における路面凍結時間を予測して、予測される時刻の前
に路面凍結防止剤を散布する。
【0026】請求項9による発明の路面凍結防止装置
は、請求項6または8の路面凍結防止装置において、前
記凍結予測判断部が、複数の観測地点におけるGPVお
よび各観測地点間を走行して測定した路面温度等の情報
から、前記複数の観測地点間における路面凍結のおそれ
がある範囲を予測するものであること、を特徴とするも
のである。
【0027】従って、凍結予測判断部は、複数の観測地
点において得られた種々の情報やGPV、および観測地
点間で計測された路面温度等の情報から、観測地点間の
任意の場所における路面凍結の予測を行い、路面凍結の
おそれがある場合には路面凍結防止剤を散布して路面凍
結を防止する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0029】図1および図2には、この発明にかかる路
面情報移動収集システム1の構成が示されている。図1
を参照するに、この路面情報移動収集システム1は大き
く分けて、情報収集部3、情報転送部5、情報処理部7
から構成されている。
【0030】情報収集部3は、およそ50〜150m間
隔で路面の測定を行うべく測定対象となる道路に沿って
移動自在の観測車M(図2参照)に取付けられており、
路面状況を観測する路面状況センサ9、路面の水分に含
まれる塩分の濃度を測定する塩分濃度計11、路面の表
面温度を観測する路面温度計13、外気の温度を観測す
る気温計15、観測位置を検出するGPS等の観測位置
検出手段17、観測時の時間を知るための時計19等を
有し、前述のセンサ等を制御する制御部21を有してい
る。
【0031】路面状況センサ9では、例えば図示省略の
投光器により路面に向かって偏向特性を有するレーザ光
を照射し、路面から反射された光を、投光器に対向して
設置された受光器により受光する。この時、路面状況に
よって反射された光の強度および偏向特性が変化するの
で、制御部21がこれらのデータをもとに路面状況が乾
燥、湿潤、圧雪、凍結のいずれに属するかを判定する。
【0032】路面温度計13は、例えば路面からの赤外
線を検出することにより路面の表面温度(およそ−20〜
70℃の測定が可能)を非接触で且つ連続的に観測を行
い、路面温度を制御部21に伝達する。
【0033】気温計15は、例えば温度によって変化す
る白金の抵抗や、Nio等の半導体を利用した白金抵抗
測温体や、サーミスタ温度計が利用されている。また、
検出部は通風筒により覆われており、日射、放射、雨や
雪等の影響を防止するようになっている。
【0034】塩分濃度計11は、走行する観測車Mのタ
イヤによって跳ね上げられる路上の水分(「試水」とい
う)を、電磁誘導法により電導度を測定して塩分濃度を
求める。この時の試水の水温も測定することで、温度変
化による補正を行っている。
【0035】観測位置検出手段17は、路面等のデータ
収集を行っている観測車の位置をGPSにより得るもの
である。
【0036】図2 を参照するに、情報転送部5では、観
測車Mに搭載されているノート型パソコン23や通信カ
ード25を介して接続されている携帯電話やK−COS
等の移動体通信機27を利用して情報の転送を行う。
【0037】また、情報処理部7では、情報収集を行っ
た観測車Mにおいて直ちに処理を行う場合には前述のノ
ート型パソコン23を利用する。
【0038】次に、図1に基づいて情報処理部7として
の制御部21の構成について説明する。この制御部21
では、中央処理装置であるCPU29に種々のデータを
入力したり、あるいは監視局STからデータを受信する
ための入力手段31、データを表示したりデータを移動
体通信機27により監視局STに出力するための出力手
段33が接続されている。
【0039】また、CPU29には、前述の路面状況セ
ンサ9、路面温度計13、塩分濃度計11、位置検出手
段17、時計19等を備えた情報収集部3および気象数
値予報データを受信するためのGPV(Grid Point Val
ue) 受信機35が接続されている。
【0040】また、前記情報収集部3からのデータを用
いて路面の状況を判断する路面状況判断部37、路面温
度と所定の基準温度(例えば、0 ℃)とを比較する路面
温度比較部39、GPVデータから凍結の予測を行う凍
結予測判断部41、図3に示されているような路面温度
と塩分濃度との関係を記憶してあるメモリとしての路面
温度−塩分濃度関係曲線ファイル43、路面の状況や塩
分濃度やGPVデータ等に基づいて薬剤散布の必要性お
よび散布量等を決定して薬剤散布機である薬剤散布車M
Sを制御する薬剤散布判断部45等が接続されている。
【0041】一方、図2を参照するに、監視局STにお
いては、観測車Mから送信されてくる信号を受信する受
信機47と、この受信機47から通信回線49を介して
