JP2969959B2 - ロードセル - Google Patents

ロードセル

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JP2969959B2
JP2969959B2 JP40787990A JP40787990A JP2969959B2 JP 2969959 B2 JP2969959 B2 JP 2969959B2 JP 40787990 A JP40787990 A JP 40787990A JP 40787990 A JP40787990 A JP 40787990A JP 2969959 B2 JP2969959 B2 JP 2969959B2
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  • Measurement Of Force In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、例えば電子はかりに
おける荷重検出機構として利用されるロードセルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】 ダブルビーム型ロードセルの構造を図
5に示す。なお、図5はロードセルを電子はかりに組み
込んだ状態を示している。ロードセルは、互いに平行な
2本のはり51、52の両端部を、それぞれ薄肉部51
a,51bおよび52a,52bを介して固定柱53と
可動柱54を接続したロバーバル機構50と、その各薄
肉部に貼着された歪みゲージS1 ,S2 ,S3 およびS
4 によって構成されている。
【0003】このような構造において、可動柱54に荷
重が作用すると、各薄肉部51a,51bおよび52
a,52bを頂点とする平行四辺形が変形し、可動柱5
4は固定柱51に対して平行に変位することになる。そ
の変位量は各歪みゲージによって検出され、検出値から
可動柱54に作用した荷重を測定できる。なお、ロバー
バル機構50は、通常、母材をくり抜き加工等によって
一体形成される場合が多い。
【0004】ここで、電子はかり等においては、許容ひ
ょう量以上の荷重が負荷されたときに、ロードセルの損
傷を防止するために、通常、セルの下方にたわみ限界規
制用の当たり設けているが、セルが上記に説明したまま
の構造では、ひょう量付近の荷重を負荷しても、平行四
辺形のたわみ量は高々0.2 〜0.3 mm程度ときわめて小さ
く、このため、たわみ限界規制用の当たり高さ位置の調
整が困難となる。
【0005】そこで、従来では、例えば図5に示すよう
に、可動柱54の上面および下面から同一形状の平板5
5および56を突出させ、その両者の端部に新たな可動
柱57を固着して、この可動柱57を荷重点としてい
る。このような構造とすることにより、荷重点に力が作
用すると、2本の可動柱54、57とその上下の平板5
5、56とによる構成部が平行四辺形にたわみ、そのた
わみ量がセル部のたわみ量に加わって全体のたわみ量が
増加する。このようにたわみ量を大きくすることで、た
わみ限界規制用の当たり3の高さ位置の調整の容易化を
はかっている。なお、この構造は、固定柱51側に設け
られる場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、上述のた
わみ量を増加する従来の構造によれば、ロードセル全
体の形状寸法が大きくなり、しかもデッドウェイトが増
加する。平板55,56のばね効果により、荷重点が
静止するまでに多くの時間を要し、その待機時間が必要
となる。平板55、56を確実に固定しておかない
と、ロバーバル機構がくずれて測定誤差が生じる。た
わみ量が少ないため、過負荷防止用の当たりの調整はさ
ほど容易にはならない。部品点数や組立て工数が増加
し、コストアップになる等の問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記の従来
の諸問題点を一挙に解決すべくなされたもので、その構
成を実施例に対応する図1を参照しつつ説明すると、本
発明は、互いに平行な2本のはり11および12の両端
に、それぞれ薄肉部11a,11bおよび12a,12
bを介して固定柱13と可動柱14が接続されてなるロ
バーバル機構1を有し、薄肉部11a,11bおよび1
2a,12bにそれぞれ歪みゲージS1 ・・S4 が貼着さ
れるロードセルにおいて、歪みゲージを貼着する薄肉部
11a,11bおよび12a,12bのほかに、複数の
薄肉部15a,15bおよび16a,16bがはり11
および12の所定位置にそれぞれ形成されていることに
よって特徴づけられる。
【0008】
【作用】 荷重点に力Fが作用すると、歪みゲージS1
・・S4 を貼着した薄肉部11a,11bおよび12a,
12bを頂点とする平行四辺形のたわみ量に、新たな薄
肉部15a,15bおよび16a,16bを頂点とする
平行四辺形のたわみ量が加わり、全体としてのたわみ量
が増加する。
【0009】
