JP2967513B2 - ズボン、スカート等用ハンガー - Google Patents

ズボン、スカート等用ハンガー

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JP2967513B2
JP2967513B2 JP8090097A JP9009796A JP2967513B2 JP 2967513 B2 JP2967513 B2 JP 2967513B2 JP 8090097 A JP8090097 A JP 8090097A JP 9009796 A JP9009796 A JP 9009796A JP 2967513 B2 JP2967513 B2 JP 2967513B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、各種のズボンや
スカート等を吊り下げるためのハンガーの改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のハンガーとしては、吊下げ用フッ
ク部の下端に左右の肩部が支持され、この左右の肩部の
両先端の下方部同士に横桟を掛け渡し、この横桟がズボ
ンやスカート等の吊下げ部となっており、この横桟にズ
ボンやスカート等を二つ折りにして吊り下げるものが存
在する。更に、この横桟に滑り止め部材を付加したもの
や、この横桟にストッパ部材を取り付けてズボン等が下
方に滑り落ちないような手段を講じたものも存在してい
る。他方、ズボンやスカート等の専用のハンガーとして
は、並行に配した2本の横木をクリップのように開閉自
在に構成し、その上方には吊下げ用フック部を設け、開
放した2本の横木の間にズボン等の裾部又は腰部を入
れ、これら横木を閉鎖して、ズボン等を吊り下げること
のできるハンガーも存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の横桟にズボ
ン等を吊り下げるハンガーにおいては、ズボンやスカー
トを二つ折りにしてこの横桟に掛けるため、手間が掛か
り、ワンタッチで吊り下げるという訳には行かない。横
桟に滑り止め部材が設けられていないものにあっては、
吊り下げられたズボン等が下方に滑り落ちてしまうとい
う問題もある。他方、2本の横木でズボン等を挟んで吊
り下げるものにあっては、吊り下げられたズボン等が下
方に滑り落ちてしまうという問題は避けられるが、その
横木の開閉に力を要する等、ズボン等を取り付けたり、
取り外したりする手間が掛かるという問題が残されてい
た。本願発明は、これらの問題点を解決すべく、ワンタ
ッチで簡単にズボンやスカート等を吊り下げることがで
き、且つ吊り下げた後はそのズボン等が下方に滑り落ち
ないものを提供することをその課題とし、併せて製造容
易で、製造コストの低減化をも実現しうることをその課
題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願発明の第1のものは、ズボン又はスカート等
を吊り下げるための横手方向に伸長する長尺状の吊下げ
部13と、この吊下げ部13の略中央部から上方に延長
する吊下げ用フック部11と、吊下げ部13をその鉛直
面内の方向に撓ませるための作動杆15とから成り、こ
の作動杆15は、その両端部側の略水平部と、その中央
部側に位置する非水平部からなる作動部とから成り、略
水平部の両端部が吊下げ部13の両端部14、14に連
結され、中央部側に位置する作動部を両側から中央方向
に押圧することにより、作動杆15の両端部がその中央
部側に引き寄せられるのに追従して吊下げ部13がその
鉛直面内の方向に撓むことができ、これにより吊下げ部
13の横幅が広狭自在に変更され、吊下げ部13の両端
部14、14がズボン又はスカート等の腰部の内側を支
持し、吊り下げることができるものである。本願発明の
第2のものは、上記第1の発明において、吊下げ用フッ
ク部11の根本部12が吊下げ部13と分離しているも
のである。
【0005】これらの発明においては、作動杆15の両
端部分がその中央部方向に引き寄せられることによっ
て、吊下げ部13の両端部14、14は、吊下げ部13
の属する鉛直面内で上方又は下方に撓み、湾曲する。こ
の湾曲により吊下げ部13の横幅は狭くなる。この狭く
なった状態の吊下げ部13をズボンやスカート等の腰部
