JP2965714B2 - 旅行時間決定方法 - Google Patents

旅行時間決定方法

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JP2965714B2 JP1144091A JP1144091A JP2965714B2 JP 2965714 B2 JP2965714 B2 JP 2965714B2 JP 1144091 A JP1144091 A JP 1144091A JP 1144091 A JP1144091 A JP 1144091A JP 2965714 B2 JP2965714 B2 JP 2965714B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数地点で車両のナン
バープレート番号を認識することにより車両の旅行時間
を決定する車両の旅行時間計測システムにおける旅行時
間決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路の交通渋滞情報を得る方法として、
交通流における旅行時間を計測する方法がある。この種
の旅行時間計測システムは、2台の車両番号認識端末機
を交通流の上流点と下流点とのそれぞれに設け、それぞ
れの車両番号認識端末機で同一の車両番号を認識した場
合にその認識時刻に基づき旅行時間を計測している。上
述の車両番号認識は通常大きな文字である4桁の数字
(車両番号)によるので、同一車両番号の車両が計測区
間内に同時に存在した場合には誤った旅行時間が計測さ
れてしまい計測精度が低下する。図2は、実際に得られ
る個々の走行車両に対する認識時刻の差すなわち旅行時
間の一例を示すグラフであり、それぞれの四角形が1事
象を表している。図からも判るように一郡となったデー
タ群とこれらと離れたデータ(異常値)が混在する。従
って、全てのデータを旅行時間の決定に加味すると得ら
れる旅行時間が正確とはいえずまた時刻ごとに大きく変
動する。この問題点を解決するために各種解決手段が取
られているなかに、通常得られる計測値と掛け離れた値
の計測値(異常データ)を排除して旅行時間を決定する
ことにより計測精度を上げる試みが各種なされている。
【0003】このための従来の旅行時間の決定方法に
は、例えばいわゆる平均値除去法、多数決法、移動平均
法等がある。平均値除去法は、例えば全旅行時間データ
を正5分で平均した数値を求め、その前後例えば40%
の範囲以外のデータを除去し、再度平均化する。しか
し、この方法によるとデータ数が少ない場合には異常で
過大な旅行時間データにより平均値が大きくずれて全デ
ータが異常と見なされて無効となる場合がありこの場合
には旅行時間を決定できない。多数決法は、得られた旅
行時間のデータをその値によりグループ化して記憶し構
成データ数が最も多くなったグループに属する各データ
の算術平均を最終的な旅行時間として決定するものであ
るが、やはり異常値を除去する効果が充分ではない。移
動平均法は、予め基準値を与え、計測値が基準値の一定
範囲内にあれば有効データとし、これ以外は異常データ
とする。そして、この有効データと基準値との平均値を
算出し、この値を次回使用する新しい基準値とし使用し
ていくものである。図7は、この方法により得られた旅
行時間の一例を示すグラフである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の旅行時間決定方法では、1つの旅行時間の算出に当
たり使用するデータの収集のためにかなりの時間にわた
るデータを使用せねばならないために同時性に欠けるも
のがあった。また、異常データの値や出現頻度等の影響
で、充分な除去効果が得られない場合があった。例え
ば、上述の移動平均法では、各車両の速度にはバラツキ
があるため図7のグラフよりみてとれるように得られる
旅行時間の時刻による変動が大きく、妥当な旅行時間を
求めるには結局一定時間内で各データの平均をとらなけ
ればならないし、事故の発生等により急激な旅行時間の
変動に追随できず対応には更に何らかの判定機能が必要
となる。本発明は、以上述べた状況に鑑みてなされたも
ので、即時性に優れておりリアルタイムに近い旅行時間
の算定が行えるとともに、異常データに影響されずでき
るだけ正確な旅行時間を算出する方法の一つを提案する
ことを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の旅行時間算出方法では、車両の交通流の上流
地点及び下流地点にそれぞれ設置され画像処理手段によ
り認識された車両のナンバープレート番号を逐一データ
処理手段に伝送し、下流地点から伝送されたナンバープ
レート番号が事前に上流地点から伝送されたナンバープ
レート番号と一致した場合に両地点での認識時刻差デー
