JP2967078B1 - 3次元復元方法 - Google Patents

3次元復元方法

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JP2967078B1 JP10145866A JP14586698A JP2967078B1 JP 2967078 B1 JP2967078 B1 JP 2967078B1 JP 10145866 A JP10145866 A JP 10145866A JP 14586698 A JP14586698 A JP 14586698A JP 2967078 B1 JP2967078 B1 JP 2967078B1
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敬介 木下
佐藤  淳
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Abstract

【要約】 【課題】 ノイズなどに強く近似精度も良好で3次元復
元に適した擬似透視カメラモデルを生成する。 【解決手段】 カメラの中心Oと3次元空間中の点Xと
を結ぶ直線と画像面との交点xP にXの画像を投影する
透視変換カメラモデルと、この透視変換カメラモデルの
線形近似モデルである弱透視変換カメラモデルとの間の
中間的性質を用いて擬似透視カメラモデルを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は3次元復元方法
関し、特に、擬似透視カメラモデルを用いて3次元形状
を復元するような3次元復元方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラは3次元空間を画像という2次元
平面に投影できる唯一の装置である。3次元空間と画像
の間の投影の関係を記述するモデルはカメラモデルと呼
ばれる。カメラモデルは、射影幾何学に基づいて透視変
換カメラモデル,アフィンカメラモデル,弱透視変換カ
メラモデル,正射変換カメラモデルなどに分類される。
【0003】図6は透視変換モデルを説明するための図
である。図6において、3次元空間中の点Xは点xp
投影される。これはカメラ中心Oと3次元空間中の点X
を結ぶ直線と画像面(Z=f)との交点である。正射変
換カメラモデルでは、3次元空間中の点Xは画像面の点
o に投影される。点xo は、3次元空間中の点Xから
光軸(カメラ座標系でZ軸)と平行に直線を延ばしたと
きの画像面との交点である。これらの中間的な投影モデ
ルとして弱透視変換カメラモデルがある。これは、3次
元空間中の点Xを一旦光軸に垂直な平面(Z=ZC )に
平行投影した後、画像面に透視変換カメラモデルで投影
するものである。弱透視変換カメラモデルや正射変換カ
メラモデルでは、すべての点の奥行き情報がZC になっ
たのと等価である。弱透視変換カメラモデルより少し複
雑なカメラモデルとして平行透視(パラ・パースペクテ
ィブ)変換カメラモデルがある。これはZC 平面に光軸
に平行に投影するのではなく、ある参照点の投影線と平
行に投影するものである。
【0004】3次元空間中の点とその画像面への投影像
をそれぞれ斉次座標x# ,X# で表わすと、今まで挙げ
たカメラモデルの投影の関係はすべて次のような簡潔な
表現となる。
【0005】
【数1】
【0006】上述の式においてPは投影行列と呼ばれ、
3×4の行列である。最も一般的な投影行列は射影変換
カメラモデルの場合である。行列の各要素は、定数倍の
不定性を残して任意に設定できる。しかし、透視変換カ
メラモデルでは、次式のように分解できなくてはならな
い。
【0007】
【数2】
【0008】ここで、Aはカメラの内部パラメータを示
し、PP は透視変換の投影行列を示し、Dはカメラの位
置tと姿勢Rを表わしている。また、fu ,fv は焦点
距離を示し、u0 ,v0 は光軸と画像面との交点(画像
中心)の座標を示している。
【0009】これに対して、正射変換カメラおよび弱透
視変換カメラモデルを含むアフィンカメラモデルでは、
上述の式のPの第3行、第1列から第3列までが0にな
り、それゆえに3次元空間から画像面への投影がユーク
リッド座標系で線形な関係で結ばれる。
