JP2968747B2 - 携帯型電話機におけるイヤーピース支持構造 - Google Patents
携帯型電話機におけるイヤーピース支持構造Info
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Description
機、PDC(personal digital cellular )やPHS
(personal handyphone system)等の携帯型電話機にお
けるイヤーピース支持構造に関する。
図6は図5のI−I線に沿う部分断面図である。従来の
携帯電話機は、受話用開口部1a、液晶等からなるディ
スプレイ1b、操作部1c、及び送話用開口部1dを順
次配設したフロントケース1と、これの背面に嵌合させ
たリアケース2とからなる筐体3内に、所要の電子部品
を実装したプリント基板4がフロントケース1と平行に
配置されている。
に対向する位置には、レシーバ5を保持したホルダ6の
嵌合部6aを嵌合させる嵌合用孔4aが形成されてお
り、これにより、該レシーバ5が受話用開口部1a裏面
に対向して配置される。
来の携帯型電話機では、受話用開口部1aがフロントケ
ース1自体に形成され、しかも、レシーバ5を該フロン
トケース1の裏面に固定しているので、耳を受話用開口
部1aに密着させることができず、それらの間に間隙が
ある状態のままでの通話を余儀無くされる場合が多い。
では、耳と受話用開口部1aとの間から、受話用開口部
1aの裏面に配置したレシーバ5から伝達される受話音
声に外部の騒音が混入して聞き取りにくい。また、静粛
な通話環境では、レシーバ5からの受話音声が、耳と受
話用開口部1aとの間から外部に漏れて周囲に聞こえて
しまうという。さらに、受話音声を聞き取りやすくする
ために、耳を受話用開口部1aに無理に押し付けた状態
では話しづらく送話音声を伝達しにくいという欠点があ
る。
れるようにして、受話音声を明瞭に聞き取ることができ
るとともに該音声が周囲に漏れることがなく、しかも、
送話音声を伝達しやすい携帯型電話機におけるイヤーピ
ース支持構造を提供しようとするものである。
持構造は、レシーバ15を備えたイヤーピースBが、周
縁に鍔部17dを有し、該鍔部17dを、弾性変形する
イヤーピース支持部材14にて携帯型電話機の筐体9の
開口部7bに支持することにより、イヤーピースBの全
体が筐体9の開口部7bより突出することなく筐体9に
揺動可能に取り付けられ、イヤーピース支持部材14の
原状姿勢においてはイヤーピースBの表面が筐体9の表
面と面一になり、イヤーピースBを外部から押し付ける
とイヤーピース支持部材14が弾性変形してイヤーピー
スBが筐体9の内方へ没入して揺動する構造としたもの
である。
ス支持部材14の原状姿勢への復帰を助長させるたとえ
ばコイルスプリング等の姿勢復帰用弾性部材20を携帯
型電話機の筐体9内に設けたものが好適であり、また、
イヤーピースBの裏側に球面部17bを形成し、この球
面部17bにおいて姿勢復帰用弾性部材20の弾性を受
けるようにしたものが好ましい。さらに、姿勢復帰用弾
性部材を、イヤーピースBの球面部17bと携帯型電話
機の筐体9内に設けられたプリント基板10との間に配
置するとよい。
を参照して説明する。図1は本発明イヤーピース支持構
造の一実施形態を採用した携帯型電話機の斜視図、図2
は図1のII−II線に沿う部分断面図、図3は分解し
たイヤーピースと姿勢復帰用弾性部材の斜視図、図4は
耳を押し付けられたイヤーピースの揺動状態を示す部分
断面図である。
フロントケース7と、これの背面に嵌合させた同じく合
成樹脂製のリアケース8とからなる筐体9内に、所要の
電子部品を実装するとともにそれらを接続する配線パタ
ーンをプリントしたプリント基板10を内蔵している。
なお、11はアンテナである。
ーピースB、電話番号等を表示する液晶等からなるディ
スプレイ12、所要のキーキャップ等を縦横に配列して
なる操作部13、及び送話用開口部7aが、該フロント
ケース7の上側から下側に向けて順次配設されている。
に開設された開口部としてのイヤーピース配設孔7bに
詳細を後述するイヤーピース支持部材14を介して嵌合
されており、それは、音声を出力するレシーバ15、こ
れを保持したたとえば柔軟なゴム等からなるホルダ1
6、ABC樹脂等を成形してなるピース部体17、及び
同様の樹脂製の耳当接板18からなる。
