JP2958301B1 - コンクリートブロックの製造方法 - Google Patents

コンクリートブロックの製造方法

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Abstract

【要約】 【課題】 絶縁油封入機器内部から絶縁油を抜き出さな
いようにし、絶縁油と外気とを完全に遮断し、絶縁油の
漏れがないようにして絶縁油封入機器を封じ込めるコン
クリートブロックの製造方法を提供する。 【解決手段】 絶縁油26が封入された絶縁油封入機器
20を密閉したままにして、絶縁油封入機器20全体に
コールタール40を塗布する工程と、コールタール40
の上から金属製の網体42を装着する工程と、金属製の
網体42の上から合成樹脂44を被覆する工程と、合成
樹脂44を被覆した絶縁油封入機器20を型枠48内に
収容する工程と、型枠48内にコンクリートを流し込ん
で絶縁油封入機器20全体をコンクリートで被覆してコ
ンクリートブロック52に形成する工程と、コンクリー
トブロック52表面にコンクリートの風化防止剤を塗布
する工程とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁油が封入され
ている絶縁油封入機器を、内部の絶縁油が漏れないよう
にコンクリートブロック内部に封じ込めて形成するコン
クリートブロックの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】送電や配電用に用いられるトランス、遮
断器、コンデンサ等の機器(以下、絶縁油封入機器とい
う)は、内部の巻線等を絶縁し冷却するための絶縁油が
封入されている。この絶縁油には、従来はポリ塩化ビフ
ェニール(以下、PCBという)が用いられていた。こ
のPCBは熱に強く、また化学的にも安定なので熱媒体
等に使用されることが多かったが、人体にとっては極め
て有害であり現在では生産が禁止されている。従来、こ
のような絶縁油封入機器が寿命を迎えた後の絶縁油封入
機器の処理は、絶縁油を絶縁油封入機器から抜き取り、
絶縁油と絶縁油封入機器とを別々に処理する方法が行わ
れてきた。しかし、現段階ではPCBの完全な無害化処
理の方法はまだ確立されておらず、現状ではPCBを千
数百℃まで温度を上げて加熱焼却する方法が採用されて
いるが、この方法によってもPCBを完全に燃焼させる
ことは極めて難しい。また、PCBを加熱焼却した後の
燃え殻についても、最終的に高度な処理が必要となる。
また絶縁油が取り出された機器の筐体内部は、付着した
絶縁油を除去するために洗浄が行われ、洗浄された筐体
はそれぞれの材質に合わせて産業廃棄物として処理され
る。この洗浄の際の洗浄液としてはトリクロルエチレン
またはパークロルエチレンが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】絶縁油封入機器を廃棄
する際には、一旦絶縁油封入機器内から絶縁油を抜き出
して、絶縁油とその筐体とを別々に処理していた。しか
し、絶縁油を抜き出す際に絶縁油がこぼれたり飛散する
可能性もあり、このようなことがあれば、たとえ少量の
絶縁油であっても大変危険であるといった課題があっ
た。また、加熱焼却によってもPCBを完全に無害化す
ることは難しいといった現状において、あえて加熱焼却
を行っているので人体や環境に極めて悪い影響を与えて
いるといった課題もあった。
【0004】そこで、本発明は上記問題点を解決すべく
なされ、その目的とするところは、絶縁油封入機器内部
から絶縁油を抜き出さないようにし、絶縁油と外気とを
完全に遮断し、絶縁油の漏れがないようにして絶縁油封
入機器を封じ込めるコンクリートブロックの製造方法を
提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、本発明に係るコ
ンクリートブロックの製造方法によれば、絶縁油が封入
された絶縁油封入機器を密閉したままにして、該絶縁油
封入機器全体にコールタールを塗布する工程と、前記コ