送られてくる信号をモデム等51を介して受信し処理す
るパソコン53を有している。従って前述の情報収集部
3が収集した情報を監視局STで処理する場合には、こ
のパソコン53を使用する。なお、観測車Mにカメラ5
5を搭載して、画像を監視局STに送るようにしてもよ
い。
【0042】次に、図4および図5に基づいて路面の凍
結防止方法および路面情報移動収集システム1の動作に
ついて説明する。なお、以下で説明する路面の凍結防止
方法は、観測車Mに搭載されているノート型パソコン2
3を用いて実行してもよいし、あるいは、観測車Mに搭
載されているノート型パソコン23および携帯電話等の
移動体通信機27を用いて必要なデータを監視局STの
パソコン53に通信して、監視局STのパソコン53に
より判断や決定を行うようにしてもよい。
【0043】図4に図5をあわせて参照するに、まず観
測車Mがある観測地点の位置情報を位置検出手段17で
あるGPS(Global Positioning System) により得て入
力する(ステップS1、図4参照)。また、この時の時
刻も入力する。
【0044】図5を参照するに、計測を開始すると(ス
テップS2)、路面状況センサ9が、前述のように路面
にレーザ光を照射して反射光を受光器により受光し、こ
の時の反射光の強度や偏向特性の変化から路面状況判断
部37が路面の状態を「乾燥」「湿潤」「圧雪」「凍
結」に分けて判断する(ステップS3〜ステップS
6)。この路面状況は、出力手段33により表示され
る。路面温度計13により路面の温度を測定し、路面温
度比較部39が測定された路面温度と0℃とを比較する
(ステップS7、ステップS8)。
【0045】路面状況が、乾燥および凍結の場合には出
力手段33によりその旨の表示を行い(ステップS9、
ステップS10)、乾燥の場合には薬剤散布は行われず
(ステップS11)、凍結の場合には路面整正を行う
(ステップS12)。
【0046】また、路面状況が湿潤である場合におい
て、路面温度が0℃以下であるか否かを判断し(ステッ
プS7)、0 ℃以下の場合には凍結のおそれがあると判
断して、出力手段33により凍結注意の表示がなされる
(ステップS13)。さらに、塩分濃度計11により路
面の塩分濃度が例えば10%以下か否かを調べ(ステッ
プS14)、10%以下となっている場合には薬剤の追
加散布量を算出して薬剤散布を行う(ステップS15)
が、塩分濃度が10%以上の場合には薬剤散布しない
(ステップS16,図3参照)。
【0047】一方、路面温度が0℃以上の場合には、凍
結のおそれがあると表示して(ステップS17、)塩分
濃度計11により路面の塩分濃度が例えば10%以下か
否かを調べ(ステップS18)、10%以下となってい
る場合には薬剤の追加散布量を算出して散布を行う(ス
テップS19,図3参照)が、塩分濃度が10%以上の
場合には散布しない(ステップS20)。
【0048】路面状況が圧雪であると判断された場合に
は、路面温度が0℃以下であるか否かを調べ(ステップ
S8)、0℃以上の場合には、圧雪凍結のおそれを表示
して(ステップS21)、塩分濃度計11により路面の
塩分濃度が例えば10%以下か否かを調べ(ステップS
22)、10%以下となっている場合には薬剤の追加散
布量を算出して散布を行う(ステップS23,図3参
照)が、塩分濃度が10%以上の場合には散布しない
(ステップS24)。
【0049】一方、路面温度が0℃以下の場合には、圧
雪凍結のおそれがあると表示して(ステップS25)、
塩分濃度計11により路面の塩分濃度が例えば10%以
下か否かを調べ(ステップS26)、10%以下となっ
ている場合には薬剤の追加散布量を算出して散布を行う
(ステップS27,図3参照)が、塩分濃度が10%以
上の場合には散布しない(ステップS28)。
【0050】なお、冬季路面情報移動収集システム1に
おいては、前述の薬剤散布に代わってデータの蓄積や、
監視局STにデータを転送する(ステップS29、図4
参照)。上記の塩分濃度で例えば10%を基準にして説
明したが、場合によって10%でなく異なる場合もあ
る。
【0051】以上、路面状況の判断や薬剤散布の必要性
等の判断を観測車Mにより観測した地点のみについて行
ったが、前述のようにして各地点ごとに得られた情報や
判断をパソコン53に蓄積し、地理的に線として路面状
況を表示したり、あるいはGPV(気象数値予報デー
タ)を用いて数時間後の状況を予測して表示したり薬剤
散布を行ったりする。
【0052】図6(A)〜(D)を参照して、GPVを
用いてその観測地点における数時間後の状況を予測する
方法について説明する。図6(A)には、観測地点にお
けるGPVが示されている。このGPVは気象庁から送
られてくるデータであり、観測地点における例えば16
時〜6時までの温度変化の状態が示されている。