タを求めてこれを処理し旅行時間を決定する車両の旅行
時間計測システムにおける旅行時間決定方法において、
所定の標本化時間内に得られる前記時間差データの個数
が一定値以上の場合にこれら時間差データを値に応じて
所定の値範囲の複数のグループに分類して記憶し、値範
囲の連続する複数個のグループからなるデータ範囲に含
まれるデータ群の合計個数が最多のものを有効データ範
囲とし、この有効データ範囲に含まれるデータの中央値
を前記所定標本化時間の中心時刻における旅行時間とし
て順次決定する
【0006】また、他の方法では更には前記標本化時間
が異なる複数の場合について、上述処理を行い同一時刻
に対応する仮の旅行時間をそれぞれ得て、これらの仮旅
行時間のうち前記標本化時間の一番短いものに対応する
ものを旅行時間として決定する。
【0007】
【作用】上述した方法により、異常データをより適切に
排除するとともに即時性に優れた旅行時間を決定するこ
とができる。また、特に複数の所定時間について行う方
法では得られるデータの少ない場合でも連続性を損なう
ことなく即時性の極力良好な旅行時間を決定することが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を添附図面に沿って詳細に説明
する。図4は、本発明に係る車両の旅行時間計測システ
ムの概略を示すブロック図である。このシステムは、車
両の交通流の上流地点Aに設置された画像処理手段2及
び下流地点Bに設置された同じく画像処理手段3により
認識された例えば車両1の認識されたナンバープレート
番号を逐一データ処理手段4に伝送し、下流地点Bから
伝送された特定のナンバープレート番号が事前に上流地
点Aから伝送され保持されているナンバープレート番号
の何れかと一致した場合にこのナンバープレート番号と
対になる2つの認識時刻の差をデータとして求め当該車
両の旅行時間データとし、得られた複数の旅行時間デー
タを適宜処理して妥当適切な旅行時間を決定するもので
ある。得られた旅行時間は、通行車両の便宜を図るべく
表示されたり、交通の解析のため記録蓄積されたりす
る。上述の認識時刻は画像処理手段によりナンバープレ
ート番号と対として送ってもよく、またデータ処理手段
4にて付与してもよい。
【0009】本発明の方法では、上述の如きシステムを
用い、旅行時間データの処理と旅行時間の決定を、例え
ば図1のフローチャートに示すとともに以下に詳述する
ような過程で行う。即ち、データ処理手段4において
は、画像処理手段2、3より伝送されてくる認識された
ナンバープレート番号等に基づき旅行時間データを算出
してこれを順次記憶蓄積するのと並行して、例えば一分
間隔で次の様な処理を行う。なお、図3はこの過程に係
る説明図である。一分間隔の時刻(t1、t2、…、
…)に、先ず設定(S1)された標本化時間T(例えば
4分、6分、8分とする)の間に得られた旅行時間デー
タ(時間差データ)についてその個数が一定値(例えば
8とする)以上であるかを判別する(S2)。一定値以
下の場合には旅行時間は未決定(未決)とする(S
3)。時間差データの個数が一定値以上である場合に
は、これらの値に応じて所定の値の範囲毎の複数のグル
ープ(G1〜G10)に分類する(S4)。この範囲は
例えば時間差200秒の幅で設定する(図2参照)。次
に、値範囲の連続する複数(例えば3個)のグループを
順次データ範囲(E1〜E6)となし、これら各データ
範囲に含まれるデータの合計個数を計数し(S5)、個
数が最多のデータ範囲を有効データ範囲とする(S
6)。有効データ範囲に含まれるデータのうち中央値を
前記標本化時間の中心に対応する時刻の旅行時間として
決定する(S8)。以上のような過程による本願発明の
方法によれば、異常値を適切に排除した旅行時間を決定
することができる。また、例えば標本化時間が4分の場
合であれば、2分前の時刻に対応する旅行時間が得られ
即時性が良好である。図5は、先に例示した図7に対応
する場合を標本化時間4分とした場合に本願方法と類似
の方法(標本化時間Tの違いによる差を明示するため上
述(S2)、(S3)のデータ数の判別と未決の判定と
を行なわずに得たもの)により得られる旅行時間のグラ
フであり、図6は同じく標本化時間6分とした場合に得
られる旅行時間のグラフである。データ数のチェックを
行なっていないため、標本化時間T=4分の場合(図
5)では一箇所旅行時間が急激に変化しているが、その
時刻ではデータ数が少なかったためである。標本化時間
T=6分とした場合(図6)では対応時刻でもデータ数
が充分なため連続的な値が決定されている。
【0010】以上の過程で得られた旅行時間をそのまま
利用してもよいが、得られたデータ数が少なく未決定の
場合を含む可能性があり、旅行時間の連続性が維持され