ールタールの上から金属製の網体を装着する工程と、前
記金属製の網体の上から合成樹脂を被覆する工程と、
合成樹脂の上から断熱材を装着する工程と、該断熱材を
装着した絶縁油封入機器を型枠内に収容する工程と、前
記型枠内にコンクリートを流し込んで該絶縁油封入機器
全体をコンクリートで被覆してコンクリートブロックに
形成する工程と、該コンクリートブロック表面にコンク
リートの風化防止剤を塗布する工程とを含むことを特徴
としている。この方法を採用することによって、絶縁油
封入機器から絶縁油を抜き出さないで絶縁油封入機器を
コンクリートブロック内に封じ込めるので抜き出す際の
飛散等による汚染を防ぐことができ、断熱材によって外
気温の変化による合成樹脂のひび割れ等を防いでどんな
形の絶縁油封入機器であってもその機器を変形・損傷さ
せることなく絶縁油と外気とを完全に遮断することがで
きる。また、前記金属製の網体の上から合成樹脂を被覆
する工程の際に、前記金属製の網体の上から合成樹脂を
被覆し、該合成樹脂が固化する前に、該合成樹脂の上か
らガラス繊維の網体を装着し、該ガラス繊維の網体の上
から再度合成樹脂を被覆することを特徴とすることによ
って、合成樹脂内にガラス繊維の網体を封入できるので
合成樹脂をさらに強固なものとすることができる。さら
に、前記コンクリートブロックは、鉄筋コンクリートブ
ロックに形成するので、コンクリート強度を上げること
ができ、コンクリート内部の絶縁油封入機器の破損を防
ぐことができる。なお、前記絶縁油封入機器は柱上トラ
ンスであって、前記絶縁油はポリ塩化ビフェニールを含
むこととすれば、ポリ塩化ビフェニールによる汚染を生
じさせずに柱上トランスをコンクリートブロック内に封
じ込めておくことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。先ず、図1に基
づいて絶縁油封入機器の構造について説明する。なお、
本実施の形態では、柱上トランスを絶縁油封入機器の一
例として説明しているが、絶縁油封入機器としては柱上
トランスに限られることはなく、地上に設置される型の
トランス等であってもよい。図1に示すように、絶縁油
封入機器20はほぼ円筒形に形成された筐体22と、筐
体22内に設けられた一次巻線、二次巻線、鉄心等から
成る内部機器24とから構成されている。筐体22内に
は内部機器を浸す絶縁油26が注入され、筐体22の上
面開口部は蓋体28によって閉塞されて封入されてい
る。これは、絶縁油26は外気に直接触れると酸化がす
すんで絶縁油封入機器20自体の寿命が短くなるので、
絶縁油26が外気に触れないようにしているのである。
絶縁油26は、巻線同士を絶縁すると共に、渦電流によ
る発熱を冷却するために封入されており、耐熱性や温度
変化に強い安定した物質が用いられる。従来の技術にお
いて説明したように、かつてはPCBが主に用いられて
いた。32は低圧用端子、34は高圧用端子であるが、
これらの端子32、34と内部機器24との接続部分に
関しては省略して図示している。筐体22の下部には、
絶縁油26を抜き取るための油吐出弁36が設けられて
いる。絶縁油26を絶縁油封入機器20から抜き出すに
は、この油吐出弁36を開くことで行われる。
【0007】次いで、絶縁油封入機器20の保管方法の
好適な実施の形態について説明する。図2に示すよう
に、先ず、保管すべき絶縁油封入機器20の周囲全体に
コールタール40を塗布する。この際、絶縁油封入機器
20の内部の絶縁油26が漏れださないように完全に密
閉されていることが必要である。また、筐体22の外部
に取り付けられている部材で、取り外したら筐体22内
部と外部とが連通するようなものに関しては取り外して
はならない。しかし、本実施例において、蓋体28に設
けられている低圧用端子32と高圧用端子34のがいし
については、取り外しても筐体22内の密閉が保たれて
いるので取り外した例を図示している。また、コールタ
ール40は厚さが1cm〜2cm程度になるように塗布
される。このように絶縁油封入機器20の周囲全体にコ
ールタール40を塗布することによって、絶縁油封入機