の内側に挿入し、その後吊下げ部13を元の状態に戻す
ことによりその横幅が広くなり、これらズボン等の腰部
の内側を拡張しつつ、支持し、吊り下げることができる
のである。この際ズボン等のファスナー等は閉じた状態
にしておく。
【0006】本願発明の第3のものにおいては、根本部
12、12が二股に分岐された吊下げ用フック部11
と、これら二股の根本部12、12のそれぞれの下端部
側に接続し、横手方向に伸長する長尺状の吊下げ部13
と、この吊下げ部13をその鉛直面内の方向に撓ませる
ための作動杆15とから成り、この作動杆15は、その
両端部側の略水平部と、その中央部側に位置する非水平
部からなる作動部とから成り、略水平部の両端部が吊下
げ部13の両端部14、14に連結され、中央部側に位
置する作動部を両側から中央方向に押圧することによ
り、作動杆15の両端部がその中央部側に引き寄せられ
るのに追従して吊下げ部13がその鉛直面内の方向に撓
むことができ、これにより吊下げ部13の横幅が広狭自
在に変更され、それぞれの吊下げ部13の両端部14、
14がズボン等の裾部の内側を支持し、吊り下げること
ができるものである。このように吊下げ部13を2個設
けることにより、ズボン等の2本の裾部の内側にこれら
吊下げ部13をそれぞれ挿入して、ズボンの裾部の内側
を拡張するように支持し、ズボンの裾部を上にして逆様
に吊り下げることが簡単にできるのである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面と共に本願発明
の実施の形態について説明する。添付の図面は全て本願
発明の実施の形態を図示している。図1は、本願発明に
係る第1の実施の形態を図示する正面説明図である。こ
のハンガー10においては、吊下げ用フック部11の根
本部12の下端部に、ズボンやスカート等を支持する湾
曲棒状の吊下げ部13を略直角に接続し、吊下げ部13
の略中央部から上方に吊下げ用フック部11が延長した
形状を呈している。吊下げ部13の両端部14、14
は、上方に湾曲しており、その素材は合成樹脂からなり
適度な可撓性を有しているため、この吊下げ部13を含
む鉛直面内の方向Dにこの吊下げ部13が撓むことがで
きる。
【0008】更に、この吊下げ部13の両端部14、1
4から吊下げ用フック部11の根本部12を連結する作
動杆15、15が設けられ、この作動杆15は、その両
端側の略水平部16と中央部側の湾曲部17、17とか
ら形成されている。この非水平部である湾曲部17が作
動杆15の作動部となる。吊下げ部13の両端部の先端
には鋸歯状の歯21を設けており、この歯が吊り下げら
れるズボン等の滑り止めの役目を果たしている。この鋸
歯状の歯21は、以下に説明する全ての実施の形態にお
いても同様に設けられている。これらの構成部材であ
る、吊下げ用フック部11、吊下げ部13及び作動杆1
5は、すべて合成樹脂の一体成形によって製造すること
ができる。
【0009】以上の構成からなるハンガー10の機能
は、その材質である合成樹脂の性質により、適度な可撓
性を有しているため、作動杆15の湾曲部(作動部)1
7、17を両側から中央方向に手で押圧することによ
り、略水平部16、16が吊下げ用フック部11の方向
Eに、つまり中央部側に引き寄せられ、これに追従して
吊下げ部13の両端部が方向Dに撓み、吊下げ部13の
横幅が狭くなる。この状態で、ズボンやスカートの腰部
の内部にこのハンガー10の吊下げ部13を挿入し、そ
の後湾曲部17、17の押圧を解除することにより、吊
下げ部13の両端部がもとの形状に戻る動作を行い、こ
れによりズボンやスカートの腰部の内側を押し広げるよ
うにして支持し、吊り下げることができるのである。
尚、このハンガー10に吊り下げる場合、ズボンやスカ
ート等は丁度着用した状態にしておく必要があり、つま
りズボンやスカートのファスナーや止めホック等は閉め
ておき又は止めておく必要がある。
【0010】図2は、本願発明に係るハンガーの他の実
施の形態を図示しており、その(A)が正面図、その
(B)が側面図である。この実施の形態において、前記
の形態と特に異なる箇所は、作動杆15の形状と、作動
杆15が中央の吊下げ用フック部11の根本部12と接
続していないという点である。即ち、吊下げ用フック部
