JP2959536B2 - 移動通信システムおよび移動通信システムに用いられる移動局 - Google Patents

移動通信システムおよび移動通信システムに用いられる移動局

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JP2959536B2
JP2959536B2 JP25514897A JP25514897A JP2959536B2 JP 2959536 B2 JP2959536 B2 JP 2959536B2 JP 25514897 A JP25514897 A JP 25514897A JP 25514897 A JP25514897 A JP 25514897A JP 2959536 B2 JP2959536 B2 JP 2959536B2
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英夫 小笠原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゾーンが分割された
移動通信システムにおいて、簡単なシステム構成で周波
数の利用率を高める移動通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信システムは、ほぼ縦続して配
置されるサービスゾーンを小ゾーンに分割した場合、近
隣の小ゾーンからの干渉を防ぐために、空間的に干渉が
生じない程度離れた小ゾーン同士で同一周波数の波を利
用している。このように、同一周波数の波を繰り返して
用いることによって周波数利用効率を高めている。
【0003】また、列車無線では、周波数利用効率を高
めるために、同一周波数の波を隣接するゾーン間であっ
ても、同一周波数の波が用いられている。この場合、ゾ
ーン間に生ずる干渉は、ゾーンの境界付近に漏洩同軸ケ
ーブルを敷設することによって防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
移動通信システムでは、同一周波数を隣接ゾーンで用い
る場合に漏洩同軸ケーブルの敷設等、同一周波数の波の
干渉を防止する手段が別途必要になってしまう。このた
め、例えば、漏洩同軸ケーブルの敷設に要する費用や漏
洩同軸ケーブル敷設後の保守に関する費用等により、コ
ストが上昇する欠点がある。
【0005】本発明の目的は、互いに空間的に干渉を与
えるゾーン間では、同時に信号を伝送せず、空間的に干
渉を与えないゾーンでは、同時に信号を伝送することを
許容することによって、簡単なシステム構成で周波数利
用効率を高める移動通信方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通信システ
ムは、サービスエリアをm個のゾーンに分割し、移動局
および基地局が存在する各ゾーン間で同一周波数の通話
信号を伝送できる移動通信システムにおいて、1つのゾ
ーンに存在する移動局における前記1つのゾーンに隣接
するゾーンを含めた複数のゾーンに存在する基地局から
の電波による干渉を防止するよう前記1つのゾーンおよ
び前記複数のゾーンにおいて異なるタイムスロットの時
分割で前記通話信号を送信するとともに、前記通話信号
の送信時間幅が変更可能であることを特徴とする。ま
た、本発明の移動通信システムに用いられる移動局は、
サービスエリアをm個のゾーンに分割し、移動局および
基地局が存在する各ゾーン間で同一周波数の通話信号を
伝送できる移動通信システムに用いられる移動局であっ
て、前記移動局は、移動局が存在する1つのゾーンに隣
接するゾーンを含めた複数のゾーンに存在する他局から
の電波による干渉を防止するよう前記1つのゾーンおよ
び前記複数のゾーンにおいて異なるタイムスロットの時
分割で前記通話信号を送信するとともに、前記通話信号
の送信時間幅が変更可能であることを特徴とする。ま
た、本発明の移動通信システムは、m個のゾーンに分割
されたサービスエリアのうちの1つのゾーンに存在する
移動局における前記1つのゾーンに隣接するゾーンを含
めた複数のゾーンに存在する他局からの同一周波数の電
波による干渉を防止するよう前記1つのゾーンおよび前
記複数のゾーンにおいて異なるタイムスロットの時分割
で通話信号を送信するとともに、前記通話信号の送信時
間幅が変更可能であることを特徴とする。さらに、本発
明の移動通信システムに用いられる移動局は、m個のゾ
ーンに分割されたサービスエリアを有する移動通信シス
テムにおける1つのゾーンに存在する移動局において、
前記移動局は、前記1つのゾーンにおいて時分割された
タイムスロットで通話信号を送信するとともに、前記タ
イムスロット内の通話信号の送信時間幅が変更可能であ
ることを特徴とする。前記m個のゾーンにおいて使用さ
れる通話信号は、同一周波数であることが好ましい。
【0007】本手段の作用は、一般に同一周波数の波に
よる干渉は、あるゾーンで信号を伝送している最中に、
干渉が生じる他のゾーンでも同一周波数で信号を伝送す
るために生じる。これは、互いに干渉するゾーン間で、
時間、空間及び周波数を共有してしまうことに起因す
る。いま、周波数の利用効率を高めるため、ゾーン間で
周波数は共用している場合について考える。この場合、
各ゾーンにおいて周波数は共用しているが、時間と空間
という2つのパラメータは、各ゾーンで独立に所有する
ことができる。本発明ではこのパラメータに着目して周
波数の共用をはかるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1および図2は、本発明の移動通信シス
テムの一実施例を示す説明図である。図1の横軸の一列
の空間において、あるサービスエリアをゾーン0〜ゾー
ンm−1までのm個のゾーンに分割し、現在移動局が存
在するゾーンをゾーンiとする。各ゾーン0〜m−1に
は基地局0〜m−1が存在し、移動局と無線電波により
交信の授受を行う。今ゾーンiに存在する移動局の電波
に干渉を与えるゾーンの範囲をゾーンiの次から数えて
左右にnとすると、i−(n−1)のゾーンからi+
(n−1)のゾーンの範囲のゾーンの基地局の電波がi
ゾーンの移動局に干渉することになる。すなわちゾーン
iをはさんで2(n−1)個のゾーンが干渉の対象とな