器20がどんな材質で形成されていても、後述する合成
樹脂44を被覆する場合に合成樹脂44と絶縁油封入機
器20との接着を強力に行うことができる。すなわち、
コールタール40は、合成樹脂44と絶縁油封入機器2
0との間の接着剤としての役割を有している。
【0008】なお、絶縁油封入機器20の底面20aに
コールタール40を塗布する場合には、まず底面20a
以外の部位にコールタール40を塗布しておき、底面2
0a以外の部位のコールタールが乾燥したら底面20a
を持ち上げ、底面20aにコールタール40を塗布す
る。絶縁油封入機器20持ち上げる際には、既に塗布済
のコールタール40が剥離しないようにする。また、絶
縁油封入機器20は、底面20aに塗布されたコールタ
ール40が乾燥するまで、底面20aのコールタール4
0が地面に付着して剥離しないように、持ち上げられて
いなければならない。また、この際、絶縁油封入機器2
0を持ち上げずに絶縁油封入機器20を横転させるなど
して底面20aにコールタールを塗布する方法も考えら
れるが、蓋体28と筐体22の隙間等から内部の絶縁油
26が流出するおそれがあるので、絶縁油封入機器20
を横転させることは危険である。
【0009】コールタール40を絶縁油封入機器20の
周囲全体に塗布した後、図3に示すようにコールタール
40の表面上に金属製の網体42を装着する。金属製の
網体42としては錆が発生しにくいステンレス製の網体
を用いると好適であるが、他の材質のものであってもよ
い。コールタール40の表面上に金属製の網体42を装
着することによって、後述する合成樹脂44を被覆する
際に、合成樹脂44が金属製の網体42に食い込んで固
化し、合成樹脂44が固化した後の合成樹脂の強度を上
げることができる。なお、金属製の網体42は、絶縁油
封入機器20の周囲全体に装着されるが、周囲全体を1
枚の網体42で覆う必要はない。例えば、筐体22の外
周面と、蓋体28の上面と、底面20aとには別々に切
り離された網体42が装着されていてもよい。
【0010】次に、図4に示すように、金属製の網体4
2の上から合成樹脂44を被覆するよう吹き付ける。な
お、合成樹脂44の被覆方法としては吹き付けに限られ
ることはなく、塗布等の方法であってもよい。合成樹脂
44の一例として、ポリエチレンを用いると好適であ
る。ポリエチレンは耐油性、耐薬品性が強く、絶縁油封
入機器20を一層強固に保護することができる。この合
成樹脂44は、絶縁油封入機器20の周囲全体に隙間が
できないように、厚さは3cm〜5cm程度に被覆する
と好適である。このように、絶縁油封入機器20の周囲
全体に合成樹脂44を吹き付けたので、絶縁油封入機器
20を完全に密閉して絶縁油26と外気とを遮断するこ
とができる。また、上述したコールタール40と同様
に、絶縁油封入機器20の底面20aにも合成樹脂44
を吹き付けなければならない。底面20aへの吹き付け
は、底面20a以外の合成樹脂44が乾燥したら底面2
0aを持ち上げることによって行われる。この持ち上げ
は、底面20aに吹き付けた合成樹脂44が乾燥するま
で行われる。この際、上述したように絶縁油封入機器2
0を横転させることは避けるようにするのが好ましい。
合成樹脂44が固化したら、絶縁油封入機器20の周囲
全体を断熱材46で覆うようにすると好適である。断熱
材46としては、ロックウール、ガラスウール等を用い
るとよい。このように、合成樹脂44の周囲を断熱材4
6で覆うようにしたので、外気温の変化を合成樹脂44
に伝達しないようにして、合成樹脂44の温度変化によ
るひび割れ等を防ぐことができる。
【0011】なお、図5に示すように、合成樹脂44を
被覆する際に、合成樹脂44内にガラス繊維で形成され
た網体45を封じ込めるように形成すると、合成樹脂4
4の強度がさらに増すことになるので好適である。すな
わち、まず、金属製の網体42の上から最初の合成樹脂
44aを被覆する。そして、この最初の合成樹脂44a
が固化する前に、合成樹脂44aの上からガラス繊維の
網体45を装着し、さらにガラス繊維の網体45上から