11の根本部12の下方端部に棒状の上方に湾曲した吊
下げ部13をその中央部で略直角に接続している。図2
(B)から判る通り、吊下げ用フック部11の根本部1
2の下方端部は、吊下げ部13の背面側で接続してい
る。吊下げ部13の両端部14、14は、上方に湾曲
し、その両端部14、14同士を作動杆15が直接連結
しており、作動杆15の中央部は吊下げ用フック部11
の根本部12と接続していない。
【0011】作動杆15は、その両端部側の略水平部1
6、16と、その中央部側の傾斜部18、18と、傾斜
部18、18同士を連結する略水平の連結部19とから
形成されている。この傾斜部18、18と連結部19と
が作動杆15の非水平部であり、作動部となる。これら
全ての構成部材は合成樹脂から成形されており、適度な
可撓性を有しているため、作動杆15の中央部の傾斜部
(作動部)18、18を手で両側から押圧することによ
って、吊下げ部13の両端部14、14がその鉛直面内
の方向Dに撓むことができる。この撓んだ状態で、即ち
吊下げ部13の横幅が小さくなった状態のときに、ズボ
ンやスカート等の腰部の内部にこの吊下げ部13を挿入
し、その後、傾斜部18、18に加えていた力を除去す
ることによって吊下げ部13の両端部14、14が元の
位置に戻り、これらのズボン等を吊下げることができる
のである。
【0012】図3は、更に本願発明の他の実施の形態を
図示しており、その(A)が正面図、その(B)が側面
図である。ここに示したハンガー25は、図2に示した
ハンガー20と作動杆15の形態が異なるのみで、他の
形態はほぼ同一である。即ち、ハンガー25の吊下げ用
フック部11の根本部12の下端部に棒状の吊下げ部1
3がその中央部で略直角に接続され、吊下げ部13の両
端部14、14同士が直接作動杆15によって接続され
ており、作動杆15の両端部側には略水平部16、16
が設けられ、その中央部に湾曲部17が下方向に凸状に
形成されている。この湾曲部17が作動杆15の非水平
部であり、作動部となる。
【0013】従って、この実施の形態においては、図2
に示した形態の非水平部の形状を湾曲状に形成し、その
湾曲状の非水平部を下側に(図2の形態では上側に非水
平部が設けられている。)設けたものである。このよう
な形態により、湾曲部(作動部)17、17をその両側
から押圧することにより、略水平部16、16が中央に
引き寄せられ、同時に吊下げ部13の両端部14、14
がその鉛直面内で撓み、吊下げ部13の横幅が狭くなる
のである。この状態でズボン等の腰部内部に吊下げ部1
3を挿入して、湾曲部17の押圧を解除することにより
ズボン等が簡単に吊り下げられるのである。
【0014】図4は、更に本願発明の他の実施の形態を
図示する正面図であり、このハンガー26においては、
吊下げ用フック部11の根本部12の下端部に、両端部
が下方向に湾曲した棒状の吊下げ部13をその中央部で
略直角に接続しており、この吊下げ部13の両端部1
4、14同士を直接連結する作動杆15を設けている。
作動杆15は、その両端部側に設けられた略水平部16
と、その中央部に設けられた傾斜部18、18とからな
り、傾斜部18、18をV字形状に形成したものであ
る。この傾斜部18、18が作動杆15の非水平部とな
り、作動部となる。そして、この傾斜部(作動部)1
8、18を両側から中央部方向Eに押圧することによ
り、吊下げ部13の両端部14、14がその鉛直面内の
方向Dに撓み、吊下げ部13の横幅が狭くなる。この状
態でズボン等の腰部内部に吊下げ部13を挿入し、傾斜
部18、18に加えていた力を除去することにより、ズ
ボン等をワンタッチで吊り下げることができる。
【0015】図5は、図1に図示したハンガー10によ
ってスカート50を吊り下げた状態の正面説明図であ
る。スカート50は、そのファスナー等を閉鎖した状態
としておき、作動杆15の非水平部である湾曲部(作動
部)17、17を手により両側から押圧する。これによ
り作動杆15の略水平部16、16が中央方向に相互に
移動して、作動杆15の幅が狭くなる。この状態で作動
杆15をスカート50の腰部の内部に挿入して、湾曲部
17、17に加えていた力を取り除くことにより、吊下
げ部13の両端部14、14がスカート50の腰部を内
側から押し広げ、スカート50を支持し、吊り下げるこ
とができるのである。