【0053】図6(B)には16時における実際の温度
(図6(B)中実線部分)と、この16時の実際の温度に
より図6(A)に示されているGPVを補正して得られ
る16時以降の予測温度が示されている(図6(B)中点
線部分)。これによると、この観測地点においては、19
時ころから路面凍結のおそれがあるといえる。
【0054】図6(C)には18時までの実際の温度
(図6(C)中実線部分)と、この18時までの実際の
温度により図6(A)に示されているGPVを補正して
得られる18時以降の予測温度が示されている(図6
(C)中点線部分)。これによると、この観測地点にお
いては、19時ころから路面凍結のおそれがあり、図6
(B)で示されている16時における予想温度の場合より
も凍結していると予測される時間が長くなっているのが
わかる。
【0055】同様にして、図6(D)には午前2時まで
の実際の温度(図6(D)中実線部分)と、この午前2
時までの実際の温度により図6(A)に示されているG
PVを補正して得られる午前2時以降の予測温度が示さ
れている(図6(D)中点線部分)。
【0056】このようにして、ある観測地点のGPVを
気象庁から通信手段により得て、これを用いてその観測
地点におけるその後の凍結予測等を行うことができる。
【0057】また、図7(A)〜(D)を参照して、複
数の観測地点を結ぶ線上にある任意の地点における路面
温度の予測方法について説明する。図7(A)、(B)
には、各々A地点におけるGPV値、B地点におけるG
PV値を示してある。また、図7(C)には、例えば16
時の時点におけるA地点からB地点までの測定路面温度
が示されている。
【0058】前述の図7(A)、(B)と図7(C)を
用いて数時間後のある時点におけるA地点からB地点ま
での各地点における予測路面温度が図7(D)中点線部
分で示されている。
【0059】この図7(D)に示されている路面温度予
測図から、A地点〜B地点までの線上における地点のあ
る時点における路面温度が予測されるので、路面が凍結
する区間や、薬剤散布が要求される区間等が容易に予測
することができる。これにより、凍結防止剤を散布して
効率よく路面の凍結防止を図ることができる。
【0060】以上の結果から、観測地点における路面状
況が湿潤と判定され、路面温度が0℃以下になっている
時、路面上の塩分濃度から凍結防止剤を散布する必要が
あるか否かを判断することができるので、直ちに凍結防
止の処置を行うことができる。
【0061】また、GPS等により観測地点の位置情報
を得て、GPVによりその地点におけるその後の温度変
化のデータを得ることにより、その後の路面温度から路
面状況を予測して、路面温度、路面上の塩分濃度等の条
件から、その地点において凍結するおそれがあるか、あ
るいはいつ頃凍結するおそれがあるかを予測することが
できるので、凍結防止剤の散布等の凍結防止の処置を効
率よく行うことができる。
【0062】更に、複数の観測地点におけるGPVデー
タや、測定した路面温度等のデータを組み合わせること
により、点位置である各観測地点を結ぶ線上の路面状況
を精度よく予測することができるので、凍結防止剤の散
布等の凍結防止の処置を効率よく行うことができる。ま
た、定点観測機器の設置場所の選定を行う際の情報とし
て利用することができ、自動的に必要な個所へ適量の凍
結防止剤の散布を行うようにすることもできる。
【0063】なお、この発明は前述の実施の形態に限定
されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。すなわち、図8 に示さ
れているように、前述の冬季路面情報移動収集システム
を融雪に利用することができる。この場合には、前述の
路面凍結防止の場合のように路面塩分濃度を測定する必
要はない。このように冬季路面情報移動収集システムを
融雪に利用することにより、観測地点におけるその後の
路面状況や、観測地点を結ぶ線上の位置における路面状
況を予測することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる路面の凍結防止方法では、複数の観測地点における
位置データ、GPVデータ、路面温度、路面塩分濃度等
と、複数の観測地点を結ぶ線上において測定された路面
温度から、複数の観測地点を結ぶ線上の路面凍結状況を
予測することができるので、路面凍結が予測される範囲
に、予測時間の前に路面凍結防止剤を散布して路面の凍
結を確実に防止することができる。また、定点観測機器
の整備に当たり、設置箇所の選定の際のデータとして使
用できる。更に、定点観測機器が整備されてからも定点
観測機器の補充を行うことができる。
【0065】請求項2の発明による冬季路面情報移動収
集システムでは、観測車を所望の観測位置に移動させ
て、制御部の制御により路面状況センサが路面の状況を