再び合成樹脂44bを被覆するようにするのである。こ
のような方法を用いると、最初に被覆した合成樹脂44
aと次に被覆した合成樹脂44bが固化すると、内部に
ガラス繊維の網体45が封入された一体の合成樹脂44
に形成される。
【0012】図6に型枠48と型枠48内に収納された
絶縁油封入機器20を示す。型枠48は、固化した合成
樹脂44の周囲を断熱材46で覆った絶縁油封入機器2
0の周囲をコンクリートで覆って図6に示すコンクリー
トブロック52に形成するための枠である。型枠48の
内部形状は、コンクリートブロック52の形状が互いに
積み重ねを行い易いような直方体状に形成すると好適で
ある。また、コンクリートには防水剤を混ぜて防水性を
保つようにすると、コンクリートの風化等を防ぐことが
できる。なお、型枠48内に絶縁油封入機器20をその
まま収納すると、絶縁油封入機器20の底面20aが型
枠48の内底面48aに接触し、底面20aがコンクリ
ートで覆われなくなってしまうので、まず、型枠48内
にはコンクリート製の支柱50を複数個設置しておき、
この支柱50上に絶縁油封入機器20を載置するように
するとよい。支柱50上に絶縁油封入機器20を載置し
た後に、コンクリートを流し込むと、流し込まれたコン
クリートは、絶縁油封入機器20の底面20aと型枠4
8の内底面48aとの間に流入して支柱50と共に固化
する。このようにすると、絶縁油封入機器20全体をコ
ンクリートで覆ったコンクリートブロック52を形成す
ることができる。
【0013】また、図8、図9に示すように、コンクリ
ートブロック52を形成するコンクリート内部には、コ
ンクリート自身の強度を高めるために鉄筋コンクリート
56に形成すると好適である。この場合は、型枠48内
に、絶縁油封入機器20の周囲を囲むように鉄筋材54
を組み立てておき、鉄筋材54で囲まれた中央に絶縁油
封入機器20を載置する。この後、型枠48内にコンク
リートを流し込むことによって、絶縁油封入機器20と
鉄筋材54をコンクリートで覆い、鉄筋材54入りの鉄
筋コンクリートブロック56を形成することができる。
なお、鉄筋材54の径や本数などは、処理する絶縁油封
入機器20の大きさや重量によって適宜に変更するとよ
い。
【0014】コンクリートが固化したらコンクリートブ
ロック52、56の表面全体に風化防止剤(図示せず)
を吹き付けるとよい。風化防止剤の一例としてシリコン
等を挙げることができる。このように風化防止剤を吹き
付けることによって、コンクリートの風化を防いでコン
クリートブロック52、56としての形状を長期間にわ
たって保持することができ、絶縁油封入機器20を安全
に封じ込めておくことができる。
【0015】形成されたコンクリートブロック52、5
6は、積み上げられて保管される。保管場所は、風雨を
しのぐことができるように屋根や壁が付いている倉庫内
等にすればコンクリートの風化等を防ぐことができるの
で好適である。しかし、このような屋内で広い場所を確
保することが困難である場合も多い。このような場合に
は、地中にコンクリートブロック52、56を埋め込ん
で保管を行うようにしてもよい。
【0016】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るコンクリートブロックの製
造方法によれば、絶縁油封入機器から絶縁油を抜き出さ
ないので絶縁油を抜き出す際の飛散等による汚染を防ぐ
ことができ、しかも金属製の網体の上から合成樹脂を被
覆する工程の後に、合成樹脂の上から断熱材を装着する
工程を含んでいるので、外気温の変化による合成樹脂の
ひび割れ等を防いでどんな形の絶縁油封入機器であって
もその機器を変形・損傷させることなく絶縁油と外気と
を完全に遮断することができるコンクリートブロックの
製造をすることができる。また、金属製の網体の上から
合成樹脂を被覆する工程の際に、金属製の網体の上から
合成樹脂を被覆し、この合成樹脂の上からガラス繊維の
網体を装着し、ガラス繊維の網体の上から再度合成樹脂
を被覆することによって、合成樹脂内にガラス繊維の網