【0016】図6は、本願発明の更に他の実施の形態を
図示しており、その(A)が作動杆15の非水平部(作
動部)が上方に位置しているものを示す正面図、その
(B)が作動杆15の非水平部(作動部)が下方に位置
しているものを示す正面図である。これらの実施の形態
においては、吊下げ用フック部11の根本部12が吊下
げ部13と接続していない点が前記実施の諸形態と異な
っている。図6(A)に示したハンガー30において
は、吊下げ用フック部11の根本部12の下端部が吊下
げ部13と分離しており、吊下げ部13の両端部14、
14が作動杆15、15によって吊下げ用フック部11
の根本部12と連結している。作動杆15は、両端部側
の略水平部16と湾曲部17とからなり、この湾曲部1
7が非水平部であり、作動部となる。この湾曲部(作動
部)17を両側から中央部方向Eに押圧することによっ
て、吊下げ部13の両端部14、14がその鉛直面内の
方向Dに撓む。これにより吊下げ部13の横幅が狭くな
るのである。
【0017】図6(B)においても、上記の形態とほぼ
同様であって、作動杆15の形態のみが異なっている。
作動杆15は、その両端部に位置する略水平部16、1
6と、その中央部に位置する傾斜部18、18とから成
り、傾斜部18、18はV字形状に下側に設けられてい
る。この傾斜部18、18が作動杆13の非水平部とな
り、作動部となる。この傾斜部18、18を両側から中
央部方向Eに押圧することにより、吊下げ部13の両端
部14、14がその鉛直面内の方向Dに撓み、吊下げ部
13の横幅が狭くなり、その力を取り除くことによって
吊下げ部13の横幅が元に戻って広くなるように機能す
る。これによりズボン等をワンタッチで吊り下げること
ができるのである。
【0018】図7は、本願発明の更に他の実施の形態を
図示しており、その(A)がその全体斜視図、その
(B)が吊下げ用フック部11の部分の断面説明図であ
る。この実施の形態に係るハンガー35は、吊下げ部1
3を2個有し、これら吊下げ部13をズボンのそれぞれ
の裾部の内部に挿入してズボンを逆様の状態で支持し、
吊り下げることができるものである。このハンガー35
においては、吊下げ用フック部11がフック36とその
下端部で接続する二股の根本部12、12とから成り、
根本部12が2個設けられている。根本部12、12
は、その上端部で水平の接続部37によって連結され、
それぞれの根本部12は、この接続部37に接続してい
る箇所で回動しうるように形成されている。つまり、根
本部12、12同士はその間の角度を相互に広狭自在に
変更できるように形成されている。より具体的には、接
続部37と根本部12、12を合成樹脂から形成し、接
続部37と根本部12との境界部に折り目38を形成
し、折り目38の内側を肉薄にする(図7(B)参照)
ことにより蝶番式に回動するように形成する。
【0019】それぞれの根本部12の下端部には、横方
向に伸長した吊下げ部13を略直角に設け、吊下げ部1
3の略中央部で根本部12と接続している。吊下げ部1
3の両端部14、14は、上方に湾曲しており、その素
材は合成樹脂からなり適度な可撓性を有しているため、
この吊下げ部13を含む鉛直面内の方向にこの吊下げ部
13が撓むことができる。それぞれの吊下げ部13の両
端部14、14の先端には鋸歯状の歯21を設けてお
り、この歯が吊り下げられるズボン等の裾部の内面で滑
り止めの役目を果たしている。
【0020】更に、それぞれの吊下げ部13において、
その両端部14、14と吊下げ用フック部11の根本部
12とを連結する作動杆15、15が設けられ、この作
動杆15は、その両端側の略水平部16と中央部側の湾
曲部17、17とから形成されている。この非水平部で
ある湾曲部17が作動杆15の作動部となる。これらの
構成部材である、吊下げ用フック部11、吊下げ部13
及び作動杆15は、すべて合成樹脂によって製造するこ
とができる。以上の吊下げ部13及び作動杆15の構成
は、前記図1に示した実施の形態と同様である。
【0021】吊下げ用フック部11は、図7(B)に示
した通り、フック36と根本部12、12側と別体に形
成し、フック36の下方端部を接続部37に設けられた
孔部に連結して形成している。即ち、フック36の下方
端部側に幅広部39を設け、この幅広部39の外径を接