するとともに、フロントケース7とほぼ同じ肉厚にした
円板形の対接部17aを形成し、また、それの裏面に半
球形にした球面部としてのばね当接部17bを一体に形
成したものである。対接部17aの耳対接面17a′中
央には、上記ホルダ16を嵌合固着する凹陥部17cが
形成されている。また、対接部17aの周縁に、当該ピ
ース部体17をイヤーピース支持部材14に固着する鍔
部17dを形成している。
17cに対向する位置に4つの受話用孔18a′…から
なる受話用開口部18aを穿設した円板形のものであ
り、ピース部体17の耳対接面17a′にたとえば接着
剤等により固着されている。
材からなるものであり、両面テープ等の貼着部材19に
よってフロントケース7の裏面に貼着されている。この
イヤーピース支持部材14は、ピース部体17の鍔部1
7dの裏面17d′に当接する所要幅の辺縁部14aを
嵌合孔14′の周囲にリング状に残し、該辺縁部14a
の外側に、イヤーピース配設孔7bの内周端面7b′の
全面に密着し、かつ、ピース部体17の鍔部17dの外
周端面17d″の全面に密着する円筒形のイヤーピース
嵌合部14bが突出して形成されている(図2)。
ース配設孔7bにおいてイヤーピース支持部材14によ
り全周を支持されて、すなわち、水密的にフロントケー
ス7に取り付けられている。また、イヤーピース支持部
材14のイヤーピース嵌合部14bは、これに嵌合した
イヤーピースBに耳が押し付けられる等の外部から押し
付けにより弾性変形するようにしており、これにより、
イヤーピースBを筐体9の内方に揺動するように支持し
ている。
プリント基板10との間には、押し付けていた耳をイヤ
ーピースBから離すことにより、該イヤーピースBを、
耳を押し付ける前の姿勢、すなわち、耳当接板18の表
面がフロントケース7の表面と面一になる原状姿勢に揺
動復帰するのを助長するコイルスプリング等の姿勢復帰
用弾性部材20が介装されている。
を当接させているばね当接部17bを球面にすることに
より、イヤーピースBが揺動するときには、姿勢復帰用
弾性部材20の一端部とばね当接部17bとの間に滑り
が生じ、これにより、姿勢復帰用弾性部材20をそのま
まの姿勢に保たせながらイヤーピースBだけを揺動させ
られるようにしている。
されたイヤーピースBの動作は次のようになる。イヤー
ピースBに耳Haを押し付ける前には、該イヤーピース
Bは、耳当接板18の表面がフロントケース7の表面と
面一になる原状姿勢に保持されている(図2)。
電話機Aを近づけて、耳HaにイヤーピースBを押し付
けると、該イヤーピースBはイヤーピース支持部材14
及び姿勢復帰用弾性部材20の弾性力に抗しながら、そ
の押し付けた耳Haの形や起伏状態に対応して揺動し、
それの耳当接板18が耳Haに密着した姿勢になる。
ら離すと、該イヤーピースBはイヤーピース支持部材1
4及び姿勢復帰用弾性部材20の弾性力によって、耳H
aを押し付ける前の姿勢、すなわち、耳当接板18がフ
ロントケース7と面一になる原状姿勢に揺動復帰する。
のではなく、その要旨の範囲内で様々な変形実施が可能
である。上記においては、イヤーピースBの原状姿勢へ
の復帰を助長させる姿勢復帰用弾性部材20が携帯型電
話機の筐体9内に設けられている例について説明した
が、姿勢復帰用弾性部材は必ずしも設けなくともよい。
また、姿勢復帰用弾性部材20としてコイルスプリング
を例として説明したが、板ばね等を採用してもよく、ま
た、それらを金属ばかりでなくゴムやプラスチックで形
成してもよい。
造によれば、通常は、イヤーピースの全体が筐体の開口
部より突出することなく開口部の内側に納まってイヤー
ピースの表面が筐体の表面と面一になり、イヤーピース
への外部からの押し付けにより、イヤーピース支持部材
が弾性変形してイヤーピースが筐体の内方に没入して揺
動するので、耳をイヤーピースに容易に密着させること
ができる。従って、耳とイヤーピースとの間からの外部
騒音の混入を防止でき、これにより受話音声を明瞭に聞
き取ることができる。また、受話音声が耳とイヤーピー
スとの間から外部に漏れることを防止できる。また、受
話音声を聞き取りやすくするために、耳をイヤーピース
に無理に押し付けなくともよいので、送話音声を良好に
伝達できる。さらに、イヤーピースの周縁の鍔部を、弾
性変形するイヤーピース支持部材にて筐体の開口部に支
持しているので、防水のための部材を別個に設けること