【0010】
【数3】
【0011】これは、奥行き情報Zが点XのX,Y,Z
成分に依存しないということである。逆にいうと、すべ
ての点のZ成分が一定とみなすようなカメラモデルであ
る。一般に、アフィンカメラモデルを用いたアプリケー
ション(3次元復元,画像生成など)では、第3行が第
1列から第3列まで0になるという性質を有効に使うた
め、この部分を予め消去し、次元を落とした関係式を使
うことが多い。すると、透視変換カメラモデルとアフィ
ンカメラモデルでは、モデルの「形」が変わってしまう
ことになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】現実のカメラを考える
と、広角レンズ(短い焦点距離)で撮影しているとき
は、透視変換カメラでモデル化するのが適切であるとい
える。広い範囲を撮影するので、対象の形状の奥行き方
向の変化が、対象までの距離に比べて大きくなり、透視
変換による影響が大きくなるからである。この場合、3
次元空間中の平行線は、画像上では平行にならず、消失
点で交わることになる。ところが、望遠レンズ(長い焦
点距離)で撮影すると、視野が狭くなり、対象の奥行き
方向の変化は、対象までの距離に比べて十分に小さいと
仮定できる。それゆえに、アフインカメラモデルの一種
である弱透視変換カメラモデルを採用する方が適切であ
る。
【0013】注意しなくてはいけないのは、3次元空間
の特定の点に注目するならば、焦点距離を変えるだけで
はカメラモデルの変化は必要ないということである。カ
メラと対象の間の距離を変化させて、初めてカメラモデ
ルの変化が意味を持つ。しかし、対象の形状が局所的に
滑らかであるという、一般的な仮定の下では焦点距離が
長くなると、視野が小さくなり、視野内の対象の3次元
形状の奥行き方向の変位が対象までの距離に比較して小
さくなるので、焦点距離を変えるだけでもカメラモデル
を変化させることに意味が出てくる。
【0014】それゆえに、この発明の主たる目的は、透
視変換カメラモデルと弱透視変換カメラモデルの中間的
な性質を持つ擬似透視カメラモデルを用いて3次元形状
を復元するような3次元復元方法を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は3
次元空間の対象をカメラで撮影する場合の擬似透視カメ
ラモデルの生成方法であって、カメラの中心Oと3次元
空間中の点Xとを結ぶ直線と画像面との交点xp に3次
元空間中の点Xの画像を投影する透視変換カメラモデル
と、透視変換カメラモデルの線形近似モデルであり、3
次元空間中の点Xを光軸に垂直な平面に平行投影した
後、画像面に透視変換により投影する弱透視変換カメラ
モデルとの間の中間的性質を用いて擬似透視カメラモデ
ルを生成し、ステレオカメラで撮影された画像データに
対して、擬似透視カメラモデルを用いて3次元復元を行
なう。
【0016】請求項2に係る発明では、請求項1の擬似
透視カメラモデルは、弱透視変換カメラモデルの光軸に
垂直な平面に平行投影した点と、透視変換カメラモデル
の3次元空間中の点Xとの間をα:1−αで内分する点
Q を透視変換で投影して生成する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態にお
ける擬似透視カメラモデルを示す図である。
【0018】図1において、前述の図6と同様にして、
3次元空間中の点Xは透視変換カメラモデルでは画像面
(Z=f)の点xp に投影され、弱透視変換カメラモデ
ルでは点Xが、一旦平面(Z=ZC )に光軸と平行に点
C に投影され、その後、画像面上の点xw に投影され
る。この発明の一実施形態においては、透視変換カメラ
モデルと弱透視変換カメラモデルの中間的な性質を持つ
擬似透視変換カメラモデルを提案する。擬似透視カメラ
モデルによる投影点xQ は、点XC と点Xの間をα:1
−αで内分する点XQ を透視変換カメラモデルで投影し
たものである。3次元射影空間P3 の点をXとする。提
案する擬似透視カメラモデルとは、点X C とXを内分す
る点を透視変換するモデルである。つまり、直線XC
上の点を画像に透視変換したものであり、sをパラメー
タとして次式で示される。
【0019】