続部37に設けた孔部の内径よりも大きく形成し、フッ
ク36の下方端部を接続部37に設けられた孔部に強制
的に嵌合することによって連結している。これによりフ
ック36の下方端部が接続部37に一旦連結されると、
二度と両者の嵌合が離脱しないようになる。この実施の
形態では、フック36は接続部37に設けられた孔部内
で回動することができる。
【0022】他方、フック36と二股の根本部12、1
2を合成樹脂の一体成形により、一体的に形成すること
も可能であり、この場合には、フック36は回動しない
形態となる。更には、吊下げ用フック部11の両根本部
12、12を別体に形成し、つまり前記のように両根本
部12、12をその上端で接続する接続部37を設けず
に、両根本部12、12を別体に形成して、例えばリン
グ等によって、上記フック36と両根本部12、12と
を相互に連結するようにして、二股の根本部12、12
を有する吊下げ用フック部11として形成することもで
きる。
【0023】図7に図示した形態のハンガー35の使用
に際しては、前記実施の諸形態と異なり、まず一方の吊
下げ部13の作動部となる湾曲部17を手で両側から中
央部方向に押圧して、吊下げ部13を湾曲させて、その
横幅を狭くした状態で、ズボンの一方の裾の内部に挿入
し、その後押圧を解除することによって吊下げ部13の
湾曲が元の状態に戻りつつズボンの裾の内側を拡張し、
支持することができ、同様にして他方の吊下げ部13を
ズボンの他方の裾の内部に挿入して、これを支持するこ
とができ、これによってズボンの両側の裾を支持して、
ズボンの裾を上にした状態で吊り下げることができるの
である。尚、この図7に図示した形態のハンガー35に
おいては、その吊下げ部13及びその作動杆15の形態
の変更例として、前記の諸実施形態において示した全て
の吊下げ部及び作動杆の諸形態をそのまま利用すること
ができ、更には後に説明する図8に示した形態をもその
まま利用することができる。また、この実施の形態にお
いても、吊下げ用フック部11の根本部12の下方端部
と吊下げ部13とが接続していなくとも実施可能であ
る。
【0024】以上、本願発明の実施の形態について説明
したが、本願発明においては次のように種々実施形態の
変更をすることができる。吊下げ部13は、湾曲棒状の
ものを使用しているが、その厚みや幅は全く自由であ
り、その鉛直面内の方向に可撓性を保持しうるものであ
ればよく、また湾曲の向きも上向き或いは下向き何れで
もよく、その曲率も全く自由である。吊下げ部13は、
吊下げ用フック部11の根本部12の下方端部で接続し
ているが、根本部12の下方端部でなく、多少その上部
で接続されていてもよい。つまり、根本部12の下方端
部が吊下げ部13の下方にまで突き出た状態に形成され
たものであっても何ら支障なく実施することができる。
また、吊下げ部13は、その両端部14、14が湾曲し
ているものに限らず、その両端側で角度をもって折曲さ
れたものであってもよい。作動杆15の太さも、その非
水平部である作動部への押圧により、吊下げ部13の撓
みを可能にする程度のものであればよく、自由に決定す
ることができる。
【0025】作動部となる非水平部の形状もU字形状、
逆U字形状、台形形状、逆台形形状、V字形状、逆V字
形状、或いは矩形形状等自由に設計することができる。
要は非水平部を押圧することにより略水平部16、16
が中央部方向に移行する形状のものであればどの様な形
状のものでもよい。上記実施の形態においては、そのほ
とんどが合成樹脂を使用した一体成形により製造されて
いたが、作動杆15を適宜弾性を有する金属によって形
成してもよいし、或いはその全体を弾性を有する金属の
線材によって形成することもできる。吊下げ用フック部
11の根本部12に更に他のハンガーを吊り下げるため
の補助フック部を付加して設けてもよい。これにより1
つのハンガーに更に他のハンガーを吊り下げることがで
き、或いは補助フック部を付加したハンガーの幾つかを
使用して、縦方向にに一列に順次幾つかのハンガーを連
続的に吊り下げることができる。
【0026】更に、上記の実施形態においては、作動杆
15が吊下げ用フック部11の根本部12と吊下げ部1
3の両端部14、14を連結し、或いは、吊下げ部13
の両端部14、14を直接連結していたが、この作動杆
