JP2967458B2 - ボルト軸部曲がり検出装置 - Google Patents

ボルト軸部曲がり検出装置

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JP2967458B2
JP2967458B2 JP31395094A JP31395094A JP2967458B2 JP 2967458 B2 JP2967458 B2 JP 2967458B2 JP 31395094 A JP31395094 A JP 31395094A JP 31395094 A JP31395094 A JP 31395094A JP 2967458 B2 JP2967458 B2 JP 2967458B2
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則男 水野
春義 村上
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルト軸部にねじが加
工された通常のボルトにあって特に軸部の長い特殊もの
に製造途中で曲がりが発生する事がある。この曲がりが
発生した不良ボルトを製造後、包装前に自動的に選別す
るボルト軸部曲がり検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一例としてM5×80位のボルトを製造
する場合について説明する。圧造・転造等では特に問題
が出ないのであるが自動的に熱処理する場合では数万本
単位で行う場合が多い。この場合、大量生産であるの
で、一本一本ボルトを整列させる訳には行かずボルトが
クロス状に重なる場合がある。870℃で焼入れした場
合柔らかくなって多量のクロス状に重なった重さで、ボ
ルト軸部に曲がりが生じる場合がある。勿論、熱処理だ
けに限らず圧造・転造の場合にも製造不良で軸部に曲が
りが生ずるものがある。現在の業界の実状では一本でも
不良品があるとそのロットで製造したボルトすべてが返
品され、一本一本手作業で選別しているのが実態であ
る。従来の方法によるボルトの軸部の曲がり検査方法は
図5・図6の様なものである。ボルトを一本づつVブロ
ックに乗せて、ボルトの頭部付近と先端付近の2個所で
支持するようにし、ダイヤルゲージの接触子の先端をそ
の軸部の最大ふれ部分に接触させ、ボルトを手で回転さ
せる。そのときの測定値の最大値と最小値の差を軸部の
曲がりとし、その値が許容限度内おさまっているかを人
間が判定している。この方法では、最大湾曲部の頂点の
位置が正確にどこにあるかを目視で見つけ、そこにダイ
ヤルゲージを接触させないと正確な測定はできないが、
それを行うことは至難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に従来のボルトの
軸部の曲がり検査方法には以下の問題点があった。 (1)手作業で行うため、作業性が悪く測定物の数量が
数万本になると全数検査をする場合に膨大な時間と人を
要する。 (2)手作業で行うため、個人による測定誤差が発生す
る。 (3)従来の測定方法ではダイヤルゲージをその軸部の
最大ふれ部分に目見当であてがい、ボルトを手で回転さ
せるため、正確な曲がりの最大値を知る事が出来ない。
【0004】本発明の主目的は、大量生産されるボルト
を自動的に検査し、選別に要する時間及び労力を大幅に
削減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のボルトの軸部の曲がり不良検出装置におい
ては以下のような手段をとることとした。ボルトの軸部
の曲がりを検出するために、片側にねじ転造用の転造ダ
イスを使用し、他方に移動するベルトを使用し、そのベ
ルトを転造ダイスの方へ鉄板を介して押し出すようにす
る。その間にボルトを噛み込ませてベルトを一方方向へ
移動させるとボルトは回転する。
【0006】一般にボルトのねじ部は転造で加工されて
おり、この部分はほとんど曲がりもないので、この部分
を曲がりの基準とすることにより精度の高い回転が実現
できる。これによりボルトはねじ部をだけをつかまれた
状態になり、このままベルトを移動させるとボルトはね
じ部を基準としてその上の部分だけの変形が振れとなっ
て現れ、振れの程度はねじ部から最も遠いボルトの頭部
付近が最大となる。
【0007】頭部に近い軸部(首下部)に接触子に接触
したかどうかを検出する少なくとも1個のタッチセンサ
を振れが許容限度を超えるとボルト軸部に接触するよう
に設置する。ただし、タッチセンサの接触子はボルトの
進行方向に向かって平行にボルトが1回転したときの移
動長さ以上の長さに渡り設置する。仮に接触子の長さが
それ以下であると接触子がない位置で最大の振れが発生
しても検出できないことになり当初の性能が発揮できな
くなる。タッチセンサは1個でも機能的に十分であるが
図に示すように2個つけると二重にチェックができる事
になり好ましい。
【0008】
【作用】上記のように構成された装置に通常のねじ転造
に用いるパーツフィーダより供給シュートを介して自動
的にボルトを挿入するとベルトの動きに合わせて検出部
を通過し途中に設置されたタッチセンサの接触子とボル
トの接触の有無により曲がりが検出され検出部分から排
出される。その接触に対応して制御回路を通じて自動的
に良品と不良品に判別する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を添付図面について説明す
る。図1・図2・図3・図4において検出装置本体1内
に設けられたホルダ2b内面にねじ転造用ダイス2aを
固定し、その転造ダイス2aに対向して本体1内に長手
方向に一方方向に移動するベルト3とそれを転造ダイス
2aに向かって押し出す押し出し板4を置く。押し出し