【数4】
【0020】その投影点をxQ とすると、次式で示され
る。
【0021】
【数5】
【0022】図1に示すように、xW は弱透視変換カメ
ラモデルの投影像であり、xp は透視変換カメラモデル
の投影像である。明らかに、xQ は画像上で直線xW
P 上にあり、sを0から∞まで変化させることでxQ
W からxP まで連続的に移動する。
【0023】ここで、ユークリッド座標系を付与する。
カメラ座標系で、点Xの座標をX#〜(X,Y,Z,
1)とすると、X# C 〜(X,Y,ZC ,1)である。
ゆえに、X# Q は次式で示される。
【0024】
【数6】
【0025】今、α≡s/(1+s)とするならば、x
# Q は次式で示される。
【0026】
【数7】
【0027】s→0,s→∞に対して、α→0,α→1
が対応している。XQ のZ座標に注目すると、Z=αZ
+(1−α)ZC となっており、この点はユークリッド
空間で点XC とXをα:1−αに内分する点であること
がわかる。また、XQ がXCとXを内分するのと同じ比
率でxQ はxW とxP を内分している。αはカメラモデ
ルの近似の度合いを表わしているとも言えるし、カメラ
モデルの非線形性を表わす1つの指標にもなっている。
α=0のときは、弱透視変換カメラモデル、つまり線形
なカメラモデルを表わし、α=1のときは透視変換カメ
ラモデル、つまり正確なカメラモデルを表わしているか
らである。
【0028】このように、2つのパラメータαとZC
カメラモデルを弱透視変換カメラモデルから透視変換カ
メラモデルまで連続的に調整できる。また、その性質は
両者の中間的なものになるはずである。
【0029】図2は擬似透視カメラモデルと既存のカメ
ラモデルの間の包含関係を示す図である。
【0030】前述の式で表わされたカメラモデルは、α
を0あるいは1にすることで透視変換カメラモデルも弱
透視変換カメラモデルも両方表現することができる。ア
フィンカメラモデルとの関係では、PQ の最下位行が必
ずしも(0,0,0,*)とならないので、アフィンカ
メラより複雑なカメラモデルを表現できる。しかし、必
ずしもアフィンカメラを包含しているとは言えない。ゆ
えに、カメラモデル間の包含関係は図2に示すようにな
る。
【0031】次に、カメラが2台あった場合のそれぞれ
の画像の間の関係について説明する。ここで1台目のカ
メラをC,2台目をC′と呼ぶことにする。カメラCの
座標系に対するカメラC′の外部パラメータをDとする
と、Dは回転と並進を表わし、次式で示される。
【0032】
【数8】
【0033】擬似透視カメラモデルの投影式は次の数9
で示される。
【0034】
【数9】
【0035】ただし、ここでは、a≡α,b≡(1−
α)ZC とおいて、PQ は次式で表わす。
【0036】
【数10】
【0037】PQ p=0を生み出すのは、PV Q
(0,0,b,a)T であり、また、PQの擬似逆行列
は次式となることは容易にわかる。
【0038】
【数11】
【0039】カメラC′で数9に対応するのは、次式で
ある。
【0040】
【数12】
【0041】この場合、エピポールe′と基礎行列FQ
をそれぞれ計算すると次の数13および数14となる。
【0042】
【数13】
【0043】
【数14】
【0044】もちろん、エピポールと基礎行列は、
(a,b,a′,b′)=(1,*,1,*)の場合
は、透視変換カメラモデルの場合と一致し、(a,b,
a′,b′)=(0,ZC ,0,Z′C )の場合は、弱
透視変換カメラモデルと一致する。
【0045】図3は擬似透視カメラモデルによる3次元
復元方法を説明するための図であり、点Xの投影点
P ,x′P から点XQQを復元する状態を示す。ここ
で、擬似透視カメラモデルを使い、ステレオカメラから
の3次元復元方法について説明する。基礎行列,エピポ
ールがそれぞれ前述の数13および数14のように導出
される擬似透視カメラモデルは、射影変換カメラモデル
の枠組みに包含される存在であるので、従来からの射影
変換カメラモデルによる3次元復元方法をそのまま適用
することもできる。しかし、ここでは、幾何学的な意味
を考えながら、3次元復元方法を導出する。
【0046】実際のカメラでは図3に示すように、点X