15は、必ずしもこのように吊下げ用フック部11の根
本部12と吊下げ部13の両端部14、14を連結して
いなくともよく、或いは、吊下げ部13の両端部14、
14同士を直接連結していなくともよい。即ち、作動杆
15は、その両端部のみが吊下げ部13の両端部14、
14に連結していればよく、その中央部が吊下げ用フッ
ク部11の根本部12に連結していなくとも、或いはそ
の中央部で相互に連結していなくともよく、2本の作動
杆15、15が吊下げ部13の両端部14、14からそ
の中央部側に伸長したものとして構成し、これら2本の
略水平な作動杆15、15を中央部方向に移行できる構
造とし、これら2本の作動杆15、15をその中央部方
向に移行させるうる作動部をこれら2本の作動杆15、
15の中央部側に設ければよい。このようにして、この
作動部を作動させ、2本の作動杆15、15を中央部方
向に相互に移行させることによって吊下げ部13の両端
部14、14を撓ませ、湾曲させることもできるのであ
る。
【0027】即ち具体的な形態としては、図8の実施の
形態の概略図に示した通り、図8(A)に示したハンガ
ー45においては、2本の作動杆15、15を両端部を
折曲した棒状の吊下げ部13の両端部14、14からそ
れぞれ中央部方向に略水平に延設し、この2本の作動杆
15、15のそれぞれの適宜中央位置に更に上方に延長
する摘み杆40、41を延設する。ここで、左側の作動
杆15の摘み杆40は中央部左側に配置させ、右側の作
動杆15の摘み杆41は中央部右側に配置させる。これ
ら2本の摘み杆40、41を両側から中央に向かって押
圧することにより、2本の作動杆15、15はそれぞれ
中央部側に引き寄せられる。その結果吊下げ部13の両
端部14、14が撓み、湾曲して、その横幅を狭くする
ことができるのである。そして、その押圧を解除するこ
とにより、吊下げ部13の横幅は、元の状態に戻ろうと
して広くなり、この吊下げ部13の横幅の変更によりズ
ボン等の腰部をその内側から支持し、吊り下げることが
できるのである。
【0028】更に、より単純な形態としては、図8
(B)に図示したハンガー46のように、2本の作動杆
15、15を両端部を折曲した棒状の吊下げ部13の両
端部14、14からそれぞれ中央部方向に略水平に延設
し、これら2本の作動杆15、15のそれぞれの中央部
側端部に適宜間隔を保持し、この中央部側端部のそれぞ
れに手の指を挿入することのできる摘みリング42、4
2を設けて構成することもできる。これにより両方の摘
みリング42、42に指を挿入して、例えば一方の摘み
リング42に親指を、他方の摘みリング42に人指し指
と中指を挿入して、中央部方向に相互に力を加えること
により吊下げ部13を湾曲させることができるのであ
る。このように作動杆15は、1本の連続したものでな
くともよく、また、吊下げ部13の両端部14、14と
吊下げ用フック部11の根本部12とを連結するもので
なくとも実施することが可能なのである。
【0029】
【発明の効果】本願発明は、以下の効果を有する。本願
発明の第1及び第2のものにおいては、作動杆の両端部
側をその中央部側に引き寄せることによりワンタッチで
吊下げ部を湾曲させ、その横幅を狭くでき、そして吊下
げ部を元の状態に戻すようにしてその横幅を広くするこ
とによってズボン等を吊り下げることができるため、ワ
ンタッチでズボン等をこのハンガーに吊り下げることが
できる。また一旦吊り下げられたズボン等は、吊下げ部
の両端部が元の状態に復元しようとして常に外側に拡張
するように作用するため、ズボン等が下方に落下してし
まう恐れが全くない。また、本願発明に係るハンガー
は、合成樹脂を使用して一体成形にて容易に製造するこ
ともでき、安価に大量に生産することができる。そのた
め製品の価格の低減化にも寄与する。
【0030】本願発明の第3のものにおいては、吊下げ
部が2個設けられているため、これら吊下げ部がズボン
等の2本の裾部の内側をそれぞれワンタッチで支持する
ことができ、簡単にズボン等を逆様の状態で吊り下げる
ことができ、且つ吊り下げられたズボン等が下方に落下
してしまう恐れも全くない。また上記の発明と同様、こ
の発明においても合成樹脂を使用して一体成形にて製造
することができ、安価に大量に生産することができる。
そのため製品の価格の低減化にも寄与しうるものであ