観測し、路面温度計が路面の温度を測り、塩分濃度計が
路面の塩分濃度を測って路面情報を収集し、情報収集が
完了したら観測車を次の観測位置に移動させるので、広
範囲にわたって次々に情報を収集することができる。
【0066】請求項3の発明による冬季路面情報移動収
集システムでは、制御部の路面状況判断部が路面状況セ
ンサにより収集された情報に基づいて路面が乾燥、湿
潤、凍結、圧雪のいずれに該当するかを判断し、路面温
度比較部が路面温度計により計測された路面温度と0℃
を比較し、凍結予測判断部が塩分濃度計からの塩分濃度
とメモリに記憶されている路面温度と路面の塩分濃度と
の関係に基づいて路面が凍結するか否かを予測すること
ができるので、観測地点において直ちに対応することが
できる。
【0067】請求項4の発明による冬季路面情報移動収
集システムでは、観測車により観測された路面状況に関
する情報は通信手段により随時監視局に送られるので、
情報を蓄積することができる。
【0068】請求項5の発明による路面凍結防止装置で
は、観測車を所望の観測位置に移動させて、制御部の制
御により路面状況センサが路面の状況を観測し、路面温
度計が路面の温度を測り、塩分濃度計が路面の塩分濃度
を測って路面情報を収集し、この得られた路面情報から
路面が凍結している場合や凍結するおそれがある場合に
は、制御部の制御により薬剤散布機が路面凍結防止剤を
散布するので、確実に路面の凍結を防止することができ
る。
【0069】請求項6の発明による路面凍結防止装置で
は、制御部の路面状況判断部が路面状況センサにより収
集された情報に基づいて路面が乾燥、湿潤、凍結、圧雪
のいずれに該当するかを判断し、路面温度比較部が路面
温度計により計測された路面温度と0℃を比較し、凍結
予測判断部が塩分濃度計からの塩分濃度とメモリに記憶
されている路面温度と路面の塩分濃度との関係に基づい
て路面が凍結するか否かを予測して、路面が凍結してい
る場合や凍結するおそれがある場合には、薬剤散布判断
部の制御により薬剤散布機が適量の路面凍結防止剤を散
布するので、確実に効率よく路面の凍結を防止すること
ができる。
【0070】請求項7の発明による路面凍結防止装置で
は、観測車は監視局との間で通信を行うべく通信手段を
備えており、この通信手段により監視局と情報のやり取
りを行い、あるいは気象庁から直接GPVを得て観測地
点におけるその後の路面状況を予測するので、高い精度
で路面状況を予測することができる。
【0071】請求項8の発明による路面凍結防止装置で
は、凍結予測判断部が、その観測地点における路面凍結
時間を予測して、予測される時刻の前に路面凍結防止剤
を散布するので、確実に路面の凍結を防止することがで
きる。
【0072】請求項9の発明による路面凍結防止装置で
は、凍結予測判断部は、複数の観測地点において得られ
た種々の情報やGPV、および観測地点間で計測された
路面温度等の情報から、観測地点間の任意の場所におけ
る路面凍結の予測を行い、路面凍結のおそれがある場合
には路面凍結防止剤を散布するので、確実に路面凍結を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる路面凍結防止装置の構成を示
すブロック構成図である。
【図2】この発明にかかる路面の冬季路面情報移動収集
システムのブロック構成図である。
【図3】塩分濃度と凍結温度の関係を示すグラフであ
る。
【図4】冬季路面情報移動収集システムの流れを示すブ
ロック図である。
【図5】路面の凍結防止方法の流れを示すフローチャー
トである。
【図6】GPVを用いて定点である観測位置のその後の
路面凍結の予測を行う際のグラフである。
【図7】二点間における任意の点の路面凍結の予測を行
う際のグラフである。
【図8】冬季路面情報収集システムを融雪に適用した場
合を示すフローチャートである。
【符号の説明】
9 路面状況センサ 11 塩分濃度計 13 路面温度計 17 位置検出手段(GPS) 21 制御部 27 出力手段(通信手段) 29 GPV受信機(通信手段) 31 路面状況判断部 33 路面温度比較部 35 凍結予測判断部 37 路面温度−塩分濃度関係曲線ファイル(メモリ) 39 薬剤散布判断部 M 観測車 MS 薬剤散布車(薬剤散布機) ST 監視局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 592090555 パシフィックコンサルタンツ株式会社 東京都多摩市関戸1丁目7番地5 (72)発明者 増田 芳太郎 東京都千代田区平河町2−6−1 平河 町ビル8階社団法人雪センター内 (56)参考文献 特開 平9−143948(JP,A) 特開 平9−170971(JP,A) 特開 昭63−61126(JP,A) 特開 平9−5449(JP,A) 特開 平10−30221(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 11/24 E01H 10/00 G01W 1/00 G01W 1/10