【実施例】 本発明の実施例を、以下、図面に基づいて
説明する。図1は本発明実施例の正面図で、電子はかり
に組み込んだ状態を示している。図2はそのロバーバル
機構1のみ抽出した斜視図である。2本の互いに平行な
はり11,12の両端に、それぞれ薄肉部11a,11
bおよび12a,12bを介して固定柱13と可動柱1
4が接続された一体形成型のロバーバル機構1と、その
各薄肉部11a,11bおよび12a,12bにそれぞ
れ貼着された歪みゲージS1 ・・S4 によって構成されて
いる。そして、電子はかりに組み込む場合、その固定柱
13がはかりベース2にねじ等によって固着され、ま
た、可動柱14にひょう量皿(図示せず)が装着され、
このひょう量皿に作用する力Fを検出する。
【0010】さて、この実施例では、歪みゲージS1 ,
S2 を貼着した薄肉部11aと11bの内側の2箇所
に、薄肉部15aと15bが追加加工されている。ま
た、同様に、歪みゲージS3 とS4 が貼着された薄肉部
12aと12bの内側の2箇所に、薄肉部16aと16
bが追加加工されており、薄肉部15aと16aおよび
15bと16bは、それぞれ互いに対向する位置に配置
されている。
【0011】このような加工により、薄肉部11a,1
1bおよび12a,12bを頂点とする平行四辺形と、
薄肉部15a,15bおよび16a,16bを頂点とす
る平行四辺形が形成され、これにより、一つのセル内
に、上記したロバーバル機構に加えてさらにもう一つの
ロバーバル機構が形成されたようになる。以上の構造に
より、荷重点に力Fが作用すると、図3に示すように、
平行四辺形(11a,11b,12a,12b)による
たわみ量δ1 に、平行四辺形(15a,15b,16
a,16b)によるたわみ量δ2 が合成され、これによ
り、全体のたわみ量が倍増する。従って、たわみ限界規
制用の当たり3の高さ調整の余裕幅が広くなり、その設
置が容易となる。
【0012】図4は本発明の他の実施例の正面図であ
る。この例では、歪みゲージS1 とS2 が貼着された薄
肉部41aと41bの外側に、それぞれ薄肉部45aと
45bが追加加工されている。また、同様に、歪みゲー
ジS3 とS4 が貼着された薄肉部42aと42bの外側
に、それぞれ薄肉部46aと46bが追加加工されてい
る。
【0013】この例においても、薄肉部41a,41b
および42a,42bを頂点とする平行四辺形と、薄肉
部45a,45bおよび46a,46bを頂点とする平
行四辺形が形成され、これにより一つのセル内に二つの
ロバーバル機構が形成されたようになる。従って、この
実施例でも、全体のたわみ量を増倍させることができ
る。
【0014】なお、以上の実施例において、追加加工す
る薄肉部の位置は、例えば図1のものにおいて、薄肉部
15aと15bおよび16aと16bは、歪みゲージS
1 ・・S4 を貼着した薄肉部11aと11bおよび12a
と12bとの間の中心線Cを中心として対称に配置する
ことが好ましい。また、図4のものにおいても同様なこ
とが言える。
【0015】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、歪みゲージを貼着する薄肉部のほかに、複数の薄肉
部をはりの所定位置に形成したので、同一のセル内に複
数のロバーバル機構が形成されたようになる。これによ
り荷重に対するたわみ量が大きくなって、たわみ限界規
制用の当たりの設置等の過負荷に対する安全対策が容易
なる結果、セルの機械的損傷防止の安全率が向上する。
しかも、たわみ量を増加する従来の構造に対して、セル
全体の形状寸法が小さくなるとともに、デッドウェイト
の増加もない。また、部品点数を少なくできることから
コストダウンがはかれる。さらに、ばね効果による待機
時間も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の正面図
【図2】 本発明実施例のロバーバル機構の斜視図
【図3】 本発明実施例の作用説明図
【図4】 本発明の他の実施例の正面図
【図5】 たわみ量を増加する従来の構造例の正面図
【符号の説明】
1・・・・ロバーバル機構 11,12・・・・はり 11a,11b,12a,12b・・・・薄肉部 13・・・・固定柱 14・・・・可動柱 15a,15b,16a,16b・・・・薄肉部 S1 ,S2 ,S3 ,S4 ・・・・歪みゲージ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な2本のはりの両端に、それ
    ぞれ薄肉部を介して固定柱と可動柱が接続されてなるロ
    バーバル機構を有し、上記薄肉部にそれぞれ歪みゲージ
    が貼着されるロードセルにおいて、上記歪みゲージを貼
    着する薄肉部のほかに、複数の薄肉部が上記2本のはり
    の所定位置にそれぞれ形成されていることを特徴とする
    ロードセル。
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