は透視変換カメラモデルで画像上点xP ,x′P に投影
される。擬似透視カメラモデルを使って、このxP
x′Pから元の3次元位置を推定する。
【0047】まず、カメラCを考え、xP を3次元空間
に逆投影する。もし、カメラCを透視変換カメラモデル
でモデル化したならば、xP はC,xP ,XC を通る半
直線CXP に逆投影される。もちろん、元の点Xはこの
直線上に乗る。カメラCを弱透視変換カメラモデルでモ
デル化した場合、xP はXC を通り、光軸に平行な直線
C W に逆投影される。擬似透視カメラモデルでモデ
ル化した場合は、XCを通る直線XC Q に逆投影され
る。XC Q 上の点からZ=ZC 平面に垂線をおろす
と、この直線は直線CXP によってα:1−αに内分さ
れる。カメラCのカメラモデルを変化させることで、X
C P ,XC Q ,XC W という異なる直線上の点に
逆投影される。カメラC′についても同様のことがいえ
る。
【0048】点Xの3次元復元とは、これらの直線の交
点を求めることである。C,C′に透視変換カメラモデ
ルを採用すると、元の位置Xが復元される。弱透視変換
カメラモデルであると仮定したならば、元の位置Xとは
異なるXWWの位置が復元される。また、擬似透視カメラ
モデルでは、XQQの位置が復元されることになる。X QQ
は、透視変換カメラモデルと弱透視変換カメラモデルに
よる3次元復元位置の中間の領域である図3の網かけの
部分に存在する。この領域内のどこに復元されるかは、
α,Zc ,α′,Z′c という各カメラごとに2つのパ
ラメータで指定できる。逆に、各パラメータを調整する
ことで、領域内の任意の位置を復元できる。
【0049】擬似透視カメラモデルによる逆投影線XC
Q ,X′C X′Q の方向ベクトルを、それぞれw,
w′とする。カメラCでの逆投影は次の数15で表わさ
れる。
【0050】
【数15】
【0051】ただし、XQ ,XC は点XC ,XQ のユー
クリッド座標であり、それぞれ次式で表わされる。
【0052】
【数16】
【0053】また、sは奥行きに対応するパラメータで
ある。カメラC′では、カメラC′の座標系で次の数1
7となる。
【0054】
【数17】
【0055】もし、カメラ同士の相対位置Dが得られて
いるならば、 X′Q =RXQ +t に数15および数17を代入して、s,s′に関して解
けば、XQQの位置を決定できる。未知数はs,s′の2
つであり、拘束条件は3つあるので解くことができる。
【0056】図4はαを変化させた場合の点XQQの位置
を示す図である。上述のカメラモデルによって3次元復
元を行なうと、図4に示すように、連続的にXWWからX
までαというパラメータに従って移動する。別の見方を
すると、このカメラモデルは、カメラをZ=ZC 平面上
の点XC の位置まで前方に移動させ、焦点距離を1/
(1−α)倍した透視変換カメラモデルで対象を撮影し
ていることと等価であることがわかる。したがって、透
視変換カメラモデルによりノイズの影響を受けにくく、
対象の形状をより正確に復元できる。
【0057】ここで提案しているカメラモデルは、α,
C というパラメータで弱透視変換から透視変換カメラ
モデルまで連続的に変化させることができる。しかも、
物理的,幾何学的な関係が明白であり、容易に意味づけ
できる点が特徴である。
【0058】図5は実画像を使用して3次元復元実験を
行なった結果を示す図である。擬似透視カメラモデルが
透視変換カメラと弱透視変換カメラとの間の中間的な性
質をもっていることを確かめるために、透視変換カメラ
と弱透視変換カメラと擬似透視カメラの3種類のカメラ
モデルにより3次元形状の復元を行なって結果を比較す
る。ステレオカメラは前もって校正済みのものを使用し
た。すなわち、A,A′,R,tは既知である。このス
テレオカメラによって得られた画像を図5(a),
(b)に示す。この2枚の画像により、まず透視変換カ
メラを仮定して3次元復元を行なった結果が図5(c)
の破線である。元々平行であった線同士がほぼ平行に復
元されていることがわかる。次に、アフィンカメラを仮
定して復元を行なった結果を図5(c)の一点鎖線によ
り示す。平行な線同士が平行には復元されず、元の3次