ないことがあるので、本願他の発明ではこの段階での結
果は仮旅行時間とし更に以下の処理を行い旅行時間を決
定することでこの点を補うことができる。すなわち、前
述過程を標本化時間が異なる複数の場合について既述し
た処理を行う(S9)ことにより同一時刻に対応する仮
旅行時間をそれぞれ得る。これらの得られた複数の仮旅
行時間のうち標本化時間の一番短い場合に対応するもの
を当該時刻における旅行時間として決定する(S1
0)。なお、仮旅行時間が全て未決定となった場合には
旅行時間も未決定とする。なお、上述例における標本化
時間T、時間差データの個数、グループに分類する際の
値範囲等の各値は、適用対象となる交通流の実態に合わ
せた最適なものに適宜変更して処理を行う。
【0011】
【発明の効果】以上詳述したとおり本願発明の方法で
は、車両の交通流の上流地点及び下流地点にそれぞれ設
置され画像処理手段により認識された車両のナンバープ
レート番号を逐一データ処理手段に伝送し、下流地点か
ら伝送されたナンバープレート番号が事前に上流地点か
ら伝送されたナンバープレート番号と一致した場合に両
地点での認識時刻差データを求めてこれを処理し旅行時
間を決定する車両の旅行時間計測システムにおける旅行
時間決定方法において、所定の標本化時間内に得られる
前記時間差データの個数が一定値以上の場合にこれら時
間差データを値に応じて所定の値範囲の複数のグループ
に分類して記憶し、値範囲の連続する複数個のグループ
からなるデータ範囲に含まれるデータの合計個数が最多
のものを有効データ範囲とし、この有効データ範囲に含
まれるデータ群の中央値を前記所定標本化時間の中心時
刻における旅行時間として順次決定するので、異常デー
タをより適切に排除し正確であるとともに即時性にも優
れた旅行時間を決定することができる。また、本願更な
る発明の方法では、前記標本化時間が異なる複数の場合
について、上述発明と同じ処理を行い同一時刻に対応す
る仮の旅行時間をそれぞれ得て、これらの仮旅行時間の
うち標本化時間の一番短い場合に対応するものを旅行時
間として決定するので、得られるデータが少ない場合で
も連続性を損なわずに極力即時性のよい旅行時間を決定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の旅行時間決定方法の一実施例を示す
フローチャートである。
【図2】旅行時間決定に係る認識時間差データの実際の
例を示し、また本願発明の説明に係るグラフである。
【図3】本願発明の一説明図である。
【図4】本願発明に係る車両の旅行時間計測システムの
構成の一例を示す図である。
【図5】本願発明により得られる旅行時間の一例を示す
グラフである。
【図6】本願発明により得られる旅行時間の他の一例を
示すグラフである。
【図7】従来の旅行時間決定方法により得られる旅行時
間の一例を示すグラフである。
【符号の説明】 1…車両、 2、3…画像処理手段、 4…データ処理手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08G 1/00 G06F 17/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の交通流の上流地点及び下流地点に
    それぞれ設置され画像処理手段により認識された車両の
    ナンバープレート番号を逐一データ処理手段に伝送し、
    下流地点から伝送されたナンバープレート番号が事前に
    上流地点から伝送されたナンバープレート番号と一致し
    た場合に両地点での認識時刻差データを求めてこれを処
    理し旅行時間を決定する車両の旅行時間計測システムに
    おける旅行時間決定方法において、所定の標本化時間内
    に得られる前記時間差データの個数が一定値以上の場合
    にこれら時間差データを値に応じて所定の値範囲の複数
    のグループに分類して記憶し、値範囲の連続する複数個
    のグループからなるデータ範囲に含まれるデータの合計
    個数が最多のものを有効データ範囲とし、この有効デー
    タ範囲に含まれるデータ群の中央値を前記所定標本化時
    間の中心時刻における旅行時間として順次決定すること
    を特徴とする車両の旅行時間計測システムにおける旅行
    時間決定方法。
  2. 【請求項2】 前記標本化時間が異なる複数の場合につ
    いて、請求項1に記載の処理を行い同一時刻に対応する
    仮の旅行時間をそれぞれ得て、これらの仮旅行時間のう
    ち標本化時間の一番短い場合に対応するものを旅行時間
    として決定することを特徴とする車両の旅行時間計測シ
    ステムにおける旅行時間決定方法。
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