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の観測地点において位置データ、G
    PVデータ、路面状況、路面温度、路面塩分濃度を得る
    と共に、前記複数の観測地点を結ぶ線上の地点における
    路面温度を測定し、前記複数の観測地点におけるデータ
    および前記線上の路面温度からこの線上における任意の
    地点の路面凍結状況を予測して、路面凍結が予測される
    地点において凍結する予測時間の前に前記予測される地
    点に路面凍結防止剤を散布すること、を特徴とする路面
    の凍結防止方法。
  2. 【請求項2】 路面を観測して路面の状況を判断する路
    面状況センサと、路面温度を測定する路面温度計と、路
    面の塩分濃度を測定する塩分濃度計と、観測車が観測し
    ている地点を特定する位置検出手段と、前記各機器を制
    御する制御部と、を移動自在の観測車に備えてなるこ
    と、を特徴とする路面情報移動収集システム。
  3. 【請求項3】 前記制御部が、前記路面状況センサから
    の情報に基づいて路面が乾燥、湿潤、凍結あるいは圧雪
    のいずれであるかを判断する路面状況判断部と、路面が
    凍結するときの路面温度と路面の塩分濃度との関係を記
    憶してあるメモリと、前記路面温度計からの情報に基づ
    いて路面温度が0 ℃以下であるか否かを判断する路面温
    度比較部と、この路面温度比較部による判断と前記塩分
    濃度計からの情報に基づいて前記メモリに記憶されてい
    る路面温度と塩分濃度の関係から路面が凍結するか否か
    を判断・予測する凍結予測判断部と、を備えてなること
    を特徴とする請求項2記載の路面情報移動収集システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記観測車が、観測結果を基地である監
    視局に随時送信するための通信手段を備えてなること、
    を特徴とする請求項2記載の路面情報移動収集システ
    ム。
  5. 【請求項5】 路面を観測して路面の状況を判断する路
    面状況センサと、路面温度を測定する路面温度計と、路
    面の塩分濃度を測定する塩分濃度計と、観測車が観測し
    ている地点を特定する位置検出手段と、前記各機器を制
    御する制御部と、この制御部により制御されて所望の量
    の凍結防止用薬剤を散布する薬剤散布機と、を移動自在
    の観測車に備えてなること、を特徴とする路面凍結防止
    装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部が、前記路面状況センサから
    の情報に基づいて路面が乾燥、湿潤、凍結あるいは圧雪
    のいずれであるかを判断する路面状況判断部と、路面が
    凍結するときの路面温度と路面の塩分濃度との関係を記
    憶してあるメモリと、前記路面温度計からの情報に基づ
    いて路面温度が0 ℃以下であるか否かを判断する路面温
    度比較部と、この路面温度比較部による判断と前記塩分
    濃度計からの情報に基づいて前記メモリに記憶されてい
    る路面温度と塩分濃度の関係から路面が凍結するか否か
    を判断・予測する凍結予測判断部と、この凍結予測判断
    部により凍結の予測がされた路面に散布する凍結防止剤
    の量を決定すると共に前記薬剤散布機を制御する薬剤散
    布判断部と、を備えてなることを特徴とする請求項5記
    載の路面凍結防止装置。
  7. 【請求項7】 前記観測車が、観測結果を基地である監
    視局に随時送信すると共にこの監視局あるいは気象庁か
    ら観測地点における気象情報であるGPVを受信するた
    めの通信手段を備えてなること、を特徴とする請求項5
    記載の路面凍結防止装置。
  8. 【請求項8】 前記凍結予測判断部が、観測地点におけ
    るGPVに基づいて路面凍結のおそれがある時間を予測
    するものであること、を特徴とする請求項6記載の路面
    凍結防止装置。
  9. 【請求項9】 前記凍結予測判断部が、複数の観測地点
    におけるGPVおよび各観測地点間を走行して測定した
    路面温度等の情報から、前記複数の観測地点間における
    路面凍結のおそれがある範囲を予測するものであるこ
    と、を特徴とする請求項6または8記載の路面凍結防止
    装置。
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