なく防水仕様にすることができる。
弾性部材を携帯型電話機の筐体内に設けているので、イ
ヤーピースの原状姿勢への復帰を容易に且つ迅速に行わ
せることができる。
スの裏側に球面部が形成され、この球面部において姿勢
復帰用弾性部材の弾性を受けるようになっているので、
イヤーピースの姿勢に拘らず、それの原状姿勢への復帰
を容易に且つ迅速に行わせることができる。
ス支持部材をゴム、姿勢復帰用弾性部材をコイルスプリ
ングにより形成しているので、安いコストで製造でき
る。
リングを、イヤーピースの球面部と携帯型電話機の筐体
内に設けられたプリント基板との間に配置しているの
で、簡単な構造にすることができる。
採用した携帯型電話機の斜視図である。
とした部分断面図である。
斜視図である。
示す部分断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】レシーバを備えたイヤーピースが、携帯型
電話機の筐体に対して揺動可能に取り付けられた携帯型
電話機において、イヤーピースが周縁に鍔部を有し、該
鍔部を、弾性変形するイヤーピース支持部材にて携帯型
電話機の筐体の開口部に支持することにより、イヤーピ
ースの全体が筐体の開口部より突出することなく筐体に
揺動可能に取り付けられ、該イヤーピース支持部材の原
状姿勢においてはイヤーピースの表面が筐体の表面と面
一になり、イヤーピースを外部から押し付けるとイヤー
ピース支持部材が弾性変形してイヤーピースが筐体の内
方へ没入して揺動する携帯型電話機におけるイヤーピー
ス支持構造。 - 【請求項2】イヤーピースを押してイヤーピース支持部
材の原状姿勢への復帰を助長させる姿勢復帰用弾性部材
が携帯型電話機の筐体内に設けられている請求項1記載
の携帯型電話機におけるイヤーピース支持構造。 - 【請求項3】イヤーピースの裏側に球面部が形成され、
この球面部において姿勢復帰用弾性部材の弾性を受ける
ようになっている請求項2記載の携帯型電話機における
イヤーピース支持構造。 - 【請求項4】イヤーピース支持部材がゴムで、姿勢復帰
用弾性部材がコイルスプリングである請求項3記載の携
帯型電話機におけるイヤーピース支持構造。 - 【請求項5】コイルスプリングが、イヤーピースの球面
部と携帯型電話機の筐体内に設けられたプリント基板と
の間に配置されている請求項4記載の携帯型電話機にお
けるイヤーピース支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9033987A JP2968747B2 (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | 携帯型電話機におけるイヤーピース支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9033987A JP2968747B2 (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | 携帯型電話機におけるイヤーピース支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10233829A JPH10233829A (ja) | 1998-09-02 |
JP2968747B2 true JP2968747B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9033987A Expired - Fee Related JP2968747B2 (ja) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | 携帯型電話機におけるイヤーピース支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2968747B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-18 JP JP9033987A patent/JP2968747B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10233829A (ja) | 1998-09-02 |
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