る。図1ではi=3とするとゾーン3に対して干渉を与
えるゾーンはn=3以内とすればゾーン1,2,4,で
ある。
【0010】次に本実施例のシステムの時間と空間の関
係の原理を説明する。図1の縦軸の時間はある定められ
た通話時間間隔Tを時系列に配列したもので、例えばゾ
ーン0においては時間帯T、時間帯3Tにおいて基地局
0が移動局に送信信号10,13を送り、基地局3が同
一時間帯である時間帯T、時間帯3Tでゾーン3の移動
局と送信する。この場合、前述のようにi=3とし、n
=3とすれば、干渉ゾーンはゾーン1,2、ゾーン4、
ゾーン5(図示せず)となり、ゾーン0は干渉外で同一
周波数を使用しても干渉しない。同様に、図1のほかの
ゾーン1とゾーン4、ゾーン2とゾーン5(図示せず)
も同一の周波数を行っても干渉しない。このような各ゾ
ーンに属する基地局が同一時間帯で同一の周波数を使用
し得る相互の関係は図2の説明図により示される。な
お、図1には基地局5および時間帯5T,6T,7T,
8Tは容易に類推できるので図示していない。以上説明
した時間と空間の関係を数字により一般表現すると、m
個の小ゾーンがあり、その中のi番目のゾーンに干渉を
与える左側および右側のゾーンをそれぞれn個とし、ま
た定められた時間間隔T(例えば通話時間割当)ごとに
時系列の順序をkT(k=0、および整数)とすると、
n≦N<mを満たすN(Nは1以上の整数)に対して、
iをNで割ったときの余りが、k(kは0以上の自然
数)をNで割ったときの余りと等しくなる時刻kTに前
記i番目のゾーンで前記通話信号を伝送するような時間
と空間の関係が成立する。以上基地局から移動局へ信号
を送信する場合について述べたが、移動局から基地局へ
信号を送信する場合であっても、同様にして実現するこ
とができる。
【0011】
【発明の効果】本発明の移動通信システムは同一周波数
を隣接ゾーンに使用する場合、漏洩ケーブルのような干
渉を妨げる手段を用いる必要がない簡単なシステム構成
なので、隣接するゾーンで同一周波数の波を用いても、
干渉を起こさずに経済的な通信を行うことが可能になる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】本発明の一実施例の説明図である。
【符号の説明】
0,1〜4 ゾーン0〜4の基地局 0,T〜4T 時間間隔Tの時系列配列 10〜13,20〜23 基地局0〜4の送信信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−41529(JP,A) 最新デジタル衛星通信 実用化技術と 最新動向 VIJAY K.BHARG AVA他1名、塚本賢一監訳 ジャテッ ク出版 第7章、第8章 移動通信の基礎 奥村善久、進士昌明 監修 社団法人電子情報通信学会編 コ ロナ社第192頁 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリアをm個のゾーンに分割
    し、移動局および基地局が存在する各ゾーン間で同一周
    波数の通話信号を伝送できる移動通信システムにおい
    て、1つのゾーンに存在する移動局における前記1つの
    ゾーンに隣接するゾーンを含めた複数のゾーンに存在す
    る基地局からの電波による干渉を防止するよう前記1つ
    のゾーンおよび前記複数のゾーンにおいて異なるタイム
    スロットの時分割で前記通話信号を送信するとともに、
    前記通話信号の送信時間幅が変更可能であることを特徴
    とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 サービスエリアをm個のゾーンに分割
    し、移動局および基地局が存在する各ゾーン間で同一周
    波数の通話信号を伝送できる移動通信システムに用いら
    れる移動局であって、前記移動局は、移動局が存在する
    1つのゾーンに隣接するゾーンを含めた複数のゾーンに
    存在する他局からの電波による干渉を防止するよう前記
    1つのゾーンおよび前記複数のゾーンにおいて異なるタ
    イムスロットの時分割で前記通話信号を送信するととも
    に、前記通話信号の送信時間幅が変更可能であることを
    特徴とする移動局。
  3. 【請求項3】 m個のゾーンに分割されたサービスエリ
    アのうちの1つのゾーンに存在する移動局における前記
    1つのゾーンに隣接するゾーンを含めた複数のゾーンに
    存在する他局からの同一周波数の電波による干渉を防止
    するよう前記1つのゾーンおよび前記複数のゾーンにお
    いて異なるタイムスロットの時分割で通話信号を送信す
    るとともに、前記通話信号の送信時間幅が変更可能であ
    ることを特徴とする移動通信システム。
  4. 【請求項4】 m個のゾーンに分割されたサービスエリ
    アを有する移動通信システムにおける1つのゾーンに存
    在する移動局において、前記移動局は、前記1つのゾー
    ンにおいて時分割されたタイムスロットで通話信号を送
    信するとともに、前記タイムスロット内の通話信号の送
    信時間幅が変更可能であることを特徴とする移動局。
  5. 【請求項5】 前記m個のゾーンにおいて使用される通
    話信号は、同一周波数であることを特徴とする請求項4
    記載の移動局。
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JP6611625B2 (ja) * 2016-02-01 2019-11-27 株式会社京三製作所 地上制御装置及び地上側システム
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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最新デジタル衛星通信 実用化技術と最新動向 VIJAY K.BHARGAVA他1名、塚本賢一監訳 ジャテック出版 第7章、第8章
移動通信の基礎 奥村善久、進士昌明監修 社団法人電子情報通信学会編 コロナ社第192頁

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