体を封入できるので合成樹脂をさらに強固なものとする
ことができる。さらに、コンクリートブロックは、鉄筋
コンクリートブロックに形成するので、コンクリート強
度を上げることができ、コンクリート内部の絶縁油封入
機器の破損を防ぐことができる。なお、絶縁油封入機器
は柱上トランスであって、絶縁油はポリ塩化ビフェニー
ルを含むこととすれば、ポリ塩化ビフェニールによる汚
染を生じさせずに柱上トランスをコンクリートブロック
内に封じ込めておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】絶縁油封入機器の側面からみたときの断面図で
ある。
【図2】絶縁油封入機器の周囲全体にコールタールを塗
布したところを示す側面図である。
【図3】コールタールを塗布した絶縁油封入機器の周囲
全体に金属製の網体を巻き付けたところを示す側面図で
ある。
【図4】金属製の網体を装着した絶縁油封入機器の周囲
全体に合成樹脂と吹き付け、合成樹脂の周囲全体に断熱
材を装着したところを示す側面図である。
【図5】合成樹脂内にガラス繊維の網体を封じ込めて形
成するところを示す側面図である。
【図6】枠体内に絶縁油封入機器を載置したところを示
す説明図である。
【図7】コンクリートブロックの説明図である。
【図8】コンクリートブロック内に鉄筋材を入れた鉄筋
コンクリートブロックを側面からみた断面図である。
【図9】図8に示した鉄筋コンクリートブロックの平面
図である。
【符号の説明】
20 絶縁油封入機器 22 筐体 24 内部機器 26 絶縁油 28 蓋体 32 低圧用端子 34 高圧用端子 36 油吐出弁 40 コールタール 42 金属製の網体 44 合成樹脂 45 ガラス繊維の網体 46 断熱材 48 型枠 50 支柱 52 コンクリートブロック 54 鉄筋材 56 鉄筋コンクリートブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B09B 1/00 - 5/00 A62D 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁油が封入された絶縁油封入機器を密
    閉したままにして、該絶縁油封入機器全体にコールター
    ルを塗布する工程と、 前記コールタールの上から金属製の網体を装着する工程
    と、 前記金属製の網体の上から合成樹脂を被覆する工程と、該合成樹脂の上から断熱材を装着する工程と、 該断熱材を装着した 絶縁油封入機器を型枠内に収容する
    工程と、 前記型枠内にコンクリートを流し込んで該絶縁油封入機
    器全体をコンクリートで被覆してコンクリートブロック
    に形成する工程と、 該コンクリートブロック表面にコンクリートの風化防止
    剤を塗布する工程とを含むことを特徴とするコンクリー
    トブロックの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記金属製の網体の上から合成樹脂を被
    覆する工程の際に、前記金属製の網体の上から合成樹脂
    を被覆し、該合成樹脂が固化する前に、該合成樹脂の上
    からガラス繊維の網体を装着し、該ガラス繊維の網体の
    上から再度合成樹脂を被覆することを特徴とする請求項
    1記載のコンクリートブロックの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記コンクリートブロックは、鉄筋コン
    クリートブロックに形成することを特徴とする請求項1
    または2記載のコンクリートブロックの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記絶縁油封入機器は柱上トランスであ
    って、前記絶縁油はポリ塩化ビフェニールを含むことを
    特徴とする請求項1、2または3記載のコンクリートブ
    ロックの製造方法。
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