板4はシャフト8により支持され、ばね5の伸張力によ
り押し出されるが、ワッシャー7とナット9a,9bに
よりボルト11が転造用ダイス2aとベルト3の間に容
易に噛み込むように適正な位置にとどまるようにする。
その位置の調整はナット9a,9bにより行う。
【0010】次に図4においてボルト11はねじ転造に
通常用いられているパーツフィーダより自動的に供給シ
ュート12a,12bを通り供給される。ベルト3はガ
イドローラ13a,13bと駆動ローラ20で支持され
ており、駆動ローラ20を駆動ベルト19を介してモー
タ18が回転することにより矢印で示す方向に移動す
る。
【0011】図2のようにボルト11がダイス2aとベ
ルト3の間に噛み込み、ベルト3の矢印▲A▼で示す移
動方向に合わせてボルトは矢印の方向に回転しながら矢
印▲B▼の方向に移動する。この時ボルト11の軸部と
頭部はその軸部が曲がっていると図1の破線で示すよう
な動きをするが、その途中にタッチセンサ10a,10
bを設置しておき、その接触子の位置をボルト11の曲
がりの許容寸法を越えたときに接触するように調整す
る。また、その接触子21,22の長さはボルト11の
軸部周長以上の長さ、つまりボルト11が1回転したと
きに移動する長さ以上にしておく。その理由は、仮に接
触子21,22の長さが前述の長さよりも短い場合には
接触子のない所に最も曲がった部分がきた場合に、その
状況をタッチセンサ10a,10bが感知しないため不
良品が良品のなかに混入してしまい当初の目的を達成で
きなくなるためである。タッチセンサは10aの1個だ
けでも機能的に十分であるが10bを追加して2個にす
ると二重のチェックになり好ましい。
【0012】このようにしてボルト11が移動してゆ
き、最終的にダイス2aとベルト3の間からはなれて、
図4の排出シュート14a,14bの間を通りシャッタ
15で選別され、良品の場合は良品排出シュート16
へ、不良品の場合は不良品排出シュート17へ排出され
る。
【0013】
【発明の効果】ねじを転造する時に用いるパーツフィー
ダよりねじを供給シュートを介して固定した転造ダイス
と移動するベルトの間に供給する。固定されたダイスと
移動ベルトでねじ部をつかんでボルトを回転させる事に
より、ボルト軸部に生じた曲がりが頭部に近い軸部(首
下部)で拡大された振れとして現れるので、この振れを
少なくとも1個の接触子を有するタッチセンサで検出す
る事によりボルト軸部の曲がりを検出する。ダイスとベ
ルトの間から離れて排出シュートの間を通る。通常は良
品が殆どであり、良品排出シュートへ流れる。不良品が
あるとタッチセンサで検出された後、シャッタを閉じ、
不良品排出シュートへ排出される。ゆっくりしたスピー
ドであるので、不良品は確実に不良品排出シュートへ排
出される。このように、特に軸部の長い大量のボルトを
自動的に高精度に検査選別する事ができ、従来一本一本
人間が選別していたのに比べ労力・時間共飛躍的に短縮
でき格別の効果を奏する。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の検出部分の立面図を示す。
【図2】本発明装置の検出部分の平面図で、ボルトを転
造ダイスとベルトの間に噛み込ませ、ベルトが矢印▲A
▼で示す方向に移動し、それに合わせてボルトが矢印▲
A▼で示す方向に回転しながら同じ方向に進み、タッチ
センサに接近する状態を示す。破線で示した部分はボル
トの移動中の曲がりによる挙動を示す。
【図3】本発明装置の全体の立面図を示す。
【図4】本発明装置の全体の平面図で、ボルトを転造ダ
イスとベルトの間に噛み込ませ、ベルトが矢印で示す方
向に移動し、それに合わせてボルトが矢印で示す方向に
回転しながら同じ方向に進み、タッチセンサに接近する
状態を示す。
【図5】従来のボルトの曲がり検出部分の正面図でVブ
ロックでボルトの頭部付近の軸部と先端部の2個所を支
持し、上方より曲がりを測定するダイヤルゲージをボル
トの軸部に接触させている状態を示す。破線で示した部
分はボルトを回転させた場合の曲がりによる挙動とダイ
ヤルゲージの接触子先端の挙動を示す。
【図6】図5の側面図を示す。
【図7】本発明装置の制御回路のブロック図を示す。タ
ッチセンサ2個の図である。タッチセンサ1個の場合は
入力信号有接点変換回路を外せばよい。
【符号の説明】
1 検出装置本体 2a 転造ダイス 2b ホルダ 3 ベルト 4 押し出し板 5 ばね 6 固定板 7 ワッシャー 8 シャフト 9a,9b ナット 10a,10b タッチセンサ 11 ボルト 12a,12b 供給シュート 13a,13b ガイドローラ 14a,14b 排出シュート 15 シャッタ 16 良品排出シュート 17 不良品排出シュート 18 モータ 19 駆動ベルト 20 駆動ローラ 21 接触子 22 接触子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトのねじ部を案内する固定されたね
    じ転造用ダイスと、このダイスにねじ部を押圧して回転
    させるベルトと、このベルトをねじに押圧する押圧力調
    整装置と、ねじ部を案内回転することによりボルト軸部
    上部に生じた振れを検出する接触子を備えている少なく
    とも1個のタッチセンサと、ボルト不良品の検出により
    良品との排出通路を切り換える切り換え機構を具備した
    ボルト軸部曲がり検出装置。
JP31395094A 1994-11-11 1994-11-11 ボルト軸部曲がり検出装置 Expired - Fee Related JP2967458B2 (ja)

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