元形状が正確には復元されていない。
【0059】これらに対して、提案した擬似透視カメラ
を仮定して復元を行なった結果を図5(c)の実線によ
り示す。この実験では、2つのカメラともα=0.5と
した。また、ZC およびZ′C はそれぞれのカメラから
画像中のモニタの左下角までの距離とした。擬似透視カ
メラによる復元結果が透視変換カメラによるものと弱透
視変換カメラによるものとの間の中間的なものとなって
いることがわかる。また、これらの復元結果をそれぞれ
のカメラモデルにより画像に再投影した結果を図5
(a)の破線,一点鎖線,実線により示す。再投影した
結果においても擬似透視カメラによるものが他の2つの
カメラの中間的となっていることがわかる。すなわち、
擬似透視カメラモデルは弱透視カメラモデルよりも透視
変換カメラに近い正確な復元を行なうことができる。ま
た、先に述べたとおり、擬似透視カメラモデルによる復
元は透視変換カメラによる復元と比較してノイズの影響
を受けにくいという特徴もある。
【0060】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、透視
変換カメラモデルとその線形近似モデルである弱透視変
換カメラモデルとの間の中間的性質を用いて擬似透視カ
メラモデルを生成するようにしたので、透視変換カメラ
モデルで問題になるノイズの影響を小さくでき、弱透視
変換カメラモデルで問題になるモデルの近似誤差を小さ
くできる。さらに、より好ましくは、透視変換カメラモ
デルの3次元空間中の点と弱透視変換カメラモデルの光
軸に垂直な平面に平行投影した点との間のパラメータを
調整することにより、最も適したカメラモデルを得るこ
とができる。そして、提案した擬似透視カメラモデルを
用いることで、より安定したノイズに影響されにくい3
次元復元方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の擬似透視カメラモデル
を説明するための図である。
【図2】擬似透視カメラモデルと既存のカメラモデルの
間の包含関係を示す図である。
【図3】擬似透視カメラモデルによる3次元復元を説明
するための図である。
【図4】αを変化させた場合の点XQQの位置を示す図で
ある。
【図5】実画像を使用して3次元復元実験を行なった結
果を示す図である。
【図6】既存のカメラモデルの画像への投影方法を説明
するための図である。
【符号の説明】
O,C カメラの中心 X 3次元空間中の点 f 焦点距離 ZC 光軸に垂直な仮想的な平面のZ座標
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−231373(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 1/00 G06T 7/00 - 7/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元空間の対象をカメラで撮影する場
    合の擬似透視カメラモデルの生成方法であって、 前記カメラの中心Oと前記3次元空間中の点Xとを結ぶ
    直線と画像面との交点xp に前記3次元空間中の点Xの
    画像を投影する透視変換カメラモデルと、前記透視変換
    カメラモデルの線形近似モデルであり、前記3次元空間
    中の点Xを光軸に垂直な平面に平行投影した後、前記画
    像面に透視変換により投影して生成する弱透視変換カメ
    ラモデルとの間の中間的性質を用いて擬似透視カメラモ
    デルを生成し、ステレオカメラで撮影された画像データ
    に対して、前記擬似透視カメラモデルを用いて3次元復
    元を行なうことを特徴とする、3次元復元方法。
  2. 【請求項2】 前記擬似透視カメラモデルは、前記弱透
    視変換カメラモデルの前記光軸に垂直な平面に平行投影
    した点と、前記透視変換カメラモデルの前記3次元空間
    中の点Xとの間をα:1−αで内分する点XQ を透視変
    換で投影して生成されることを特徴とする、請求項1に
    記載の3次元復元方法。
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