る。以上、本願発明は、多大な効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るハンガーの第1の実施形態を示
す正面説明図である。
【図2】本願発明に係るハンガーの他の実施の形態を示
し、その(A)が正面図、その(B)が側面図である。
【図3】本願発明に係るハンガーの更に他の実施の形態
を示し、その(A)が正面図、その(B)が側面図であ
る。
【図4】本願発明に係るハンガーの更に他の実施の形態
を図示する正面図である。
【図5】図1に示したハンガーによってスカートを吊り
下げた状態の正面説明図である。
【図6】本願発明の更に他の実施形態を示す正面図であ
って、その(A)が作動杆の非水平部(作動部)が上方
に位置するものを示し、その(B)が作動杆の非水平部
(作動部)が下方に位置するものを示している。
【図7】本願発明の更に他の実施の形態を示すもので、
その(A)が全体斜視図、その(B)が吊下げ用フック
部の断面説明図である。
【図8】本願発明の更に他の実施の形態を示す概略図で
あって、作動杆がその中央部分で連続していないものを
示し、その(A)が作動杆の中央部に摘み杆を有するも
の、その(B)が作動杆の中央部に摘みリングを有する
ものを示している。
【符号の説明】
10、20、25、26、30、31、35、45、4
6 ハンガー 11 吊下げ用フック部 12 根本部 13 吊下げ部 14 端部 15 作動杆 16 略水平部 17 湾曲部 18 傾斜部 19 連結部 40、41 摘み杆 42 摘みリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47G 25/48 A47G 25/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズボン又はスカート等を吊り下げるための
    横手方向に伸長する長尺状の吊下げ部(13)と、 この吊下げ部(13)の略中央部から上方に延長する吊下げ
    用フック部(11)と、 吊下げ部(13)をその鉛直面内の方向に撓ませるための作
    動杆(15)とから成り、この作動杆(15)は、その両端部側
    の略水平部と、その中央部側に位置する非水平部からな
    る作動部とから成り、 略水平部の両端部が吊下げ部(13)の両端部(14)(14)に連
    結され、中央部側に位置する作動部を両側から中央方向
    に押圧することにより、作動杆(15)の両端部がその中央
    部側に引き寄せられるのに追従して吊下げ部(13)がその
    鉛直面内の方向に撓むことができ、 これにより吊下げ部(13)の横幅が広狭自在に変更され、
    吊下げ部(13)の両端部(14)(14)がズボン又はスカート等
    の腰部の内側を支持し、吊り下げることができるズボ
    ン、スカート等用ハンガー。
  2. 【請求項2】吊下げ用フック部(11)の根本部(12)が吊下
    げ部(13)と分離していることを特徴とする請求項1に記
    載のズボン、スカート等用ハンガー。
  3. 【請求項3】根本部(12)(12)が二股に分岐された吊下げ
    用フック部(11)と、 これら二股の根本部(12)(12)のそれぞれの下端部側に接
    続し、横手方向に伸長する長尺状の吊下げ部(13)と、 この吊下げ部(13)をその鉛直面内の方向に撓ませるため
    の作動杆(15)とから成り、 この作動杆(15)は、その両端部側の略水平部と、その中
    央部側に位置する非水平部からなる作動部とから成り、 略水平部の両端部が吊下げ部(13)の両端部(14)(14)に連
    結され、中央部側に位置する作動部を両側から中央方向
    に押圧することにより、作動杆(15)の両端部がその中央
    部側に引き寄せられるのに追従して吊下げ部(13)がその
    鉛直面内の方向に撓むことができ、 これにより吊下げ部(13)の横幅が広狭自在に変更され、
    それぞれの吊下げ部(13)の両端部(14)(14)がズボン等の
    裾部の内側を支持し、吊り下げることができるズボン、
    スカート等用ハンガー。
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